JP5178309B2 - 薬液投与装置 - Google Patents
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Description
このような薬液投与装置として、例えば下記特許文献1に示されるような、先端側に噴射孔が形成された液体供給管である軟性管(カテーテル)の内部にスクリュー体とスクリュー体から噴射孔に伸びる針体が設けられ、軟性管の基端側に薬液を入れた注射筒(シリンジ)が接続された構成が知られている。
この構成において、噴射孔を生体内に挿入して注射筒のピストンを押込むと、注射筒から軟性管の内部に供給された薬液は、スクリュー体の外周部を通過する時に遠心力を受けて放射状に霧状の薬液が噴射されるが、接続口金の近傍を通る薬液は針体の外周面に沿って誘導噴出され、所定部位の散布領域全体に均一に薬液が噴射されることになる。
また、この噴霧される薬液の粒径は、噴射孔の孔径により定まることとなる。
また、従来の薬液投与装置では、生体表面に近い位置で薬液を噴射する時に、噴射孔に体内粘液や組織小片等の体内異物が付着することがあった場合に、薬液の正常な噴射が妨げられるために、薬液が所定部位以外の部位に付着し、目的部位に投与される薬液の量が少なくなることが考えられる。
本発明の薬液投与装置は、一部を生体の体腔内に挿入され、該体腔内の所定部位に薬液を投与する薬液投与装置であって、薬液と空気との混合流体を噴射する流体噴射手段と、基端部が該流体噴射手段に接続されるとともに前記混合流体を先端部に導くカテーテルと、前記混合流体に電圧を印加する電圧印加部と、前記カテーテルの先端部に設けられ、該カテーテルに導かれた前記混合流体を霧状に噴射する噴射孔と、前記電圧印加部に接続され、前記生体の一部と接続するグランドバンドと、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、薬液と空気との混合流体は電圧印加部により電圧を印加され帯電しているので、噴射孔から霧状に噴射された混合流体を所定部位の周辺で浮遊させることなく直ちに所定部位に吸着させることが可能になる。この結果、生体内の所定部位に限定して正確な量の薬液を投与することができる。
また、薬液と空気の混合流体を噴射孔から霧状に噴射させるので、噴射孔に体内異物が付着していても、噴射される混合流体の圧力によって体内異物を除去することが可能となる。また、所定部位に投与する薬液の量が定まっている場合でも、体内異物に薬液の圧力だけでなく空気の圧力も作用させることにより、体内異物をより確実に除去することができるので、所定部位に適正量の薬液を投与することができる。
この発明によれば、混合流体が霧状に噴射されていない時、すなわち混合流体を帯電させる必要のない時に電圧印加部で消費する電力を抑えることができる。
この発明によれば、混合流体中の薬液の濃度を調節することができる。
この発明によれば、シリンジの内部に充填された薬液と空気との混合流体を圧縮することにより、シリンジから混合流体を噴射することが可能となる。そして、シリンジから噴射された混合流体を流路によりカテーテルの基端部に導くことで、基端部が流体噴射手段に接続されたカテーテルの先端部に備えられた噴射孔から混合流体を霧状に噴射することができる。
また、シリンジの中に充填される薬液と空気との比率を変えることにより、混合流体における薬液と空気との混合比率を調整することができる。
この発明によれば、シリンジの内部に貯留した空気を圧縮することにより、シリンジから空気を噴射することができる。シリンジから噴射された空気は流路に導かれて絞り部を通過する際に圧力が低下するので、薬液タンクに収容された薬液は薬液供給パイプを通って導入孔側に引き寄せられる。そして、導入孔から流れ出た薬液は絞り部における空気の流れにより霧状になる。これにより、薬液と空気との霧状の混合流体をカテーテルの基端部に導くことができる。
従って、絞り部における空気の圧力を低い状態で安定させることが可能となるため、噴射孔から噴射される混合流体の量及び混合流体中に含まれる薬液の濃度を安定させることができる。
この発明によれば、開閉弁を開くことにより空気タンクから噴射された空気は、流路に導かれて絞り部を通過する際に圧力が低下する。このため、薬液タンクに収容された薬液は薬液供給パイプを通って導入孔側に引き寄せられる。そして、導入孔から流れ出た薬液は絞り形状部における空気の流れにより霧状になる。これにより、薬液と空気との霧状の混合流体をカテーテルの基端部に導くことができる。
