JP2009267534A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一回の異物除去動作中においても光学部材の表面を疵つけないようにする。
【解決手段】被写体像を光電変換する固体撮像素子203と、固体撮像素子203の前方に配置された光学ローパスフィルタ(LPF)201と、光学部材201の表面に異物除去部11を接触させながら移動させることにより、LPF201の表面に付着した異物を捕獲、除去する異物除去機構1とを備える。異物除去部11は薄板状の弾性体を含んで構成され、その薄板状の弾性体の一部をその裏側からLPF201方向に押し付ける押付けバー308を備えており、異物除去部11の移動に伴って、押付けバー308による押し付け位置を変えることにより、異物除去部11のLPF201の表面に対する接触部位が変わるようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、異物除去部を光学部材の表面に接触させながら移動させることにより、光学部材の表面に付着した異物を捕獲、除去するようにした撮像装置に関する。
カメラの撮影レンズの焦点面近傍に塵埃等の異物が存在すると、その異物の影が固体撮像素子に写り込んでしまうという問題がある。この異物は、レンズ交換時に塵埃が外部から侵入したり、カメラ内部でのシャッタやミラーの動作に伴い、その構造部材である樹脂等の微細な磨耗紛が生じたりすることが原因で発生すると考えられている。このような原因で発生した異物が、特に固体撮像素子の保護用のカバーガラスとカバーガラスの前面に配設されている光学フィルタ(赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ等)との間に入り込んでしまった場合には、その異物を除去するためにカメラを分解しなければならなかった。そのため、固体撮像素子のカバーガラスと光学フィルタとの間に異物が入り込まないように密閉構造にすることは極めて有効なものであった。
さらに、光学フィルタの固体撮像素子と対向していない面に異物が付着した場合、例えば植毛部材等の異物除去部を光学フィルタの表面に接触させながら移動させることにより、その異物を捕獲、除去することが有効である。しかしながら、異物除去部を光学フィルタの表面に接触させながら移動させる場合、異物除去部が捕獲した異物が硬いものの場合には、その硬い異物を光学フィルタの表面で何度も繰り返し引きずってしまうことになる。その結果、光学フィルタの表面を疵つけてしまうという問題が依然として残っている。
そこで、このような問題点を解決するために、異物除去部を清掃する清掃機構を備えたものがある(特許文献1を参照)。このようなカメラ構成にすると、異物を何度も繰り返し引きずらないで移動できるので、光学フィルタの表面を疵つけないようにすることができる。
特願2006−112643号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、一回の清掃動作中では異物を引きずることになり、光学フィルタの表面を疵つけるおそれがある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、一回の異物除去動作中においても光学部材の表面を疵つけないようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置された光学部材と、前記光学部材の表面に異物除去部を接触させながら移動させることにより、前記光学部材の表面に付着した異物を捕獲、除去する異物除去機構とを備え、前記異物除去機構は、前記異物除去部の移動に伴って、前記異物除去部の前記光学部材の表面に対する接触部位を変えることを特徴とする。
本発明の別の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置された光学部材と、前記光学部材の表面に接触しながら移動することにより、前記光学部材の表面に付着した異物を捕獲、除去する異物除去部と、前記異物除去部の退避位置と前記光学部材との間に配置され、前記異物除去部が通過するときに前記異物除去部が捕獲した異物を取り除く払拭部材と、一回の異物除去動作において、前記光学部材の表面を前記異物除去部の移動方向に複数の領域に分割して、前記退避位置に近い領域から順に、前記各領域と前記退避位置との前記異物除去部の移動を繰り返すように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、一回の異物除去動作中においても光学部材の表面を疵つけないようにすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置(デジタル一眼レフカメラ)の内部構成例を示す分解斜視図である。不図示のカメラ本体内では、メインフレーム50の前面(被写体側)に、シャッタユニット52を挟み込むかたちでミラーボックス51が組み付けられ、また、メインフレーム50の裏面に、異物除去機構1を含む撮像部101が組み付けられる。ミラーボックス51の前端には、レンズユニットを取り付けるマウント部が備えられている。
