JP2009261163A - 三相力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】多相交流を直流変換する際の力率改善における制御系を共通化して性能向上、小型化及び低コスト化を図る。
【解決手段】多相交流の相数分のインバータ回路10−1〜10−3を多相交流電源に対しスター接続し、各出力整流回路を並列接続して単一の平滑回路に接続して直流電力を出力し、単一の制御回路36により、直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、相数分のインバータ回路を、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、多相交流電力から直流電力に変換する際に力率を改善する多相交流力率改善回路に関する。
従来、この種の三相交流力率改善回路としては、例えば図10に示すものがある。
図10の三相交流力率改善回路は、単相の力率改善回路100−1,100−2,100−3をデルタ接続して三相交流の力率改善回路を構成している。力率改善回路100−1,100−2,100−3は、力率改善回路100−1を例に取ると、全波整流回路102に続いて昇圧チョッパ104を設けている。全波整流回路102は三相交流の入力端子R,S,Tに対しデルタ接続されている。
昇圧チョッパ104は、チョークコイル106、FETを用いたインバータ素子108、整流ダイオード110、平滑コンデンサ112、出力トランス114、整流ダイオード116,118、平滑チョークコイル120で構成され、制御部124により、全波整流された入力電圧の位相に電流位相を近似させるようにインバータ素子108をスイッチング制御し、力率を1に近づけるように改善している。
更に、直流出力電圧を安定化させるためのDC−DCコンバータを構成するインバータ素子126が設けられ、別途設けた制御部128により、直流出力電圧を所定電圧に安定化させるようにインバータ素子126をスイッチング制御している。この場合、インバータ素子126はオン時にエネルギーを2次側に伝達するフォワード動作を行っている。
更に、出力側に電流検出回路130を設け、各相の制御部128で相互に連携を取ることにより電流バランスをとる制御を行っている。
特開9−271172号公報 特開9−149642号公報
しかしながら、このような従来の単相の力率改善回路をデルタ接続して三相とした揚合、力率改善動作させるには制御部124も3系統必要で、かつ、各相の電流バランスを取る回路も必要になり構成が複雑になる。
また、各相のグランド電位GNDが異なるためDC−DCコンバータも各々用意する必要があり、1つのDC−DCコンバータに共通化することができないため、DC−DCコンバータの制御部128も3系統必要になる。
また、電源入力時の入力突入電流を防止するためには、各相の力率改善回路毎に突入電流防止回路を設置しなくてはいけない。また、各相の内部電源用に絶縁されたサブ電源が必要になる。更に、各相のスイッチング周波数のばらつきから干渉が発生し、出カリップルとして出てしまうといった問題がある。
本発明は、多相交流を直流変換する際の力率改善における制御系を共通化して性能向上、小型化及び低コスト化を図るようにした多相交流力率改善回路を提供することを目的とする。
本発明は、多相交流力率改善回路であって、
全波整流回路、インバータ素子、インバータ素子のドライブ回路、出力トランス及び出力整流回路を備え、他励フライバック動作を行う多相交流電源の相数分のインバータ回路と、
相数分のインバータ回路の全波整流回路を多相交流電源に対しスター接続する入力接続回路と、
相数分のインバータ回路の各出力整流回路を並列接続して単一の平滑回路に接続して直流電力を出力とする出力接続回路と、
出力接続回路で得られた直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、相数分のインバータ回路を、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる制御回路と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、制御回路は、スイッチング信号を入力する1次巻線と、相数分のインバータ回路に設けた各ドライブ回路に接続する相数分の2次巻線とを備えた単一のドライブトランスにより相数分のインバータ回路の各インバータ素子を共通制御する。
相数のインバータ回路はインバータ電流を検出する相数のカレントトランスを備え、制御回路は各相カレントトランスで検出したインバータ電流の中の最大電流に対し保護動作する過電流保護回路を備える。
制御回路は、入力交流電圧の周期以内となる直流出力電圧の低い周波数変動に対しては応答することのない周波数応答ゲインを設定する。
本発明の多相交流力率改善回路は、更に、相数分のインバータ回路の出力接続回路に続いて出力電圧を所定電圧に安定させる単一のDC−DCコンバータを接続しても良い。
