JP2009260665A - 画像送信装置、画像送信装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像送信装置、画像送信装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像情報を送信する画像処理装置において、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立すること。
【解決手段】通信回線を介して画像情報を送信する画像処理装置1であって、送信すべき画像情報を取得し、画像情報を送信する送信先に関する送信先情報として文字列を取得し、画像情報の送信を実行する前に取得された画像情報の内容を操作者に確認させるために表示することを送信先情報に基づいて決定して表示する事を特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像送信装置、画像送信装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関し、特に送信すべき画像のプレビューによる確認の効率化に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ等の画像形成装置、画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機等として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理機能のうちファクシミリ機能において、機密情報の誤送信を回避する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示された方法においては、ユーザによって原稿の送信が指示された後、実際に原稿を送信する前に、送信する原稿の画像を装置の表示部に表示してユーザに確認させる。装置は、送信すべき原稿の画像全てが表示されたことを条件として、送信を実行するため、ユーザに送信する原稿に機密情報が含まれていないかを確認させることが可能となる。
特開2007−166201号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法を用いる場合、送信前に原稿の画像を表示させる機能の適用有無をユーザが選択するため、ユーザがその機能を無効とした場合、目的を達成することが不可能である。また、ユーザによる機能の適用有無を不可能とし、必ず送信前の原稿画像表示を実行する場合、機密情報の漏洩とは成らない宛先、例えば同社内等の宛先への送信においても、画像を確認する必要がある。画像の表示には相応の時間を要することも有り、非効率な処理となってしまう。
尚、このような課題は、画像情報を送信する画像処理装置としてファクシミリが代表的であるが、ネットワークを介して画像情報を送信する装置であれば、同様に課題となり得る。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、画像情報を送信する画像処理装置において、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通信回線を介して画像情報を送信する画像送信装置であって、前記送信すべき画像情報を取得する画像情報取得部と、前記画像情報を送信する送信先に関する送信先情報として前記送信先を示す文字列を取得する送信先情報取得部と、前記画像情報の送信を実行する前に前記取得された画像情報の内容を操作者に確認させるために表示する画像情報表示部と、前記画像情報表示部による画像情報の表示要否に関する表示要否情報として所定の文字又は文字列を記憶している表示要否情報記憶部と、前記表示要否情報として記憶されている文字または文字列が前記送信先情報として取得された文字列に含まれるか否かに基づいて前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定する表示決定部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像送信装置において、前記送信先情報取得部は、電話番号を前記送信先情報として取得し、前記表示決定部は、前記記憶されている文字または文字列が前記取得された電話番号の先頭の文字または文字列として含まれるか否かに基づいて前記画像情報表示部による前記画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像送信装置において、前記送信先情報取得部は、メールアドレスを前記送信先に関する情報として取得し、前記表示決定部は、前記記憶されている文字または文字列が前記取得されたメールアドレスのドメイン情報として含まれるか否かに基づいて前記画像情報表示部による前記画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像送信装置において、前記表示要否情報記憶部は、前記送信先情報に対応する情報を記憶しており、前記表示決定部は、前記取得された送信先情報及び前記表示要否情報記憶部に記憶された情報であって前記取得された送信先情報に対応する情報に基づいて前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像送信装置において、前記表示要否情報記憶部は、前記送信先情報に対応する情報と前記画像情報表示部による前記画像情報の表示要否を示す情報とを関連付けて記憶しており、前記表示決定部は、前記取得された送信先情報に対応する情報に関連付けられている前記表示要否を示す情報に基づいて前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の画像送信装置において、前記表示要否情報記憶部は、前記画像情報表示部による画像情報の表示を実行しない送信先に関する送信先情報に対応する情報を記憶しており、前記表示決定部は、前記表示要否情報記憶部が前記取得された送信先情報に対応する情報を記憶している場合、前記画像情報表示部による画像情報の表示の省略を決定することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像送信装置において、前記送信先情報取得部は、複数の前記送信先情報を取得し、前記表示決定部は、前記取得された複数の送信先情報のうち少なくとも1つが前記前記画像情報表示部による画像情報の表示を実行する送信先情報である場合、前記前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像送信装置において、前記画像情報表示部が前記画像情報の内容を表示する前に、前記画像情報の内容を確認すべきことを前記操作者に通知する通知部を有することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像送信装置において、前記通知部は、前記取得された送信先情報を前記操作者に通知することