JP2006100875A - デジタルカメラの清掃方法及び清掃システム - Google Patents

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純子 長畑
Ichiro Tsujimura
一郎 辻村
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聡 横田
Norihiko Akamatsu
範彦 赤松
Kotaro Kawabe
浩太郎 川邉
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Abstract

【課題】 撮像面に付着した異物を清掃部材で除去するための清掃装置を簡略化した、レンズ交換式のデジタルカメラの清掃方法及び清掃システムを提供する。
【解決手段】 交換レンズの代わりに清掃装置20を装着し、
装着された清掃装置20の清掃部材43を、異物が付着した撮像面13に近接させ、
撮像素子12を撮像素子駆動手段10で揺動させることによって撮像素子12の撮像面13から異物を除去する。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルカメラの清掃方法及び清掃システムに関し、詳細には、レンズ交換式のデジタルカメラにおいて、撮像素子の撮像面に付着したチリやホコリ等の微小異物(以下、異物という。)を除去する清掃方法及び清掃システムに関する。
撮像素子を有するデジタルカメラにおいては、一旦、異物が撮像素子の撮像面に付着すると、付着した異物が粒状ノイズとなってしまう。一度撮像面に付着した異物は、撮像面から簡単には脱離することがないので、この粒状ノイズは、それ以降の撮影画像上にいつも現れてしまう。特に、レンズを交換することのできるレンズ交換式のものにおいては、レンズ交換が行われる際に、異物がカメラボディ内に侵入して撮像面に付着する可能性が高くなる。
撮像面に付着した異物は、カメラメーカーのサービス窓口で、クリーニングペーパ等で拭き取ることによって除去することが可能である。しかしながら、異物の付着したデジタルカメラを窓口に持ち込むことは、窓口まで足を運ぶ手間あるいはカメラを運ぶための運賃や送料及びクリーニング代金等を必要とするので、決してユーザーに好まれていることとは言い難い。
そこで、付着した異物の画像への影響をできるだけ少なくするために、異物が撮像面まで侵入しにくいような構造や、付着した異物を取り除く装置として、例えば、撮像面に気流を吹き付けて、異物を吹き飛ばす装置を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−229110号公報
しかしながら、いずれの場合も、付着した異物を物理的に排除するための大掛かりな構造や機構を新たに付加するものであるから、カメラのサイズが大きくなる要因や、カメラの価格が上昇する要因になるという問題がある。
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、撮像面に付着した異物を清掃部材で除去するための清掃装置を簡略化した、レンズ交換式のデジタルカメラの清掃方法及び清掃システムを提供することである。
課題を解決するための手段および作用・効果
上記技術的課題を解決するために、本発明によれば、以下のレンズ交換式のデジタルカメラの清掃システムが提供される。
すなわち、本発明に係るレンズ交換式のデジタルカメラの清掃システムは、光電変換を行う撮像素子、及び、該撮像素子を光軸直交方向に移動させる撮像素子駆動手段を有するカメラ本体と、異物が付着した撮像面に近接する清掃部材、及び、該清掃部材を清掃位置と退避位置との間で光軸方向に移動させる移動手段を有して、カメラ本体のマウントに装着される清掃装置と、を備え、清掃部材が清掃位置にあるときに、撮像素子が撮像素子駆動手段で揺動されることによって、撮像面から異物が除去されることを特徴とする。
