JP2004192728A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセス速度の低下を招くことなく、メモリセルへのアクセスごとにリアルタイムでシフト状態を切替えることにより、歩留まりの向上を図ることが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】メモリセルアレイに含まれる複数の正規データ線およびスペアデータ線のうちの1つと入出力データをメモリセルアレイへ伝達するための複数のグローバルデータ線の1つとを選択的に接続する複数のスイッチを含むスイッチ切替回路と、プログラム回路に記憶されている不良アドレスをデコードするためのデコード回路をスイッチの数と同じ数だけ有するシフトデコーダを含む切替制御回路とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、より特定的にはシフト方式の冗長構成を備える半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アクセス速度が速く、低消費電力で動作する半導体記憶装置が求められている。このような、要求を満たす半導体記憶装置として、シフト方式の半導体記憶装置が挙げられる。
【0003】
現在の高集積化が進んだ半導体記憶装置においては、欠陥のない製品を製造することは極めて困難である。そのため、半導体記憶装置内に冗長構成を予め設け、製造工程において生じた欠陥箇所を使用せず、冗長構成を使用することによって歩留まりの向上が図られている。
【0004】
しかし、シフト方式の半導体記憶装置は、冗長構成の数が少ないのが一般的であり、歩留まりの向上にも限界があった。そのため、歩留まりの向上を目的として、冗長構成の数を増やす技術が公開されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−100191号公報(第15頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の技術では、シフト方式を実現するスイッチ部を制御する回路が隣接する回路の出力信号の結果を伝播して利用するような構成となっている。したがって、すべてのシフト状態が決定するまでにある程度の時間が必要であり、アクセスごとにリアルタイムでシフト状態を切替えると、アクセス速度の低下を招く。
【0007】
また、欠陥箇所を救済するための冗長構成も2つしか備えておらず、歩留まりの向上には十分とはいえない。
【0008】
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、アクセス速度の低下を招くことなく、メモリセルへのアクセスごとにリアルタイムでシフト状態を切替えることにより、歩留まりの向上を図ることが可能な半導体記憶装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に従う半導体記憶装置は、複数のメモリセルが配置されたメモリセルアレイを備え、メモリセルアレイは、第1番目から第(L+M)番目に予め順序付けられた(L+M)本(L:2以上の整数、M:L未満の自然数)のローカルデータ線を含み、(L+M)本のローカルデータ線は、並列に入出力データを伝達するL本の正規データ線と、L本の正規データ線のうちの1本の正規データ線単位で不良を救済するために設けられたM本のスペアデータ線とを有し、入出力データをメモリセルアレイへ伝達するためのL本のグローバルデータ線と、(L+M)本のローカルデータ線とL本のグローバルデータ線との間に設けられたスイッチ切替回路と、スイッチ切替回路を制御するための切替制御回路とをさらに備え、スイッチ切替回路は、L本のグローバルデータ線に対応してそれぞれ設けられるL個のスイッチ回路を含み、L個のスイッチ回路のうちの第J番目のスイッチ回路(J:L以下の自然数)は、指示されたシフト数K(K:0以上M以下の整数)に応じて、対応する第J番目のグローバルデータ線を(L+M)本のローカルデータ線のうちの第J番目から第(J+K)番目のローカルデータ線のうちの1本と選択的に接続し、切替制御回路は、L本の正規データ線のうちの不良に対応する正規データ線を特定する不良アドレスを、各々が記憶可能なM個のプログラム回路と、M個のプログラム回路にそれぞれ対応して設けられるM個の第1のデコーダと、M個のプログラム回路のM個の出力に応じて、L個のスイッチ回路のそれぞれに対してシフト数を指示する第2のデコーダとを含み、M個の第1のデコーダの各々は、対応するプログラム回路に記憶された不良アドレスに対応する正規データ線を救済する場合、L個のスイッチ回路のそれぞれに対応したシフトの要否に関するL個の判定結果を並列に出力し、第2のデコーダは、M個の第1のデコーダのそれぞれから出力されたM組のL個の判定結果に応じて、L個のスイッチ回路にそれぞれ対応するL個のシフト数を算出する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0011】
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に従う半導体記憶装置1000の構成の一例を示すブロック図である。
【0012】
図1を参照して、半導体記憶装置1000は、各々が行列状に配列される複数のメモリセルMCを有するメモリアレイ100とアドレスデコーダ60とを備える。
【0013】
メモリアレイ100は、メモリセルの列単位に対応して配置されるデータ線IO0〜IO129と、メモリセルの行単位に対応して配置されるワード線WL0〜WL31とを含む。なお、以下においては、データ線IO0〜IO129およびワード線WL0〜WL31を総括的に表現する場合には、それぞれデータ線IOおよびワード線WLとも称する。また、本実施の形態のデータ線IO線およびワード線WLの数は一例であって、さらに多くてもよい。データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルと電気的に接続されるデータ線IO(以下、不良データ線IOとも称する)が存在する場合、不良データ線IOを使用せず、データ線IO128(S1)およびIO129(S2)が、スペアデータ線としてそれぞれ使用される。したがって、データ線IO0〜IO127を正規データ線IOとも称する。以下においては、不良データ線IOを特定するアドレスを不良データ線アドレスとも称する。たとえば、不良データ線IO2の不良データ線アドレスは“2”となる。また、データ線IOを特定するアドレスをデータ線アドレスとも称する。たとえば、データ線IO2のデータ線アドレスは“2”となる。
【0014】
メモリアレイ100は、一例として、ワード線WL0〜WL7、ワード線WL8〜WL15、ワード線WL16〜WL23およびワード線WL24〜WL31をそれぞれ含む、バンクK,L,MおよびNに分割される。
【0015】
アドレスデコーダ60は、アドレス信号ADDのうちのロウアドレス信号RAおよびコラムアドレス信号CAが入力されると、メモリアレイ100内の所望のメモリセル(以下、選択メモリセルとも称する)を選択する。
【0016】
図2は、メモリアレイ100の複数のバンクのうちの1つの内部構成を示した概略図である。なお、説明のためにアドレスデコーダ60も図示している。
【0017】
図2を参照して、メモリアレイ100内に示されるバンクは、一例として、バンクKであるとする。メモリアレイ100内のバンクKは、ビット線対BLPと、リードアンプ/ライトドライバ回路25,26と、コラム選択線CSLOおよびCSLEとを含む。
