JP2009259349A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】置換を行うワード線のアドレスをメモリブロック毎に切換える方式と固定する方式とを切換え可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】ヒューズ部22に高速動作ヒューズHSFUSEを設け、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに、シフト冗長回路6が置換を行うアドレスが、アドレス信号によらずヒューズ素子FUSE0に固定されるように構成する。また高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに、センスアンプの活性化信号であるセンスアンプイネーブル信号の遅延時間が少なくなるように構成する。
【選択図】図5
【解決手段】ヒューズ部22に高速動作ヒューズHSFUSEを設け、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに、シフト冗長回路6が置換を行うアドレスが、アドレス信号によらずヒューズ素子FUSE0に固定されるように構成する。また高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに、センスアンプの活性化信号であるセンスアンプイネーブル信号の遅延時間が少なくなるように構成する。
【選択図】図5
Description
本発明は、冗長回路を含む半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置の1つとして、MRAM(Magnetic Random Access Memory)デバイスがある。MRAMデバイスは、半導体集積回路に形成された複数の薄膜磁性体を用いて不揮発的なデータ記憶を行い、薄膜磁性体の各々に対してランダムアクセスが可能な不揮発性記憶装置である。このMRAMを用いたメモリとして、STTMRAM(Spin Torque Transfer Magnetic Random Access Memory)が提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
STTMRAMなどのメモリデバイスにおいては、メモリセルアレイを構成する複数のメモリブロックで、ワード線とセンスアンプとを共通に用いており、メモリブロックを選択するアドレス信号によって、スペアのワード線と、置換が必要な不良ビットのあるワード線とを切換える場合がある。
スペアのワード線と、不良のあるワード線との切替えは、たとえばシフト冗長回路を用いて行われる。このとき、不良のあるワード線のアドレスをヒューズに記憶し、置換を行うワード線のアドレスをアドレス信号によってメモリブロック毎に切換えるようにして、1つのシフト冗長回路でメモリブロック毎に1つの不良のワード線を置換できるようにしている。
川原、外13名,ISSCC2007 26.5,「双方向電流書換方式および平行化方向読出し方式を用いた2Mbのスピン注入磁化反転方式RAM(2Mb Spin-Transfer Torque RAM (SPRAM) with Bit-by-Bit Bidirectional Current Write and Parallelizing-Direction Current Read)」,2007年,p.480−617
前述のように置換を行うワード線のアドレスをメモリブロック毎に切換える方式(以下「切換方式」という場合がある)では、シフト冗長回路は、ロウデコーダ回路に比べて段数が多くなり、論理回路が複雑になるので、アドレス信号がHレベルとなって充分活性化するまでの時間が長くなる。それに合わせて周辺回路、たとえばセンスアンプの活性化信号を遅延回路を用いて充分に遅らせる必要があるので、高速な読出し動作が困難になるという問題がある。またウエハプロセスの改善が進み、不良の発生率が低くなると、スペアのアドレスは、たとえば1個の回路で1個あれば足りるということが起こり得るので、スペア自体が無駄になる場合があるという問題がある。
このような切換方式に対して、置換を行うワード線のアドレスをメモリブロック毎に切換えずに固定する方式(以下「固定方式」という場合がある)が考えられる。固定方式では、切換方式に比べて高速な読出し動作が可能になり、不良の発生率が低い場合は、歩留まりを高くできるが、不良の発生率が高い場合は、歩留まりが低くなるという問題がある。
製品または新規のプロセスの開発の直後には、不良の発生率が高く、歩留まりが低いので、切換方式を採用する方が好ましいが、プロセスが確立され、不良の発生率が低減すると、高速な読出し動作が可能な固定方式を採用する方が好ましい。したがって、切換方式と固定方式とを適宜切換え可能に構成される半導体記憶装置が要望されている。
