JP2009162949A - 異物除去装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】捕獲部材から異物を払い落とす方向が光学部材のある方向であっても、その払い落とした異物が光学フィルタに再付着しないようにする。
【解決手段】光学ローパスフィルタ102の表面に接触しながら移動することにより光学ローパスフィルタ102の表面に付着した異物を捕獲除去する清掃部材301と、清掃部材301が所定の位置まで移動したときに清掃部材301が捕獲した異物を払い落とす払拭部材302と、払拭部材30が位置する空間と光学ローパスフィルタ102の前面の空間とを遮断する遮断位置、及び、清掃部材301が通過できるように遮断位置から退避する退避位置に移動する異物受け部材303とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、光学部材の表面に付着した異物を除去する異物除去装置、及び、それを備えたデジタル一眼レフカメラ等の撮像装置に関する。
カメラの撮影レンズの焦点面近傍に塵埃等の異物が存在すると、その異物の影が固体撮像素子に写り込んでしまうという問題がある。このような異物は、レンズ交換時に塵埃が外部から侵入したり、カメラ内部でのシャッタやミラーの動作に伴い、その構造部材である樹脂等の微細な磨耗紛が発生したりすることが原因と考えられている。
このような原因で発生した異物が、固体撮像素子の保護用のカバーガラスとカバーガラスの前面に配設されている赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ等の光学フィルタとの間に入り込んでしまった場合には、その異物を除去するためにカメラを分解しなければならなかった。このため、固体撮像素子のカバーガラスと光学フィルタとの間に異物が入り込まないように密閉構造にすることは極めて有効なものであった。
また、光学フィルタの固体撮像素子と対向していない面に異物が付着した場合、例えば植毛部材等の異物捕獲部が光学フィルタに接触しながら移動(走査)することにより異物を捕獲除去することが有効である(例えば特許文献1を参照)。
しかしながら、異物捕獲部が光学フィルタに接触しながら走査する構成とした場合、異物を光学フィルタの表面で何度も繰り返し引きずりながら走査することになる。そのため、特に捕獲した異物が硬いものである場合には、光学フィルタの表面を傷つけてしまうという問題が依然として残っている。
特開2005−5972号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、塵埃の除去は可能ではあるものの、大きな塵埃や硬い塵埃の付着時に、その塵埃を引きずり撮像素子受光面に傷をつけるおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、光学素子の表面に付着した異物を該光学素子の表面を傷つけないように除去できるようにすると共に、その除去した異物を際付着させないことを目的とする。
本発明の異物除去装置は、光学部材の表面に接触しながら移動することにより前記光学部材の表面に付着した異物を捕獲除去する捕獲部材と、前記捕獲部材が所定の位置まで移動したときに前記捕獲部材が捕獲した異物を払い落とす払拭部材と、前記払拭部材が位置する空間と前記光学部材の前面の空間とを遮断することのできる遮断機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置された光学素子と、本発明の異物除去装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、払拭部材を設けて捕獲した異物を除去するようにしたので、一度捕獲した異物により光学素子の表面を傷つけないようにすることができる。また、払拭部材が位置する空間と光学部材の前面の空間とを遮断機構により遮断するようにしたので、捕獲部材から異物を払い落とす方向が光学部材のある方向であっても、その払い落とした異物が光学フィルタに再付着しないようにすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観図である。図1は、カメラを被写体側より見た正面側斜視図であって、撮影レンズユニットを外した状態を示す。図2は、カメラを撮影者側より見た背面側斜視図である。
図1に示すように、カメラ本体1には、撮影時に撮影者が安定して握り易いように被写体側に突出したグリップ部1aが設けられている。