本発明の多相交流力率改善回路は、更に、複数のインバータ回路の各全波整流回路を、多相交流電源に対するスター接続とデルタ接続とを切替える切替回路を設ける。
本発明による多相交流力率改善回路の別の形態にあっては、
全波整流回路に続いて、複数のインバータ素子、各インバータ素子に設けた複数のドライブ回路、複数のインバータ素子により駆動される複数の出力トランス及び複数の出力トランス毎に設けた出力整流回路を備え、他励フライバック動作を行う多相交流電源の相数分のインバータ回路と、
相数分のインバータ回路の全波整流回路を多相交流電源に対しスター接続する入力接続回路と、
相数分のインバータ回路の各出力整流回路を並列接続して平滑回路に接続して直流電力を出力する出力接続回路と、
出力接続回路で得られた直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、相数分のインバータ回路に設けている複数のインバータ素子を、360°をインバータ素子数で割った位相差をもつ複数のスイッチング信号により、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる制御回路と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、制御回路は、インバータ素子数をnとした場合、360°/nの位相差をもつn種類のスイッチング信号により各インバータ回路に設けているn個のインバータ素子をスイッチング制御する。
本発明の別の形態にあっては、単相交流力率改善回路を提供する。本発明の単相交流力率改善回路は、
単相交流を入力して全波整流する全波整流回路、インバータ素子、前記インバータ素子のドライブ回路、出力トランス、出力整流回路及び平滑回路を備え、他励フライバック動作を行うインバータ回路と、
インバータ回路で得られた直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる制御回路と、
を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、多相交流を一つの制御系で力率改善するために、全波整流器付きの他励フライバック動作を行うインバータ回路を多相交流電源に対しスター接続し、出力整流後に1つに合成して平滑し、その直流出力電圧を所定電圧に保つにようにスイッチング制御し、このスイッチング動作として、他励フライバック型のインバータ回路を、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させ、その結果、入力電圧に比例した入力電流が流れ、力率を改善することができる。
即ち、他励フライバック型のインバータ回路を、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動させた場合、ピーク電流をI、入力電圧をV、オンデューティ時間Ton、出力トランスのインダクタンスをLとすると、
I=V×(Ton/L)
となり、(Ton/L)が一定であることから、入力電圧Vに比例した入力電流Iが流れ、定抵抗と同じ動作をすることになり、これによって力率を改善することができる。
また、スター接続した相数分のインバータ回路を単一の制御部で共通にスイッチング制御するため、各相の間で干渉を起こすことがなく、制御系が簡単にでき、制御系を駆動するための内部電源(サブ電源)も1系統でよく、回路の小型化と低コスト化が達成できる。
また、スター接続した相数分のインバータ回路のトランス2次側の各相の整流回路を1つに合成した後に平滑しているため、各相の低周波リップルが合成により相殺され、低周波リップルを小さくすることができる。
また、インバータ回路として絶縁型のフライバック方式としているため、昇圧チョッパの場合に必ず入力電圧より高い出力電圧出なければ力率改善動作しないという制約がなく、直流出力電圧を任意に設定することができる。
また、各相のインバータ電流はカレントトランスで検知し、各相のインバータ素子から絶縁された各相共通の制御部に設けた過電流保護回路で過電流保護動作を行っているため、電源投入時の突入電流は、共通の過電流保護回路で制限された値になり、各相毎に個別に突入電流保腫回路を設ける必要はない。
また、フライバック型のインバータ回路のデメリットとして、インバータ素子に印加する電圧が電源電圧とフライバック電圧の和の電圧になるためにインバータに耐圧の高いものが必要になるということが挙げられるが、スター接続にすることによって三相交流の場合でも1/√3の電源電圧となり、耐圧的に有利になる。
また、スター接続した多相分のインバータ回路を出力トランスを用いた絶縁型スイッチング電源で構成したことで、直流出力の電位を1つにまとめることができ、このため、出力段に接続するDC−DCコンバータが1系統で済み、簡単な回路構成で直流出力電圧の安定化が達成できる。
また、必要に応じてスター接続からデルタ接続に切替可能とし、三相交流の場合、例えばAC440Vの場合はスター接続として入力電圧が1/√3に抑制してインバータ素子の耐圧を有利にし、一方、AC220Vの場合はデルタ接続として入力電流を1/√3に抑制してインバータ素子やトランスの電流損失を低減するといった使用方法ができる。
