JP2009260240A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】タブ線の厚さを大きくすることなくタブ断面積を増大させる太陽電池モジュールを得ること。
【解決手段】表面電極は、おもて面に形成され第1の方向と直交する方向に第1の太陽電池セル60aの端部まで平行に延びる複数の表面グリッド電極33aと、この複数の表面グリッド電極33aの各々の端部を接続するように形成された表面バス電極36aとを有し、タブ線は、第1の太陽電池セル60aのおもて面に表面バス電極36aに沿って延びこの表面バス電極36aと接続される表面側タブ線34aと、第2の太陽電池セル60bの裏面に設けられ表面側タブ線と裏面バス電極とを接続する裏面側タブ線とから成り、表面側タブ線34aは、第1の太陽電池セル60aの第1の方向に平行な端辺から外方にはみ出すように形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、太陽電池セルと隣接する他の太陽電池セルを直列接続する帯状のタブ線を有する太陽電池モジュールに関するものである。
従来、受光面を形成するおもて面に表面電極を有し裏面に裏面電極を有する太陽電池セルが縦横に複数並設され、1つの太陽電池セルとこれに隣接する他の太陽電池セルとを直列に接続するために、1つの太陽電池セルの表面電極と隣接する他の太陽電池セルの裏面電極とを接続する帯状のタブ線を有する太陽電池モジュールがある。
帯状のタブ線は、一般に太陽電池セルのおもて面と裏面とに接続方向に延びて配置されている。このタブ線は一般的に銅箔などの導電性の高い金属の全面をはんだ被覆したものが用いられる。タブ線の接続においては、はんだが塗布された太陽電池セル上にタブ線を配置して加熱し、部分的もしくは全長にわたりタブ線と太陽電池セルとを圧着することにより接続する。
このようなタブ線において、おもて面に設けられるタブ線は、太陽電池パネルの受光面を覆ってしまうが、ある程度幅を狭くすることにより入射光を増やすことができる。一方、このタブ線は、断面積が大きい程、抵抗ロスが小さくなり出力効率が改善する。そのため、タブ線の幅を小さくすることにより入射光を増やし、厚さを大きくすることにより、抵抗ロスの増大を抑制すればよい。しかしながら、タブ線の厚さを大きくすると、はんだ接続時に、タブ線と太陽電池セルとの線膨張係数差によって発生する熱ストレスが大きくなりセル割れが発生する可能性がある。また、封止時のプレス工程でタブ線部分が起点となり割れが発生する可能性や、太陽電池セルの反り、セル割れ、或いは電極剥がれなどが発生する可能性もある。
これに対して従来、タブ線幅の縮小にともなって発生する抵抗損失の増大と、その対向策であるタブ線の厚さ拡大によって発生する太陽電池セルの反り、セル割れ、或いは電極剥がれなどの問題を解消するものとして、下記特許文献1には、タブ線を2層以上に積層して設け、第1のタブ線を第1の接着剤で接合し、その上に重ねて第2のタブ線を第1の接着剤より接着加工温度の低い第2の接着剤で接合する提案がされている。
この提案によれば、第2の接着剤として、第1の接着剤よりも接着加工温度が低いものを用いることにより、第2のタブ線を接着する時の加熱温度を第1のタブ線を接着するときの加熱温度より低い温度で接着でき、第1の接着剤が再び溶解することなく接着を完了できる。このため、加熱−冷却による反り応力発生は第1のタブ線、第2のタブ線と凡そ分けての作用と見ることができ、積層した厚いタブ線を薄いタブ線として扱うことができるため、太陽電池セルの反りをより小さくすることができる。
