JP5432473B2 - 薬液投与装置 - Google Patents
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Description
このような薬液投与装置として、例えば下記特許文献1に示されるような、内部がノズル部、与圧室および治療薬貯留部に区画されたカテーテルを備える構成が知られている。このカテーテルの内部には、ノズル部と与圧室とを連通、遮断する射出弁と、与圧室と治療薬貯留部とを連通、遮断する装填弁と、が設けられている。また、治療薬貯留部とノズル部には電極がそれぞれ配設されるとともに両電極の間には電池またはパルス発生器が接続され、帯電した治療薬が2つの電極間の電位の傾きにより移動し、ノズル部を通って約150m/sec以上という非常に速い速度で所望部位に至る。
ここで薬液を投与する場合には、薬液投与装置を使用する使用者は、薬液が所望部位以外に投与されるのを防止するために薬液を慎重に取扱うことが必要になる。
本発明の薬液投与装置は、内視鏡のチャンネルに挿通して一部が体内に挿入され、該体内の所望部位に薬液を投与し付着させる薬液投与装置において、内部に前記薬液が充填される充填部と、基端が該充填部と接続されるとともに先端に前記薬液を吐出する吐出孔が形成されたカテーテルと、前記薬液に電圧を印加する電圧印加部と、前記充填部内の薬液を前記カテーテル内を通して前記吐出孔から吐出させる薬液送液機構と、前記充填部、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構を支持する筐体と、前記筺体が前記内視鏡の前記チャンネルに設けられた鉗子栓に装着されたか否かを検出する装着認識スイッチと、を備え、前記装着認識スイッチは、前記筐体が前記内視鏡の前記鉗子栓に装着されていることを検出したときにのみ、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構の動作をオフからオンに切り替えることを可能にするよう回路を切り替え、前記薬液送液機構は、空気供給手段から供給される空気を搬送する第一の空気配管と、前記第一の空気配管に接続される電磁弁と、前記電磁弁および前記充填部に接続される第二の空気配管と、前記電磁弁および外部に接続される開放配管と、を有し、前記電磁弁は、前記第一の空気配管を遮断するとともに、前記第二の空気配管と前記開放配管とを連通させる第一の状態と、前記第一の空気配管と前記第二の空気配管とを連通させる第二の状態と、を切り替え、動作していないときには、前記第一の状態になることを特徴としている。
この発明によれば、薬液投与装置の筐体が内視鏡に装着されないうちに、薬液送液機構が誤って動作して吐出孔から薬液が投与されることを防止させることができる。また、薬液投与装置の筐体が内視鏡に装着されないうちに、電圧印加部が誤って動作して薬液に電圧を印加するのを防止させることが可能となる。
また、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡により得られた前記体内の画像を分析する画像分析手段が、前記画像に前記カテーテルの先端が映し出されていることを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることがより好ましい。
この発明によれば、カテーテルの先端が内視鏡の視野範囲外にある時に、薬液送液機構が誤って動作して吐出孔から薬液が投与されたり、電圧印加部が誤って動作して薬液に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
この発明によれば、カテーテルの先端部が体内の生体組織に接触した時に吐出孔から薬液が投与され、薬液が生体組織上で液滴となり、患部以外に薬液が垂れ流されるのを抑制することができる。
また、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡から電力を供給されてそれぞれ動作することがより好ましい。
この発明によれば、電圧印加部及び薬液送液機構(電磁弁等)は内視鏡から電力を供給されてそれぞれ動作するとされている。従って、薬液投与装置単独では動作ができず、内視鏡に接続される前に、薬液送液機構が誤って動作して吐出孔から薬液が投与されたり、電圧印加部が誤って動作して薬液に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
以下、本発明に係る薬液投与装置の第1実施形態を、図1から図3を参照しながら詳細に説明する。
ここで所望部位とは、体内において病気や傷を治療する目的で本装置を用いる場合には患部、麻酔や美容や整形の目的で本装置を用いる場合にはそれらの対象部位のことを意味する。本実施形態では、薬液投与装置10により患部に薬液を投与することを例にとって説明する。
薬液投与装置10は、図1に示されるように、内部に薬液Wが充填される充填部11と、基端12aが充填部11と接続されるとともに先端に薬液Wを吐出する吐出孔が形成されたカテーテル12と、薬液Wに電圧を印加する電圧印加部13と、充填部11内の薬液Wを、カテーテル12内を通して吐出孔から吐出させる薬液送液機構14と、充填部11、電圧印加部13及び薬液送液機構14を支持する筐体15と、を備えている。
