JP2009265616A - 光学シート、バックライト装置及びディスプレイ装置 - Google Patents

光学シート、バックライト装置及びディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度分布のムラが少ない良好な表示品位の光学シート、バックライト装置及びディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】入射面側から入射した光を、その光学特性を変換させて出射面側に出射する光学シート20及びこれを用いたバックライト装置10及びディスプレイ装置1において、光を拡散させる光拡散板21と、入射面側から入射した光の一部を該入射面側に反射する再帰反射シート23とを備え、光拡散板の入射面又は出射面を凹凸状に形成するとともに、再帰反射シート23の入射面側への光の反射率を20〜70%にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から入射した光を拡散して光出射面より均一な照明光を出射する光学シート、及びこの光学シートを備え、透明状態又は散乱状態に応じて表示パターンが規定される表示素子が配置された表示部を背面側から照明するバックライト装置、ディスプレイ装置に関する。
近年、TFT型表示部やSTN型表示部を使用した液晶表示装置が、主としてOA分野のカラーノートPC(パーソナルコンピュータ)や液晶テレビを中心に商品化されている。
この液晶表示装置に代表されるディスプレイ装置では、提供される情報を認識するのに必要な光源を内蔵しているタイプの普及が著しい。このような液晶表示装置は例えば光透過型であり、液晶パネルの背面側に光源を配設し、この光源からの光を面発光に変換して液晶パネルを照射する面光源装置としていわゆるバックライト装置が採用されている。
バックライト装置においては、大別してエッジライト方式と直下型方式とが知られている。
エッジライト方式は、冷陰極管(CCFT:Cold Cathode Fluorescent Tube)等の光源を平板状の導光板の側端部、即ち表示領域外に配設して、当該光源からの光を導光板内で多重反射させて光を均一にして面発光させることによって表示面を照明する方式である。
直下型方式は、導光板を用いずに液晶パネルの背面、即ち表示領域内に上記光源を配置し、該光源上に配設された拡散部材やレンズシート等を介して光を均一にして面発光させて表示面を照明する方式である。
最近では、ノート型パソコンや携帯情報端末などに用いられる20インチ以下の画面サイズの小型液晶表示装置には、低消費電力化を図ることができるとともに薄型化の容易なエッジライト方式の採用が主流となっている。一方、20インチ以上の画面サイズの中〜大型液晶表示装置においては、エッジライト方式を採用した場合、表示装置の中央付近が端部付近と比較して暗くなり易いため、直下型方式のバックライト装置が多く採用されている。
しかしながら、上述の直下型方式では、光源が表示装置の表示領域内に設置されているため、光源の光を十分に均一化できない場合、観察者が光源を視認してしまうことがあった。
特に光源と光学シートとの間隔が小さい場合には、光源から出射される光を光学シートによって十分に拡散して均一化することができない。したがって、観察者にとっては、光源の真上の部分が必要以上に明るくなるとともに光源と光源の間の部分が暗くなることで輝度ムラとして視認されてしまうため、光源と光学シートの間において光を拡散すべく十分な間隔を設ける必要があり、結果として、表示装置の厚型化や重量化の原因となってしまっていた。
そこで、近年では、例えば、縞模様やドット状の光量補正パターンを光拡散部材に印刷し、冷陰極管等の光源の真上に放射される光量を低減して、該光源から放射される光量を相対的に増やす手法(例えば、特許文献1参照)や、波型反射板を利用して、反射板からの反射光を光源と光源の中間に相当する領域へ集光する手法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
ところが、上記特許文献1に示す手法では、光量補正パターンによって出射面側に出射されるべき光の一部が遮断されるため、光源が放射する光量の利用率が低下し、十分な輝度が得られないという問題があった。また、上記特許文献2に示す手法では、バックライト装置の構成が必要以上に複雑になり、生産効率の観点から好ましくないという問題があった。
そこで、上記問題を解決するために、光拡散部材の表面にプリズム形状等のパターンを形成し、当該光拡散部材の表面形状でもって拡散効果を付与することによって、光の均一化を図るとともに輝度の低下を抑える手法が開示されている(例えば、特許文献3から5参照)。
特開平6−273760号公報 特開2001−174813号公報 特開平5−333333号公報 特開平8−297202号公報 特開2000−182418号公報
しかしながら、上記特許文献1から3に記載された手法のように光拡散部材表面に単にプリズム状等のパターンを形成したのみでは、やはり光の均一化は完全とはならずに輝度分布の偏りが生じてしまい、若干の輝度ムラが生じることがあった。従って、より高画質のディスプレイ装置を実現するには、輝度分布がより一層均一な面発光可能な面光源装置の実現が望まれる。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、輝度分布のムラが極めて少ない良好な表示品位の光学シート、バックライト装置及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る光学シートは、入射面側から入射した光を、その光学特性を変換させて出射面側に出射する光学シートであって、前記入射面側から順に、光を拡散させる光拡散板と、前記入射面側から入射した光の一部を該入射面側に反射する再帰反射シートとを少なくとも備え、前記光拡散板は、その入射面又は出射面が凹凸状に形成されているとともに、前記再帰反射シートは、入射面側への光の反射率が20〜70%に設定されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る光学シートの前記再帰反射シートの前記反射率が、ランバート分布を有する拡散光を前記再帰反射シートの入射面側から前記再帰反射シートに入射した際に、前記拡散光の光線量に対する、前記再帰反射シートの入射面側から出射される光線量の比率であり、反射率が20〜70%であることを特徴とする光学シートである。
入射面側から入射された光は光拡散板によって拡散されながら出射面側に進行していく。この際、入射面に略垂直に進入した光、即ち正面方向に略平行な光は、入射面に角度をもって入射した光に比べて拡散率が低い。従って、この光がそのまま出射面側に出射された場合には輝度ムラが生じてしまうおそれがある。