図2は、撮像部101の概略構成を説明するための側方断面図である。撮像部101は、被写体側より、異物除去機構1、光学ローパスフィルタ(以下、LPFと記す)201、固体撮像素子203を主要な構成要素としてユニット化されている。
被写体像を光電変換する固体撮像素子203はパッケージ部材204に収容され、カバーガラス205により保護される。また、固体撮像素子203の前方に配置されるLPF201は保持部材202により保持される。LPF201とカバーガラス205とはその間を密閉するためのシール部材206を介して固定される。固体撮像素子203の接続端子208は、カメラの動作を制御する制御回路を構成する電気素子が搭載された基板207に接続される。固体撮像素子203が収容されたパッケージ部材204及び基板207は保持板209により保持される。
異物除去機構1において、異物除去部11は、後述する駆動機構によりLPF201の表面に接触しながら上下方向に移動することにより、LPF201の表面に付着した異物を捕獲、除去する。異物除去部11は、通常は図2に実線で示す位置(退避位置)にあり、図1に点線で示す終了位置11bまで移動可能となっている。
また、保持部材202には、異物除去部11の走査方向(上下方向)において終了位置11bの上方に位置するように払拭部材12が設けられる。払拭部材12は、異物除去部11が通過するときに異物除去部11が捕獲した異物を取り除くためのものであり、例えばブラシにより構成される。
図3は、第1の実施形態の異物除去機構1の概略構成を説明するための図である。図3は、レンズ側から見た図であり、構成を分かりやすく説明するために主要な構成要素のみ図示している。異物除去部11として機能する弾性植毛部材301は、基材として横長の矩形状をなす薄板状の弾性体を含んで構成され、そのLPF201の対向面に繊維が植毛されている。弾性植毛部材301は、その上下に配置されたバー302及びバー303間に張設されている。
バー302及びバー303の中心軸はLPF201の表面に略平行とされている。バー302及びバー303の端部はリンク部材304に固定されており、バー302及びバー303がLPF201に対して一定のギャップを保っている。
リンク部材304には上下に延伸するリードスクリュー305が噛み合っており、また、リードスクリュー305の隣に平行に配置されたガイドバー306が挿通している。リードスクリュー305の中心軸及びガイドバー306の中心軸はLPF201の表面に略平行とされている。リードスクリュー305はモータ307を駆動源として回転し、リードスクリュー305の回転に合わせて、リンク部材304がガイドバー306にガイドされながら上下方向に移動するので、弾性植毛部材301も上下方向に移動する。
また、バー302及びバー303の間には、これらバー302及びバー303と略平行に押付けバー308が配設されている。押付けバー308は、弾性植毛部材301の一部をその裏側からLPF201方向に押し付けるためのものであり、本発明でいう押付け部材に相当する。押付けバー308の中心軸はLPF201の表面に略平行とされている。押付けバー308の端部はリンク部材309に固定されている。
リンク部材309には上下に延伸するリードスクリュー311が噛み合っており、また、リードスクリュー311の隣に平行に配置されたガイドバー310が挿通している。リードスクリュー311の中心軸及びガイドバー310の中心軸はLPF201の表面と略平行とされている。リードスクリュー311はモータ312を駆動源として回転し、リードスクリュー311の回転に合わせて、リンク部材309がガイドバー310にガイドされながら上下方向に移動するので、押付けバー308も上下方向に移動する。
ここで、リンク部材304の上下方向への移動速度が、リンク部材309の上下方向への移動速度よりも速く設定されている。すなわち、弾性植毛部材301の上下方向への移動速度が、押付けバー308の上下方向への移動速度よりも速く設定されている。
次に、図4A〜図4Eを参照して、本実施形態における異物除去動作について説明する。図4A〜図4Eは、図3の一点鎖線Xでの断面図である。図4Aは弾性植毛部材301が退避位置で待機している状態を示す。図4B〜図4Dはそれぞれ弾性植毛部材301がLPF201の上部、中央部、下部の対向位置にある状態を示す。図4Eは弾性植毛部材301が払拭部材12に接触している状態を示す。