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、通信回線を介して画像情報を送信する画像送信装置の制御方法であって、前記送信すべき画像情報を取得し、前記画像情報を送信する送信先に関する送信先情報として前記送信先を示す文字列を取得し、予め記憶されている情報であって前記画像情報の表示要否に関する表示要否情報として所定の文字又は文字列を取得し、前記表示要否情報として記憶されている文字または文字列が前記送信先情報として取得された文字列に含まれるか否かに基づいて前記画像情報の送信を実行する前に前記取得された画像情報の内容を操作者に確認させるために表示することを決定し、前記決定に基づいて前記画像情報を表示する事を特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、制御プログラムであって、請求項10に記載の制御方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、記録媒体であって、請求項11に記載の制御プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、上記実情を考慮してなされたものであり、画像情報を送信する画像処理装置において、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態においては、画像情報を送信する画像送信装置としてファクシミリ装置を例とし、ファクシミリ機能を有する画像処理装置を例として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、エンジン30、ROM(Read Only Memory)40、NVRAM(Non―Volatile Random Access Memory)50及びI/F60がバス90を介して接続されている。また、I/F60にはLCD(Liquid Crystal Display)70及び操作部80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像処理装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。エンジン30は、スキャナやプリンタ等の画像処理機能を実行する画像処理エンジンである。ROM40は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
NVRAM50は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム及びアプリケーション・プログラムの動作パラメータの情報等が格納される。I/F60は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD70は、ユーザが画像処理装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部80は、キーボードやマウス等、ユーザが画像処理装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM40やNVRAM50若しくは図示しないHDD(Hard Disk Drive)や光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像処理装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図2は、本実施形態に係る画像処理装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施例に係る画像処理装置1は、コントローラ100、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)101、スキャナユニット102、排紙トレイ103、ネットワークI/F104、ファクシミリI/F105、給紙テーブル106、プリントエンジン107、排紙トレイ108及びサブNVRAM109を有する。
また、コントローラ100は、主制御部111、エンジン制御部112、入出力制御部113、画像処理部114、操作表示制御部115及び宛先記憶部116を有する。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。図2に示すような構成により、本実施形態に係る画像処理装置1は、G3ファクシミリ通信を行なう機能、LAN(Local Area Network)を介してメール送受信を行なう機能、複写物をプリントアウトする複写機能を備えている。
ネットワークI/F104は、画像処理装置1がクライアント端末等の他の機器と通信する際のインタフェースであり、図1に示すI/F60によって実現される。クライアント端末が送信した印刷ジョブは、ネットワークI/F104を介してコントローラ100に入力され、コントローラ100の制御に従って印刷ジョブに基づいた画像形成処理が実行される。ファクシミリI/F105は、画像処理装置1がファクシミリとして機能する際に、画像情報を公衆回線網に送信するためのインタフェースであり、図1に示すI/F60によって実現される。
ディスプレイパネル109は、画像処理装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置1を直接操作する際の入力インタフェースでもあり、図1に示すLCD70及び操作部80によって実現される。図3に、本実施形態に係るディスプレイパネル109の正面図を示す。
図3に示すように、本実施形態に係るディスプレイパネル109は、初期設定キー191、コピーキー192、ファクスキー193、タッチパネル194、クリアキー195、テンキー196、ストップキー197及びスタートキー198を有する。初期設定キー191は、タッチパネル194に初期設定画面を表示させ、画像処理装置1の動作モードを初期設定モードとするために押下するキーである。
コピーキー192は、ユーザが画像処理装置1を操作して複写動作を制御するためのGUI(Graphical User Interface)をタッチパネル194に表示させ、画像処理装置1の動作モードをコピーモードとするために押下するキーである。ファクスキー193は、ユーザが画像処理装置1を操作してファクシミリ動作を制御するためのGUIをタッチパネル194に表示させ、画像処理装置1の動作モードをファクシミリモードとするために押下するキーである。
タッチパネル194は、液晶表示装置等の表示部と当該表示部に対する接触若しくは押下を検知するセンサとして構成される。タッチパネル194は、画像処理装置1の操作ガイダンスの表示や、入力情報のフィードバック表示等、画像処理装置1の動作状態に関するメッセージ及びファクシミリ機能により送信すべき原稿の画像を表示する。また、タッチパネル194は、ユーザが画像処理装置1に対して情報を入力する入力インタフェースとして機能する。タッチパネル194を介した情報入力は、タッチパネル194に表示される操作項目をタッチ操作することで行われ、そのユーザのタッチ操作の発生およびタッチ座標等は、タッチパネル194を構成するセンサにより検出されて、コントローラ100に入力される。
