JP2009266070A - フィールド機器 - Google Patents

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    • G05B2219/25428Field device

Abstract

【課題】2線式伝送路を流れる電流値を計測値に応じて調整するフィールド機器において、機器の異常通知の確実性を高める。
【解決手段】異常が検出された場合(ステップS201)、その異常がバーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常であるか否かを判別し(ステップS202)、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常(例えば、D/A変換器や電源部の異常)であった場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とする(ステップS203)。これにより、バーンアウトH信号を出力することができない可能性が高いと判断された異常については、必ずバーンアウトL信号が出力されることになり、バーンアウトH設定時の異常通知の確実性が高まる。
【選択図】図2

Description

この発明は、2線式の伝送路を流れる電流の値を所定の電流範囲(例えば、4〜20mA)を通常の調整範囲として計測値に応じて調整するフィールド機器に関するものである。
従来より、差圧・圧力発信器、電磁流量計、ポジショナなどの2線式の伝送路を用いるフィールド機器にはCPUを搭載して、機器本来の計測機能や制御機能の他に自己の機器内で生じる異常を診断する異常診断機能を有するものが存在する。
例えば、差圧・圧力発信器は、圧力や差圧を受けるとその大きさに応じたアナログ信号を生じるセンサ部と、このセンサ部からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器から出力されるデジタル信号をサンプリングして圧力・差圧の計測値を求めるCPUと、このCPUが求めたデジタルの計測値を対応する所定の電流範囲(4〜20mA)のアナログ信号に変換するD/A変換器と、このD/A変換器から出力されるアナログ信号を2線式の伝送路に出力する通信部と、2線式の伝送路から得られる4〜20mAの電流に基づいて自己の機器内の各部への動作電源を生成する電源部などを有している。
この差圧・圧力発信器は、自己の機器内で生じる各種の異常を検出する機能を備えており、この異常の検出は機器内蔵のCPUや異常診断回路によって行われる。この機能によって異常が検出された場合、CPUは、計測値を出力する際の4〜20mAの電流範囲(通常の調整範囲)とは異なるレベルの信号をバーンアウト信号として2線の伝送路へ出力する。これにより、2線の伝送路を流れる電流を監視する上位装置(監視装置)へ、自己の機器内で異常が生じたことが通知される。
なお、バーンアウト信号には通常の調整範囲の上限値を上回るレベルのバーンアウトH信号と、通常の調整範囲の下限値を下回るレベルのバーンアウトL信号とがあり、機器毎に予めどちらか一方のバーンアウト信号が異常検出時の伝送路への出力信号として選択設定される(例えば、特許文献1,2参照)。
図9にバーンアウト信号を出力する際の一般的な処理動作のフローチャートを示す。この場合、CPUは、自己の機器内で生じる異常が検出されると(ステップS101)、バーンアウト信号としてバーンアウトH信号が設定されているのか、バーンアウトL信号が設定されているのかをチェックする(ステップS102)。
このバーンアウト信号の選択設定は、例えば工場出荷段階において、ディップスイッチなどによって行われる。なお、現場においても、ディップスイッチなどを操作することによって、選択設定することが可能である。
ここで、バーンアウトH信号が設定されていれば、その設定されているバーンアウトH信号を伝送路に出力する(ステップS103(図10参照))。バーンアウトL信号が設定されていれば、その設定されているバーンアウトL信号を伝送路に出力する(ステップS104(図11参照))。
実公平6−25073号公報 特開平8−247881号公報 実公平6−24960号公報
しかしながら、このような動作を行うフィールド機器において、自己の機器内で生じる異常には、その生じた異常に起因して、20mAを超える出力を出すことができないものがある。例えば、D/A変換器や電源部に異常が生じた場合、伝送路に20mAを超える出力を出すことができないことがある。