特開2005−252062号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された方法は、タブ線の厚さ拡大によって発生する太陽電池セルの反り、セル割れ、或いは電極剥がれなどの問題を、完全に解消するものではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、受光面の面積を小さくすることなく、また、タブ線の厚さを大きくすることなく、タブ線の断面積を増大させることができ、太陽電池セルの反り、セル割れ、或いは電極剥がれといったセル破損の原因発生を抑制しつつタブ線の抵抗損失の増大を抑制することができる太陽電池モジュールを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の太陽電池モジュールは、平板状を成しおもて面に表面電極を有し裏面に裏面電極を有する太陽電池セルが複数並設され、第1の太陽電池セルの表面電極とこの第1の太陽電池セルの第1の方向に隣接する第2の太陽電池セルの裏面電極とを接続する帯状のタブ線を有する太陽電池モジュールにおいて、表面電極は、おもて面に形成され第1の方向と直交する方向に第1の太陽電池セルの端部まで平行に延びる複数の表面グリッド電極と、この複数の表面グリッド電極の各々の端部を接続するように形成され第1の太陽電池セルの第1の方向に平行な端辺に沿って延びる表面バス電極とを有し、タブ線は、第1の太陽電池セルのおもて面に表面バス電極に沿って延びこの表面バス電極と接続される表面側タブ線と、第2の太陽電池セルの裏面に設けられ表面側タブ線と裏面電極とを接続する裏面側タブ線とから成り、表面側タブ線は、第1の太陽電池セルの第1の方向に平行な端辺から外方にはみ出すように形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、太陽電池セルの接続方向に延びる帯状のタブ線のうち、太陽電池セルのおもて面側に設けられる表面側タブ線が、太陽電池セルの接続方向に平行な端辺から外方にはみ出すように配置されているので、受光面積を小さくすることなく、タブ線の断面積を増大させることができる。また、タブ線の厚さを大きくすることなくこれを実現できるので、太陽電池セルの反り、セル割れ、或いは電極剥がれといったセル破損の原因発生を抑制しつつタブ線の抵抗損失を小さくすることができる。これにより、出力効率が高く、且つ信頼性の高い太陽電池モジュールとすることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態1の斜視図であり、太陽電池パネルに枠部材を取り付ける様子を示している。図1において、太陽電池モジュール80は、図中XY平面に縦横に複数配列された太陽電池セル60を樹脂封止して成る太陽電池パネル70と、太陽電池パネル70の外縁部を全周にわたって囲む枠部材10とを有している。複数の太陽電池セル60は、図示しないタブ線により、第1の方向である図中X方向に直列に接続されている(なお、太陽電池パネル70の端部においては、Y方向に接続されている箇所もある)。
太陽電池パネル70は、受光面側に図示しない透明基板(ガラス)を配置し、この透明基板の裏面側に直列に接続された複数の太陽電池セル60を並べて配置し、これら複数の太陽電池セル60をEVA(エチレンビニルアセテート)等の樹脂やPET(ポリエチレン・テレフタレート)などの電気的絶縁材料にて封止して作製されている。
枠部材10は、アルミニウムなどの押出成型にて作製され、断面コの字形を成すコ字状部で太陽電池パネル70の外縁部を全周にわたって覆っている。枠部材10は、ブチル系の封止材またはシリコン系の接着剤などを介して太陽電池パネル70に固定され、太陽電池パネル70を補強するとともに、太陽電池パネル70を住宅やビルなどの建物に設けられた図示しない架台に取り付けられるようにする。
図2は、図1に一点鎖線にて示す領域A付近の太陽電池パネル70の部分断面図である。なお、図2においては、太陽電池パネル70を構成する要素の厚さなど誇張して記載している。太陽電池パネル70を構成する積層体は、受光面側から、透明なガラスでなるガラス層21と、複数の太陽電池セル60(60a,60b)及びこれら太陽電池セル60を直列に接続するタブ線34a,34b,35a,35bがEVA等の樹脂で封止されたセル配置層25と、PETやPVF(ポリビニルフルオライド)等でなる耐候性に優れたバックシート層23とが、この順にて積層されている。
