JP2009266609A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングにおける端子のはんだ付部を収容する収容溝の内側壁に凹部を形成することによって、簡素な構成でありながら、かつ、工程数を増加させることなく、ハウジングによる端子の保持力を効果的に増強することができ、微小寸法であっても、端子がハウジングから抜けることがないようにする。
【解決手段】端子本体部、電線の端部がはんだ付されるはんだ付部、及び、相手方端子と接続される接続部を備える導電性の端子と、端子本体部の少なくとも一部を収容する端子収容孔、及び、はんだ付部の少なくとも一部を収容するはんだ付部収容溝を備えるハウジングとを有し、はんだ付部収容溝は、はんだ付部のはんだ付面の側端に沿って延在する内側壁、及び、内側壁に形成され、電線の端部をはんだ付するはんだの一部が進入可能な凹部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタに関するものである。
従来、電気ケーブルと電気ケーブルとを接続するための電気コネクタにおいては、端子の終端部に、電気ケーブルの電線における芯(しん)線の端部が、はんだ付によって接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
図21は従来の電気コネクタの端子の終端部を示す斜視図である。
図において、801は、図示されない導電ケーブルの終端に接続される従来の電気コネクタの本体部であり、図示されない相手方コネクタと嵌(かん)合する。前記本体部801は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたハウジング811と、金属等の導電性材料から成り、前記ハウジング811に装着された複数の端子851とを有する。該端子851は、相手方コネクタとの嵌合方向に延在し、かつ、隣接するもの同士が平行となるように並べられて、ハウジング811に装着される。
また、各端子851は、前記相手側コネクタが備える相手方端子と接触する接触部854と、前記導電ケーブルの芯線の端部がはんだ付によって接続されるはんだ付部852とを備える。該はんだ付部852は、ハウジング811の底板部812に形成された収容凹部813に収容される。なお、前記はんだ付部852の上面にははんだ溜め部856が形成されている。また、ハウジング811の底板部812には、はんだ溜め部856を下方から支持する突起814が形成されている。
そして、前記導電ケーブルの芯線の端部を端子851のはんだ付部852にはんだ付する場合には、前記芯線の端部をはんだ溜め部856の上に載置し、図示されないはんだ溶融用ヒータのヒータチップを上方から下降させて、該ヒータチップによって前記芯線の端部をはんだ溜め部856に押圧しながら加熱する。これにより、前記芯線の端部は、はんだ付部852にはんだ付される。
特開2006−86028号公報
しかしながら、前記従来の電気コネクタにおいては、ハウジング811による端子851の保持力が必ずしも十分でなく、例えば、作業者が導電ケーブルを引張ったりすることによって、端子851に延在方向、すなわち、軸方向の力が加えられたときに、ハウジング811に対して端子851が軸方向にずれてしまうことがある。しかも、近年では、電子機器の小型化に伴って電子機器内に配設される電気コネクタの小型化も要求されており、隣接する端子851同士のピッチを、例えば、1〔mm〕程度の微細寸法に設定した場合、ハウジング811による端子851の保持力を増加させる機構を組込むことは困難である。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、ハウジングにおける端子のはんだ付部を収容する収容溝の内側壁に凹部を形成し、電線の端部を接続するはんだの一部が前記凹部に進入してアンカーとして機能することによって、簡素な構成でありながら、かつ、工程数を増加させることなく、ハウジングによる端子の保持力を効果的に増強することができ、微小寸法であっても、端子がハウジングから抜けることがなく、信頼性の高い電気コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の電気コネクタにおいては、端子本体部、電線の端部がはんだ付されるはんだ付部、及び、相手方端子と接続される接続部を備える導電性の端子と、前記端子本体部の少なくとも一部を収容する端子収容孔(こう)、及び、前記はんだ付部の少なくとも一部を収容するはんだ付部収容溝を備えるハウジングとを有し、前記はんだ付部収容溝は、前記はんだ付部のはんだ付面の側端に沿って延在する内側壁、及び、該内側壁に形成され、前記電線の端部をはんだ付するはんだの一部が進入可能な凹部を備える。
本発明の他の電気コネクタにおいては、さらに、前記端子は、前記端子本体部及び/又ははんだ付部の側面に形成され、前記端子収容孔及び/又ははんだ付部収容溝の側壁に喰(くい)込み可能な掛止用凸部を備える。
本発明の更に他の電気コネクタにおいては、さらに、前記端子は、前記端子本体部から延出し、前記ハウジングに掛止可能な掛止片を備える。
本発明の更に他の電気コネクタにおいては、さらに、前記ハウジングは、前記端子本体部に対応する位置に形成され、前記端子収容孔の上面からハウジングの上面に連通する上側開口及び前記端子収容孔の下面からハウジングの下面に連通する下側開口を備え、前記掛止片の自由端は、前記上側開口又は下側開口の端面に掛止される。
本発明の更に他の電気コネクタにおいては、さらに、前記接続部は、前記端子の中心軸に対してオフセットされている。
本発明によれば、ハウジングにおける端子のはんだ付部を収容する収容溝の内側壁に凹部が形成されている。これにより、電線の端部を接続するはんだの一部が凹部に進入してアンカーとして機能するので、簡素な構成でありながら、かつ、工程数を増加させることなく、ハウジングによる端子の保持力を効果的に増強することができる。したがって、微小寸法であっても、端子がハウジングから抜けることがなく、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるコネクタの斜視図であり第1コネクタ及び第2コネクタを嵌合する状態を示す図である。
図において、1は、本実施の形態における電気コネクタとしての第1コネクタであり、一方の電気ケーブルにおける電線91の先端に接続されるケーブル用コネクタである。また、101は、本実施の形態における電気コネクタとしての第2コネクタであり、他方の電気ケーブルにおける電線191の先端に接続されるケーブル用コネクタである。そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合することによって、両方の電気ケーブルの電線91と電線191とが電気的に接続される。
なお、前記両方の電気ケーブルは、実質的に同一の構造を備えるものであり、電線91及び電線191も実質的に同一の構造を備えるものである。また、前記電気ケーブルは、例えば、コンピュータ、携帯電話機、携帯音楽プレーヤ、ゲーム機、デジタルテレビ等の電子機器、電気機器等において電気信号を伝達するために使用されるものであるが、いかなる用途に使用されるものであってもよい。さらに、図に示される例において、各電気ケーブルが備える電線91及び電線191の数は3本であるが、電線91及び電線191の数は2本以下であってもよいし、4本以上であってもよい。なお、電線91及び電線191の各々は、後述される導電性の芯金92及び芯金192と、その周囲を被覆する絶縁性の被覆部材とを備える。