本発明は、置換を行うワード線のアドレスをメモリブロック毎に切換える方式と固定する方式とを切換え可能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルから特定のメモリセルを選択してデータの書込動作および読出動作の少なくとも一方を行うための複数の信号線と、前記信号線に信号を入出力するための入出力線と、前記複数の信号線のうちの不良信号線を特定するための不良アドレス信号を出力する不良アドレス信号出力手段と、前記複数の信号線のうちの予め定める固定信号線を特定するための固定アドレス信号を出力する固定アドレス信号出力手段と、前記入出力線と前記信号線との接続を切換える冗長回路と、前記特定のメモリセルへのデータの書込動作および読出動作の少なくとも一方を行うための活性化信号を出力する活性化信号出力手段と、前記活性化信号が入力されると、前記特定のメモリセルへのデータの書込動作および読出動作の少なくとも一方を行う書込読出手段とを備え、前記冗長回路は、前記不良アドレス信号が入力されると、前記不良アドレス信号に基づいて、前記不良信号線が他の信号線によって置換されるように、前記入出力線と前記信号線との接続を切換え、前記固定アドレス信号が入力されると、前記固定アドレス信号に基づいて、前記固定信号線が、予め定める他の固定信号線によって置換されるように、前記入出力線と前記信号線との接続を切換え、前記活性化信号出力手段は、前記固定アドレス信号が前記冗長回路に入力されてから前記活性化信号が出力されるまでの遅延時間が、前記不良アドレス信号が前記冗長回路に入力されてから前記活性化信号が出力されるまでの遅延時間よりも小さくなるように、前記活性化信号を出力することを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置によれば、特定のメモリセルを選択するための複数の信号線と、この信号線に信号を入出力するための入出力線とは、冗長回路に不良アドレス信号が入力されると、不良アドレス信号に基づいて、複数の信号線のうちの不良信号線が他の信号線によって置換されるように接続が切換えられ、冗長回路に固定アドレス信号が入力されると、固定アドレス信号に基づいて、複数の信号線のうちの固定信号線が、他の固定信号線によって置換されるように接続が切換えられる。
これによって、不良の発生率が高いときには、冗長回路に不良アドレス信号を入力することによって、不良信号線を他の信号線に置換することができるので、データの書込みができなくなることを避けることができる。また不良の発生率が低いときには、冗長回路に固定アドレス信号を入力することによって、予め定められた信号線同士を置換することができるので、不良アドレス信号に基づいて切換えを行なう場合に比べて、冗長回路による信号線と入出力線との切換えを高速に行うことができる。これに対応して、活性化信号出力手段は、冗長回路に固定アドレス信号が入力される場合には、冗長回路に不良アドレス信号が入力される場合よりも速く活性化信号を出力するので、書込読出手段の動作速度を高めることができる。このように、不良の発生率が高いときには、動作速度よりも不良の置換を優先し、不良の発生率が低くなったときには動作速度を高くすることができる。したがって、たとえば置換を行うワード線のアドレスをメモリブロック毎に切換える方式と固定する方式とを切換え可能な半導体記憶装置を実現することができる。
<前提技術>
図1は、本発明の前提となる半導体記憶装置1の構成を模式的に示す図である。半導体記憶装置1は、メモリセルアレイMA、ロウデコーダ(Row Decoder)回路2、ヒューズ部5、シフト冗長回路6、メモリブロック選択回路7、カラムデコーダ(Column Decoder)回路8a,8b,8c,8dおよびセンスアンプ9を備えて構成される。ヒューズ部5は、ヒューズ回路3およびヒューズ選択回路4を備える。以下、不特定のカラムデコーダ回路を指す場合、参照符号の添え字「a」〜「d」を省略する。図1中の記号「×」は、メモリセルアレイMAの中のメモリセルの不良箇所を示している。
図1は、本発明の前提となる半導体記憶装置1の構成を模式的に示す図である。半導体記憶装置1は、メモリセルアレイMA、ロウデコーダ(Row Decoder)回路2、ヒューズ部5、シフト冗長回路6、メモリブロック選択回路7、カラムデコーダ(Column Decoder)回路8a,8b,8c,8dおよびセンスアンプ9を備えて構成される。ヒューズ部5は、ヒューズ回路3およびヒューズ選択回路4を備える。以下、不特定のカラムデコーダ回路を指す場合、参照符号の添え字「a」〜「d」を省略する。図1中の記号「×」は、メモリセルアレイMAの中のメモリセルの不良箇所を示している。
メモリセルアレイMAは、4つのメモリブロックB0,B1,B2,B3によって構成される。メモリセルアレイMAは、複数本ずつのワード線WLおよびビット線BLの各交差部に、たとえばダイナミック型メモリセルがマトリクス状に配列されている。第1のメモリブロックB0のビット線BLは、第1のカラムデコーダ回路8aに接続され、第2のメモリブロックB1のビット線BLは、第2のカラムデコーダ回路8bに接続され、第3のメモリブロックB2のビット線BLは、第3のカラムデコーダ回路8cに接続され、第4のメモリブロックB3のビット線BLは、第4のカラムデコーダ回路8dに接続されている。第1〜第4のメモリブロックB0〜B3は、ワード線WLを共通に用いている。メモリセルアレイMAには、スペアワード線WLSが設けられる。
