JP2009260781A - 移動体用通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信リンク接続の信頼性を向上する。
【解決手段】制御部は、進行方向側に設置されたアンテナ12aから受信した受信信号強度が第1所定閾値以上であると判定した後、進行方向後方側に設置されたアンテナ12bから受信した受信信号強度が第2所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定し、通信リンクが可であると判定されると基地局との間で通信リンクを確立する。
【選択図】図5

Description

本発明は、固定局との間で通信可能に構成され移動体に搭載可能な移動体用通信装置に関する。
この種の通信装置を用いた通信システムの一例として、狭域通信(DSRC)システムがある。この狭域通信システムの規格が非特許文献1に開示されている。この規格によれば、移動局は、基地局(固定局)から定期的に送信される信号を受信した信号レベルが受信感度を上回る場合に誤り検定を複数回実行した後、基地局に通信リンクすることを推奨しているため、特許文献1に開示されている技術思想では、無線基地局によって構成される通信エリアに進入する際、又は該通信エリアから退出する際に、受信信号強度判定結果と誤り検定結果とを論理積又は論理和によって無線基地局との通信可否を判定する方法が提案されている。
また、その他にも、料金収受用無線装置およびそのシステムに関し、料金収受の信頼性を向上させるため、料金収受用アンテナの誤通信を検出するための誤通信検出用アンテナを設けた技術思想も提供されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、素子アンテナの一部の素子アンテナが受信信号品質に従って適応的に選択してサブアレーを構成し、受信回路に接続している技術思想も提供されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−209511号公報 特開2007−241542号公報 特開平8−279780号公報 ARIB STD−T75 狭域通信(DSRC)システム標準規格(社団法人 電波産業会)
しかしながら、特許文献1に開示されている技術思想では、高速走行する複数の移動局に対し路面からの反射波や隣接レーンからの干渉波、受信機内部の熱雑音の影響等によって何度もリンク接続又は切断を繰り返してしまうことを軽減することはできるものの、移動体の速度が遅い場合や渋滞等で停車した場合などには、定置構造物または移動体による反射等のフェージングの影響によって本来の通信エリア外にスポット的に通信可能なエリアが形成された場合、電界強度の安定しない場所でもリンク接続してしまうという虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、通信リンク接続の信頼性を向上した移動体用通信装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、次のように作用する。判定手段は、移動体の進行方向に空間的に離間して配置された複数のアンテナから受信した受信信号の強度がそれぞれ所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定する。通信制御手段は、判定手段により通信リンクが可であると判定されると固定局との間で通信リンクを確立するため、進行方向に離間した複数のアンテナ共に受信信号強度が閾値以上とならない限り通信リンク接続を開始しないため、たとえスポット的に通信可能なエリアが存在したり、電界強度が安定しない場所が存在したとしても通信リンク接続することがなくなり、通信リンク接続の信頼性を向上できる。
請求項2記載の発明によれば、次のように作用する。第1判定手段が、移動体の進行方向に離間して配置された複数のアンテナのうち進行方向側に配置された一のアンテナから受信した受信信号の強度が第1の所定閾値以上であるか否か判定する。第2判定手段は、第1判定手段により受信信号の強度が第1の所定閾値以上であると判定されたことを条件とすると共に、複数のアンテナのうちの移動体の進行方向の後方側の他のアンテナから受信した受信信号の強度が第2の所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定し、通信制御手段は、第2判定手段により通信リンクが可であると判定されると固定局との間で通信リンクを確立するため、進行方向に離間した少なくとも2つのアンテナの双方共に受信信号強度が閾値以上とならない限り通信リンク接続を開始しないため、たとえスポット的に通信可能なエリアが存在したり、電界強度が安定しない場所が存在したとしても通信リンク接続することがなくなり、通信リンク接続の信頼性を向上できる。