また、本実施の形態において、第1コネクタ1及び第2コネクタ101並びにその他の部材に含まれる各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、第1コネクタ1及び第2コネクタ101並びにその他の部材に含まれる各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、第1コネクタ1及び第2コネクタ101並びにその他の部材に含まれる各部の姿勢が変化した場合には、姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記第1コネクタ1は、レセプタクルコネクタであって、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、相手方コネクタとしての第2コネクタ101の相手方ハウジングとしての第2ハウジング111と嵌合するハウジングとしての第1ハウジング11と、該第1ハウジング11に装填(てん)され、前記電線91がはんだ付された後述される金属製の端子としての第1端子61とを有する。前記第1ハウジング11は、ハウジング本体部としての第1本体部12と、該第1本体部12から前方(図2おける左下方)に延出し、前記第2コネクタ101と嵌合する嵌合部としての第1嵌合部21とを備える。なお、該第1嵌合部21の周囲には、第1係止突起24a及び第2係止突起24bが形成されている。前記第1係止突起24a及び第2係止突起24bを統合的に説明する場合には、係止突起24として説明する。
また、前記第2コネクタ101は、プラグコネクタであって、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、相手方コネクタとしての第1コネクタ1の相手方ハウジングとしての第1ハウジング11と嵌合するハウジングとしての第2ハウジング111と、該第2ハウジング111に装填され、前記電線191がはんだ付された後述される金属製の端子としての第2端子161とを有する。前記第2ハウジング111は、ハウジング本体部としての第2本体部112と、該第2本体部112から前方(図2おける右上方)に延出し、前記第1コネクタ1と嵌合する嵌合部としての第2嵌合部121とを備える。なお、該第2嵌合部121の周囲には、前記第1係止突起24a及び第2係止突起24bと各々係合する第1係止凹部124a及び第2係止凹部124bが形成されている。前記第1係止凹部124a及び第2係止凹部124bを統合的に説明する場合には、係止凹部124として説明する。
次に、前記第1コネクタ1の構成について詳細に説明する。まず、第1ハウジング11の構成について説明する。
図3は本発明の実施の形態における第1ハウジングの斜視図、図4は本発明の実施の形態における第1ハウジングの二面図、図5は本発明の実施の形態における第1ハウジングの断面図である。なお、図4において(a)は背面図、(b)は上面図であり、図5において(a)は図4(b)におけるA−A矢視断面図、(b)は図4(a)におけるB−B矢視断面図である。
第1ハウジング11は、その内部を長手方向(図4(b)及び図5における左右方向)に貫通する第1端子収容孔13を複数本備える。なお、該第1端子収容孔13の数は、図に示される例においては3本であるが、2本以下であってもよいし、4本以上であってもよい。前記第1端子収容孔13は、例えば、1〔mm〕程度の微細なピッチで配列され、各々の内部には第1端子61が1本ずつ装填される。
前記第1端子収容孔13は、第1ハウジング11の幅方向(図4(b)及び図5(b)における上下方向)に延在する長方形状の断面形状を備える扁(へん)平な孔(あな)であるが、第1嵌合部21においては、その上面及び下面に各々形成された第1ハウジング11の長手方向に延在する第2端子収容溝13aを備える。そのため、該第2端子収容溝13aが形成された部分では、第1端子収容孔13の断面形状は、略十文字状となっている。また、前記第2端子収容溝13aは、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合した際に、第2端子161が進入する部分であり、一端が第1ハウジング11の前端面(図4(b)及び図5における右端面)、すなわち、第1嵌合部21の前端面に開口し、他端が第1嵌合部21内で閉じている。なお、前記第2端子収容溝13aは、その中心軸が第1端子収容孔13の中心軸から第1ハウジング11の幅方向に(図5(b)に示される例においては上寄りに)変位して位置するように形成されている。すなわち、第2端子収容溝13aは、第1端子収容孔13の中心軸に対してオフセットされている。
また、第1本体部12には、下端が各第1端子収容孔13の上面に連通し、上端が第1本体部12の上面に開口する上側開口としてのランス収容開口17が形成されている。該ランス収容開口17は、第1ハウジング11の長手方向に延在する長方形状の断面形状を備えるスリット状の開口であり、各第1端子収容孔13に1つずつ形成され、図に示される例においては、合計3つ形成されている。そして、各ランス収容開口17内には、対応する第1端子収容孔13内に装填された第1端子61が備える後述されるランス部67が収容される。また、前記ランス収容開口17の後端面(図4(b)及び図5における左端面)は、ランス掛止面17aとして機能し、ランス部67の後述される自由端67aが掛止される。
さらに、第1本体部12には、上端が各第1端子収容孔13の下面に連通し、下端が第1本体部12の下面に開口する下側開口としてのランス調整開口18が形成されている。該ランス調整開口18は、正方形又は長方形状の断面形状を備える開口であり、各第1端子収容孔13に1つずつ形成され、図に示される例においては、合計3つ形成されている。なお、各ランス調整開口18は、対応するランス収容開口17の一部と対向する位置に形成される。オペレータは、細い棒状の部材を第1本体部12の下面側から前記ランス調整開口18内に挿入して前記ランス収容開口17内に収容されたランス部67を押上げることができ、これにより、該ランス部67の傾斜角度を調整することができる。
なお、図に示される例においては、第1端子収容孔13の上側にランス収容開口17が形成され、下側にランス調整開口18が形成されているが、第1端子収容孔13の下側にランス収容開口17を形成し、上側にランス調整開口18を形成することもできる。換言すると、第1本体部12の上側開口及び下側開口のいずれか一方がランス収容開口17として機能し、残りの他方がランス調整開口18として機能するようにすればよい。
第1ハウジング11は、第1本体部12の後端面から後方に延出する電線接続部14を有する。なお、該電線接続部14における第1本体部12の後端面との境界部であって、第1ハウジング11の幅方向両端部には、上下方向に延在する溝状の凹部14aが形成されている。
そして、電線接続部14は、第1ハウジング11の長手方向に延在する上面が開放された溝であって、第1端子61の備える後述されるテール部62が収容されるはんだ付部収容溝としての第1端子テール部収容溝15を複数本備える。該第1端子テール部収容溝15の数及びピッチは第1端子収容孔13と同様であり、各第1端子テール部収容溝15は、対応する第1端子収容孔13の後端に連通するように形成されている。
前記第1端子テール部収容溝15は、図4(a)に示されるように、第1ハウジング11の幅方向に延在する長方形状の断面形状を備える扁平な溝本体部15aを備える。図5(b)に示されるように、溝本体部15aの幅寸法は第1端子収容孔13の幅寸法とほぼ同等であり、テール部62は溝本体部15a内に収容される。また、前記第1端子テール部収容溝15は、その下面に形成され、第1ハウジング11の長手方向に延在する補助溝15cを備える。該補助溝15cの幅寸法は、溝本体部15aの幅寸法及びテール部62の幅寸法よりも短く、テール部62は補助溝15c内には収容されない。
補助溝15cは、本発明における後述の電線91の代わりに、電線91より太い電線を使用したい場合、電線をはんだ付けするテール部62に凹部を設けることで、はんだ接着面の高さを下げ、電線の最上部からテール部62の下面までの距離が大きくなった場合でも、本発明と同じ第1ハウジング11を使用することができるようにするためのものである。