この点、本発明の光学シートによれば、再帰反射シートを備えていることにより、正面方向に略平行な光の一部は該再帰反射シートでもって入射面側に反射される。従って、当該正面方向に平行な光の偏りによって部分的に正面輝度が高くなるのを抑制することができる。
ここで、再帰反射率とは、ランバート分布を有する拡散光を再帰反射シートの入射面側から入射した際に、再帰反射シートの再帰反射構造によって入射面側から出射される光線量の比率を表したものである。
ランバート分布とは、本発明でいう正面方向と、拡散光の進行方向とのなす角度θとした場合に、余弦角cosθに比例する輝度分布である。
上述のランバート分布の場合、再帰反射率は、再帰反射シートの再帰反射構造が正面方向に略平行に進行する光を効率的に入射面側に出射する構造である程、再帰反射率は大きくなる。これは、ランバート分布では正面方向に略平行に進行する光の光線量の分布が多いためである。
この再帰反射率が20%未満の場合、正面方向に平行である光の再帰反射が不十分となり、光源からの強い正面方向の光の偏りによりランプイメージとして視認されてしまう。一方、再帰反射率が70%より大きい場合では、再帰反射シートから透過する光の量が少なくなり輝度が低下してしまう。発明に係る光学シートにおいてはこれらを勘案して、再帰反射シートの再帰反射率が20〜70%の範囲に設定されているため、輝度を高く維持しながら輝度分布を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る光学シートにおいては、前記再帰反射シートが、断面凸多角形状をなす複数の線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを備えていることを特徴としている。
これによって、再帰反射率を50%程度に設定することができ、正面輝度の部分的偏りを適切に制御することが可能となる。
さらに、本発明に係る光学シートにおいては、前記プリズムアレイにおける前記線状プリズムの頂部が凸曲面状に形成されていることを特徴としている。
これにより、再帰反射率を適切な範囲に設定することが可能となるとともに、頂部が凸曲面状であることにより、摩擦や衝撃に対する耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係る光学シートにおいては、前記再帰反射シートが、断面半円弧状又は断面半楕円弧状をなす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備えているものであってもよい。
これによって、再帰反射率を上記適切な範囲に設定することができるとともに、当該レンズアレイから出射する光の高角度での光の出射分布、即ちサイドローブを低減させることが可能となる。
また、前記反射シートが、2つの前記プリズムアレイを備え、これらプリズムアレイが互いの線状プリズムの延在方向を直交させて積層されているものであってもよく、前記反射シートが2つの前記レンズアレイを備え、これらレンズアレイが互いの線状レンズの延在方向を直交させて積層されているものであってもよい。
さらに、前記再帰反射シートが、断面凸多角形状をなす複数の線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを備えるとともに、断面半円弧状又は断面半楕円弧状をなす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備え、これらプリズムアレイ及びレンズアレイが、それぞれの前記線状プリズムと前記線状レンズとの延在方向を直交させて積層されているものであってもよい。
これによって、再帰反射シートにおける再帰反射率を適切な範囲に抑え、正面輝度の部分的偏りを確実に低減させることが可能となる。
さらに、再帰反射シートが、断面凸多角形状をなす複数の線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを備えるとともに、断面半円弧状又は断面半楕円弧凸曲面状なす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備え、これらプリズムアレイ及びレンズアレイが、それぞれの線状プリズムと線状レンズとの延在方向を直交させて同一平面上に配列されているものであってもよい。
これによっても、再帰反射シートにおける再帰反射率を適切な範囲に抑え、正面輝度の部分的偏りを確実に低減させることが可能となる。
また、本発明に係る光学シートにおいては、再帰反射シートが、多角錐状をなす複数のプリズムが格子状に配置されたプリズムアレイを備えているものであってもよい。
これにより、再帰反射率を適切な値に設定できるとともに、サイドローブを低減させて、二次元方向での集光が可能となる。
また、本発明に係る光学シートにおいては、前記再帰反射シートが、円錐状をなす複数のプリズムが格子状に配置されたプリズムアレイを備えていることを特徴としている。
これによっても、再帰反射率を適切な値に設定できるとともに、サイドローブを低減させて、二次元方向での集光が可能となる。
また、本発明に係る光学シートにおいては、前記再帰反射シートが、マイクロレンズが格子状に配置されたマイクロレンズアレイを備えているものであってもよい。
これによっても、再帰反射率を適切な値に設定することが可能となる。
さらに、本発明に係る光学シートにおいては、前記拡散部材の凹凸が中心線平均粗さRaが3μm〜1000μmであることを特徴としている。
これにより好適な拡散性能を得ることができる。
本発明に係る光学シートにおいては、前記拡散部材と前記再帰反射シートとの間に少なくとも一枚の拡散フィルムを備えたことを特徴としている。
また、前記拡散部材の入射面側に拡散フィルムを備えたこものであってもよい。
さらに、前記再帰反射シートの出射面側側に拡散フィルムを備えたものであってもよい。
これにより比較的薄い拡散フィルムを採用することで、光の透過率を高く維持しながら、光拡散性を高めることが可能となる。
本発明に係るバックライト装置は、上記のいずれかに記載の光学シートと、該光学シートの入射面側に配設されていて光を照射する光源部とが備えていることを特徴としている。
このような特徴のバックライト装置においては、光学シートの再帰反射シートで光源側に再帰反射された光が、該光源の背面に位置する反射板にて反射されて再度光学シートに入射される。従って、光の利用効率を高くして輝度の低下を最小限に抑えながら、輝度ムラのない良好な面発光を行うことが可能となる。
さらに、上記のように再帰反射シートの再帰反射率が70%以下に設定されていることにより、再帰反射シートと反射板との間で起こる再帰反射の回数を適切な値にすることができるため、光のロスが不必要に大きくなるのを防ぎ、当該光の利用率を高く維持することが可能となる。