また、カテーテル12の先端12bに形成された吐出孔16は、鉗子チャンネル2の先端2aから所定長さLだけ突出して位置して体内の患部Kに対向し、薬液Wに電圧が印加されている場合に霧状の薬液Wを噴霧して患部Kに付着させる。
さらに本実施形態では、回路部19に、生体の一部に接続されるグランドバンドGが接続されている。なお図示の例では、グランドバンドGは人体の指に接続されている。
そして、充填部11内の薬液Wは、主電極18における一端面および前記一端側の内周面に接触している。また、充填部11の他端開口部と主電極18、および主電極18とカテーテル13はそれぞれ、例えば接着剤等によって互いに固定されている。
回路部19内には、高抵抗回路、過電流検出回路および圧電トランスが組み込まれている。高抵抗回路は、保護用の高抵抗が副電極20に直列に接続されて構成され、スパークの発生や生体への電撃を防止する。また、過電流検出回路は、回路部19に流れる電流値を検出し、その数値が設定値以上となったときに副電極20への電圧の印加を停止させる。なお、前記設定値は生体への安全性を考慮して、例えば約100μA好ましくは約10μAとしてもよい。
圧電トランスは、電源21から回路部19に印加された電圧を昇圧する。
また、回路部19には、回路部19のオン/オフを切替える動作スイッチ19aが組み込まれていて、主電極18及び三方電磁弁24は回路部19がオンの間だけ電圧を印加されることとなる。
一方、回路部19がオンに切替わると、三方電磁弁24には圧電トランスにより昇圧されない約6Vのままの電圧が印加される。
空圧タンク22には逆止弁25が接続されており、この逆止弁25を通して例えばディスポシリンジ等の図示されない空気供給手段から空圧タンク22内に空気を供給することで、この空圧タンク22内を昇圧できるようになっている。なお、空圧タンク22の内圧は例えば約0.5MPa程度まで上昇させるのが好ましい。また、空圧タンク22はこの昇圧に耐え得る、金属や高強度樹脂等の材質で形成される。
そして、三方電磁弁24は、空気配管23a、23bと開放配管26との連通、遮断を三方電磁弁24に設けられた切替えボタン27で切り替えるようになっている。本実施形態では、切替えボタン27を押し込む前の待機状態では空気配管23aは三方電磁弁24により遮断されて閉の状態にあり、空気配管23bと開放配管26とが三方電磁弁24により連通されて充填部11の内圧を大気圧と同等になっている。一方、この切替えボタン27を押し込むと、三方電磁弁24により空気配管23bと開放配管26と連通が解除され、空気配管23aは空気配管23bと連通されて開の状態になり、充填部11の内圧が空圧タンク22の内圧まで上昇する。
なお、三方電磁弁24は内部にソレノイド等の図示しない切替え手段を有し、切替え手段は回路部19を介して電源21に接続されている。そして切替え手段に電圧が印加されていない時には三方電磁弁24は閉の状態になり、電圧が印加された時には三方電磁弁24は開の状態になる。
また、開放配管26の内径及び内面形状のうちの少なくとも一方は、三方電磁弁24の待機状態で、カテーテル12の吐出孔16から薬液Wが垂れ落ちない程度の圧力損失を生じるように形成されている。なお、開放配管26の内径は例えば約0.1mmとなっている。
また、回路部19の動作スイッチ19aには、筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されたか否かを検出する装着認識スイッチ29が接続されている。この装着認識スイッチ29は例えば鉗子栓3を検出するリミットスイッチが用いられる。なお、装着認識スイッチ29が設けられる薬液投与装置10を識別できるように、装着認識スイッチ29としては、固有の磁界を有する磁石や固有の識別情報を記録したICチップ等を用いてもよい。
なお、以下の工程を実施する前には、三方電磁弁24は、開放配管26と空気配管23bとを連通させた待機状態にあり、回路部19はオフの状態にある。
まず、筐体15から取り外された充填部11内に、ゴム栓17の貫通孔に注射器の注射針を突き刺して注射器内の薬液を患部Kに必要な投与量だけ注入する。
次に、空気配管23bの先端部を充填部11におけるゴム栓17の貫通孔内に差し込み、充填部11、主電極18及びカテーテル12が前述のように接続されてなる組立て体を筐体15に装着することにより、薬液投与装置10を組み立てる。
次に、内視鏡1の位置を固定しながら、カテーテル12を鉗子チャンネル2内に挿通して、内視鏡1の鉗子栓3に薬液投与装置10の筐体15を装着する。この時、装着認識スイッチ29は筐体15が鉗子栓3に装着されたことを検出する。また、カテーテル12に形成された吐出孔16は、鉗子チャンネル2の先端2aから所定長さLだけ突出した位置に配置される。
このように充填部11内が昇圧することによって、充填部11内の薬液Wがカテーテル12内を吐出孔16側に向けて送られ、吐出孔16から薬液Wが吐出する。
さらに、回路部19をオフからオンに切替わった時に、回路部19内で昇圧された電圧が副電極20を通して主電極18に印加され、主電極18の内側を通過する薬液Wが帯電させられて、吐出孔16から吐出される薬液Wも帯電する。
これは、吐出孔16における薬液Wの液面の電荷密度が臨界値に達してそこから細い液糸が引き出され、この細い液糸の先端から薬液Wが多数の微粒子に分裂するからである。そして、前記界面に印加される電圧がさらに上昇すると、電気流体力学的に不安定な界面上の点が同時に多数発生し、薬液Wはより細かく分裂した霧状となって噴霧される。
