JP2008151519A - 異常検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作が正常と判定される範囲内における信号電圧の変化を監視する。
【解決手段】第1測定回路(13)からのモニター信号を受けて第1出力電圧に変換する第1変換回路(12)を有する第1異常検出回路(3)と、第2測定回路(23)からのモニター信号を受けて第2出力電圧に変換する第2変換回路(22)を有する第2異常検出回路(4)とを具備する異常検出装置を構成する。その異常検出装置において、第1異常検出回路(3)に、更に、第1出力電圧と第2出力電圧とを比較し、所定の電位差を超えている場合に異常検出信号を出力する第1比較回路(16)を構成する。
【選択図】図3
【解決手段】第1測定回路(13)からのモニター信号を受けて第1出力電圧に変換する第1変換回路(12)を有する第1異常検出回路(3)と、第2測定回路(23)からのモニター信号を受けて第2出力電圧に変換する第2変換回路(22)を有する第2異常検出回路(4)とを具備する異常検出装置を構成する。その異常検出装置において、第1異常検出回路(3)に、更に、第1出力電圧と第2出力電圧とを比較し、所定の電位差を超えている場合に異常検出信号を出力する第1比較回路(16)を構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、自己が正常に動作しているか否かを診断する機能を備える異常検出装置に関する。
半導体技術の進歩に伴って、市場に流通する多くの工業製品にコンピュータが搭載されるようになってきている。そのようなコンピュータの中には、そのコンピュータ自身や周辺機器が正常に動作しているか否かを判断するための装置(以下、異常検出装置と呼ぶ。)を備えているものが存在する。工業製品に異常検出装置を備えるコンピュータを搭載することによって、その製品に異常が発生しているか否かを自動的に判定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図1は、特許文献1に記載の異常検出回路の構成を示すブロック図である。特許文献1に記載の技術は、光捜査異常を検出することができる光走査異常検出回路を提供することを目的としている。図1を参照すると、その光走査異常検出回路は、スキャナ駆動回路107およびスキャナ108間のノード109と接地電位との間に抵抗110を接続している。コンパレータ111はノード109の電圧VAを負の基準電位と比較して判定信号CP1を出力し、コンパレータ112はノード109の電圧VAを正の基準電位と比較して判定信号CP2を出力する。OR回路113は、判定信号CP1,CP2を受け、検出信号DP1を出力する。CPU(図示されず)は、検出信号DP1に基づいて制御回路(図示されず)にイネーブル信号を与えている。
上述した従来の異常検出装置は、監視対象の動作状態に応じて変化する電圧が、所定の範囲に含まれるか否かを監視している。現在市場に流通している工業製品の中には、一つの製品に複数のコンピュータユニットを搭載しているものが存在する。例えば自動車や航空機などの移動体は、一台の移動体に複数のコンピュータユニットを搭載している。そして、それらのコンピュータユニットを、移動体内のLANなどで接続したコンピュータシステムを構成している。
このようなコンピュータシステムでは、そのシステムを備える装置(例えば、自動車)の信頼性を確保するために、相互にバックアップが可能な複数の通信系を備えている場合がある。そして、その複数の通信系を、互いに独立して機能させることで、装置の機能を維持する技術が知られている。たとえば、二つの通信系を備えた移動体では、一方の通信系に支障が生じた場合に、他方の通信系を使用している。
互いに独立して機能する複数の通信系を有するコンピュータシステムにおいては、その複数の通信系のそれぞれが、上述のような異常検出装置を備えている。複数の通信系の何れかに支障が生じたとき、その通信系の動作を監視している異常検出装置から異常を知らせる信号が出力される。それよってユーザは、製品自体の動作とは独立に、通信系の動作状態を知ることができる。
異常検出装置は、監視対象から受ける情報に対応した信号電圧を用いて、システムの動作が正常または異常を示す検出信号を生成している。従来の異常検出装置は、その信号電圧が所定の範囲を超えているか否かに基づいて、その検出信号を生成していた。そのため、従来の異常検出装置では、動作が正常と判定される範囲内における信号電圧の変化を監視することが困難であった。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、第1測定回路(13)からのモニター信号を受けて第1出力電圧に変換する第1変換回路(12)を有する第1異常検出回路(3)と、第2測定回路(23)からのモニター信号を受けて第2出力電圧に変換する第2変換回路(22)を有する第2異常検出回路(4)とを具備する異常検出装置を構成する。
その異常検出装置において、前記第1異常検出回路(3)に、更に、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを比較し、所定の電位差を超えている場合に異常検出信号を出力する第1比較回路(16)を構成する。
その異常検出装置において、前記第1異常検出回路(3)に、更に、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを比較し、所定の電位差を超えている場合に異常検出信号を出力する第1比較回路(16)を構成する。
本発明の異常検出装置によると、従来の異常判定装置にて動作が正常と判定される範囲内における信号電圧の変化を監視し、その信号変化に対応した動作判定をすることが可能である。