ロウデコーダ回路2は、メモリセルアレイMAの中の複数のワード線WLのうちの1本を選択する。いずれのワード線WLを選択するかは、不図示の制御部から入力されるアドレス信号A[0]〜A[7]に基づいて判断される。ロウデコーダ回路2からの出力は、ワード選択線0〜F0を介して、シフト冗長回路6に入力される。
ヒューズ回路3は、4つのメモリブロックB0〜B3に対応し、8ビットのアドレスデータが入力されるヒューズ素子F0,F1,F2,F3を備える。ヒューズ回路3の各ヒューズ素子F0〜F3は、各メモリブロックB0〜B3のメモリセルに不良がある場合、そのメモリセルを選択するアドレスを欠陥アドレスとして保持する。
ヒューズ選択回路4は、アドレス信号[8],[9]に応じて、4つのヒューズ素子F0,F1,F2,F3のうちの1つのヒューズ素子を選択する。
シフト冗長回路6は、スペアワード線WLSに対応するスペアスイッチSSWと、ワード線WLに対応して設けられる複数のスイッチSW0〜SW2とを含む。シフト冗長回路6は、ヒューズ選択回路4を介して入力される信号に応じて、スペアスイッチSSWおよびスイッチSW0〜SW2を切換える。これによって、ロウデコーダ回路2のワード選択線0〜f0と、対応するスペアワード線WLSおよびワード線WLとが接続される。
メモリブロック選択回路7は、アドレス信号[8],[9]に応じて、メモリセルアレイMAの中の4つのメモリブロックB0〜B3のうちの1つのメモリブロックを選択する。具体的には、メモリブロック選択回路7は、各メモリブロックB0〜B3に対応して設けられる4つのカラムデコーダ回路8のうちの1つのカラムデコーダ8を選択することによって、1つのメモリブロックを選択する。
カラムデコーダ回路8は、メモリセルアレイMAの中の複数のビット線BLのうちの1本を選択する。いずれのビット線BLを選択するかは、不図示の制御部から入力されるアドレス信号A[10]〜A[17]に基づいて判断される。データの書込みおよび読出しなどは、このようにして指定されたアドレスのメモリセルが対象とされて実行される。
センスアンプ9は、ビット線BLの信号の微小な電位の変化を感知して、その変化を高速に増幅する。センスアンプ9としては、たとえば差動増幅器が用いられる。
図2および図3は、図1に示す半導体記憶装置1の回路構成を示す図である。図2は、半導体記憶装置1におけるロウデコーダ回路2、ヒューズ部5、シフト冗長回路6、およびメモリブロック選択回路7の信号入力部13の構成を示している。図2では、図1に示すヒューズ部5のヒューズ回路3のヒューズ素子F0〜F3を、それぞれFUSE0〜FUSE3と記載する。図3は、半導体記憶装置1におけるメモリブロック選択回路7の選択部14、カラムデコーダ回路8、メモリブロックB0〜B3、センスアンプ9、およびセンスアンプ信号入力部15の構成を示している。図2および図3に示す半導体記憶装置1は、境界線BL1で接続されている。
メモリセルアレイMAのメモリブロックB0は、共通のビット線BLに接続される複数の抵抗素子R10〜R14と、各抵抗素子R10〜R14がドレインに接続される複数のMOS型電界効果トランジスタ(以下「MOSFET」という)Q1〜Q5とを含む。各MOSFETQ1〜Q5のソースは、共通のソース線に接続される。各MOSFETQ1〜Q5のゲートは、ワード線WLに接続される。各ビット線BLに対応して、前述と同様の抵抗素子およびMOSFETが設けられる。メモリブロックB0の各ビット線BLは、カラムデコーダ回路8aの対応するMOSFETQ10,Q11のドレインに接続される。他のメモリブロックB1〜B3も、メモリブロックB0と同様に構成される。
ロウデコーダ回路2は、ロー(Low)側ロウデコーダ回路2aと、ハイ(High)側ロウデコーダ回路2bとを含む。
ロー側ロウデコーダ回路2aには、アドレス信号A[0]〜アドレス信号A[3]が入力される。アドレス信号A[0]は、インバータ50および2つのNANDゲート53,55に入力される。インバータ50からの出力信号は、他の2つのNANDゲート52,54に入力される。2つのNANDゲート53,55のうち、一方のNANDゲート55には、アドレス信号A[1]が入力され、他方のNANDゲート53には、インバータ51を通過したアドレス信号A[1]が入力される。他の2つのNANDゲート52,54のうち、一方のNANDゲート54には、アドレス信号A[1]が入力され、他方のNANDゲート52には、インバータ51を通過したアドレス信号A[1]が入力される。これによってアドレス信号A[0],A[1]から正相および逆相の相補信号が生成される。
同様に、アドレス信号A[2]は、インバータ56および2つのNANDゲート59,61に入力される。インバータ56からの出力信号は、他の2つのNANDゲート58,60に入力される。2つのNANDゲート59,61のうち、一方のNANDゲート61には、アドレス信号A[3]が入力され、他方のNANDゲート59には、インバータ57を通過したローアドレス信号A[3]が入力される。他の2つのNANDゲート58,60のうち、一方のNANDゲート60には、アドレス信号A[3]が入力され、他方のNANDゲート58には、インバータ57を通過したアドレス信号A[3]が入力される。これによってアドレス信号A[2],A[3]から正相および逆相の相補信号が生成される。