更に、デルタ接続した各相のインバータ回路において、例えばインバータ素子と出力トランスを各相のインバータ回路毎に3系統ずつ設け、スイッチング信号の位相を0[deg]、120[deg]、及び240[deg]ずらして駆動することで、位相シフトによる相殺で高周波リップル成分を低減することができる。
図1は三相交流を例に取って本発明による力率改善回路の第1実施形態を示した回路ブロック図である。
図1において、本実施形態の力率改善回路は、三相交流電源の相数=3に対応した数の他励フライバック型のインバータ回路10−1,10−2,10−3を有し、それぞれの入力段に設けている全波整流を行うダイオードブリッジ(全波整流回路)12−1,12−2,12−3を、三相交流の電源入力端子R,S,Tに対しスター接続している。
この他励フライバック型のインバータ回路10−1〜10−3の三相交流電源端子R,S,Tに対するスター接続は、図1の実施形態の概略を示す図2から明らかである。
インバータ回路10−1〜10−3は、インバータ回路10−1を代表して説明すると、ダイオードブリッジ12−1のプラス側にFETを用いたインバータ素子14−1を配置し、インバータ素子14−1を出力トランス18−1の1次巻線20−1に直列接続し、更にカレントトランス1次巻線35−11を介してダイオードブリッジ12−1のマイナス側に接続している。
インバータ素子14−1はドライブ回路16−1により駆動され、ドライブ回路16−1にはドライブトランス30のドライブ2次巻線34−1が接続されて、後の説明で明らかにする制御回路36側からスイッチング信号を入力している。出力トランス18−1の2次側には整流ダイオード24−1が設けられている。
残りのインバータ回路10−2,10−3についても、インバータ回路10−1と同じ回路構成となっている。インバータ回路10−1〜10−3の2次側に設けた整流ダイオード24−1,24−2,24−3の出力は1つ合成され、単一の平滑コンデンサ26が接続され、平滑コンデンサ26の出力側に直流出力端子28を設け、三相交流から変換した直流電力を出力するようにしている。
インバータ回路10−1〜10−3に対しては1系統の制御回路36が設けられている。制御回路36は制御IC38とドライブ回路40を備えている。制御IC38には、平滑コンデンサ26から出力される直流出力電圧が抵抗41,42,44の分圧回路を介して入力される。制御IC38は直流出力電圧が所定電圧に安定するように、インバータ10−1〜10−3を共通にスイッチング制御する。
制御IC38の直流出力電圧に対する応答は、抵抗46とコンデンサ48を備えた時定数回路により調整することができ、本実施形態にあっては、この時定数を入力交流電源の1周期では応答することのない周波数応答ゲインに設定するようにしている。
ドライブ回路40は、制御IC38から出力された制御信号に基づいて生成したスイッチング信号を、ドライブトランス30のドライブトランス1次巻線32に供給している。
ドライブトランス30は1つの1次巻線32に対し3つのドライブ2次巻線34−1〜34−3を備えており、2次巻線34−1〜34−3のそれぞれはインバータ回路10−1〜10−3に設けたドライブ回路16−1〜16−3に入力接続されている。これによって単一の制御回路36により3つのインバータ回路10−1〜10−3を同一周波数で共通にスイッチング制御する。
また制御IC38は電流保護回路を内蔵しており、その電流保護端子45に対し、インバータ回路18−1〜18−3に対応して設けた過電流検出回路50−1,50−2,50−3を接続している。
過電流検出回路50−1〜50−3は、インバータ回路10−1〜10−3に設けているカレントトランス1次巻線35−11〜35−13に結合されたカレントトランス2次巻線35−21,35−22,35−23を入力接続し、それぞれのインバータ回路におけるインバータ電流を検出している。
過電流検出回路50−1〜50−3の検出出力は、ダイオード52−1,52−2,52−3によるダイオードオアを介して、制御IC38の過電流保護端子45に接続されている。
このため制御IC38に内蔵している過電流保護回路は、3つのインバータ回路10−1〜10−3において、過電流検出回路50−1〜50−3で検出される過電流検出信号のうち最大の過電流検出信号を入力して、過電流保護動作を行うことになる。
図1の回路構成を示した図2の回路ブロック図にあっては、図1のインバータ回路10−1〜10−3について、出力トランス18−1〜18−3の2次側を取り出し、1次側をインバータ回路10−1〜10−3の1つのブロックとして示しており、インバータ回路10−1〜10−3に設けているダイオードブリッジ12−1〜12−3を交流電源端子R,S,Tに対しスター接続している回路構成を明確に示している。
なお図1にあっては、図2におけるスター接続の中点について端子Nを取り出しているが、端子Nはなくても問題ない。