スタートキー198は、画像処理装置1がスキャナ、ファクシミリ若しくは複写機として動作する際の原稿読取開始を指示するために押下するキーである。ストップキー197は、画像処理装置1がユーザに指示に基づいて実行している動作の停止を指令入力するため押下するキーである。テンキー196は、電話番号などの数字(数値)情報を入力するために押下するキーである。クリアキー195は、テンキー196を介して入力した電話番号等を消去するために押下するキーである。
主制御部111は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部112は、プリントエンジン107やスキャナユニット102等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部113は、ネットワークI/F104を介して入力される印刷ジョブ等の情報を主制御部111に入力すると共に、主制御部111の命令に従ってネットワークI/F104を介してネットワークに接続された他の装置に情報を送信する。また、入出力制御部113は、ファクシミリI/F105を介してファクシミリとして送信された画像情報を受信すると共に、主制御部111の命令に従ってファクシミリI/F105を介してファクシミリ送信を実行する。
画像処理部114は、主制御部111の制御に従い、印刷ジョブに含まれる情報等に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、プリントエンジン107が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部114は、スキャナユニット102から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として図示しないHDDに格納され若しくはネットワークI/F104を介してクライアント端末等に送信される情報である。
操作表示制御部115は、ディスプレイパネル109のタッチパネル194若しくは各種のキーからユーザによって入力される操作情報を主制御部111に入力すると共に、主制御部111の命令に従ってディスプレイパネル109のタッチパネル194に情報表示を行なう。宛先記憶部116は、画像処理装置1がファクシミリとして機能し、画像送信を実行する際の宛先に関する情報を記憶している。
図4に、本実施形態に係る宛先記憶部116が記憶している情報の例を示す。図4に示すように、本実施形態に係る宛先記憶部116においては、夫々の宛先を示す名称が、夫々の宛先を識別するID、夫々の宛先をディスプレイパネル109に表示する際に用いるキー表示名、宛先情報及びその宛先に画像情報を送信する際、送信すべき画像情報の確認画面(プレビュー)の表示要否を示す情報と関連付けられて記憶している。本実施形態に係る宛先情報とは、画像情報を送信する送信先を示す送信先情報である。即ち、宛先記憶部116が送信先情報記憶部として機能する。
画像処理装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部113がホストI/F104に接続されたUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)を介して印刷ジョブを受信することにより印刷ジョブが発生する。印刷ジョブが発生すると、画像処理部114が主制御部111の命令に従い、印刷ジョブ若しくはHDD等の図示しない記憶媒体に含まれる蓄積文書等の情報に基づいて描画情報を生成する。画像処理部114によって生成された描画情報は、順次図示しないHDDにスプールされる。
エンジン制御部112は、主制御部111の制御に従い、給紙テーブル106を駆動して印刷用紙をプリントエンジン107に搬送する。また、エンジン制御部112は、図示しないHDDにスプールされた描画情報を取得し、プリントエンジン107に入力する。プリントエンジン107は、エンジン制御部112から受信した描画情報に基づき、給紙テーブル106から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン107が画像形成部として動作する。プリントエンジン107の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン107によって画像形成が施された文書は排紙トレイ108に排紙される。
画像処理装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル109に設けられたスタートキー198の操作若しくはネットワークI/F104を介して外部のホスト装置から入力されるスキャン実行指示に応じて入出力制御部113が主制御部111にスキャン実行信号を送信する。主制御部111は、入出力制御部113から受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部112を制御する。エンジン制御部112は、ADF101を駆動し、ADF101にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット102に搬送する。また、エンジン制御部112は、スキャナユニット102を駆動し、ADF101から搬送される原稿を撮像する。また、ADF101に原稿がセットされておらず、スキャナユニット102に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット102は、エンジン制御部112の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット102が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット102に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部112は、スキャナユニット102が生成した撮像情報を画像処理部114に転送する。画像処理部114は、主制御部111の制御に従い、エンジン制御部112から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部114が生成した画像情報は順次図示しないHDDにスプールされる。即ち、エンジン制御部112及び画像処理部114が連動して画像情報取得部として機能する。画像処理部114によって生成され、HDDにスプールされた画像情報は、ユーザの指示に応じてHDDに格納され若しくは入出力制御部113及びネットワークI/F104を介して外部のホスト装置に送信される。