カメラ本体1のマウント部2には、不図示の撮影レンズユニットが着脱可能に固定される。マウント接点21は、カメラ本体1と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号、データ信号等の通信を可能にするとともに、撮影レンズユニット側に電力を供給する。マウント接点21は、電気通信のみならず、光通信、音声通信等が可能なように構成してもよい。マウント部2の横には、撮影レンズユニットを取り外す際に押し込むレンズロック解除ボタン4が配置されている。
カメラ本体1内には、撮影レンズを通過した撮影光束が導かれるミラーボックス5が設けられており、ミラーボックス5内にメインミラー(クイックリターンミラー)6が配設されている。メインミラー6は、撮影光束を不図示のペンタダハミラーの方向へ導くために撮影光軸に対して45°の角度に保持される状態と、後述する撮像素子101の方向へ導くために撮影光束から退避した位置に保持される状態とを取り得る。
カメラ上部のグリップ1a側には、撮影開始の起動スイッチとしてのレリーズボタン7と、撮影時の動作モードに応じてシャッタスピードやレンズ絞り値を設定するためのメイン操作ダイヤル8と、撮影系の上面動作モード設定ボタン10とが配置されている。これら操作部材の操作結果の一部は、LCD表示パネル9に表示される。レリーズボタン7は、第1ストロークでスイッチSW1がONし、第2ストロークでスイッチSW2がONする構成となっている。また、上面動作モード設定ボタン10は、レリーズボタン7の1回の押込みで連写になるか1コマのみの撮影となるかの設定や、セルフ撮影モードの設定等を行うためのものであり、LCD表示パネル9にその設定状況が表示される。
カメラ上部の中央には、カメラ本体1に対してポップアップするストロボユニット11と、フラッシュ取り付け用のシュー溝12及びフラッシュ接点13とが設けられている。
カメラ上部の右よりには、撮影モード設定ダイヤル14が配置されている。
カメラのグリップ1aに対して反対側の側面には、開閉可能な外部端子蓋15が設けられている。外部端子蓋15を開けた内部には、外部インタフェースとしてビデオ信号出力用ジャック16及びUSB出力用コネクタ17が納められている。
図2に示すように、カメラ背面の上方には、ファインダ接眼窓18が設けられている。また、カメラ背面の中央付近には、画像表示可能なカラー液晶モニタ19が設けられている。
カラー液晶モニタ19の横には、サブ操作ダイヤル20が配置されている。サブ操作ダイヤル20は、メイン操作ダイヤル8の機能の補助的役割を担うものである。例えばカメラのAEモードでは、自動露出装置によって算出された適正露出値に対する露出補正量を設定するために使用される。シャッタスピード及びレンズ絞り値の各々を使用者の意志によって設定するマニュアルモードでは、メイン操作ダイヤル8でシャッタスピードを設定し、サブ操作ダイヤル20でレンズ絞り値を設定するように使用される。また、このサブ操作ダイヤル20は、カラー液晶モニタ19に表示される撮影済み画像の表示を選択するためにも使用される。
さらに、カメラ背面には、カメラの動作を起動もしくは停止するためのメインスイッチ22と、後述するクリーニングモードを動作させるためのクリーニング指示操作部材23とが配置されている。
図3は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラに内蔵される撮像ユニット100、フォーカルプレーンシャッタ200、異物除去装置300の概略構成を説明するための側方断面図である。また、図4は、図3の領域Aの拡大図である。
撮像ユニット100は、以下のように構成される。被写体像を光電変換する固体撮像素子101の前方に光学ローパスフィルタ(以下「LPF」と称する)102が配置される。なお、LPF102は、通常複数の層から構成されており、図3等でもそのように表現しているが、異物が付着する面(清掃される面)は、フォーカルプレーンシャッタ200に対向する表面である。固体撮像素子101はパッケージ部材104に収容され、保護部材(カバーガラス)105により保護される。また、LPF102は枠状の保持部材103により保持される。LPF102と保護部材105とはその間を密閉するためのシール部材106を介して固定される。固体撮像素子101の接続端子108は基板107に接続される。基板107は、カメラの動作を制御する制御回路を構成する電気素子が搭載されたものである。固体撮像素子101が収容されたパッケージ部材104は保持板109により保持される。
フォーカルプレーンシャッタ200は、以下のように構成される。フォーカルプレーンシャッタ200は、先幕201及び後幕202からなる。先幕201は複数のシャッタ羽根201a、201b、201c、201dにより構成され、後幕202は複数のシャッタ羽根により構成される。先幕201及び後幕202の駆動スペースは中間板203により分割されている。後幕202の押え板204には、撮像のためにその略中央部に開口が設けられている。また、先幕201の押え板として機能するカバー板205には、撮像のためにその略中央部に開口が設けられている。