そして、前記溝本体部15aの下方における補助溝15cの両側の部分は、テール部62の幅方向両端を下から支持するテール下側支持壁15dとして機能する。また、第1端子テール部収容溝15における溝本体部15aの幅方向両端の上方部分は、前記テール下側支持壁15dに対向して第1端子テール部収容溝15の中心軸に向けて延出し、テール部62の幅方向両端を上から支持するテール上側支持壁15bとして機能する。
該テール上側支持壁15bは、第1ハウジング11の長手方向に延在するが、後述されるように、第1端子61が第1ハウジング11に装填された状態では、テール部62の上面62aの側端に沿って延在する内側壁として機能する。そして、前記テール上側支持壁15bの中間部分には、はんだが進入可能な凹部としてのアンカー凹部15eが形成されている。該アンカー凹部15eは、図5(a)に示されるように、テール上側支持壁15bを上下方向に貫通するように形成され、図4(b)に示されるように、第1端子テール部収容溝15の中心軸に向けて開放する断面形状が矩(く)形の溝である。後述されるように、第1端子テール部収容溝15に収容されたテール部62の上面62aに電線91の芯金92をはんだ付によって接続すると、はんだの一部が前記アンカー凹部15eに進入して、凸部を形成したはんだが第1ハウジング11に対してのアンカーとして機能する。そのため、図4(b)に示されるように、アンカー凹部15eの側面が、第1ハウジング11の長手方向に延在するテール上側支持壁15bの側面に対してなす角度は、直角又は鋭角であることが、アンカーとしての機能を向上させる面からみて好ましい。
次に、第1端子61の構成について説明する。
図6は本発明の実施の形態における第1端子の斜視図、図7は本発明の実施の形態における第1端子の二面図である。なお、図7において(a)は上面図、(b)は(a)におけるC−C矢視断面図である。
第1端子61は、好ましくは、金属板に打抜き加工、曲げ加工等の加工を施すことによって形成された導電性の板状部材であり、上面から観て、略音叉(さ)状又はフォーク状の形状を有する。そして、前記第1端子61は、端子本体部としての略長方形状の本体部63と、該本体部63の前端から前方(図7における右方)へ延出する2本の腕部64と、前記本体部63の後端から後方(図7における左方)へ延出する略長方形状のはんだ付部としてのテール部62と、前記本体部63の途中から上斜め後方に向けて延出する掛止片としてのランス部67とを有する。前記本体部63は、少なくともその一部が第1端子収容孔13に収容される。また、前記テール部62は、少なくともその一部が第1端子テール部収容溝15に収容され、はんだ付面としての上面62aに電線91の端部としての芯金92がはんだ付される。
前記腕部64は、相手方端子としての第2端子161と接続される接続部として機能する部分であり、第1腕部64a及び第2腕部64bと、第1腕部64aの先端近傍に形成され、第2腕部64bに向けて突出する第1接触部65a、及び、第2腕部64bの先端近傍に形成され、第1腕部64aに向けて突出する第2接触部65bとを含む。前記第1接触部65aと第2接触部65bとは互いに向い合って、かつ、離間して配設され、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合した際に、第2端子161の後述される腕部164が第1接触部65aと第2接触部65bとの間に進入する。そして、第1接触部65a及び第2接触部65bは、腕部164の両側面に各々接触する。
また、第2端子161の腕部164が第1接触部65aと第2接触部65bとの間に進入する際に、第1腕部64aがほとんど変位しないのに対し、第2腕部64bが弾性的に変位する。したがって、主として第2接触部65bが弾性的に変位することによって第1接触部65aと第2接触部65bとの間隔が拡張され、これにより、第2端子161の腕部164が第1接触部65aと第2接触部65bとの間に挿入可能となる。また、第2腕部64bが弾性的に変位することによって発揮するばね力により第2接触部65bが第1接触部65aに向けて押付けられるので、第1接触部65a及び第2接触部65bは腕部164の両側面に押圧される。これにより、第1接触部65a及び第2接触部65bと、腕部164の両側面との接触が確実なものとなる。
なお、第1腕部64a及び第1接触部65aと、第2腕部64b及び第2接触部65bとは、第1端子61の中心軸に対して非対称となるように形成されている。図に示される例においては、第1腕部64a及び第1接触部65aから前記中心軸までの距離が第2腕部64b及び第2接触部65bから前記中心軸までの距離よりも長くなっている。すなわち、第1腕部64a及び第1接触部65aと、第2腕部64b及び第2接触部65bとは、第1端子61の中心軸に対してオフセットされている。
前記ランス部67は、本体部63から打抜かれ、かつ、曲げられて形成されている。そのため、本体部63には、打抜き跡開口68が形成される。該打抜き跡開口68の形状は、ランス部67の平面形状とほぼ同一である。また、前記ランス部67は、その前端(図7(b)における右端)が曲げ部67bを介して本体部63に接続され、その後端(図7(b)における左端)は掛止端としての自由端67aになっている。そして、前記ランス部67は、全体的に本体部63の上方に位置し、かつ、後端になるほど高く上がるように、上斜め後方に傾斜している。また、前記ランス部67の前後長は、第1端子61の第1端子収容孔13内への装填が完了したときに、前記ランス部67全体がランス収容開口17内に収まる程度の寸法であって、前記自由端67aがランス収容開口17のランス掛止面17aに掛止される。そのため、第1端子61の第1ハウジング11後方への変位、すなわち、第1端子61の第1ハウジング11からの後方への抜けが防止される。
前記テール部62及び/又は本体部63の側面には、第1端子収容孔13及び/又は第1端子テール部収容溝15の側壁に喰込み可能な掛止用凸部としての第1アンカー部66a、第2アンカー部66b及び第3アンカー部66cが間隔を空けて形成されている。なお、前記第1アンカー部66a、第2アンカー部66b及び第3アンカー部66cを統合的に説明する場合には、アンカー部66として説明する。第1端子61を第1端子収容孔13内に圧入すると、前記アンカー部66が第1端子収容孔13の側壁及び第1端子テール部収容溝15における溝本体部15aの側壁に喰込み、これにより、第1端子61が第1ハウジング11に掛止される。そのため、第1端子61の第1ハウジング11の前後方向への変位、すなわち、第1端子61の第1ハウジング11からの抜けが防止される。
なお、第1端子61は、第1ハウジング11の後方から第1端子収容孔13内に圧入される。そこで、圧入を容易にするために、アンカー部66の前端縁は、図7(a)に示されるように、テール部62及び本体部63の側面に対して後方に倒れるように傾斜していることが望ましい。また、アンカー部66の後端縁は、アンカーとしての機能を向上させて第1端子61の後方への抜けを防止するため、図7(a)に示されるように、テール部62及び本体部63の側面に対して直交するか、又は、後方に倒れるように傾斜していることが望ましい。
図に示される例において、アンカー部66は片側に3つずつ形成されているが、アンカー部66の数及び配設する場所は適宜変更することができる。しかし、少なくとも片側1つずつは、第2アンカー部66bのように、打抜き跡開口68よりも若干後方に形成されることが望ましい。これは、本体部63における打抜き跡開口68が存在する部分は、中空となっているので剛性が低く、第1端子61を第1端子収容孔13内に圧入する際に、アンカー部66の第1端子収容孔13の側壁への喰込みが、他の部分よりも弱くなるからである。これに対し、第2アンカー部66bが形成された部分は、略中実となっているので剛性が高く、第2アンカー部66bの第1端子収容孔13におけるアンカー機能は、他のアンカー部66よりも強くなる。