撮像装置がクリーニングモードになると、図4Aに示す待機状態にあった弾性植毛部材301と押付けバー308が下方向に移動し、図4Bに示すように、弾性植毛部材301がLPF201の表面の上部に接触する。このとき、押付けバー308は弾性植毛部材301の下部に位置し、弾性植毛部材301の下部がLPF201の表面に線状に接触する。
弾性植毛部材301と押付けバー308がさらに下方向に移動すると、弾性植毛部材301に比べて押付けバー308が遅れて移動するので、押付けバー308による押付け位置が徐々に変動する。そして、図4Cに示すように、弾性植毛部材301がLPF201の表面の上下方向中央付近に接触するときには、押付けバー308は弾性植毛部材301の略中央に位置し、弾性植毛部材301の略中央部がLPF201の表面に線状に接触する。
弾性植毛部材301と押付けバー308がさらに下方向に移動すると、図4Dに示すように、弾性植毛部材301がLPF201の表面の下部に接触する。このとき、押付けバー308は弾性植毛部材301の上部に位置し、弾性植毛部材301の上部がLPF201の表面に線状に接触する。
そして、弾性植毛部材301と押付けバー308がさらに下方向に移動すると、図4Eに示すように、弾性植毛部材301が払拭部材12に接触する。弾性植毛部材301が払拭部材12に接触しながら通過することにより、弾性植毛部材301が捕獲した異物が取り除かれる。
その後、弾性植毛部材301が払拭部材12を完全に通過すると、モータ307及びモータ312が停止し、逆回転を始める。そして、図4E〜図4Bに示す状態を経て、図4Aに示す待機状態に復帰する。
以上のように、弾性植毛部材301の移動に伴って、弾性植毛部材301のLPF201の表面に対する接触部位が連続的に変わる。これにより、弾性植毛部材301が捕獲した異物が、弾性植毛部材301が移動している間にLPF201の表面に接触しないようにすることができる。したがって、一回の異物除去動作中において、弾性植毛部材301によって異物が引きずられることがなく、LPF201を疵つけることもない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、撮像装置の基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、以下では第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5は、第2の実施形態の異物除去機構1の概略構成を説明するための図であり、レンズ側から見た図である。また、図6A〜図6Cは、異物除去部11として機能する植毛部材401まわりの構成を示す側面からみた透視図である。構成を分かりやすく説明するために、主要な構成要素のみ図示している。
図5に示すように、植毛部材401は、横長の矩形状をなす基材を含んで構成され、図6A〜図6Cに示すように、LPF201の表面に接触させる面が曲面、具体的にはLPF201に平行な直線群によって描かれる略円弧状をなす面とされており、その面に繊維が植毛されている。
植毛部材401の両端には、植毛部材401を回動させるための回転軸402が突設されている。
一方の回転軸402は、リンク部材403と図5の紙面垂直方向に摺動可能に係合する。具体的には、図6A〜図6Cに示すように、リンク部材403に形成された長穴に回転軸402が挿入されている。回転軸402は長穴内を図5の紙面垂直方向に摺動可能であるが、上下方向の移動は規制されている。すなわち、リンク部材403が上下方向に移動すれば、回転軸402もともに上下方向に移動する。リンク部材403には上下に延伸するガイドバー405が挿通している。同様に、他方の回転軸402は、リンク部材404と図5の紙面垂直方向に摺動可能に係合する。リンク部材404には上下に延伸するリードスクリュー406が噛み合っている。リードスクリュー406はモータ407を駆動源として回転し、リードスクリュー406の回転に合わせてリンク部材404が上下方向に移動するので、ガイドバー405にガイドされながら植毛部材401も上下方向に移動する。
