JP2009265698A - 自動販売機の商品取出口装置 - Google Patents

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明子 大久保
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Abstract

【課題】メンテナンス時に、商品収容部内のゴミや汚れなどを簡単に取り除くことができ、清掃性を向上させることができる自動販売機の商品取出口装置を提供する。
【解決手段】前面に商品取出口17を有するとともに販売機本体2の開放した前面を開閉するメインドア3に設けられ、販売時に販売機本体2の内部において払い出された商品Sを、商品取出口17を介して取り出されるまで一時的に収容する自動販売機1の商品取出口装置21であって、底板23と、この底板23の後端部から上方に延びる背面開口30とを有するとともに、商品取出口17の後方に設けられ、払い出された商品を受け取り、底板23に載置した状態で収容する商品収容ボックス22と、この商品収容ボックス22の背面側に開閉自在に設けられ、メインドア3が開放した状態で、背面開口30を開閉可能な背板27と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、販売時に販売機本体の内部において払い出された商品を、商品取出口を介して取り出されるまで一時的に収容する自動販売機の商品取出口装置に関する。
従来の自動販売機の商品取出口装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この商品取出口装置は、販売機本体の前面を開閉する前面ドアの下部に設けられ、販売機本体の内部において払い出された商品を収容する商品収容部を備えている。この商品収容部は、ボックス状に形成されており、前面ドアの前面下部に設けられた商品取出口の直ぐ後ろに組み付けられている。具体的には、この商品収容部は、水平な底壁と、その前後端部にそれぞれ連なり、上方に延びる前壁および後壁とを有している。前壁には、前面ドア側の商品取出口とほぼ同様の形状およびサイズを有する商品取出口が形成され、一方、後壁には、払い出された商品を内部に受け入れるための商品受入口が形成されている。また、販売機本体の内部には、多数の商品を収納するとともに、販売時に商品を下方に払い出す商品収納払出し装置が設けられ、その下方に、払い出された商品を前方の商品受入口に案内するシュートが設けられている。
販売時に購入者が商品を選択すると、その選択された商品は、商品収納払出し装置から払い出され、シュートを介して前方に送られる。そして、その商品は、商品収容部に、その商品受入口を介して送り込まれ、底壁に載置された状態で収容される。その後、購入者が、前面ドアおよび商品収容部の商品取出口を介して、商品収容部内に手を差し入れ、商品を取り出すことにより、商品が購入者に提供される。
上記のように構成された商品取出口装置では、商品収容部に埃や雨水などが侵入することによって、その内面が汚れたり、いたずらなどでゴミや異物が商品取出口に投入され、商品収容部に溜まったりすることがある。これらの場合には、汚れやゴミなどが商品に付着し、そのような商品を購入者に提供してしまうことがある。そのため、上記の商品取出口装置を備えた自動販売機では、メンテナンス時に、前面ドアを開放した状態で、その背面側から商品収容部を取り外し、その内部の清掃が行われる。
しかし、この商品取出口装置では、商品収容部を清掃する際に、それを前面ドアから取り外し、清掃後、商品収容部を前面ドアに再度、取り付ける必要がある。また、商品収容部内のゴミを取り除いたり、汚れた部分を拭いたりする際には、通常、作業者が商品取出口や商品受入口から商品収容部内に手を差し入れて行う。特に、ゴミや汚れは、商品収容部内の底壁上に溜まりやすく、それらを取り除く場合には、手などを底壁付近まで深く差し入れる必要があり、清掃作業が煩雑である。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、メンテナンス時に、商品収容部内のゴミや汚れなどを簡単に取り除くことができ、清掃性を向上させることができる自動販売機の商品取出口装置を提供することを目的とする。
特公平8−10474号公報
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、前面に商品取出口を有するとともに販売機本体の開放した前面を開閉する前面ドアに設けられ、販売時に販売機本体の内部において払い出された商品を、商品取出口を介して取り出されるまで一時的に収容する自動販売機の商品取出口装置であって、底壁と、この底壁の後端部から上方に延びる開口とを有するとともに、商品取出口の後方に設けられ、払い出された商品を受け取り、底壁に載置した状態で収容する商品収容部と、この商品収容部の背面側に開閉自在に設けられ、前面ドアが開放した状態で、開口を開閉可能な背面部材と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、前面に商品取出口を有するとともに販売機本体の開放した前面を開閉する前面ドアには、商品取出口の後方に商品収容部が設けられている。この商品収容部は、販売時に販売機本体の内部において払い出された商品を受け取り、底壁に載置した状態で収容する。また、商品収容部の背面側には、底壁の後端部から上方に延びる開口を開閉するための背面部材が開閉自在に設けられている。この背面部材により、開口が閉鎖されているときには、商品収容部に収容された商品を、商品取出口を介して取り出されるまで、安定して保持することができる。