本発明に係るディスプレイ装置は、上記のバックライト装置と、該バックライト装置からの光照射によって画像表示を行う液晶表示素子とを備えていることを特徴としている。
これによっても、上記バックライト装置と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る光学シートによれば、再帰反射シートを採用したことにより、正面方向に平行な光の一部を該再帰反射シートでもって入射面側に反射することができるため、輝度ムラの発生を抑制することが可能となる。また、再帰反射シートの再帰反射率が20〜70%の適切な値に設定されていることで、輝度ムラを適確に抑制しながら正面輝度を高く維持することが可能となる。
また、本発明に係るバックライト装置及びディスプレイ装置によれば、上記反射シートによって光源側に再帰反射させた光を反射板で反射して再び光学シートに入射させること
ができるため、光の利用効率を向上させることが可能となる。従って、高輝度かつ輝度分布が均一である良好な表示品位を実現することが可能となる。
本発明の第一の実施形態に係るディスプレイ装置の概略構成を示す模式的な 断面図である。 光拡散板の凹凸構造を説明する図である。 再帰反射シートの再帰反射構造を説明する図である。 光拡散板における光の進行方向を説明する図である。 光源、光拡散板及び再帰反射シートの光の進行を説明する図である。 再帰反射シートにおける光の進行方向を説明する図である。 点光源の構成を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態に係る光学シートについては、それを用いたバックライト装置、ディスプレイ装置とともに説明する。
図1は、本発明の実施形態によるディスプレイ装置の概略構成を示す模式的な断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るディスプレイ装置1は、上方に光を照射するバックライト装置10の上側に、液晶表示素子(画面表示部)2を重ねて設けることで構成される液晶表示装置であり、液晶表示素子2から上側に向けて画像信号によって表示制御された表示光を出射することで、平面状の画像を表示するものである。
以下では、このような配置に基づいて、図1の上方向を単に出射面側、下方向を単に背面側または入射面側と称する。
なお、このディスプレイ装置1は、液晶表示素子2を備える液晶表示装置であるとしているが、少なくともバックライト装置10を含んで構成されていれば、投射スクリーン装置、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等のように、バックライト装置10からの光を表示光として画像表示を行う画像表示部の種類は問わない。
液晶表示素子2は、例えば矩形格子状に形成された複数の画素領域ごとに、画像信号に応じて光の透過状態を制御する表示素子またはパネル3と、この表示素子またはパネル3に入射する光の偏光方向を制御する偏光板4及び出射する光の偏光方向を制御する偏光板5とから構成される。
この液晶表示素子2は、駆動ユニットMに接続されており、この駆動ユニットMによって駆動されるようになっている。
バックライト装置10は、液晶表示素子2の表示画面と略同一の面積の発光面を備えた発光装置であって、光源部11と光学シート20とが、当該光学シート20を液晶表示素子2側に配置させるように積層されて構成されている。
光源部11は、図1に示すように紙面奥行き方向に延びるライン状の発光部が図示左右方向に一定のピッチで離間して配置された複数の光源12と、これら光源12を背面側及び側方から覆って表示画面側に開口する反射板13とで構成される直下型方式を採用している。
本実施形態においては、液晶表示パネルを照明する光源12として細径の棒状の冷陰極管が用いられているが、これに限定されることはなく、ライン状の光源12であればいかなる光源12であってもよい。例えば、光源12として、通常の蛍光管、冷陰極管、熱陰極管、外部電極管、列状に配置された発光ダイオード(以下、LEDとする)、半導体レーザを採用したものであってもよい。
また、紙面奥行き方向に延びる円柱状または角柱状の透明材質からなる導光体を用い、その導光体の上面および底面にLEDを配置したLED光源を光源の代わりに用いても良い。このようなLED光源によれば、導光体の上面および底面からLEDの光を入射して導光体の側面からLEDの光を出射することができる。
また、本実施形態のバックライト装置10において、隣接する線状の光源12の中心間の距離は、15mm〜150mmに設定されており、特に20mm〜100mmに設定されていることが好ましい。これによって、直下型のバックライト装置10の消費電力を低減できるとともに、当該装置の組み立てが容易になり、かつ発光面の輝度ムラを抑えることができる。
また、上記のように隣接する線状の光源12の中心間の距離は、すべての光源12間において均一となっていてもよいし、部分的に間隔を変化させたものであってもよい。
さらに、このような線状の光源12の本数は特に限定されることはなく、例えば本発明の直下型バックライト装置を32インチの液晶表示装置に用いる場合には、線状光源の数を例えば16本、14本、12本、8本等の偶数本にしてもよく、その他奇数本としたものであってもよい。
一方、反射板13は、上述のように複数配列された光源12の背面及び側面を断面略コの字型となるようにして覆っており、これによって光源12から側方又は背面側に放射された光が該反射板13によって反射されることで光学シート20側に向かうようになっている。
光学シート20は上記光源部11から表示画面側に出射される光の一部を集光して、表示画面側に透過させるとともに、他の光を光源部11側に反射して該光源部11に再入射させるものであって、本実施形態においては、図1に示すように、背面側から表示画面側に向けて、光拡散板21、拡散フィルム22、再帰反射シート23、拡散フィルム22、拡散フィルム22の計5つの部材がこの順で積層されて構成されている。
光拡散板21は、略板状をなす透明樹脂に光拡散領域が分散配置されることにより形成されている。
該光拡散板21を構成する透明樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを用いられ、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンなどが採用されている。
また、光拡散領域は、好適な拡散性能を比較的容易に得ることが可能な光拡散粒子からなることが好ましい。
