JP2009264619A - 室内空調制御システム - Google Patents

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聡 安孫子
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Abstract

【課題】複数の空調機を1つの室内に設置して空調領域を分担させる空調方式の場合に、空調領域ごとの空調効率を効率的に高める室内空調制御システムを提供する。
【解決手段】空調領域6ごとの使用者8の在席に関する状況を把握する在席状況把握部2と、室内の天井において異なる空調領域6の境界上に配置されたエアーカーテン7と、エアーカーテン7の動作を制御するエアーカーテン制御部3と、を備え、使用者8が在席しない空調領域6に対して、使用者8が在席する空調領域6との境界上に配置されたエアーカーテン7の位置のパターンを記憶する空調領域パターン記憶部4と、を備え、エアーカーテン制御部3は、在席状況把握部2が把握した各空調領域6の在席に関する状況から、使用者8が在席しない空調領域6について、空調領域パターン記憶部4に記憶された位置のエアーカーテン7を動作させて室内空調を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内空調制御システムに係り、特に、室内に複数の室内空調機を設置し、室内空調機ごとに担当する空調領域を設定して室内の空調を制御する室内空調制御システムに関する。
例えば、事務所、工場、研究所、体育館、展示場、百貨店などにおいて、使用者が使用する広い室内空間に複数の室内空調機を設置し、それぞれの室内空調機に分担する空調領域を設定して空調させる方式が採用される場合がある。この場合、省エネルギの観点から、使用者が在席する空調領域の室内空調機だけをONにし、使用者が在席しない空調領域の室内空調機をOFFにするという運用がなされる場合がある。
一方、特許文献1には、天井取付形空気調和機が開示されている。ここでは、特定ゾーンの空調を行う運転指令を空調ゾーン切換制御部に入力すると、特定ゾーン側に位置する吹出口では定常運転での空調が行われ、これと連動して反対側の吹出口では吹出開口調節手段が吹出開口面積を狭めて吹出気流を絞り、吹出口から下方に向けてエアーカーテンを形成することが記載されている。
また、特許文献2には、局所空調装置および局所空調方法が開示されている。ここでは、壁に設けた第一の空気吹出口と、この第一の空気吹出口の上方で壁に設けた第二の空気吹出口と、壁に接する床に設けた第一の空気吸込口と、この第一の空気吸込口より反壁側の床に設けた第二の空気吸込口と、第一の空気吹出口に連絡する空調空気供給手段と、第二の空気吹出口に連絡する空調空気供給手段とを備えることが記載されている。
特開平07−318154号公報 特開2001−108274号公報
使用者が在席する空調領域の室内空調機だけをONにし、使用者が在席しない空調領域の室内空調機をOFFにするという省エネルギの運用をする場合でも、空調負荷となる室の面積は変化しない。そのため、使用者が在席する空調領域では十分な空調効果が得られず、使用者が在席しない空調領域では無駄な空調が行われるという問題がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、複数の室内空調機を1つの室内に設置して空調領域を分担させる空調方式の場合に、空調領域ごとの空調効率を効率的に高める室内空調制御システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る室内空調制御システムは、室内に複数の室内空調機を設置し、室内空調機ごとに担当する空調領域を設定して室内の空調を制御する室内空調制御システムにおいて、各空調領域における使用者の在席に関する状況を把握する在席状況把握部と、室内の天井において異なる空調領域の境界上に配置されるエアーカーテンと、エアーカーテンの動作を制御するエアーカーテン制御部と、を備え、使用者が在席しない空調領域に対して、使用者が在席する空調領域との境界上に配置されたエアーカーテンの位置のパターンを記憶する空調領域パターン記憶部と、を備え、エアーカーテン制御部は、在席状況把握部が把握した各空調領域の在席に関する状況から使用者が在席しない空調領域について、空調領域パターン記憶部に記憶された位置のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする。
この構成により、使用者が在席する空調領域と使用者が在席しない空調領域との境界線上のエアーカーテンを動作させて空調領域間の熱の移動をほぼ遮断させ、空調が行なわれている空調領域の空調効率を高めることができる。