例えば、導電率が1×10−6S/mの蒸留水では、吐出孔16の直径を0.075mm、印加される電圧を+5kV、薬液Wの流量を0.3mL/分とすると、粒子径が8〜20μmの薬液Wが噴霧される。
その後、切替えボタン27の押し込みを解除すると、動作スイッチ19aは回路部19をオンからオフに切替えるので三方電磁弁24に電圧が印加されなくなり三方電磁弁24は閉の状態になる。すると、充填部11が空気配管23bを介して開放配管26に連通され、充填部11の内圧は大気圧と同等になる。従って、吐出孔16からの薬液Wの吐出が停止する。また、回路部19がオフに切替わったので、主電極18にも電圧が印加されなくなる。
次に、充填部11、カテーテル12及び主電極18を有する前記組立て体を筐体15から取り外して廃棄する。
そして最後に、薬液投与装置10のカテーテル12を鉗子チャンネル2から、筐体15を鉗子栓3からそれぞれ取り外す。これにより、装着認識スイッチ29は筐体15が鉗子栓3に装着されたことを検出しなくなる。
また、薬液投与装置10の電圧印加部13は、筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されている時にのみ動作可能とされている。このため、薬液投与装置10の筐体15が内視鏡1に装着されないうちに、電圧印加部13が誤って動作して薬液Wに電圧を印加するのを防止させることが可能となる。
また、投与すべき薬液が2種類以上の場合には、薬液投与装置10の筐体15を鉗子栓3に装着させたまま前記組立て体を交換し、その薬液の電気的特性(溶液内のイオン化特性)に応じて薬液を帯電させる電圧の極性を選択することができる。
また、主電極18に印加される電圧の大きさを変えると吐出孔16から噴霧される薬液Wの粒子の径が変わるので、目的部位に合わせて薬液Wの粒子の径を選択することができる。
また、切替えボタン27を操作するとすぐに空気配管23a、23bと開放配管26との連通、遮断が切り替わるので、目的部位に必要な時だけ薬液Wを噴霧することができる。
ところが本実施形態のように霧状の薬液Wを帯電させることによって、薬液Wを患部Kに吸着させることが可能になり、この投与量を正確にしかつ投与量の把握も容易になる。
ところが本実施形態のように、霧状の薬液Wを帯電させ、しかも患部Kの近くで薬液Wを吐出孔から吐出することによって、患者が息を吐き出すタイミングに合わせなくても、薬液Wを患部Kに容易かつ正確に吸着させることができる。
ところが本実施形態では、薬液Wに超音波をかけたりメッシュを用いたりしないので、このような泡立ちやすい薬液や分散粒子を含有する薬液においても、前述の作用効果を奏功させることが可能になる。
以下、本発明に係る薬液投与装置の第2実施形態を、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、前述の第1実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態の薬液投与装置40では、筐体15の側面に接続コネクタ41が設けられ回路部19の動作スイッチ19aに接続されている。
また図4及び図5に示されるように、接続コネクタ41には、内視鏡本体5から延びる内視鏡接続線51が接続され、また内視鏡本体5にはモニタ52がモニタ接続線53を介して接続されている。
画像処理回路は内視鏡1により得られた体内の画像を分析し、画像にカテーテル12の先端12bが映し出されていることを検出した時にカテーテル検出信号を動作スイッチ19aに送信する。
また、カテーテル12の先端部に形成された凹みには自身が接触したことを検出する触覚センサ54が設けられている。ここで、触覚センサ54はカテーテル12の外周面より突出しないように構成されている。また、触覚センサ54は、触覚センサ接続線55を介して動作スイッチ19aに接続されている。そして、触覚センサ54は体内の生体組織に接触していないことを検出した時に接触確認信号を動作スイッチ19aに送信する。
なお、触覚センサ54として、薄膜の圧電素子、静電容量変化を検出する静電センサ、接触時の電気抵抗を検出する導通センサ等も用いることができる。
なお、モニタ52上に映される画像は、内視鏡1の使用者の確認用である。
従って、カテーテル12の先端12bが内視鏡1の視野範囲外にある時に、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13が誤って動作して薬液Wに電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
また、カテーテル12の先端部が生体に接触した時に吐出孔16から霧状の薬液Wが噴霧され、薬液が生体上で液滴となり、患部K以外に薬液Wが垂れ流されるのを抑制することができる。さらに、カテーテル12の先端部が生体に接触してカテーテル12内の薬液Wと患部Kとが短絡した場合に、両者間の電位差がなくなることにより薬液Wが吐出孔16から霧状に噴霧されずに患部Kに垂れ流されることを防止させることができる。これにより、薬液投与装置40の安全性を向上させることができる。