従って、絞り部における空気の圧力を低い状態で安定させることが可能となるため、噴射孔から噴射される混合流体の量及び混合流体中に含まれる薬液の濃度を安定させることができる。
また、前記電圧印加部は、前記カテーテルの基端部に接続される前記流体噴射手段に設けられることがより好ましい。
以下、本発明の第1実施形態を図1から図3を参照して詳細に説明する。
薬液投与装置10は、生体内に挿入され、生体内の所定部位に薬液を投与する装置である。ここで所定部位とは、生体内において病気や傷を治療する目的で本装置を用いる場合には患部、美容や整形の目的で本装置を用いる場合にはそれらの対象部位のことを意味する。本実施形態では、薬液投与装置10により患部に薬液を投与することを例にとって説明する。
図1に示すように、薬液投与装置10は、薬液Aと空気Bとを混合流体にして噴射する流体噴射手段11と、基端部12aが流体噴射手段11に接続されるとともに混合流体を導くカテーテル12と、混合流体に電圧を印加する電圧印加部13と、カテーテル12の先端部12bに設けられカテーテル12に導かれた混合流体を霧状に噴射する噴射孔14と、流体噴射手段11及び電圧印加部13を支持する本体部材18とを備えている。
なお、図中には内視鏡1を操作する各種の操作スイッチ4の位置が示されている。
シリンジ16は流路形成部材17に対して流路17aの一端17cにおいて着脱自在とされ、有底筒状の筒体16aと、筒体16aの内周面に対してシールされたプランジャー16bとを備えている。そして、筒体16aにプランジャー16bを取付けた時に形成されるシリンジ16の内部空間には、大気圧下において例えば同一体積の薬液Aと空気Bとがそれぞれ充填されている。筒体16aの先端部には同一軸線を有する筒先16cが設けられ、筒先16cにはその同一軸線上に貫通孔16dが形成されている。そして、流路17aの内径はシリンジ16の筒先16cの外径よりわずかに大きく設定されている。
流路17aの他端17d側には、その軸線方向に直交する方向に本体部材18側の側面から流路17aを越えた所まで達する内空部17bが形成されている。
なお、流路17aの一端17cとシリンジ16の筒先16cがより確実に着脱するように、この着脱部分にルアーロック部を形成してもよい。
カテーテル12の内部には、薬液Aと空気Bとの混合流体Cが通る1本の通路孔が形成されていて、カテーテル12の基端部12aは流路17aの他端17dに接続されている。また、カテーテル12の外周面には図示しない目盛りが形成されていて、鉗子チャンネル2に挿入した長さが分かるようになっている。
先端部材24の外径はカテーテル12の外径と等しく形成されている。また、先端部材24の内側には、同一軸線を有する略円筒状のスクリュー体25が配設されている。
このスクリュー体25の外周面には、その軸線に沿う全長にわたり螺旋状に径方向外側に突出した突出部25aが形成され、突出部25aの先端部は先端部材24の内周面に密着している。
なお、前述した体内異物Hは、例えば図3に示すように噴射孔14に付着することとなる。
また、カテーテル12の先端部12bに直接噴射孔14を形成してもよい。
さらに本実施形態では、回路部20に、生体の一部に接続されるグランドバンドGが接続されている。なお図示の例では、グランドバンドGは人体の指に接続されている。
回路部20内には、図示しない高抵抗回路、過電流検出回路および圧電トランスがそれぞれ組み込まれている。高抵抗回路は、保護用の高抵抗が副電極21に直列に接続されて構成され、スパークの発生や生体への電撃を防止する。また、過電流検出回路は、回路部20に流れる電流値を検出し、その数値が設定値以上となったときに副電極21への電圧の印加を停止させる。そして、圧電トランスは、電源22から回路部20に供給された電圧を昇圧する。なお、この設定値は生体への安全性を考慮して、例えば約100μA好ましくは約10μAとしてもよい。
電圧印加スイッチ23は、本体部材18上に設けられた接触式のスイッチであり、主電極19に電圧を印加した状態のオンと、印加した電圧を解除した状態のオフとを切替える。
以上の電圧印加部13の構成において、電圧印加スイッチ23をオフからオンに切替えて電源22から回路部20に電圧が供給されると、この電圧が圧電トランスにより昇圧され、この昇圧された電圧が副電極21を介して主電極19に印加される。なお例えば、電源22の電圧は約6Vであるところ、主電極19に供給される電圧は約5kVとなる。