次に図1の実施形態における力率改善回路としての基本的な動作機能を説明する。本実施形態の制御回路36にあっては、次の3つの条件により他励フライバック型のインバータ回路10−1〜10−3を、直流出力電圧を一定電圧に安定させるようにスイッチング制御している。
(1)スイッチング制御のオンデューティを絞ることで不連続モードを維持して動作する。
(2)各相のインバータ回路を一定周波数で駆動する。
(3)交流周波数(50Hzまたは60Hz)の1周期に対し、変動の少ないデューティ比(周期内でデューティを変化させない)で駆動する。
このような(1)〜(3)の条件により各相のインバータ回路10−1〜10−3をスイッチング制御すると、各インバータ回路10−1〜10−3のそれぞれを定抵抗として動作させることができる。
即ち、各相のインバータ回路10−1〜10−3におけるピーク電流をI、入力電圧をV、オンデューティ時間をTon、更に出力トランス18−1〜18−3のインダクタンスをLとすると、次式の関係が得られる。
I=V(Ton/L) (1)
この(1)式から(Ton/L)を前記(1)〜(3)の条件により一定に保つようにスイッチング制御すると、入力電圧Vに比例した入力電流Iが流れることとなり、これは定抵抗と同じ動作をすることになり、これによって本実施形態のインバータ回路10−1〜10−3のそれぞれは、三相交流電力を直流電力に変換する際のスイッチング制御において力率を1に近づけるという力率改善を行うことができる。
図3は図1のインバータ10−1〜10−3及び制御回路36に設けているドライブ回路16−1〜16−3及びドライブ回路40の詳細を示した回路ブロック図である。
図3において、制御回路36の制御IC38に続いて設けているドライブ回路40は、制御IC38からの出力端子に続いて、抵抗58を介して、NPN型のトランジスタ54とPNP型のトランジスタ56を直列接続したドライブトランス駆動用トランジスタ回路のベースに接続している。
トランジスタ54と内部電源として使う制御電源との間には抵抗60が接続され、抵抗60はインバータ回路に設けているインバータ素子のオフからオンに立ち上がる際の速度を調整するために設けている。
トランジスタ54,56に続いてはコンデンサ62と抵抗64の直列回路が設けられ、この回路はドライブトランス駆動用トランジスタ回路におけるNPN型のトランジスタ54がオンしたときの寄生発振防止のために設けたCR直列回路を構成している。
続いてダイオード66が逆向きに接続されており、ダイオード66はドライブトランス駆動用トランジスタ回路のトランジスタ54,56に逆電圧や順方向の高電圧が印加しないように保護するための回路を構成している。
続いてドライブトランス30に対する直流重畳防止用のコンデンサ68を介してドライブトランス2次巻線32を接続している。コンデンサ68にはツェナーダイオード70が並列接続され、ツェナーダイオード70はスイッチング制御におけるデューティの過渡変動時に、インバータ回路に設けているインバータ素子14−1〜14−3のゲートに異常電圧が印加するのを阻止するために設けている。
インバータ回路18−1〜18−3側に設けられるドライブ回路16−1〜16−3は同じ回路構成を持ち、例えばインバータ回路18−1に対応したドライブ回路16−1を例に取ると、ドライブトランス2次巻線34−1とインバータ素子14−1の間に、トランジスタ72−1、ダイオード74−1,80−1及び抵抗76−1,78−1を備えた回路を設けている。
トランジスタ72−1は、インバータ素子14−1をオンからオフにする際のスピードアップ用のトランジスタである。即ちタレイフライバック型のインバータ回路にあっては、インバータ素子14−1をオンしたときに出力トランスの1次巻線にエネルギーを蓄え、続いてインバータ素子14−1をオフしたときに1次巻線に蓄えたエネルギーを2次側に伝達する動作を行うことから、エネルギーを2次側に伝達する際のインバータ素子14−1のオンからオフに切り替わる際のスピードをトランジスタ72−1の動作で高速化し、エネルギー伝達効率を高めている。
ドライブトランス2次巻線34−1とトランジスタ72−1のエミッタとの間に接続されたダイオード74−1は、インバータ素子14−1をオンからオフに切り替える際に、トランジスタ72−1に優先的にベース電流を流してスピードアップ動作を促進させるためのダイオードである。
トランジスタ72−1のベース側に接続している抵抗76−1は、トランジスタ72−1のベース電流制限用の抵抗である。更に抵抗78−1は、インバータ素子14−1の発振防止用のゲート抵抗である。
この図3に示すような1系統の制御回路36により、各相のドライブ回路16−1〜16−3を1つのドライブトランス30により、前記(1)〜(3)に示したように、不連続モードで、低周波数で且つ交流周波数の周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動し、各相のインバータ回路を定抵抗として動作することで力率を改善することができる。