請求項3記載の発明によれば、通信リンクが可であると判定された後、移動体の進行方向の後方側に配置されたアンテナを固定局との間の通信リンク時の通信用アンテナとして適用することで、前方側に配置されたアンテナでの受信信号を通信状態の予測信号として、例えば請求項6に記載するような通信リンク接続の信頼性を向上するための制御に利用できる。
請求項4記載の発明のように第1の所定閾値が第2所定閾値と異なって設定することも可能である。そこで、第1の所定閾値を第2所定閾値よりも高く設定すれば、雑音などによるゆらぎの影響で発生する誤判定を排除し、進行方向の後方側に配置されたアンテナによってより信頼性の高い通信リンク接続を実現できる。
請求項6記載の発明によれば、通信制御手段は、アンテナによる受信電力に応じてデータ通信中の受信ゲインまたは/および送信時ゲインを制御するため、データの送受信制御を良好に保つことができる。
以下、本発明の移動体用通信装置をDSRC路車間通信システムの車載機に適用した一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、DSRC路車間通信システムの概略を示している。
この図1に示すように、DSRCシステム1は、道路などに設置された路側システム2と、移動局としての車載器3とを備えた路車間通信システムとして構成されている。DSRC(Dedicated Short Range Communication)は、ETC(Electronic Toll Collection)、ガソリンスタンドや駐車場などにおける決済および物流管理などに用いられるように実用化が進められており、例えば5.8GHz帯の通信帯域が利用されており狭域通信と称されている。
路側システム2は、センター装置4、路側制御装置5、路側無線装置および固定局としての基地局6とをネットワークNを介して接続することによって構成されている。センター装置4は、路側システム2を統括管理する。路側制御装置5は基地局6を制御する。車載器3は、基地局6との間でDSRC規格によって無線通信可能に構成されている。
図2は、車載器の電気的構成を概略的に示している。
この図2に示すように、車載器3は、電源部7、メモリ8、制御部9、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)部10、送受信部11を具備して車両C内に設置された複数のアンテナ12(12a、12b)を接続して構成されている。
電源部7は、外部(車載バッテリ)からの電源供給を受けて直流電源を内部に供給する。メモリ8は、送受信時に必要なデータの保持、および送受信プログラムなどを記憶する。HMI部10は、図示しないスピーカやLEDによって外部との通信結果などの車載器3の状態を表示する。送受信部11は、路側システム2の基地局6との間でアンテナ12(12a、12b)を通じて無線通信する。制御部9は無線通信の制御、各種通信処理などを行うCPUによって構成されており、通信制御手段、判定手段として機能する。
図3は、DSRC通信システムの通信可能エリアと車載器のアンテナの配設位置とを概略的に示している。
この図3に示すように、基地局6の通信エリアAは、車両Cの進行方向に対向した方向に向けて設定されており、1台の基地局6が通信可能なエリアAは、基地局6の手前の所定幅領域(例えば3〜30m程度)であり、車両Cがこの通信エリアAに位置しているときには通信リンク接続可能となっており、当該通信エリアA内に位置しているときには所定の通信処理を行い、通信リンクを切断するという一連の通信処理を行うことが可能となる。
しかし、この通信エリアAの進行方向手前には、車載器3と基地局6との間の通信処理が不安定となるディップ部Dが存在し、このディップ部D内では、車載器3の受信電界強度が弱いため車両C内の車載器3と基地局6とが通信リンクを開始したとしても途中で通信が途切れる場合もある。
また、図4に示すように、車両Cが走行する走行車線Z1に対向した対向車線Z2に基地局6が設置されている場合には、たとえ基地局6が対向車線Z2にのみ通信処理可能な強度の電波信号を送信したとしても当該送信電波がフェージングなどの影響によって車両Cの走行車線Z1側に漏洩してしまい通信リンク接続されてしまう場合もある。そこで、本実施形態では、車両C内のアンテナ12を複数設け、車載器3がこれらのアンテナ12(12a、12b)の受信信号を利用して通信処理するようにしている。