インバータ50,51を通過したアドレス信号A[0],A[1]が入力されるNANDゲート52からの出力信号と、アドレス信号A[2]およびインバータ57を通過したアドレス信号A[3]が入力されるNANDゲート59からの出力信号とは、NORゲート62にそれぞれ入力される。図示は省略するが、他のNANDゲート53〜55,58,60,61からの出力信号も同様に、対応するNORゲートにそれぞれ入力される。
各NORゲートからの出力信号に基づいて、ローアドレス信号RAL[0]〜RAL[15]のうちの1つのローアドレス信号RALが出力される。図2では、ローアドレス信号RAL[0]〜RAL[15]をまとめて、「RAL[15:0]」と記載する。同様に、図中において、[m:n]は、[n]〜[m]を意味する。
ハイ側ロウデコーダ回路2bは、ロー側ロウデコーダ回路2aと同様に構成される。ハイ側ロウデコーダ回路2bには、4つのハイアドレス信号A[4]〜A[7]が入力され、ハイアドレス信号RAH[0]〜RAH[15]のうちの1つのハイアドレス信号RAHが出力される。
ロー側ロウデコーダ回路2aから出力されるローアドレス信号RALおよびハイ側ロウデコーダ回路2bから出力されるハイアドレス信号RAHは、後述するシフト冗長回路6のシフト制御回路12のNANDゲート94に入力される。これによってメモリセルアレイMAのワード線WLが選択される。
ヒューズ部5のヒューズ選択回路4は、インバータ70,71、ANDゲート72,73,75,76,78,79およびNORゲート74,77,80を含む。ヒューズ部5には、アドレス信号A[8],A[9]が入力される。アドレス信号A[8]は、インバータ70およびANDゲート79に入力される。インバータ70を通過したアドレス信号A[8]は、他のANDゲート78に入力される。
ヒューズ素子FUSE0は、抵抗素子R1を介して電源に接続される。ヒューズ素子FUSE0から入力されるヒューズ信号FUSE0[0]〜FUSE0[8]は、ヒューズ選択回路4のANDゲート72に入力される。同様に、他のヒューズ素子FUSE1〜FUSE3は、それぞれ抵抗素子R2〜R4を介して電源に接続され、各ヒューズ素子FUSE1〜FUSE3から入力されるヒューズ信号FUSE1[0]〜FUSE1[8],FUSE2[0]〜FUSE2[8],FUSE3[0]〜FUSE3[8]は、他のANDゲート73,75,76にそれぞれ入力される。ヒューズ信号FUSEx1,2,3,4[0]〜FUSE1,2,3,4[8]は、欠陥アドレスを表す。
ヒューズ素子FUSE1からヒューズ信号FUSE1[0]〜FUSE1[8]が入力されるANDゲート73、およびヒューズ素子FUSE4からヒューズ信号FUSE4[0]〜FUSE4[8]が入力されるANDゲート76には、アドレス信号A[9]が入力される。ヒューズ素子FUSE0からヒューズ信号FUSE0[0]〜FUSE0[8]が入力されるANDゲート72、およびヒューズ素子FUSE2からヒューズ信号FUSE2[0]〜FUSE2[8]が入力されるANDゲート75には、インバータ71を通過したアドレス信号A[9]が入力される。
ヒューズ素子FUSE0からヒューズ信号が入力されるANDゲート72からの出力、およびヒューズ素子FUSE1からヒューズ信号が入力されるANDゲート73からの出力は、NORゲート74に入力される。このNORゲート74の出力は、前述のインバータ70を通過したアドレス信号A[8]が入力されるANDゲート78に入力される。
ヒューズ素子FUSE2からヒューズ信号が入力されるANDゲート75からの出力、およびヒューズ素子FUSE3からヒューズ信号が入力されるANDゲート76からの出力は、他のNORゲート77に入力される。このNORゲート77の出力は、前述のアドレス信号A[8]が入力されるANDゲート79に入力される。
これらのインバータ70を通過したアドレス信号A[8]が入力されるANDゲート78からの出力、およびアドレス信号A[8]が入力されるANDゲート79からの出力は、NORゲート80に入力される。このNORゲート80からの出力は、ヒューズ信号発生回路11に入力される。各ヒューズ素子FUSE0〜FUSE3から入力されるヒューズ信号に応じて、4つのヒューズ素子FUSE0〜FUSE3のうちの1つが選択されて、そのヒューズ素子FUSExから入力されるヒューズ信号FUSEx[0]〜FUSEx[8]がヒューズ信号発生回路11に入力される。「x」は、0〜3のいずれかの整数を示す。
図4は、ヒューズ信号発生回路11の構成を示す図である。ヒューズ信号発生回路11は、ハイ(High)側ヒューズ信号発生回路11aおよびロー(Low)側ヒューズ信号発生回路11bを含んで構成される。
ハイ側ヒューズ信号発生回路11aは、NANDゲート120,121,123,125,126,128,141、ORゲート122,127,140およびインバータ129を含み、ヒューズ信号FUSEx[4]〜FUSEx[8]からハイシフトアドレス信号SAH[0]〜SAH[15]を生成する。