すなわち、異常検出時の伝送路への出力信号としてバーンアウトH信号が設定されている場合、D/A変換器や電源部の異常を検出しても、20mAを上回るバーンアウトH信号を出力することができず、伝送路を流れる電流の値が4〜20mAの通常の調整範囲内でドリフトしてしまうことがある(図12参照)。このため、上位の監視装置に自己の機器内での異常を通知することができないという事例が発生し、異常通知を確実に行うことができないという問題が生じていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、異常通知の確実性を高めることができるフィールド機器を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、2線式の伝送路を流れる電流の値を所定の電流範囲を通常の調整範囲として計測値に応じて調整するフィールド機器において、自己の機器内で生じる各種の異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段によって異常が検出された場合に、通常の調整範囲の上限値を上回るレベルの第1のバーンアウト信号(バーンアウトH信号)を伝送路に出力するのか、通常の調整範囲の下限値を下回るレベルの第2のバーンアウト信号(バーンアウトL信号)を伝送路に出力するのかの選択設定を可能とするバーンアウト方向選択設定手段と、異常検出手段によって検出された異常に対してバーンアウトH信号を出力することができるか否かを判断し、バーンアウトH信号を出力することができないと判断した場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とするバーンアウト方向変更手段とを設けたものである。
この発明では、検出された異常に対してバーンアウトH信号を出力することができるか否かが判断され、バーンアウトH信号を出力することができないと判断されると、その異常に対して出力する信号がバーンアウトL信号とされる。これにより、バーンアウトH信号を出力することができないと判断された異常については、必ずバーンアウトL信号が出力されることになり、バーンアウトH設定時の異常通知の確実性が高まる。
本発明の一例(第1例)として、バーンアウト方向変更手段として、異常が検出された場合、その異常がバーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常であるか否かを判別する異常種別判別手段と、この異常種別判別手段によってバーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常と判別された場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とするバーンアウト信号変更手段とを設けることが考えられる。
この第1例では、異常が検出されると、その異常がバーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常(例えば、D/A変換器や電源部の異常)であるか否か判別され、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常と判別されると、バーンアウトL信号が出力される。
なお、この第1例において、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常でなかった場合には、すなわちバーンアウトH信号を出力することができる可能性の高い異常であった場合には、バーンアウト方向選択設定手段によって設定されているバーンアウト信号の設定に従って、バーンアウトH信号あるいはバーンアウトL信号が出力されることになる。
また、この第1例において、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常とバーンアウトH信号を出力することができる可能性の高い種別の異常とが同時に発生したような場合には、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常を優先して、バーンアウトL信号を出力するようにすればよい。
本発明の別の例(第2例)として、異常が検出された場合、バーンアウト方向設定手段によるバーンアウト信号の選択設定状態を確認するバーンアウト信号選択設定状態確認手段と、このバーンアウト信号選択設定状態確認手段によってバーンアウトH信号を出力する選択設定状態にあることが確認された場合、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かをチェックし、バーンアウトH信号を実際に出力することができなかった場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とするバーンアウト信号変更手段とを設けることが考えられる。
この第2例では、異常が検出されると、その時のバーンアウト信号の選択設定状態が確認される。ここで、バーンアウトH信号を出力する選択設定状態にあれば、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かがチェックされ、バーンアウトH信号を実際に出力することができなければ、バーンアウトL信号が出力される。
なお、この第2例において、バーンアウトH信号を実際に出力することができたものについては、その時のバーンアウト信号の選択設定状態の通り、バーンアウトH信号が出力されることになる。また、バーンアウト信号の選択設定状態がバーンアウトL信号であれば、その選択設定状態に従って即座にバーンアウトL信号が出力されるものとなる。
