JP2009266407A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラムの進行状況を失うことなく動作を続行すること。
【解決手段】停電検出回路が停電を検知すると低電圧電源の出力から第2の負荷群への電力を供給するトランジスタを非動作にさせ、マイクロコンピュータは第2の負荷群への電力供給がなくなったことを検知し、機器の負荷を非駆動状態にすることにより、直流電源の負荷にかかわらずマイクロコンピュータにリセットがかかる前に停電または電圧低下を検知し、シーケンス動作など実行しているプログラムを失うことなく機器の負荷を停止することとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロコンピュータを使用した加熱調理器に関するものである。
従来、この種のマイクロコンピュータを使用した加熱調理器は、交流電源が停電した時にシーケンス動作など実行しているプログラムを失わないように機器の負荷を停止する必要があり、交流が停電した時にシーケンス動作など実行しているプログラムを失わないようにして機器の負荷を停止する停電検知装置がある(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の停電検知装置を示すものである。図4に示すように、商用電源1の両端には、ダイオード2とコンデンサ3が直列接続されており、コンデンサ3の両端から直流電圧を得ている。
コンデンサ3の両端の直流電圧を入力としてスイッチング電源4が接続されており、スイッチング電源4は、出力コンデンサ4aを有している。
交流監視装置5は、交流電源1の両端にダイオード5a、抵抗5b、抵抗5cが順に直列接続され、抵抗5cにはコンデンサ5dが並列に接続された回路により構成されている。抵抗5bと抵抗5cの接続点から交流電源の電圧の情報を出力している。
交流監視装置5の出力には、定電圧ダイオード6aのアノードが接続されており、また、定電圧ダイオード6aのカソードには、トランジスタ6bのベースが接続されている。
また、トランジスタ6bのコレクタには、抵抗6cとトランジスタ6dのベースが接続されている。
抵抗6cの他端は、スイッチング電源4の出力コンデンサ4aの出力に接続されており、トランジスタ6bおよびトランジスタ6dのエミッタは、スイッチング電源4のマイナス端子に接続されている。
上記の定電圧ダイオード6a、トランジスタ6b、抵抗6cおよびトランジスタ6dにて、ゼロボルト消去回路6を構成している。
ゼロボルト回路7は、交流電源1の両端にダイオード7a、抵抗7b、抵抗7cが順に直列接続され、抵抗7bと抵抗7cの接続点にトランジスタ6dのコレクタとトランジスタ7dのベースとが接続されており、トランジスタ7dのコレクタは、抵抗7eに接続され、抵抗7eの他端は、スイッチング電源4の出力に接続され、トランジスタ7dのエミッタはマイナス端子に接続されて構成されている。
マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)8は、スイッチング電源4の出力コンデンサ4aの出力を電源として動作し、ゼロボルト回路7のトランジスタ7dのコレクタが入力端子Aに接続されている。
マイコン8の出力端子Bは、負荷群9に接続されたリレー(図示せず)に接続され、負荷群9は、スイッチング電源4あるいは交流電源1により駆動され、マイコン8によりリレーがオン−オフ制御されることにより駆動制御されている。
以上のような構成において、その動作を以下に説明する。
交流電源1により定格交流電圧が供給されている時において、交流監視装置5は、ダイオード5aに順方向電流が流れる正弦波の半サイクル時に、抵抗5bと抵抗5cおよびコンデンサ5dにより、交流電源1の電圧に応じてコンデンサ5dに直流電圧を出力している。
交流電源1の電圧が正常な時は、コンデンサ5dの電圧は、ゼロボルト消去回路6の定電圧ダイオード6aのツェナー電圧と、トランジスタ6bのベースエミッタオン電圧の和の電圧より高い電圧となるようになっており、これによりトランジスタ6bはオンしてコレクタ電流が流れる。
従って、抵抗6cに電流が流れてトランジスタ6bのコレクタエミッタ間電圧はほぼ0となり、トランジスタ6dはオフとなっている。
これにより、トランジスタ6dのコレクタはゼロボルト回路7のトランジスタ7dには作用を及ぼさない。
このときゼロボルト回路7は、ダイオード7aの順方向電圧は無視し、ダイオード7aに順方向電流が流れる交流の半サイクルに、交流電圧が抵抗7b、7cに印加され、その分圧電圧がトランジスタ7dのベースエミッタ間オン電圧、すなわち約0.6Vに到達すると、トランジスタ7dはオンし、コレクタは0Vとなる。