また、自動販売機のメンテナンス時などに、前面ドアを開放した状態で、背面部材を開放することにより、商品収容部の背面側の開口が開放され、その開口を介して、商品収容部の底壁に容易にアクセスすることができる。前述したように、商品収容部内のゴミや汚れは、底壁上に溜まりやすいので、上記開口を介して、底壁上のゴミの掻き出しや拭き掃除を行うことにより、商品収容部内のゴミや汚れなどを簡単に取り除くことができ、清掃性を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の商品取出口装置において、背面部材は、商品収容部に回動自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、背面部材が、商品収容部に回動自在に取り付けられているので、商品収容部を清掃する際に、背面部材を商品収容部から取り外すことなく、回動させるだけで、商品収容部の上記開口を容易に開放することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の自動販売機の商品取出口装置において、底壁は、商品収容部の背面側に向かって下がるように傾斜していることを特徴とする。
この構成によれば、商品収容部の底壁が背面側に向かって下がるように傾斜しているので、底壁上のゴミや埃などは、商品収容部の背面側に自重で移動することなどによって、底壁上の背面側端部に溜まりやすい。逆に、底壁上の背面側端部以外の比較的広い部分には、ゴミや埃などが溜まりにくい。したがって、商品収容部内にゴミや埃などが溜まっていても、それらが商品に付着するのを低減することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の自動販売機の商品取出口装置において、底壁および背面部材の少なくとも一方は、商品収容部に溜まった水を排出するための排水孔を有していることを特徴とする。
この構成によれば、商品収容部に溜まった水が、底壁および/または背面部材の排水孔を介して排出される。例えば、屋外に設置された自動販売機では、雨水が商品取出口を介して商品収容部に浸入することがあり、また、アイスなどの冷凍商品用の自動販売機では、商品が商品収容部に収容されたときに、商品に付着していた霜や氷などが商品から脱離することがある。加えて、商品収容部自体に結露が発生することもある。これらの場合には、商品収容部に水が溜まるものの、その水は、底壁上を伝って背面側に流れ、排水孔を介して排出される。これにより、商品収容部に水が溜まりにくくなり、その結果、商品収容部に収容された商品に水が付着するのを低減することができる。
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載の自動販売機の商品取出口装置において、背面部材は、商品収容部の内方に突出し、商品収容部内の商品が底壁の後端よりも前方に位置するように、商品を支持する商品支持部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、背面部材が、商品収容部の内方に突出する商品支持部を有しており、この商品支持部によって、商品収容部内の商品が、底壁の後端よりも前方に位置するように支持される。前述したように、商品収容部の底壁が、背面側に向かって下がるように傾斜しているために、商品収容部に収容された商品は、自重により、底壁の後端側に移動しやすいものの、背面部材の商品支持部がストッパとして機能し、商品を底壁の後端よりも前方に位置するように支持する。その結果、底壁上の後端付近に溜まっているゴミなどが商品に付着するのを防止することができる。また、商品収容部内の商品を底壁の後端よりも前方に位置させ、比較的前寄りの位置に収容することにより、購入者にとって、商品取出口を介して、その商品を視認しやすく且つ取り出しやすくすることができる。
請求項6に係る発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の自動販売機の商品取出口装置において、商品収容部は、前面ドアに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、背面部材を取り付けた商品収容部が、前面ドアに着脱自在に取り付けられているので、例えば、自動販売機の製造時に、背面部材を商品収容部にあらかじめ取り付け、いわゆるアセンブリ化した状態で、商品収容部を前面ドアに取り付けることにより、前面ドアに商品取出口装置を効率よく設置することができる。また、商品取出口装置をメンテナンスする場合、商品収容部を前面ドアから取り外した状態で行うことにより、そのメンテナンス作業を効率よく行うことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による商品取出口装置を備えた自動販売機、図2は、その正面のメインドアを開放した状態を示している。両図に示すように、この自動販売機1は、例えばアイス販売用のものであり、縦長ボックス状の販売機本体2と、この販売機本体2の開放した前面を開閉するメインドア3(前面ドア)とを備えている。販売機本体2内には、多数の商品を収納するとともに、販売時に、購入者によって選択された商品を下方に払い出す商品収納払出し装置4が設けられている。また、販売機本体2内の下部には、商品収納払出し装置4から払い出された商品を、滑降させながら前方に案内し、メインドア3側の後述する商品取出口装置21に搬出する商品シュート5が設けられている。