本実施形態においては、図3または図4に示すように、車両Cの進行方向後方側のアンテナ12bが、車両C内のダッシュボードの上に配置されており、車両Cの進行方向側のアンテナ12aが車両C前部のボンネット最前端に配置されている。これらのアンテナ12a、12bは、車両Cが通信エリアAに入場したときに路側の基地局6の電波発信部と対向するように配設されており、車両C内において進行方向に所定間隔(例えば数十cm〜数m程度)離間して配置されている。このアンテナ12a、12b間の間隔(複数のアンテナの最大間隔)は、通信エリアAの進行方向長(例えば数m〜数十m程度)に比較して例えば数分の1程度に短く設定されている。
上記構成の動作について説明する。
図5は、車載器のリンク接続およびリンク切断状態の状態遷移図を示している。
この図5に示すように、車載器3の制御部9は、リンク切断状態にあるときにはリリースタイマが動作し再接続処理が可となる(S0)と、車両Cの前部に設置されたアンテナ12aを通じて受信する信号強度を検出し(S1)、この受信信号強度が第1所定閾値以上であるか否かを判定し(S2)、この条件を満たした場合に第1段階としてリンク接続可であると認定する。
次に、制御部9は、車両Cの進行方向後方側に配置されたアンテナ11bから受信する受信信号強度を検出し(S3)、この受信信号強度が第2所定閾値以上であるか否かを判定し(S4)、この条件を満たした場合に第2段階として通信リンク接続が可であると認定する。このとき、第1所定閾値と第2所定閾値とは同一レベルであっても良いし異なるレベルであっても良い。アンテナ12aの受信電界強度の第1所定閾値が、アンテナ12bの受信電界強度の第2所定閾値よりも高ければ、たとえ電界強度分布の揺らぎがあったとしても判定用の閾値レベルを厳しく設定できるため、より通信リンク接続の信頼性を向上できるようになる。
制御部9は、これらのアンテナ12(12a、12b)からの受信信号強度の条件を全て満たした場合に限り、通信スロットを割付けて(S5)から、通信リンク接続を開始してリンク接続状態に移行する。尚、アンテナ12の数は2つに限られず、車両の進行方向に沿って3つ以上の複数個設置されていても良い。
車載器3の制御部9は、通信リンク接続を開始すると、データの送受信を行い(S6)、所望の通信が完了すると、基地局6側からリリースコマンドを受信する(S7)か、もしくは、送受信処理がタイムアウトする(S8)までリンク接続状態を維持する。制御部9は、ステップS7またはS8の条件を満たしたときには通信リンク切断状態に移行する。
図6は、車両の停止状態もしくは低速走行状態における基地局の送信電波のイメージ図を示している。この図6は、車両Cが図3中のディップ部D内に位置している場合の受信電界強度の様子を模式的なイメージ図によって示している。
この図6に示すように、基地局6が通信エリアA内に向けて電波信号を送信するときには、基地局6の送信信号のディップ部D内の電界強度Sは、その搬送波の波長に応じて山と谷を生じる。尚、車載器3が所定の通信エリアA内に位置しているときは十分に閾値を上回る。
図7は、ディップ部を低速走行した場合において車載器の接続アンテナが受信する電界強度と閾値との関係およびその判定結果を概略的に示している。
各アンテナ12a、12bは、互いに設置位置が車両Cの進行方向に離間している。特に、アンテナ12a、12bの互いの間隔は、ディップD部における波の山と谷の間隔よりも大きくなっている。このため、各アンテナ12a、12bが受信する電波信号の電界強度も異なり、アンテナ12aの受信信号は、後方側のアンテナ12bが将来的に受信する信号の様子を予測するようになっている。
図7に示すように、車両Cが進行方向に進むと、車両Cの進行方向後方側に設置されたアンテナ12bは、アンテナ12aが受信する受信信号の波よりも遅い波の信号を受信する。アンテナ12a、12b間の設置間隔が例えば数十cm程度に調整されていれば、図7に示すように、アンテナ12aの受信信号強度が閾値以上となった場合であっても、アンテナ12bの受信信号強度が閾値を下回り、逆に、アンテナ12bの受信信号強度が閾値以上となった場合であってもアンテナ12bの受信信号強度が閾値を下回る場合もある。このような場合には、図5の状態遷移図内において、通信リンクの切断状態が保持されることになる。
したがって、車載器3は、ディップ部Dのように電界強度の不安定な領域内では基地局6との間で通信リンク接続を確立することがない。尚、車両Cが停止状態である場合にも同様に通信リンクが接続を開始することはない。
図8は、基地局の通信可能エリアを車両が高速走行した場合に車載器の接続アンテナが受信する電界強度と閾値との関係およびその判定結果を概略的に示している。