この電圧をローと呼ぶことにする。一方、反対の半波では、トランジスタ7dはオフとなり、トランジスタ7dのコレクタはほぼスイッチング電源の電圧となる。この電圧をハイと呼ぶことにする。
このように交流電圧が供給されている時は、トランジスタ7dのコレクタ、すなわち、マイコン8には、ハイ、ローの電圧が交互に入力され、マイコン8はこれを検知して、この信号がある時は、プログラムを動作している。
次に、交流電源1の電圧が、スイッチング電源が動作できない電圧にまで低下した時、コンデンサ5dの電圧が、定電圧ダイオード6aのツェナー電圧とトランジスタ6bのベースエミッタ間オン電圧の和電圧より低くなると、トランジスタ6bはオフする。
これにより、トランジスタ6dは、抵抗6cによりスイッチング電源4からバイアス電流が与えられ、オンする。
トランジスタ6dがオンすると、そのコレクタ電流がスイッチング電源4からダイオード7a、抵抗7bを経由して流れ、コレクタエミッタ間電圧は、ほぼ0Vとなる。
これにより、トランジスタ7dのベース電流はオフし、トランジスタ7dのコレクタ電圧、すなわち、マイコン8の入力端子Aへの入力電圧はハイとなる。
ここで、マイコン8は、入力端子Aに信号がある時のみプログラムが動作し、入力信号がない時は、これを検出して、現在進行中のプログラム動作を保存するとともに停止し、出力端子Bの動作を停止して、負荷群9の動作を停止し、スイッチング電源4および交流電源1の電力消費を低減する動作をする。
そして、マイコン8にリセットがかかる電圧までスイッチング電源4の電圧が低下する
前に、再び交流電源1の電圧が供給されるとマイコン8は、これを検知して、停電前の状態からプログラム動作を再開する。
すなわち、マイコン8は、入力端子Aのハイを検知して、交流電源1の電圧が一定値低下したことを検知すると、プログラム動作を保存するとともに停止し、マイコン8の出力端子Bにより制御している負荷群9が停止する動作を行う。
これによりスイッチング電源4および交流電源1を電力供給源としている負荷群9に電力供給が行われなくなるため、スイッチング電源4の出力電流は減少する。
交流電源1の電圧がスイッチング電源4が動作できない電圧にまで低下すると、その初期においては、ダイオード2が逆バイアスされ、コンデンサ3の残留電荷によりスイッチング動作は継続するが、一定時間経過した後、コンデンサ3の電圧が、スイッチング電源4が動作できない電圧まで低下すると、スイッチング電源4の出力コンデンサ4aのみにより機器の負荷に電力を供給する。
すなわち、交流電源1の電圧が一定値低下すると、前記のように、負荷群9は電力を消費しないため、コンデンサ3の残留電荷の使用量が減り、また、コンデンサ4aの出力電流も減少しているため、マイコン8にリセットがかかるまでの時間は、ゼロボルト消去回路6がないときに比べ長くできるようにしているものもある。
特開2006−296153号公報
しかしながら、前記従来の構成では、交流電源のゼロボルト出力を利用するために交流電源の周期のみでしか停電あるいは電源低下を検知することができない。
機器の直流電源にはコンデンサが接続されており、一定の電荷を充電することができるが、停電あるいは電源低下によりスイッチング電源から直流電流が出力されなくなった場合に直流電源の電圧がどのように低下するかはその時の負荷によって異なる。
よって負荷が大きいときは直流電源の電圧が早く落ち、それがゼロボルト信号の周期と比べて早い場合にはマイクロコンピュータにリセットがかかる恐れがあるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、従来のゼロボルト信号を利用した停電検出回路に替え、スイッチング電源の出力電圧を利用した停電検出回路を有することで、直流電源の負荷にかかわらずマイクロコンピュータにリセットがかかる前に停電または電圧低下を検知し、シーケンス動作など実行しているプログラムを失うことなく機器の負荷を停止することを可能とした加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、交流電源から得られる直流電源と、前記直流電源から第1の負荷群に電力を供給するスイッチング電源と、前記スイッチング電源の出力からマイクロコンピュータと第2の負荷群に電力を供給する低電圧電源と、前記低電圧電源の出力を前記第2の負荷群へ供給するためのトランジスタと、前記スイッチング電源の出力電圧から停電を検知する停電検出回路を有し、前記停電検出回路が停電を検知すると前記低電圧電源の出力から第2の負荷群への電力を供給するトランジスタを非動作にさせ、前記マイクロコンピュータは第2の負荷群への電力供給がなくなったことを検知し、機器の負荷を非駆動状態にするものである。