複数の太陽電池セル60は、図中X方向に同じ方法にて多数個電気的に接続されるが、ここでは、太陽電池セル60相互間の接続のされ方を説明するために、隣接する2つの太陽電池セルのみを示し、これを太陽電池セル(第1の太陽電池セル)60a及び太陽電池セル(第2の太陽電池セル)60bとして説明する。
図3は、図2に示す積層体から太陽電池セル60a,60bとこれらを電気的に接続するタブ線とを取り出して示す側面図である。図4は、太陽電池セル60a,60bとこれに接続された他の太陽電池セルを表面から見た斜視図である。図5は、図4に示す太陽電池セルの連結を裏面から見た斜視図である。図6は、太陽電池セル60a,60bと、これらを電気的に接続する接続電極の正面図である。図7は、太陽電池セル60a,60bと、これらを電気的に接続する接続電極の背面図である。図8は、図7に破線にて示す領域B付近の電気的接続部の接続部分の部分拡大図である。なお、各図においては、タブ線34a,34b,35a,35bの厚さなどを誇張して記載している。
太陽電池セル60a,60bは、およそ200〜300μmほどの厚みのP型シリコン基板が用いられる。基板上にN型層を形成し、その後、変換効率を向上させるため、反射防止膜等の表面処理が施される。
図3および図6において、この太陽電池セル60a,60bのおもて面には表面処理された受光面が形成されている。そして、この受光面には太陽電池セル60a,60bにより変換された電気エネルギーを取り出す表面電極として、表面グリッド電極33a,33bと表面バス電極36a,36bとが設けられている。図6に示すように、表面グリッド電極33a,33bは、太陽電池セル60a,60bの接続方向である第1の方向と直交する方向に複数本が平行に形成され表面バス電極36a,36bまで延びている。表面グリッド電極33a,33bは、受光面にて発電した電力を無駄なく取り出すために太陽電池セル60a,60bの受光面(おもて面)の全体にわたって形成されている。また、表面バス電極36a,36bは、太陽電池セル60a,60bの第1の方向と平行な両端部に、辺に沿って形成されている。表面バス電極36a,36bは、それぞれ、複数の表面グリッド電極33a,33bの端部をわたって、各々の表面グリッド電極33a,33bを電気的に接続している。
表面グリッド電極33a,33bと表面バス電極36a,36bは、およそ100μm幅の銀ペーストを、太陽電池セル60a,60bの表面に、線状に2mm程度の間隔で複数本塗布し、また、およそ2mm幅の銀ペーストを太陽電池セル60a,60bの端部に辺にそって塗布し、これら銀ペーストを焼成することにより形成されている。そして、平行に複数本塗布された100μm幅の銀ペーストの部分が表面グリッド電極33a,33bとなり、また、太陽電池セル60a,60bの端部に辺にそって塗布された2mm幅の銀ペーストの部分が表面バス電極36a,36bとなる。すなわち、複数の表面グリッド電極33a,33bは、第1の方向と直交する方向に表面バス電極36a,36bまで延び、表面バス電極36a,36bに電気的に接続されている。
図3及び図7において、太陽電池セル60a,60bの裏面(おもて面と反対側の面)には、裏面電極として裏面集電電極32a,32bと裏面バス電極38a,38bが設けられている。裏面集電電極32a,32bは、太陽電池セル60a,60bの裏面全体にわたって形成されている。また、裏面バス電極38a,38bは、2本が対を成して第1の方向に平行に延びて形成されている。
図4および図5において、第1の方向に配列された複数の太陽電池セルが帯状のタブ線により電気的に接続されている。タブ線は、1つの太陽電池セル60(60a)の表面電極(表面バス電極36a)とこれに隣接する他の太陽電池セル60(60b)の裏面電極(裏面バス電極38b)とを接続する。