また、室内空調制御システムは、在席状況把握部が、各空調領域の照明機器のON/OFF情報から室内の使用者の在席状況を把握し、空調領域パターン記憶部が、照明機器がONである空調領域に対して、照明設備がOFFである空調領域との境界上に配置されたエアーカーテンの位置のパターンを記憶することが好ましい。これにより、空調領域の照明機器のON/OFF情報から、その空調領域における使用者の在席状況が把握できる。
また、室内空調制御システムは、エアーカーテン制御部が、在席状況把握部が室内の全ての空調領域における照明機器がOFFとなった情報により、室内の全ての使用者が在席しないと把握した場合には、全てのエアーカーテンの動作を停止させることが好ましい。これにより、エアーカーテンの動作を照明機器のON/OFFと連動させ、エアーカーテンの不必要な動作が防止できる。
また、室内空調制御システムは、各空調領域に所属する使用者のID情報を記憶する所属使用者ID記憶部を備え、在席状況把握部が、入退室管理装置から得られた室内から入退出した使用者のID情報と、所属使用者ID記憶部に記憶された使用者のIDとから、各空調領域に在席する使用者を把握することが好ましい。これにより、入退室管理装置からの使用者の入退出情報から、その空調領域における使用者の在席状況が把握できる。
また、室内空調制御システムは、エアーカーテン制御部が、在席状況把握部が入退室管理装置から得られた室内から入退出した使用者のID情報により、室内の全ての使用者が退出したと把握した場合には、全てのエアーカーテンの動作を停止させることが好ましい。これにより、エアーカーテンの動作を入退室管理装置による使用者の在席情報と連動させ、エアーカーテンの不必要な動作が防止できる。
また、本発明に係る室内空調制御システムは、室内に複数の室内空調機を設置し、室内空調機ごとに担当する空調領域を設定して室内の空調を制御する室内空調制御システムにおいて、各空調領域の室内空調機に関する使用状況を把握する空調状況把握部と、室内の天井において異なる空調領域の境界上に配置されるエアーカーテンと、エアーカーテンの動作を制御するエアーカーテン制御部と、各空調領域における室内空調機に関する使用状況の組み合わせごとに、動作させる境界上のエアーカーテンのパターンを記憶する空調領域パターン記憶部と、を備え、エアーカーテン制御部は、空調状況把握部が把握した各空調領域の室内空調機に関する使用状況から空調領域パターン記憶部に記憶された境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする。
この構成により、各空調領域の空調に関する使用状況から境界線上のエアーカーテンを動作させ、それぞれ独立した室内空調機の使用状況を確保させ、各空調領域の空調効率を高めることができる。
また、室内空調制御システムは、空調状況把握部が、各空調領域の空調運転種別に関する情報を把握し、エアーカーテン制御部が、隣接する空調領域の一方の空調運転種別が暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、異なる運転種別である場合には、空調領域パターン記憶部に記憶されたパターンにより、それらの境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することが好ましい。これにより、空調運転種別の異なる隣接した空調領域について、各空調領域の空調効率を高めることができる。
また、室内空調制御システムは、空調状況把握部が、各空調領域の空調運転種別に関する情報を把握し、エアーカーテン制御部が、隣接する空調領域の一方の空調運転種別が暖房運転、冷房運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、運転停止状態である場合には、空調領域パターン記憶部に記憶されたパターンにより、それらの境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することが好ましい。これにより、室内空調機が運転中の空調領域に対し、室内空調機が停止中の空調領域と熱の移動をほぼ遮断させて空調領域の空調効率を高めることができる。
また、室内空調制御システムは、空調状況把握部が、各空調領域において設定された空調設定温度に関する情報を把握し、エアーカーテン制御部が、隣接する空調領域の一方の空調設定温度と他方の空調設定温度との差が予め設定された範囲を越えた場合には、空調領域パターン記憶部に記憶されたパターンにより、それらの境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することが好ましい。これにより、空調設定温度の異なる隣接した空調領域について、各空調領域の空調効率をよりきめ細かく高めることができる。