次に、第1端子61が装填された状態の第1コネクタ1の構成について説明する。
図8は本発明の実施の形態における第1コネクタの三面図、図9は本発明の実施の形態における第1コネクタの二面図、図10は本発明の実施の形態における第1コネクタの断面図である。なお、図8において(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は側面図であり、図9において(a)は正面図、(b)は下面図であり、図10において(a)は図8(c)におけるE−E矢視断面図、(b)は図8(b)におけるD−D矢視断面図である。
第1端子61は、第1ハウジング11の後方から第1端子収容孔13内に圧入されることによって装填される。なお、図に示される例においては、すべての第1端子収容孔13内に第1端子61が装填されているが、必ずしもすべての第1端子収容孔13内に第1端子61が装填される必要はなく、いくつかの第1端子収容孔13は、第1端子61が装填されずに空いていてもよい。
第1端子収容孔13内への第1端子61の装填が完了した状態では、第1端子61の後端面、すなわち、テール部62の後端面は、第1ハウジング11の後端面、すなわち、電線接続部14の後端面と面一となっている。また、図10(a)に示されるように、各アンカー部66は、第1端子収容孔13の側壁及び第1端子テール部収容溝15における溝本体部15aの側壁に喰込んでいる。さらに、図10(b)に示されるように、ランス部67はランス収容開口17内に収容され、ランス部67の自由端67aはランス収容開口17のランス掛止面17aに当接又は近接している。
したがって、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる際やその他の状態において、第1端子61を第1ハウジング11に対して前後方向に変位させるような力が加えられた場合、前記第1端子収容孔13の側壁及び第1端子テール部収容溝15における溝本体部15aの側壁に喰込んでいるアンカー部66が発揮するアンカーとしての機能と、ランス部67の自由端67aがランス収容開口17のランス掛止面17aに掛止されることによって発揮するアンカーとしての機能とにより、第1端子61の第1ハウジング11に対する前後方向への変位、すなわち、第1端子61の第1ハウジング11からの抜けが防止される。さらに、本実施の形態においては、はんだの一部が第1端子テール部収容溝15におけるアンカー凹部15eに進入して発揮するアンカーとしての機能によっても、第1端子61の第1ハウジング11からの抜けが防止される。
なお、ランス部67の傾斜角度によっては、自由端67aがランス掛止面17aよりも下方又は上方に位置する場合があり得る。このような場合、ランス部67の自由端67aがランス掛止面17aに掛止されなくなってしまう。そこで、オペレータは、細い棒状の部材を第1本体部12の下面側からランス調整開口18内に挿入してランス部67を押上げたり、細い棒状の部材を第1本体部12の上面側からランス収容開口17内に挿入してランス部67を押下げたりすることができる。これにより、該ランス部67の傾斜角度を調整し、ひいては自由端67aの上下方向の位置を調整して、自由端67aがランス掛止面17aに確実に掛止されるようにすることができる。
また、第2端子収容溝13aは、その中心軸が第1端子収容孔13の中心軸から第1ハウジング11の幅方向に変位して形成され、かつ、第1腕部64a及び第1接触部65aと、第2腕部64b及び第2接触部65bとは、第1端子61の中心軸に対して非対称となるように形成されているので、図10(a)に示されるように、第1接触部65aと第2接触部65bとの間は、第2端子収容溝13aに対応する位置となる。すなわち、第1端子収容孔13の中心軸に対してオフセットされている第2端子収容溝13aに対応するように、第1腕部64a及び第1接触部65aと、第2腕部64b及び第2接触部65bとは、第1端子収容孔13の中心軸に対してオフセットされている。したがって、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合した際に、第2端子161の腕部164は、第2端子収容溝13aに進入し、かつ、第1接触部65aと第2接触部65bとの間に進入する。
なお、第1腕部64a及び第1接触部65aと、第2腕部64b及び第2接触部65bとは、第1端子収容孔13の中心軸に対してオフセットされているので、第2端子161の腕部164を経由して前記中心軸方向の外力が第1端子61に付与された場合には、該第1端子61に回転モーメントが作用する。そのため、アンカー部66の第1端子収容孔13の側壁への喰込みが強くなり、第1端子61の第1ハウジング11からの抜けがより確実に防止される。
さらに、第1腕部64aの外側は、対向する第1端子収容孔13の側壁に当接又は近接しているのに対し、第2腕部64bの外側は、対向する第1端子収容孔13の側壁から大きく離間している。そのため、第2端子161の腕部164が第1接触部65aと第2接触部65bとの間に進入する際に、第1腕部64aがほとんど変位することができないのに対し、第2腕部64bは弾性的に大きく変位することができる。
また、図10(a)に示されるように、テール部62の両側は、第1端子テール部収容溝15における溝本体部15aの側壁に当接している。そのため、テール部62の上面62aに電線91の芯金92をはんだ付によって接続する際に、付与されたはんだがテール部62の下面側に回込むことがない。はんだの量が少量であっても、はんだが芯金92の周囲を十分に覆うとともに、アンカー凹部15eに十分に進入するので、芯金92のテール部62へのはんだ付が確実に行われるとともに、アンカーとしての機能を確実に発揮することができる。
次に、芯金92のテール部62へのはんだ付について説明する。
図1は本発明の実施の形態における第1コネクタの斜視図、図11は本発明の実施の形態における第1コネクタの上面図である。なお、図1において(a)ははんだ付前の状態を示す図、(b)ははんだ付後の状態を示す図である。
図1(a)に示されるように、各電線91は、終端部において、被覆部材が除去され、芯金92が露出した状態となっている。なお、該芯金92は金属線から成るものであってもよいし、複数本の金属線を束ねたものであってもよい。そして、各電線91の端部において露出する芯金92を対応する第1端子61のテール部62の上面62a上に載置し、溶融したはんだを付与する。該溶融したはんだが、芯金92の周囲及びテール部62の上面62aを覆い、冷却されて固化すると、図1(b)に示されるようなはんだ接合部93が形成される。
該はんだ接合部93は、芯金92の周囲及びテール部62の上面62aの大部分を覆うことによって芯金92とテール部62とを接続する。また、図11に示されるように、はんだの一部は、第1端子テール部収容溝15のアンカー凹部15eに進入し、前記はんだ接合部93と一体化したはんだ凸部93aとなり、アンカーとしての機能を発揮する。つまり、第1端子61のテール部62と接合しているはんだ接合部93のはんだ凸部93aが第1端子テール部収容溝15のアンカー凹部15eに掛止された状態となっているので、第1端子61は、第1端子テール部収容溝15に掛止された状態となり、これにより、第1端子61の第1ハウジング11からの抜けが防止される。
また、はんだ接合部93は芯金92とも接合しているのであるから、該芯金92も、はんだ凸部93aによって第1端子テール部収容溝15に掛止された状態となっている。そのため、第1コネクタ1の後方に引くような外力が電線91に付与された場合にも、前記はんだ凸部93aの発揮するアンカーとしての機能によって、芯金92の第1ハウジング11からの抜けが防止される。したがって、電線91の第1コネクタ1への接続がより強固なものとなる。
