JP2002034547A - 噴霧性物質の吸引用具 - Google Patents

噴霧性物質の吸引用具

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JP2002034547A
JP2002034547A JP2000223519A JP2000223519A JP2002034547A JP 2002034547 A JP2002034547 A JP 2002034547A JP 2000223519 A JP2000223519 A JP 2000223519A JP 2000223519 A JP2000223519 A JP 2000223519A JP 2002034547 A JP2002034547 A JP 2002034547A
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air
suction
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sprayable
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Kenichi Mori
賢一 森
Riki Fujiwara
理貴 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 香気のある嗜好性物質等の液体や粉体等の噴
霧性物質を充填して吸引することができる噴霧性物質の
吸引用具に関し、用途が嗜好性物質を吸引する等に限定
されることなく、噴霧状態で吸引することのできるあら
ゆる用途に適用することのできる吸引用具を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 吸気口4を有する吸引用具本体1内に噴
霧性物質が充填され、該吸気口4から吸気することによ
って、前記噴霧性物質が噴霧状態となって吸気しうるよ
う構成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴霧性物質の吸引
用具、さらに詳しくは、香気のある嗜好性物質等の液体
や粉体等の噴霧性物質を充填して吸引することができる
吸引用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の香気のある嗜好性物質等
を吸引する用具として、たとえば実開平2−137896号公
報所載の技術や実開平63−42098 号公報所載の技術があ
る。
【0003】これらはいずれも香料等を吸入するための
パイプであるが、香料を充填したカプセル等の収容部を
具備し、その収容部を破壊する等により、収容部内の香
料等を徐放的に放散する構造のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらは、香
料等を徐放的に放散して香気を吸入するにすぎないもの
である。
【0005】従って、嗜好性物質を単に吸引するだけ
等、用途も限られることとなる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、用途が嗜好性物質を吸引する等に限定されるこ
となく、噴霧状態で吸引することのできるあらゆる用途
に適用することのできる吸引用具を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされもので、その課題を解決する
ための手段は、吸気口4を有する吸引用具本体1内に噴
霧性物質が充填され、該吸気口4から吸気することによ
って、前記噴霧性物質が噴霧状態となって吸気しうるよ
う構成したことにある。
【0008】また、他の手段は、吸気口4と、噴霧性物
質を充填する充填室2とが吸引用具本体1に具備され、
該吸気口4から吸気することによって、前記充填室2内
の噴霧性物質が噴霧状態となって吸気口4から吸気しう
るよう構成したことにある。
【0009】さらに、他の手段は、吸気口4と、該吸気
口4に連通する空気の流路3と、噴霧性物質が充填され
る充填室2とが吸引用具本体1に具備され、吸気口4か
ら吸気することによって充填室2から噴霧性物質が排出
される排出路が、前記空気の流路3に交差して設けら
れ、該排出路から排出される噴霧性物質が、前記吸気口
4から吸気することによって空気の流路3を流通する空
気と混合して噴霧状態となって吸気しうるよう構成した
ことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に従って説明する。
【0011】(実施形態1)本実施形態は、吸引用具と
しての一実施形態であり、噴霧して吸引するための充填
物質として液体を用いている。
【0012】図1乃至図3において、1は、アクリル樹
脂からなる吸引用具本体で、全体が略円柱状に形成され
ている。
【0013】この吸引用具本体1の下半部には、噴霧す
るための液を充填する充填室2が形成されている。
【0014】この充填室2内には、液状の噴霧物質が充
填されている。この液状の噴霧物質として、たとえばブ
レスケアに用いられる口中清涼剤のような香気性の液が
使用される。