上記清掃システムにおいては、清掃装置が、交換レンズと同様に、カメラのマウントに対して着脱自在であり、異物の除去作業を行うときに装着される。カメラのマウントに装着された清掃装置の清掃部材は、移動手段により、撮像面に近接した清掃位置と、撮像面から離間して退避させた退避位置との間で移動される。また、カメラ本体には、撮像素子を光軸直交方向に移動させる撮像素子駆動手段が設けられている。清掃作業を行うときには、清掃部材が清掃位置に位置決めされたあと、撮像素子が撮像素子駆動手段で揺動される。その結果、撮像面に付着した異物が除去される。清掃部材自身が揺動する代わりに、カメラ本体に内蔵された撮像素子駆動手段が撮像素子を揺動させているので、清掃装置を簡略化することができ、清掃装置の小型化に寄与する。
撮像素子駆動手段は、撮影時の手振れを補正するために使用されるものである。
清掃作業の際に撮像面を傷付けないために、清掃部材は、軟質材料からなることが好ましい。
除去した異物をカメラ本体の外に排出して清掃能力を向上させるために、清掃装置は、ノズルをさらに備えることが好ましい。
以下に、本発明の一実施形態に係るレンズ交換式デジタルカメラ1の清掃システムについて、図1〜5、7及び10を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の清掃装置20を有するレンズ交換式デジタルカメラ1のブロック図である。図2は、本発明の清掃装置20を有するレンズ交換式デジタルカメラ1の断面図であり、清掃ブラシ43が退避位置にあることを示している。図3は、図2に示した清掃ブラシ43が清掃位置にあることを示す断面図である。図4は、撮像素子駆動手段を説明する図である。図5は、本発明のレンズ交換式デジタルカメラ1の清掃動作を説明するフローチャートである。図7は、清掃部材が清掃ブラシであることを示す図である。図10は、交換レンズ又は清掃装置が着脱されるマウントを清掃装置側から見た図である。
レンズ交換式のデジタルカメラ1は、交換レンズや清掃装置20がカメラボディ2に対して着脱自在であるように構成されている。
カメラボディ2は、カメラ全体の動作を制御するカメラ用CPU4と、メインミラー5と、メインミラー5を駆動するミラー駆動機構6と、シャッタ8と、撮像素子(CCD)12と、交換レンズや清掃装置20が装着されるボディ側マウント9と、を備えている。カメラボディ2は、さらに、撮影モードや再生モードや表示モードや清掃モード等が選択される操作部11と、カメラ1の各種情報を表示する表示部3と、メインミラー5での反射光を利用して合焦検出を行う位相差AFモジュール14と、メインミラー5での反射光を接眼部に導くペンタプリズム16と、撮像素子12を揺動させる撮像素子駆動手段と、を備えている。
メインミラー5は、ハーフミラーであり、その下面にサブミラー7を有している。メインミラー5は、計測位置及び撮影位置という2つの位置を取る。計測位置は、メインミラー5が撮影光軸Oに対して45度の角度で傾斜配置されており、被写体光をペンタプリズム16と位相差AFモジュール14とに導く位置である。この計測位置は、清掃ブラシ43又はノズルが光軸方向に前進又は後退する移動行路から外れるように設計されている。また、撮影位置は、メインミラー5が撮影光路から退避して被写体光を撮像素子12に導く位置である。メインミラー5は、回動軸で回動可能に軸支されている。メインミラー5は、例えば、電動モータやギア等からなるミラー駆動機構6で回転駆動されるように構成されている。したがって、メインミラー5は、ミラー駆動機構6により、跳ね上げられて撮影位置となったり(ミラーアップ)、押し下げられて計測位置となったり(ミラーダウン)する。
被写体像を光電変換する撮像素子12の前には、シャッタ8が配設されている。シャッタ8は、例えば、先幕と後幕とを備えるフォーカルプレーンシャッタである。
撮像素子12は、被写体像を電気的信号に光電変換するものであり、電荷結合素子(CCD)や相補型MOS(CMOS)等の光電変換素子が用いられる。このような光電変換素子の前面すなわち被写体側には、通常、光学フィルタや保護ガラスが積層配置されている。なお、本願明細書中では、撮像素子や保護ガラスや光学フィルタ等の光電変換に係る部材の被写体側の最前列の露出面13を、総称して、撮像面を呼んでいる。