この第2例では、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かを確認することにより、例えば電力不足でバーンアウトH信号を出力することができいような場合でも、代わりバーンアウトL信号を出力するようにして、さらに異常通知の確実性を高めることができる。
また、この第2例において、バーンアウトH信号を実際に出力することができない異常と実際に出力することができる異常とが同時に発生したような場合には、バーンアウトH信号を実際に出力することができない異常を優先して、バーンアウトL信号を出力するようにすればよい。
本発明における特徴的な技術は、バーンアウト方向選択設定手段を備えないフィールド機器についても適用することができる。例えば、特許文献3には、異常検出時の伝送路への出力信号の設定をバーンアウトH信号のみとしたフィールド機器が示されている。このようなフィールド機器に対しても、異常検出手段によって検出された異常に対して、バーンアウトH信号を伝送路に出力することができるか否かを判断し、バーンアウトH信号を出力することができないと判断した場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とするバーンアウト方向変更手段を設けることによって、異常通知の確実性を高めることができる。
この場合も、上述した第1例と同様にして、異常が検出された場合、その異常がバーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常であるか否かを判別し、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常であった場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とすることが考えられる。また、上述した第2例と同様にして、異常が検出された場合、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かをチェックし、バーンアウトH信号を実際に出力することができなかった場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とすることが考えられる。
本発明によれば、検出された異常に対してバーンアウトH信号を出力することができるか否かを判断し、バーンアウトH信号を出力することができないと判断した場合、その異常に対して出力する信号をバーンアウトL信号とするようにしたので、バーンアウトH信号を出力することができないと判断した異常についてはバーンアウトL信号を出力するようにして、バーンアウトH設定時の異常通知の確実性を高めることができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明に係るフィールド機器の一実施の形態の概略を示すブロック図である。
同図において、100は本発明に係るフィールド機器、200はこのフィールド機器100に2線式の伝送路L(L1,L2)を介して接続された上位装置(監視装置)である。この例では、フィールド機器100を差圧・圧力発信器としている。
フィールド機器100は、圧力や差圧を受けるとその大きさに応じたアナログ信号を生じるセンサ部1と、このセンサ部1からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器2と、このA/D変換器2から出力されるデジタル信号をサンプリングして圧力・差圧の計測値を求めるCPU3と、このCPU3が求めたデジタルの計測値を対応する所定の電流範囲(4〜20mA)のアナログ信号に変換するD/A変換器4と、このD/A変換器4から出力されるアナログ信号を2線式の伝送路Lに出力する通信部5と、2線式の伝送路Lから得られる4〜20mAの電流に基づいて自己の機器内の各部への動作電源Vccを生成する電源部6と、異常検出時の伝送路Lへの出力信号をバーンアウトH信号とするのかバーンアウトL信号とするのかの選択設定を可能とするディップスイッチ7と、ROM8と、RAM9とを備えている。
このフィールド機器100において、CPU3は、RAM9にアクセスしながら、ROM8に格納されたプログラムに従って動作する。ROM8には、A/D変換器2からのデジタル信号をサンプリングして圧力・差圧の計測値を求めて監視装置200へ通知する計測値処理プログラムに加え、本実施の形態特有のプログラムとして、自己の機器内で生じる各種の異常を検出して監視装置200へ通知する異常診断プログラムが格納されている。
なお、図1では、CPU3における機能ブロックして、計測値演算部3−1,伝送制御部3−2,異常検出部3−3を示しているが、この計測値演算部3−1,伝送制御部3−2,異常検出部3−3はCPU3でのプログラムに従う処理機能として実現される。