さらに、室内空調制御システムは、エアーカーテン制御部が、空調状況把握部が室内空調機に関する使用状況に関する情報により、室内の全ての室内空調機がOFFされたと把握した場合には、全てのエアーカーテンの動作を停止させることが好ましい。これにより、エアーカーテンの動作を室内空調機のON/OFFと連動させ、エアーカーテンの不必要な動作が防止できる。
さらに、室内空調制御システムは、エアーカーテン制御部が、始業時に室内の室内空調機がONとなった場合には、前日の終業時と同じエアーカーテンを動作させることが好ましい。これにより、エアーカーテンの初期設定を的確に行うことができる。
以上のように、本発明に係る室内空調制御システムによれば、複数の室内空調機を1つの室内に設置して空調領域を分担させる空調方式の場合に、空調領域ごとの空調効率を効率的に高めることが可能となる。
以下に、図面を用いて本発明に係る室内空調制御システムの実施の形態につき、詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に、室内空調制御システムの第1の実施形態の概略構成を示す。室内空調制御システム1は、在席状況把握部2、エアーカーテン7、空調領域パターン記憶部4、及びエアーカーテン制御部3から構成される。図1では、本実施形態の1つの例として、室10が十字型に4等分された空調領域6a〜6dである場合を示す。各空調領域6a〜6dには、それぞれ独立してON/OFFされる室内空調機12a〜12dが設置される。また、各空調領域6a〜6dには、それぞれ独立した照明機器(図示せず)が設置され、照明機器スイッチ9a〜9dがそれぞれ壁面に設けられる。各空調領域6a〜6dは、使用者8が在席しているか或いは在席していない場合に分けられる。ここで、使用者8とは、室10内のいずれかの空調領域6a〜6dに所属して職務を行う座席を所有する者をいう。
在席状況把握部2は、各空調領域6a〜6dの照明機器スイッチ9a〜9dのON/OFF状況から、空調領域6a〜6dごとの使用者8の在席状況を把握する。つまり、ある空調領域6a〜6dの照明機器スイッチ9a〜9dがOFFである場合には、その空調領域6a〜6dには使用者8が在席してないと判断する。一方、ある空調領域6a〜6dの照明機器スイッチ9a〜9dがONである場合には、その空調領域6a〜6dには使用者8が在席していると判断する。在席状況把握部2は、各照明機器スイッチ9a〜9dのON/OFF状況を照明制御盤11からの信号を受信することで把握する。
エアーカーテン7は、室10内の天井において異なる空調領域6a〜6dの境界上に配置される。例えば、図1では、エアーカーテン7a〜7dは、4つの空間領域6a〜6dを十字に仕切るように配置される。このエアーカーテン7a〜7dが動作すると、空気の移動に伴う熱の移動がほぼ遮断され、その両側の空間領域6の空調環境は独立して保持される。
空調領域パターン記憶部4は、照明機器スイッチ9がONである空調領域6に対して、照明機器がOFFである空調領域6との境界上に配置されたエアーカーテン7の位置のパターンを記憶する。すなわち、ある空調領域6の照明機器スイッチ9がOFFとなった場合に、どのエアーカーテン7を動作すべきかのパターンを全て記憶する。
図2に、照明機器スイッチ9のON/OFFによるエアーカーテン7の位置のパターンを示す。図2(a)は、空調領域6aの照明機器がOFFであり、空調領域6b,6c,6dの照明機器はONである場合を示す。この場合、空調領域パターン記憶部4は、エアーカーテン7a,7bを動作させ、照明機器スイッチ9がOFFである空調領域6aと、照明機器スイッチ9がONである空調領域6b,6c,6dと、を仕切るパターンを記憶する。図2(b)は、空調領域6a,6bの照明機器がOFFであり、空調領域6c,6dの照明機器はONである場合を示す。この場合、空調領域パターン記憶部4は、エアーカーテン7a,7cを動作させ、照明機器スイッチ9がOFFである空調領域6a,6bと、照明機器スイッチ9がONである空調領域6c,6dと、を仕切るパターンを記憶する。図2(c)は、空調領域6a,6cの照明機器がOFFであり、空調領域6b,6dの照明機器はONである場合を示す。この場合、空調領域パターン記憶部4は、エアーカーテン7b,7dを動作させ、照明機器スイッチ9がOFFである空調領域6a,6cと、照明機器スイッチ9ONである空調領域6b,6dと、を仕切るパターンを記憶する。