異物除去装置300は、以下のように構成される。植毛部材等の清掃部材301は、駆動機構(図4のモータ406等)により撮像ユニット100とフォーカルプレーンシャッタ200との間を、図3に仮想線で示す位置301bまで上下方向に移動可能となっている。清掃部材301は、LPF102の表面に接触しながら移動することによりLPF102の表面に付着した異物を捕獲除去するものであり、本発明でいう捕獲部材に相当する。なお、図3に示す清掃部材301の位置は、クリーニングモード以外での退避位置である。
また、保持部材103には、清掃部材301を清掃する払拭部材302が配設されている。払拭部材302は、清掃部材301が所定の位置、すなわち払拭部材302の位置まで移動したときに、清掃部材301が捕獲した異物を払い落とすものである。
また、払拭部材302が位置する空間とLPF102の前面の空間とを遮断する異物受け部材303が設けられる。異物受け部材303は、不図示の駆動機構により図3の左右方向に移動可能となっている。異物受け部材303の払拭部材302に対向する面には、異物を捕集する捕集手段として粘着テープが貼着される。
図4は、図3の点線で囲んだ領域Aの拡大図である。保持部材103に内蔵されたモータ304が回転することによりギア305を介してリードスクリュ306が回転し、異物受け部材303を図4の左右方向に移動させることできる。なお、これらモータ304及びギア305が相まって本発明でいう駆動手段を構成し、この駆動手段と異物受け部材303が相まって本発明でいう遮断機構を構成する。
また、図4において、307はクッション部材であり、異物受け部材303がカバー板205に衝突するときの衝撃を和らげる。308はスイッチ部材であり、清掃部材301に設けられた導電性部材309が接触することで導通する。なお、これらスイッチ部材308及び導電性部材309が相まって本発明でいう検出手段を構成する。
図5は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの制御構成を示す図である。撮像装置システム制御部401は、CPU402、ROM403、RAM404等により構成され、カメラ全体の制御を行うと共に、各種の個別制御を行う。清掃部材制御部405は、撮像装置システム制御部401からの信号に基づいてモータ406を駆動し、清掃部材301を指定ステップ分移動させる。異物受け部材制御部407は、撮像装置システム制御部401からの信号に基づいてモータ304を駆動し、異物受け部材303を移動させる。
また、撮像装置システム制御部401にはスイッチ部材308に接続しており、清掃部材301がスイッチ部材308の位置を通過した検出信号を受ける。撮像装置システム制御部401のカウンタ408は、清掃部材301が駆動した回数をカウントし、カウンタ408のカウントが奇数か偶数かによって清掃部材301の移動方向を決定する。
以下、図6〜図8を参照して、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの処理動作を説明する。図6は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラのクリーニングモード時の処理動作を示すフローチャートである。図7A〜図7Gは、図4の拡大図部分のクリーニングモード時の動作を示す図である。図8A、図8Bは、図4の拡大図部分を上から見た図である。なお、図7A〜図7Gにおいて、aは異物である。また、図8A、図8Bにおいて、310は清掃部材301をLPF102面と平行に移動するためのガイドバーである。311は清掃部材301を移動するためにモータ406によって回転するリードスクリュである。312は異物受け部材303の移動をガイドするためのガイドバーである。
ステップS101で、撮像装置システム制御部401はクリーニング指示操作部材23の操作等によりクリーニングモードに移行したか否かを判定し、クリーニングモードであれば、ステップS102へと進む。
ステップS102で、撮像装置システム制御部401は清掃部材制御部405に信号を送り、信号を受けた清掃部材制御部405がモータ406を駆動する。これにより、清掃部材301がLPF102の表面に接触しながら図7Aの上方向に移動する。清掃部材301がLPF102を通過し終えると、図7Bに示すように、LPF102の表面に付着していた異物Aは清掃部材301に捕獲除去される。