これによって、停電あるいは電源低下によりスイッチング電源から直流電流が出力されなくなり、負荷が大きいときは直流電源の電圧が早く落ちるが、スイッチング電源の出力電圧で停電を検知して負荷を軽くすると同時に、マイクロコンピュータにリセットがかかる前に停電または電圧低下を検知し、シーケンス動作など実行しているプログラムの状態を確実に記憶することができる。
本発明の加熱調理器は、直流電源の負荷にかかわらずマイクロコンピュータにリセットがかかる前に停電または電圧低下を検知し、シーケンス動作など実行しているプログラムを失うことなく機器の負荷を停止することができる。
第1の発明は、交流電源から得られる直流電源と、前記直流電源から第1の負荷群に電源を供給するスイッチング電源と、前記スイッチング電源の出力からマイクロコンピュータと第2の負荷群に電源を供給する低電圧電源と、前記第2の負荷群への電源を供給するためのトランジスタと、前記スイッチング電源の出力電圧から停電を検知する停電検出回路を有し、前記停電検出回路が停電を検知すると前記低電圧電源の出力から前記第2の負荷群への電力を供給するトランジスタを非動作にさせ、前記マイクロコンピュータは前記第2の負荷群への電力供給がなくなったことを検知し、機器の負荷を非駆動状態にするものである。
これにより、停電あるいは電源低下によりスイッチング電源から直流電流が出力されなくなり、かつ負荷が大きいときは直流電源の電圧が早く落ちるが、スイッチング電源の出力電圧から停電を検知して、第2の負荷群の電力供給を停止するので、直流電源の負荷にかかわらずマイクロコンピュータにリセットがかかる前に停電または電圧低下を検知し、シーケンス動作など実行しているプログラムを失うことなく機器の負荷を停止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の加熱調理器がスイッチング電源の出力から第1の負荷群への電源を供給するためのトランジスタを有し、停電検出回路が停電を検知すると、第1の負荷群への電力の供給を遮断するものである。
この構成によりスイッチング電源のスイッチングが停止している場合においても出力側のコンデンサの残留電荷の使用量を減らすことができ、低電圧電源がマイクロコンピュータ用の電源出力を止めるまでの時間を延ばすことができる。したがってマイクロコンピュータにリセットがかかるまでの時間を延ばすことができるので、シーケンス動作など実行しているプログラムの状態を確実にすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の加熱調理器が、交流電源のゼロボルト近辺を検出するゼロボルト回路と、前記ゼロボルト回路からの信号を利用してプログラム動作するマイクロコンピュータを有し、前記ゼロボルト回路からの信号がなくなった場合にマイクロコンピュータが停電を検知するものである。
この構成により負荷の軽い場合、すなわち交流電源が停電してからスイッチング電源の出力側のコンデンサの残留電荷の使用量が少なく電圧が下がるスピードが遅い場合に関しても交流電源のゼロボルトを検出することで停電を検知することができ、停電検出回路による検知方法と組み合わせることで負荷の大きさに関わらず停電を素早く検知することができ、結果マイクロコンピュータにリセットがかかるまでの時間を延ばすことにより、負荷の大きい場合においてはシーケンス動作など実行しているプログラムを失うことがなく
、また、負荷が小さい場合においても、早期に停電を検知することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の加熱調理器がマイクロコンピュータとデータの送受信が可能な不揮発性の外部メモリを有し、前記マイクロコンピュータが停電を検知した場合に機器の状態を前記外部メモリに書き込み、マイクロコンピュータにリセットがかかった場合に前記外部メモリからリセット前の状態を読み込むものである。
この構成により、停電によりマイクロコンピュータにリセットがかかった場合においても、リセットする前に外部メモリに状態を記憶させることで停電復帰後も停電前の状態を読み出して動作させることを可能としている。
特に、自動調理を行なっている場合に停電時の工程を記憶し、停電からの復帰時に停電前と同じ工程から調理を再開することで停電が調理の出来に悪影響を与えることを防ぐことができる。
第5の発明は、特に第1〜4のいずれか1つの発明の加熱調理器が複数のマイクロコンピュータを有し、それぞれのマイクロコンピュータは他のマイクロコンピュータとの通信手段を備え、そのうち1つのマイクロコンピュータが停電を検知するとその状態を他のマイクロコンピュータに送信し、停電状態であることを通信で受信したマイクロコンピュータは機器の負荷を非駆動状態にするものである。