なお、はんだ付の際に溶融したはんだを付与する場合について説明したが、溶融したはんだの付与に代えて、事前にテール部62の上面62a及び/又は芯金92の周囲にはんだを被覆しておき、芯金92をテール部62の上面62a上に載置した後にはんだを加熱して溶融させるようにしてもよい。さらに、他のいかなる方法によってはんだを供給してもよい。つまり、はんだ凸部93aを含むはんだ接合部93を形成して芯金92をテール部62の上面62aにはんだ付をすることができるのであれば、いかなる方法によってはんだ付を行ってもよい。
次に、前記第2コネクタ101の構成について詳細に説明する。まず、第2ハウジング111の構成について説明する。
図12は本発明の実施の形態における第2ハウジングの二面図、図13は本発明の実施の形態における第2ハウジングの断面図である。なお、図12において(a)は背面図、(b)は上面図であり、図13において(a)は図12(b)におけるF−F矢視断面図、(b)は図12(a)におけるG−G矢視断面図である。
第2ハウジング111は、その内部を長手方向(図12(b)及び図13における左右方向)に貫通する第2端子収容孔113を複数本備える。なお、該第2端子収容孔113の数は、前記第1端子収容孔13と同様に、図に示される例においては3本であるが、2本以下であってもよいし、4本以上であってもよい。前記第2端子収容孔113は、前記第1端子収容孔13と同様に、例えば、1〔mm〕程度の微細なピッチで配列され、各々の内部には第2端子161が1本ずつ装填される。
前記第2端子収容孔113は、第2ハウジング111の幅方向(図12(b)及び図13(b)における上下方向)に延在する長方形状の断面形状を備える扁平な孔である。
第2本体部112から前方(図12(b)及び図13における右方)に延出する第2嵌合部121は、下面(図13(a)における下側面)及び前面(図13(a)における右側面)が開放された空洞状の第1嵌合部収容部121aを備え、第2端子収容孔113を含んでいない。そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合した際に、第1コネクタ1の第1嵌合部21が前記第1嵌合部収容部121a内に進入して収容される。
また、第2本体部112には、下端が各第2端子収容孔113の上面に連通し、上端が第2本体部112の上面に開口する上側開口としてのランス収容開口117が形成されている。該ランス収容開口117は、第2ハウジング111の長手方向に延在する長方形状の断面形状を備えるスリット状の開口であり、各第2端子収容孔113に1つずつ形成され、図に示される例においては、合計3つ形成されている。そして、各ランス収容開口117内には、対応する第2端子収容孔113内に装填された第2端子161が備える後述されるランス部167が収容される。また、前記ランス収容開口117の後端面(図12(b)及び図13における左端面)は、ランス掛止面117aとして機能し、ランス部167の後述される自由端167aが掛止される。
さらに、第2本体部112には、上端が各第2端子収容孔113の下面に連通し、下端が第2本体部112の下面に開口する下側開口としてのランス調整開口118が形成されている。該ランス調整開口118は、正方形又は長方形状の断面形状を備える開口であり、各第2端子収容孔113に1つずつ形成され、図に示される例においては、合計3つ形成されている。なお、各ランス調整開口118は、対応するランス収容開口117の一部と対向する位置に形成される。オペレータは、細い棒状の部材を第2本体部112の下面側から前記ランス調整開口118内に挿入して前記ランス収容開口117内に収容されたランス部167を押上げることができ、これにより、該ランス部167の傾斜角度を調整することができる。
なお、図に示される例においては、第2端子収容孔113の上側にランス収容開口117が形成され、下側にランス調整開口118が形成されているが、第2端子収容孔113の下側にランス収容開口117を形成し、上側にランス調整開口118を形成することもできる。換言すると、第2本体部112の上側開口及び下側開口のいずれか一方がランス収容開口117として機能し、残りの他方がランス調整開口118として機能するようにすればよい。
第2ハウジング111は、第2本体部112の後端面から後方に延出する電線接続部114を有する。なお、該電線接続部114における第2本体部112の後端面との境界部であって、第2ハウジング111の幅方向両端部には、上下方向に延在する溝状の凹部114aが形成されている。
そして、電線接続部114は、第2ハウジング111の長手方向に延在する上面が開放された溝であって、第2端子161の備える後述されるテール部162が収容されるはんだ付部収容溝としての第2端子テール部収容溝115を複数本備える。該第2端子テール部収容溝115の数及びピッチは第2端子収容孔113と同様であり、各第2端子テール部収容溝115は、対応する第2端子収容孔113の後端に連通するように形成されている。
前記第2端子テール部収容溝115は、図12(a)に示されるように、第2ハウジング111の幅方向に延在する長方形状の断面形状を備える扁平な溝本体部115aを備える。図13(b)に示されるように、溝本体部115aの幅寸法は第2端子収容孔113の幅寸法とほぼ同等であり、テール部162は溝本体部115a内に収容される。また、前記第2端子テール部収容溝115は、その下面に形成され、第2ハウジング111の長手方向に延在する補助溝115cを備える。該補助溝115cの幅寸法は、溝本体部115aの幅寸法及びテール部162の幅寸法よりも短く、テール部162は補助溝115c内には収容されない。
前述の補助溝115cは、本発明における後述の電線191の代わりに、電線191より太い電線を使用したい場合、電線をはんだ付けするテール部162に凹部を設けることで、はんだ接着面の高さを下げ、電線の最上部からテール部162の下面までの距離が大きくなった場合でも、本発明と同じ第2ハウジング111を使用することができるようにするためのものである。
そして、前記溝本体部115aの下方における補助溝115cの両側の部分は、テール部162の幅方向両端を下から支持するテール下側支持壁115dとして機能する。また、第2端子テール部収容溝115における溝本体部115aの幅方向両端の上方部分は、前記テール下側支持壁115dに対向して第1端子接続部収容溝115の中心軸に向けて延出し、テール部162の幅方向両端を上から支持するテール上側支持壁115bとして機能する。
該テール上側支持壁115bは、第2ハウジング111の長手方向に延在するが、後述されるように、第2端子161が第2ハウジング111に装填された状態では、テール部162の上面162aの側端に沿って延在する内側壁として機能する。そして、前記第2ハウジング111の中間部分には、はんだが進入可能な凹部としてのアンカー凹部115eが形成されている。該アンカー凹部115eは、図13(a)に示されるように、テール上側支持壁115bを上下方向に貫通するように形成され、図12(b)に示されるように、第2端子テール部収容溝115の中心軸に向けて開放する断面形状が矩形の溝である。第2端子テール部収容溝115に収容されたテール部162の上面162aに電線191の芯金192をはんだ付によって接続すると、はんだの一部が前記アンカー凹部115eに進入してアンカーとして機能する。そのため、図12(b)に示されるように、アンカー凹部115eの側面が、第2ハウジング111の長手方向に延在するテール上側支持壁115bの側面に対してなす角度は、直角又は鋭角であることが、アンカーとしての機能を向上させる面からみて好ましい。
次に、第2端子161の構成について説明する。
図14は本発明の実施の形態における第2端子の斜視図、図15は本発明の実施の形態における第1端子の二面図である。なお、図15において(a)は上面図、(b)は(a)におけるH−H矢視断面図である。