図4は図1の過電流保護回路系の詳細を示した回路ブロック図である。図4において、制御回路36側については、制御IC38の過電流保護端子45に対し接続している各相の過電流保護回路50−1〜50−3の回路構成を示しており、これに併せて各相のインバータ回路10−1〜10−3側に設けているドライブ回路16−1〜16−3、インバータ素子14−1〜14−3及びカレントトランス1次巻線35−11〜35−13を取り出して示している。
各相に対応した過電流保護回路50−1〜50−3は、カレントトランス2次巻線35−21,35−22,35−23のそれぞれに対しダイオード86−1,86−2,86−3を直列接続することで、各相のインバータ電流により誘起された2次電圧に比例した直流電圧を抵抗88の両端に発生しており、抵抗88−1〜88−3のそれぞれは、ダイオードオアを構成するダイオード52−1〜52−3を介して、制御IC38の過電流保護端子45側に接続される。
このダイオード52−1〜52−3のダイオードオアの過電流保護端子45に対する接続につき、抵抗84,85による分圧回路で分圧した過電流検出電圧を入力しており、分圧回路を介して入力することで、インバータ回路18−1〜18−3におけるインバータ電流(ドレイン電流)のノイズや外来ノイズの影響を受けにくくしている。もちろん、分圧回路を設けずに直接、過電流保護端子45に接続してもよい。コンデンサ82は、過電流保護端子45に入力する外来ノイズを除去するために設けている。
このような各相のインバータ回路10−1〜10−3に対応して設けた過電流保護回路系によれば、3つのインバータ回路10−1〜10−3における最も大きな過電流につき、制御ICに内蔵している過電流保護回路が動作することとなり、過電流保護回路に設定している過電流閾値を過電流検出電圧が超えたときに、制御IC38によるインバータ回路10−1〜10−3のスイッチング動作を停止して過電流保護を図ることになる。
また電源投入時に各相のインバータ回路10−1〜10−3のそれぞれに流れる突入電流についても、過電流保護回路で検出動作が行われ、1系統の制御回路36に設けている制御IC38の過電流保護回路により突入電流に対する保護動作が行われているため、各相のインバータ回路10−1〜10−3につき個別に突入電流保護回路を設ける必要はない。
図5は位相シフトしたスイッチング制御により高周波リップルの低減を図る本発明による力率改善回路の第2実施形態を示した回路ブロック図であり、図6にその制御回路の詳細を示している。
図5において、第2実施形態にあっては、三相交流電源の電源入力端子R,S,Tに対し、インバータ回路10−11,10−12,10−13に設けているダイオードブリッジ12−1,12−2,12−3をスター接続しており、この点は図1の第1実施形態と同じである。
インバータ回路10−11〜10−13は、インバータ回路10−11に代表して示す回路構成を備えている。インバータ回路10−11には、インバータ素子数nをn=3とした場合、交流位相角360°をインバータ素子数n=3で割った(360°/n)=120°の位相差をもつn種類のスイッチング信号、即ち、0°、120°、240°の位相差をもつ3種類のスイッチング信号により駆動するn=3個の他励フライバック型のインバータ回路部が設けられている。
即ち、位相0°、120°、240°で駆動されるインバータ回路部は、ドライブトランス2次巻線34−11,34−12,34−13、ドライブ回路16−11,16−12,16−13、インバータ素子14−11,14−12,14−13及び1次巻線20−11,20−12,20−13及び2次巻線22−11,22−12,22−13を備えた出力トランス18−11,18−12,18−13、整流ダイオード24−11,24−12,24−13で構成されている。
他のインバータ回路10−12,10−13についても、インバータ回路10−11と同様に、スイッチング信号の位相0°、120°、240°に対応した3系統のインバータ回路部が並列的に設けられている。
出力回路側は、インバータ回路10−11〜10−13に設けている3つの出力トランスの2次巻線22−11〜22−33に接続している整流ダイオード24−11〜24−33の9つの出力側を1つに合わせた後に、単一の平滑コンデンサ26に接続し、直流出力端子28に所定電圧の直流電力を供給している。
制御回路36−1は各相のインバータ回路10−1〜10−13に対し1系統の回路として設けられ、制御回路36−1は図1の第1実施形態における(1)〜(3)と同じ条件、即ち、オンデューティを絞る不連続モードで、一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより、前記(1)式の関係を継続し、これによって、定抵抗として動作させることで入力電圧に入力電流を比例させ、力率を改善させている。
図5の制御回路36−1詳細を示す図6にあっては、制御IC38に対する直流出力電圧の入力は図1の実施形態と同じであり、制御IC38の周波数応答ゲインも、抵抗46とコンデンサ48の時定数回路により、入力交流電圧の周期以内となる直流出力電圧の低い周波数変動に対しては応答することのない時定数の周波数応答ゲインを設定している。