ボディ側マウント9は、交換レンズ又は清掃装置20を脱着するための取り付け部であり、切欠を有する溝が周上に形成されている。後述する清掃装置20の装置側マウント29の係合突起62がボディ側マウント9の溝と係合して、いわゆるバヨネット結合する。そして、装置側マウント29とボディ側マウント9とが、マウント面Mで接している。
清掃装置20は、筒状の筐体21の中に、清掃装置用CPU22と、電池(電源)24と、筒状のノズル36の先端に配設された清掃部材43と、ノズル36を光軸方向に前進又は後退させる駆動機構30とを備えている。筒状の筐体21の外表面上には、表示部26が配設されている。筒状の筐体21のカメラボディ2側の端部には、装置側マウント29が配設されている。
清掃装置用CPU22は、カメラ用CPU4と連携して、清掃装置20の動作全般を制御している。電池(電源)24は、CPU22と、駆動機構30とに電力を供給している。
清掃部材としての清掃ブラシ43は、軟質材料から構成されており、清掃ブラシ43が撮像面13に軽く摺接しても、撮像面13を傷付けることはない。
駆動機構30は、ノズル36の移動を案内するガイド部材34と、ガイド部材34に連なってネジ穴を有するフランジ部37と、フランジ部37のネジ穴と螺合するガイドネジ38と、フランジ部37を案内するガイド棒39と、ガイドネジ38を駆動する位置決め用モータ32とを備える。位置決め用モータ32の回転駆動力は、不図示のギアで減速されながらガイドネジ38を回転駆動する。そして、ガイドネジ38の回転駆動力は、ノズル36がガイド部材34に沿って光軸方向に前進又は後退するような直進運動に変換される。ノズル36は、撮影光軸Oに平行な移動行路に沿って前進又は後退する。そして、ノズル36は、清掃作業時にはマウント面Mから撮像素子12に向けて突出する清掃位置に位置決めされる。また、ノズル36は、非清掃作業時にはマウント面Mから清掃装置20側に引っ込んだ退避位置に位置決めされる。
ノズル36のカメラボディ2側の先端に配設された清掃ブラシ43が、撮像面13に対して当接する清掃位置に位置決めされる。マウント面Mを基準にして、マウント面MからCCD(撮像素子)12の受光面までの距離は、同じメーカのカメラであれば、同じになるように設計され、調整されている。ノズル36の操出量は、これらの設計データに基づいて決定されているので、ノズル36のカメラボディ2側の先端に配設された清掃ブラシ43が、撮像面13に強く衝突することはない。なお、光センサや超音波センサを用いて、ノズル36のカメラボディ2側の先端が撮像面13に近づいて来る様子を検知し、操出量を制御することにより、衝突を回避することも可能である。
装置側マウント29の表面には、図10に示すように、交信端子としての接点Cが設けられている。ボディ側マウント9にも、同様に、交信端子としての接点Cが設けられている。清掃装置20がカメラボディ2に装着されると、両接点Cが当接して電気的に接続される。両端子C間では、例えば、清掃装置20の装着の有無、カメラボディ2内蔵の電池や清掃装置20の電池24の残量情報、ノズル36の位置情報、シャッタ8の開閉状態、メインミラー5の位置情報、ノズル36の駆動状態、あるいは表示部3,26での表示等の各種動作に関する電気的信号がやりとりされる。
次に、撮像素子12を揺動させる撮像素子駆動手段10について説明する。
撮像素子駆動手段10は、撮影時の手振れを補正するためにカメラボディ2に内蔵されており、詳細については特開2003−110929号公報に記載されており、その内容は本願明細書に組み込まれている。
撮像素子駆動手段10は、手振れ量を検出する手振れ量検出素子と、手振れ量検出素子で検出された手振れ量を打ち消すように撮像素子を移動させる撮像素子駆動機構と、撮像素子の移動を高精度に制御する移動制御回路とを備えている。手振れ量検出素子としては、例えば、ジャイロセンサ素子が使用される。撮像素子駆動機構としては、例えば、圧電アクチュエーターが使用される。