ステップS103で、撮像装置システム制御部401は導電性部材309がスイッチ部材308に接触したか否かを判定する。ここで、導電性部材309は図7Bの左右方向に位置がずれていたとしても、十分にスイッチ部材308に接触するだけの長さと弾性を有するものとする。図7Cに示すように、導電性部材309がスイッチ部材308に接触すると、撮像装置システム制御部401に信号が送られて、ステップS104へと進む。
ステップS104で、撮像装置システム制御部401は異物受け部材制御部407に信号を送り、信号を受けた異物受け部材制御部407がモータ304を駆動する。これにより、異物受け部材303が図7Cの左方向に指定ステップ分だけ移動して、ステップS105へと進む。
ステップS105で、図7Dに示すように、指定ステップ分だけ移動した異物受け部材303がクッション部材307に接触し、移動を完了する。このとき、異物受け部材303のクッション部材307までの移動は、清掃部材301が払拭部材302に接触するまでの間に完了している。そして、異物受け部材303が図7Dに示す位置にあることにより、払拭部材302が位置する空間とLPF102の前面(レンズ対向面)との空間が完全に遮断されることになる。すなわち、異物受け部材303は、図8Aに示す退避位置から図8Bに示す遮断位置へと移動している。
そして、図7Eに示すように、清掃部材301が更に上方向に移動して払拭部材302に接触することにより、清掃部材301が捕獲した異物aは払い落とされる。払い落とされた異物aは、図7Eの下方向に飛散するが、異物受け部材303があるので、LPF102のレンズ対向面には向かわず、異物受け部材303により捕集される。その後、清掃部材301の上方向への移動が指定ステップ分完了すると、ステップS106へと進む。
ステップS106で、撮像装置システム制御部401は清掃部材制御部405を介して清掃部材301を停止するとともに、カウンタ408のカウントを1増加し、ステップS107へと進む。
ステップS107で、撮像装置システム制御部401が清掃部材制御部405に信号を送り、信号を受けた清掃部材制御部405がモータ406をステップS102の場合と逆回転に駆動する。これにより、清掃部材301がLPF102の表面と平行に図7Eの下方向に走行する。
ステップS108で、撮像装置システム制御部401は導電性部材309がスイッチ部材308に接触したか否かを判定する。図7Fに示すように、導電性部材309がスイッチ部材308に接触すると、撮像装置システム制御部401に信号が送られて、ステップS109へと進む。
ステップS109で、撮像装置システム制御部401が異物受け部材制御部407に信号を送り、信号を受けた異物受け部材制御部407がモータ304をステップS104の場合と逆回転に駆動させる。これにより、異物受け部材303が図7Fの右方向に指定ステップ分だけ移動して、ステップS110へと進む。このとき、異物受け部材303が指定ステップ分の駆動を完了するタイミングは、図7Fの下方向に移動している清掃部材301に衝突しないように設定されている。
ステップS110で、撮像装置システム制御部401は、異物受け部材303が図7Gに示す退避位置まで退避したら、異物受け部材制御部407を介して異物受け部材303を停止し、ステップS111へと進む。
ステップS111で、撮像装置システム制御部401は清掃部材制御部405を介して清掃部材301が指定ステップ分の移動を完了し、清掃部材301を退避位置へと移動する。清掃部材301の退避位置への移動が完了すると、カウンタ408のカウントを1増加し、停止する。以上で一連のシーケンスは完了する。
以上述べたように、異物除去装置300の清掃部材301が捕獲除去した異物aを払拭部材302により払い落とすとともに、払い落とした異物aを異物受け部材303により捕集するので、異物aがLPF102に再付着するのを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、図9〜図13を参照して、第2の実施形態を説明する。以下では、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9は、第1の実施形態で説明した図4に対応する拡大図である。第2の実施形態の異物受け部材313は、払拭部材302が位置する空間とLPF102の前面の空間とを遮断するとともに、清掃部材301が通過する際に当接して開く回転扉状となっている。具体的に、異物受け部材313は、磁性材料により形成された基材314と、回転軸315と、粘着材からなる捕集部316とにより構成されている。基材314は2枚の板を直角につなげた形状、すなわち側面視においてL字形状を呈し、その角部に回転軸315が設けられる。
また、保持部材103には、異物受け部材313の回転軸315の上下側に磁石317、318が設けられる。