メインドア3は、正面形状が縦長矩形状に形成されており、左端部に設けられた上下のヒンジ6(上側のもののみ図示)を介して、販売機本体2に回動自在に取り付けられている。メインドア3の前面には、複数の商品表示プレート11が上下左右に並ぶように配置され、商品表示プレート11ごとに商品選択ボタン12が設けられている。また、メインドア3の前面右部には、硬貨投入口13、紙幣投入口14および返却レバー15が設けられ、それらの下方に硬貨返却口16が設けられている。さらに、メインドア3の前面下部には、商品取出口17が設けられている。この商品取出口17は、メインドア3の前面板3aに開口しており、正面形状が円形に形成されている。また、前面ドア3の背面には、開閉自在のドア背面板7が設けられており、このドア背面板7の下部に、正面形状が矩形状の開口7aが形成されている。そして、メインドア3の内部、すなわち前面板3aの商品取出口17とドア背面板7の開口7aとの間に、商品収納払出し装置4から払い出された商品を収容する商品取出口装置21が設けられている。
図3は、商品取出口装置21を前側および背面側から見たときの外観斜視図、図4は、商品取出口装置21の側断面図である。これらの図に示すように商品取出口装置21は、所定形状の複数の金属板を組み立てることによって構成された商品収容ボックス22(商品収容部)を備えている。この商品収容ボックス22は、底板23(底壁)、前板24、左右の側板25、25、天板26、および背板27(背面部材)を有しており、これらにより、ボックス状に形成されている。
底板23は、平面形状が矩形状に形成され、図4に示すように、前端部および後端部が下方に屈曲している。また、底板23は、後方、すなわち商品収容ボックス22の背面側(図4の右側)に向かって、所定角度(例えば10度)で下がるように傾斜している。さらに、図3(b)に示すように、底板23の後ろ側の屈曲部分には、左右方向に並ぶ複数(本実施形態では5つ)の排水孔23aが形成されている。前板24は、中央に半円状の凹部24aを有しており、後述する取出口扉31とともに商品収容ボックス22の前面を構成している。
左右の側板25、25は、左右対称に形成されており、各々の下半部が後方に突出している。各側板25の前端部は、外側方に屈曲しており、商品取出口装置21自体をメインドア3の前面板3aの背面に、ねじ20で取り付けるための上下2つの取付孔25aを有している。天板26は、平面形状が横長矩形状に形成され、左右の側板25、25の上端部間に連結されている。
背板27は、正面形状が横長矩形状に形成され、底板23の後端部から上方に延び且つ左右の側板25、25の下半部の間に画成された背面開口30(開口)を、背面側から覆うように配置されている。また、背板27は、その上端部において、左右の側板25、25の間にわたって左右方向に水平に延びる支軸28に、回動自在に支持されている。これにより、背板27は、背面開口30を閉鎖する閉鎖位置(図3(a)、図4、5、および図6(a)に示す位置)と、それを開放する開放位置(図3(b)、図6(b)参照)との間で回動可能である。また、背板27の下半部には、前方、すなわち商品収容ボックス22の内方に突出するように屈曲する凸部27a(商品支持部)が設けられている。この凸部27aは、底板23の上面後端部よりも若干高い位置に設けられている。
さらに、背板27の下端部(凸部27aよりも下側の部分)には、背板27が閉鎖位置に位置するときに、底板23の屈曲した後端部に当接する当接部27bが設けられている。また、背板27は、その当接部27bが、底板23の屈曲した後端部と重なり合った状態で、左右2つの固定ねじ29、29によって、底板23にねじ止めされている。なお、各固定ねじ29は、手動で簡単に回せるように構成されている。
図3および図4に示すように、商品収容ボックス22の前面には、これを開閉する取出口扉31が設けられている。この取出口扉31は、透明なプラスチックで構成されており、中央には、正面形状が円形状で前方に突出するドーム部31aが設けられている。また、取出口扉31は、その上端部において、左右の側板25、25の間にわたって左右方向に水平に延びる支軸32に回動自在に支持されている。この支軸32の中央には、ねじりコイルばね33が設けられており、このねじりコイルばね33によって、取出口扉31が、支軸32を中心として図4の時計方向に回動するように付勢されている。これにより、取出口扉31は、その前面のうち、ドーム部31aの下半部の外周部分が、前板24に背面側から押し付けられた状態で、商品収容ボックス22の前面を閉鎖する。なお、この場合、取出口扉31のドーム部31aは、メインドア3の前面板3aよりも前方に若干突出し、商品取出口17を背面側から閉鎖する(図1および図4参照)。
