JP2009264668A - 塗装乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い設置スペースを必要とせず、生産性に優れる塗装乾燥装置を提供する。
【解決手段】 製品Pを上昇移動させながら連続的に予熱し乾燥させるべく、垂直方向に配置した予熱乾燥炉10と、予熱を終えた製品Pを予熱乾燥炉10から塗装のために引出す引出し機構20と、引出し機構20によって引き出された製品Pを塗装する塗装ロボット30と、予熱乾燥装置10に隣接して垂直方向に配置され、製品Pを下降移動させながら冷却する冷却炉40を設けて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴム、樹脂あるいは金属などの種々の材料で形成した各種製品に、連続的に、塗装を施し乾燥させる装置に関するものである。
例えば、自動車のシール材を構成するゴム製品(スポンジを含む)や、外装や内装を施すために型成形した樹脂製品、あるいはカバー類及びリングやスプリング(板バネ)などの金属製品、さらには一般の樹脂製品などには、通常、塗装が施される。
従来、こうした製品の塗装は、一般に、図12に示すような塗装乾燥装置50によって行われている。この装置50は、水平方向に配置され、製品Pを台車51に載せた状態で予熱炉52を通して乾燥させ、続いて、塗装ブース53で塗装を施し、次に、乾燥炉54を通しながら加熱して乾燥させ、さらに冷却炉55で冷却するものである。そして、冷却炉55での乾燥を終えた製品Pを、台車51から取り出した後、その台車51を空の状態で装置50の最前部(予熱炉52の最前部)まで人手によって運び、そこで再び製品Pを載せて予熱炉52、塗装ブース53、乾燥炉54および冷却炉55を通過させている。
こうした従来の塗装乾燥装置50は、製品Pを連続的に塗装して乾燥させることができるといった特長を有するが、以下の問題がある。
(イ)水平方向に配置しているので、広い設置スペースを必要とする。
(ロ)同じ加熱手段である予熱炉52と乾燥炉54を別個に設けているので、これによっても広い設置スペースを必要とする。
(ハ)空の状態の台車51を装置50の最前部まで運ぶ必要があるので、工程に無駄が生じ、また、人手を要するので、生産性が低下する。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、広い設置スペースを必要とせず、生産性に優れる塗装乾燥装置を提供することを課題とする。
図1乃至図11を参照して説明する。請求項1に記載の塗装乾燥装置1は、各種の製品Pを連続的に塗装して乾燥するものであり、予熱乾燥炉10、引出し機構20、塗装ロボット30、および冷却炉40を備える。
予熱乾燥炉10は、垂直方向に配置され、左右両側のそれぞれに、上下に設けたスプロケットSに噛み合い、垂直方向に間欠的に周回し、製品Pを載せたトレーTを上昇移動させる一対の第一コンベアチェーン11を備える。また、内部を略密閉状態としており、その内部に熱風Hを供給する加熱送風機構12を備え、下部を予熱空間部10aとし上部を乾燥空間部10bとしている。さらに、前記乾燥空間部10bの上端部に達した前記トレーTを前方に押し出す第一プッシャー13を備える。
引出し機構20は、前記予熱乾燥炉10の後方に隣接して設けられ、前記予熱空間部10aで予熱された製品Pを載せたトレーTを塗装のために後方に引出すと共に、塗装後の製品Pを元に戻すものである。塗装ロボット30は、前記引出し機構20の上方に設けられ、前記引出されたトレーTに載せられた製品Pに塗装を施す。
冷却炉40は、前記予熱乾燥炉10の前方に隣接して垂直方向に配置され、左右両側のそれぞれに、上下に設けたスプロケットSに噛み合い、垂直方向に間欠的に周回し、前記第一プッシャー13で押し出されたトレーTを支持し、下降移動させる一対の第二コンベアチェーン41を備える。