また、一方の回転軸402にはトーションバネ408が装着される。トーションバネ408の上端は、リンク部材403に掛かっている。具体的には、図6A〜図6Cに示すように、リンク部材403に壁部414が設けられており、トーションバネ408の上端が自身の付勢力により壁部414に当接することで、トーションバネ408の上端の上下方向への移動が規制される。また、トーションバネ408の下端は、植毛部材401から側方に突出するピン410に掛かっている。なお、ピン410は、回転軸402の下方に配置されている。同様に、他方の回転軸402にはトーションバネ409が装着され、その上端がリンク部材404に掛かり、下端が植毛部材401から側方に突出するピン410に掛かっている。
植毛部材401の両端に対向するように、押さえ部材411が配置されている。押さえ部材411は、植毛部材401を挟んでLPF201とは逆側、図5で言えば紙面手前側に配置されている。
保持部材202の下部には、植毛部材401の乗り上げ部412が設けられている。
ここで、図6A〜図6Cを参照して、トーションバネ408及び押さえ部材411による植毛部材401の動きについて説明する。なお、図6A〜図6Cではリンク部材403側を図示するが、リンク部材404側も同様の構成となっている。
植毛部材401は、トーションバネ408、409により回転軸402を中心に矢印R方向に付勢されている。植毛部材401の上縁には押さえ部材411に対向する突起部413が設けられており、トーションバネ408、409の付勢力により突起部413が押さえ部材411に当接する。また、トーションバネ408、409の付勢力により植毛部材401がLPF201の表面に接触する。
ここで、押さえ部材411は、植毛部材401の突起部413との当接面が平面ではなく、少なくとも上部がLPF201側から離れるような滑らかな面となっている。この突起部413との当接面がカム面として作用し、植毛部材401の上下方向の移動に伴って、回転軸402が長穴内を摺動しつつ、突起部413を介して植毛部材401の回動角度が変わる。そして、植毛部材401のLPF201の表面に接触させる面は略円弧状になっているので、回転軸402を中心に回動する植毛部材401の回動角度によって、LPF201の表面に対する接触部位が変わることになる。
次に、図7A〜図7Gを参照して、本実施形態における異物除去動作について説明する。図7A〜図7Gは、図5の一点鎖線Zでの断面図である。図7Aは植毛部材401が退避位置で待機している状態を示す。図7B〜図7Dはそれぞれ植毛部材401がLPF201の上部、中央部、下部の対向位置にある状態を示す。図7E、図7Fは植毛部材401が払拭部材12に接触している状態を示す。図7Gは植毛部材401が異物除去動作を終えた状態を示す。
図7Aに示す待機状態において、トーションバネ408、409の付勢力により、植毛部材401の突起部413が押さえ部材411に当接し、また、植毛部材401の下部が保持部材202に当接している。
撮像装置がクリーニングモードになると、図7Aに示す待機状態にあった植毛部材401が下方向に移動し、図7Bに示すように、植毛部材401がLPF201の表面の上部に接触する。このとき、押さえ部材411によって規制される回動角度によって、植毛部材401の下部がLPF201の表面に接触する。
植毛部材401が下方向にさらに移動すると、押さえ部材411の植毛部材401との当接面がLPF201に徐々に近くなるので、植毛部材401が徐々に回転軸402を中心に時計回り(図6A〜図6Bの矢印Rと反対方向)に回動する。そして、図7Cに示すように、植毛部材401がLPF201の表面の上下方向中央付近に接触するときには、植毛部材401の略中央部がLPF201の表面に接触する。
植毛部材401が下方向にさらに移動すると、図7Dに示すように、植毛部材401がLPF201の表面の下部に接触する。このとき、植毛部材401の上部がLPF201の表面に接触する。
そして、植毛部材401がさらに下方向に移動すると、図7Eに示すように、植毛部材401が払拭部材12に接触する。植毛部材401が払拭部材12に接触しながら通過することにより、植毛部材401が捕獲した異物が取り除かれる。図7Fに示すように、植毛部材401が払拭部材12を完全に通過すると、植毛部材401の清掃が終了して、モータ407が停止し、植毛部材401は乗り上げ部412に乗り上げた状態で停止する。
その後、モータ407が逆回転を始め、植毛部材401は上方向に移動し、図7Gに示すように、払拭部材12を通過して再度清掃され、図7Dに示す状態となる。このとき、保持部材202と押さえ部材411によって植毛部材401の回動角度が規制されているので、植毛部材401はスムーズにLPF201と押さえ部材411との間に侵入することができる。そして、図7C、図7Bに示す状態を経て、図7Aに示す待機状態に復帰する。