エアーカーテン制御部3は、照明機器スイッチ9a〜9dのON/OFF情報から在席状況把握部2が把握した空調領域6ごとの在席に関する状況を受信する。そして、使用者8が在席しない空調領域6に対し、空調領域パターン記憶部4に記憶された位置のエアーカーテン7を動作させて室10内の空調を制御する。これにより、空調が行なわれている空調領域6の空調効率を高めることができる。そして、エアーカーテン制御部3は、在席状況把握部2が室10内の全ての空調領域6a〜6dにおける照明機器スイッチ9a〜9dがOFFとなったことを把握した場合には、すべてのエアーカーテン7a〜7dの動作を停止させる。これにより、エアーカーテン7の動作を照明機器スイッチ9と連動させ、エアーカーテン7の不必要な動作が防止できる。
(第2実施形態)
図3に、室内空調制御システム1の第2の実施形態の概略構成を示す。本実施形態では、室内空調制御システム1は、在席状況把握部2、エアーカーテン7、空調領域パターン記憶部4、エアーカーテン制御部3、及び所属使用者ID記憶部13から構成される。
所属使用者ID記憶部13は、各空調領域6a〜6dに所属する使用者8のID情報を記憶する。すなわち、室10内に所属してID番号が割り当てられた使用者8の座席が、それぞれどの空調領域6にあるかを記憶する。そして、在席状況把握部2は、入退室管理装置14から得られた室10内から入退出した使用者8のID情報と、所属使用者ID記憶部13に記憶された使用者8のIDとから、各空調領域6a〜6dに在席する使用者8を把握する。すなわち、在席状況把握部2は、室出入口16に設置された入退室管理装置14から室10内から入退出した使用者8のID情報を受信する。ここで、入退室管理装置14は、使用者8にID番号が書き込まれたIDカードをカードリーダに読取らせることで個人認証を行い入退出室を管理する。従って、在席状況把握部2は、入退室管理装置14からある使用者8が室10を退出したという情報を受信することで、その使用者8がその所属する空調領域6には在席しないことが把握できる。
そして、エアーカーテン制御部3は、在席状況把握部2が把握した各空調領域6a〜6dの在席状況から、使用者8が在席しない空調領域6a〜6dに対し、空調領域パターン記憶部4に記憶された位置のエアーカーテン7を動作させて室内空調を制御する。
また、エアーカーテン制御部3は、在席状況把握部2が入退室管理装置14から得られた室10内から入退出した使用者8の情報から、室10内の全ての使用者8が退出したと把握した場合には、すべてのエアーカーテン7の動作を停止させる。これにより、エアーカーテン7の動作を入退室管理装置14による使用者8の在席情報と連動させ、エアーカーテン7の不必要な動作が防止できる。
(第3実施形態)
図4に、室内空調制御システム1の第3の実施形態の概略構成を示す。室内空調制御システム1は、空調状況把握部5、エアーカーテン7、空調領域パターン記憶部4、及びエアーカーテン制御部3から構成される。
空調状況把握部5は、空調領域6ごとの室内空調機12に関する使用状況を空調制御装置15からの信号で把握する。ここで、室内空調機12に関する使用状況とは、各室内空調機12a〜12dが、運転継続中であるか運転停止中であるかをいう。また、各室内空調機12a〜12dが、運転継続中である場合には、暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれかであるかをいう。そして、空調領域パターン記憶部4は、各空調領域6a〜6dにおける各室内空調機12a〜12dに関する使用状況の組み合わせごとに、動作させる境界上のエアーカーテン7のパターンを記憶する。
図5に、室内空調機12a〜12dの使用状況によるエアーカーテン7a〜7dの位置のパターンを示す。空調領域パターン記憶部4が記憶するパターンのうち、ある空調領域6の室内空調機12が運転停止中であり、他の空調領域6の室内空調機12が運転継続中の場合には、図2の照明機器スイッチ9のON/OFFの場合と同様であるため省略する。この場合、エアーカーテン制御部3は、原則として、隣接する空調領域6の一方の空調運転種別が暖房運転、冷房運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、運転停止状態である場合には、それらの境界上のエアーカーテン7を動作させて室内空調を制御する。