本実施の形態においては、タブ線は、表面側タブ線34a,34bと裏面側タブ線35a、35bとに分割され設けられている。両タブ線のうち、表面側タブ線34a,34bは、表面バス電極36a,36bの上に延び、当該表面バス電極36a,36bに機械的および電気的に接続されている。一方、裏面側タブ線35a,35bは、裏面バス電極38a,38b上に延び、当該裏面バス電極38a,38bに電気的に接続されている。そして、太陽電池セル60aと隣接する太陽電池セル60bを直列接続するために、太陽電池セル60aの表面側タブ線34aと太陽電池セル60bの裏面側タブ線35bとが接続されている。表面側タブ線34aが、隣接する太陽電池セル60bの裏面に端部をもぐらせることにより表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとが接続されている。なお、ここでは、隣接する2つの太陽電池セル60a,60bの接続のみ説明しているが、実際には、同様の接続が繰り返されて複数の太陽電池セル60が直列に接続されている。
そして、本実施の形態においては、隣接する太陽電池セル60を直列接続するためのタブ線のうち、表面側タブ線34a,34bは、太陽電池セル60a,60bの接続方向(第1の方向)に平行な端辺から外方にはみ出すように配置されている。詳細には、表面側タブ線34a,34bは、太陽電池セル60a,60bの端辺から、それぞれ全幅の約1/2を外方にはみ出すようにして端辺に沿って延びている。そして、表面側タブ線34a,34bは、それぞれ従来の2倍程度である約4mmの幅を有している。しかしながら、表面側タブ線34a,34bが覆ってしまう受光面の幅は、それぞれ従来と同じ約2mmの幅のみである。この構成により、従来のように、太陽電池セルの受光面に、表面側タブ線がはみ出さずに設けられていたものと比べ、表面側タブ線34a,34bの断面積が同じ場合、太陽電池セル60a,60bへのストレスを低減することができる。また、断面積を増加させた場合においても、従来と同程度のストレスに抑制することが出来る。
図7に示すように、裏面側タブ線35a,35bは、従来のものと同じように太陽電池セル60a,60bからはみ出さずに第1の方向に延びている。表面側タブ線34aは、裏面側タブ線35bと接続するために太陽電池セル60a側の端部から、太陽電池セル60bの下にもぐる。しかしながら、裏面側タブ線35a,35bは、太陽電池セル60bの接続方向(第1の方向)に平行な端辺から所定距離内側に入った位置に設けられている。これにより、表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとは側面の一部でしか接続することができない(図5及び図7参照)。そのため、本実施の形態においては、図8に示すように、太陽電池セル60bの裏面の、表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bの接続箇所にあたる位置に銀電極(連結電極)39を設けている。表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bは、この銀電極39を介して電気的に接続されている。
このように、本実施の形態の太陽電池モジュール80は、平板状を成しおもて面に表面電極を有し裏面に裏面電極を有する太陽電池セル60が複数並設され、第1の太陽電池セル60aの表面電極とこの第1の太陽電池セル60aの第1の方向に隣接する第2の太陽電池セル60bの裏面電極とを接続する帯状のタブ線を有する太陽電池モジュールであり、表面電極は、おもて面に形成され第1の方向と直交する方向に第1の太陽電池セル60aの端部まで平行に延びる複数の表面グリッド電極33aと、この複数の表面グリッド電極33aの各々の端部を接続するように形成され第1の太陽電池セル60aの第1の方向に平行な端辺に沿って延びる表面バス電極36aとを有し、タブ線は、第1の太陽電池セル60aのおもて面に表面バス電極36aに沿って延びこの表面バス電極36aと接続される表面側タブ線34aと、第2の太陽電池セル60bの裏面に設けられ表面側タブ線34aと裏面電極(裏面バス電極38b)とを接続する裏面側タブ線35bとから成り、表面側タブ線34aは、第1の太陽電池セル60aの第1の方向に平行な端辺から外方にはみ出すように形成されている。