該光拡散粒子としては、無機酸化物または樹脂からなる透明粒子等が用いられる。前者の無機酸化物からなる透明粒子としては、例えば、シリカ、アルミナなどが採用される。
また、後者の樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体、メラミン−ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)等のフッ素ポリマー粒子、シリコーン樹脂粒子等が用いられる。
なお、光拡散粒子として、これらの透明粒子から2種類以上の透明粒子を組み合わせたものであってもよい。また、透明粒子の大きさ、形状は、特に規定されず設計に応じて適宜種々のものを使用することが可能である。
光拡散領域として上記の光拡散粒子を用いた場合には、光拡散板21の厚さが0.1〜5mmであることが好ましい。
光拡散板21の厚みが0.1〜5mmである場合には、最適な拡散性能と輝度を得ることができる。一方、0.1mm未満の場合には、拡散性能が足りず、5mmを超える場合には、樹脂量が多いため吸収による輝度低下が生じる。
一方、透明樹脂として熱可塑性樹脂を用いた場合には、光拡散領域として熱可塑性樹脂の内部に気泡を形成したものであってもよい。当該気泡の内部表面が光の乱反射を生じさせることによって、光拡散粒子を分散させた場合と同等以上の光拡散機能を発現させることができる。これによって、光拡散板21の膜厚をより薄くすることが可能となる。
この場合の光拡散板21としては、白色PETや白色PPなどを挙げることができる。白色PETは、PETと相溶性のない樹脂や酸化チタン(TiO2 )、硫酸化バリウム(BaSO4 )のようなフィラーをPETに分散させた後、該PETを2軸延伸法で延伸することにより、該フィラーの周りに気泡を発生させて形成する。
なお、熱可塑性樹脂からなる光拡散板21は、少なくとも1軸方向に延伸されていればよく、フィラーの周りに適切に気泡を発生させることができる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2、6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエステル樹脂、イソフタル酸共重合ポリエステル樹脂、スピログリコール共重合ポリエステル樹脂、フルオレン共重合ポリエステル樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、脂環式オレフィン共重合樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、シクロオレフィンポリマー,アクリロニトリルポリスチレン共重合体およびこれらを成分とする共重合体、またはこれら樹脂の混合物などを用いることができるが、特に限定されることはない。
光拡散領域として気泡を用いた場合には、光拡散板21の厚さが25〜500μmであることが好ましい。
光拡散板21の厚さが25μm未満の場合には、シートのコシが不足し、製造工程やディスプレイ内でシワを発生しやすくなるので好ましくない。また、光拡散板21の厚さが500μmを超える場合には、光学性能に格別問題はないが、剛性が増すためロール状に加工しにくい、スリットが容易にできないなど、従来の光拡散板と比較して得られる薄さのメリットが少なくなるので好ましくない。
そして、本実施形態においては、以上のように種々の光拡散板21の出射面には凹凸構造21aが形成されている。この当該凹凸構造21aによって光拡散板21の拡散効果をさらに増大させて、出射する光の均一性をより向上させることができる。
このような凹凸構造21aは、中心線平均粗さRaが3μm〜1,000μmであるプリズム形状、またはレンズ形状をなしている。その具体的形状としては、図2(a)〜(i)に示すような形状を適宜採用することができる。即ち、凹凸構造21aとして、(a)三角形プリズムアレイ状のもの、(b)三角形プリズムアレイを構成する線状プリズムの頂点が丸みを帯びているもの、(c)波型状のもの、(d)断面半円弧状の線状レンズが並列配置されたレンズアレイ状のもの、(e)レンズアレイ状を構成する線状レンズの頂点にV字の溝が刻まれたもの、(f)非対称レンズアレイ状のもの、(g)レンズアレイを構成する線状レンズの高さが交互に異なるもの、(h)等脚台形状の凹凸が設けられたもの、(i)五角形プリズムアレイ状のもの等と採用することができる。また、凹凸構造21aはこれらに限定されるものではなく、この他の形状を採用したものであってもよい。
なお、プリズムアレイ状の場合、線状プリズムは上記三角形状及び五角形状のような多角形が好ましく、そのプリズム頂角は40度〜170度、プリズムのピッチは20μm〜700μmが好ましい。またこの他、プリズム形状としては、角錐形状、角錐台形状でもよい。また上述の凹凸形状は、凹凸形状に入射する光の照度または輝度に対応して形状を変化してもよく、例えば、凹凸形状に入射する光の照度または輝度が大きい領域では、上述のプリズム頂角を小さくしてもよい。さらに、この場合の光拡散板の全光線透過率は40%以上98%以下、ヘイズは20%〜100%、吸水率は0.25%以下が好ましい。
また、光拡散板21の拡散効果は、凹凸構造をストライプ状の三角プリズム形状、球面プリズム形状、レンズ形状などに形成した場合、上述のストライプ構造に直交した方向に強く拡散される。そのため、線状の光源12と組み合わせて使用する場合は、線状の光源12の長手方向と、ストライプ方向を略平行にすることが好ましい。
また凹凸構造21aを角錐形状、角錐台形状、フレネルレンズ、マイクロレンズなどの二次元構造に成形した場合、光拡散板の拡散効果は、光拡散板の拡散効果は、面方向に発生する。このため、点光源と組み合わせて使用する場合は、凹凸構造21aを角錐形状、角錐台形状、フレネルレンズ、マイクロレンズなどの二次元構造に成形することが好ましい。
再帰反射シート23は、光拡散板21から出射されて拡散フィルム22を通過した光の一部を光源11側へ再帰反射する再帰反射構造23aを備えており、上記の光拡散板21に対して平行に積層されるように配置されている。また、この再帰反射シート23の再帰反射率は、再帰反射構造23aが下記のような態様をなしていることにより20〜70%に設定されている。
この再帰反射構造23aとしては、例えば図3(a)に示すような断面凸多角形状をなす複数の線状プリズム、即ち断面が頂角90°の直角三角形状をなす線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを採用したものであってもよい。この場合は再帰反射率は48%程になるが、頂角の角度を適宜変更することで再帰反射率を所望の値に設定することが可能となる。