制御部36からの制御信号は、3系統に分けて設けた位相0°、120°及び240°の各ドライブ系統に入力されている。ドライブ回路40−1は位相0°に対応しており、制御IC38からの制御信号をそのまま入力して、位相0°のスイッチング信号をドライブトランス2次巻線32−1に出力する。
120°シフト回路90−2は制御信号を位相120°シフトし、ドライブ回路40−2で120°位相のずれたスイッチング信号をドライブトランス1次巻線32−2に出力している。更に240°シフト回路90−3にあっては、240°位相シフトした制御信号をドライブ回路40−3に入力し、ドライブトランス2次巻線に240°位相シフトしたスイッチング信号を供給している。
120°シフト回路90−2及び240°シフト回路90−3におけるスイッチングデューティの位相をずらす回路構成としては、アナログ回路またはデジタル回路による遅延回路を用いる。
制御ICの過電流保護端子45に対しては、図5のインバータ回路10−11〜10−13に3系統ずつ設けているインバータ回路の9つのカレントトランス1次巻線に対応したカレントトランス2次巻線35−211〜35−233を設け、それぞれ過電流検出回路50−11〜50−33より過電流検出電圧に変換した後、ダイオード52−11〜52−33によるダイオードオアを介して制御IC38の過電流保護端子45に接続しており、したがって、各相のインバータ10−11に3系統設けた合計9つの過電流検出信号の中の最大の過電流検出信号につき、制御IC38に内蔵している過電流保護回路が過電流保護動作を行うことになる。
この図5及び図6に示した第2実施形態によれば、各相に対応したインバータ回路10−11〜10−13に設けた3系統の位相0°、120°、240°に対応した並列的なスイッチング制御を行って三相交流電圧を直流電力に変換することで、そのリップル電圧が0°、120°及び240°ずつずれて出力側で1つに合成され、これによって120°ずつずれた3つのリップル電圧の相殺により、高周波リップルを低減することができる。
なお図5,図6の第2実施形態にあっては、インバータ素子数をn=3としてインバータ回路10−11〜10−13のそれぞれに3系統のインバータ回路部を設けた場合を例に取っているが、インバータ素子数をn=2としてインバータ回路部を2系統設けた場合には、それぞれの位相を0°と180°ずらすようにスイッチング制御することで、180°ずれた2つのリップル電圧の相殺により、高周波リップルを低減することができる。
図7はスター接続とデルタ接続を切替可能な本発明の第3実施形態を示した回路ブロック図である。図7(A)は、図7(B)に示すブロック10の1次側のインバータ回路部を1つのブロックとしてインバータ10−1〜10−3として示しており、三相交流電源端子R,S,Tに対し、各相のインバータ10−1〜10−3を3つの切替スイッチ94−1,94−2,94−3の切替えによりスター接続からデルタ接続に切替えできるようにしている。
切替スイッチ94−1〜94−3はスター接続接点aとデルタ接続接点bを有し、連動したスイッチとして切り替えることができる。図示の切替スイッチ94−1〜94−3のスター接続端子aの接続位置にあっては、インバータ10−1〜10−3は、図2の第1実施形態に示したと同様、三相交流R,S,Tに対しスター接続としている。
一方、切替スイッチ94−1〜94−3をデルタ接続端子b側に切り替えると、三相交流の電源入力端子R,S,Tに対し3つのインバータ10−1〜10−3をデルタ接続とすることができる。
このような図7の実施形態におけるスター接続とデルタ接続の切替えは、次のような使い方に活用できる。
まず図示のインバータ回路10−1〜10−3のスター接続にあっては、それぞれに入力する交流電圧は1/√3に低減できるので、インバータ回路10−1〜10−3に設けているインバータ素子14に耐圧の低い素子を使用することができる。例えば三相交流としてAC400ボルト系の場合についてはスター接続に切り替えることで印加電圧を1/√3に低減し、インバータ素子の耐圧を有利にすることができる。
一方、インバータ回路10−1〜10−3を切替スイッチ94−1〜94−3の切替えでデルタ接続端子b側に切り替えるデルタ接続の場合には、インバータ回路10−1〜10−3に流れる電流を1/√3に低減できるので、このような場合には例えばスター接続を適用するAC400ボルト系に対し、AC200ボルト系の三相交流を対象としてデルタ接続に切替え、インバータ回路10−1〜10−3に流れる電流を1/√3に低減することで、インバータ素子や出力トランスの電流損失を低減する使い方ができる。
図8は六相交流電源を対象にインバータ回路をスター接続した本発明の第4実施形態を示した回路ブロック図である。図8において、インバータ回路10−1〜10−6は図7(B)に示したと同じ回路構成を備えており、これはインバータ回路の1次側であることから、2次側については図2の第1実施形態に示したように、それぞれの出力トランスを整流ダイオードを介して1つに合わせた後に、単一の平滑コンデンサにより直流出力電力を取り出すようにしている。