第2端子161は、好ましくは、金属板に打抜き加工、曲げ加工等の加工を施すことによって形成された導電性の板状部材であり、上面から観て、略羽子板状又はスコップ状の形状を有する。そして、前記第2端子161は、略長方形状の本体部163と、該本体部163の前端から前方(図15における右方)へ延出する1本の腕部164と、前記本体部163の後端から後方(図15における左方)へ延出する略長方形状のはんだ付部としてのテール部162と、前記本体部163の途中から上斜め後方に向けて延出する掛止片としてのランス部167とを有する。前記本体部163は、少なくともその一部が第2端子収容孔113に収容される。また、前記テール部162は、少なくともその一部が第2端子テール部収容溝115に収容され、はんだ付面としての上面162aに電線191の端部としての芯金192がはんだ付される。
前記腕部164は、第1端子61と接続される接続部として機能する部分であり、細長い棒状の部材である。そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合した際に、前記腕部164は、第1端子61の第1接触部65aと第2接触部65bとの間に進入し、第1接触部65a及び第2接触部65bが第2接触部65bの両側面に各々接触する。なお、前記腕部164の上下方向の寸法、すなわち、厚さは、第1端子61の第1接触部65a及び第2接触部65bの厚さよりも大きいことが望ましい。これにより、前記第1接触部65a及び第2接触部65bは、腕部164の両側面と確実に接触することができる。
また、前記腕部164は、第2端子161の中心軸に対して非対称となるように形成されている。すなわち、前記腕部164は第2端子161の中心軸に対しオフセットされ、前記腕部164の中心軸は第2端子161の中心軸からずれている。なお、前記腕部164の第2端子161の中心軸に対するオフセット量は、第1腕部64a及び第1接触部65aと第2腕部64b及び第2接触部65bとの第1端子61の中心軸に対するオフセット量と同程度に設定されている。
前記ランス部167は、第1端子61のランス部67と同様に、本体部163から打抜かれ、かつ、曲げられて形成されている。そのため、本体部163には、打抜き跡開口168が形成される。該打抜き跡開口168の形状は、ランス部167の平面形状とほぼ同一である。また、前記ランス部167は、その前端(図15(b)における右端)が曲げ部167bを介して本体部163に接続され、その後端(図15(b)における左端)は掛止端としての自由端167aになっている。そして、前記ランス部167は、全体的に本体部163の上方に位置し、かつ、後端になるほど高く上がるように、上斜め後方に傾斜している。また、前記ランス部167の前後長は、第2端子161の第2端子収容孔113内への装填が完了したときに、前記ランス部167全体がランス収容開口117内に収まる程度の寸法であって、前記自由端167aがランス収容開口117のランス掛止面117aに掛止される。そのため、第2端子161の第2ハウジング111後方への変位、すなわち、第2端子161の第2ハウジング111からの後方への抜けが防止される。
前記テール部162及び/又は本体部163の側面には、第2端子収容孔113及び/又は第2端子テール部収容溝115の側壁に喰込み可能な掛止用凸部としての第1アンカー部166a、第2アンカー部166b及び第3アンカー部166cが間隔を空けて形成されている。なお、前記第1アンカー部166a、第2アンカー部166b及び第3アンカー部166cを統合的に説明する場合には、アンカー部166として説明する。第2端子161を第2端子収容孔113内に圧入すると、前記アンカー部166が第2端子収容孔113の側壁及び第2端子テール部収容溝115における溝本体部115aの側壁に喰込み、これにより、第2端子161が第2ハウジング111に掛止される。そのため、第2端子161の第2ハウジング111の前後方向への変位、すなわち、第2端子161の第2ハウジング111からの抜けが防止される。
なお、第2端子161は、第2ハウジング111の後方から第2端子収容孔113内に圧入される。そこで、圧入を容易にするために、アンカー部166の前端縁は、図15(a)に示されるように、テール部162及び本体部163の側面に対して後方に倒れるように傾斜していることが望ましい。また、アンカー部166の後端縁は、アンカーとしての機能を向上させて第2端子161の後方への抜けを防止するため、図15(a)に示されるように、テール部162及び本体部163の側面に対して直交するか、又は、後方に倒れるように傾斜していることが望ましい。
図に示される例において、アンカー部166は片側に3つずつ形成されているが、アンカー部166の数及び配設する場所は適宜変更することができる。また、前記第1端子61のアンカー部66の場合と同様に、少なくとも片側1つずつは、第1アンカー部166aのように、打抜き跡開口168よりも後方、すなわち、テール部162に形成されることが望ましい。第1アンカー部166aが形成されたテール部162は、中実となっているので剛性が高く、第2アンカー部166bの第2端子収容孔113における側壁に対してのアンカー機能は、他のアンカー部166よりも強くなる。
次に、第2端子161が装填された状態の第2コネクタ101の構成について説明する。
図16は本発明の実施の形態における第2コネクタの三面図、図17は本発明の実施の形態における第2コネクタの二面図、図18は本発明の実施の形態における第2コネクタの断面図である。なお、図16において(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は側面図であり、図17において(a)は正面図、(b)は下面図であり、図18において(a)は図16(c)におけるJ−J矢視断面図、(b)は図16(b)におけるI−I矢視断面図である。
第2端子161は、第2ハウジング111の後方から第2端子収容孔113内に圧入されることによって装填される。なお、図に示される例においては、すべての第2端子収容孔113内に第2端子161が装填されているが、必ずしもすべての第2端子収容孔113内に第2端子161が装填される必要はなく、いくつかの第2端子収容孔113は、第2端子161が装填されずに空いていてもよい。
第2端子収容孔113内への第2端子161の装填が完了した状態では、第2端子161の後端面、すなわち、テール部162の後端面は、第2ハウジング111の後端面、すなわち、電線接続部114の後端面と面一となっている。また、図18(a)に示されるように、各アンカー部166は、第2端子収容孔113の側壁及び第2端子テール部収容溝115における溝本体部115aの側壁に喰込んでいる。さらに、図18(b)に示されるように、ランス部167はランス収容開口117内に収容され、ランス部167の自由端167aはランス収容開口117のランス掛止面117aに当接又は近接している。
したがって、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる際やその他の状態において、第2端子161を第2ハウジング111に対して前後方向に変位させるような力が加えられた場合、前記第2端子収容孔113の側壁及び第2端子テール部収容溝115における溝本体部115aの側壁に喰込んでいるアンカー部166が発揮するアンカーとしての機能と、ランス部167の自由端167aがランス収容開口117のランス掛止面117aに掛止されることによって発揮するアンカーとしての機能とにより、第2端子161の第2ハウジング11に対する前後方向への変位、すなわち、第2端子161の第2ハウジング111からの抜けが防止される。さらに、本実施の形態においては、はんだの一部が第2端子テール部収容溝115におけるアンカー凹部115eに進入して発揮するアンカーとしての機能によっても、第2端子161の第2ハウジング111からの抜けが防止される。