図8に示すように、通信エリアA内では、アンテナ12a、12b共に十分に強い電界強度の電波信号を受信するが、前述と同様に、アンテナ12bが受信する受信信号の波は、アンテナ12aが受信する受信信号の波よりも遅れる。したがって、通信エリアA内では、車両Cが進行方向に走行すると、アンテナ12aの受信信号強度の方が先に閾値以上になる(図8の(1)参照)。
その後、通信エリアA内においてアンテナ12aおよび12bの受信信号強度が共に閾値以上になると、その地点Xにおいて車載器3の制御部9は通信リンク接続を開始する(図8の(2)参照)。車両Cの走行中に車載器3が基地局6との間の通信処理に用いるアンテナとしてはアンテナ12bを適用すると良い。すると、通信処理を安定して行うことができる。
尚、DSRCシステム1においては、車載器3は、通信リンク接続を開始するのに際し、基地局6が定期的に通信エリアAに送信する信号を複数回受信することで接続判定している。車載器3がこの定期的送信信号を所定の通信エリアAの範囲内で複数回受信する間に通信リンクが遮断してしまうと、再度通信リンク接続開始処理から繰り返す必要を生じることで結果的に多大な時間を要してしまうことになり、通信エリアA内の通過速度が速い場合には通信エリアA内で通信を完了できない虞が生じてしまう。
例えば、従来のように、車載器3が1つのアンテナを接続して構成されている場合には、車載器3がディップ部D内で定期的送信信号を1回受信し通信リンク接続を開始し再度次の定期的送信信号を受信するときに車両Cが受信電界強度の低い場所に移動してしまうとリンク途切れが生じてしまう虞がある。この場合、再度通信エリアA内で通信リンク接続開始処理から繰り返されるものの、一旦通信エリアAの周辺のディップ部Dでリンク途切れが生じている場合には、再度通信リンク接続を開始するまでに準備時間を必要としてしまい、結果的に通信エリアAの中心付近から通信リンク接続を開始する虞もある。すると、車両Cが高速走行している場合には通信エリアA内で通信を完了できない虞を生じてしまう。
本実施形態によれば、アンテナ12aおよび12bが、車両C内の進行方向に空間的に離間して配置され、制御部9は複数のアンテナ12aおよび12bから受信した受信信号の強度がそれぞれ第1所定閾値、第2所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定し、この条件を満たしたときに基地局6との間で通信リンクを確立開始するようにしているため、電界強度の安定しない場所(例えば、ディップ部D、基地局6の設置場所の対向車線など)で通信リンクの接続開始を防止できる。すると、車載器3は、通信エリアAの周縁領域において基地局6からの1回目の定期的送信信号を受信できるようになり、車両Cが高速走行していたとしても通信エリアA内で通信処理を中断することなく正常に終了できる。これにより、通信リンク接続の信頼性を向上できる。
また、制御部9は、アンテナ12aから受信した受信信号強度が第1所定閾値以上であると判定した後、アンテナ12bから受信した受信信号の強度が第2所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定し、通信リンクが可であると判定されると基地局6との間で通信リンクを確立するため、進行方向に離間したアンテナ12a、12bの受信信号強度が共に閾値以上とならない限り通信リンク接続を開始しない。このため、たとえスポット的に通信可能なエリアが存在し電界強度が安定しない場所が存在したとしても通信リンク接続することがなくなり、通信リンク接続の信頼性を向上できる。
また、制御部9は、通信リンクが可であると判定された後には、車両Cの進行方向の後方側に配置されたアンテナ12bを基地局6との間の通信リンク時の通信用アンテナとして適用するため、通信処理に要する時間を極力少なくしながら安定した通信処理を行うことができ、通信リンク接続の信頼性を向上できる。
制御部9は、車両C内に配置されたアンテナ12a、12bによる受信電力に応じてデータ通信中の受信ゲインまたは/および送信時ゲインを制御すると、データの送受信制御を良好に保つことができる。
(変形例)
図9は、前述実施形態の変形例を示すもので、3つのアンテナが進行方向に並んで設置されている場合に車載器の接続アンテナが受信する電界強度と閾値との関係およびその判定結果を概略的に示している。