図5(a)は、空調領域6aの室内空調機12aが冷房運転中であり、空調領域6b,6c,6dの室内空調機12b,12c,12dは送風運転中である場合を示す。この場合、空調領域パターン記憶部4は、エアーカーテン7a,7bを動作させ、冷房運転中である空調領域6aと、送風運転中である空調領域6b,6c,6dと、を仕切るパターンを記憶する。図5(b)は、空調領域6aの室内空調機12aが冷房運転中であり、空調領域6cの室内空調機12cが暖房運転中であり、空調領域6b,6dの室内空調機12b,12dは送風運転中である場合を示す。この場合、空調領域パターン記憶部4は、エアーカーテン7a,7b,7dを動作させ、冷房運転中である空調領域6aと、暖房運転中である空調領域6cと、送風運転中である空調領域6b,6dと、を仕切るパターンを記憶する。図5(c)は、空調領域6aの室内空調機12aは冷房運転中であり、空調領域6b,6cの室内空調機12b,12cは暖房運転中であり、空調領域6dの室内空調機12dは送風運転中である場合を示す。この場合、空調領域パターン記憶部4は、エアーカーテン7a,7b,7c,7dを動作させ、冷房運転中である空調領域6aと、暖房運転中である空調領域6b,6cと、送風運転中である空調領域6dと、を仕切るパターンを記憶する。
上述した空調領域パターン記憶部4に記憶された空調領域パターンは、原則として、隣接する空調領域6の一方の空調運転種別が、暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、異なる運転パターンである場合には、それらの境界上のエアーカーテン7を動作させるということになる。従って、エアーカーテン制御部3は、原則として、隣接する空調領域6の一方の空調運転種別が暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、異なる運転パターンである場合には、それらの境界上のエアーカーテン7を動作させて室内空調を制御する。
さらに、エアーカーテン制御部3は、隣接する空調領域6の一方の空調設定温度と他方の空調設定温度との差が予め設定された範囲を越えた場合には、それらの境界上のエアーカーテン7を動作させて室内空調を制御する。すなわち、上記原則に従うと、隣接する空調領域6の両側の空調運転種別がともに暖房運転或いは冷房運転である場合には、それらの境界上のエアーカーテン7は動作されない。しかし、同じ空調運転種別であっても、双方の空調設定温度との差が予め設定された温度差の範囲を越えた場合には、その境界上のエアーカーテン7が動作される。これにより、空調設定温度の異なる隣接した空調領域6について、各空調領域6a〜6dの空調効率をよりきめ細かく高めることができる。
また、エアーカーテン制御部3は、空調状況把握部5が室内空調機12に関する使用状況に関する情報により、室10内の全ての室内空調機12a〜12dがOFFされたと把握した場合には、全てのエアーカーテン7a〜7dの動作を停止させる。これにより、エアーカーテン7の動作を室内空調機12のON/OFFと連動させ、エアーカーテン7の不必要な動作が防止できる。
さらに、エアーカーテン制御部3は、始業時に室10内の室内空調機12がONとなった場合には、前日の終業時と同じエアーカーテン7を動作させる。これにより、エアーカーテン7の初期設定が的確に行われる。
本発明に係る室内空調制御システムの第1の実施形態の概略構成を示すブロック図及び説明図である。 照明機器スイッチのON/OFFによるエアーカーテンの位置のパターンを示す説明図である。 室内空調制御システムの第2の実施形態の概略構成を示すブロック図及び説明図である。 室内空調制御システムの第3の実施形態の概略構成を示すブロック図及び説明図である。 室内空調機の使用状況によるエアーカーテンの位置のパターンを示す説明図である。
符号の説明
1 室内空調制御システム、2 在席状況把握部、3 エアーカーテン制御部、4 空調領域パターン記憶部、5 空調状況把握部、6 空調領域、7 エアーカーテン、8 使用者、9 照明機器スイッチ、10 室、11 照明制御盤、12 室内空調機、13 所属使用者ID記憶部、14 入退室管理装置、15 空調制御装置、16 室出入口。

Claims (11)

  1. 室内に複数の室内空調機を設置し、室内空調機ごとに担当する空調領域を設定して室内の空調を制御する室内空調制御システムにおいて、
    各空調領域における使用者の在席に関する状況を把握する在席状況把握部と、
    室内の天井において異なる空調領域の境界上に配置されるエアーカーテンと、
    エアーカーテンの動作を制御するエアーカーテン制御部と、を備え、
    使用者が在席しない空調領域に対して、使用者が在席する空調領域との境界上に配置されたエアーカーテンの位置のパターンを記憶する空調領域パターン記憶部と、を備え、
    エアーカーテン制御部は、在席状況把握部が把握した各空調領域の在席に関する状況から使用者が在席しない空調領域について、空調領域パターン記憶部に記憶された位置のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする室内空調制御システム。