ロー側ヒューズ信号発生回路11bは、NANDゲート130,131,133,135,136,138,143、ORゲート132,137,142およびインバータ139を含み、ヒューズ信号FUSEx[0]〜FUSEx[3],FUSEx[8]からローシフトアドレス信号SAL[0]〜SAL[15]を生成する。
図2および図3に戻って、ロー側ヒューズ信号発生回路11bから出力されるローシフトアドレス信号SAL[0]〜SAL[15]は、シフト制御回路12の対応するANDゲート91に入力される。ハイ側ヒューズ信号発生回路11aから出力されるハイシフトアドレス信号SAH[0]〜SAH[15]は、シフト制御回路12の対応するANDゲート91に入力される。ハイシフトアドレス信号SAH[i](iは0〜15のいずれかの整数)が入力されるANDゲート91からの出力信号は、そのハイシフトアドレス信号SAH[i]が出力されるNANDゲートに隣接するNANDゲートから出力されるハイシフトアドレス信号SAH[i+1]とともに、NORゲート92に入力される。NORゲート92からの出力信号は、インバータ93に入力されるとともに、ANDゲート98に入力される。インバータ93からの出力信号は、インバータ97を介してスペアワード線WLSに接続可能なNANDゲート96、または隣接するワード線WLに接続可能なNANDゲートに入力される。
NANDゲート94からの出力信号は、インバータ95に入力され、インバータ95からの出力信号は、ANDゲート98およびNANDゲート96に入力される。NANDゲート96からの出力信号は、インバータ97に入力される。インバータ97からの出力信号は、スペアワード線WLSまたは隣接するワード線WLを介して、メモリセルアレイMAの各メモリブロックB0〜B3の対応するMOSFETのゲートに入力される。
ANDゲート99には、デコード信号DEC[i+1]およびシフト信号[i+1]が入力される。NORゲート100には、2つのANDゲート98,99からの出力信号が入力される。NORゲート100からの出力信号は、インバータ101に入力される。インバータ101からの出力信号は、対応するワード線WLを介して、メモリセルアレイMAの各メモリブロックB0〜B3の対応するMOSFETのゲートに入力される。
インバータ97からの出力信号がスペアワード線WLSもしくは隣接するワード線WLを介してメモリセルアレイMAの各メモリブロックB0〜B3の対応するMOSFETのゲートに入力されるか、または、インバータ101からの出力信号が、対応するワード線WLを介してメモリセルアレイMAの各メモリブロックB0〜B3の対応するMOSFETのゲートに入力されるかは、デコード信号DEC[i+1]およびシフト信号[i+1]に応じて選ばれる。これは、前述の図1に示すスペアスイッチSSWおよびスイッチSW0〜SW2が切換えられたことに相当する。
メモリブロック選択回路7は、図2に示す信号入力部13と、図3に示す選択部14とを含んで構成される。信号入力部13には、2つのアドレス信号A[8],A[9]が入力される。アドレス信号A[8]は、インバータ81および2つのNANDゲート85,86に入力される。インバータ81からの出力信号は、他の2つのNANDゲート83,84に入力される。2つのNANDゲート85,86のうち、一方のNANDゲート86には、アドレス信号A[9]が入力され、他方のNANDゲート85には、インバータ82を通過したアドレス信号A[9]が入力される。他の2つのNANDゲート83,84のうち、一方のNANDゲート84には、アドレス信号A[9]が入力され、他方のNANDゲート83には、インバータ82を通過したアドレス信号A[9]が入力される。これによってアドレス信号A[8],A[9]から正相および逆相の相補信号が生成される。
各NANDゲート83〜86の出力信号は、インバータ87〜90にそれぞれ入力される。各インバータ87〜90からの出力信号は、選択部14の4つのMOSFETQ20〜Q23のゲートにそれぞれ入力される。
各MOSFETQ20〜Q23のソースは、センスアンプ9に接続されている。各MOSFETQ20〜Q23のドレインは、4つのカラムデコーダ回路8a〜8dのうち対応するカラムデコーダ回路8のMOSFETQ10〜Q17のソースに接続されている。各NANDゲート83〜86の出力信号に応じて、4つのカラムデコーダ回路8a〜8dのうち1つのカラムデコーダ回路8が選択される。
各カラムデコーダ回路8のMOSFETQ10〜Q17のゲートには、カラム選択線CSLを介してアドレス信号A[10]〜A[17]がそれぞれ入力される。アドレス信号A[10]〜A[17]に応じて、選択されたカラムデコーダ回路8に対応するメモリブロックB0〜B3におけるビット線BLが選択される。
センスアンプ信号入力部15は、7つのインバータ110〜116と、NORゲート117とを含む。NORゲート117には、6つのインバータ110〜115を通過したクロック信号CLKと、残りのインバータ116を通過したクロック信号CLKとが入力される。NORゲート117からの出力信号は、センスアンプイネーブル信号SAEとして、センスアンプ9に入力される。センスアンプ9は、センスアンプイネーブル信号SAEに基づいて、選択部14の各MOSFETQ20〜Q23のソースから与えられる信号を増幅して出力値Qを出力する。