この構成により複数のマイクロコンピュータを持った加熱調理器において、停電発生時に停電を検知するタイミングが各マイクロコンピュータによって違う場合においても、早く停電を検知したマイクロコンピュータが他のマイクロコンピュータに停電情報を送信することで全てのマイクロコンピュータにリセットがかかるまでの時間を延ばすことができ、シーケンス動作など実行しているプログラムの状態を確実に記憶することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の加熱調理器が複数のマイクロコンピュータを有し、それぞれのマイクロコンピュータは他のマイクロコンピュータとの通信手段を備え、前記マイクロコンピュータにリセットがかかった場合に、他のマイクロコンピュータは通信信号が遮断されることにより、停電状態であることを検知し機器の負荷を非駆動状態にするものである。
この構成により複数のマイクロコンピュータを持った加熱調理器において、停電発生時にマイクロコンピュータを駆動する電源電圧が低下する時間が異なり、そのうち1つのマイクロコンピュータにリセットがかかった場合においてもそれを素早く検知することで他のマイクロコンピュータにリセットがかかるまでの時間を延ばすことができ、この構成により、シーケンス動作など実行しているプログラムの状態を確実に記憶することができる。
特に加熱調理部を制御するマイクロコンピュータとそのマイクロコンピュータに指令を与えるマイクロコンピュータを持つ加熱調理器であれば、指令を与える側のマイクロコンピュータにリセットがかかるのを防ぐことで停電の前後で不具合なく調理を継続させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器のブロック図を示すものである。図1において、交流電源21の両端にダイオードa22とコンデンサa23が直列接続されており、コンデンサa23の両端から直流電源を得ている。
コンデンサa23の両端の直流電圧を入力としてスイッチング電源24が接続されており、スイッチング電源24は出力コンデンサb25を有している。
停電検出回路26は、スイッチング電源24の出力にツェナーダイオード26a、抵抗26bが順に直列接続された回路により構成されている。
スイッチング電源24の出力には負荷群a(第1の負荷群)27とマイクロコンピュータ30の電源等を出力する低電圧電源28が接続されている。低電圧電源28は出力コンデンサc29を有している。
低電圧電源28の出力にはマイクロコンピュータ30と負荷群b(第2の負荷群)31が接続されているが、負荷群b31への接続は第2の負荷群への電力を供給するトランジスタ32がオンしている場合のみとなる。
なお、ここで記載されている負荷群a27と負荷群b31に関して、負荷群a27とはファンやリレーなどマイクロコンピュータの駆動電圧よりも一定以上高い電圧で駆動する負荷を想定しており、負荷群b31とはLEDやサーミスタ等マイクロコンピュータの駆動電圧と同等の電圧で駆動できるものを想定している。機器の負荷として加熱調理ヒータ33を構成している。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、交流電源21によりスイッチング電源24に定格交流電圧が供給されている時において、ダイオードa22とコンデンサa23の両端の直流電圧は安定しており、スイッチング電源24は負荷群a27と低電圧電源28に安定した直流電源を供給することができる。
この時、停電検出回路26にかかる電圧は停電検出回路26のツェナーダイオードのツェナー電圧とトランジスタ32のベースエミッタオン電圧の和より高い電圧となるようになっており、これによりトランジスタ32はオンしてコレクタ電流が流れ、低電圧電源28の出力が負荷群b31に入力される。
このとき、マイクロコンピュータ30はトランジスタ32のエミッタ電圧を検知することでトランジスタ32がオンしていること、すなわち停電検出回路26に正常な範囲の電圧が印加されていることを検知し、停電状態でないことを検知する。
次に、交流電源の電圧が、スイッチング電源24が動作できない電圧にまで低下し、スイッチング電源24の出力の電圧も低下しツェナーダイオード26aのツェナー電圧とトランジスタ32のベースエミッタオン電圧の和よりも低い電圧となった場合に、トランジスタ32はオフし、低電圧電源28の出力は負荷群31bに入力されなくなる。
この時にマイクロコンピュータ30はトランジスタ32のエミッタ電圧を検知することでトランジスタ32がオンしていないこと、すなわち停電検出回路26に印加される電圧が通常状態より低い状態であり、停電状態であることを検知する。