【0018】
ビット線対BLPは、メモリセルの列単位に対応して配置され、行方向に複数配置される。ビット線対BLPは、互いに相補なビット線BLおよび/BLから構成される。ワード線WL0とビット線/BLの間には、メモリセルMCが電気的に接続される。ワード線WL1とビット線BLの間には、メモリセルMCが電気的に接続される。すなわち、ビット線/BLと偶数行のワード線との間にそれぞれメモリセルが列方向に設けられる。一方、ビット線BLと奇数行のワード線との間にそれぞれメモリセルが列方向に設けられる。以下においては、複数のメモリセルが接続されるビット線対BLPをビット線対列とも称する。
【0019】
ワード線WLは、アドレスデコーダ60に入力されるロウアドレス信号RAに応じて選択的に活性化される。
【0020】
リードアンプ/ライトドライバ回路25および26は、各ビット線対BLPに対して、行方向に、1つのビット線対BLPおきに交互にビット線対BLPの一端および他端に電気的に接続される。リードアンプ/ライトドライバ回路25および26は、ビット線対列の奇数列の一端およびビット線対列の偶数列の他端にそれぞれ電気的に接続される。リードアンプ/ライトドライバ回路25は、コラム選択線CSLOと電気的に接続される。一方、リードアンプ/ライトドライバ回路26は、コラム選択線CSLEと電気的に接続される。なお、本実施の形態においては、各データ線IOに対して、一例として2つのリードアンプ/ライトドライバ回路が接続されるものとする。
【0021】
リードアンプ/ライトドライバ回路25は、アドレスデコーダ60に入力されるコラムアドレス信号CAに応じて、コラム選択線CSLOによって伝達される列選択信号により活性化され、選択メモリセルとデータ線IO0とを電気的に接続する。一方、リードアンプ/ライトドライバ回路26は、アドレスデコーダ60に入力されるコラムアドレス信号CAに応じて、コラム選択線CSLEによって伝達される列選択信号により活性化され、選択メモリセルとデータ線IO0とを電気的に接続する。なお、本実施の形態では、1つのデータIO線に2つのリードアンプ/ライトドライバ回路が接続されている構成を示しているが、2つに限定されることはなく、3つ以上であってもよい。
【0022】
データ読出し時、リードアンプ/ライトドライバ回路25は、選択メモリセルのデータを増幅して、対応するデータ線IO0に出力する。一方、データ書込み時、リードアンプ/ライトドライバ回路25は、対応するデータ線IO0から入力されたデータを選択メモリセルに書込む。
【0023】
再び図1を参照して、半導体記憶装置1000は、さらに、切替制御回路300を備える。
【0024】
切替制御回路300は、バンクK,L,MおよびNにそれぞれ対応して設けられたヒューズ回路11,12,13および14と、ヒューズ切替回路20と、プリデコーダ30および30#とを含む。
【0025】
ヒューズ回路11,12,13および14は、バンクK,L,MおよびN内にそれぞれ対応して欠陥メモリセルが存在する際の不良データ線アドレスを記憶可能な、ヒューズ群K1,K2、ヒューズ群L1,L2、ヒューズ群M1,M2およびヒューズ群N1,N2をそれぞれ有する。各ヒューズ群は、高電圧を印加することによってプログラム可能な電気ヒューズが用いられ、各ヒューズ群にプログラムされた不良データ線アドレスは、ヒューズ切替回路20へ出力される。本実施の形態における半導体記憶装置1000においては、2つの不良データ線アドレスをヒューズ回路内の2つのヒューズ群にプログラムさせる場合、後述するデータ線GIOと所望のデータ線IOとを電気的に接続させるために、値の大きい方の不良データ線アドレスから1を減算した値がプログラムされる。たとえば、2つの不良データ線アドレスの値が“10”および“20”である場合、“20”から“1”を減算した“19”がヒューズ群にプログラムされる。
【0026】
本実施の形態においては、2つの不良データ線アドレスを2つのヒューズ群にプログラムさせる場合、値の大きい方の不良データ線アドレスから1を減算した値は、ヒューズ群K2,L2,M2およびN2へプログラムされるとする。以下においては、ヒューズ回路内のヒューズ群にプログラムされる不良データ線アドレスをヒューズプログラムアドレスとも称する。
【0027】
ヒューズ切替回路20は、ロウアドレス信号RAが入力される。ヒューズ切替回路20は、ロウアドレス信号RAにより選択されるワード線WLを含むバンクに応じて、各ヒューズ群からの信号を選択的にプリデコーダ30および30#へ出力する。
【0028】
たとえば、アドレスデコーダ60により、バンクK内のワード線WLが選択された場合、ヒューズ切替回路20は、ヒューズ回路11内のヒューズ群K1およびK2から入力された信号をヒューズ信号DA<6:0>およびDA#<6:0>としてそれぞれプリデコーダ30および30#へ出力する。
【0029】
ここで、DA<6:0>は、DA<0>〜DA<6>を総括的に表記したものである。なお、以下、本明細書においては、複数ビットの信号を総括的に示す場合には、同様の表記を用いるものとする。また、以下においては、信号およびデータ等の2値的な高電圧状態(たとえば、電源電圧Vcc)および低電圧状態(たとえば、接地電圧GND)を、それぞれ、Hレベル(“1”)およびLレベル(“0”)とも称する。
【0030】
図3は、プリデコーダ30の内部構成を示す回路図である。
図3を参照して、プリデコーダ30は、信号変換回路61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71,72および73を含む。
【0031】
信号変換回路61は、NOR回路74と、インバータ75とを有する。NOR回路74は、ヒューズ信号DA<0>,DA<1>およびDA<2>の否定的論理和演算を行なった信号を出力する。インバータ75は、NOR回路74の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<0>として出力する。
【0032】
信号変換回路62は、NOR回路76と、インバータ77とを有する。NOR回路76は、ヒューズ信号DA<1>およびDA<2>の否定的論理和演算を行なった信号を出力する。インバータ77は、NOR回路76の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<1>として出力する。
【0033】
信号変換回路63は、AND回路78と、NOR回路79と、インバータ80とを有する。AND回路78は、ヒューズ信号DA<0>およびDA<1>の論理積演算を行なった信号を出力する。NOR回路79は、AND回路78の出力信号およびヒューズ信号DA<2>の否定的論理和演算を行なった信号を出力する。インバータ80は、NOR回路79の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<2>として出力する。
【0034】
信号変換回路64は、インバータ81,82を有する。インバータ81は、ヒューズ信号DA<2>の反転レベルの信号を出力する。インバータ82は、インバータ81の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<3>として出力する。
【0035】
信号変換回路65は、OR回路83と、NAND回路84と、インバータ85とを有する。OR回路83は、ヒューズ信号DA<0>およびDA<1>の論理和演算を行なった信号を出力する。NAND回路84は、OR回路83の出力信号およびヒューズ信号DA<2>の否定的論理積演算を行なった信号を出力する。インバータ85は、NAND回路84の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<4>として出力する。