撮像素子駆動手段10の一例を図4を参照しながら説明する。
支持板74は、サブベース板72の中央に設けられた開口73より小形であるように寸法構成されている。撮像素子13が取り付けられた支持板74の右側は、アーム88によってガイド軸体87に対して摩擦係合しながら支持されている。支持板74の左側は、支持アーム75によってガイドされている。アーム88内部に設けられた挟持スプリングによって、アーム88はガイド軸体87に対して弾性的に付勢されている。ガイド軸体87の上端部は、圧電素子と結合されており、圧電素子の伸縮運動に応じてガイド軸体87が伸縮運動する。圧電素子の伸びるときの速さと縮むときの速さを変えることによって、慣性力が支持板74に作用する。摩擦係合力に打ち勝つ慣性力が作用すると、支持板74が微少量移動する。したがって、支持板74及びガイド軸体87から構成される縦軸スライダー86は、縦軸(Y軸)方向に摺動することができる。
ベース板70の中央には、サブベース板72の開口73よりも大きな開口71が設けられている。支持板74が取り付けられたサブベース板72の上側は、アーム84によってガイド軸体83に対して摩擦係合しながら支持されている。支持板74の下側は、支持アーム76によってガイドされている。アーム84内部に設けられた挟持スプリングによって、アーム84はガイド軸体83に対して弾性的に付勢されている。ガイド軸体87の左端部は、圧電素子と結合されており、圧電素子の伸縮運動に応じてガイド軸体87が伸縮運動する。圧電素子の伸びるときの速さと縮むときの速さを変えることによって、慣性力がサブベース板72に作用する。摩擦係合力に打ち勝つ慣性力が作用すると、サブベース板72すなわち支持板74が微少量移動する。したがって、サブベース板72及びガイド軸体83から構成される横軸スライダー82は、横軸(X軸)方向に摺動することができる。
上記構成によって、撮像素子13は、光軸直交方向である縦軸及び横軸方向に独立して駆動される。
次に、図5を参照しながら、デジタルカメラ1及び清掃装置20の動作を説明する。
操作者がカメラボディ2に設けられた操作部11を清掃モードに切替えると、清掃装置20の一連の清掃作業が開始する(ステップ100)。ボディ側マウント9と装置側マウント29とを係合させて、清掃装置20をカメラボディ2に装着する(ステップ102)。ボディ側マウント9の接点Cと清掃装置20の接点Cとが当接して電気的に接続され、カメラ用CPU4と清掃装置のCPUとが交信して(ステップ104)、装着物が交換レンズか清掃装置20であるかが判断される(ステップ106)。装着物が交換レンズである場合、通常のカメラモードに移行する。装着物が清掃装置20であるならば、カメラ用CPU4が、清掃装置20が装着されているという信号を受信する(ステップ108)。
カメラ用CPU4は、カメラボディ2内蔵の電池及び清掃装置20の電池24の残量をチェックするようにとの指示を発して、各電池の残量が十分であるかどうかがチェックされる(ステップ110)。カメラ用CPU4は、電池の残量が不十分であるとに信号を受信すると、例えば「電池が不足しておりますので、清掃できません。」等の警告メッセージ又は警告用の絵文字を表示部3,26の少なくとも一方に表示するようにとの指示を発して、警告メッセージ等がそこに表示される(ステップ111)。
カメラ用CPU4は、電池の残量が十分であるとの信号を受信すると、メインミラー5を持ち上げる(ステップ112)とともに、シャッタ8を開状態にする(ステップ114)ようにとの指示を発して、ノズル36が光軸方向に前進又は後退するための移動行路が確保される。そして、準備OKの表示が表示部3,26の少なくとも一方になされる(ステップ116)。カメラ用CPU4は、清掃装置用CPU22に対して、清掃動作を開始するようにとの指示を送信する。