また、再帰反射構造23aとして、例えば図3(b)に示すように、上記プリズムアレイにおける各線状プリズムの頂部が丸みを帯びるようにして凸曲面状に形成されたものであってもよい。この凸曲面の曲率及び範囲を適宜変更することで、所望の再帰反射率を得ることが可能になる。また、頂角が丸みを帯びていることにより、摩擦や衝撃に対する耐久性を向上させることが可能となる。
また、この場合の再帰反射率は47%程になる。
さらに、再帰反射構造23aとして、断面半円弧状又は断面半楕円弧状の凸曲面状なす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを採用したものであってもよい。このような線状レンズを用いた具体例としては、図3(c)に示すように凸曲面と凹曲面とが交互に配置された波型状の再帰反射構造であってもよいし、図3(d)に示すような断面半円弧状の線状レンズが並列配置されたものや、図3(e)に示すように、断面半円弧状の線状レンズの頂部にV字のスリットが刻まれたものであってもよい。また、図3(g)に示すように、断面半円弧状の線状レンズと断面半楕円弧状の線状レンズとが交互に並列配置されたものであってもよい。
なお、図3(d)に示すような断面半円弧状の線状レンズが並列配置された再帰反射構造23aの場合、その再帰反射率は41%程度になる。
また、再帰反射構造23aとして、図3(h)に示すように、再帰反射シート23の出射面側に断面半円弧状の凸曲面状をなす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備えるとともに、入射面側に凹部を形成して当該凹部の底面にレンズ形状が形成されたものであってもよい。さらに、図3(i)に示すように、再帰反射構造23aとして、出射面側に上記レンズアレイを備えるとともに、入射面にも出射面側のレンズアレイよりも各線状レンズの断面径の小さいレンズアレイを配設したものであってもよい。
また、再帰反射構造23aとしては、楕円形状を基準として、高次項アルゴリズムにより形状補正を加えた非球面形状としてもよい。この場合、形状補正を変更することで、再帰反射率を適宜設計することが可能となる。
以上のように、再帰反射構造23aとしてレンズアレイを用いた場合には多角形状のプリズムアレイと比較して、高角度での光の出射分布、いわゆるサイドローブの低減が可能となる。
さらに、再帰反射構造23aとしては、多角錐構造である複数のプリズムが格子状に配列されたものであってもよく、例えば、正四角錐形状である複数のプリズムを格子状に配設したものや、正三角錐形状である複数のプリズムを格子状に配設したものが挙げられる。この場合、頂角の角度を適宜変更し、また頂角に丸みを設けてその曲率や範囲を適宜変更することで、所望の再帰反射率を得ることが可能となる。なお、頂角が90°の四角錐状のプリズムの場合、再帰反射率は48%程になる。また、このように多角錐構造である複数のプリズムが格子状に配設ことで、サイドローブ光を低減させるとともに、2次元方向での集光が可能となる。
再帰反射構造23aとしては、円錐状の複数のプリズムが格子状に並んでいる構造でもよく、円錐の頂角を90度に設定した場合その再帰反射率は47%程度になる。なお。この円錐の頂角の角度、あるいは、頂角に丸みを設けることで、再帰反射率を適宜設計することが可能となる。
多角錐構造である複数のプリズムが格子状に並べることで、サイドローブの低減、2次元方向での集光が可能となる。
さらに、再帰反射構造23aとしては、例えば図3(j)に示すように、2つのレンズアレイがその線状レンズの延在方向が平行となるように積層されたものであってもよい。これにより再帰反射率を比較的高いものとすることができる。
また図示は省略するが、再帰反射シート23が再帰反射構造23aとして2つの上記プリズムアレイを備えて、これらプリズムアレイが互いの線状プリズムの延在方向を直交させて積層されているものであってもよいし、2つの上記レンズアレイを備えて、これらレンズアレイが互いの線状レンズの延在方向を直交させて積層されているものであってもよい。さらに、再帰反射構造23aとして、上記のようなプリズムアレイとレンズアレイとを備え、これらがその線状プリズム及び線状レンズの延在方向を直交させて積層されているものであってもよい。これによって、再帰反射シート23における再帰反射率を適切な範囲に設定することができる。
また、再帰反射シート23における再帰反射構造23aとして、上記のようなプリズムアレイと、上記のようなレンズアレイを備え、これらプリズムアレイ及びレンズアレイが、それぞれの線状プリズムと前記線状レンズとの延在方向を直交させて同一平面上に配列されたものであってもよい。
これによっても、適切な再帰反射率を得ることが可能となる。
さらに、再帰反射構造23aとして、略半円球形状または略半楕円形状の複数のマイクロレンズが、格子状に配設されたものであってもよい。この場合の再帰反射率は55%程度になる。
なお、上記のような再帰反射構造23aは、再帰反射シート23のシート面に直交する断面形状が略対称な形状であることが好ましい。略対称な形状にした場合、再帰反射シートの出射光の分布も略対称になる。この場合、特定方向の観賞方向での明るさが変わることがなく、好ましい画像が得られる。
一方、再帰反射構造23aを、例えば図3(f)に示すように、再帰反射シート23のシート面に直交する断面形状が非対称な形状とされたものであってもよい。この場合、再帰反射シート23の出射光の分布も非対称になる。ここで、ディスプレイ装置1の設置場所によっては、画面の上方向、または下方向から観賞することがない場合があり、その際には、観賞しない方向を暗くして、観賞する方向をより明るくすることが好ましい。したがって、上記のように再帰反射構造23aを非対称な形状にすることで、所望の配光分布を得ることが可能となる。非対称な形状の例として、断面形状の一方が曲線形状であり、他方が直線形状で形成され、曲線形状と直線形状が丸みを有して連結されている非対称形状プリズムが挙げられる。
さらに、上述では再帰反射構造23aと空気との屈折率差による全反射を利用した再帰反射について説明したが、本発明ではこれに限定されず、この他の例として、金属材料や白色反射材などの光反射性部材を再帰反射シート23に形成して再帰反射を生じさせるものであってもよい。
例えば、再帰反射構造23aの直ぐ背面側に光反射性部材が配設されたものであってもよい。該光反射部材は再帰反射構造23aの凹凸の谷部となる部分に対応するように所定のピッチで設けられ、これによって再帰反射率は50〜70%の範囲に設定される。また、この場合であっても再帰反射構造23aは上記のようなプリズム形状やレンズ形状の他、いかなる形状であってもよく、光反射部材の面積率も適宜設計することが可能である。