なお、以下の工程を行う前に、電圧印加スイッチ23は予めオフに設定されている。
まず、図2に示すように、内視鏡1の鉗子チャンネル2を通じてカテーテル12を体腔内に挿入する。この時、カテーテル12の外周面に形成された図示しない目盛りによりカテーテル12の先端部12bと鉗子チャンネル2の先端部2aとの位置関係を求めることができる。また、鉗子栓3に薬液投与装置10の本体部材18を設置することにより、噴射孔14を鉗子チャンネル2の先端部2aから所定長さLだけ突出させ、カテーテル12の先端部12bを体腔内の患部Kの近傍に配置させる。
すると、シリンジ16内に充填されていた薬液Aと空気Bが、薬液Aと空気Bとの混合流体Cとなってシリンジ16の貫通孔16dから噴射され、一端17c側から流路17a内に流入する。
そして、帯電した混合流体Cはカテーテル12の通路孔を通って先端部12bの先端部材24内に配設されたスクリュー体25に達し、突出部25a間を通って噴射孔14から噴射される。
混合流体Cを噴射孔14から霧状に噴射させるので、噴射孔14に体内異物Hが付着していても、噴射される混合流体Cの圧力によって体内異物Hを除去することが可能となる。
また、患部Kに投与する薬液Aの量が定まっている場合でも、体内異物Hに薬液Aの圧力だけでなく空気Bの圧力も作用させることにより、体内異物Hをより確実に除去することができる。
すなわち、カテーテル12の噴射孔14を体腔内の目的部位である患部Kに対向させると、その患部Kのみに確実に薬液Aを投与することができる。また、内視鏡1の鉗子チャンネル2内にカテーテル12を挿通して、患部Kを観察しながら薬液Aを所定量投与することができる。
このように、カテーテル12の噴射孔14に付着した体内異物Hを、スクリュー体25を通過してこの噴射孔14から霧状に噴射される混合流体Cの勢いにより、効果的に除去することができる。よって、体内異物Hの影響を受けて薬液Aが噴射孔14から垂れたり、噴射孔14からの噴霧が不安定になったりすることを抑えることが可能となる。
ところが本実施形態のように薬液Aを帯電させることによって、薬液Aを患部Kに吸着させることが可能になり、この投与量を正確にしかつ投与量の把握を容易にすることができる。
ところが本実施形態のように、薬液Aを帯電させ、しかも患部Kの近くで薬液Aを噴射孔14から霧状に噴射することによって、患者が息を吐き出すタイミングに合わせなくても、薬液Aを患部Kに容易かつ正確に吸着させることができる。
また、シリンジ16の中に充填される薬液Aと空気Bとの比率を変えることにより、混合流体Cにおける薬液Aと空気Bとの混合比率を調整することができ、混合流体C中の薬液Aの濃度を調節することができる。
また、混合流体Cを噴射する時の噴射孔14と患部Kとの距離を近くすることで、混合流体Cが吸着される患部Kの範囲を抑え、単位面積当たりの患部Kに投与する薬液Aの量を増加させることができる。一方、混合流体Cを噴射する時の噴射孔14と患部Kとの距離を遠くすることで、混合流体Cが吸着される患部Kの範囲を広げ、単位面積当たりの患部Kに投与する薬液Aの量を減少させることができる。
また、図2に示すように、内視鏡1を操作する各種の操作スイッチ4と薬液投与装置10の本体部材18を隣合うように配置させることができるので、同一使用者が内視鏡1を操作しながら薬液投与装置10も操作することが可能となっている。
また、本実施形態では、電圧印加スイッチ23を設けなくてもよい。
図5は、本発明の第2実施形態の薬液投与装置の概略図である。なお説明の便宜上、本発明の第2実施形態において、前述の第1実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、流体噴射手段11に替えて、流体噴射手段31を備えている点である。
この流体噴射手段31は、空気Bを貯留するシリンジ16と、シリンジ16から噴射される空気Bをカテーテル12の基端部12aに導く経路の中間部に絞り部32cが形成された流路32fと、絞り部32cの内面に設けられた導入孔32dと、薬液Aを収容する薬液タンク33と、導入孔32dから薬液タンク33内に収容された薬液Aまで延びる薬液供給パイプ34と、を有する。