清掃装置用CPU22は、位置決め用モータ32に電力を供給して、位置決め用モータ32がガイドネジ38を回転駆動して、退避位置にあるノズル36の先端に配設された清掃ブラシ43を、撮像面13に当接する清掃位置に移動させるようにとの指示を発する(ステップ118)。清掃ブラシ43の移動が完了すると、例えば、清掃ブラシ43の位置決めがOKであるという表示がなされる(ステップ120)。
清掃開始ボタンがONになっているかがチェックされ(ステップ122)、清掃装置20の装着されたデジタルカメラ1が静置された状態にあるかを確認するために、カメラのブレ量が所定量以下であるかが判断される(ステップ124)。カメラのブレ量が所定量より大きい場合、デジタルカメラ1が静置状態になるまで待機する。カメラのブレ量が所定量より小さい場合、撮像素子駆動手段10によって撮像素子12の揺動が開始される(ステップ126)。撮像素子の撮像面13が清掃ブラシ43に対して相対的な揺動運動を行うことによって、撮像面13に付着していた異物が除去される。
所定時間が経過すると、清掃装置用CPU22は、撮像素子12の揺動を停止するようにとの指示を発して清掃作業を終了させる(ステップ128)。清掃作業が終了したとき、清掃完了の表示を行う(ステップ130)。清掃装置用CPU22は、位置決め用モータ32に電力を供給して、位置決め用モータ32の回転を逆にして、清掃位置に位置しているノズル36を、所定の退避位置に移動させるようにとの指示を発する(ステップ132)。清掃装置用CPU22は、ノズル36が所定の退避位置に移動したことを検知すると(ステップ134)、清掃完了の信号をカメラ用CPU4に向けて送信する。
カメラ用CPU4は、清掃作業完了の情報を受信すると、シャッタ8を閉状態にする(ステップ136)とともに、メインミラー5を押し下げる(ステップ138)ようにとの指示を発する。そして、シャッタ8が閉じられ、メインミラー5が押し下げられると、一連の清掃作業が終了する(ステップ140)。
上述した実施形態は、様々に変形させた形態で実施することができる。
例えば、図6に示したように、揺動する清掃機構に吸引機構を付加的に設置することができる。
図6の吸引機構は、ノズル36が手動で光軸方向に前後に移動されるとともに、吸引装置が清掃装置20の外部に設置されていることを特徴とするものである。
大略筒状の筐体21は、カメラボディ2側に装置側マウント29を有する。装置側マウント29は、バネ等で径方向外向きに付勢された係合突起62を有する。係合突起62は、ボディ側マウント9の不図示の溝とバヨネット結合する。また、装置側マウント29のカメラボディ2側の端面には、清掃装置20の装着の有無をカメラ用CPU4に知らせる、交信端子としての接点Cが設けられている。
筐体21は、被写体側の端部に、外付け吸引ノズル装着マウント60を有する。外付け吸引ノズル装着マウント60は、バネ等で中心方向に付勢された装着突起66とを有する。外付け吸引ノズル64が外付け吸引ノズル装着マウント60の外部吸引口61の中に挿入されると、外付け吸引ノズル64が装着突起66と係合して、外付け吸引ノズル64が外部吸引口61に保持される。
筐体21は、外表面上に、長手方向に延在するガイド穴51を有する。ガイド穴51の長さは、ノズル36の清掃ブラシ43が撮像素子12に向けて前進して清掃位置に位置決めされたときに、清掃ブラシ43が撮像素子12に軽く当接するように設計されている。
筒状のノズル36は、筐体21の内壁面に沿って前進及び後退の直進運動ができるように構成されている。ノズル36のカメラボディ2側の先端部分には、軟質の清掃ブラシ43が取付けられている。
ノズル36は、外方に突出する操作レバー53を有している。操作レバー53は、ガイド穴51に挿通されていて、長手方向に前後にスライド運動することができる。したがって、操作者が操作レバー53をカメラボディ2側にスライドさせれば、ノズル36が撮像素子12に向けて前進して清掃位置に移動する一方、操作者が操作レバー53を被写体側にスライドさせれば、ノズル36が後退して退避位置に移動する。