このような再帰反射シート23の製造方法として、透光性基材上にUVや放射線硬化樹脂(UVや放射線で硬化する材料を含む樹脂であれば特に種類は限定しない)を用いて成形する方法が挙げられる。ここで透光性基材としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ベンジルメタクリレートやMS樹脂、その他のアクリル系樹脂、あるいはCOP(シクロオレフィンポリマー) 等の光学的に透明な部材を使用するのが好ましい。
またはPET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、PAN(ポリアクリロニトリル共重合体)、AS(アクリロニトリルスチレン共重合体)等が用いられ、当該技術分野では周知の押し出し成形法、射出成型法、あるいは熱プレス成型等によって形成される。
拡散フィルム22は、上記光拡散板21よりも薄く形成された光拡散効果を備えたフィルムであって、本実施形態においては光拡散板21と再帰反射シート23との間に一枚、及び再帰反射シート23の出射面側に二枚が設置されている。なお、当該拡散フィルム22の設置枚数及び設置箇所は、図1に示すものに限られることはなく、光拡散板21の出射面側に配置してもよいし、同じ箇所に二枚、もしくは三枚以上が積層されて配置されていてもよい。
なお、拡散フィルム22はシワの発生を防ぐためのある程度の厚みを備えていることが必要であり、その厚さは200μm以上あることが好ましい。
なお、以上のような構成からなる光学シート20の配置については、該光学シート20の最も背面側に位置する光拡散板21と光源12の中心位置との最短距離が1mm〜30mmに設定されており、特に3mm〜25mmに設定されていることが好ましい。
なお、上述した光拡散板21と再帰反射シート23との設置に際しては、光拡散板21の凹凸構造21aのパターンと、再帰反射シート23の再帰反射構造23aのパターンとの干渉で発生するモアレを防止するため、光拡散板21の凹凸構造21のパターンの長手方向と、再帰反射シート23の再帰反射構造23aのパターンの長手方向とを任意の角度を有して交差させて設置してもよい。これによって、モアレの低減が可能となり、光拡散板21と再帰反射シート23との間に設置された拡散フィルム22の数を減らすことが可能となる。
以下、ディスプレイ装置1の作用について、バックライト装置10の作用を中心に説明する。
光源部11における線状の光源12から出射された光は、一部が光源12から直接的に光学シート20に向けて出射され、他の光は反射板13によって反射された後に光学シート20に向けて出射される。このとき、光源12の配置ピッチに対応する照度ムラは、反射板21の作用によって緩和されるものの、ある程度は残存している。
光学シート20に至った光は、まず光学シート20のうち最も背面側に設置された光拡散板21に入射する。
この光拡散板21に入射する光のうち、光源12から看者側に向って入射した光、即ち光拡散板21の法線方向(以下、正面方向Fとする)に入射した光は、光拡散板21の内部にて拡散されるとともに、光拡散板21の凹凸構造21aによってさらに拡散される。
この際、凹凸構造21aから出射される光の出射角度は、凹凸構造21aの表面が光拡散板21の面方向に対してなす傾斜角の大きさによって変化する。
即ち、例えば図4に示すように、光拡散板21に入射した光が、凹凸構造21aの表面の傾斜角度が最も小さい箇所、即ち凸部の頂点近傍から出射する場合(光線A)には、出射角度が大きく変化せずにそのまま直進していく。一方、凹凸構造21aの表面の傾斜角度がある程度大きな箇所、即ち凸部の頂点と凹部の頂底部の間の傾斜部分から出射する場合(光線B)は、大きく出射角度が変化させられて進んでいく。
即ち、光拡散板21に正面方向Fに平行に入射し凹凸構造21aの頂部から出射される光は正面方向Fとの平行性を保ったまま直進するが、光拡散板21に傾斜して入射した光及び凹凸構造21aの表面の傾斜部分から出射される光は正面方向Fを基準に一定の広がり角をもって出射されることになる。これによって、例えば図5に示すように、光源12から一定の広がり角φ1で光拡散板21に入射した光は、当該光拡散板21で拡散されることで、光拡散板22透過時には、広がり角φ1よりも大きな広がり角φ2を有して出射される。
上記のように光拡散板21から出射された光は、拡散フィルム22を通過して再帰反射シート23に入射する。この拡散フィルム22が設置されていることで、光拡散板21の凹凸構造21aと再帰反射シート23の再帰反射構造23aとの干渉で発生するモアレを防ぐことが可能となる。また、拡散板21から出射された光をより拡散させることができるため、光の均一化をより一層図ることができる。
ここで、光拡散板21及び拡散フィルム22を通過した光であっても、正面方向Fに略平行の光は、他の光と比較して大きく拡散されていない。そのため、光拡散板21から出射された光は、正面方向Fに略平行の光が最も光線量が多いため、このままでは、看者側からランプイメージとして視認されてしまう。
これに対し、本実施形態のバックライト装置10においては、再帰反射シート21が設けられていることにより、上記ランプイメージをより低減させることができる。
即ち、例えば図5及び図6に示すように、光拡散板21及び拡散フィルム22を通過して再帰反射シート23に至った光のうち正面方向Fに略平行な光は、再帰反射構造23a中で全反射を繰り返すことで、背面側に向かって再帰反射される(光線C1)。これにより、正面方向Fに略平行な光の光線量が低減されるため、部分的な光線量の隔たりを抑制しランプイメージを消し去ることができる。
また、このように再帰反射構造23aで再帰反射された光は、光源12の背面側に設置された反射板13にて反射して再び光学シート20に至り画像を表示する光として再利用される。これによって光の利用効率を高くすることができる。
一方、図6に示すように、再帰反射シート23の入射面に対して入射角を有して入射した光は、再帰反射されずに、再帰反射構造23aの表面から屈折して液晶表示素子側に出射され、正面方向Fと略平行となるように立ち上げられて出射される(光線C2)。
従って、光源12が放射する光の利用効率を高くしつつ、再帰反射シート23を通過する光を正面方向Fに立ち上げることができるため、正面輝度を高く維持することが可能となる。
ここで、再帰反射シート23の再帰反射率が20%未満の場合、正面方向Fに略平行である光の再帰反射が不十分となり、光源からの強い正面方向Fの光がランプイメージとして看者側から視認されてしまうことになる。
一方、再帰反射率が70%より大きい場合では、再帰反射シート23から透過する光の量が少なくなり輝度が低下してしまうとともに、光が再帰反射シート23を透過するまでの再帰反射回数が統計的に増えてしまい、再帰反射による光のロス量が大きくなってしまうため光の利用効率が低下してしまう。