このように置換を行うワード線WLのアドレスをメモリブロック毎に切換える切換方式では、シフト冗長回路6は、ロウデコーダ回路2に比べて段数が多くなり、論理回路が複雑になるので、アドレス信号がHレベルとなって充分活性化するまでの時間が長くなる。それに合わせて周辺回路、たとえばセンスアンプSAの活性化信号を、遅延回路であるセンスアンプ信号入力部15を用いて充分に遅らせる必要があるので、高速な読出し動作が困難になるという問題がある。またウエハプロセスの改善が進み、不良の発生率が低くなると、スペアのアドレスは、たとえば1個の回路で1個あれば足りるということが起こり得るので、スペア自体が無駄になる場合があるという問題がある。
このような切換方式に対して、置換を行うワード線WLのアドレスをメモリブロック毎に切換えずに固定する固定方式が考えられる。固定方式では、切換方式に比べて高速な読出し動作が可能になり、不良の発生率が低い場合は、歩留まりを高くできるが、不良の発生率が高い場合は、歩留まりが低くなるという問題がある。
そこで本発明の半導体記憶装置では、置換を行うワード線WLのアドレスをメモリブロック毎に切換える切換方式と固定する固定方式とを切換え可能にするために、図5および図6に示す構成を採用している。
<実施の形態>
図5および図6は、本発明の実施の一形態である半導体記憶装置20の回路構成を示す図である。図5は、半導体記憶装置20におけるロウデコーダ回路2、ヒューズ部22、シフト冗長回路6、およびメモリブロック選択回路7の信号入力部13の構成を示している。図6は、半導体記憶装置20におけるメモリブロック選択回路7の選択部14、カラムデコーダ回路8、メモリブロックB0〜B3、センスアンプ9、およびセンスアンプ信号入力部23の構成を示している。図5および図6に示す半導体記憶装置20は、境界線BL2で接続されている。図5,6に示す半導体記憶装置20の構成および機能は、前述の図2、図3および図4に示す半導体記憶装置1の構成および機能と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、対応する部分には同一の参照符を付して共通する説明を省略する。
図5および図6は、本発明の実施の一形態である半導体記憶装置20の回路構成を示す図である。図5は、半導体記憶装置20におけるロウデコーダ回路2、ヒューズ部22、シフト冗長回路6、およびメモリブロック選択回路7の信号入力部13の構成を示している。図6は、半導体記憶装置20におけるメモリブロック選択回路7の選択部14、カラムデコーダ回路8、メモリブロックB0〜B3、センスアンプ9、およびセンスアンプ信号入力部23の構成を示している。図5および図6に示す半導体記憶装置20は、境界線BL2で接続されている。図5,6に示す半導体記憶装置20の構成および機能は、前述の図2、図3および図4に示す半導体記憶装置1の構成および機能と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、対応する部分には同一の参照符を付して共通する説明を省略する。
本実施の形態は、図1〜図4に示すヒューズ部5に代えてヒューズ部22を備えて構成される点と、図3に示すセンスアンプ信号入力部15に代えてセンスアンプ信号入力部23を備えて構成される点に特徴がある。ヒューズ部22は、ヒューズ回路3、高速動作ヒューズHSFUSEおよびヒューズ選択回路21を備える。
ヒューズ部22のヒューズ選択回路21は、NANDゲート150,152、インバータ151,153、ANDゲート72,73,75,76,78,79およびNORゲート74,77,80を含む。ヒューズ部22には、アドレス信号A[8],A[9]が入力される。アドレス信号A[8]は、NANDゲート150に入力される。NANDゲート150からの出力信号は、インバータ151およびANDゲート78に入力される。インバータ151を通過したアドレス信号A[8]は、他のANDゲート79に入力される。
高速動作ヒューズHSFUSEは、抵抗素子を介して電源に接続されるとともに、インバータに接続される。このインバータからの出力される高速動作ヒューズ信号は、前述のアドレス信号A[8]が入力されるNANDゲート150と、前述のアドレス信号A[9]が入力されるNANDゲート152と、図6に示すセンスアンプ信号入力部23のインバータ160と、図6に示すセンスアンプ信号入力部23のANDゲート162とにそれぞれ入力される。
ヒューズ素子FUSE0は、抵抗素子R1を介して電源に接続される。ヒューズ素子FUSE0から入力されるヒューズ信号FUSE0[0]〜FUSE0[8]は、ヒューズ選択回路21のANDゲート72に入力される。同様に、他のヒューズ素子FUSE1〜FUSE3は、それぞれ抵抗素子R2〜R4を介して電源に接続され、各ヒューズ素子FUSE1〜FUSE3から入力されるヒューズ信号FUSE1[0]〜FUSE1[8],FUSE2[0]〜FUSE2[8],FUSE3[0]〜FUSE3[8]は、他のANDゲート73,75,76にそれぞれ入力される。