また、動作監視における判定で、従来の異常判定装置にて正常動作と判定されるような軽微な変化であっても、それを検出し、その軽微な変化を示す信号を制御回路に通知することができる。その変化が異常であるか否かを制御回路側の設定によって判断することができる。これによって、軽微な異常に対する早期対処が可能となる。
以下に、図面を参照して、本願発明を実施するための形態について説明を行う。本願発明は、移動体(例えば、自動車)に用いられるコンピュータシステムに適用可能である。したがって、以下の実施形態においては、本願発明を車両に備えられたLANシステム(以下、車内通信システム1と呼ぶ。)に適用する場合を例示して説明を行う。なお、以下の実施形態では、車内通信システム1が、相補な二つの通信系を備えている場合に対応して説明を行う。また、以下の実施形態において、同様に構成されている二つ以上の構成要素には、参照符号の後ろに枝符号(例えば、”2a”に付された”a”)を付して説明を行う。ここにおいて、その二つ以上の構成要素を区別しない場合には、その枝符号を省略する。
図2は、本願発明の異常検出装置を適用可能な車内通信システム1の構成を例示するブロック図である。車内通信システム1は、第1ユニット2aと、第2ユニット2bと、第1通信系7と、第2通信系8とを含んで構成されている。
第1ユニット2aは、車内通信システム1に組み込まれたコンピュータユニットである。第2ユニット2bは、車内通信システム1に組み込まれたコンピュータユニットである。第1通信系7は、無線または有線通信網で構成されている。第1通信系7は、第1ユニット2aと第2ユニット2bとの間で送受信されるデータを伝送している。第2通信系8は、第1通信系7と同様に、無線または有線通信網で構成されている。第1通信系7は、第1ユニット2aと第2ユニット2bとの間で送受信されるデータを伝送している。
第1通信系7と第2通信系8とは、それぞれ独立して機能することができるように構成されている。通常動作時において、車内通信システム1は、第1通信系7または第2通信系8を用いてデータの送受信を行う。また、車内通信システム1は、第1通信系7が機能しない場合であっても、第2通信系8を用いてデータの送受信を行う。その逆に、車内通信システム1は、第2通信系8が機能しない場合であっても、第1通信系7を用いてデータの送受信を行う。
第1ユニット2aは、第1ユニット側第1トランシーバ3aと、第1ユニット側第2トランシーバ4aと、第1ユニット側制御回路5aを含んで構成されている。また、第2ユニット2bは、第2ユニット側第1トランシーバ3bと、第2ユニット側第2トランシーバ4bと、第ユニット側制御回路5bとを含んで構成されている。第1通信系7は、第1ユニット側第1トランシーバ3aと第2ユニット側第1トランシーバ3bとを含んで構成され、第2通信系8は、第1ユニット側第2トランシーバ4aと第2ユニット側第2トランシーバ4bとを含んで構成されている。
図2に示されているように第1ユニット側第1トランシーバ3aと第2ユニット側第1トランシーバ3bとは、第1通信系7を構成する通信線を介して接続されている。同様に、第1ユニット側第2トランシーバ4aと第2ユニット側第2トランシーバ4bとは、第2通信系8を構成する通信線を介して接続されている。
第1ユニット側第1トランシーバ3aは、データの送受信を行う機能を有する集積回路である。第1ユニット側第1トランシーバ3aは、第1通信系7の通信線に接続されている。第1ユニット側第1トランシーバ3aは、第1ユニット2aから出力するデータを送信している。また、第1ユニット側第1トランシーバ3aは、その通信線を介して送信されるデータを受信している。第1ユニット側第2トランシーバ4aは、第1ユニット側第1トランシーバ3aと同様のデータ送受信機能を有する集積回路である。第1ユニット側第2トランシーバ4aは、第1ユニット2aから出力するデータを第2通信系8の通信線を介して送信している。また、第1ユニット側第2トランシーバ4aは、その第2通信系8の通信線を介して送信されるデータを受信している。第1ユニット側制御回路5aは、第1ユニット側第1トランシーバ3aまたは第1ユニット側第2トランシーバ4aが正常に動作しているか否かを監視している。
第2ユニット2bの第2ユニット側第1トランシーバ3bは、第1ユニット側第1トランシーバ3aと同様のデータ送受信機能を備えている。第2ユニット側第1トランシーバ3bは、第1通信系7の通信線を介して送信されるデータを受信する。第2ユニット側第1トランシーバ3bは、第2ユニット2bから出力するデータをその通信線を介して送信している。第2ユニット側第2トランシーバ4bは、第2ユニット側第1トランシーバ3bと同様のデータ送受信機能を備えている。第2ユニット側第2トランシーバ4bは、第2ユニット2bから出力するデータを第2通信系8の通信線を介して送信している。また、第2ユニット側第2トランシーバ4bは、その第2通信系8の通信線を介して送信されるデータを受信している。
第ユニット側制御回路5bは、第1ユニット側制御回路5aと同様に構成されている。第ユニット側制御回路5bは、第2ユニット側第1トランシーバ3bまたは第2ユニット側第2トランシーバ4bが正常に動作しているか否かを監視している。
本実施形態において、第1ユニット2aの第1ユニット側第1トランシーバ3aと第1ユニット側第2トランシーバ4aとは、第1ユニット側信号線6aを介して接続されている。また、第2ユニット2bの第2ユニット側第1トランシーバ3bと第2ユニット側第2トランシーバ4bとは、第2ユニット側信号線6bを介して接続されている。第1ユニット側第1トランシーバ3aと第1ユニット側第2トランシーバ4aとは、第1ユニット側信号線6aを介してデータ通信を行うことで、互いの動作状態を監視している。同様に、第2ユニット側第1トランシーバ3bと第2ユニット側第2トランシーバ4bとは、第2ユニット側信号線6bを介してデータ通信を行うことで互いの動作状態を監視している。