ノズル36は、カメラボディ2側の先端に、開口部31を有している。ノズル36及び筐体21の内部空間には、吸引通路40が形成されている。カメラボディ2の内部空間と、開口部31と、吸引通路40と、外付け吸引ノズル64の内部空間と、不図示の外部吸引装置とが連通しており、これら構成要素から、異物を吸引する一連の吸引経路が形成されている。
筐体21の外表面上には、逃がし穴57が設けられている。筐体21の内壁面には、逃がし穴57を閉止するように、定圧弁55が設けられている。すなわち、吸引経路の途中に、定圧弁55が設けられている。外部吸引装置としては、例えば、家庭等で使用される一般の掃除機が使用される。一般の掃除機の吸引力が強すぎる場合がある。そこで、所定の吸引力以上の吸引力が働いた場合には、定圧弁55が開いて、逃がし穴57から外部空気が導入されて、吸引経路内が過度に減圧されることが防止される。
清掃ブラシ43が、撮像面13に対して軽く当接する清掃位置に位置決めされたあと、清掃ブラシ43に対する撮像素子13の揺動動作とノズル36からの吸引動作とが行われて、揺動と吸引との相乗作用によって、より効果的に異物を捕集することができる。
また、吸引機構及び駆動機構は、図9のように構成することもできる。
図9に示したように、吸引機構は、筒状のノズル36と、ノズル36に連通して異物を捕集する異物収集チャンバー46と、ノズル36と異物収集チャンバー46とを隔てて異物の逆流を防止する吸引窓48と、異物を捕集する袋状の異物収集パック47と、負圧を与える吸引室42とを備える。異物収集チャンバー46と吸引室42との間には、両者をつなぐ吸引口44が配設されている。ノズル36は、カメラボディ2側の先端に、開口部31を有している。ノズル36及びガイド部材34の内部には、吸引通路40が形成されている。カメラボディ2の内部空間と、開口部31と、吸引通路40と、吸引窓48と、異物収集パック47と、異物収集チャンバー46と、吸引口44と、吸引室42とが連通しており、これら構成要素から、異物を吸引する一連の吸引経路が形成されている。
駆動機構30は、ノズル36を案内するガイド部材34と、ガイド部材34に連なってネジ穴を有するフランジ部37と、フランジ部37のネジ穴と螺合するガイドネジ38と、フランジ部37を案内するガイド棒39と、ガイドネジ38を駆動する位置決め用モータ32とを備える。位置決め用モータ32の回転駆動力は、不図示のギアで減速されながらガイドネジ38を回転駆動する。そして、ガイドネジ38の回転駆動力は、ノズル36がガイド部材34に沿って前進又は後退するような直進運動に変換される。そして、ノズル36の先端に配設された清掃ブラシ43は、清掃作業時にはマウント面Mから撮像素子12に向けて突出する清掃位置に位置決めされる。また、ノズル36の先端に配設された清掃ブラシ43は、非清掃作業時にはマウント面Mから清掃装置20側に引っ込んだ退避位置に位置決めされる。
清掃ブラシ43が、撮像面13に対して軽く当接する清掃位置に位置決めされたあと、清掃ブラシ43に対する撮像素子13の揺動動作とノズル36からの吸引動作とが行われて、揺動と吸引との相乗作用によって、より効果的に異物を捕集することができる。
なお、吸引機構は、図11に示すように、吸引室42内に、異物を捕集するフィルタ49と、モータ41で駆動されるファン45とを備えた構成とすることもできる。このような簡単な構成により、撮像素子12に連なる吸引通路40に負圧を与えて異物を効果的に吸引することができる。
清掃部材としての清掃ブラシ43は、ブラシ毛を束ねた形態で使用され、撮像面13を傷付けない軟質部材の使用が好ましい。ブラシ毛としては、アクリルやポリエステルやナイロンなどの樹脂系の微細繊維や、豚毛や馬毛等の天然毛が使用される。他の清掃部材としては、図8に示したスポンジ状のパッドや、不織布等が使用可能である。また、これらの清掃部材に帯電防止処理を施すことも有効である。