これらを勘案して本実施形態における再帰反射シート23においては、再帰反射率が20%〜70%に設定されているため、輝度分布を分散させてランプイメージを低減することができるとともに、光の利用効率を高く維持して正面輝度を向上させることが可能となる。
そして、再帰反射シート23を通過した光は、2枚の拡散フィルム22、22を通過することでより広範囲に拡散されながら、液晶表示素子2の偏光板4、表示素子またはパネル3及び偏光板5を介して、所定の画素領域から光が表示光として透過され、視野角を有する画像が表示される。
以上のように、本実施形態に係るディスプレイ装置1、バックライト装置10及び光学シート20によれば、再帰反射シート23を採用したことにより、正面方向Fに平行な光の一部を該再帰反射シート23でもって入射面側に反射することができるため、輝度ムラの発生を抑制することができる。また、再帰反射シート23の再帰反射率が20〜70%の適切な値に設定されていることで、輝度ムラを適確に抑制しながら正面輝度を高く保つことができる。
さらに、再帰反射シート23によって光源12側に再帰反射させた光を反射板13で反射して再び光学シート20に入射させることができるため、光の利用効率を向上させることができ、高輝度かつ輝度分布が均一である良好な表示品位を実現することが可能となる。
以上、本発明の実施形態である光学シート20、バックライト装置10及びディスプレイ装置1について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態においては光源12として線状光源を用いたものを説明したが、これに限定されず、変形例として点光源30を用いたものであってもよい。以下、この点光源30の例を示す。
図7(a)に示す点光源30は、携帯電話などのモバイル機器に用いられる青色に発光する青色LED素子31を、LED用レンズ32内部に塗工された黄色に発光する蛍光体33で覆い、擬似白色に発光する方式の白色LED34である。
この方式では単色の青色LED素子31に蛍光体33を覆うだけで擬似白色発光が実現できるといった生産上の観点からの利点ある。また、この白色LED34においては、蛍光体33を2種類以上用いたものであってもよい。
図7(b)に示す点光源30は、図7(a)に示した白色LED34におけるLED用レンズ32にプリズム形状35を付加したものである。このようにプリズム35を用いることにより、出射される光の配光分布を調整することが可能となる。
図7(c)は、擬似白色発光するLEDの他の方式として、単色に発光するLED素子37(赤色LED素子37a、緑色LED素子37b、青色LED素子37c)を組み合わせて、擬似白色に発光する方式である。この場合、上述のような図7(a)の場合と比較して、蛍光体33がLED素子からの発熱で劣化する問題を回避でき、また各LED素子37a、37b、37cの光量を調節することで任意の色彩を得ることが可能となる。
図7(d)は、単色に発光する単色LED38(赤色LED38a、緑色LED38b、青色LED38c)を組み合わせて点光源ユニット39として構成したものである。このような点光源ユニット39を形成することで、各色の単色LED38を時分割で発色させるフィールドシーケンシャル法を用いてカラー表示させる構成にすることも可能である。
また、点光源ユニット39を形成する場合LEDの数は限定されない。さらに、隣接する点光源ユニット同士39では発光色を互いに異なるものとすることが好ましい。
なお、上記点光源ユニット39は、色彩の異なった単色LED38を組み合わせるのみならず、同色の単色LED38(例えば光出力が弱い緑色LED)を複数配置させて点光源ユニット39をしたものであってもよい。
さらに、図7(a)〜(c)に点光源を組み合わせて点光源ユニット39を構成してもよく、例えば、白色LED34と、単色LEDである赤色LEDとを組み合わせて点光源ユニット39を構成してもよい。このように構成することで、赤色LEDの赤色光を発光することにより、白色LEDの白色光に赤色を補色することが可能となる。そのため、色再現性の向上が可能となる。
また、上述の点光源30及び点光源ユニット39を場所ごとに分割駆動する構成としてもよい。これにより、明るい画像を表示する場所の点光源30及び点光源ユニット39を発光し、暗い画像を表示する場所の点光源30及び点光源ユニット39を消灯、または発光量を小さくすることで、明暗の差が大きくなりコントラストを大きくすることが可能となる。
また点光源としては上述のLEDに限定されず、単色の半導体レーザーの光を、ファイバに通して混色し、半導体レーザー用レンズから出射してものであってもよい。その他、通常の蛍光ランプ、ハロゲンランプであってもよい。
点光源30及び点光源ユニット39の配置の態様としては、格子状に配置したもの、格子状に加えて当該格子状を構成する4つの点光源の対角線の交点にも点光源30及び点光源ユニット39を配置したもの、正六角形が連続して形成されたハニカム構造の各頂点に点光源30及び点光源ユニット39をそれぞれ配置したもの等、適宜採用することができる。
以上のような態様において、点光源30及び点光源ユニット39間の距離は、すべての箇所で均一となっていてもよいし、部分的に変化していてもよい。部分的に変化する場合とは、例えば、直下型バックライト装置の中央箇所などにおいて点光源間の間隔が狭まるような場合等である。
また、点光源ユニット39を配置する場合にあっては、当該点光源ユニット39の中心間の距離は、15mm〜150mm、特に20mm〜100mmであることがより好ましい。これによって、直下型バックライト装置の消費電力を低減できるとともに、当該装置の組み立てが容易になり、かつ発光面の輝度ムラを抑えることができる。
さらに、点光源30及び点光源ユニット39の中心位置と光拡散板21の入射面との最短距離の寸法は、直下型バックライト装置の厚みと輝度の均一度を考慮して設計すればよいが、1mm〜30mmであることが好ましく、特に3mm〜25mmであることがより好ましい。これによって輝度ムラを低減できるとともに、点光源30の発光効率の低下を防ぐことができる。あわせて、バックライト装置10全体の厚さを薄くできる。
上述の実施形態における光学シートについて、再帰反射シートの再帰反射構造を様々な形状にした場合における再帰反射率、影消し効果及び輝度の良否についての測定を行った。
具体的な再帰反射構造の形状として、三角プリズムについては頂角が30°(実施例1)、60°(実施例2)、90°(実施例3)、120°(実施例4)、150°(実施例5)のものを測定した。