この図9に示すように、車両Cの進行方向側から順に3つのアンテナ(A)〜(C)が後方に向けて並んで設置されている場合には、車両Cの進行方向側に位置するアンテナ(A)の受信電界強度から順に閾値以上となる傾向にあるため、全てのアンテナ(A)〜(C)から受信する電界強度が全て閾値以上となった地点Xにおいて通信リンク接続が可であると判定すれば、前述実施形態と同様の作用効果が得られる。この場合、車載器3が通信リンク接続する場合のアンテナとして最後方に設置されたアンテナ(C)を適用すると、通信処理に要する時間を極力少なくしながら安定した通信処理を行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
前述実施形態では、車両Cの進行方向側に設置されたアンテナ12aの受信信号の電界強度が閾値以上となる条件を満たしてから、さらに車両Cの後方側のアンテナ12bの受信信号の電界強度が閾値以上となる条件を判定しているが、判定順序はこれに限られない。すなわち、車両進行方向後方側のアンテナ12bの電界強度の条件を判定してから車両進行方向側のアンテナ12aの電界強度の条件を判定するようにしても良い。
本発明の一実施形態について路車間通信システムの電気的構成を示すブロック図 車載器の電気的構成を示すブロック図 通信エリアとディップ部と車両のアンテナの設置位置を概略的に示す図 反対車線に対する電波漏洩状況を概略的に示す図 リンク接続遮断の状態遷移図 ディップ部における基地局の電波信号の電界強度分布のイメージ図 アンテナの受信電界強度の変化の様子を示す模式図(ディップ部低速走行時) アンテナの受信電界強度の変化の様子を示す模式図(高速走行時:その1) アンテナの受信電界強度の変化の様子を示す模式図(高速走行時:その2)
符号の説明
図面中、1はDSRC通信システム、2は路側システム、3は車載器(移動体用通信装置)、6は基地局(固定局)、9は制御部(通信制御手段、判定手段)、Cは車両(移動体)を示す。

Claims (6)

  1. 固定局との間で通信可能に構成され移動体に搭載可能な通信装置において、
    前記移動体の進行方向に空間的に離間して配置された複数のアンテナから受信した受信信号の強度がそれぞれ所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定する判定手段と、
    この判定手段により通信リンクが可であると判定されると前記固定局との間で通信リンクを確立する通信制御手段とを備えたことを特徴とする移動体用通信装置。
  2. 固定局との間で通信可能に構成され移動体に搭載可能な通信装置において、
    前記移動体の進行方向に空間的に離間して配置された複数のアンテナのうち進行方向側に配置された一のアンテナから受信した受信信号の強度が第1の所定閾値以上であるか否か判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段により受信信号の強度が第1の所定閾値以上であると判定されたことを条件とすると共に、前記複数のアンテナのうちの移動体の進行方向の後方側の他のアンテナから受信した受信信号の強度が第2の所定閾値以上であることを条件として通信リンクが可であると判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段により通信リンクが可であると判定されると前記固定局との間で通信リンクを確立する通信制御手段とを備えたことを特徴とする移動体用通信装置。
  3. 前記通信制御手段は、通信リンクが可であると判定された後、移動体の進行方向の後方側に配置された他のアンテナを前記固定局との間の通信リンク時の通信用アンテナとして適用することを特徴とする請求項1または2記載の移動体用通信装置。
  4. 前記第1の所定閾値および第2の所定閾値が互いに異なることを特徴とする請求項2または3記載の移動体用通信装置。
  5. 前記第1の所定閾値が、前記第2の所定閾値よりも高いことを特徴とする請求項4記載の移動体用通信装置。
  6. 前記通信制御手段は、前記アンテナによる受信電力に応じてデータ通信中の受信ゲインまたは/および送信時ゲインを制御することを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の移動体用通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11461061B2 (en) 2019-12-23 2022-10-04 Canon Kabushiki Kaisha Communication system, communication apparatus, and control method using wireless communication

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