即ち本発明は、三相交流以外の多相交流につき、まったく同様なスター接続の構成を取ることで、出力平滑や制御系は1系統でよく、インバータ回路10−1〜10−6のそれぞれを前記(1)〜(3)の条件により制御して低抵抗と動作させることで力率改善を図ることができる。
図9は力率改善回路の後段にDC−DCコンバータを接続した本発明の第5実施形態を示した回路ブロック図である。図9において、力率改善回路部96は図2の第1実施形態と同じ回路であり、力率改善回路部96の出力段にDC−DCコンバータ98を接続している。
DC−DCコンバータ98としては適宜のスイッチングレギュレータを使用することができ、力率改善回路部96から入力した直流電圧を所定の一定電圧に安定化して、直流出力端子28から負荷に供給することができる。
ここで力率改善回路部96に設けた制御回路36は、平滑コンデンサ26からの出力電圧ではなく、DC−DCコンバータ98の直流出力電圧を入力し、これを所定電圧に安定するようにインバータ回路10−1〜10−3をスイッチング制御しているが、平滑コンデンサ26から出力される直流電圧を入力してスイッチング制御してもよい。
また力率改善回路部96の出力段に設けた平滑コンデンサ26の容量とDC−DCコンバータの停止電圧の設定を調整することで、三相交流電源の瞬断などに対し、直流電力を維持する任意の保持時間を確保することができる。
この図9の実施形態における力率改善回路部96の出力段にDC−DCコンバータ98を設ける構成は、図5の実施形態、図7の実施形態、更には図8の実施形態のいずれについても同様に適用することができる。
また本実施形態のインバータ回路10−1〜10−3にあっては、他励フライバック型のインバータ回路を使用していることから、昇圧チョップの場合に必ず入力電圧よりも高い出力電圧でなければ力率改善動作ができないことと異なり、出力電圧を任意に設定しても十分な力率改善動作を行うことができる。
更に、本発明は、単相交流力率改善回路を提供するものであり、その実施形態は、図1の三相交流力率改善回路について、インバータ回路10−1を残し、インバータ回路10−2,10−3を除き、また、制御回路36から過電流検出回路50−2,50−3、ダイオード52−2,52−3を除いたインバータ10−1ののみの制御回路系とすれば良い。
このような回路構成をもつ単相交流力率改善回路にいても、制御回路36により、前記(1)〜(3)に示したように、不連続モードで、低周波数で且つ交流周波数の周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動し、インバータ回路10−1を定抵抗として動作することで、単相交流電力を直流電力に変換する際の力率を改善することができる。
なお、上記の実施形態にあっては、カレントトランス1次巻線はマイナス側ラインに接続しているが、プラス側ラインに接続しても同様の動作が得られる。
また、インバータ素子としてMOSFETを使用しているが、これに限定される適宜のスイッチ素子を用いることができる。
また、出力回路側の整流ダイオードの換わりに、MOSFETを用いた同期整流回路としても良い。
また、全波整流回路を構成する入力スタックダイオードの前後に高周波フィルタを接続しても良い。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による力率改善回路の第1実施形態を示した回路ブロック図 図1の力率改善回路における三相交流端子に対するスター接続を示した回路ブロック図 図1のドライブ回路径の詳細を示した回路ブロック図 図1の過電流保護回路系の詳細を示した回路ブロック図 位相シフトしたスイッチング制御を行う本発明による力率改善回路の第2実施形態を示した回路ブロック図 図5の制御部の詳細を示した回路ブロック図 スター接続とデルタ接続を切替得可能な本発明の第3実施形態を示した回路ブロック図 6相交流電源を対象にインバータ回路スター接続した本発明の第4実施形態を示した回路ブロック図 力率改善回路の後段にDC−DCコンバータを接続した本発明の第5実施形態を示した回路ブロック図 昇圧チョッパをデルタ接続した従来の三相交流力率改善回路を示したブロック図
符号の説明
10−1〜10−6:インバータ回路
12,12−1〜12−3:ダイオードブリッジ
14,14−1〜14−3:インバータ素子
16,16−1〜16−3,16−11〜16−13:ドライブ回路
18−1〜18−3,18−11〜18−13:出力トランス
20−1〜20−3,20−11〜20−13:1次巻線
22−1〜22−3,22−11〜22−33:2次巻線
24−1〜24−3,24−11〜24−33:整流ダイオード
26:平滑コンデンサ
28:出力端子
30:ドライブトランス
32,32−1〜32−3:ドライブ1次巻線
34,34−1〜34−3,34−211〜34−233:ドライブ2次巻線
35−11〜35−13:カレントトランス1次巻線
35−21〜35−23:カレントトランス2次巻線
36,36−1:制御部
38:制御IC