低電圧電源28からの出力はマイクロコンピュータ30と負荷群b31に入力されてい
るが停電検出回路26が停電を検知した場合にはトランジスタ32がオフされ、負荷群b31への入力が遮断されるため低電圧電源の出力にはマイクロコンピュータ30のみが接続されることとなる。
このとき負荷群b31は電力を消費しないため、コンデンサc29の残留電荷の使用量が減り、マイクロコンピュータ30にリセットがかかるまでの時間は、停電検出回路がないときに比べ長くできる。
また、マイクロコンピュータ30が停電を検知したときにマイクロコンピュータ30が駆動している負荷群a27をオフすることでコンデンサa23、コンデンサb25の残留電荷の使用量が減りマイクロコンピュータ30にリセットがかかるまでの時間を延ばすことができる。
以上のように、本実施の形態においては、スイッチング電源の出力電圧から停電を検知する停電検出回路を有し、停電検出回路が停電を検知すると低電圧電源の出力から第2の負荷群への電力を供給するトランジスタを非動作にさせ、マイクロコンピュータは第2の負荷群への電力供給がなくなったことを検知し、第1の負荷群および第2の負荷群を非駆動状態にすることにより、停電あるいは電源低下によりスイッチング電源から直流電流が出力されなり、かつ負荷が大きいときは直流電源の電圧が早く落ちるが、スイッチング電源の出力電圧で停電を検知することによりマイクロコンピュータにリセットがかかるまでの時間を延ばすことができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の構成を示す図である。
図2において、負荷群a(第1の負荷群)27に電力を供給するトランジスタb34とゼロボルト検出回路35を設けた点が実施の形態1と異なる。
それ以外の同一構成及び作用効果を表す部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、停電検出回路26が停電を検知した場合に負荷群a27への電源を供給するためのトランジスタ34をオフし、負荷群a27への電力の供給を遮断するものである。
この負荷群a27とはファンやリレーを含み、特にファンにおいては駆動時に消費する電力が他の負荷に比べて大きいため、停電時には素早くこの負荷をオフする必要がある。
このトランジスタb34を追加することによりスイッチング電源のスイッチングが停止している場合においても出力側のコンデンサの残留電荷の使用量を減らすことができ、低電圧電源がマイクロコンピュータ用の電源出力を止めるまでの時間を延ばすことができる。
また、ゼロボルト検出回路35からの信号を利用してプログラム動作するマイクロコンピュータを使用し、前記ゼロボルト回路からの信号がなくなった場合にマイクロコンピュータ30が停電を検知することで、負荷の軽い場合、すなわちファン等の大きな負荷が非動作時など、交流電源が停電してからスイッチング電源24の出力側のコンデンサb25の残留電荷の使用量が少なく電圧が下がるスピードが遅い場合に関しても交流電源21のゼロボルトを検出することで停電を検知することができ、停電検出回路26による検知方
法と組み合わせることで第1の負荷群および第2の負荷群の負荷の大きさに関わらず停電を素早く検知することができる。マイクロコンピュータ30にリセットがかかるまでの時間を延ばすことができる。
結果、負荷の大きい場合においてもシーケンス動作など実行しているプログラムを失うことがなく、また、負荷が小さい場合においても、早期に停電を検知することができる。
以上のように、本実施の形態においては、スイッチング電源の出力から第1の負荷群への電源を供給するためのトランジスタを有し、停電検出回路が停電を検知すると、第1の負荷群への電力の供給を遮断することとなり、結果マイクロコンピュータ30にリセットがかかるまでの時間を延ばすことができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における加熱調理器のブロック図を示すものである。
図3において、マイクロコンピュータ30とデータの送受信が可能な不揮発性の外部メモリ36を有する点と、加熱調理器が複数のマイクロコンピュータを有し、それぞれのマイクロコンピュータは他のマイクロコンピュータとの通信手段を備えている点が実施の形態1と異なる。
それ以外の同一構成及び作用効果を表す部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、マイクロコンピュータは計二つとし、それぞれマイクロコンピュータa30、マイクロコンピュータb31とする。