図3は、本実施形態の異常検出装置の構成を例示するブロック図である。図3を参照すると、実施形態の異常検出装置は、第1集積回路30と、第2集積回路40と、制御回路5とを含んで構成されている。第1集積回路30は、上述の第1通信系7を介してデータの送受信をする機能を有する半導体装置である。第1集積回路30は、上述の第1ユニット側第1トランシーバ3aまたは第2ユニット側第1トランシーバ3bに対応している。第2集積回路40は、第1集積回路30と同様に、上述の第2通信系8を介してデータの送受信をする機能を有する半導体装置である。第2集積回路40は、上述の第1ユニット側第2トランシーバ4aまたは第2ユニット側第2トランシーバ4bに対応している。なお、図3は、本願発明の理解を容易にするために、第1集積回路30または第2集積回路40が、第1通信系7または第2通信系8を介してデータ送受信をするための機能ブロックを省略した異常検出装置の構成を例示している。
制御回路5は、第1集積回路30または第2集積回路40が正常に動作しているか否かを判定する機能ブロックである。制御回路5は、上述の第1ユニット側制御回路5aまたは第ユニット側制御回路5bに対応している。図3に示されているように、第1集積回路30は、第1異常検出回路3と第1測定回路13とを含んで構成されている。また、第2集積回路40は、第2異常検出回路4と第2測定回路23とを含んで構成されている。第1異常検出回路3は、第1測定回路13に接続され、第2異常検出回路4は、第2測定回路23に接続されている。また、第1異常検出回路3と第2異常検出回路4とは、信号線6を介して接続されている。
第1測定回路13は、第1電圧検出回路81と、第1電流検出回路82と、第1温度検出回路83とを含んで構成されている。第1電圧検出回路81は、第1集積回路30の内部電圧を監視している。第1電圧検出回路81は、第1集積回路30の内部電圧を所定の電圧(以下、第1測定回路13側電圧モニター信号と呼ぶ。)に変換して出力している。第1電流検出回路82は、第1集積回路30の内部電流を監視している。第1電流検出回路82は、電流―電圧変換回路を含んで構成され、その電流―電圧変換回路によって、第1集積回路30の内部電流を所定の電圧(以下、第1測定回路13側電流モニター信号と呼ぶ。)に変換して出力している。第1温度検出回路83は、第1集積回路30に発生する熱を監視している。第1温度検出回路83は、温度センサを備えて構成され、その温度センサの出力に基づいて、第1集積回路30に発生する熱による温度上昇を所定の電圧(以下、第1測定回路13側発熱モニター信号と呼ぶ。)に変換して出力している。
同様に、第2測定回路23は、第2電圧検出回路84と、第2電流検出回路85と、第2温度検出回路86とを含んで構成されている。第2電圧検出回路84は、第2集積回路40の内部電圧を監視している。第2電圧検出回路84は、第2集積回路40の内部電圧を所定の電圧(以下、第2測定回路23側電圧モニター信号と呼ぶ。)に変換して出力している。第2電流検出回路85は、第2集積回路40の内部電流を監視している。第2電流検出回路85は、電流―電圧変換回路を含んで構成され、その電流―電圧変換回路によって、第2集積回路40の内部電流を所定の電圧(以下、第2測定回路23側電流モニター信号と呼ぶ。)に変換して出力している。第2温度検出回路86は、第2集積回路40に発生する熱を監視している。第2温度検出回路86は、温度センサを備えて構成され、その温度センサの出力に基づいて、第2集積回路40に発生する熱による温度上昇を所定の電圧(以下、第2測定回路23側発熱モニター信号と呼ぶ。)に変換して出力している。なお、本実施形態において、第1測定回路13や第2測定回路23が、さらに他の物理状態を監視する検出回路を備えていても良い。また、第1測定回路13や第2測定回路23が、各検出回路(第1電圧検出回路81〜第2温度検出回路86)の全てを備えていなくても良い。
信号線6は、第1信号線35と第2信号線36とを含んで構成されている。第1信号線35は、第1集積回路30の第2検出信号入力端子32と第2集積回路40の第2検出信号出力端子33とを接続している。第2信号線36は、第1集積回路30の第1検出信号出力端子31と第2集積回路40の第1検出信号入力端子34とを接続している。
図3に示されているように、第1異常検出回路3は、第1変換回路12と、第1独立異常判定回路14とを含んで構成されている。第1変換回路12は、第1測定回路13から出力される複数のモニター信号に基づいて、第1出力電圧を生成している。第1変換回路12は、第1集積回路30の電圧や電流の変化と、第2集積回路40の電圧や電流の変化とに基づいて、第1集積回路30の動作状態の微細な変化を検出している。第1変換回路12は、その動作状態の変化を示す信号(以下、異常検出信号と呼ぶ。)を、第1異常検出信号出力端子39を介して制御回路5に出力している。
第1独立異常判定回路14は、第1測定回路13に備えられた複数の検出回路(第1電圧検出回路81、第1電流検出回路82および第1温度検出回路83)の出力を常時監視している。第1独立異常判定回路14は、第1集積回路30が正常に動作しているか否かを独立に監視している。第1独立異常判定回路14は、第1測定回路13から出力される複数のモニター信号の少なくとも一つが、第1集積回路30の正常動作範囲を超えている場合、第1集積回路30側の異常を示す信号(以下、第1独立異常検出信号と呼ぶ。)を出力している。