以上のように、植毛部材401の移動に伴って、植毛部材401のLPF201の表面に対する接触部位が連続的に変わる。これにより、植毛部材401が捕獲した異物が、植毛部材401が移動している間にLPF201の表面に接触しないようにすることができる。したがって、一回の異物除去動作中において、植毛部材401によって異物が引きずられることがなく、LPF201を疵つけることもない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、撮像装置の基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、以下では第1、2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第3の実施形態の異物除去機構1の概略構成を説明するための図である。図8は、レンズ側から見た図であり、構成を分かりやすく説明するために主要な構成要素のみ図示している。異物除去部11として機能する植毛部材501は、横長の矩形状をなす基材を含んで構成され、そのLPF201の対向面に繊維が植毛されている。
植毛部材501の一端はリンク部材504に固定されており、リンク部材504には上下に延伸するガイドバー502が挿通している。また、植毛部材501の他端はリンク部材505に固定されており、リンク部材505には上下に延伸するリードスクリュー503が噛み合っている。リードスクリュー503はモータ506を駆動源として回転し、リードスクリュー503の回転に合わせてリンク部材505が上下方向に移動するので、ガイドバー502にガイドされながら植毛部材501も上下方向に移動する。
本実施形態では、植毛部材501が捕獲した異物を取り除く払拭部材12が、植毛部材501の退避位置(図8に示す位置)とLPF201との間に配置されている。
図9は、第3の実施形態における異物除去動作を制御するためのシステム構成図であり、構成を分かりやすく説明するために主要な構成要素のみ図示している。カメラシステム制御部507は、異物除去動作を含むカメラ全体の制御を行うと共に、各種の個別制御を行う。カメラシステム制御部507は、CPU508、ROM509、RAM510、カウンタ511、タイマ512等を含んで構成される。カウンタ511は、特定のタイミングでカウント、リセットを行う。タイマ512は、時間管理を行う。モータ制御部513は、カメラシステム制御部507からの制御信号に従って、植毛部材501を上下移動させるためのモータ506を駆動させる。
次に、図10を参照して、カメラシステム制御部507による異物除去動作の制御処理について説明する。ステップS1において、カメラシステム制御部507は、クリーニングモードであるか否かを判定し、クリーニングモードであれば、ステップS2に進む。
ステップS2において、カメラシステム制御部507は、ROM509からnの初期値(n=1)を読み出す。
次に、ステップS3において、カメラシステム制御部507は、カウント数nに予め設定された係数kを掛けた秒数だけモータ506を駆動させるようにモータ制御部513に信号を送る。モータ制御部513は、カメラシステム制御部507からの信号に従ってモータ506を駆動させる。ここでは、例えばn=4のとき、植毛部材501がLPF201より下方まで移動するように係数kを設定している。
モータ506をk×n秒駆動させた後、ステップS4において、カメラシステム制御部507は、モータ制御部513に停止信号を送る。モータ制御部513は、カメラシステム制御部507からの停止信号に従ってモータ506を停止させる。
次に、ステップS5において、ステップS3で移動させた植毛部材501を退避位置に戻すため、ステップS3で移動させた量と同じ量(すなわちk×n秒)だけモータ506を逆駆動させる。植毛部材501が退避位置に戻るとき、植毛部材501が払拭部材12を通過するので、植毛部材501が捕獲した異物は取り除かれる。
モータ506をk×n秒逆駆動させた後、ステップS6において、カメラシステム制御部507は、モータ制御部513に停止信号を送る。モータ制御部513は、カメラシステム制御部507からの停止信号に従ってモータ506を停止させる。
次に、ステップS7において、カメラシステム制御部507は、カウンタ511のカウント数をインクリメントする。
次に、ステップS8において、カウンタ511のnの値を確認する。ここでは、nが5未満の場合はステップS3に戻り、ステップS3〜ステップS8の処理を繰り返す。nが5の場合はステップS9に進む。
ステップS9において、クリーニングが完了したことを不図示の表示デバイスにより表示し、クリーニングモードの一連の処理が終了する。