このCPU3内の機能ブロックにおいて、計測値演算部3−1は、A/D変換器2からのデジタル信号をサンプリングして圧力・差圧の計測値を求め、デジタルの計測値としてD/A変換器4へ出力する。
異常検出部3−3は、センサ部1,A/D変換器2,CPU3,D/A変換器4,通信部5および電源部6の出力を監視し、これら各部の異常を自己の機器内で生じる各種の異常として検出する。なお、CPU3については、計測値演算部3−1からの出力を監視することによって、CPU3自身の異常を診断する。この異常検出部3−3が請求項1に記載の発明にける異常検出手段に対応する。
伝送制御部3−2は、ディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態を入力とし、このディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態に従って、異常検出部3−3での異常検出時の伝送路Lへの出力信号をバーンアウトH信号とするのかバーンアウトL信号とするのかを決定し、通信部5へ指示する。また、このバーンアウト信号の決定に際して、異常検出部3−3によって検出された異常に対してバーンアウトH信号を出力することができるか否かを判断し、バーンアウトH信号を出力することができないと判断した場合、その異常に対する伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする。この伝送制御部3−2が請求項1に記載の発明におけるバーンアウト方向変更手段に対応し、ディップスイッチ7が請求項1に記載の発明におけるバーンアウト方向選択設定手段に対応する。
〔処理動作の第1例:バーンアウトH信号を出力することができない可能性が高いと判断した場合にバーンアウトL信号とする例〕
図2に伝送制御部3−2において実行される処理動作の第1例を示す。この処理動作の第1例において、伝送制御部3−2は、異常検出部3−3で異常が検出されると(ステップS201)、その異常の種別を判別する(ステップS202)。このステップS202での異常の種別を判別する処理機能が請求項2に記載の発明における異常種別判別手段に対応する。
ここで、異常の種別がD/A変換器4や電源部6の異常であった場合、バーンアウトH信号を出力することができない可能性が高いと判断し、その異常に対する伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする(ステップS203)。このステップS203でのバーンアウトL信号とする処理機能が請求項2に記載の発明におけるバーンアウト変更手段に対応する。
ステップS202において、異常の種別がD/A変換器4や電源部6の異常でなかった場合、伝送制御部3−2は、バーンアウトH信号を出力することができる可能性が高いと判断し、ディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態に従って(ステップS204)、バーンアウト信号の出力を行う。
この場合、バーンアウトH信号が設定されていれば、伝送路Lへの出力信号をバーンアウトH信号とし(ステップS205)、バーンアウトL信号が設定されていれば、伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする(ステップS206)。
この処理動作の第1例におけるバーンアウトH設定時のバーンアウト信号の出力状態のタイムチャートを図3に示す。このタイムチャートからも分かるように、この処理動作の第1例において、D/A変換器4や電源部6の異常が生じた場合、すなわちバーンアウトH信号を出力することができない可能性が高いと判断される異常が生じた場合、必ずバーンアウトL信号が出力されることになり、バーンアウトH設定時の異常通知の確実性が高まる。
なお、この処理動作の第1例において、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常とバーンアウトH信号を出力することができる可能性の高い種別の異常とが同時に発生した場合には、バーンアウトH信号を出力することができない可能性のある種別の異常を優先して、バーンアウトL信号を出力するようにする。
〔処理動作の第2例:バーンアウトH信号を実際に出力することができないと判断した場合にバーンアウトL信号とする例〕
図4に伝送制御部3−2において実行される処理動作の第2例を示す。この処理動作の第2例において、伝送制御部3−2は、異常検出部3−3で異常が検出されると(ステップS201)、ディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態を確認する(ステップS302)。このステップS302での処理機能が請求項3に記載の発明におけるバーンアウト信号選択設定状態確認手段に対応する。
ここで、ディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態がバーンアウトH信号とされていれば、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かをチェックする(ステップS303)。