【0036】
信号変換回路66は、NAND回路86と、インバータ87とを有する。NAND回路86は、ヒューズ信号DA<1>およびDA<2>の否定的論理積演算を行なった信号を出力する。インバータ87は、NAND回路86の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<5>として出力する。
【0037】
信号変換回路67は、NAND回路88と、インバータ89とを有する。NAND回路88は、ヒューズ信号DA<0>,DA<1>およびDA<2>の否定的論理積演算を行なった信号を出力する。インバータ89は、NAND回路88の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<6>として出力する。
【0038】
信号変換回路68は、NOR回路90と、インバータ91とを有する。NOR回路90は、ヒューズ信号DA<3>およびDA<4>の否定的論理和演算を行なった信号を出力する。インバータ91は、NOR回路90の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<7>として出力する。
【0039】
信号変換回路69は、インバータ92,93を有する。インバータ92は、ヒューズ信号DA<4>の反転レベルの信号を出力する。インバータ93は、インバータ92の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<8>として出力する。
【0040】
信号変換回路70は、NAND回路94と、インバータ95とを有する。NAND回路94は、ヒューズ信号DA<3>およびDA<4>の否定的論理積演算を行なった信号を出力する。インバータ95は、NAND回路94の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<9>として出力する。
【0041】
信号変換回路71は、NOR回路96と、インバータ97とを有する。NOR回路96は、ヒューズ信号DA<5>およびDA<6>の否定的論理和演算を行なった信号を出力する。インバータ97は、NOR回路96の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<10>として出力する。
【0042】
信号変換回路72は、インバータ98,99を有する。インバータ98は、ヒューズ信号DA<6>の反転レベルの信号を出力する。インバータ99は、インバータ98の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<11>として出力する。
【0043】
信号変換回路73は、NAND回路101と、インバータ102とを有する。NAND回路101は、ヒューズ信号DA<5>およびDA<6>の否定的論理積演算を行なった信号を出力する。インバータ102は、NAND回路101の出力信号の反転レベルの信号を信号Z<12>として出力する。
【0044】
すなわち、プリデコーダ30は、ヒューズ切替回路20からの7ビットのヒューズ信号DA<6:0>を13ビットの信号Z<12:0>に変換して出力する。
【0045】
再び図1を参照して、プリデコーダ30#も、プリデコーダ30と同様な構成および機能を有し、ヒューズ切替回路20からの7ビットのヒューズ信号DA#<6:0>を13ビットの信号Z#<12:0>に変換して出力する。
【0046】
切替制御回路300は、さらに、シフトデコーダ40および40#を含む。シフトデコーダ40および40#は、それぞれ正規データ線IOの数と同じ数のデコード回路を有する。本実施の形態では、メモリアレイ100は、正規データ線IOを128本含むので、シフトデコーダ40は、データ線IO0〜IO127にそれぞれ対応するデコード回路41.0〜41.127を有する。シフトデコーダ40#は、データ線IO0〜IO127にそれぞれ対応するデコード回路41#.0〜41#.127を有する。
【0047】
以下においては、デコード回路41.0〜41.127および40#.0〜40#.127を総括的に表現する場合には、それぞれデコード回路41.nおよび41#.nとも称する。デコード回路41.nおよび41#.nの各々へは、信号Z<12:0>および信号Z#<12:0>がそれぞれ入力される。また、デコード回路41.nで使用されるnは、n番目のデコード回路41を示す。以下において、nを使用する場合も同様にn番目ということを意味する。
【0048】
デコード回路41.nは、信号Z<12:0>をシフト信号F1S(n)に変換して出力する。デコード回路41#.nは、信号Z#<12:0>をシフト信号F2S(n)に変換して出力する。たとえば、デコード回路41.1およびデコード回路41#.1は、それぞれシフト信号F1S(1)およびF2S(1)を出力する。
【0049】
また、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)は、後述するデータ線IOとGIOとを選択的に接続するスイッチ回路のシフト数を決定する。たとえば、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)が共にLレベルである場合、スイッチ回路のシフト数は0に設定される。シフト信号F1S(n)およびF2S(n)のいずれか1つのみがHレベルである場合、スイッチ回路のシフト数は1に設定される。シフト信号F1S(n)およびF2S(n)が共にHレベルである場合、スイッチ回路のシフト数は2に設定される。
【0050】
図4は、デコード回路41.nの構成を示す回路図である。
図4を参照して、デコード回路41.nは、電源電圧Vccと接続ノードNSとの間に直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ111,112,113と、接続ノードNSと接地電圧GNDとの間に直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ114,115,116とを有する。PチャネルMOSトランジスタ111,112,113のゲートへは、信号SK,SM、SOがそれぞれ入力される。NチャネルMOSトランジスタ114,115,116のゲートへは、信号SL,SN,SOがそれぞれ入力される。
【0051】
信号SK,SL,SM,SN,SOは、プリデコーダ30の出力信号である信号Z<12:0>のいずれか1つである。信号SK,SL,SM,SN,SOと信号Z<12:0>との対応関係についての詳細な説明は後述するが、データ線アドレスにより特定される。
【0052】
デコード回路41.nは、さらに、PチャネルMOSトランジスタ117,119と、NチャネルMOSトランジスタ118,120とを有する。
【0053】
PチャネルMOSトランジスタ117は、PチャネルMOSトランジスタ112および113の接続ノードと接続ノードNSとの間に設けられる。PチャネルMOSトランジスタ117のゲートへは、信号SNが入力される。NチャネルMOSトランジスタ118は、NチャネルMOSトランジスタ114および115の接続ノードと接地電圧GNDとの間に設けられる。NチャネルMOSトランジスタ118のゲートへは、信号SMが入力される。
【0054】