40:ドライブ回路
41,42,44,46,58,60,64,76−1〜76−3,78−1〜78−3,84,85,86−1〜86−3:抵抗
45:過電流保護端子
48,62,82:コンデンサ
50−1〜50−3,50−11〜50−33:過電流検出回路
52−1〜52−3,74−1〜74−3,80−1〜80−3,88−1〜88−3:ダイオード
54,56,72−1〜72−3:トランジスタ
70:ツェナーダイオード
90−2:120°シフト回路
90−3:240°シフト回路
94−1〜94−3:切替スイッチ
96:力率改善回路部
98:DC−DCコンバータ

Claims (9)

  1. 全波整流回路、インバータ素子、前記インバータ素子のドライブ回路、出力トランス及び出力整流回路を備え、他励フライバック動作を行う多相交流電源の相数分のインバータ回路と、
    前記相数分のインバータ回路の全波整流回路を多相交流電源に対しスター接続する入力接続回路と、
    前記相数分のインバータ回路の各出力整流回路を並列接続して単一の平滑回路に接続して直流電力を出力する出力接続回路と、
    前記出力接続回路で得られた直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、前記相数分のインバータ回路を、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる制御回路と、
    を設けたことを特徴とする多相交流力率改善回路。
  2. 請求項1記載の多相交流力率改善回路に於いて、前記制御回路は、スイッチング信号を入力する1次巻線と、前記相数分のインバータ回路に設けた各ドライブ回路に接続する相数分の2次巻線とを備えた単一のドライブトランスにより前記相数分のインバータ回路の各インバータ素子を共通にスイッチング制御することを特徴とする多相交流力率改善回路。
  3. 請求項1記載の多相交流力率改善回路に於いて、前記相数分のインバータ回路はインバータ電流を検出する相数分のカレントトランスを備え、前記制御回路は前記相数分のカレントトランスで検出したインバータ電流の中の最大電流に対し保護動作する過電流保護回路を備えたことを特徴とする多相交流力率改善回路。
  4. 請求項1記載の多相交流力率改善回路に於いて、前記制御回路は、入力交流電圧の周期以内となる前記直流出力電圧の低い周波数変動に対しては応答することのない周波数応答ゲインを設定したことを特徴とする多相交流力率改善回路。
  5. 請求項1記載の多相交流力率改善回路に於いて、更に、前記相数分のインバータ回路の出力接続回路に続いて出力電圧を所定電圧に安定させる単一のDC−DCコンバータを接続したことを特徴とする多相交流力率改善回路。
  6. 請求項1記載の多相交流力率改善回路に於いて、更に、前記複数のインバータ回路の各全波整流回路を、多相交流電源に対するスター接続とデルタ接続とに切替える切替回路を設けたことを特徴とする多相交流力率改善回路。
  7. 全波整流回路に続いて、複数のインバータ素子、前記各インバータ素子に設けた複数のドライブ回路、前記複数のインバータ素子により駆動される複数の出力トランス及び前記複数の出力トランス毎に設けた出力整流回路を備え、他励フライバック動作を行う多相交流電源の相数分のインバータ回路と、
    前記相数分のインバータ回路の全波整流回路を多相交流電源に対しスター接続する入力接続回路と、
    前記相数分のインバータ回路の各出力整流回路を並列接続して平滑回路に接続して直流電力を出力する出力接続回路と、
    前記出力接続回路で得られた直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、前記相数分のインバータ回路に設けている複数のインバータ素子を、360°を前記インバータ素子数で割った位相差をもつ複数のスイッチング信号により、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる制御回路と、
    を設けたことを特徴とする多相交流力率改善回路。
  8. 請求項7記載の多相交流力率改善回路に於いて、前記制御回路は、インバータ素子数をnとした場合、360°/nの位相差をもつn種類のスイッチング信号により各インバータ回路に設けているn個のインバータ素子をスイッチング制御することを特徴とする多相交流力率改善回路。
  9. 単相交流を入力して全波整流する全波整流回路、インバータ素子、前記インバータ素子のドライブ回路、出力トランス、出力整流回路及び平滑回路を備え、他励フライバック動作を行うインバータ回路と、
    前記インバータ回路で得られた直流出力電圧を入力して所定電圧を維持するように、不連続モードを維持しつつ一定周波数で且つ交流周波数の1周期に対し変動の少ないデューティ比で駆動することにより定抵抗として動作させる制御回路と、
    を設けたことを特徴とする単相交流力率改善回路。
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