この場合、通信部5に対して伝送路Lへの信号の出力を禁止したうえ、計測値演算部3−1へバーンアウトH信号に応じた電流値の出力指示を与え、この出力指示に対するD/A変換器4の出力値を観察することによって、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かをチェックする。
ステップ303において、バーンアウトH信号を実際に出力することができなかった場合、伝送制御部3−2は、その異常に対する伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする(ステップS304)。すなわち、通信部5へ指示を与え、伝送路LにバーンアウトL信号を出力する。このステップS303,S304での処理が請求項3記載の発明におけるバーンアウト信号変更手段に対応する。
ステップS303において、バーンアウトH信号を実際に出力することができた場合、伝送制御部3−2は、ディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態通り、伝送路Lへの出力信号をバーンアウトH信号とする(ステップS305)。
なお、ステップS302において、ディップスイッチ7からのバーンアウト信号の選択設定状態がバーンアウトL信号とされていた場合には、その選択設定状態に従って即座に伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする(ステップS306)。
この処理動作の第2例におけるバーンアウトH設定時のバーンアウト信号の出力状態のタイムチャートを図5に示す。このタイムチャートからも分かるように、この処理動作の第2例において、バーンアウトH信号を実際に出力することができない異常が生じた場合、必ずバーンアウトL信号が出力されることになり、バーンアウトH設定時の異常通知の確実性が高まる。
この処理動作の第2例では、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かを確認することにより、例えば電力不足でバーンアウトH信号を出力することができいような場合でも、代わりバーンアウトL信号が出力されるものとなり、さらに異常通知の確実性が高められる。
なお、この処理動作の第2例において、バーンアウトH信号を実際に出力することができない異常と実際に出力することができる異常とが同時に発生した場合には、バーンアウトH信号を実際に出力することができない異常を優先して、バーンアウトL信号を出力するようにする。
〔実施の形態2〕
上述した実施の形態1では、バーンアウトH信号とバーンアウトL信号との選択設定を可能とするディップスイッチ7を備えたフィールド機器を例にとって説明したが、異常検出時の伝送路への出力信号をバーンアウトH信号のみとしたフィールド機器についても実施の形態1で説明した本発明における特徴的な技術を適用することができる。
図6に異常検出時の伝送路への出力信号の設定をバーンアウトH信号のみとしたフィールド機器の構成(実施の形態2)を示す。このフィールド機器101は、図1に示したフィールド機器100に設けられていたようなディップスイッチ7を有しておらず、伝送制御部3−2に対して異常検出時の伝送路Lへの出力信号としてバーンアウトH信号のみが設定されている。
〔処理動作の第1例〕
このフィールド機器101における伝送制御部3−2が実行する処理動作の第1例のフローチャートを図7に示す。この場合、伝送制御部3−2は、異常検出部3−3で異常が検出されると(ステップS401)、その異常の種別を判別する(ステップS402)。ここで、異常の種別がD/A変換器4や電源部6の異常であった場合、バーンアウトH信号を出力することができない可能性が高いと判断し、その異常に対する伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする(ステップS403)。異常の種別がD/A変換器4や電源部6の異常でなかった場合、伝送路Lへの出力信号をバーンアウトH信号とする(ステップS404)。
このフィールド機器101における伝送制御部3−2が実行する処理動作の第2例のフローチャートを図8に示す。この場合、伝送制御部3−2は、異常検出部3−3で異常が検出されると(ステップS501)、バーンアウトH信号を実際に出力することができるか否かをチェックする(ステップS502)。ここで、バーンアウトH信号を実際に出力することができなかった場合、その異常に対する伝送路Lへの出力信号をバーンアウトL信号とする(ステップS503)。バーンアウトH信号を出力することができた場合、伝送路Lへの出力信号をバーンアウトH信号とする(ステップS504)。
なお、上述した実施の形態1,2では、伝送制御部3−2や異常検出部3−3での処理をCPU3でのプログラムに従う処理機能として実現するようにしたが、伝送制御部3−2や異常検出部3−3と同様の処理機能を有する異常診断回路を別途設けるようにしてもよい。