  2. 請求項1に記載の室内空調制御システムであって、在席状況把握部は、各空調領域の照明機器のON/OFF情報から室内の使用者の在席状況を把握し、空調領域パターン記憶部は、照明機器がONである空調領域に対して、照明設備がOFFである空調領域との境界上に配置されたエアーカーテンの位置のパターンを記憶することを特徴とする室内空調制御システム。
  3. 請求項2に記載の室内空調制御システムであって、エアーカーテン制御部は、在席状況把握部が室内の全ての空調領域における照明機器がOFFとなった情報により、室内の全ての使用者が在席しないと把握した場合には、全てのエアーカーテンの動作を停止させることを特徴とする室内空調制御システム。
  4. 請求項1に記載の室内空調制御システムであって、各空調領域に所属する使用者のID情報を記憶する所属使用者ID記憶部を備え、在席状況把握部は、入退室管理装置から得られた室内から入退出した使用者のID情報と、所属使用者ID記憶部に記憶された使用者のIDとから、各空調領域に在席する使用者を把握することを特徴とする室内空調制御システム。
  5. 請求項4に記載の室内空調制御システムであって、エアーカーテン制御部は、在席状況把握部が入退室管理装置から得られた室内から入退出した使用者のID情報により、室内の全ての使用者が退出したと把握した場合には、全てのエアーカーテンの動作を停止させることを特徴とする室内空調制御システム。
  6. 室内に複数の室内空調機を設置し、室内空調機ごとに担当する空調領域を設定して室内の空調を制御する室内空調制御システムにおいて、
    各空調領域の室内空調機に関する使用状況を把握する空調状況把握部と、
    室内の天井において異なる空調領域の境界上に配置されるエアーカーテンと、
    エアーカーテンの動作を制御するエアーカーテン制御部と、
    各空調領域における室内空調機に関する使用状況の組み合わせごとに、動作させる境界上のエアーカーテンのパターンを記憶する空調領域パターン記憶部と、を備え、
    エアーカーテン制御部は、空調状況把握部が把握した各空調領域の室内空調機に関する使用状況から空調領域パターン記憶部に記憶された境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする室内空調制御システム。
  7. 請求項6に記載の室内空調制御システムであって、空調状況把握部は、各空調領域の空調運転種別に関する情報を把握し、エアーカーテン制御部は、隣接する空調領域の一方の空調運転種別が暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、異なる運転種別である場合には、空調領域パターン記憶部に記憶されたパターンにより、それらの境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする室内空調制御システム。
  8. 請求項6又は7に記載の室内空調制御システムであって、空調状況把握部は、各空調領域の空調運転種別に関する情報を把握し、エアーカーテン制御部は、隣接する空調領域の一方の空調運転種別が暖房運転、冷房運転のいずれかであり、他方の空調運転種別が、運転停止状態である場合には、空調領域パターン記憶部に記憶されたパターンにより、それらの境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする室内空調制御システム。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1に記載の室内空調制御システムであって、空調状況把握部は、各空調領域において設定された空調設定温度に関する情報を把握し、エアーカーテン制御部は、隣接する空調領域の一方の空調設定温度と他方の空調設定温度との差が予め設定された範囲を越えた場合には、空調領域パターン記憶部に記憶されたパターンにより、それらの境界上のエアーカーテンを動作させて室内空調を制御することを特徴とする室内空調制御システム。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1に記載の室内空調制御システムであって、エアーカーテン制御部は、空調状況把握部が室内空調機に関する使用状況に関する情報により、室内の全ての室内空調機がOFFされたと把握した場合には、全てのエアーカーテンの動作を停止させることを特徴とする室内空調制御システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1に記載の室内空調制御システムであって、エアーカーテン制御部は、始業時に室内の室内空調機がONとなった場合には、前日の終業時と同じエアーカーテンを動作させることを特徴とする室内空調制御システム。
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