停電検出回路26が停電を検知し、負荷群b31の入力電圧からマイクロコンピュータa30が停電を検知した場合に、機器の状態を前記外部メモリに書き込み、マイクロコンピュータa30にリセットがかかった場合においても前記外部メモリからリセット前の状態を読み込み停電前の状態を維持することが可能である。
また、この停電時にマイクロコンピュータa30はマイクロコンピュータb37に停電であることを送信し、その情報を受信したマイクロコンピュータb37は機器の負荷を非駆動状態にする。
この構成により複数の全てのマイクロコンピュータに対してもリセットがかかるまでの時間を延ばすことができ、シーケンス動作など実行しているプログラムの状態を確実に記憶することができる。
また、本実施の形態3においては、スイッチング電源の出力から第1の負荷群への電源を供給するためのトランジスタを有し、停電検出回路が停電を検知すると、第1の負荷群への電力の供給を遮断することにより、マイクロコンピュータ30にリセットがかかるまでの時間を延ばすことができシーケンス動作など実行しているプログラムの状態を確実に記憶することができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、交流電源の停電に対して、プログラムの
進行状況を失うことなくプログラム動作を続行することが可能となるので、交流電源のマイクロコンピュータを使用した機器に適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器のブロック図 本発明の実施の形態2における加熱調理器のブロック図 本発明の実施の形態3における加熱調理器のブロック図 従来の加熱調理器のブロック図
符号の説明
21 交流電源
23 コンデンサa(直流電源)
24 スイッチング電源
26 停電検出回路
27 負荷群a(第1の負荷群)
28 低電圧電源
30 マイクロコンピュータ
31 負荷群b(第2の負荷群)
32 トランジスタ(第2の負荷群への電力を供給するトランジスタ)
33 加熱調理ヒータ(機器の負荷)

Claims (6)

  1. 交流電源から得られる直流電源と、前記直流電源から第1の負荷群に電力を供給するスイッチング電源と、前記スイッチング電源の出力からマイクロコンピュータと第2の負荷群に電力を供給する低電圧電源と、前記低電圧電源の出力を前記第2の負荷群へ供給するためのトランジスタと、前記スイッチング電源の出力電圧から停電を検知する停電検出回路を有し、前記停電検出回路が停電を検知すると前記低電圧電源の出力から前記第2の負荷群への電力を供給するトランジスタを非動作にさせ、前記マイクロコンピュータは前記第2の負荷群への電力供給がなくなったことを検知し、機器の負荷を非駆動状態にする加熱調理器。
  2. 第1の負荷群への電力を供給するためのトランジスタを有し、停電検出回路が停電を検知すると、第1の負荷群への電力の供給を遮断する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 交流電源のゼロボルト近辺を検出するゼロボルト回路と、前記ゼロボルト回路からの信号を利用してプログラム動作するマイクロコンピュータを有し、前記ゼロボルト回路からの信号がなくなった場合にマイクロコンピュータが停電を検知する請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記マイクロコンピュータとデータの送受信が可能な不揮発性の外部メモリを有し、前記マイクロコンピュータが停電を検知した場合に機器の状態を前記外部メモリに書き込み、マイクロコンピュータにリセットがかかった場合に、前記外部メモリからリセット前の状態を読み込む請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 複数のマイクロコンピュータを有し、それぞれのマイクロコンピュータは他のマイクロコンピュータとの通信手段を備え、前記マイクロコンピュータが停電を検知するとその状態を他のマイクロコンピュータに送信し、停電状態であることを通信で受信したマイクロコンピュータは機器の負荷を非駆動状態にする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 複数のマイクロコンピュータを有し、それぞれのマイクロコンピュータは他のマイクロコンピュータとの通信手段を備え、前記マイクロコンピュータにリセットがかかった場合に、他のマイクロコンピュータは通信信号が遮断されることにより、停電状態であることを検知し機器の負荷を非駆動状態にする請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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