PチャネルMOSトランジスタ119は、PチャネルMOSトランジスタ111および112の接続ノードと接続ノードNSとの間に設けられる。PチャネルMOSトランジスタ119のゲートへは、信号SLが入力される。NチャネルMOSトランジスタ120は、接続ノードNSと接地電圧GNDとの間に設けられる。NチャネルMOSトランジスタ120のゲートへは、信号SKが入力される。
【0055】
デコード回路41.nについての詳細は後述するが、各トランジスタに入力される信号に応じて、シフト信号F1S(n)を出力する。
【0056】
図5は、データ線アドレスとデコード回路41.nへの入力信号との関係を示す図である。
【0057】
図5を参照して、まず、信号SKについて説明する。データ線アドレスが“0”〜“31”の場合、信号SKは、信号Z<10>に設定される。データ線アドレスが“32”〜“63”の場合、信号SKは、信号Z<11>に設定される。同様にデータ線アドレスが“64”〜“95”の場合、信号SKは、信号Z<12>に設定される。データ線アドレスが“96”〜“127”の場合、信号SKは、Lレベルに設定される。信号SLについては、信号SKと同様に図に示すように設定されるので詳細な説明は繰り返さない。
【0058】
信号SMは、データ線アドレスが“0”〜“7”の場合、信号Z<7>に設定される。データ線アドレスが“8”〜“15”の場合、信号SMは、信号Z<8>に設定される。データ線アドレスが“16”〜“23”の場合、信号SMは、信号Z<9>に設定される。データ線アドレスが“24”〜“31”の場合、信号SMは、Lレベルに設定される。
【0059】
データ線アドレスが“32”〜“63”の場合、信号SMは、データ線アドレスから“32”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。たとえば、データ線アドレスが“40”の場合、信号SMは、データ線アドレスが“8”の場合と同様に、信号Z<8>に設定される。データ線アドレスが“64”〜“95”の場合、信号SMは、データ線アドレスから“64”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。データ線アドレスが“96”〜“127”の場合、信号SMは、データ線アドレスから“96”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。信号SNについては、信号SMと同様に図に示すように設定されるので詳細な説明は繰り返さない。
【0060】
信号SOは、データ線アドレスが“0”〜“6”の場合、信号Z<0>〜Z<6>にそれぞれ設定される。データ線アドレスが“7”の場合、信号SOは、Lレベルに設定される。データ線アドレスが“8”〜“15”の場合、信号SOは、データ線アドレスから“8”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。たとえば、データ線アドレスが“10”の場合、信号SMは、データ線アドレスが“2”の場合と同様に、信号Z<2>に設定される。データ線アドレスが“16”〜“23”の場合、信号SOは、データ線アドレスから“16”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。データ線アドレスが“24”〜“31”の場合、信号SOは、データ線アドレスから“24”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。
【0061】
データ線アドレスが“32”〜“63”の場合、信号SOは、データ線アドレスから“32”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。データ線アドレスが“64”〜“95”の場合、信号SOは、データ線アドレスから“64”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。データ線アドレス線が“96”〜“127”の場合、信号SOは、データ線アドレスから“96”を減算したデータ線アドレスの値の場合と同様に設定される。
【0062】
図6は、ヒューズプログラムアドレスとヒューズ信号DA<6:0>およびシフト信号F1S(n),F2S(n)との関係を示す図である。シフト信号F1S(n)およびF2S(n)は、信号Z<12:0>がデコード回路41.nおよび41#.nによってそれぞれ変換された信号である。
【0063】
図6を参照して、ヒューズプログラムアドレスに対応するシフト信号F1S(n)およびF2S(n)が“0”の場合は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)はLレベルに設定される。一方、ヒューズプログラムアドレスに対応するシフト信号F1S(n)およびF2S(n)が“1”の場合は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)はHレベルに設定される。初期設定では、ヒューズ群にはプログラムがされてなく、シフト信号F1S(0)〜F1S(127)およびF2S(0)〜F2S(127)はすべてLレベルに設定される。
【0064】
たとえば、ヒューズプログラムアドレスが“1”である場合、ヒューズ群から出力された信号をヒューズ切替回路20がヒューズ信号DA<6:0>として出力する信号は、それぞれ“0,0,0,0,0,0,1”に設定されるよう、ヒューズ群はプログラムされる。この場合、シフト信号F1S(0)およびF2S(0)はLレベルに設定され、シフト信号F1S(1)〜F1S(127)およびシフト信号F2S(1)〜F2S(127)はHレベルに設定される。
【0065】
次に、図1,図3,図4および図5を参照して、ヒューズ回路11内のヒューズ群K1に不良データ線アドレスとして“2”がプログラムされているときのプリデコーダ30およびデコード回路41.nの動作を説明する。
【0066】
ヒューズ群K1から出力された信号は、ヒューズ切替回路20によりヒューズ信号DA<6:0>としてプリデコーダ30に入力される。ヒューズ信号DA<6:0>は、不良データ線アドレスとして“2”がプログラムされているため、“0,0,0,0,0,1,0”にそれぞれ設定されている。すなわち、ヒューズ信号DA<6>〜DA<0>は、“0”,“0”,“0”,“0”,“0”,“1”,“0”にそれぞれ設定される。したがって、ヒューズ信号DA<1>のみ“1”(Hレベル)に設定され、ヒューズ信号DA<6>〜DA<2>およびヒューズ信号DA<0>は、“0”(Lレベル)に設定される。
【0067】
ヒューズ信号DA<6:0>のうちヒューズ信号DA<1>のみHレベルに設定されているため、プリデコーダ30によって、信号Z<0>およびZ<1>は、Hレベル(“1”)に設定される。一方、信号Z<2>〜Z<12>は、Lレベル(“0”)に設定される。すなわち、信号Z<12:0>は、“0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,1”にそれぞれ設定される。
【0068】
図5より、不良データ線アドレスが“2”である場合、信号SK,SL,SM,SN,SOは、Lレベルの信号Z<10>、Hレベル、Lレベルの信号Z<7>、Hレベル、Lレベルの信号Z<2>にそれぞれ設定される。
【0069】
信号SK,SL,SM,SN,SOは、不良データ線アドレスである“2”に対応するデコード回路41.2内の各トランジスタのゲートへ入力される。その結果、PチャネルMOSトランジスタ111,112および113がターンオンし、シフト信号F1S(2)はHレベルに設定される。
【0070】