また、画像処理装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部112がスキャナユニット102から受信した撮像情報若しくは画像処理部114が生成しHDDに格納された画像情報に基づき、画像処理部114が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部112がプリントエンジン107を駆動する。また、画像処理装置1がファクシミリとして動作する場合は、上述したスキャン動作の結果画像処理部114がファクシミリ送信すべき画像情報を生成し、主制御部111が入出力制御部113を制御してファクシミリI/F105を介して上記生成された画像情報を送信する。
このような画像処理装置1において、本実施形態の要旨は、ファクシミリ機能を実行して画像情報を送信する際、送信すべき画像情報の確認画面(プレビュー)の表示要否をその送信先に基づいて判断することにある。以下、本実施形態に係る画像処理装置1のファクシミリ機能の動作について説明する。図5は、本実施形態に係る画像処理装置1のファクシミリとしての動作を示すフローチャートである。
ユーザがディスプレイパネル109のファクスキー193を押下することにより、ディスプレイパネル109がコントローラ100の操作表示制御部115にファクシミリモードへの遷移を指示する信号が入力される。主制御部111は、操作表示制御部115がディスプレイパネル109から受信した信号の転送を受け、操作表示制御部115を制御してディスプレイパネル109のタッチパネル194に表示するGUIを変更し、情報処理装置1の動作モードがファクシミリモードに遷移する(S501)。
画像処理装置1がファクシミリモードに遷移すると、ユーザはディスプレイパネル109を操作して原稿を送信する宛先の情報(宛先情報)を入力する。主制御部111は、操作表示制御部115を介して、ディスプレイパネル109から入力された宛先情報を取得する(S502)。即ち、主制御部111及び操作表示制御部115が連動して、画像情報を送信する送信先に関する送信先情報を取得する送信先情報取得部として機能する。その後、ユーザがディスプレイパネル109のスタートキー198を押下することにより、スタート信号が操作表示制御部115を介して主制御部111に入力され、主制御部111は、エンジン制御部112を制御してスキャンを実行する(S503)。
画像送信すべき原稿のスキャンが完了すると、主制御部111は、S502において取得した宛先情報を参照し、宛先情報記憶部116に記憶されている情報に基づいて原稿のプレビューを要する宛先であるか否かを判断する(S504)。即ち、主制御部111がプレビューとしての画像情報の表示を決定する表示決定部として機能する。尚、S504における処理は後に詳述する。画像送信する宛先がプレビューを要しない宛先である場合(S504/NO)、主制御部111は、入出力制御部113を制御し、ファクシミリI/F105を介してスキャンによって生成された画像情報を入力された宛先情報が示す宛先に送信し(S508)、処理を終了する。
他方、画像送信する宛先がプレビューを要する宛先である場合(S504/YES)、主制御部111は、操作表示制御部115を制御してディスプレイパネル109のタッチパネル194にプレビュー画面を表示させる(S505)。即ち、主制御部111及び操作表示制御部115が画像情報表示部として機能する。図6に、本実施形態に係るプレビュー画面の例を示す。本実施形態に係るプレビュー画面は、タッチパネル194にGUIとして表示される。図6に示すように、本実施形態に係るプレビュー画面は、プレビュー部941、前ページ表示指示部942、次ページ表示指示部943、送信実行指示部944及び送信中止指示部945を有する。
プレビュー部941は、S403のスキャン動作において生成された画像情報、即ち送信すべき原稿の画像を表示する。前ページ表示指示部942は、送信すべき画像が複数ページに亘る場合に、プレビュー部941に表示されているページの前のページを表示させるためにタッチする部位である。次ページ表示指示部943は、送信すべき画像が複数ページに亘る場合に、プレビュー部941に表示されているページの次のページを表示させるためにタッチする部位である。送信実行指示部944は、全ページのプレビュー確認後、スキャンした画像の送信の実行を指示するためにタッチする部位である。送信中止指示部945は、プレビューの結果、機密情報が含まれることが確認されたことにより、画像送信の中止を指示するためにタッチする部位である。
図6に示すようなプレビュー画面において送信すべき画像を確認した後、ユーザが送信実行指示部944をタッチした場合(S506/NO)、ディスプレイパネル109から操作表示制御部115に対して送信実行指示信号が入力される。主制御部111は、操作表示制御部115を介して送信実行指示信号を取得すると、入出力制御部113を制御し、ファクシミリI/F105を介してスキャンによって生成された画像情報を入力された宛先情報が示す宛先に送信し(S508)、処理を終了する。
図6に示すようなプレビュー画面において送信すべき画像を確認した後、ユーザが送信中止指示部945をタッチした場合(S506/YES)、ディスプレイパネル109から操作表示制御部115に対して送信中止指示信号が入力される。主制御部111は、操作表示制御部115を介して送信中止指示信号を取得すると、スキャンによって生成され、格納された画像情報を破棄し(S507)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る画像処理装置1の画像送信動作においては、画像情報を送信する宛先に基づいて、プレビューの要否を判断した上で、プレビューが必要であると判断された場合のみプレビューを行なう。これにより、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立することが可能となる。ここで、このような効果を有効に得るためには、宛先情報に基づいたプレビュー要否の判断が好適になされる必要がある。以下、本実施形態に係るプレビュー要否の判断について、説明する。
図7は、本実施形態に係るプレビュー要否判断動作、即ち、図5に示すS504における具体的な動作を示すフローチャートである。図7に示すように、画像送信すべき原稿のスキャンが完了すると(S701)、主制御部111は、図5のS502において取得した宛先情報と一致する宛先情報を宛先記憶部116から抽出する(S702)。該当する宛先情報が宛先記憶部116に記憶されている場合(S703/YES)、主制御部111は、その宛先に関連付けられたプレビュー要否の情報を参照する(S704)。
例えば、図4に示すID“03”の宛先情報のようにプレビューの項目が“OFF”である場合(S704/YES)、主制御部111は、プレビュー不要と判断して(S705)、処理を終了する。図4に示すID“01”の宛先情報のように、プレビューの項目が“ON”である場合(S704/NO)、主制御部111は、プレビュー要と判断して(S706)、処理を終了する。