また、薬液投与装置40の筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されないうちに、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
以下、本発明に係る薬液投与装置の第3実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。なお、前述の第1実施形態及び第2実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の薬液投与装置60では電源21は設けられておらず、電圧は内視鏡本体5から内視鏡接続線51を介して回路部19に印加される。
また、三方電磁弁24に切替えボタン27及び弁認識スイッチ28は設けられておらず、その替わりに三方電磁弁24は内視鏡本体5に設けられた内視鏡側操作スイッチ61で操作される。
また、最終的に薬液Wを噴霧させるスイッチとなる内視鏡側操作スイッチ61が内視鏡本体5に設けられたので、薬液投与装置60の筐体15が内視鏡1の鉗子栓3に装着されないうちに、薬液送液機構14が誤って動作して吐出孔16から薬液Wが投与されたり、電圧印加部13に電圧が印加されたりするのを防止させることができる。
例えば、上記第1実施形態から第3実施形態では、回路部19に、生体の一部に接続されるグランドバンドGを接続したが、このグランドバンドGは設けなくてもよい。
この場合においても、一般に生体の電位は0V程度(グランド側)になっているため、薬液Wが極性にかかわらず帯電していれば、患部Kに薬液Wを吸着させることができるからである。
2 鉗子チャンネル(チャンネル)
10、40、60 薬液投与装置
11 充填部
12 カテーテル
13 電圧印加部
14 薬液送液機構
15 筐体
16 吐出孔
22 空圧タンク
23a、23b 空気配管
24 三方電磁弁(電磁弁)
54 触覚センサ
K 患部(所定部位)
W 薬液
Claims (6)
- 内視鏡のチャンネルに挿通して一部が体内に挿入され、該体内の所望部位に薬液を投与し付着させる薬液投与装置において、
内部に前記薬液が充填される充填部と、
基端が該充填部と接続されるとともに先端に前記薬液を吐出する吐出孔が形成されたカテーテルと、
前記薬液に電圧を印加する電圧印加部と、
前記充填部内の薬液を前記カテーテル内を通して前記吐出孔から吐出させる薬液送液機構と、
前記充填部、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構を支持する筐体と、
前記筺体が前記内視鏡の前記チャンネルに設けられた鉗子栓に装着されたか否かを検出する装着認識スイッチと、
を備え、
前記装着認識スイッチは、前記筐体が前記内視鏡の前記鉗子栓に装着されていることを検出したときにのみ、前記電圧印加部及び前記薬液送液機構の動作をオフからオンに切り替えることを可能にするよう回路を切り替え、
前記薬液送液機構は、
空気供給手段から供給される空気を搬送する第一の空気配管と、
前記第一の空気配管に接続される電磁弁と、
前記電磁弁および前記充填部に接続される第二の空気配管と、
前記電磁弁および外部に接続される開放配管と、を有し、
前記電磁弁は、
前記第一の空気配管を遮断するとともに、前記第二の空気配管と前記開放配管とを連通させる第一の状態と、前記第一の空気配管と前記第二の空気配管とを連通させる第二の状態と、を切り替え、
動作していないときには、前記第一の状態になることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記電圧印加部及び前記薬液送液機構の動作をオフからオンに切り替える切替えボタンと、
前記切替えボタンの動作を検出する弁認識スイッチと、
をさらに備え、
前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記筐体が前記内視鏡の前記鉗子栓に装着されていることを検出し、さらに前記弁認識スイッチが前記切替えボタンの押し込まれた状態を検出したとき、動作がオフからオンに切り替わることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記電圧印加部に接続されるとともに生体に接続可能とされたグランドバンドを備えることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡により得られた前記体内の画像を分析する画像分析手段が、前記画像に前記カテーテルの先端が映し出されていることを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記カテーテルの先端部には、触覚センサが設けられ、
前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記触覚センサが前記体内の生体組織に接触していないことを検出した時にのみ、それぞれ動作可能とされることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記電圧印加部及び前記薬液送液機構は、前記内視鏡から電力を供給されてそれぞれ動作することを特徴とする薬液投与装置。
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