第1変換回路12は、第1出力電圧生成部15と第1比較回路16とを含んで構成されている。その第1出力電圧生成部15は、第1選択回路17と第1増幅回路18とを備えている。第1選択回路17は、第1測定回路13に接続されている。また、第1選択回路17は、第1選択信号入力端子38を介して制御回路5に接続されている。第1選択回路17は、制御回路5から出力される選択信号を第1選択信号入力端子38を介して受信している。第1選択回路17は、その選択信号に応答して、第1測定回路13から出力される複数のモニター信号の中から、一つを選択して第1増幅回路18に供給している。
第1増幅回路18は、第1選択回路17から供給されるモニター信号(以下、選択モニター信号と呼ぶ。)を増幅して第1出力電圧を生成している。また、第1増幅回路18は、第1選択回路17から供給される選択モニター信号に応じたオフセット・ゲイン調整を行っている。第1増幅回路18は、第1出力電圧を、第1比較回路16に供給している。また、その第1出力電圧は、第1検出信号出力端子31を介して第2異常検出回路4に供給されている。
第1比較回路16は、第1出力電圧生成部15から出力される第1出力電圧と、第2異常検出回路4から供給される信号(第2出力電圧)に応答して、異常検出信号を出力している。なお、第1比較回路16の構成に関する詳細な説明は後述する。図3に示されているように、第1比較回路16は、第1増幅回路18の出力端に接続されている。第1比較回路16には、第1増幅回路18から出力される第1出力電圧が供給されている。また、第1比較回路16は、第2検出信号入力端子32を介して第2異常検出回路4に接続されている。第1比較回路16は、第2異常検出回路4から出力される第2出力電圧を、第2検出信号入力端子32を介して受け取っている。
上述したように、第2集積回路40は第1集積回路30と同様の構成を備えている。図3を参照すると、第2集積回路40の第2異常検出回路4は、第2変換回路22と、第2独立異常判定回路24とを含んで構成されている。第2変換回路22は、上述の第1出力電圧と第2出力電圧とに基づいて、第2集積回路40の動作状態の微細な変化を検出している。第2変換回路22は、その動作状態の変化を示す信号(以下、異常検出信号と呼ぶ。)を、第2異常検出信号出力端子43を介して制御回路5に出力している。
第2独立異常判定回路24は、第2測定回路23に備えられた複数の検出回路(第2電圧検出回路84、第2電流検出回路85および第2温度検出回路86)の出力を常時監視している。第2独立異常判定回路24は、第2集積回路40が正常に動作しているか否かを独立に監視している。第2独立異常判定回路24は、第2測定回路23から出力される複数のモニター信号の少なくとも一つが、第2集積回路40の正常動作範囲を超えている場合、第2集積回路40側の異常を示す信号(以下、第2独立異常検出信号と呼ぶ。)を出力している。
第2変換回路22は、第2出力電圧生成部25と第2比較回路26とを含んで構成されている。その第2出力電圧生成部25は、第2選択回路27と第2増幅回路28とを備えている。第2選択回路27は、第2測定回路23に接続されている。また、第2選択回路27は、第2選択信号入力端子42を介して制御回路5に接続されている。第2選択回路27は、制御回路5から出力される選択信号を第2選択信号入力端子42を介して受信している。第2選択回路27は、その選択信号に応答して、第2測定回路23から出力される複数のモニター信号の中から、一つを選択して第2増幅回路28に供給している。第2選択信号入力端子42と第1選択信号入力端子38には、同じ選択信号が供給される。したがって、例えば、第1異常検出回路3側で第1測定回路13側電圧モニター信号が選択されるとき、第2異常検出回路4側では第2測定回路23側電圧モニター信号が選択される。
第2増幅回路28は、第2選択回路27から供給されるモニター信号(以下、選択モニター信号と呼ぶ。)を増幅して第2出力電圧を生成している。また、第2増幅回路28は、第2選択回路27から供給される選択モニター信号に応じたオフセット・ゲイン調整を行っている。第2増幅回路28は、第2出力電圧を、第2比較回路26に供給している。また、その第2出力電圧は、第2検出信号出力端子33を介して第1異常検出回路3に供給されている。
第2比較回路26は、第2出力電圧生成部25から出力される第2出力電圧と、第1異常検出回路3から供給される信号(第1出力電圧)に応答して、異常検出信号を出力している。なお、第2比較回路26の構成は、第1比較回路16と同様であり、第2比較回路26に関する詳細な説明は省略する。図3に示されているように、第2比較回路26は、第2増幅回路28の出力端に接続されている。第2比較回路26には、第2増幅回路28から出力される第2出力電圧が供給されている。また、第2比較回路26は、第1検出信号入力端子34を介して第1異常検出回路3に接続されている。第2比較回路26は、第1集積回路30の第1検出信号出力端子31から出力される第1出力電圧を、第1検出信号入力端子34を介して受け取っている。
図4は、第1比較回路16の構成を例示する回路図である。なお、本実施形態において、第1比較回路16と第2比較回路26とは同様の構成である、したがって、以下の実施形態において、第2比較回路26の構成に関する詳細な説明は省略する。また、上述の図面に用いた参照符号と同じ符号が付されている構成要素に関して、重複する説明は省略する。
図4を参照すると、第1比較回路16は、定電圧源部51と、比較部52と、論理和回路53とを含んで構成されている。また、第1比較回路16は、第1ノードN1と、第2ノードN2とを含んで構成されている。その第1ノードN1は、第1増幅回路18の出力端に接続されている。第2ノードN2は、上述の第2検出信号入力端子32に接続されている。
定電圧源部51は、第1定電圧源54と第2定電圧源55とを備えている。比較部52は、第1コンパレータ56と第2コンパレータ57とを備えている。第1定電圧源54の一端は、第1ノードN1を介して第1増幅回路18の出力端に接続されている。第1定電圧源54の他端は第1コンパレータ56の反転入力端に接続されている。第1コンパレータ56の正転入力端は、第2ノードN2を介して第2検出信号入力端子32に接続されている。