再び図1を参照して、デコード回路41#.nは、デコード回路41.nと同様な構成および機能を有する。したがって、デコード回路40#.nは、デコード回路41.nと同様な動作により、プリデコーダ30#からの信号Z#<12:0>をシフト信号F2S(n)に変換して出力する。
【0071】
切替制御回路300は、さらに、多段シフトデコーダ50を含む。
多段シフトデコーダ50は、それぞれ正規データ線IOの数と同じ数のデコード回路を有する。本実施の形態では、メモリアレイ100は、正規データ線IOを128本含むので、多段シフトデコーダ50は、データ線IO0〜IO127にそれぞれ対応する多段シフトデコード回路51.0〜51.127を有する。
【0072】
多段シフトデコード回路51.0〜51.127の各々は、デコード回路41.0〜41.127およびデコード回路41#.0〜41#.127からの出力信号であるシフト信号F1S(n)およびF2S(n)がそれぞれ入力される。たとえば、多段シフトデコード回路51.1は、デコード回路41.1およびデコード回路41#.1からの出力信号であるシフト信号F1S(1)およびF2S(1)がそれぞれ入力される。
【0073】
以下においては、多段シフトデコード回路51.0〜51.127を総括的に表現する場合には、それぞれ多段シフトデコード回路51.nとも称する。
【0074】
多段シフトデコード回路51.nは、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)をシフト制御信号Sn<2:0>に変換して出力する。多段シフトデコーダ50は、128個の多段シフトデコード回路51.nを有するので、多段シフトデコーダ50からは、128個のシフト制御信号Sn<2:0>が出力される。たとえば、多段シフトデコード回路51.1は、デコード回路41.1およびデコード回路41#.1からの出力信号であるシフト信号F1S(1)およびF2S(1)をシフト制御信号S1<2:0>に変換して出力する。
【0075】
図7は、多段シフトデコード回路51.nの構成を示すブロック図である。
図7を参照して、多段シフトデコード回路51.nは、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)に応じて、シフト制御信号Sn<0>,Sn<1>およびSn<2>を出力する。
【0076】
図8は、多段シフトデコード回路51.nの内部構成を示す回路図である。
図8を参照して、多段シフトデコード回路51.nは、論理回路121、122および123を有する。論理回路121は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)の否定的論理和演算を行なった信号であるシフト制御信号Sn<0>を出力する。論理回路122は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)がそれぞれHおよびLレベルである場合のみ、Hレベルのシフト制御信号Sn<1>を出力する。シフト信号F1S(n)およびF2S(n)がそれぞれHおよびLレベルでない場合は、Lレベルのシフト制御信号Sn<1>を出力する。論理回路123は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)の論理積演算を行なった信号であるシフト制御信号Sn<2>を出力する。
【0077】
再び図1を参照して、半導体記憶装置1000は、さらに、スイッチ切替回路200と、データ線GIO0〜GIO127とを備える。以下においては、データ線GIO0〜GIO127を総括的に表現する場合には、データ線GIOとも称する。
【0078】
スイッチ切替回路200は、1本のデータ線GIOと3本のデータ線IOのうちの1本とを電気的に接続するための128個のスイッチ回路201#0〜201#127を有する。スイッチ回路201#0〜201#127の各々には、シフト制御信号S0<2:0>〜S127<2:0>がそれぞれ入力される。すなわち、切替制御回路300から出力され、スイッチ切替回路200に入力されるシフト信号SFTは、128個のシフト制御信号S0<2:0>〜S127<2:0>から構成される。以下においては、スイッチ回路201#0〜201#127を総括的に表現する場合には、スイッチ回路201#.nとも称する。
【0079】
図9は、スイッチ回路201#.nの構成を示す回路図である。
図9を参照して、スイッチ回路201#.nは、スイッチ201.0,201.1および201.2を有する。スイッチ201.0,201.1および201.2は、一例としてNチャネルMOSトランジスタで構成される。
【0080】
スイッチ201.0,201.1および201.2のゲートへ、シフト制御信号Sn<0>,Sn<1>およびSn<2>のうちの1つのHレベルの信号が入力されると、データ線IO(n),IO(n+1)およびIO(n+2)のうちの1つとデータ線GIOnとが電気的に接続される。したがって、データ線IOとデータ線GIOとの間でデータの授受が可能となる。
【0081】
シフト制御信号Sn<0>がHレベルの場合、データ線GIOnとデータ線IO(n)とが電気的に接続されるため、スイッチ回路201#.nのシフト数は0となる。シフト制御信号Sn<1>がHレベルの場合、データ線GIOnとデータ線IO(n+1)とが電気的に接続されるため、スイッチ回路201#.nのシフト数は1となる。シフト制御信号Sn<2>がHレベルの場合、データ線GIOnとデータ線IO(n+2)とが電気的に接続されるため、スイッチ回路201#.nのシフト数は2となる。たとえば、スイッチ回路201#.1内のスイッチ201.1のゲートへHレベルのシフト制御信号S1<1>が入力されると、データ線GIO1とデータ線IO2とは電気的に接続され、スイッチ回路201#.1のシフト数は1となる。
【0082】
図10(a)および図10(b)は、実施の形態1に従うスイッチ切替回路200の動作を説明するための図である。
【0083】
図10(a)は、データ読出し時およびデータ書込み時に一例としてバンクK内でデータ線IO2およびIO5と電気的に接続される複数のメモリセルに欠陥メモリセルがそれぞれ存在する場合のスイッチ切替回路200の状態を示す。したがって、ヒューズ群K1には、不良データ線アドレスとして“2”がプログラムされている。一方、ヒューズ群K2には、不良データ線アドレス“5”から“1”を減算した値“4”がプログラムされている。
【0084】
図10(b)は、データ線GIOnに対応するデコード回路41.nおよび41#.nそれぞれの出力信号であるシフト信号F1S(n)およびF2S(n)の出力値を示している。出力値が“0”および“1”であればシフト信号F1S(n)およびF2S(n)の電圧レベルは、それぞれLおよびHレベルに設定される。図10(b)において、シフト数は、デコード回路41.nおよび41#.nからのシフト信号F1S(1)の出力値とF2S(1)の出力値との和を示している。たとえば、シフト数が0の場合、データ線GIO0とデータ線IO0とが電気的に接続される。シフト数が1の場合、データ線GIO0とデータ線IO1とが電気的に接続される。シフト数が2の場合、データ線GIO0とデータ線IO2とが電気的に接続される。
【0085】
図1,図6,図8,図9,図10(a)および図10(b)を参照して、スイッチ切替回路200による不良データ線IOの救済動作を説明する。
【0086】