【0015】また、吸引用具本体1の上半部には、空気
の流路3が形成されている。
【0016】吸引用具本体1の一端面1aの略中央には、
吸気口4が形成され、また吸引用具本体1の他端面1bの
上部には、空気取り入れ口5が形成されている。
【0017】空気取り入れ口5の径は、吸引用具本体1
の直径の約半分に形成されているが、吸気口4の径は非
常に小さく形成されている。
【0018】そして、空気の流路3は、同じ径で真っ直
ぐに形成されているが、吸引用具本体1の一端面側に近
づくと、下向きに湾曲して形成されているとともに、径
が徐々に小さくなり、吸気口4の位置で径が最小となる
ように、該吸気口4に連通されている。
【0019】6は、充填室2内の液を噴出させるための
噴出口で、該充填室2と空気の流路3とが連通するよう
に、該充填室2の先端側から空気の流路3の先端側にか
けて縦方向に形成されている。
【0020】次に、このような構成からなる吸引用具を
使用する場合には、吸気用具本体1の一端面1a側を口に
くわえ、そのまま吸気する。
【0021】このように吸気されることにより、図4に
示すように、空気取り入れ口5から空気が空気の流路3
内に流入し、吸気口4側へ供給される。
【0022】また、充填室2内の液も上記のような吸気
によって、噴出口6から上向きに吐出されることとな
る。
【0023】この場合において、空気の流路3の先端側
と、噴出口6とは略直交して設けられているため、噴出
口6から吐出される液は、図4に示すように先ず空気の
流路3の先端側を形成している側壁に衝突して拡散し、
このように拡散した液体は、横向きに供給されている空
気によって、同図に示すように吸気口4から噴霧状態で
外部に排出されることとなる。
【0024】従って、使用者は、吸気用具本体1の一端
面1a側を口にくわえて吸気するだけの操作で、充填室2
に充填された液を噴霧状態で吸気することができる。
【0025】さらに、この場合、空気の流路3は、吸気
用具本体1の途中の部分までは同径に形成されている
が、先端側に向かうにつれて細く形成され、噴出口6と
交差する部分から吸気口4にかけては極めて細く形成さ
れている。
【0026】従って、空気の流路3を流通する空気は、
先端側に供給されるに従って加速されることとなる。
【0027】また、噴出口6も極めて細く形成されてい
るので、充填室2から噴出口6を経て吐出される液は、
加速された状態で吐出されることとなる。
【0028】このように、吸気口4から外部に排出され
る空気と噴出口6から吐出される液は、ともに勢いよく
加速されているので、液は霧状物質となって好適に噴霧
されて吸気口4から吸入することができるのである。
【0029】また、吸気口4や噴出口6は、ともに極め
て細く形成されているので、常時開口状態であるにもか
かわらず、表面張力により、液が漏洩することもないの
である。
【0030】(実施形態2)本実施形態では、吸引する
ための充填物質として、上記実施形態1の液体に代えて
粉体を用いている。
【0031】本実施形態においても、実施形態1と同様
に吸気用具本体1がアクリル樹脂で構成され、また全体
が略円柱状に形成されている。
【0032】空気の流路3は、図5及び図6に示すよう
に、吸気用具本体1の略中央で一端1a側から他端1b側に
貫通して形成されている。
【0033】噴霧物質を充填する充填室2は、同図に示
すように、吸気用具本体1の他端1b側から吸気用具本体
1の全体の約3/4 の寸法分形成されており、空気の流路
3の周囲に略リング状となるように形成されている。
【0034】空気の流路3を形成する壁面には、同図の
ように、多数の細孔7,…が形成されており、その細孔
7,…を介して空気の流路3と充填室2とが連通状態と
なっている。
【0035】そして、充填室2内には、粉状の噴霧物質
が充填されている。
【0036】本実施形態においても、吸気用具本体1の
一端面1a側を口にくわえ、そのまま吸気して使用する。
【0037】このように吸気されることにより、図7に
示すように、空気取り入れ口5から空気が空気の流路3
内に流入し、吸気口4側へ供給される。
【0038】また、充填室2内の粉体が、上記のような
吸気によって、図7のように、細孔7,…から空気の流
路3へ吐出される。
【0039】この場合において、空気の流路3における
空気の供給方向と、細孔7からの粉体の吐出方向と交差
する方向であるため、吐出された粉体は空気の流路3を
形成する壁面にあたって拡散し、その拡散した粉体は、
交差する方向に流通する空気によって吸気口4側へ供給
され、噴霧状態で外部に排出されることとなる。
【0040】従って、実施形態1と同様に、使用者は、
吸気用具本体1の一端面1a側を口にくわえて吸気するだ
けの操作で、充填室2に充填された粉体を噴霧状態で吸
気することができるのである。
【0041】(その他の実施形態)尚、上記各実施形態
では、吸気用具本体1が略円柱状に形成されていたが、
吸気用具本体1の形状はこれに限定されるものではな
い。
【0042】また、該実施形態では、吸気用具本体1が
アクリル樹脂で構成されているが、吸気用具本体1の材
質もこれに限定されるものではなく、たとえばガラスで