第2定電圧源55の一端は、第2ノードN2を介して第2検出信号入力端子32に接続されている。第2定電圧源55の他端は、第2コンパレータ57の反転入力端に接続されている。第2コンパレータ57の正転入力端は、第1ノードN1を介して第1増幅回路18の出力端に接続されている。第1コンパレータ56の出力端と第2コンパレータ57の出力端は、論理和回路53の入力端に接続されている。論理和回路53は、第1コンパレータ56から出力される信号と第2コンパレータ57から出力される信号に応答して異常検出信号を生成している。
図5は、第1独立異常判定回路14の構成を例示する回路図である。なお、本実施形態において、第1独立異常判定回路14と第2独立異常判定回路24とは同様の構成である。したがって、以下の実施形態において、第2独立異常判定回路24の構成に関する詳細な説明は省略する。また、上述の図面に用いた参照符号と同じ符号が付されている構成要素に関して、重複する説明は省略する。
図5を参照すると、第1独立異常判定回路14は、独立判定用定電圧源部61と、コンパレータ群62と、論理和回路63とを含んで構成されている。独立判定用定電圧源部61には、複数の定電圧源(定電圧源64〜定電圧源66)が備えられている。また、コンパレータ群62には、複数のコンパレータ(コンパレータ67〜コンパレータ69)が備えられている。コンパレータ67の反転入力端は定電圧源64に接続されている。コンパレータ67の正転入力端は第1電圧検出回路81に接続されている。コンパレータ68の反転入力端は定電圧源65に接続されている。コンパレータ68の正転入力端は第1電流検出回路82に接続されている。コンパレータ69の反転入力端は定電圧源66に接続されている。コンパレータ69の正転入力端は第1温度検出回路83に接続されている。
コンパレータ67は、定電圧源64から供給される基準電圧と第1電圧検出回路81から出力される第1測定回路13側電圧モニター信号とを比較して、その比較結果を出力している。コンパレータ68は、定電圧源65から供給される基準電圧と第1電流検出回路82から出力される第1測定回路13側電流モニター信号とを比較して、その比較結果を出力している。コンパレータ69は、定電圧源66から供給される基準電圧と第1温度検出回路83から出力される第1測定回路13側発熱モニター信号とを比較して、その比較結果を出力している。論理和回路63は、コンパレータ群62から出力される信号(比較結果)に応答して、第1独立異常検出信号を生成している。
以下に、第1出力電圧が変動する場合に対応して、本願発明の動作に関して説明を行う。図6は、第1比較回路16に供給される信号電圧の変化を例示する波形図である。第1波形71は、第1出力電圧の時間変化を例示している。なお、本実施形態において、第1波形71は、第1出力電圧として第1ノードN1の電位を計測した場合を例示している。第2波形72は、第1定電圧源54から出力される第1基準電圧Vref1の時間変化を例示している。第3波形73は、第2出力電圧の時間変化を例示している。なお、本実施形態において、第3波形73は、第2出力電圧として第2ノードN2の電位を計測した場合を例示している。第4波形74は、第2定電圧源55から出力される第2基準電圧Vref2の時間変化を例示している。
図6に示されているように、第1出力電圧が時間の経過に対応して変動するとき、第1基準電圧Vref1は、その変動に対応して変化する。また図6に示されているように、第2出力電圧が一定の電位を維持するとき、第2基準電圧Vref2も一定の値を維持する。
以下に、上述のように信号電圧が変化する場合の第1比較回路16の動作を、図面を参照して説明する。図7は、第1比較回路16の各構成要素の動作を例示するタイミングチャートである。図7の(a)は、第2コンパレータ57の正転入力端に供給される第1出力電圧と、反転入力端に供給される第2基準電圧Vref2との時間変化を例示している。図7の(b)は、第1コンパレータ56の正転入力端に供給される第2出力電圧と、反転入力端に供給される第1基準電圧Vref1との時間変化を例示している。図7の(c)は、第2コンパレータ57から出力される第2比較信号の時間変化を例示している。図7の(d)は、第1コンパレータ56から出力される第1比較信号の時間変化を例示している。図7の(e)は、論理和回路53から出力される異常検出信号の時間変化を例示している。
図7を参照すると、時刻t1から時刻t2にかけて、第1出力電圧が第1基準電圧Vref1よりも大きくなる。このとき、第2コンパレータ57は、第2比較信号としてHighレベルの信号を出力する(図7(c))。また、時刻t3から時刻t4にかけて、第2出力電圧が第2基準電圧Vref2より小さくなる。このとき、第1コンパレータ56は、第1比較信号としてHighレベルの信号を出力する(図7(d))。
ここにおいて、図7の(e)を参照すると、論理和回路53は、時刻t1から時刻t2の間と、時刻t3から時刻t4の間に、Highレベルの異常検出信号を出力する。制御回路5は、第1変換回路12の論理和回路53から出力される異常検出信号がHighレベルのときに、第1異常検出回路3の選択モニター信号と第2異常検出回路4の選択モニター信号との差が、通常よりも大きいと判断する。制御回路5は、その判断に基づいて、第1異常検出回路3または第2異常検出回路4の動作状態に異常と判定しうる変化が生じていることを制御回路5に通知する。