流路32fは、一端32aがシリンジ16の筒先16cに着脱自在とされ、他端32bがカテーテル12の基端部12aに接続されている。
また、薬液供給パイプ34の導入孔32dに接続されている側とは逆側の端部は、薬液タンク33内の薬液Aに浸されている。
薬液タンク33の側面に形成され外部に達する薬液注入孔32gにはゴム栓35が取付けられ、ゴム栓35には針が通るような小さな孔が形成されている。
なお、基本的な方法は上記第1実施形態と同様なので、異なる点のみ説明する。
まず、ゴム栓35を介して注射針等により薬液タンク33に一定量の薬液Aを注入する。
次に、内部に空気Bを貯留したシリンジ16の筒先16cを流路32fの一端32aに取付ける。そして、電圧印加スイッチ23をオンにして主電極19に電圧を印加するとともに、シリンジ16の筒体16aを固定しつつプランジャー16bを筒体16aに対して押込む。すると、シリンジ16内で圧縮された空気Bが、シリンジ16の貫通孔16dから噴射される。
これ以降の方法は、上記第1実施形態と同様なので省略する。
また、絞り部32c部における空気Bの圧力を低い状態で安定させることが可能となるため、噴射孔14から噴射される混合流体Cの量及び混合流体C中に含まれる薬液Aの濃度を安定させることができる。
また、単位時間当たりに薬液供給パイプ34に吸引される薬液Aの供給量を一定に近づけることができるので、噴射孔14から噴霧される薬液Aの粒径を均一に近づけることができる。
なお、薬液タンク33において、薬液Aが吸引された分の体積の外気が、ゴム栓35に形成された小さな孔から供給されることとなる。
また、流量制御装置36の替わりに圧力制御装置を設けても、同様の効果を奏功することができる。
図7は、本発明の第3実施形態の薬液投与装置の概略図である。なお説明の便宜上、本発明の第3実施形態において、前述の第1実施形態及び第2実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して、その説明を省略する。
第3実施形態が第2実施形態と異なる点は、流体噴射手段31に替えて、流体噴射手段41を備えている点である。
すなわち、空気Bを貯留するシリンジ16に替えて、内部に充填された空気Bを噴射する空気タンク42と、空気タンク42に空気Bを充填するために本体部材18上に配置された逆止弁46とを備えている。
なお、空気タンク42は金属や高強度樹脂等で形成されていることが好ましい。
内部に両端が開口しL字状に曲がる部材内流路43cが形成された流路形成部材43と、空気タンク42と流路形成部材43とに接続された連結パイプ49とを備えている。なお、本実施形態では、流路は部材内流路43cと連結パイプ49とで構成されている。
部材内流路43cは一端43aが連結パイプ49に連結され、空気Bをカテーテル12の基端部12aに導く経路の中間部に絞り部32cが形成されている。この絞り部32cには第2実施形態と同様に、導入孔32d、薬液供給パイプ34及び薬液タンク33が備えられている。
また、部材内流路43cの他端43bがカテーテル12の基端部12aに接続されている。
なお、以下の工程を行う前に、開閉弁45は閉の状態に設定されている。
また、基本的な方法は上記第2実施形態と同様なので、異なる点のみ説明する。
まず、逆止弁46を介して空気タンク42に0.3MPa程度まで空気Bを充填する。
次に、弁切替えスイッチ47を押して開閉弁45を閉の状態から開の状態に切替える。すると、空気タンク42に充填され噴射された空気Bは、流量調整装置44で流量を一定に調整され、絞り部32cを通過する際に圧力が低下する。
なお、これ以降の方法は、上記第2実施形態と同様なので省略する。
また、上記第2実施形態のように部材内流路43cに供給する薬液Aの量を調整することができるので、生体への薬液Aの投与量を調整することができる。また、上記実施形態のように薬液Aを投与する時にシリンジ16を操作することがないので、薬液Aの投与を容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、逆止弁46は設けなくてもよい。予め空気Bが充填された空気タンク42を一度だけ用いる場合もあるからである。
ところが本実施形態では、薬液に超音波をかけたりメッシュを用いたりしないので、このような泡立ちやすい薬液や分散粒子を含有する薬液においても、前述の作用効果を奏功させることが可能になる。