なお、ランス部167の傾斜角度によっては、自由端167aがランス掛止面17aよりも下方又は上方に位置する場合があり得る。このような場合、ランス部167の自由端167aがランス掛止面117aに掛止されなくなってしまう。そこで、オペレータは、細い棒状の部材を第2本体部112の下面側からランス調整開口118内に挿入してランス部167を押上げたり、細い棒状の部材を第2本体部112の上面側からランス収容開口117内に挿入してランス部167を押下げたりすることができる。これにより、該ランス部167の傾斜角度を調整し、ひいては自由端167aの上下方向の位置を調整して、自由端167aがランス掛止面117aに確実に掛止されるようにすることができる。
また、前述のように、第1コネクタ1においては、第2端子収容溝13aが第1端子収容孔13の中心軸に対してオフセットされ、かつ、それに対応するように、第1腕部64a及び第1接触部65aと、第2腕部64b及び第2接触部65bとは、第1端子収容孔13の中心軸に対してオフセットされているので、第2端子161の中心軸に対しオフセットされている腕部164は、第2端子収容溝13aに進入し、かつ、第1接触部65aと第2接触部65bとの間に進入することができる。なお、第2端子161の腕部164は、その上下方向の寸法が第1端子61の腕部64の上下方向の寸法より大きいが、第2端子収容溝13aが第1端子収容孔13より上下方向に突出しているので、第2端子収容溝13a内に収容され得る。
さらに、腕部164は第2端子161の中心軸に対しオフセットされているので、第1端子61の腕部64を経由して前記中心軸方向の外力が第2端子161に付与された場合には、該第2端子161に回転モーメントが作用する。そのため、アンカー部166の第2端子収容孔113の側壁への喰込みが強くなり、第2端子161の第2ハウジング111からの抜けがより確実に防止される。
また、図18(a)に示されるように、テール部162の両側は、第2端子テール部収容溝115における溝本体部115aの側壁に当接している。そのため、テール部162の上面162aに電線191の芯金192をはんだ付によって接続する際に、付与されたはんだがテール部162の下面側に回込むことがない。はんだの量が少量であっても、はんだが芯金192の周囲を十分に覆うとともに、アンカー凹部115eに十分に進入するので、芯金192のテール部162へのはんだ付が確実に行われるとともに、アンカーとしての機能を確実に発揮することができる。
次に、芯金192のテール部162へのはんだ付について説明する。
図19は本発明の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図20は本発明の実施の形態における第2コネクタの上面図である。なお、図19において(a)ははんだ付前の状態を示す図、(b)ははんだ付後の状態を示す図である。
図19(a)に示されるように、各電線191は、電線91と同様に、終端部において、被覆部材が除去され、芯金192が露出した状態となっている。そして、各電線191の端部において露出する芯金192を対応する第2端子161のテール部162の上面162a上に載置し、はんだ付を行う。該はんだ付の方法は、第1コネクタ1の場合と同様であるので、説明を省略する。そして、はんだが冷却されて固化すると、図19(b)に示されるようなはんだ接合部193が形成される。
該はんだ接合部193は、芯金192の周囲及びテール部162の上面162aの大部分を覆うことによって芯金192とテール部162とを接続する。また、図20に示されるように、はんだの一部は、第2端子テール部収容溝115のアンカー凹部115eに進入し、前記はんだ接合部193と一体化したはんだ凸部193aとなり、アンカーとしての機能を発揮する。つまり、第2端子161のテール部162と接合しているはんだ接合部193のはんだ凸部193aが第2端子テール部収容溝115のアンカー凹部115eに掛止された状態となっているので、第2端子161は、第2端子テール部収容溝115に掛止された状態となり、これにより、第2端子161の第2ハウジング111からの抜けが防止される。
また、はんだ接合部193は芯金192とも接合しているのであるから、該芯金192も、はんだ凸部193aによって第2端子テール部収容溝115に掛止された状態となっている。そのため、第2コネクタ101の後方に引くような外力が電線191に付与された場合にも、前記はんだ凸部193aの発揮するアンカーとしての機能によって、芯金192の第2ハウジング111からの抜けが防止される。したがって、電線191の第2コネクタ101への接続がより強固なものとなる。
このように、本実施の形態において、第1コネクタ1は、本体部63、電線91の芯金92がはんだ付されるテール部62、及び、第2端子161と接続される腕部64を備える導電性の第1端子61と、本体部63の少なくとも一部を収容する第1端子収容孔13、及び、テール部62の少なくとも一部を収容する第1端子テール部収容溝15を備える第1ハウジング11とを有し、第1端子テール部収容溝15は、テール部62の上面62aの側端に沿って延在するテール上側支持壁15b、及び、テール上側支持壁15bに形成され、芯金92をはんだ付するはんだの一部が進入可能なアンカー凹部15eを備える。
また、第2コネクタ101は、本体部163、電線191の芯金192がはんだ付されるテール部162、及び、第1端子61と接続される腕部164を備える導電性の第2端子161と、本体部163の少なくとも一部を収容する第2端子収容孔113、及び、テール部162の少なくとも一部を収容する第2端子テール部収容溝115を備える第2ハウジング111とを有し、第2端子テール部収容溝115は、テール部162の上面162aの側端に沿って延在するテール上側支持壁115b、及び、テール上側支持壁115bに形成され、芯金192をはんだ付するはんだの一部が進入可能なアンカー凹部115eを備える。
これにより、芯金92及び192を接続するはんだの一部がアンカー凹部15e及び115eに進入してアンカーとして機能するので、簡素な構成でありながら、かつ、工程数を増加させることなく、第1ハウジング11及び第2ハウジング111による第1端子61及び第2端子161の保持力を効果的に増強することができる。したがって、微小寸法であっても、第1端子61及び第2端子161の第1ハウジング11及び第2ハウジング111からの抜けを防止することができる。
さらに、第1端子61は、本体部63及び/又はテール部62の側面に形成され、第1端子収容孔13及び/又は第1端子テール部収容溝15の側壁に喰込み可能なアンカー部66を備える。また、第2端子161は、本体部163及び/又はテール部162の側面に形成され、第2端子収容孔113及び/又は第2端子テール部収容溝115の側壁に喰込み可能なアンカー部166を備える。
これにより、第1端子61及び第2端子161が第1ハウジング11及び第2ハウジング111に掛止されるので、第1端子61及び第2端子161の第1ハウジング11及び第2ハウジング111からの抜けが防止される。
さらに、第1端子61は、本体部63から延出し、第1ハウジング11に掛止可能なランス部67を備える。また、第2端子161は、本体部163から延出し、第2ハウジング111に掛止可能なランス部167を備える。
これにより、ランス部67及び167が第1ハウジング11及び第2ハウジング111に掛止されるので、第1端子61及び第2端子161の第1ハウジング11及び第2ハウジング111からの抜けが防止される。
さらに、第1ハウジング11は、本体部63に対応する位置に形成され、第1端子収容孔13の上面から第1ハウジング11の上面に連通するランス収容開口17及び第1端子収容孔13の下面から第1ハウジング11の下面に連通するランス調整開口18を備え、ランス部67の自由端67aは、ランス収容開口17の端面に掛止される。また、第2ハウジング111は、本体部163に対応する位置に形成され、第2端子収容孔113の上面から第2ハウジング111の上面に連通するランス収容開口117及び第2端子収容孔113の下面から第2ハウジング111の下面に連通するランス調整開口118を備え、ランス部167の自由端167aは、ランス収容開口117の端面に掛止される。