本実施形態において、第1異常検出回路3と第2異常検出回路4とは、相補に異常検出信号を出力している。図8Aは、第1異常検出回路3側の動作を例示する波形図である。図8Aの第5波形75は、第1出力電圧から第2出力電圧を引いた差を示している。図8Aに示されているように、時刻t10において、第1異常検出回路3は第1出力電圧と第2出力電圧との差が判定基準電圧を超えている。このとき、第1異常検出回路3の第1変換回路12は、異常検出信号をHighレベルにしている。図8Bは、第2異常検出回路4側の動作を例示する波形図である。図8Bの第6波形76は、第2出力電圧から第1出力電圧を引いた差を示している。図8Bに示されているように、第2異常検出回路4においても、時刻t10でHighレベルの異常検出信号が出力されている。
上述のように、第1集積回路30と第2集積回路40とが同様に構成されることによって、制御回路5は、第1集積回路30と第2集積回路40の両方から出力される異常検出信号を受信することができる。ここにおいて、本実施形態の異常検出装置は、第1集積回路30または第2集積回路40のどちらか一方から異常検出信号が出力される構成であっても良い。例えば、本実施形態の異常検出装置が、第1変換回路12を備える第1異常検出回路3を有する第1集積回路30と、第2比較回路26を備えていない第2異常検出回路4を有する第2集積回路40とで構成されていても良い。この場合に、第2異常検出回路4が第2出力電圧を第1異常検出回路3に供給する構成を備えているだけでよい。これによって、異常検出装置の構成を簡素化させることが可能になる。
図9は、本実施形態の異常検出装置が実行する判定動作を示す図である。第1異常検出回路3に対応してその判定動作について説明すると、第1独立異常判定回路14は、第1測定回路13から出力されるモニター信号と、絶対値判定用基準電圧(上述の独立判定用定電圧源部61が供給する電圧)とを比較する。第1独立異常判定回路14のコンパレータ群62は、そのモニター信号が絶対値判定用基準電圧を超えていないときに、第1集積回路30が正常動作をしていると判断する。ここで、第1比較回路16は、そのモニター信号が絶対値判定用基準電圧を超えたか否かに関わらず、第1出力電圧と第2出力電圧との比較に基づいて、第1異常検出回路3の動作状態を監視する。
第1集積回路30の第1異常検出回路3は、第1測定回路13から出力されるモニター信号のみに基づく絶対値判定(独立異常判定)と、第1集積回路30と第2集積回路40との相対比較による異常判定の両方を行っている。図9に示されているように、第1異常検出回路3は、第1測定回路13からの出力が絶対値判定用の基準電圧の範囲内であった場合でも、相対比較による微細な変化に基づく異常判定を実行することができる。このように、異常検出回路の出力値を絶対値での異常判定だけではなく、2重系のシステムを利用し、二つの集積回路にて、同じ動作状態における出力値との相対比較を行っているため、より高精度に動作監視をすることができる。
第1集積回路30の第1異常検出回路3は、第1測定回路13から出力されるモニター信号のみに基づく絶対値判定(独立異常判定)と、第1集積回路30と第2集積回路40との相対比較による異常判定の両方を行っている。図9に示されているように、第1異常検出回路3は、第1測定回路13からの出力が絶対値判定用の基準電圧の範囲内であった場合でも、相対比較による微細な変化に基づく異常判定を実行することができる。このように、異常検出回路の出力値を絶対値での異常判定だけではなく、2重系のシステムを利用し、二つの集積回路にて、同じ動作状態における出力値との相対比較を行っているため、より高精度に動作監視をすることができる。
上述の異常検出装置を、簡素な言葉で表現すると、以下のようになる。その異常検出装置は、第1集積回路30と、第2集積回路40とを具備している。そして、前記第1集積回路30は、前記第1集積回路30の状態(例えば、動作電圧や温度変化)に応じて第1出力電圧を生成する第1変換回路12を備えている。また、前記第1変換回路12は、前記第2集積回路40の状態(例えば、動作電圧や温度変化)を示す第2出力電圧を受け、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧との差分に対応して異常検出信号を出力する第1比較回路16を備えている。
その異常検出装置において、さらに、前記第1集積回路30の動作を監視する制御回路5を具備する構成としても良い。ここで、前記制御回路5は、前記異常検出信号に基づいて、前記第1集積回路30の動作が正常であるか否かを判断する。
また、前記第1比較回路16は、論理和回路53と、第1反転入力端と第1非反転入力端とを備える第1コンパレータ56と、第2反転入力端と第2非反転入力端とを備える第2コンパレータ57を備えている。ここにおいて、第1コンパレータ56は、前記第1出力電圧に応じて変化する第1基準電圧と前記第2出力電圧との差に基づいて第1比較信号を生成する。また、第2コンパレータ57は、前記第2出力電圧に応じて変化する第2基準電圧と前記第1出力電圧との差に基づいて第2比較信号を生成する。そして、論理和回路53は、前記第1比較信号と前記第2比較信号とに応答して前記異常検出信号を生成する。
また、その異常検出装置において、さらに、前記第1集積回路30の物理状態(例えば、動作電圧や温度変化)を監視し、その監視結果に応じて検出信号を出力する第1測定回路13を第1集積回路30の内部に備えていても良い。この場合において、前記第1集積回路30は、前記第2出力電圧を受信する第2検出信号入力端子32を具備することが好ましい。また、前記第1比較回路16は、前記第1測定回路13と前記第1反転入力端との間に接続される第1定電圧源54と、前記第2検出信号入力端子32と前記第2反転入力端との間に接続される第2定電圧源55とを備える。そして、前記第1非反転入力端は、前記第2検出信号入力端子32に接続され、前記第2非反転入力端が、前記第1測定回路13に接続される構成とする。