以上の異物除去動作の制御により、LPF201の表面を異物除去部(植毛部材)501の移動方向に複数の領域に分割して、退避位置に近い領域から順に、各領域と退避位置との植毛部材501の移動を繰り返すことになる。そして、各領域と退避位置との植毛部材501の移動が繰り返されるたびに、払拭部材12により、植毛部材501が捕獲した異物が取り除かれる。したがって、一回の異物除去動作中において、植毛部材501によって異物が引きずられることがなく、LPF201を疵つけることもない。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態の変形例である。
図11は、第4の実施形態の異物除去機構1の概略構成を説明するための図である。第3の実施形態と同様に、植毛部材501、ガイドバー502、リードスクリュー503、リンク部材504、505、モータ506を備える。
また、保持部材202には、植毛部材501の移動方向に並べられたセンサ手段としてPIセンサ601〜605が設けられている。
図12は、第4の実施形態における異物除去動作を制御するためのシステム構成図であり、構成を分かりやすく説明するために主要な構成要素のみ図示している。なお、第3の実施形態との相違を説明するとともに、第3の実施形態と同様の構成要素には同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。第3の実施形態のシステム構成に比べると、タイマ512がなくなった代わりに、PIセンサ制御部606がカメラシステム制御部507に接続されている。PIセンサ制御部606には、各PIセンサ601〜605が接続されている。
第3の実施形態では、モータ506を駆動させる秒時を制御することによって、植毛部材501が異物除去を行う領域を複数に分割した。それに対して、第4の実施形態では、PIセンサ601〜604を各領域の終端に設けるとともにPIセンサ605を終了位置に設けて、カウント数nに応じて起動させるPIセンサ601〜605を切り替えて清掃する領域を制御している。すなわち、n=1〜5に対応して、有効にするPIセンサ601〜605を切り替え、有効となったPIセンサ601〜605の位置に植毛部材501が到達するまで移動させる。そして、有効となったPIセンサ601〜605の位置に植毛部材501が到達すると、PIセンサ601〜605から信号を受け取ったカメラシステム制御部507がモータ制御部513に停止信号を送り、植毛部材501を停止させる。その後、植毛部材501を退避位置に戻す。植毛部材501が退避位置に戻るとき、植毛部材501が払拭部材12を通過するので、植毛部材501が捕獲した異物は取り除かれる。そして、カウント数nを1つ加え、有効とするPIセンサ601〜605を切り替え、植毛部材501が走査する領域を変更する。
以上の異物除去動作の制御により、LPF201の表面を異物除去部(植毛部材501)の移動方向に複数の領域に分割して、退避位置に近い領域から順に、各領域と退避位置との植毛部材501の移動を繰り返すことになる。そして、各領域と退避位置との植毛部材501の移動が繰り返されるたびに、払拭部材12により、植毛部材501が捕獲した異物が取り除かれる。したがって、一回の異物除去動作中において、植毛部材501によって異物が引きずられることがなく、LPF201を疵つけることもない。
なお、上記実施形態では、異物除去部11として植毛部材を例に挙げたが、異物を捕獲、除去できるものであれば限定されるものではない。図13は、異物除去部の断面を模式的に示している。図13Aは、上記実施形態で挙げた異物除去部11、図13Bは他の例として挙げた異物除去部71である。701は基材、702は基材701に植毛された繊維である。703は不織布であり、基材701に繊維702を植毛する代わりとして、基材701に貼着等される。
また、上記実施形態では、払拭部材12としてブラシを例に挙げたが、粘着ローラ等、異物除去部が捕獲した異物を取り除くことができるのであれば限定されるものではない。
また、上記実施形態では、本発明でいう光学部材としてLPF201の表面に付着した異物を除去する構成を説明したが、他のフィルタ類やカバーガラス205の表面に付着した異物を除去する構成としてもよい。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る撮像装置(デジタル一眼レフカメラ)の内部構成例を示す分解斜視図である。 第1の実施形態の撮像部の概略構成を説明するための側方断面図である。 第1の実施形態の異物除去機構の概略構成を説明するための図である。 第1の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図3の一点鎖線Xでの断面図である。 