他方、図5のS502において取得した宛先情報と一致する宛先情報が、宛先記憶部116に記憶されていない場合(S703/NO)、主制御部111は、入力された宛先情報の先頭の文字を参照する(S707)。一般的に、オフィス等から外部へファクシミリや電話を発信する場合、即ち外線発信を行なう場合、発信先である宛先の番号の先頭に“0”を付加して発信することが多い。また、一般的な電話番号は市外局番の先頭が“0”である。本実施形態において、主制御部111は、入力された宛先情報の先頭の文字を参照し、先頭の文字列が“00”である場合、即ち外線発信であると推定され得る場合(S708/YES)、プレビュー要と判断して(S706)、処理を終了する。他方、先頭の文字が“00”でない場合、即ち外線発信でないと推定され得る場合(S708/NO)、主制御部111は、プレビュー不要と判断して(S709)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る画像処理装置1においては、宛先記憶部116に記憶された情報に基づき、画像を送信すべき宛先がプレビューの必要な宛先であるか否かを判断する。また、本実施形態に係る画像処理装置1は、画像を送信すべき宛先が、宛先記憶部116に登録されていない場合、電話番号のような宛先情報としての文字列を参照し、その先頭の文字列が“00”である場合には、外線発信であるとしてプレビューによる機密情報の確認が必要であると判断する。このような態様により、画像情報を送信する画像処理装置において、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立することが可能となる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1における、宛先記憶部116への宛先情報の登録処理について説明する。図8(a)〜(d)は、本実施形態に係る宛先記憶部116への宛先情報の登録処理におけるディスプレイパネル109の画面遷移を示す図である。ディスプレイパネル109において、ユーザが初期設定キー191を押下すると、操作表示制御部115は、主制御部111の制御に従い、図8(a)に示す初期設定選択画面をタッチパネル194に表示させる。図8(a)に示す初期設定選択画面において、“アドレス帳管理”と表示されている部位をユーザがタッチすると、操作表示制御部115は、主制御部111の制御に従い、図8(b)に示すアドレス帳管理画面をタッチパネル194に表示させる。
図8(b)に示すように、アドレス帳管理画面には、既に宛先記憶部116に登録されている宛先情報のキー表示名が表示されている。図8(b)に示す登録済みの宛先情報のいずれか若しくは“新規登録”と表示されている部位をユーザがタッチすると、操作表示制御部115は、主制御部111の制御に従い、図8(c)に示すアドレス帳登録/変更画面をタッチパネル194に表示させる。図8(c)に示すように、アドレス帳登録/変更画面には、宛先名称、キー表示名、送信先を夫々入力する入力部及びその宛先への画像送信に際するプレビュー要否を選択する選択部が含まれる。
図8(c)に示すようなアドレス帳登録/変更画面において、“宛先名称変更”や“キー表示名変更”と表示されている部位をユーザがタッチすると、操作表示制御部115は、主制御部111の制御に従い、図8(d)に示す入力画面をタッチパネル194に表示させる。ユーザが、図8(d)に示す入力画面において宛先名称若しくはキー表示名称を入力し、図8(d)に示す“設定”と表示されている部位をタッチすると、タッチパネル194の表示が図8(c)に示すアドレス帳登録/変更画面に戻り、入力した宛先名称若しくはキー表示名称が夫々の入力部に表示される。
ユーザは、タッチパネル194に表示された操作部やテンキー196を操作することにより、図8(c)に示すアドレス帳登録/変更画面において宛先名称、キー表示名、送信先及びプレビュー対象の情報を入力し、“設定”と表示されている部位をタッチする。これにより、宛先情報の登録若しくは変更が完了し、タッチパネル194の表示が図8(b)に示すアドレス帳管理画面に戻る。この際、宛先情報を新規に登録した場合、そのキー表示名がアドレス長管理画面に新たに表示される。アドレス帳管理画面において“終了”と表示されている部位をタッチすることにより、タッチパネル194の表示が図8(a)に示す初期設定画面に戻る。また、図8(a)に示す初期設定画面において、“終了”と表示されている部位をタッチすることにより、タッチパネル194の表示が図3に示す状態に戻る。このような処理により、宛先記憶部116への宛先情報の登録が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置1においては、ファクシミリ機能によって画像送信を行なう場合において、機密情報の漏洩防止を目的とした送信前の画像確認の要否を判断可能とするものであり、その送信先の情報に基づいて画像確認の要否を判断する。これにより、画像情報を送信する画像処理装置において、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立することが可能となる。
尚、上記実施形態においては、図5のS502において、ユーザによるテンキーの操作により宛先情報を入力する例を説明した。この他、宛先記憶部116に登録されている宛先情報を読み出して入力することも可能である。これらの態様について、図9(a)〜(c)を参照して説明する。図9(a)〜(c)は、画像処理装置1においてファクシミリ機能による画像送信を実行する際の、宛先情報の入力時におけるタッチパネル194の表示例を示す図である。
ユーザがディスプレイパネル109のファクスキー193を押下すると、タッチパネル194の表示が図9(a)に示す送信先入力画面に遷移する。図9(a)に示すように、送信先入力画面においては、宛先記憶部116に登録されている宛先のキー表示名が表示されている。このような送信先入力画面において、ユーザがディスプレイパネル109のテンキー196を操作して送信先の番号を入力すると、図9(b)に示すように、入力した番号が送信先入力部に表示される。他方、図9(a)に示す画面において、ユーザがタッチパネル194に表示されたキー表示名をタッチすると、図9(c)に示すように、タッチしたキー表示名に対応する宛先情報及び宛先名称が送信先入力部に表示される。
このような場合において、図9(c)に示すように、宛先記憶部116に登録されている宛先情報を読み出して入力した場合、送信先の情報に加えてプレビューの要否に関する情報も読み出すことが可能である。従って、宛先記憶部116に登録されている宛先情報を指定して、ファクシミリの送信先とした場合、図5に示すS504の判断においては、図7に示す動作を経ることなく、指定された宛先情報のプレビュー要否に基づいて容易に判断することが可能である。