図10は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの制御構成を示す図である。本実施形態では、清掃部材301が異物受け部材313に当接して開くので、第1の実施形態のように、異物受け部材制御部407及びモータ3、スイッチ部材308及び導電性部材309は設置されていない。
以下、図11A〜図11F、図12を参照して、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの処理動作を説明する。図11A〜図11Fは、図9の拡大図部分のクリーニングモード時の動作を示す図である。図12A、図12Bは、清掃部材301と異物受け部材313との関係を説明するための斜視図である。
第1の実施形態と同様に、クリーニングモードに移行した場合、撮像装置システム制御部401は清掃部材制御部405に信号を送り、信号を受けた清掃部材制御部405がモータ406を駆動する。これにより、清掃部材301がLPF102の表面に接触しながら図11Aの上方向に移動する。清掃部材301がLPF102を通過し終えると、図11Bに示すように、LPF102の表面に付着していた異物aは清掃部材301に捕獲除去される。
清掃部材301が図11Bに示す位置に移動すると、清掃部材301が異物受け部材313に当接し、清掃部材301に押されて異物受け部材313が回転軸315を中心に図11Bの時計回り方向に回転する。ここで、図12Aに示すように、捕集部316には非粘着部316aが形成されており、清掃部材301に設けられた突起部301aが非粘着部316aに当接するようになっている。これにより、捕集部316の粘着力が清掃部材301の走査を阻害することがない。その後、図11Cに示すように、異物受け部材313が保持部材103に当接し、磁石317の磁力により静止する。
そして、清掃部材301が更に上方向に移動して払拭部材302に接触することにより、清掃部材301に捕獲した異物aは払い落とされる。払い落とされた異物aは下方向に飛散するが、異物受け部材313があるので、LPF102のレンズ対向面には向かわず、図11Dに示すように、異物受け部材313により捕集される。ところで、異物受け部材313を回転可能にするため、カバー板205と異物受け部材313との間には隙間が存在する。そこで、カバー板205に突起部216を設け、隙間に侵入してきた異物aがLPF102には向かわないようにしておく。
清掃部材301の上方向への移動が指定ステップ分完了すると、撮像装置システム制御部401は清掃部材制御部405を介して清掃部材301を停止する。続いて、撮像装置システム制御部401が清掃部材制御部405に信号を送り、清掃部材制御部405がモータ406を逆回転に駆動する。これにより、清掃部材301がLPF102の表面と平衡に図11Dの下方向に走行する。
清掃部材301が図11Eに示す位置に移動すると、清掃部材301が異物受け部材313に当接し、清掃部材301に押されて異物受け部材313が回転軸315を中心に図11Eの反時計回り方向に回転する。ここで、図12Bに示すように、捕集部316には非粘着部316aが形成されており、清掃部材301に設けられた突起部301aが非粘着部316aに当接するようになっている。これにより、捕集部316の粘着力が清掃部材301の走査を阻害することがない。その後、図11Fに示すように、異物受け部材313が保持部材103に当接し、磁石318の磁力により静止する。
清掃部材301の下方向への移動が指定ステップ分完了すると、撮像装置システム制御部401は清掃部材制御部405を介して清掃部材301を停止する。以上で一連のシーケンスは完了する。
以上述べたように、異物除去装置300の清掃部材301が捕獲除去した異物aを払拭部材302により払い落とすとともに、払い落とした異物aを異物受け部材313により捕集するので、異物aがLPF102に再付着するのを防ぐことができる。しかも、清掃部材301が異物受け部材313を当接して動かすようにしたので、第1の実施形態の異物受け部材制御部407及びモータ3、スイッチ部材308及び導電性部材309は不要であり、より簡素な構成とすることができる。
なお、本実施形態では、捕集部316を粘着材としたが、例えば捕集部をエレクトレット部材により形成し、静電気力によって異物aを捕集する構成としてもよい。
また、本実施形態では、異物受け部材313を静止させるために、磁石317、318を保持部材103に設けたが、保持部材103以外の箇所に設けてもよい。また、磁石ではなく、例えば異物受け部材313が爪に引っ掛かるようにして静止させるようにしてもよい。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば上記実施形態では、本発明でいう光学部材としてLPFを例にして説明したが、他の光学フィルタ(赤外線カットフィルタ等)や撮像素子のカバーガラスであってもよい。