ヒューズ群K1およびK2からの出力信号は、ヒューズ切替回路20により、ヒューズ信号DA<6:0>およびDA#<6:0>としてそれぞれ出力され、プリデコーダ30および30#にそれぞれ入力される。ヒューズ信号DA<6:0>およびDA#<6:0>は、プリデコーダ30および30#でそれぞれ信号Z<12:0>およびZ#<12:0>に変換される。デコード回路41.0〜41.127に入力される信号Z<12:0>は、デコード回路41.nにより変換される。デコード回路41#.0〜41#.127に入力される信号Z#<12:0>は、デコード回路41#.nにより変換される。
【0087】
図6より、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスが“2”のときのシフト信号F1S(2)〜F1S(127)は、“1”(Hレベル)に設定され、シフト信号F1S(0)〜F1S(1)は、“0”(Lレベル)に設定されることがわかる。同様に、ヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスが“4”のときのシフト信号F2S(4)〜F2S(127)は、“1”(Hレベル)に設定され、シフト信号F2S(0)〜F2S(3)は、“0”(Lレベル)に設定されることがわかる。
【0088】
シフト信号F1S(2)はHレベル、シフト信号F2S(2)はLレベルにそれぞれ設定されているので、多段シフトデコード回路51.2は、シフト制御信号S2<0>,S2<1>およびS2<2>をそれぞれL、HおよびLレベルに設定する。シフト制御信号S2<0>,S2<1>およびS2<2>は、スイッチ回路201#.2に入力され、データ線GIO2とデータ線IO3とが電気的に接続される。
【0089】
一方、シフト信号F1S(4)およびF2S(4)はHレベルに設定されているので、多段シフトデコード回路51.4は、シフト制御信号S4<0>,S4<1>およびS4<2>をそれぞれ、L、LおよびHレベルに設定する。シフト制御信号S4<0>,S4<1>およびS4<2>は、スイッチ回路201#.4に入力され、データ線GIO4とデータ線IO6とが電気的に接続される。
【0090】
同様にして、その他のデータ線GIOとデータ線IOは電気的に接続され、最終的にスイッチ切替回路200の動作により、不良データ線IOは使用されない状態となり、正常にデータの読出しおよびデータの書込みが可能となる。
【0091】
次に、データ読出し時およびデータ書込み時に不良データ線IOに電気的に接続される欠陥メモリセルがバンクごとに異なる場合の不良データ線IOの救済動作を説明する。
【0092】
図11は、半導体記憶装置1000のメモリアレイ100内に複数の欠陥メモリセルが存在する概念図を示す。
【0093】
図11を参照して、メモリアレイ100のバンクK内には、欠陥メモリセルFC1およびFC2が存在する。欠陥メモリセルFC1およびFC2は、データ読出し時およびデータ書込み時にデータ線IO1およびIO127にそれぞれ接続される。バンクL内には、欠陥メモリセルFC3およびFC4が存在する。欠陥メモリセルFC3およびFC4は、データ読出し時およびデータ書込み時にデータ線IO2およびIO128にそれぞれ接続される。バンクN内には、欠陥メモリセルは存在しないとする。
【0094】
バンクK内の選択メモリセルからデータの読出しをする場合、ヒューズ切替回路20は、ロウアドレス信号RAに応じて、ヒューズ回路11内のヒューズ群K1およびK2からの出力信号を、ヒューズ信号DA<6:0>およびDA#<6:0>として、プリデコーダ30および30#へそれぞれ出力する。その後の、プリデコーダ30,30#、デコード回路41.n,41#.n、多段シフトデコード回路51.nおよびスイッチ回路201#.n動作は、図10(a)および図10(b)を用いて説明した不良データ線IOの救済動作と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0095】
図12は、データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルが特定のバンクK内でデータ線IOに接続される場合のスイッチ切替回路200の状態を示した概略図である。
【0096】
図11および図12を参照して、欠陥メモリセルFC1およびFC2は、データ読出し時およびデータ書込み時にデータ線IO1およびIO127にそれぞれ接続されるため、データ線IO1およびIO127は使用せずに、データ線IOとデータ線GIOとを電気的に接続させるようにスイッチ切替回路200は動作する。その結果、バンクK内の選択メモリセルからデータを正常に読み出すことが可能となる。
【0097】
バンクL内の選択メモリセルへデータの書込みをする場合、ヒューズ切替回路20は、ロウアドレス信号RAに応じて、ヒューズ回路12内のヒューズ群L1およびL2からの出力信号を、ヒューズ信号DA<6:0>およびDA#<6:0>として、プリデコーダ30および30#へそれぞれ出力する。その後の、プリデコーダ30,30#、デコード回路41.n,41#.n、多段シフトデコード回路51.nおよびスイッチ回路201#.n動作は、図10(a)および図10(b)を用いて説明した不良データ線IOの救済動作と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0098】
図13は、データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルが特定のバンクL内でデータ線IOに接続される場合のスイッチ切替回路200の状態を示した概略図である。
【0099】
図11および13を参照して、欠陥メモリセルFC3およびFC4は、データ読出し時およびデータ書込み時にデータ線IO2およびIO128にそれぞれ接続されるため、データ線IO2およびIO128は使用せずに、データ線IOとデータ線GIOとを電気的に接続させるようにスイッチ切替回路200は動作する。その結果、バンクL内の選択メモリセルへデータを正常に書込むことが可能となる。
【0100】
バンクM内の選択メモリセルへデータの書込みをする場合、バンクM内には欠陥メモリセルが1つしか存在しないので、ヒューズ切替回路20は、ロウアドレス信号RAに応じて、ヒューズ回路13内の1つのヒューズ群M1からの出力信号を、ヒューズ信号DA<6:0>として、プリデコーダ30へ出力する。その後の、プリデコーダ30、デコード回路41.n、多段シフトデコード回路51.nおよびスイッチ回路201#.n動作は、図10(a)および図10(b)を用いて説明した不良データ線IOの救済動作と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0101】
図14は、データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルが特定のバンクM内でデータ線IOに接続される場合のスイッチ切替回路200の状態を示した概略図である。
【0102】
図11および14を参照して、欠陥メモリセルFC5は、データ読出し時およびデータ書込み時にデータ線IO0に接続されるため、データ線IO0は使用せずに、データ線IOとデータ線GIOとを電気的に接続させるようにスイッチ切替回路200は動作する。その結果、バンクM内の選択メモリセルへデータを正常に書込むことが可能となる。
【0103】
バンクN内の選択メモリセルからデータの読出しをする場合、バンクM内には欠陥メモリセルが存在しないので、ヒューズ群N1およびN2には、不良データ線アドレスがプログラムされていない。したがって、ヒューズ切替回路20は、ロウアドレス信号RAに応じて、ヒューズ回路14内のヒューズ群N1およびN2からの信号を出力しない。したがって、プリデコーダ30,30#、デコード回路41.n,41#.n、多段シフトデコード回路51.nおよびスイッチ回路201#.nは動作しない。