また、商品収容ボックス22の内部には、取出口扉32の後方に、防盗板34が設けられている。この防盗板34は、商品取出口17から手などが奥深く入れられることで、商品が盗まれたり、自動販売機1の内部がいたずらされたりするのを防止するためのものである。防盗板34は、金属板で構成され、正面形状が矩形状の防盗板本体34aと、緩衝材で構成され、防盗板本体34aの背面全体に接着されたクッション34bで構成されている。また、防盗板34は、その上端部において、左右の側板25、25の間にわたって左右方向に水平に延びる支軸35に回動自在に支持されている。
以上のように構成された商品取出口装置21には、商品収容ボックス22の上面から背面にわたって、具体的には、天板26の後端から背板27の上端にわたって大きく開口し、販売時に商品収納払出し装置4から払い出された商品を商品収容ボックス22内に受け入れるための商品受入口36が画成されている。
販売時に、購入者が商品選択ボタン12を押すと、選択された商品が、商品収納払出し装置4から下方に払い出され、シュート5を介して前方に案内される。そして、その商品は、ドア背面板7の開口7aおよび商品取出口装置21の商品受入口36を介して送り込まれ、商品収容ボックス22に収容される。なお、商品が商品収容ボックス22に収容される際に、防盗板34に当たっても、その背面のクッション34bによって衝撃が緩和され、それにより、商品の変形や傷の発生を防止することができる。
図5(a)は、商品Sが商品収容ボックス22に収容された状態を示しており、商品S1は断面円形、商品S2は断面矩形のものである。同図に示すように、商品収容ボックス22内の商品Sは、底板23に載置され、背板27の凸部27aに当接した状態で収容される。この場合、商品S1、S2はいずれも、背板27の凸部27aで支持されることにより、底板23の後端よりも前方に位置するように収容される。このような状態で商品Sが商品収容ボックス22に収容された後、図5(b)に示すように、購入者は、商品取出口17の前方から取出口扉31を後方に押し開きながら、商品収容ボックス22内に手を差し入れ、商品Sを取り出す。これにより、商品Sが購入者に提供される。
次に、商品取出口装置21の清掃方法、具体的には、商品収容ボックス22の内部の清掃方法について説明する。この清掃は、自動販売機1の通常のメンテナンスを行う場合と同様、メインドア3を開放した状態(図2参照)で行われる。
図6(a)は、商品収容ボックス22内にゴミや埃(以下単に「ゴミG」という)が溜まっている状態を示している。前述したように、商品収容ボックス22の底板23は、背面側に向かって下がるように傾斜しているため、底板23上のゴミGは、自重で移動することなどによって、底板23の後端部に溜まりやすい。逆に、底板23上の後端部以外の比較的広い部分には、ゴミGが溜まりにくい。
商品収容ボックス22内を清掃する場合には、まず、背板27を固定している固定ねじ29、29を回し、取り外す。次いで、図6(b)に示すように、背板27の下端部を斜め後方に持ち上げることによって、背板27を開放する。これにより、商品収容ボックス22の背面開口30が開放され、その背面開口30を介して、商品収容ボックス22の底板23に容易にアクセスすることが可能となる。そして、底板23上のゴミGを掻き出したり、底板23上を拭き掃除したりする。以上のようにして、商品収容ボックス22内を清掃した後、背板27を閉鎖位置に戻し、固定ねじ29、29で固定する。以上により、商品収容ボックス22内の清掃が完了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、商品取出口装置21を清掃する際に、メインドア3を開放した状態で、商品収容ボックス22の背板27を開放することにより、背面開口30を介して、商品収容ボックス22の底板23に容易にアクセスすることができる。したがって、背面開口30を介して、底板23上のゴミの掻き出しや拭き掃除を行うことにより、商品収容ボックス22内のゴミや汚れを簡単に取り除くことができ、清掃性を向上させることができる。
また、商品収容ボックス22の底板23が、背面側に向かって下がるように傾斜しているので、底板23上のゴミや埃などが、底板23の後端部と背板27の凸部27aとの間のスペースに溜まりやすくなる。また、雨水などが商品収容ボックス22に浸入したり、収容された商品から霜や氷などが脱離したりした場合には、その水が底板23上を伝って背面側に流れ、排水孔23aを介して排出される。したがって、底板23上の後端部以外の比較的広い部分には、ゴミや埃、水が溜まりにくく、その結果、それらが商品Sに付着するのを低減することができる。
さらに、商品収容ボックス22内の商品Sは、背板27の凸部27aに当接することで、底板23の後端よりも前方に位置するように収容される。これにより、購入者にとって、商品取出口17を介して、商品Sを視認しやすく且つ取り出しやすくすることができる。