例えば、上記第1実施形態から第3実施形態では、回路部20に、生体の一部に接続されるグランドバンドGを接続したが、このグランドバンドGは設けなくてもよい。
この場合においても、一般に生体の電位は0V程度(グランド側)になっているため、薬液Aが極性にかかわらず帯電していれば、患部Kに薬液Aを吸着させることができるからである。
11、31,41 流体噴射手段
12 カテーテル
13 電圧印加部
14 噴射孔
16 シリンジ
17、32、43 ガイド部
32c 絞り形状
32d 導入孔
33 薬液タンク
34 薬液供給パイプ
42 空気タンク
45 開閉弁
A 薬液
B 空気
C 混合流体
K 患部(所定部位)
Claims (9)
- 一部を生体の体腔内に挿入され、該体腔内の所定部位に薬液を投与する薬液投与装置であって、
薬液と空気との混合流体を噴射する流体噴射手段と、
基端部が該流体噴射手段に接続されるとともに前記混合流体を先端部に導くカテーテルと、
前記混合流体に電圧を印加する電圧印加部と、
前記カテーテルの先端部に設けられ、該カテーテルに導かれた前記混合流体を霧状に噴射する噴射孔と、
前記電圧印加部に接続され、前記生体の一部と接続するグランドバンドと、を備えることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記電圧印加部は、前記噴射孔から前記混合流体が霧状に噴射されている時のみ、前記混合流体に電圧を印加することを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の薬液投与装置において、
前記流体噴射手段は、前記混合流体における前記薬液と前記空気との混合比率を調整可能とされていることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薬液投与装置において、
前記流体噴射手段は、内部に前記薬液と前記空気とが充填されるシリンジと、該シリンジから噴射される前記混合流体を前記カテーテルの基端部に導く流路と、を備えることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薬液投与装置において、
前記流体噴射手段は、
前記空気を貯留するシリンジと、
基端部が該シリンジに接続されて、該シリンジから噴射される前記空気を途中の絞り部を経て前記カテーテルの基端部に導く流路と、
前記絞り部の内面に設けられた導入孔と、
前記薬液を収容する薬液タンクと、
該薬液タンクから前記導入孔まで延びる薬液供給パイプと、
を有することを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項5に記載の薬液投与装置において、
前記絞り部は、
先端側に向かうにしたがって内径が漸減する縮径部と、
前記縮径部の先端に設けられ内径が一定とされた定径部と、
前記定径部の先端に設けられ、先端側に向かうにしたがって内径が漸増する拡径部と、を有し、
前記導入孔は前記定径部の内面に設けられていることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薬液投与装置において、
前記流体噴射手段は、
内部に充填された前記空気を噴射する空気タンクと、
基端部が該空気タンクに接続されて、該空気タンクから噴射される前記空気を途中の絞り部を経て前記カテーテルの基端部に導く流路と、
該流路において、前記絞り部より前記空気タンク側に設けられ開閉弁と、
前記絞り部の内面に設けられた導入孔と、
前記薬液を収容する薬液タンクと、
該薬液タンクから前記導入孔まで延びる薬液供給パイプと、
を有することを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項7に記載の薬液投与装置において、
前記絞り部は、
先端側に向かうにしたがって内径が漸減する縮径部と、
前記縮径部の先端に設けられ内径が一定とされた定径部と、
前記定径部の先端に設けられ、先端側に向かうにしたがって内径が漸増する拡径部と、を有し、
前記導入孔は前記定径部の内面に設けられていることを特徴とする薬液投与装置。 - 請求項1に記載の薬液投与装置において、
前記電圧印加部は、前記カテーテルの基端部に接続される前記流体噴射手段に設けられることを特徴とする薬液投与装置。
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