また、上記実施形態においては、図7において説明した通り、宛先記憶部116に登録されているか否かの判断(S703)をした上で、宛先として入力された文字列の先頭文字列の判断(S708)を実行する例を説明した。しかしながら、外線発信であればプレビュー要、それ以外であればプレビュー不要という判断であれば、少なくとも上記先頭文字列の判断のみで処理することが可能であるため、宛先記憶部116に登録されているか否かの判断(S703)を省略することが可能である。他方、上記説明した宛先記憶部116を参照する場合、外線発信であるかそれ以外であるかの判断に加えて、更に精細な判断が可能となる。
また、上記実施形態においては、画像情報を送信する画像処理装置として、ファクシミリとして動作する画像処理装置1を例として説明した。ファクシミリとして画像情報を送信する場合、送信先として入力される情報は電話番号である。この他、送信先としてメールアドレスを入力し、所定のメールアドレスに画像情報を送信する機能においても、本実施形態を適用することが可能である。このような場合、内部への発信であるか外部への発信であるかの判断には、例えばメールアドレスのドメイン名を用いることができる。
また、上記実施形態においては、図4において説明したように、宛先記憶部116に、プレビュー要否を示す情報が記憶されており、画像送信の実行時においては、その情報を参照してプレビュー要否を判断する(図7のS704)例を説明した。この他、例えば、プレビュー対象外の宛先のみ、コントローラ100内部に記憶しておき、プレビュー要否の判断においては、入力された宛先情報がコントローラ100内部に記憶されているか否かのみを判断しても良い。このような態様は、例えば、上述したように、メールアドレスに対して画像情報を送信する際に、内部発信に該当するドメイン名を1つ登録しておけば、そのドメイン名のアドレスに対して画像送信を行なう場合は、全てプレビュー対象外として判断されるため、特に効果的である。このような例について、以下に説明する。
図10は、プレビュー対象外の宛先のみをコントローラ100内部に記憶しておく態様における画像処理装置1の構成を示すブロック図である。図10に示す態様は、概ね図1に示す態様と同様である。ここで、図10に示す態様において、画像処理装置1は、宛先記憶部116に替えて対象外宛先記憶部117を有する。対象外宛先記憶部117は、画像送信時におけるプレビューを不要とする宛先に関する情報を記憶している記憶部である。尚、本実施形態においては、画像情報の送信先として、メールアドレス及び電話番号のいずれかを指定する場合を例として用いる。
図11は、対象外宛先記憶部117に記憶されている情報の例を示す図である。図11に示すように、本実施形態に係る対象外宛先記憶部117には、対象外理由、ドメイン情報及び夫々の対象外宛先情報を識別するIDが夫々関連付けられて記憶されている。図11の例において、例えばID“01”において示される対象外宛先情報は、“***.jp”で示されるドメインについては、本社のドメインであるため、内部発信の宛先であり、プレビュー表示は不要であることを示している。また、ID“03”において示される対象外宛先情報は、“********”で示される番号については、本社の番号であるため、内部発信の宛先であり、プレビュー表示は不要であることを示している。
図12は、図10の態様におけるプレビュー要否の判断処理(図5のS504)を示すフローチャートである。図12に示すように、画像送信すべき原稿のスキャンが完了すると(S1201)、主制御部111は、図5のS502において取得した宛先情報をキーとして、対象外宛先記憶部117に記憶されている情報を検索する(S1202)。このとき、入力された宛先情報がメールアドレスであれば、ドメイン名の部分をキーとし、入力された宛先情報が電話番号であれば、番号全体をキーとする。
S1202の検索の結果、キーに一致する情報がある場合、即ち、入力された宛先がプレビュー対象外として登録されている場合(S1203/YES)、主制御部111は、プレビュー不要と判断して(S1204)、処理を終了する。他方、キーに一致する情報が記憶されていない場合、即ち、入力された宛先がプレビュー対象外として登録されていない場合(S1203/NO)、主制御部111は、入力された宛先情報の先頭の文字を参照する(S1205)。以降の処理は、図7のS707以降と同様に処理する。このような処理により、プレビュー対象外の宛先を登録するだけで、上記と同様の効果を得ることができる。また、外線発信であっても、例外的にプレビュー対象外とすることも可能となる。
また、上記実施形態においては、画像送信の宛先として一の宛先を指定する場合を例として説明した。しかしながら、実際の画像送信の実行時においては、複数の宛先を指定し、1回のスキャンで複数の宛先に一括して画像送信を実行する場合もあり得る。このような場合、複数指定された夫々の宛先に対して、夫々プレビュー要否を判断することが好ましい。このような例について、以下に説明する。図13(a)〜(d)は、画像情報の送信先として複数の宛先を指定する場合におけるタッチパネル194の表示態様を示す図である。
図13(a)に示すように、複数件の宛先を指定可能な場合、図9(a)〜(c)において説明した表示に加えて、“件数:0”というように、入力済みの宛先の件数を示す表示が加わる。このような入力画面において、ユーザがテンキー196を操作して宛先情報を入力すると、図13(b)に示すように、タッチパネル194の表示において、入力済みの宛先の件数を示す表示が“件数:1”と変化する。また、1件の宛先の入力が完了すると、図13(b)に示すように、タッチパネル194の表示において“宛先追加”という項目が追加される。ユーザが、タッチパネル194において“宛先追加”と表示されている部位をタッチすると、図13(c)に示すように、“件数:1”と表示されたまま、再度宛先情報を入力する画面に遷移する。図13(c)に示す画面において更に宛先情報を入力すると、図13(d)に示すように、タッチパネル194の表示において、入力済みの宛先の件数を示す表示が“件数:2”と変化する。
次に、図13(a)〜(d)のように複数の宛先を指定する場合の、画像送信動作について説明する。図14は、本実施形態に係る画像処理装置1において、複数の宛先を指定する場合の画像送信動作を示すフローチャートである。情報処理装置1の動作モードがファクシミリモードに遷移すると(S1401)、ユーザはディスプレイパネル109を操作して原稿を送信する宛先の情報(宛先情報)を入力し、主制御部111が宛先情報を取得する(S1402)。S1402においては、図13において説明したように、複数の宛先情報が入力される。
その後、ユーザがディスプレイパネル109のスタートキー198を押下することにより、スタート信号が操作表示制御部115を介して主制御部111に入力され、主制御部111は、エンジン制御部112を制御してスキャンを実行する(S1403)。原稿のスキャンが完了すると、主制御部111は、S1402において取得した複数の宛先情報の夫々についてプレビュー要否の判断を実行し、複数の宛先情報にプレビューを要する宛先が含まれるか否かを判断する(S1404)。