この冷却炉40は、下部を除いて略密閉状態とし、また、その内部に冷風を供給する冷却送風機構42を備えている。冷却炉40の開放下部から浸入して来た新鮮な空気及び冷却送風機構42から送られて来た冷風によって、製品Pを冷却すると共に作業者回わりの雰囲気(作業環境)を良好にしている。また、下端部に達した前記トレーTを前方に押し出すと共に、新たな製品Pを載せた前記トレーTを元の状態に戻す第二プッシャー43を備える。さらに、前記第二プッシャー43によって元の状態に戻された前記トレーTを後方に押し出して、前記予熱乾燥炉10の下端部において、前記第一コンベアチェーン11に支持させる第三プッシャー44を備える。
請求項2に記載の塗装乾燥装置1は、請求項1に記載の発明において、加熱送風機構12を熱風発生機12aと循環ファン12bとで構成し、熱風Hを、予熱乾燥炉10の天井部に形成した第一吹出ノズル15aから下向きに供給すると共に、前記予熱乾燥炉10の中間高さ部分の左右両側に形成した第二吹出ノズル15bから供給するように構成している。
また、前記予熱乾燥炉10の下部の左右両端部に、前記熱風Hが通過するフィルター16を設けている。さらに、前記予熱乾燥炉10の下部に、前記熱風Hを前記予熱乾燥炉10の下端部まで案内するガイドプレート17を設けている。
請求項3に記載の塗装乾燥装置1は、各種の製品Pを連続的に塗装して乾燥するものであり、予熱乾燥炉10、引出し機構20、塗装ロボット30、および冷却炉40を備える。
予熱乾燥炉10は、垂直方向に配置され、左右両側のそれぞれに、上下に設けたスプロケットSに噛み合い、垂直方向に間欠的に周回し、製品Pを載せたトレーTを上昇移動させる一対の第一コンベアチェーン11を備える。また、内部を略密閉状態としており、その内部に熱風Hを供給する加熱送風機構12を備え、下部を予熱空間部10aとし上部を乾燥空間部10bとしている。さらに、前記乾燥空間部10bの上端部に達した前記トレーTを前方に押し出す第一プッシャー13を備える。
引出し機構20は、前記予熱乾燥炉10の後方に隣接して設けられ、前記予熱空間部10aで予熱された製品Pを載せたトレーTを塗装のために後方に引出すと共に、塗装後の製品Pを元に戻すものである。塗装ロボット30は、前記引出し機構20の上方に設けられ、前記引出されたトレーTに載せられた製品Pに塗装を施す。
冷却炉40は、前記予熱乾燥炉10の前方に隣接して垂直方向に配置され、左右両側のそれぞれに、上下に設けたスプロケットSに噛み合い、垂直方向に間欠的に周回し、前記第一プッシャー13で押し出されたトレーTを支持し、下降移動させる一対の第二コンベアチェーン41を備える。この冷却炉40は、その内部を略密閉状態とし、また、その内部に冷風を供給する冷却送風機構42を備えている。
また、下端部に達した前記トレーTを前方に押し出すと共に、新たな製品Pを載せた前記トレーTを元の状態に戻す第二プッシャー43を備える。さらに、前記第二プッシャー43によって元の状態に戻された前記トレーTを後方に押し出して、前記予熱乾燥炉10の下端部において、前記第一コンベアチェーン11に支持させる第三プッシャー44を備える。
請求項2に記載の塗装乾燥装置1は、請求項1に記載の発明において、加熱送風機構12を熱風発生機12aと循環ファン12bとで構成し、熱風Hを、予熱乾燥炉10の天井部に形成した第一吹出ノズル15aから下向きに供給すると共に、前記予熱乾燥炉10の中間高さ部分の左右両側に形成した第二吹出ノズル15bから供給するように構成している。
また、前記予熱乾燥炉10の下部の左右両端部に、前記熱風Hが通過するフィルター16を設けている。さらに、前記予熱乾燥炉10の下部に、前記熱風Hを前記予熱乾燥炉10の下端部まで案内するガイドプレート17を設けている。
また、前記予熱乾燥炉10の後部に、前記引出し機構20によってトレーTを引出す際と元に戻す際に開く第一扉D1を設けている。また、前記予熱乾燥炉10と冷却炉40の上端部境界部分に、前記第一プッシャー13でトレーTを前方に押し出す際に開く第二扉D2を設けている。さらに、前記冷却炉40と予熱乾燥炉10の下端部境界部分に、前記第三プッシャー44でトレーTを後方に押し出す際に開く第三扉D3を設けている。
請求項1に記載の塗装乾燥装置1は、前記構成としているので以下の効果を発揮する。
(イ)垂直方向に配置しているので、水平方向に配置した従来技術と比較して、広い設置スペースを必要としない。
(ロ)同じ加熱手段である予熱炉と乾燥炉を同一構造物(予熱乾燥炉10)に設けているので、これによっても設置スペースを縮小することができる。