本発明に係るフィールド機器の一実施の形態(実施の形態1)の概略を示すブロック図である。 このフィールド機器における伝送制御部の処理動作の第1例を示すフローチャートである。 この処理動作の第1例におけるバーンアウトH設定時のバーンアウト信号の出力状態を示すタイムチャートである。 このフィールド機器における伝送制御部の処理動作の第2例を示すフローチャートである。 この処理動作の第2例におけるバーンアウトH設定時のバーンアウト信号の出力状態を示すタイムチャートである。 本発明に係るフィールド機器の他の実施の形態(実施の形態2)の概略を示すブロック図である。 このフィールド機器における伝送制御部の処理動作の第1例を示すフローチャートである。 このフィールド機器における伝送制御部の処理動作の第2例を示すフローチャートである。 従来のフィールド機器におけるバーンアウト信号を出力する際の一般的な処理動作のフローチャートである。 この一般的な処理動作におけるバーンアウトH設定時のバーンアウト信号の出力状態を示すタイムチャートである。 この一般的な処理動作におけるバーンアウトL設定時のバーンアウト信号の出力状態を示すタイムチャートである。 従来のフィールド機器におけるバーンアウトH設定時の問題を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
1…センサ部、2…A/D変換器、3…CPU、3−1…計測値演算部、3−2…伝送制御部、3−3…異常検出部、4…D/A変換器、5…通信部、6…電源部、7…ディップスイッチ、8…ROM、9…RAM、100,101…フィールド機器(差圧・圧力発信器)、200…上位装置(監視装置)、L(L1,L2)…2線式の伝送路。

Claims (4)

  1. 2線式の伝送路を流れる電流の値を所定の電流範囲を通常の調整範囲として計測値に応じて調整するフィールド機器において、
    自己の機器内で生じる各種の異常を検出する異常検出手段と、
    この異常検出手段によって異常が検出された場合に、前記通常の調整範囲の上限値を上回るレベルの第1のバーンアウト信号を前記伝送路に出力するのか、前記通常の調整範囲の下限値を下回るレベルの第2のバーンアウト信号を前記伝送路に出力するのかの選択設定を可能とするバーンアウト方向選択設定手段と、
    前記異常検出手段によって検出された異常に対して前記第1のバーンアウト信号を出力することができるか否かを判断し、前記第1の出力信号を出力することができないと判断した場合、その異常に対して出力する信号を前記第2のバーンアウト信号とするバーンアウト方向変更手段と
    を備えることを特徴とするフィールド機器。
  2. 請求項1に記載されたフィールド機器において、
    前記バーンアウト方向変更手段は、
    前記異常検出手段によって異常が検出された場合、その異常が前記第1のバーンアウト信号を出力することができない可能性のある種別の異常であるか否かを判別する異常種別判別手段と、
    この異常種別判別手段によって前記第1のバーンアウト信号を出力することができない可能性のある種別の異常と判別された場合、その異常に対して出力する信号を前記第2のバーンアウト信号とするバーンアウト信号変更手段と
    を備えることを特徴とするフィールド機器。
  3. 請求項1に記載されたフィールド機器において、
    前記バーンアウト方向変更手段は、
    前記異常検出手段によって異常が検出された場合、前記バーンアウト方向設定手段によるバーンアウト信号の選択設定状態を確認するバーンアウト信号選択設定状態確認手段と、
    このバーンアウト信号選択設定状態確認手段によって前記第1のバーンアウト信号を出力する選択設定状態にあることが確認された場合、前記第1のバーンアウト信号を実際に出力することができるか否かをチェックし、前記第1のバーンアウト信号を実際に出力することができなかった場合、その異常に対して出力する信号を前記第2のバーンアウト信号とするバーンアウト信号変更手段と
    を備えることを特徴とするフィールド機器。
  4. 2線式の伝送路を流れる電流の値を所定の電流範囲を通常の調整範囲として計測値に応じて調整するフィールド機器において、
    自己の機器内で生じる各種の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段によって検出された異常に対して、前記通常の調整範囲の上限値を上回るレベルの第1のバーンアウト信号を前記伝送路に出力することができるか否かを判断し、前記第1のバーンアウト信号を出力することができないと判断した場合、その異常に対して出力する信号を前記通常の調整範囲の下限値を下回るレベルの第2のバーンアウト信号とするバーンアウト方向変更手段と
    を備えることを特徴とするフィールド機器。
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