【0104】
図15は、特定のバンクN内に欠陥メモリセルが存在しない場合のスイッチ切替回路200の状態を示した概略図である。
【0105】
図11および15を参照して、バンクN内には欠陥メモリセルが存在しないため、データ線IO0〜127とデータ線GIO0〜127を電気的に接続させるようにスイッチ切替回路200は動作する。その結果、バンクN内の所望のメモリセルからデータを正常に読み出すことが可能となる。
【0106】
以上説明したように、実施の形態1に従う半導体記憶装置1000は、正規データ線の数に対応して設けられた、ヒューズプログラムアドレスをデコードする複数のデコード回路を含む。したがって、ヒューズプログラムアドレスをパラレル処理で高速にデコードできるため、スイッチ切替回路200内のシフト状態も高速に決定される。その結果、アクセス速度の低下をほとんど招くことなく、メモリセルへのアクセスごとに、複数のスイッチのシフト状態を切替えることができる。
【0107】
さらに、実施の形態1に従う半導体記憶装置1000は、データ読出し時およびデータ書込み時にアクセス対象となるデータ線に電気的に接続される欠陥メモリセルが存在するバンクに応じて、スイッチ切替回路200内のシフト状態をリアルタイムで切替えることにより、最大で、スペアデータ線の数とバンクの数との積の数だけ、不良データ線を救済することが可能となる。その結果、半導体記憶装置の歩留まりの向上をさらに図ることが可能となる。
【0108】
[実施の形態2]
実施の形態1に従う半導体記憶装置1000の構成における多段シフトデコーダ50内の多段シフトデコード回路51.nが正常に動作するためには、たとえば、ヒューズ群K1にプログラムされている不良データ線アドレスがヒューズ群K2にプログラムされている不良データ線アドレスより小さいことが条件であった。たとえば、図6を参照して、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)にそれぞれ対応するヒューズ群K1およびK2に“4”および“1”がそれぞれプログラムされていると、シフト信号F1S(1)およびF2S(1)は、それぞれ“0”(Lレベル)および“1”(Hレベル)に設定される。そのため、多段シフトデコード回路51.nの出力信号であるシフト制御信号Sn<2:0>のいずれもHレベルに設定されない。したがって、スイッチ回路201#.n内のスイッチ201.0,201.1および201.2のいずれもターンオンせず、メモリアレイ100内のメモリセルからのデータの読出しおよびメモリセルへのデータの書込みが不可能となる。本実施の形態では、ヒューズ群にプラグラムされる不良データ線アドレスの大小関係の制限をなくす構成を以下に説明する。
【0109】
図16は、実施の形態2に従う半導体記憶装置1000aの構成の一例を示すブロック図である。
【0110】
図16を参照して、半導体記憶装置1000aは、半導体記憶装置1000と比較して、切替制御回路300の代わりに切替制御回路300aを備える点が異なる。それ以外の構成は、半導体記憶装置1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0111】
切替制御回路300aは、切替制御回路300と比較して、多段シフトデコーダ50の代わりに多段シフトデコーダ50aを含む。
【0112】
多段シフトデコーダ50aは、それぞれ正規データ線IOの数と同じ数のデコード回路を有する。本実施の形態では、メモリアレイ100は、正規データ線IOを128本含むので、多段シフトデコーダ50aは、データ線IO0〜IO127にそれぞれ対応する多段シフトデコード回路51a.0〜51a.127を有する。
【0113】
多段シフトデコード回路51a.0〜51a.127の各々は、デコード回路41.0〜41.126およびデコード回路41#.0〜41#.126からの出力信号であるシフト信号F1S(n),F2S(n)およびシフト信号F1S(n+1),F2S(n+1)がそれぞれ入力される。たとえば、多段シフトデコード回路51a.1は、デコード回路41.1,41.2およびデコード回路41#.1,41#.2からの出力信号であるシフト信号F1S(1),F2S(1)およびF1S(2),F2S(2)がそれぞれ入力される。デコード回路41#.127には、シフト信号F1S(127)およびF2S(127)が入力される。実際には入力されないシフト信号F1S(128)およびF2S(128)は、Lレベルに設定される。
【0114】
以下においては、多段シフトデコード回路51a.0〜51a.127を総括的に表現する場合には、それぞれ多段シフトデコード回路51a.nとも称する。
【0115】
多段シフトデコード回路51a.nは、シフト信号F1S(n),F2S(n)およびF1S(n+1),F2S(n+1)をシフト制御信号Sn<2:0>に変換して出力する。多段シフトデコーダ50aは、128個の多段シフトデコード回路51a.nを有するので、多段シフトデコーダ50aからは、128個のシフト制御信号Sn<2:0>が出力される。たとえば、多段シフトデコード回路51a.1は、デコード回路41.1およびデコード回路41#.1からの出力信号であるシフト信号F1S(1)およびF2S(1)をシフト制御信号S1<2:0>に変換して出力する。
【0116】
図17は、多段シフトデコード回路51a.nの内部構成を示す回路図である。
【0117】
図17を参照して、多段シフトデコード回路51a.nは、NOR回路131を含む。NOR回路131は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)の否定的論理和演算を行なった信号をシフト制御信号Sn<0>として出力する。
【0118】
多段シフトデコード回路51a.nは、さらに、AND回路132,134,135と、EXOR(Exclusive OR)回路133と、OR回路138とを含む。AND回路132は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)の論理積演算を行なった信号を出力する。EXOR回路133は、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)の排他的論理和演算を行なった信号を出力する。AND回路134は、シフト信号F1S(n+1)およびF2S(n+1)の論理積演算を行なった信号を出力する。AND回路135は、EXOR回路133およびAND回路134のそれぞれの出力信号の論理積演算を行なった信号を出力する。OR回路138は、AND回路132および135のそれぞれの出力信号の論理和演算を行なった信号をシフト制御信号Sn<2>として出力する。
【0119】
多段シフトデコード回路51a.nは、さらに、インバータ136と、AND回路137とを含む。インバータ136は、AND回路134の反転レベルの信号を出力する。AND回路137は、EXOR回路133およびインバータ136のそれぞれの出力信号の論理積演算を行なった信号をシフト制御信号Sn<1>として出力する。シフト制御信号Sn<2:0>は、スイッチ切替回路200内のスイッチ回路201#.nを動作させる。
【0120】