第1の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図3の一点鎖線Xでの断面図である。 第1の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図3の一点鎖線Xでの断面図である。 第1の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図3の一点鎖線Xでの断面図である。 第1の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図3の一点鎖線Xでの断面図である。 第2の実施形態の異物除去機構の概略構成を説明するための図である。 異物除去部として機能する植毛部材まわりの構成を示す側面からみた透視図である。 異物除去部として機能する植毛部材まわりの構成を示す側面からみた透視図である。 異物除去部として機能する植毛部材まわりの構成を示す側面からみた透視図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第2の実施形態における異物除去動作について説明するための図であり、図5の一点鎖線Zでの断面図である。 第3の実施形態の異物除去機構の概略構成を説明するための図である。 第3の実施形態における異物除去動作を制御するためのシステム構成図である。 第3の実施形態における異物除去動作の制御処理を説明するためのフローチャートである。 第4の実施形態の異物除去機構の概略構成を説明するための図である。 第4の実施形態における異物除去動作を制御するためのシステム構成図である。 異物除去部の断面模式図である。 異物除去部の断面模式図である。
符号の説明
1 異物除去機構
11 異物除去部
12 払拭部材
201 光学ローパスフィルタ
202 保持部材
203 固体撮像素子
301 弾性植毛部材
302、303 バー
304、309 リンク部材
305 リードスクリュー
306、310 ガイドバー
307、312 モータ
308 押付けバー
401 植毛部材
402 回転軸
403、404 リンク部材
405 ガイドバー
406 リードスクリュー
407 モータ
408、409 トーションバネ
411 押さえ部材
412 乗り上げ部
501 植毛部材
502 ガイドバー
503 リードスクリュー
504、505 リンク部材
506 モータ
507 カメラシステム制御部

Claims (4)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置された光学部材と、
    前記光学部材の表面に異物除去部を接触させながら移動させることにより、前記光学部材の表面に付着した異物を捕獲、除去する異物除去機構とを備え、
    前記異物除去機構は、前記異物除去部の移動に伴って、前記異物除去部の前記光学部材の表面に対する接触部位を変えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記異物除去部は薄板状の弾性体を含んで構成され、
    前記異物除去機構は、前記薄板状の弾性体の一部をその裏側から前記光学部材方向に押し付ける押付け部材を備え、前記異物除去部の移動に伴って、前記押付け部材による押し付け位置を変える構成にしたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記異物除去部は前記光学部材の表面に接触させる曲面を含んで構成され、
    前記異物除去機構は、前記異物除去部の移動に伴って、前記異物除去部の角度を変える構成にしたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置された光学部材と、
    前記光学部材の表面に接触しながら移動することにより、前記光学部材の表面に付着した異物を捕獲、除去する異物除去部と、
    前記異物除去部の退避位置と前記光学部材との間に配置され、前記異物除去部が通過するときに前記異物除去部が捕獲した異物を取り除く払拭部材と、
    一回の異物除去動作において、前記光学部材の表面を前記異物除去部の移動方向に複数の領域に分割して、前記退避位置に近い領域から順に、前記各領域と前記退避位置との前記異物除去部の移動を繰り返すように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109264624A (zh) * 2018-11-16 2019-01-25 深圳市万普拉斯科技有限公司 一种用于实现发音单元位置变化的驱动机构

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