このような構成の太陽電池モジュール80においては、太陽電池セル60a,60bの接続方向(第1の方向)に延びる帯状のタブ線のうち、太陽電池セル60a,60bのおもて面に設けられる表面側タブ線34a,34bが、太陽電池セル60a,60bの第1の方向に平行な端辺から外方にはみ出すように形成されているので、表面側タブ線34a,34bの厚さを大きくすることなしに、表面側タブ線34a,34bの断面積を拡大できる。また、表面側タブ線34a,34bの厚さを大きくすることなく断面積の拡大を実現できるので、パネル破損の原因発生を抑制しつつタブ線の抵抗ロスを小さくすることができる。これにより、出力効率が高く、且つ信頼性の高い太陽電池モジュールとすることができる。
なお、本実施の形態の、表面側タブ線34a,34bは、およそ4mmの幅を有しているが、各々3mm以上の幅を持てば抵抗ロスがなく良好に通電できることが、発明者らの実験にて明らかにされている。また、本実施の形態においては、表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとが、図5に示すように側面の一部で接続したり、図8で示すように太陽電池セル60bの裏面に形成された銀電極(連結電極)39を介することで接続している。しかし、この限りではなく、例えば、表面側タブ線34aのはみ出しの効果を少し犠牲にし、表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとの接続の容易性を優先して、表面側タブ線34aを端辺に対して斜めに配置してもよい。表面側タブ線34aが斜めに配置された結果表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとの側面同士で接続しない場合でも、太陽電池セル60bの裏面に銀電極39が設けられていれば、銀電極39を介して電気的に接続することができる。また、表面側タブ線34aが斜めに配置された結果表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとが直接重なり合うときには、電気的接続をさらに確実にすることができる。
また、本実施の形態の表面バス電極36a,36b、表面側タブ線34a,34b、裏面バス電極38a,38b、及び裏面側タブ線35a,35bは、太陽電池セル60a,60bの両端部にそれぞれ設けられて対を成しているが、いずれか一方の端部のみに設けられてもよい。
また、本実施の形態の太陽電池モジュールにおいては、裏面側タブ線35a,35bは、従来のものと同じように、太陽電池セル60a,60bの端辺から所定量内方に入った位置に設けられて端辺からはみ出していないが、裏面側タブ線35a,35bにおいても、表面側タブ線34a,34bと同じように、太陽電池セル60a,60bの第1の方向に平行な端辺から外方にはみ出すように形成してもよい。またこれにより、表面側タブ線34aと裏面側タブ線35bとを連続する1本のタブ線としてもよい。
また、図5や図7に示されているように、本実施の形態の太陽電池モジュールにおける裏面バス電極38a、38bは、2本が対を成して第1の方向に延びて形成されているが、1本の裏面側タブ線に対して1本の裏面バス電極が対応している必要はない。例えば、複数個の裏面側バス電極が第1の方向に並んで形成され、それらが1本の裏面側タブ線に接続しても良い。また、表面側タブ線34a、34bと表面バス電極36a、36bとの接続は、表面バス電極36a、36bにはんだを塗布した後に表面側タブ線34a、34bと接続しても良く、または全面を予めはんだ被覆した表面側タブ線34a、34bを表面バス電極36a、36bに接続しても良い。裏面側タブ線35a、35bと裏面側バス電極38a、38bとの接続についても同様である。特に、裏面側タブ線35a、35bの全面を予めはんだ被覆しておけば、裏面側バス電極38a、38bが複数個並んでいた場合、裏面側バス電極38a、38bのそれぞれにはんだを塗布しなくても良いため、裏面側タブ線35a、35bと裏面側バス電極38a、38bとの接続が容易になる。
実施の形態2.