ヒューズ素子FUSE1からヒューズ信号FUSE1[0]〜FUSE1[8]が入力されるANDゲート73、およびヒューズ素子FUSE4からヒューズ信号FUSE4[0]〜FUSE4[8]が入力されるANDゲート76には、NANDゲート152およびインバータ153を通過したアドレス信号A[9]が入力される。ヒューズ素子FUSE0からヒューズ信号FUSE0[0]〜FUSE0[8]が入力されるANDゲート72、およびヒューズ素子FUSE2からヒューズ信号FUSE2[0]〜FUSE2[8]が入力されるANDゲート75には、NANDゲート152を通過したアドレス信号A[9]が入力される。
ヒューズ素子FUSE0からヒューズ信号が入力されるANDゲート72からの出力、およびヒューズ素子FUSE1からヒューズ信号が入力されるANDゲート73からの出力は、NORゲート74に入力される。このNORゲート74の出力は、前述のNANDゲート150を通過したアドレス信号A[8]が入力されるANDゲート78に入力される。
ヒューズ素子FUSE2からヒューズ信号が入力されるANDゲート75からの出力、およびヒューズ素子FUSE3からヒューズ信号が入力されるANDゲート76からの出力は、他のNORゲート77に入力される。このNORゲート77の出力は、前述のインバータ151を通過したアドレス信号A[8]が入力されるANDゲート79に入力される。
これらのANDゲート78からの出力、およびANDゲート79からの出力は、NORゲート80に入力される。このNORゲート80からの出力は、ヒューズ信号発生回路11に入力される。各ヒューズ素子FUSE0〜FUSE3から入力されるヒューズ信号に応じて、4つのヒューズ素子FUSE0〜FUSE3のうちの1つが選択されて、そのヒューズ素子FUSExから入力されるヒューズ信号FUSEx[0]〜FUSEx[8]がヒューズ信号発生回路11に入力される。「x」は、0〜3のいずれかの整数を示す。
センスアンプ信号入力部23は、8つのインバータ110〜116,160と、2つのANDゲート161,162と、2つのNORゲート163,117とを含む。センスアンプ信号入力部23では、前述の図3に示すセンスアンプ信号入力部15と同様に、まずクロック信号CLKが、2つのインバータ110,116にそれぞれ入力される。ANDゲート161には、インバータ160からの出力信号およびインバータ115からの出力信号が入力される。他のANDゲート162には、インバータ113からの出力信号が入力される。NORゲート163には、2つのANDゲート161,162からの出力信号が入力される。NORゲート117には、NORゲート163からの出力信号と、インバータ116を通過したクロック信号CLKとが入力される。
NORゲート117からの出力信号は、センスアンプイネーブル信号SAEとして、センスアンプ9に入力される。センスアンプ9は、センスアンプイネーブル信号SAEに基づいて、選択部14の各MOSFETQ20〜Q23のソースから与えられる信号を増幅して出力値Qを出力する。
本実施の形態において、信号線はワード線WLに相当し、入出力線はワード選択線に相当し、不良信号線は、図1において不良があるワード線WLに相当し、不良アドレス信号出力手段は、ヒューズ素子FUSExに相当し、不良アドレス信号はヒューズ信号FUSEx[0]〜FUSEx[8]に相当する。また本実施の形態において、固定アドレス信号出力手段は、高速動作ヒューズHSFUSEおよび、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに置換を行うヒューズ素子FUSExに相当し、固定アドレス線は、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに置換を行うヒューズ素子FUSExで規定されるワード線WLに相当し、固定アドレス信号は、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに置換を行うヒューズ素子FUSExから出力されるヒューズ信号に相当し、活性化信号出力手段はセンスアンプ信号入力部23に相当し、活性化信号はセンスアンプイネーブル信号SAEに相当し、書込読出手段は、センスアンプ9に相当する。
本実施の形態の半導体記憶装置20では、図2に示す本発明の前提となる半導体記憶装置1の構成に加えて、高速動作ヒューズHSFUSEを設け、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに、置換を行うアドレスが、アドレス信号A[9:8]によらずFUSE0に固定されるように構成される。また本実施の形態では、高速動作ヒューズHSFUSEが切断されたときに、センスアンプイネーブル信号SAEの遅延時間が少なくなるようにしている。
これによって、不良の発生が多いときは、高速動作ヒューズHSFUSEを切断せずに、動作速度よりも不良のあるワード線WLの置換を優先することができる。このとき、冗長回路の動作に時間がかかるので、センスアンプイネーブル信号SAEを遅延しなければならず、動作が遅くなるが、メモリブロックB0〜B3毎に1つの不良のワード線WLまで置換できるので、高い歩留りを期待できる。