その異常検出装置において、前記第1集積回路30は、さらに、前記第1出力電圧に応答して独立異常信号を前記制御回路5に供給する第1独立異常判定回路14を備えても良い。そして、前記制御回路5は、前記異常検出信号または前記第1独立異常信号に基づいて前記第1集積回路30が正常に動作しているか否かを判断する。また、前記第1独立異常判定回路14は、前記第2出力電圧に依存することなく前記第1独立異常信号を生成する。
上述の異常検出装置において、前記第1測定回路13は、複数のセンサ(例えば、第1電圧検出回路81、第1電流検出回路82、第1温度検出回路83)を含むものであってもよい。この場合において、前記第1変換回路12は、さらに、第1出力電圧生成部15を備えるものとする。その第1出力電圧生成部15は、前記制御回路5から供給される選択信号に応答して、前記複数のセンサから出力されるセンサ出力の少なくとも一つを前記第1出力電圧として供給する。このとき、前記第1変換回路12は、前記第1出力電圧生成部15を介して供給される前記第1出力電圧に基づいて前記異常検出信号を生成する。また、前記第1独立異常判定回路14は、前記複数のセンサのそれぞれから出力される複数のセンサ出力に応答して前記第1独立異常信号を生成する。
さらに、上述の異常検出装置において、前記第2集積回路40は、前記第2集積回路40の状態(例えば、動作電圧や温度変化)に応じて前記第2出力電圧を生成する第2測定回路23を備えている。その第2測定回路23は、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを受け、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧との差分に対応して第2異常信号を出力する第2比較回路26を備えているものとする。ここで、前記制御回路5は、前記第2異常信号に基づいて、前記第2集積回路40の動作が正常であるか否かを判断する。
その異常検出装置において、前記第2比較回路26は、第3コンパレータ(図示されず:第1コンパレータ56と同様の回路)と、第4コンパレータ(図示されず:第2コンパレータ57と同様の回路)と、論理和回路(図示されず:論理和回路53と同様の回路)を備えている。第3コンパレータは、第3反転入力端と第3非反転入力端とを備えている。同様に、第4コンパレータは、第4反転入力端と第4非反転入力端とを備えている。そして、第3コンパレータは、前記第1出力電圧に応じて変化する第3基準電圧と前記第2出力電圧との差に基づいて第3比較信号を生成する。また、第4コンパレータは、前記第2出力電圧に応じて変化する第4基準電圧と前記第1出力電圧との差に基づいて第4比較信号を生成する。その上で、第2異常信号生成回路は、前記第3比較信号と前記第4比較信号とに応答して前記第2異常信号を生成する。
その異常検出装置において、前記第2集積回路40は、さらに、前記第1出力電圧を受信する第1検出信号入力端子34を具備するものでも良い。ここで、前記第2変換回路22は、前記第2測定回路23と前記第3反転入力端との間に接続される第3電圧源と、前記第1出力電圧受信端子と前記第4反転入力端との間に接続される第4電圧源とを備えている。この場合において、前記第3非反転入力端は、前記第1検出信号入力端子34に接続され、前記第4非反転入力端は、前記第2測定回路23に接続されることが好ましい。
1…車内通信システム
2a…第1ユニット
2b…第2ユニット
3a…第1ユニット側第1トランシーバ
4a…第1ユニット側第2トランシーバ
5a…第1ユニット側制御回路
3b…第2ユニット側第1トランシーバ
4b…第2ユニット側第2トランシーバ
5b…第ユニット側制御回路
6a…第1ユニット側信号線
6b…第2ユニット側信号線
2…異常検出装置
3…第1異常検出回路
30…第1集積回路
4…第2異常検出回路
40…第2集積回路
5…制御回路
6…信号線
7…第1通信系
8…第2通信系
12…第1変換回路
13…第1測定回路
14…第1独立異常判定回路
15…第1出力電圧生成部
16…第1比較回路
17…第1選択回路
18…第1増幅回路
22…第2変換回路
23…第2測定回路
24…第2独立異常判定回路
25…第2出力電圧生成部
26…第2比較回路
27…第2選択回路
28…第2増幅回路
31…第1検出信号出力端子
32…第2検出信号入力端子
33…第2検出信号出力端子
34…第1検出信号入力端子
35…第1信号線
36…第2信号線
37…第1独立異常信号出力端子
38…第1選択信号入力端子
39…第1異常検出信号出力端子
41…第2独立異常信号出力端子
42…第2選択信号入力端子
43…第2異常検出信号出力端子
51…定電圧源部
52…比較部
53…論理和回路
54…第1定電圧源
55…第2定電圧源
56…第1コンパレータ
57…第2コンパレータ
61…独立判定用定電圧源部
62…コンパレータ群
63…論理和回路
64…定電圧源
65…定電圧源
66…定電圧源
67…コンパレータ
68…コンパレータ
69…コンパレータ
71…第1波形
72…第2波形
73…第3波形
74…第4波形
75…第5波形
76…第6波形
81…第1電圧検出回路
82…第1電流検出回路
83…第1温度検出回路
84…第2電圧検出回路
85…第2電流検出回路
86…第2温度検出回路
N1…第1ノード
N2…第2ノード
Vref1…第1基準電圧
Vref2…第2基準電圧
107…スキャナ駆動回路
108…スキャナ
109…ノード
110…抵抗
111…コンパレータ
112…コンパレータ
113…OR回路
2a…第1ユニット
2b…第2ユニット
3a…第1ユニット側第1トランシーバ
4a…第1ユニット側第2トランシーバ
5a…第1ユニット側制御回路
3b…第2ユニット側第1トランシーバ
4b…第2ユニット側第2トランシーバ
5b…第ユニット側制御回路
6a…第1ユニット側信号線
6b…第2ユニット側信号線
2…異常検出装置
3…第1異常検出回路
30…第1集積回路