本発明に係る清掃システムを有するレンズ交換式デジタルカメラのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る清掃システムを有するデジタルカメラの断面図であり、清掃部材が退避位置にあることを示している。 図2に示した清掃部材が清掃位置にあることを示す断面図である。 撮像素子駆動手段を説明する図である。(A)は背面から見た図である。(B)は側面から見た図である。 本発明に係るレンズ交換式デジタルカメラの清掃動作を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る清掃装置の断面図である。 清掃部材としての清掃ブラシを示す図である。 他の清掃部材としての清掃パッドを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る清掃装置の断面図である。 清掃装置側マウントを説明する図である。 図10に示したカメラ用清掃パッドが清掃位置にあることを示す断面図である。
符号の説明
1 レンズ交換式デジタルカメラ
2 カメラボディ
3 表示部
4 カメラ用CPU
5 メインミラー
6 ミラー駆動機構
7 サブミラー
8 シャッタ
9 ボディ側マウント
10 撮像素子駆動装置
11 操作部
12 CCD(撮像素子)
13 撮像面
14 位相差AFモジュール
16 ペンタプリズム
20 清掃装置
21 筐体
22 清掃装置用CPU
24 電池(電源)
26 表示部
29 装置側マウント
30 駆動機構
31 開口部
32 位置決め用モータ
34 ガイド
36 ノズル
37 フランジ部
38 ガイドネジ
39 ガイド棒
40 吸引通路
41 モータ
42 吸引室
43 清掃ブラシ(清掃部材)
44 吸引口
45 ファン
46 異物収集チャンバー
47 異物収集パック
48 吸引窓
49 フィルタ
51 ガイド穴
52 清掃用モータ
53 操作レバー
54 清掃パッド(清掃部材)
55 定圧弁
56 可動筒
57 逃がし穴
60 外付け吸引ノズル装着マウント
61 外部吸引口
62 係合突起
64 外付け吸引ノズル
66 装着突起
70 ベース板
71 開口
72 サブベース板
73 開口
74 支持板
75 支持アーム
76 支持アーム
82 横軸スライダー
83 ガイド軸体
84 スライドアーム
86 縦軸スライダー
87 ガイド軸体
88 スライドアーム
C 接点
M マウント面
O 撮影光軸

Claims (8)

  1. 交換レンズの代わりに清掃装置を装着し、
    装着された清掃装置の清掃部材を、異物が付着した撮像面に近接させ、
    撮像素子を撮像素子駆動手段で揺動させることによって撮像素子の撮像面から異物を除去することを特徴とする、レンズ交換式のデジタルカメラの清掃方法。
  2. 上記撮像素子駆動手段は、撮影時の手振れを補正するために使用されることを特徴とする、請求項1記載の清掃方法。
  3. 上記清掃部材は、軟質材料からなることを特徴とする、請求項1記載の清掃方法。
  4. 上記清掃装置は、ノズルをさらに備えることを特徴とする、請求項1記載の清掃方法。
  5. レンズ交換式のデジタルカメラの清掃システムであって、
    光電変換を行う撮像素子、及び、該撮像素子を光軸直交方向に移動させる撮像素子駆動手段を有するカメラ本体と、
    異物が付着した撮像面に近接する清掃部材、及び、該清掃部材を清掃位置と退避位置との間で光軸方向に移動させる移動手段を有して、カメラ本体のマウントに装着される清掃装置と、を備え、
    清掃部材が清掃位置にあるときに、撮像素子が撮像素子駆動手段で揺動されることによって、撮像面から異物が除去されることを特徴とする、デジタルカメラの清掃システム。
  6. 上記撮像素子駆動手段は、撮影時の手振れを補正するために使用されることを特徴とする、請求項5記載の清掃システム。
  7. 上記清掃部材は、軟質材料からなることを特徴とする、請求項5記載の清掃システム。
  8. 上記清掃装置は、ノズルをさらに備えることを特徴とする、請求項5記載の清掃システム。
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