また、ワード線WLの不良の発生が少なくなったときには、高速動作ヒューズHSFUSEを切断し、置換を行うアドレスを、アドレス信号A[9:8]によらずFUSE0に固定する。これによって、冗長回路のアドレス信号A[9:8]からの遅延がなくなり、より高速のロウデコーダ回路2の遅延時間に合わせて遅延時間を設定することができる。したがって、動作速度を速くすることができる。
以上のように本実施の形態によれば、不良の発生率が高いときには、動作速度よりも不良の置換を優先し、不良の発生率が低くなったときには動作速度を高くすることができる。したがって、置換を行うワード線WLのアドレスをメモリブロック毎に切換える切換方式と前記置換を行うワード線WLのアドレスを固定する固定方式とを切換え可能な半導体記憶装置20を実現することができる。
また本実施の形態では、冗長回路として、シフト冗長回路6が用いられる。シフト冗長回路6では、各ワード線WLおよびスペアワード線WLSとワード選択線0〜F0との接続が、シフトするように切換えられるので、接続の切換えに時間を要する。したがって、前述のように高速動作ヒューズHSFUSEを設けて、不良の発生率が低い場合に切換え先を固定する効果が特に発揮される。
前述の実施の形態では、冗長回路にシフト冗長回路を適用した例を示したが、本発明の実施の他の形態では、他の冗長回路方式でも複数の置換アドレスをアドレス信号によって切換える冗長回路を備えたもので、かつその冗長回路が置換アドレスを1つに固定すると回路の遅延時間が短くなるものであれば、同様に実施することができ、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また本実施の形態では、スペアワード線WLSのための冗長回路の場合を示したが、本発明の実施の他の形態では、スペアビット線/ソース線のための冗長回路の場合にも好適に用いることができる。
また本実施の形態では、周辺回路のセンスアンプ9の活性化信号であるセンスアンプイネーブル信号SAEの遅延時間を切換える構成であるが、本発明の実施の他の形態では、書込み回路など他の周辺回路の活性化信号の遅延時間を切換えるように構成することもできる。
1,20 半導体記憶装置、2 ロウデコーダ回路、3 ヒューズ回路、4,21 ヒューズ選択回路、5,22 ヒューズ部、6 シフト冗長回路、7 ブロック選択回路、8a〜8d カラムデコーダ回路、9 センスアンプ、11 ヒューズ信号発生回路、12 シフト制御回路、13 信号入力部、14 選択部、15,23 センスアンプ信号入力部、B0〜B3 メモリブロック、MA メモリセルアレイ。
Claims (2)
- 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルから特定のメモリセルを選択してデータの書込動作および読出動作の少なくとも一方を行うための複数の信号線と、
前記信号線に信号を入出力するための入出力線と、
前記複数の信号線のうちの不良信号線を特定するための不良アドレス信号を出力する不良アドレス信号出力手段と、
前記複数の信号線のうちの予め定める固定信号線を特定するための固定アドレス信号を出力する固定アドレス信号出力手段と、
前記入出力線と前記信号線との接続を切換える冗長回路と、
前記特定のメモリセルへのデータの書込動作および読出動作の少なくとも一方を行うための活性化信号を出力する活性化信号出力手段と、
前記活性化信号が入力されると、前記特定のメモリセルへのデータの書込動作および読出動作の少なくとも一方を行う書込読出手段とを備え、
前記冗長回路は、
前記不良アドレス信号が入力されると、前記不良アドレス信号に基づいて、前記不良信号線が他の信号線によって置換されるように、前記入出力線と前記信号線との接続を切換え、
前記固定アドレス信号が入力されると、前記固定アドレス信号に基づいて、前記固定信号線が、予め定める他の固定信号線によって置換されるように、前記入出力線と前記信号線との接続を切換え、
前記活性化信号出力手段は、
前記固定アドレス信号が前記冗長回路に入力されてから前記活性化信号が出力されるまでの遅延時間が、前記不良アドレス信号が前記冗長回路に入力されてから前記活性化信号が出力されるまでの遅延時間よりも小さくなるように、前記活性化信号を出力することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記冗長回路は、シフト冗長回路であることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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JP2008108692A JP2009259349A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 半導体記憶装置 |
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