構成されていてもよく、或いはアクリル樹脂以外の合成
樹脂で構成することも可能であり、その材質は問わな
い。
【0043】ただし、ガラスの場合には割れるおそれが
あり、一般の合成樹脂では透明性が劣るので、充填室2
内の噴霧物質の残量を外部から確認したい場合には、上
記実施形態のようなアクリル樹脂を用いるのが好まし
い。
【0044】外部からの確認を要しない場合には、吸気
用具本体1は必ずしも透明に構成される必要はない。
【0045】さらに、上記実施形態1では、空気の流路
3を、その径が先端側にいくにつれて細くなるように形
成したため、噴霧すべき液状物質を吸気口4から排出す
る前に加速させることができ、従って吐出する勢いをつ
けて好適に噴霧させることができるという好ましい効果
が得られたが、空気の流路3を、先端側にいくにつれて
細くなるように形成することは、本発明に必須の条件で
はない。
【0046】さらに、上記実施形態1では、噴霧させる
物質として液体を用い、実施形態2では粉体を用いた
が、噴霧物質の性状はこれに限定されるものではない。
要は、霧状になる物質が用いられればよいのである。
【0047】また、このような物質の種類は、メントー
ル、茶、コーヒー豆、桂皮、口中清涼剤、果実のフレー
バー等を使用することが可能であり、その種類は問わな
い。
【0048】さらに、本発明の吸引用具の用途も、嗜好
性物質の吸引に限らず、たとえば口臭等のブレスケア用
品に使用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、吸気口を有す
る吸引用具本体内に噴霧性物質が充填され、該吸気口か
ら吸気することによって、前記噴霧性物質が噴霧状態と
なって吸気しうるよう構成したものであるため、従来の
ように徐放的に放出される嗜好性物質を吸引する用具の
ように用途が限定されることがなく、ブレスケア製品や
喉のケアの製品等にも使用することができ、広範に適用
しうる吸引用具を提供することが可能となる。
【0050】また、吸気するという自然な操作によって
霧状物質が得られ、それを吸入することができるので、
一般に霧状物質を放散する器具類に具備されているポン
プ等の複雑な構造を必要とせず、用具の構造がきわめて
簡易でしかも小型にすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としての吸引用具の正面図。
【図2】同背面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】使用状態の断面図。
【図5】他実施形態としての吸引用具の正面図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】他実施形態の使用状態の断面図。
【符号の説明】
1…吸引用具本体 2…充填室 3…空気の流路 4…吸気口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口(4) を有する吸引用具本体(1) 内
    に噴霧性物質が充填され、該吸気口(4) から吸気するこ
    とによって、前記噴霧性物質が噴霧状態となって吸気し
    うるよう構成されてなることを特徴とする噴霧性物質の
    吸引用具。
  2. 【請求項2】 吸気口(4) と、噴霧性物質を充填する充
    填室(2) とが吸引用具本体(1) に具備され、該吸気口
    (4) から吸気することによって、前記充填室(2)内の噴
    霧性物質が噴霧状態となって吸気口(4) から吸気しうる
    よう構成されてなることを特徴とする噴霧性物質の吸引
    用具。
  3. 【請求項3】 吸気口(4) と、該吸気口(4) に連通する
    空気の流路(3) と、噴霧性物質が充填される充填室(2)
    とが吸引用具本体(1) に具備され、吸気口(4)から吸気
    することによって充填室(2) から噴霧性物質が排出され
    る排出路が、前記空気の流路(3) に交差して設けられ、
    該排出路から排出される噴霧性物質が、前記吸気口(4)
    から吸気することによって空気の流路(3) を流通する空
    気と混合して噴霧状態となって吸気しうるよう構成され
    てなることを特徴とする噴霧性物質の吸引用具。
JP2000223519A 2000-07-25 2000-07-25 噴霧性物質の吸引用具 Pending JP2002034547A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004089126A1 (ja) * 2003-04-01 2004-10-21 Shusei Takano ニコチン吸引パイプ及びニコチンホルダ
JP2009268787A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Olympus Corp 薬液投与装置及び薬液投与方法
WO2017054424A1 (zh) * 2015-09-28 2017-04-06 深圳市新宜康科技有限公司 电子烟装置

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