(ハ)間欠的に周回する第一コンベアチェーン11と第二コンベアチェーン41によってトレーTを移動させ、また、冷却炉40の下端部に達したトレーTには新たな製品Pを載せて予熱乾燥炉10に供給するので、空のトレーTを人手によって運ぶ必要がない。従って、生産性を大幅に向上させることができる。
請求項2に記載の塗装乾燥装置1は、前記構成としたので、請求項1に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、第一吹出ノズル15a、第二吹出ノズル15bおよびガイドプレート17を設けたので、熱風Hを予熱乾燥炉10の内部全体に循環させることができる。従って、内部の温度差を小さくすることができ、品質の良い塗装製品Pを提供することができる。なお、フィルター16を設けたことによって、熱風中の不純物を濾過することができ、これによって、品質のより良い塗装製品を提供することができる。
請求項3に記載の塗装乾燥装置1は、前記構成としたので、請求項1および2に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、第一扉D1、第二扉D2および第三扉D3を設けたので、予熱乾燥炉10の熱風Hおよび冷却炉40の冷風が逃げるのを防止することができる。これにより、製品Pの予熱、乾燥、および冷却をさらに効率的に行うことができる。
本発明に係る塗装乾燥装置1の実施形態を、図1乃至図11に示す。この塗装乾燥装置1は、例えば、自動車用シール材などのゴム製品Pや、自動車の内装や外装となる型成形した樹脂製品、あるいはカバーリングやスプリングなどの金属製品、さらには一般の樹脂製品など、あらゆる種類の製品Pを連続的に塗装して乾燥するものである。この装置1は、予熱乾燥炉10、引出し機構20、塗装ロボット30、冷却炉40、制御盤Bなどを備えている。
予熱乾燥炉10は、垂直方向に配置されており、左右両側のそれぞれに、上下に設けたスプロケットSに噛み合い、垂直方向に間欠的に周回し、製品Pを載せたトレーTを上昇移動させる一対の第一コンベアチェーン11を備えている。スプロケットSは、第一モーターM1で回転させる。この一対の第一コンベアチェーン11には、多数の第一レール19を等間隔で水平に設け、各第一レール10の上にトレーTを前後方向移動自在に上載している(図9,10参照)。また、この予熱乾燥炉10の内部はほぼ密閉状態としており、その内部に熱風Hを供給するための加熱送風機構12を外側に備えている。
また、内部の下部を予熱空間部10aとし、上部を乾燥空間部10bとしている。予熱空間部10aでは、塗装前の製品Pを加熱して、この製品Pに付着している湿気等の不純物を除去し、塗装工程において塗料を良好に付着させる。また、乾燥空間部10bでは、製品Pに付着した塗料を効果的に乾燥させる。
また、この予熱乾燥炉10は、乾燥空間部10bの上端部に達したトレーTを前方に押し出すための第一プッシャー13を備えている。この第一プッシャー13は、油圧シリンダー、エアーシリンダー、あるいは歯車やチェーンなどを組合せた他の機械的手段によって構成することができる。
引出し機構20は、予熱乾燥炉10の後方に隣接して設けられており、予熱空間部10aで予熱された製品Pを載せたトレーTを塗装のために後方に引出し、また、塗装後の製品Pを元に戻す。この引出し機構20は、図4,5,6に示すように、先端部に正面凹状の回動ラッチ22を有する回転ローター21を、駆動モーター23によって回転歯車24(またはプーリー)を介して前後方向に移動する無端チェーン25(または無端ベルト)に取付けたスライドベース26に固定して構成している。スライドベース26はガイドレール28の上を走行する。この回動ラッチ22は、圧縮エアーによって前後方向に回動し、トレーTに突設した突起板T1に係合する(図7,8参照)。なお、圧縮エアーを送るホースや電気配線は、ケーブルベア27に収納している。
塗装ロボット30は、引出し機構20の上方に設けられ、引出されたトレーTに載せられた製品Pに自動的に塗装を施す。この塗装ロボット30は、コンピューター制御によって作動し、製品Pの所定の箇所に一定量の塗料を射出する。