入力された全ての宛先情報についてプレビュー要否の判断が完了した結果、プレビューを要する宛先が含まれない場合(S1404/NO)、主制御部111は、入出力制御部113を制御し、ファクシミリI/F105を介してスキャンによって生成された画像情報を入力された宛先情報が示す宛先に送信し(S1408)、処理を終了する。他方、プレビューを要する宛先が含まれる場合(S1404/YES)、主制御部111は、操作表示制御部115を制御してディスプレイパネル109のタッチパネル194にプレビュー画面を表示させる(S1405)。プレビューの表示は、図6において説明した態様と同様に実行する。
図6に示すようなプレビュー画面において送信すべき画像を確認した後、ユーザが送信中止指示部945をタッチした場合(S1406/YES)、ディスプレイパネル109から操作表示制御部115に対して送信中止指示信号が入力される。主制御部111は、操作表示制御部115を介して送信中止指示信号を取得すると、スキャンによって生成され、格納された画像情報を破棄し(S1407)、処理を終了する。
他方、ユーザが送信実行指示部944をタッチした場合(S1406/NO)、ディスプレイパネル109から操作表示制御部115に対して送信実行指示信号が入力される。主制御部111は、操作表示制御部115を介して送信実行指示信号を取得すると、入出力制御部113を制御し、ファクシミリI/F105を介してスキャンによって生成された画像情報を入力された宛先情報が示す宛先に送信し(S1408)、処理を終了する。このような処理により、複数の宛先を指定する場合においても、画像情報を送信する画像処理装置において、機密情報漏洩に対するセキュリティとユーザの利便性とを両立することが可能となる。
次に、図14のS1404におけるプレビュー要否判断について説明する。図15は、図14のS1404におけるプレビュー要否判断の動作を示すフローチャートである。図15に示すように、画像送信すべき原稿のスキャンが完了すると(S1501)、主制御部111は、入力された複数の宛先情報のうち、1つを選択する(S1502)。そして、選択した宛先について、図7において説明した態様と同様に、プレビュー要否の判断を実行する(S1503〜S1510)。
プレビュー要否の判断結果、プレビュー要すると判断された場合(S1507)、主制御部111は、入力された複数の宛先には、プレビューを要する宛先が含まれる(S1404/YES)と判断する。他方、プレビューを要しないと判断された場合(S1506 or S1510)、主制御部111は、入力された全ての宛先情報についてS1503以降の処理が完了したかを判断する(S1511)。
全ての宛先情報について処理が完了していなければ(S1511/NO)、他の宛先情報を選択して(S1502)、処理を繰り返し、全ての宛先情報について処理が完了していれば(S1511/YES)、入力された複数の宛先には、プレビューを要する宛先が含まれない(S1404/NO)と判断する。このような処理により、複数の宛先が指定された場合であっても、プレビュー要否の判断を好適に実行することが可能となる。
尚、図14の例においては、送信中止が指示された場合、画像情報を破棄して処理をする例を説明した。この他、プレビューを要する宛先のみ送信をキャンセルし、プレビューを要しない宛先には送信を実行するようにしても良い。この場合、プレビュー要否判断処理においては、図15において説明したように、プレビューを要する宛先があった場合にプレビューを要する宛先を含むとして処理を終了するのではなく、全ての宛先についてプレビュー要否を判断し、夫々の宛先についてプレビュー要否を示す情報を保持する。これにより、送信中止が指示された場合において、プレビューを要する宛先のみ送信をキャンセルし、プレビューを要しない宛先には送信を実行することができ、ユーザの利便性をより向上することができる。
また、上記の説明においては、指定された宛先がプレビューを要する場合若しくは複数指定された宛先にプレビューを要する宛先が含まれる場合、そのままプレビューを実行する態様を説明した。しかしながら、本実施形態に係るプレビュー機能を知らないユーザが、本実施形態に係る画像処理装置1を操作して画像送信を実行する場合、プレビュー画面が表示されても機密情報を確認することなく送信を実行してしまうことが考えられる。この場合、送信する画像情報に機密情報が含まれるか否かユーザに確認させるというセキュリティ上の目的が達成されない。このような課題は、送信しようとしている画像情報に機密情報が含まれることをユーザに通知するための画面を、プレビュー画面を表示する前に表示することにより解決することができる。
図16に、送信しようとしている画像情報に機密情報が含まれることをユーザに通知するための画面(通知画面)の表示例を示す図である。図16に示す画面は、プレビュー画面を表示する前に、主制御部111が操作表示制御部115を制御することによりディスプレイパネル109のタッチパネル194に表示される。即ち、主制御部111と操作表示制御部115とが連動して通知部として機能する。図16に示すように、タッチパネル194に表示される通知画面には、画像情報を送信しようとしている宛先に外部発信となる宛先が含まれること及び機密情報の確認が必要であることが表示される。
また、通知画面には、画像情報の送信先として指定された宛先情報(図16においては電話番号)が表示される。更に、通知画面には、“プレビュー確認”と表示された部位が含まれ、ユーザがこの部位をタッチすることにより、タッチパネル194の表示が図6において説明した表示に切り換わる。このようにすることによって、プレビュー確認する必要がある理由(送信する宛先が、機密情報の漏洩に注意が必要な宛先であること)をユーザに的確に伝えることができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のディスプレイパネルを示す図である。 本発明の実施形態に係る宛先記憶部に記憶されている情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置による画像送信動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプレビュー表示の表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係るプレビューの要否判断動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る宛先記憶部への宛先情報の登録若しくは更新処理におけるタッチパネルの表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置において画像情報を送信する際の宛先を入力する際のタッチパネルの表示例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る対象外宛先記憶部に記憶されている情報の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るプレビューの要否判断動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る画像処理装置において画像情報を送信する際の宛先を入力する際のタッチパネルの表示例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る画像処理装置による画像送信動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るプレビューの要否判断動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る通知画面の表示例を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