図9は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態2の太陽電池セル及び複数の太陽電池セルを電気的に接続する接続電極の正面図である。本実施の形態においては、太陽電池セル60a,60bの端辺にはみ出すように形成された表面側タブ線34a,34bよりも幅の狭い第2の表面側タブ線37a,37bが、太陽電池セル60a,60bの中央部に形成されている。第2の表面側タブ線37aは、太陽電池セル60a,60bの裏面中央部に設けられた図示しない裏面側タブ線と接続されて、表面グリッド電極33aと裏面集電電極32aとを電気的に接続する。その他の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の第2の表面側タブ線37a,37bの幅に関しては、第2の表面側タブ線37a,37bと表面側タブ線34a,34bとが受光面を覆う幅が、実施の形態1の表面側タブ線34a,34bが受光面を覆う幅と概略同じとなるようにされている。すなわち、実施の形態1では、表面側タブ線34a,34bがそれぞれ受光面を約2mmの幅で覆い合計約4mmの幅が覆われるが、本実施の形態においては、表面側タブ線34a,34bがそれぞれ受光面を約1.4mmの幅で覆い、また第2の表面側タブ線37a,37bが受光面を約1.2mmの幅で覆い、合計で約4mmの幅が覆われる。
このような構成の太陽電池モジュールにおいては、表面側タブ線が太陽電池セルの両端部と中央部とにあるので、太陽電池セルのいずれかの位置でセル割れが発生した場合であっても、両端部に配置したいずれかの表面側タブ線と中央部に配置した第2の表面側タブ線との間で集電が可能となり、出力劣化を防止する。
以上のように、本発明は、太陽電池セルと隣接する他の太陽電池セルを直列接続する帯状のタブ線を有する太陽電池モジュールに適用されて好適なものである。
本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態1の斜視図であり、太陽電池パネルに枠部材を取り付ける様子を示している。 図1に一点鎖線にて示す領域A付近の太陽電池パネルの部分断面図である。 図2に示す積層体から太陽電池セルとこれらを電気的に接続するタブ線を取り出して示す側面図である。 1つの太陽電池セルとこれに接続された他の太陽電池セルを表面から見た斜視図である。 図5は、図4に示す太陽電池セルの連結を裏面から見た斜視図である。 太陽電池セルとこれらを電気的に接続する接続電極の正面図である。 太陽電池セルとこれらを電気的に接続する接続電極の背面図である。 図7に破線にて示す領域B付近の電気的接続部の接続部分の部分拡大図である。 本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態2の太陽電池セル及び複数の太陽電池セルを電気的に接続する接続電極の正面図である。
符号の説明
10 枠部材
21 ガラス層
23 バックシート層
25 セル配置層
32a,32b 裏面集電電極(裏面電極)
33a,33b 表面グリッド電極(表面電極)
34a,34b 表面側タブ線
35a,35b 裏面側タブ線
36a,36b 表面バス電極(表面電極)
37a,37b 第2の表面側タブ線
38a,38b 裏面バス電極(裏面電極)
39 銀電極(連結電極)
60 太陽電池セル
60a 太陽電池セル(第1の太陽電池セル)
60b 太陽電池セル(第2の太陽電池セル)
70 太陽電池パネル
80 太陽電池モジュール

Claims (8)

  1. 平板状を成しおもて面に表面電極を有し裏面に裏面電極を有する太陽電池セルが複数並設され、第1の太陽電池セルの前記表面電極と該第1の太陽電池セルの第1の方向に隣接する第2の太陽電池セルの裏面電極とを接続する帯状のタブ線を有する太陽電池モジュールにおいて、
    前記表面電極は、前記おもて面に形成され第1の方向と直交する方向に前記第1の太陽電池セルの端部まで平行に延びる複数の表面グリッド電極と、該複数の表面グリッド電極の各々の端部を接続するように形成され前記第1の太陽電池セルの第1の方向に平行な端辺に沿って延びる表面バス電極とを有し、
    前記タブ線は、前記第1の太陽電池セルのおもて面に前記表面バス電極に沿って延び該表面バス電極と接続される表面側タブ線と、前記第2の太陽電池セルの裏面に設けられ前記表面側タブ線と前記裏面電極とを接続する裏面側タブ線とから成り、前記表面側タブ線は、前記第1の太陽電池セルの第1の方向に平行な端辺から外方にはみ出すように形成されている
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記表面バス電極、及び前記表面側タブ線は、前記第1の太陽電池セルの第1の方向に平行な両端辺に設けられており、当該両端辺に設けられた前記表面側タブ線は、それぞれ外方にはみ出すように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記裏面側タブ線は、前記第1の太陽電池セルの第1の方向に平行な端辺から所定距離内側に入った位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記表面側タブ線は、銅箔の全面をはんだ被覆したものである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記表面側タブ線は、全幅の1/2の幅を外方にはみ出すように配置されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記表面側タブ線の幅が3mm以上である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記第2の太陽電池セルの裏面に、前記表面側タブ線と前記裏面側タブ線とを電気的に接続する連結電極が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記太陽電池セルの端辺にはみ出すように配置された表面側タブ線よりも幅の狭い第2の表面側タブ線が、太陽電池セルの中央部に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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