これにより、ランス部67及び167を押上げ又は押下げることができ、自由端67a及び167aの上下方向の位置を調整して、自由端67a及び167aがランス収容開口17及び117の端面に確実に掛止されるようにすることができる。
さらに、腕部64及び164は、第1端子61及び第2端子161の中心軸に対してオフセットされている。これにより、第1端子61及び第2端子161に回転モーメントが作用する。そのため、アンカー部66及び166の第1端子収容孔13及び第2端子収容孔113の側壁への喰込みが強くなり、第1端子61及び第2端子161の第1ハウジング11及び第2ハウジング111からの抜けがより確実に防止される。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における第1コネクタの斜視図であり、(a)ははんだ付前の状態を示す図、(b)ははんだ付後の状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコネクタの斜視図であり第1コネクタ及び第2コネクタを嵌合する状態を示す図である。 本発明の実施の形態における第1ハウジングの斜視図である。 本発明の実施の形態における第1ハウジングの二面図であり、(a)は背面図、(b)は上面図である。 本発明の実施の形態における第1ハウジングの断面図であり、(a)は図4(b)におけるA−A矢視断面図、(b)は図4(a)におけるB−B矢視断面図である。 本発明の実施の形態における第1端子の斜視図である。 本発明の実施の形態における第1端子の二面図であり、(a)は上面図、(b)は(a)におけるC−C矢視断面図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタの三面図であり、(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタの二面図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタの断面図であり、(a)は図8(c)におけるE−E矢視断面図、(b)は図8(b)におけるD−D矢視断面図である。 本発明の実施の形態における第1コネクタの上面図である。 本発明の実施の形態における第2ハウジングの二面図であり、(a)は背面図、(b)は上面図である。 本発明の実施の形態における第2ハウジングの断面図であり、(a)は図12(b)におけるF−F矢視断面図、(b)は図12(a)におけるG−G矢視断面図である。 本発明の実施の形態における第2端子の斜視図である。 本発明の実施の形態における第1端子の二面図であり、(a)は上面図、(b)は(a)におけるH−H矢視断面図である。 本発明の実施の形態における第2コネクタの三面図であり、(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 本発明の実施の形態における第2コネクタの二面図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 本発明の実施の形態における第2コネクタの断面図であり、(a)は図16(c)におけるJ−J矢視断面図、(b)は図16(b)におけるI−I矢視断面図である。 本発明の実施の形態における第2コネクタの斜視図であり、(a)ははんだ付前の状態を示す図、(b)ははんだ付後の状態を示す図である。 本発明の実施の形態における第2コネクタの上面図である。 従来の電気コネクタの端子の終端部を示す斜視図である。
符号の説明
1 第1コネクタ
11 第1ハウジング
12 第1本体部
13 第1端子収容孔
13a 第2端子収容溝
14、114 電線接続部
14a、114a 凹部
15 第1端子テール部収容溝
15a、115a 溝本体部
15b、115b テール上側支持壁
15c、115c 補助溝
15d、115d テール下側支持壁
15e、115e アンカー凹部
17、117 ランス収容開口
17a、117a ランス掛止面
18、118 ランス調整開口
21 第1嵌合部
24a 第1係止突起
24b 第2係止突起
61 第1端子
62、162 テール部
62a、162a 上面
63、163、801 本体部
64、164 腕部
64a 第1腕部
64b 第2腕部
65a 第1接触部
65b 第2接触部
66a、166a 第1アンカー部
66b、166b 第2アンカー部
66c、166c 第3アンカー部
67、167 ランス部
67a、167a 自由端
67b、167b 曲げ部
68、168 打抜き跡開口
91、191 電線
92、192 芯金
93、193 はんだ接合部
93a、193a はんだ凸部
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
112 第2本体部
113 第2端子収容孔
115 第2端子テール部収容溝
121 第2嵌合部
121a 第1嵌合部収容部
124a 第1係止凹部
124b 第2係止凹部
161 第2端子
811 ハウジング
812 底板部
813 収容凹部
814 突起
851 端子
852 はんだ付部
854 接触部
856 はんだ溜め部

Claims (5)

  1. (a)端子本体部(63、163)、電線(91、191)の端部(92、192)がはんだ付されるはんだ付部(62、162)、及び、相手方端子と接続される接続部(64、164)を備える導電性の端子(61、161)と、
    (b)前記端子本体部(63、163)の少なくとも一部を収容する端子収容孔(13、113)、及び、前記はんだ付部(62、162)の少なくとも一部を収容するはんだ付部収容溝(15、115)を備えるハウジング(11、111)とを有し、
    (c)前記はんだ付部収容溝(15、115)は、前記はんだ付部(62、162)のはんだ付面(62a、162a)の側端に沿って延在する内側壁(15b、115b)、及び、該内側壁(15b、115b)に形成され、前記電線(91、191)の端部(92、192)をはんだ付するはんだの一部が進入可能な凹部(15e、115e)を備えることを特徴とする電気コネクタ(1、101)。
  2. 前記端子(61、161)は、前記端子本体部(63、163)及び/又ははんだ付部(62、162)の側面に形成され、前記端子収容孔(13、113)及び/又ははんだ付部収容溝(15、115)の側壁に喰込み可能な掛止用凸部(66、166)を備える請求項1に記載の電気コネクタ(1、101)。
  3. 前記端子(61、161)は、前記端子本体部(63、163)から延出し、前記ハウジング(11、111)に掛止可能な掛止片(67、167)を備える請求項1又は2に記載の電気コネクタ(1、101)。
  4. 前記ハウジング(11、111)は、前記端子本体部(63、163)に対応する位置に形成され、前記端子収容孔(13、113)の上面からハウジング(11、111)の上面に連通する上側開口(17、117)及び前記端子収容孔(13、113)の下面からハウジング(11、111)の下面に連通する下側開口(18、118)を備え、前記掛止片(67、167)の自由端(67a、167a)は、前記上側開口(17、117)又は下側開口(18、118)の端面に掛止される請求項3に記載の電気コネクタ(1、101)。
  5. 前記接続部(64、164)は、前記端子(61、161)の中心軸に対してオフセットされている請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気コネクタ(1、101)。
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