10 CPU
20 RAM
30 エンジン
40 ROM
50 NVRAM
60 I/F
70 LCD
80 操作部
100 コントローラ
101 ADF
102 スキャナユニット
103 排紙トレイ
104 ネットワークI/F
105 ファクシミリI/F
106 給紙テーブル
107 プリントエンジン
108 排紙トレイ
109 ディスプレイパネル
111 主制御部
112 エンジン制御部
113 入出力制御部
114 画像処理部
115 操作表示制御部
116 宛先記憶部
117 対象外宛先記憶部
191 初期設定キー
192 コピーキー
193 ファクスキー
194 タッチパネル
195 クリアキー
196 テンキー
197 ストップキー
198 スタートキー
941 プレビュー部
942 前ページ表示指示部
943 次ページ表示指示部
944 送信実行指示部
945 送信中止指示部

Claims (12)

  1. 通信回線を介して画像情報を送信する画像送信装置であって、
    前記送信すべき画像情報を取得する画像情報取得部と、
    前記画像情報を送信する送信先に関する送信先情報として前記送信先を示す文字列を取得する送信先情報取得部と、
    前記画像情報の送信を実行する前に前記取得された画像情報の内容を操作者に確認させるために表示する画像情報表示部と、
    前記画像情報表示部による画像情報の表示要否に関する表示要否情報として所定の文字又は文字列を記憶している表示要否情報記憶部と、
    前記表示要否情報として記憶されている文字または文字列が前記送信先情報として取得された文字列に含まれるか否かに基づいて前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定する表示決定部とを有することを特徴とする、画像送信装置。
  2. 前記送信先情報取得部は、電話番号を前記送信先情報として取得し、
    前記表示決定部は、前記記憶されている文字または文字列が前記取得された電話番号の先頭の文字または文字列として含まれるか否かに基づいて前記画像情報表示部による前記画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする、請求項1に記載の画像送信装置。
  3. 前記送信先情報取得部は、メールアドレスを前記送信先に関する情報として取得し、
    前記表示決定部は、前記記憶されている文字または文字列が前記取得されたメールアドレスのドメイン情報として含まれるか否かに基づいて前記画像情報表示部による前記画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像送信装置。
  4. 前記表示要否情報記憶部は、前記送信先情報に対応する情報を記憶しており、
    前記表示決定部は、前記取得された送信先情報及び前記表示要否情報記憶部に記憶された情報であって前記取得された送信先情報に対応する情報に基づいて前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする、請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像送信装置。
  5. 前記表示要否情報記憶部は、前記送信先情報に対応する情報と前記画像情報表示部による前記画像情報の表示要否を示す情報とを関連付けて記憶しており、
    前記表示決定部は、前記取得された送信先情報に対応する情報に関連付けられている前記表示要否を示す情報に基づいて前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする、請求項4に記載の画像送信装置。
  6. 前記表示要否情報記憶部は、前記画像情報表示部による画像情報の表示を実行しない送信先に関する送信先情報に対応する情報を記憶しており、
    前記表示決定部は、前記表示要否情報記憶部が前記取得された送信先情報に対応する情報を記憶している場合、前記画像情報表示部による画像情報の表示の省略を決定することを特徴とする、請求項4に記載の画像送信装置。
  7. 前記送信先情報取得部は、複数の前記送信先情報を取得し、
    前記表示決定部は、前記取得された複数の送信先情報のうち少なくとも1つが前記前記画像情報表示部による画像情報の表示を実行する送信先情報である場合、前記前記画像情報表示部による画像情報の表示の実行を決定することを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像送信装置。
  8. 前記画像情報表示部が前記画像情報の内容を表示する前に、前記画像情報の内容を確認すべきことを前記操作者に通知する通知部を有することを特徴とする、請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像送信装置。
  9. 前記通知部は、前記取得された送信先情報を前記操作者に通知することを特徴とする、請求項8に記載の画像送信装置。
  10. 通信回線を介して画像情報を送信する画像送信装置の制御方法であって、
    前記送信すべき画像情報を取得し、
    前記画像情報を送信する送信先に関する送信先情報として前記送信先を示す文字列を取得し、
    予め記憶されている情報であって前記画像情報の表示要否に関する表示要否情報として所定の文字又は文字列を取得し、
    前記表示要否情報として記憶されている文字または文字列が前記送信先情報として取得された文字列に含まれるか否かに基づいて前記画像情報の送信を実行する前に前記取得された画像情報の内容を操作者に確認させるために表示することを決定し、
    前記決定に基づいて前記画像情報を表示する事を特徴とする、画像送信装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の制御方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の制御プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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