4…第2異常検出回路
40…第2集積回路
5…制御回路
6…信号線
7…第1通信系
8…第2通信系
12…第1変換回路
13…第1測定回路
14…第1独立異常判定回路
15…第1出力電圧生成部
16…第1比較回路
17…第1選択回路
18…第1増幅回路
22…第2変換回路
23…第2測定回路
24…第2独立異常判定回路
25…第2出力電圧生成部
26…第2比較回路
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28…第2増幅回路
31…第1検出信号出力端子
32…第2検出信号入力端子
33…第2検出信号出力端子
34…第1検出信号入力端子
35…第1信号線
36…第2信号線
37…第1独立異常信号出力端子
38…第1選択信号入力端子
39…第1異常検出信号出力端子
41…第2独立異常信号出力端子
42…第2選択信号入力端子
43…第2異常検出信号出力端子
51…定電圧源部
52…比較部
53…論理和回路
54…第1定電圧源
55…第2定電圧源
56…第1コンパレータ
57…第2コンパレータ
61…独立判定用定電圧源部
62…コンパレータ群
63…論理和回路
64…定電圧源
65…定電圧源
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72…第2波形
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82…第1電流検出回路
83…第1温度検出回路
84…第2電圧検出回路
85…第2電流検出回路
86…第2温度検出回路
N1…第1ノード
N2…第2ノード
Vref1…第1基準電圧
Vref2…第2基準電圧
107…スキャナ駆動回路
108…スキャナ
109…ノード
110…抵抗
111…コンパレータ
112…コンパレータ
113…OR回路
Claims (7)
- 第1測定回路からのモニター信号を受けて第1出力電圧に変換する第1変換回路を有する第1異常検出回路と、
第2測定回路からのモニター信号を受けて第2出力電圧に変換する第2変換回路を有する第2異常検出回路と
を具備し、
前記第1異常検出回路は、更に、
前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを比較し所定の電位差を超えている場合に異常検出信号を出力する第1比較回路を有する
異常検出装置。 - 請求項1に記載の異常検出装置において、
前記第2異常検出回路は、更に、
前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを比較し所定の電位差を超えている場合に異常検出信号を出力する第2比較回路を有する
異常検出装置。 - 請求項2に記載の異常検出装置において、
前記第1比較回路または前記第2比較回路の少なくとも一方は、
前記第1出力電圧に応じて変化する第1基準電圧と前記第2出力電圧との差に基づいて第1比較信号を生成する第1比較部と、
前記第2出力電圧に応じて変化する第2基準電圧と前記第1出力電圧との差に基づいて第2比較信号を生成する第2比較部と、
前記第1比較信号と前記第2比較信号とに応答して前記異常検出信号を生成する異常検出信号生成回路と
を具備する
異常検出装置。 - 請求項3に記載の異常検出装置において、さらに、
前記異常検出信号に基づいて、前記第1異常検出回路または前記第2異常検出回路の動作が正常であるか否かを判断する制御回路を備える
異常検出装置。 - 請求項4に記載の異常検出装置において、
前記第1異常検出回路は、
前記第1出力電圧と、前記第2出力電圧に依存しない第3基準電圧とを比較して異常信号を出力する第1独立異常検出回路を備え、
前記第2異常検出回路は、
前記第2出力電圧と、前記第1出力電圧に依存しない第3基準電圧とを比較して異常信号を出力する第2独立異常検出回路を備える
異常検出装置。 - 請求項5に記載の異常検出装置において、
前記第1測定回路は、
異なる測定対象に対応する複数のモニター信号を出力し、
前記第1変換回路は、
前記複数のモニター信号から選択される一つのモニター信号を受けて前記第1出力電圧に変換し、
前記第2測定回路は、
異なる測定対象に対応する複数のモニター信号を出力し、
前記第2変換回路は、
前記複数のモニター信号から選択される一つのモニター信号を受けて前記第2出力電圧に変換する
異常検出装置。 - 請求項1から6の何れか1項に記載の異常検出装置において、
前記第1測定回路と前記第1異常検出回路との各々は、
第1の集積回路の内部に構成され、
前記第2測定回路と前記第2異常検出回路との各々は、
第2の集積回路の内部に構成される
異常検出装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014016171A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-30 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 検査システム及び信号生成装置 |
EP3913380A1 (en) | 2020-04-22 | 2021-11-24 | Renesas Electronics Corporation | The abnormal power supply voltage detection device and method for detecting abnormal power supply voltage |
-
2006
- 2006-12-14 JP JP2006336760A patent/JP2008151519A/ja not_active Withdrawn
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