冷却炉40は、予熱乾燥炉10の前方に隣接して垂直方向に配置されており、左右両側のそれぞれに、上下に設けたスプロケットSに噛み合い、垂直方向に間欠的に周回し、第一プッシャー13で押し出されたトレーTを支持し、下降移動させる一対の第二コンベアチェーン41を備えている。このスプロケットSは第二モーターM2で回転させる。一対の第二コンベアチェーン41には、多数の第二レール45を等間隔で水平に架設し、その上にトレーTを載せるようにしている(図9,10参照)。この冷却炉40は、その内部をほぼ密閉状態とし、また、その内部に冷風を供給する冷却送風機構(冷却ファン)42を備えている。
また、この冷却炉40は、その下端部に達したトレーTを前方に押し出すと共に、そのトレーTに載せた製品Pを取り出した後、新たな製品Pを載せたそのトレーTを元の状態に戻す第二プッシャー43を備えている。この第二プッシャー43は、第一プッシャー13と同様に、油圧シリンダーなどで構成することができる。
また、この冷却炉40は、第二プッシャー43によって元の状態に戻されたトレーTを後方に押し出して、予熱乾燥炉10の下端部に送り、第一コンベアチェーン11に支持させる第三プッシャー44を備える。この第三プッシャー44も、油圧シリンダーなどで構成することができる。
なお、本実施形態に係る塗装乾燥装置1は、加熱送風機構12を熱風発生機12aと循環ファン12bとで構成している。また、熱風Hを、予熱乾燥炉10の天井部に形成した第一吹出ノズル15aから下向きに供給すると共に、予熱乾燥炉10の中間高さ部分の左右両側に形成した第二吹出ノズル15bからも供給している。
なお、こうした構成は、乾燥炉を、外枠体14と内枠体15とで構成し、その内枠体15の頂壁に第一吹出ノズル15aを設け、左右の側壁に第二吹出ノズル15bを設けることによって形成している。そして、外枠体14と内枠体15との間に通路を形成し、第二吹出ノズル15bの直下に隔壁18を設け、その上位を熱風供給路W1とし、その下位を熱風復帰路W2としている。
また、本実施形態では、予熱乾燥炉10の下部の左右両端部に形成した熱風復帰路W2に、熱風Hが通過するフィルター16を設けている。このフィルター16は、熱風Hに含まれる塗料カスなどの不純物を濾過する。さらに、予熱乾燥炉10の下部に、熱風Hを予熱乾燥炉10の下端部まで案内するガイドプレート17を設けている。
さらに、予熱乾燥炉10の後部に、引出し機構20によってトレーTを引出す際と元に戻す際に開く第一扉D1を設けている。また、予熱乾燥炉10と冷却炉40の上端部境界部分に、第一プッシャー13でトレーTを前方に押し出す際に開く第二扉D2を設けている。さらに、冷却炉40と予熱乾燥炉10の下端部境界部分に、第三プッシャー44でトレーTを後方に押し出す際に開く第三扉D3を設けている。これら第一扉D1、第二扉D2および第三扉D3の開閉は、油圧シリンダー、エアーシリンダー、あるいは歯車とチェーンなどを組み合わせた機構によって構成することができる。
本実施形態に係る塗装乾燥装置1は、次のように作動する。まず、冷却炉40の下端部において、第二プッシャー43で押し出されたトレーTに製品Pを載せた後、そのトレーTを冷却炉40に戻す。冷却炉40に戻されたトレーTは、第三プッシャー44によって後方に押されて予熱乾燥炉10(予熱空間部10a)の下端部に送られ(この際、第三扉D3が開く)、一対の第一コンベアチェーン11に架設した第一レール19に上載される。この状態で上方に間欠的に上昇移動しながら、製品Pが熱風Hによって予熱され、その表面等に付着している湿気が除去される。
次に、製品Pを載せたトレーTは、引出し機構20によって後方に引き出され、塗装ロボット30によって塗装が施される。この間、第一コンベアチェーン11は、停止状態にある。塗装が完了すると、このトレーTは引出し機構20によって前方に戻され、再び、第一コンベアチェーン11(第一レール19)によって支持される。なお、トレーTが引き出され、また、戻される際には、第一扉D1が開く。
続いて、この製品Pを載せたトレーTは乾燥空間部10bを間欠的に上昇移動し、その間、製品Pの塗装が熱風Hによって乾燥される。このトレーTは、乾燥空間部10bの上端部まで達すると第一プッシャー13によって前方に押し出され、冷却炉40の上端部に送られる。この際、第二扉D2が開いて、トレーTの通過を可能とする。