また、商品取出口装置21は、いわゆるアセンブリ化した状態で構成されているので、自動販売機1の製造時に、商品取出口装置21をメインドア3に効率よく設置することができる。また、商品取出口装置21をメンテナンスする場合、これをメインドア3から取り外した状態で行うことにより、そのメンテナンス作業を効率よく行うことができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。実施形態では、本発明の商品取出口装置21を、アイス販売用の自動販売機に用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、缶やペットボトル入りの飲料、各種の食品、または雑貨などを販売する各種の自動販売機にももちろん、適用することができる。
また、実施形態では、商品収容ボックス22の背面開口30を、回動自在の背板27で開閉するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、背面開口30を開閉可能な種々の構造を採用することが可能である。例えば、背板を上下方向または左右方向にスライド自在に構成し、その背板をスライドさせることによって、背面開口30を開閉するようにしてもよい。また、背板27に代えて、メインドア3のドア背面板7自体や、ドア背面板7に取り付けられた適当な部材によって、背面開口30を開閉するようにしてもよい。
さらに、実施形態では、背板27を閉鎖位置に固定するために、固定ねじ29、29を用いたが、これらの固定ねじ29に代えて、底板23や側板25に一体に設けられ、背板27の係止およびその解除が可能な係止部を採用してもよい。この場合には、固定ねじ29を用いた場合と異なり、商品収容ボックス22から係止部を取り外すことなく、背板27の係止およびその解除を行うことができる。また、実施形態では、商品収容ボックス22に溜まった水を排出するために、底板23の後ろ側の屈曲部分に複数の排水孔23aを設けたが、これらの排水孔23aに代えて、またはこれらとともに、背板27の当接部27bの所定位置に、排水孔23aと同様の役割を果たす排水孔を設けてもよい。
また、実施形態で示した商品取出口装置21の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
本発明の一実施形態による商品取出口装置を備えた自動販売機を示す外観斜視図である。 図1の自動販売機のメインドアを開放した状態を示す外観斜視図である。 商品取出口装置を示す外観斜視図であり、(a)は前側から見たときの状態、(b)は背面側から見たときの状態であって、背板が開放した状態を示す。 商品取出口装置の内部構造を示す側断面図である。 商品取出口装置からの商品の取出しを説明するための説明図であり、(a)は取出口扉が閉鎖した状態、(b)は取出口扉が開放した状態を示す。 商品取出口装置の清掃方法を説明するための説明図であり、(a)は背板が閉鎖した状態、(b)は背板が開放した状態を示す。
符号の説明
1 自動販売機
2 販売機本体
3 メインドア(前面ドア)
17 商品取出口
21 商品取出口装置
22 商品収容ボックス(商品収容部)
23 底板(底壁)
23a 排水孔
27 背板(背面部材)
27a 凸部(商品支持部)
27b 当接部
30 背面開口(開口)
S 商品
G ゴミ

Claims (6)

  1. 前面に商品取出口を有するとともに販売機本体の開放した前面を開閉する前面ドアに設けられ、販売時に前記販売機本体の内部において払い出された商品を、前記商品取出口を介して取り出されるまで一時的に収容する自動販売機の商品取出口装置であって、
    底壁と、この底壁の後端部から上方に延びる開口とを有するとともに、前記商品取出口の後方に設けられ、前記払い出された商品を受け取り、前記底壁に載置した状態で収容する商品収容部と、
    この商品収容部の背面側に開閉自在に設けられ、前記前面ドアが開放した状態で、前記開口を開閉可能な背面部材と、
    を備えていることを特徴とする自動販売機の商品取出口装置。
  2. 前記背面部材は、前記商品収容部に回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品取出口装置。
  3. 前記底壁は、前記商品収容部の背面側に向かって下がるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の商品取出口装置。
  4. 前記底壁および前記背面部材の少なくとも一方は、前記商品収容部に溜まった水を排出するための排水孔を有していることを特徴とする請求項3に記載の自動販売機の商品取出口装置。
  5. 前記背面部材は、前記商品収容部の内方に突出し、当該商品収容部内の商品が前記底壁の後端よりも前方に位置するように、当該商品を支持する商品支持部を有していることを特徴とする請求項3または4に記載の自動販売機の商品取出口装置。
  6. 前記商品収容部は、前記前面ドアに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の自動販売機の商品取出口装置。
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