その他、曲面プリズム状のもの(実施例6)、断面略円形状のシリンドリカルレンズ状のもの(実施例7)、略半球形状をなす単位レンズが格子状に配列されたマイクロレンズ状のもの(実施例8、)略四角錐状(頂角90°)の単位レンズが格子状に配列されたもの(実施例9)、出射面側にレンズ形状を備えるとともに当該レンズ形状の直ぐ入射面側に反射層面積率60%で反射層を備えたもの(実施例10)について測定した。
また、比較例として、頂角が30°の三角プリズム(比較例1)及び出射面側にレンズ形状を備えるとともに当該レンズ形状の入射面側に反射層面積率80%の反射層を備えたもの(比較例2)について測定した。
表1に上記測定結果を示す。
Figure 2009265616
表1から分かるように、実施例1から実施例10については再帰反射率が20〜70%の範囲内の値を示しており、影消し効果、輝度がともに良好である。
一方、比較例1については再帰反射率が15%を示しており、これにともなって影消し効果について良好な結果が得られなかった。また、比較例2については再帰反射率が75%を示しており、輝度について良好な結果が得られなかった。
したがって、再帰反射率が20〜70%に納まっている実施例1〜10においては、輝度を高く維持しながら輝度分布を向上させることが可能であることがわかった。
1 ディスプレイ装置
2 液晶表示素子
10 バックライト装置
11 光源部
12 光源
13 反射板
20 光学シート
21 光拡散板
21a 凹凸形状
22 拡散フィルム
23 再帰反射シート
23a 再帰反射構造

Claims (18)

  1. 入射面側から入射した光を、その光学特性を変換させて出射面側に出射する光学シートであって、
    前記入射面側から順に、光を拡散させる光拡散板と、前記入射面側から入射した光の一部を該入射面側に反射する再帰反射シートとを少なくとも備え、
    前記光拡散板は、その入射面又は出射面が凹凸状に形成されているとともに、
    前記再帰反射シートは、入射面側への光の反射率が20〜70%に設定されていること
    を特徴とする光学シート。
  2. 前記再帰反射シートの前記反射率が、ランバート分布を有する拡散光を前記再帰反射シートの入射面側から前記再帰反射シートに入射した際に、前記拡散光の光線量に対する、前記再帰反射シートの入射面側から出射される光線量の比率であり、前記反射率20〜70%であることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  3. 前記再帰反射シートが、断面凸多角形状をなす複数の線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  4. 前記プリズムアレイにおける前記線状プリズムの頂部が凸曲面状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光学シート
  5. 前記再帰反射シートが、断面半円弧状又は断面半楕円弧状の線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  6. 前記再帰反射シートが、2つの前記プリズムアレイを備え、これらプリズムアレイが互いの前記線状プリズムの延在方向を直交させて積層されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の光学シート。
  7. 前記再帰反射シートが、2つの前記レンズアレイを備え、これらレンズアレイが互いの前記線状レンズの延在方向を直交させて積層されていることを特徴とする請求項5に記載の光学シート。
  8. 前記再帰反射シートが、断面凸多角形状をなす複数の線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを備えるとともに、断面半円弧状又は断面半楕円弧状をなす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備え、これらプリズムアレイ及びレンズアレイが、それぞれの前記線状プリズムと前記線状レンズとの延在方向を直交させて積層されていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  9. 前記再帰反射シートが、断面凸多角形状をなす複数の線状プリズムが並列に配列されたプリズムアレイを備えるとともに、断面半円弧状又は断面半楕円弧状をなす線状レンズが並列配置されたレンズアレイを備え、これらプリズムアレイ及びレンズアレイが、それぞれの前記線状プリズムと前記線状レンズとの延在方向を直交させて同一平面上に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  10. 前記再帰反射シートが、多角錐状をなす複数のプリズムが格子状に配置されたプリズムアレイを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  11. 前記再帰反射シートが、円錐状をなす複数のプリズムが格子状に配置されたプリズムアレイを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  12. 前記再帰反射シートが、マイクロレンズが格子状に配置されたマイクロレンズアレイを備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  13. 前記拡散部材の凹凸が中心線平均粗さRaが3μm〜1000μmであることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の光学シート。
  14. 前記拡散部材と前記再帰反射シートとの間に少なくとも一枚の拡散フィルムを備えたことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の光学シート。
  15. 前記拡散部材の入射面側に拡散フィルムを備えたことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の光学シート。
  16. 前記再帰反射シートの出射面側側に拡散フィルムを備えたことを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の光学シート。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の光学シートと、
    該光学シートの入射面側に配設された光源と、
    該光源の背面側に配設された反射板とが備えられていることを特徴とするバックライト装置。
  18. 請求項17に記載されたバックライト装置と、
    該バックライト装置からの光照射によって画像表示を行う液晶表示素子とを備えているディスプレイ装置。
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