冷却炉40に送られたトレーTは、一対の第二コンベアチェーン41に架設された第二レール45に上載された状態で間欠的に下降移動しながら、冷却送風機構42から供給される冷風によって冷却される。そして、冷却炉40の下端部に達したトレーTは、第二プッシャー43によって前方に押し出され、その上の製品Pが取り出され、新たな製品Pが載せられる。こうした工程を繰り返すことによって、多数の製品Pを連続的に塗装し乾燥させる。
なお、本実施形態では、冷却炉40で下降移動させるトレーTの数を、予熱乾燥炉10で上昇移動させるトレーTの数の1/2とし、従って、その移動速度を2倍としている。これは、製品Pの冷却を、予熱乾燥時間よりも短い時間で充分行うことができることによるものである。冷却炉40におけるトレーTの数を少なくしたことによって、使用するトレーTの総数およびそれを支持する第二レール45の数を少なくすることができ、設備費を削減することができるといった利点がある。
また、本実施形態では、図9および図10に示すように、トレーTの前後両端部にコロT2を設けると共に、第一レール19および第二レール45の上面に、そのコロT2を受ける凹部Rを、一対の板片R1を設けて形成している。これにより、トレーTが不意の力によって第一レール19および第二レール45から滑り落ちるのを防止している。なお、凹部Rは、図11に示すように溝を形成して構成することもできる。
本発明に係る塗装乾燥装置の実施形態を示す側面構成図である。 図1に示す装置の平面構成図である。 図1のX−X線断面構成図である。 図1のY−Y線断面構成図である。 図1に示す装置の引出し機構を示す側面構成図である。 図1に示す装置の引出し機構を示す平面構成図である。 図1に示す装置の引出し機構における回動ラッチとトレーとの係合状態を示す平面図である。 図7の右側面図である。 図1に示す装置の第一レールと第二レールを示す側面構成図である。 図1に示す装置の第一レールと第二レールを示す平面構成図である。 第一レールおよび第二レールの他の形態を示す側面構成図である。 従来例に係る塗装乾燥装置を示す側面構成図である。
符号の説明
1 塗装乾燥装置
10 予熱乾燥炉
10a 予熱空間部
10b 乾燥空間部
11 第一コンベアチェーン
12 加熱送風機構
12a 熱風発生機
12b 循環ファン
13 第一プッシャー
14 外枠体
15 内枠体
15a 第一吹出ノズル
15b 第二吹出ノズル
16 フィルター
17 ガイドプレート
18 隔壁
19 第一レール
20 引出し機構
21 回転ローター
22 回動ラッチ
23 駆動モーター
24 回転歯車
25 無端チェーン
26 スライドベース
27 ケーブルベア
28 ガイドレール
30 塗装ロボット
40 冷却炉
41 第二コンベアチェーン
42 冷却送風機構
43 第二プッシャー
44 第三プッシャー
45 第二レール
50 塗装乾燥装置
51 台車
52 予熱炉
53 塗装ブース
54 乾燥炉
55 冷却炉
B 制御盤
D1 第一扉
D2 第二扉
D3 第三扉
H 熱風
M1 第一モーター
M2 第二モーター
P 製品
R 凹部
R1 板片
S スプロケット
T トレー
T1 突起板
T2 コロ
W1 熱風供給路
W2 熱風復帰路

Claims (3)

  1. 各種の製品(P)を連続的に塗装して乾燥する装置であって、垂直方向に配置され,左右両側のそれぞれに,上下に設けたスプロケット(S)に噛み合い,垂直方向に間欠的に周回し,製品を載せたトレー(T)を上昇移動させる一対の第一コンベアチェーン(11)を備え,内部を略密閉状態とし,該内部に熱風(H)を供給する加熱送風機構(12)を備え,下部を予熱空間部(10a)とし上部を乾燥空間部(10b)とし,さらに,前記乾燥空間部の上端部に達した前記トレーを前方に押し出す第一プッシャー(13)を備えた予熱乾燥炉(10)と、前記予熱乾燥炉の後方に隣接して設けられ,前記予熱空間部で予熱された製品を載せたトレーを塗装のために後方に引出すと共に,塗装後の製品を元に戻す引出し機構(