デジタル一眼レフカメラの外観図である。 デジタル一眼レフカメラの外観図である。 第1の実施形態における撮像ユニットとフォーカルプレーンシャッタと異物除去装置の概略構成を説明するための側方断面図である。 第1の実施形態における主要部の拡大図である。 第1の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの制御構成を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 図4の拡大図部分を上から見た図であり、異物受け部材が退避位置にある状態を示す図である。 図4の拡大図部分を上から見た図であり、異物受け部材が遮断位置にある状態を示す図である。 第2の実施形態における主要部の拡大図である。 第2の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの制御構成を示す図である。 第2の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第2の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第2の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第2の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第2の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第2の実施形態におけるクリーニングモード時の動作を示す図である。 第2の実施形態における清掃部材と異物受け部材との関係を説明するための斜視図であり、清掃部材の上昇時の状態を示す図である。 第2の実施形態における清掃部材と異物受け部材との関係を説明するための斜視図であり、清掃部材の下降時の状態を示す図である。
符号の説明
100 撮像ユニット
101 固体撮像素子
102 光学ローパスフィルタ
103 保持部材
104 パッケージ部材
105 保護部材(カバーガラス)
200 フォーカルプレーンシャッタ
300 異物除去装置
301 清掃部材
302 払拭部材
303 異物受け部材
313 異物受け部材

Claims (6)

  1. 光学部材の表面に接触しながら移動することにより前記光学部材の表面に付着した異物を捕獲除去する捕獲部材と、
    前記捕獲部材が所定の位置まで移動したときに前記捕獲部材が捕獲した異物を払い落とす払拭部材と、
    前記払拭部材が位置する空間と前記光学部材の前面の空間とを遮断することのできる遮断機構とを備えたことを特徴とする異物除去装置。
  2. 前記遮断機構は、
    前記払拭部材が位置する空間と前記光学部材の前面の空間とを遮断する異物受け部材と、
    前記異物受け部材を前記払拭部材が位置する空間と前記光学部材の前面の空間とを遮断する遮断位置、及び、前記捕獲部材が通過できるように前記遮断位置から退避する退避位置に移動させる駆動手段とにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 前記捕獲部材の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記捕獲部材の位置に応じて前記駆動手段を制御する制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の異物除去装置。
  4. 前記遮断機構は、前記払拭部材が位置する空間と前記光学部材の前面の空間とを遮断するとともに、前記捕獲部材が通過する際に該捕獲部材が当接して開く扉状の異物受け部材により構成されることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置。
  5. 前記異物受け部材に捕集手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の異物除去装置。
  6. 被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置された光学部材と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の異物除去装置とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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