20)と、前記引出し機構の上方に設けられ,前記引出されたトレーに載せられた製品に塗装を施す塗装ロボット(30)と、前記予熱乾燥炉の前方に隣接して垂直方向に配置され,左右両側のそれぞれに,上下に設けたスプロケット(S)に噛み合い,垂直方向に間欠的に周回し,前記第一プッシャーで押し出されたトレーを支持し,下降移動させる一対の第二コンベアチェーン(41)を備え,内部を略密閉状態とし,該内部に冷風を供給する冷却送風機構(42)を備え,下端部に達した前記トレーを前方に押し出すと共に,新たな製品を載せた前記トレーを元の状態に戻す第二プッシャー(43)を備え,さらに,前記第二プッシャーによって元の状態に戻された前記トレーを後方に押し出して,前記予熱乾燥炉の下端部において,前記第一コンベアチェーンに支持させる第三プッシャー(44)を備えた冷却炉(40)と、を備えることを特徴とする塗装乾燥装置。
  2. 加熱送風機構(12)を熱風発生機(12a)と循環ファン(12b)とで構成し,熱風(H)を,予熱乾燥炉(10)の天井部に形成した第一吹出ノズル(15a)から下向きに供給すると共に,前記予熱乾燥炉の中間高さ部分の左右両側に形成した第二吹出ノズル(15b)から供給し、前記予熱乾燥炉の下部の左右両端部に,前記熱風が通過するフィルター(16)を設け、前記予熱乾燥炉の下部に,前記熱風を前記予熱乾燥炉の下端部まで案内するガイドプレート(17)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の塗装乾燥装置。
  3. 各種の製品(P)を連続的に塗装して乾燥する装置であって、垂直方向に配置され,左右両側のそれぞれに,上下に設けたスプロケット(S)に噛み合い,垂直方向に間欠的に周回し,製品を載せたトレー(T)を上昇移動させる一対の第一コンベアチェーン(11)を備え,内部を略密閉状態とし,該内部に熱風(H)を供給する加熱送風機構(12)を備え,下部を予熱空間部(10a)とし上部を乾燥空間部(10b)とし,さらに,前記乾燥空間部の上端部に達した前記トレーを前方に押し出す第一プッシャー(13)を備えた予熱乾燥炉(10)と、前記予熱乾燥炉の後方に隣接して設けられ,前記予熱空間部で予熱された製品を載せたトレーを塗装のために後方に引出すと共に,塗装後の製品を元に戻す引出し機構(20)と、前記引出し機構の上方に設けられ,前記引出されたトレーに載せられた製品に塗装を施す塗装ロボット(30)と、前記予熱乾燥炉の前方に隣接して垂直方向に配置され,左右両側のそれぞれに,上下に設けたスプロケット(S)に噛み合い,垂直方向に間欠的に周回し,前記第一プッシャーで押し出されたトレーを支持し,下降移動させる一対の第二コンベアチェーン(41)を備え,内部を略密閉状態とし,該内部に冷風を供給する冷却送風機構(42)を備え,下端部に達した前記トレーを前方に押し出すと共に,新たな製品を載せた前記トレーを元の状態に戻す第二プッシャー(43)を備え,さらに,前記第二プッシャーによって元の状態に戻された前記トレーを後方に押し出して,前記予熱乾燥炉の下端部において,前記第一コンベアチェーンに支持させる第三プッシャー(44)を備えた冷却炉(40)と、を備え、前記加熱送風機構を熱風発生機(12a)と循環ファン(12b)とで構成し,熱風を,予熱乾燥炉の天井部に形成した第一吹出ノズル(15a)から下向きに供給すると共に,前記予熱乾燥炉の中間高さ部分の左右両側に形成した第二吹出ノズル(15b)から供給し、前記予熱乾燥炉の下部の左右両端部に,前記熱風が通過するフィルター(16)を設け、前記予熱乾燥炉の下部に,前記熱風を前記予熱乾燥炉の下端部まで案内するガイドプレート(17)を設け、前記予熱乾燥炉の後部に,前記引出し機構によってトレーを引出す際と元に戻す際に開く第一扉(D1)を設け、前記予熱乾燥炉と冷却炉の上端部境界部分に,前記第一プッシャーでトレーを前方に押し出す際に開く第二扉(D2)を設け、前記冷却炉と予熱乾燥炉の下端部境界部分に,前記第三プッシャーでトレーを後方に押し出す際に開く第三扉(D3)を設けたことを特徴とする塗装乾燥装置。
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