次に、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスがヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスより小さい場合の、多段シフトデコード回路51a.nの動作を説明する。
【0121】
図18(a)および図18(b)は、実施の形態2に従うスイッチ切替回路200の動作を説明するための図である。
【0122】
図18(a)は、データ読出し時およびデータ書込み時にバンクK内で一例としてデータ線IO2およびIO5と電気的に接続される複数のメモリセルに欠陥メモリセルがそれぞれ存在する場合のスイッチ切替回路200の状態を示す。したがって、ヒューズ群K1には、不良データ線アドレスとして“2”がプログラムされている。一方、ヒューズ群K2には、不良データ線アドレス“5”から“1”を減算した値“4”がプログラムされている。
【0123】
図18(b)は、図10(b)と比較して、シフト数がデータ線GIOのそれぞれに対応して設けられるスイッチ回路201#.nのシフトの数を示す点が異なる。それ以外の点は、同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0124】
次に、図6,図9,図16,図17,図18(a)および図18(b)を参照して、スイッチ切替回路200による不良データ線IOの救済動作を説明する。ヒューズ群K1およびK2の不良データ線アドレスがデコード回路41.nおよび41#.nでデコードされるまでの動作は、図10(a)および図10(b)を用いて説明した不良データ線IOの救済動作と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0125】
図6より、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスが“2”のときのシフト信号F1S(2)〜F1S(127)は、“1”(Hレベル)に設定され、シフト信号F1S(0)〜F1S(1)は、“0”(Lレベル)に設定されることがわかる。同様に、ヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスが“4”のときのシフト信号F2S(4)〜F2S(127)は、“1”(Hレベル)に設定され、シフト信号F2S(0)〜F2S(3)は、“0”(Lレベル)に設定されることがわかる。
【0126】
シフト信号F1S(2)およびF1S(3)はHレベル、シフト信号F2S(2)およびF2S(3)はLレベルにそれぞれ設定されているので、多段シフトデコーダ51a.2は、シフト制御信号S2<0>,S2<1>およびS2<2>をそれぞれL、HおよびLレベルに設定する。シフト制御信号S2<0>,S2<1>およびS2<2>は、スイッチ回路201#.2に入力され、データ線GIO2とデータ線IO3とが電気的に接続される。
【0127】
一方、シフト信号F1S(4),F1S(5),F2S(4)およびF2S(5)はHレベルにそれぞれ設定されているので、多段シフトデコード回路51a.4は、シフト制御信号S4<0>,S4<1>およびS4<2>をそれぞれ、L、LおよびHレベルに設定する。シフト制御信号S4<0>,S4<1>およびS4<2>は、スイッチ回路201#.4に入力され、データ線GIO4とデータ線IO6とが電気的に接続される。
【0128】
同様にして、その他のデータ線GIOとデータ線IOは電気的に接続され、最終的にスイッチ切替回路200の動作により、不良データ線IOは使用されない状態となり、正常にデータの読出しおよびデータの書込みが可能となる。
【0129】
次に、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスがヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスより大きい場合の、多段シフトデコード回路51a.nの動作を説明する。
【0130】
図19(a)および図19(b)は、実施の形態2に従うスイッチ切替回路200の動作を説明するための図である。
【0131】
図19(a)は、データ読出し時およびデータ書込み時にバンクK内で一例としてデータ線IO2およびIO5と電気的に接続される複数のメモリセルに欠陥メモリセルがそれぞれ存在する場合のスイッチ切替回路200の状態を示す。したがって、ヒューズ群K1には、不良データ線アドレスとして“5”から“1”を減算した値“4”がプログラムされている。一方、ヒューズ群K2には、不良データ線アドレスとして“2”がプログラムされている。
【0132】
図19(b)は、図18(b)と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
次に、図6,図9,図16,図17,図19(a)および図19(b)を参照して、スイッチ切替回路200による不良データ線IOの救済動作を説明する。ヒューズ群K1およびK2の不良データ線アドレスがデコード回路41.nおよび41#.nでデコードされるまでの動作は、図10(a)および図10(b)を用いて説明した不良データ線IOの救済動作と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0133】
図6より、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスが“4”のときのシフト信号F1S(4)〜F1S(127)は、“1”(Hレベル)に設定され、シフト信号F1S(0)〜F1S(3)は、“0”(Lレベル)に設定されることがわかる。同様に、ヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスが“2”のときのシフト信号F2S(2)〜F2S(127)は、“1”(Hレベル)に設定され、シフト信号F2S(0)〜F2S(1)は、“0”(Lレベル)に設定されることがわかる。
【0134】
シフト信号F1S(2)およびF1S(3)はLレベル、シフト信号F2S(2)およびF2S(3)はHレベルにそれぞれ設定されているので、多段シフトデコーダ51a.2は、シフト制御信号S2<0>,S2<1>およびS2<2>をそれぞれL、HおよびLレベルに設定する。シフト制御信号S2<0>,S2<1>およびS2<2>は、スイッチ回路201#.2に入力され、データ線GIO2とデータ線IO3とが電気的に接続される。
【0135】
一方、シフト信号F1S(4),F1S(5),F2S(4)およびF2S(5)はHレベルにそれぞれ設定されているので、多段シフトデコード回路51a.4は、シフト制御信号S4<0>,S4<1>およびS4<2>をそれぞれ、L、LおよびHレベルに設定する。シフト制御信号S4<0>,S4<1>およびS4<2>は、スイッチ回路201#.4に入力され、データ線GIO4とデータ線IO6とが電気的に接続される。
【0136】
多段シフトデコード回路51.nは、デコード回路41.nおよび41#.nでそれぞれデコードされるシフト信号F1S(n)およびF2S(n)のいずれか1つのみがHレベルである場合、スイッチ回路201#.nのシフト数を1に設定するが、多段シフトデコード回路51a.nは、シフト信号F1S(n)およびF2S(n)のいずれか1つのみがHレベルであっても、シフト信号F1S(n+1)およびF2S(n+1)が共にHレベルであれば、スイッチ回路201#.nのシフト数を2に設定する。
【0137】
同様にして、その他のデータ線GIOとデータ線IOは電気的に接続され、最終的にスイッチ切替回路200の動作により、不良データ線IOは使用されない状態となり、正常にデータの読出しおよびデータの書込みが可能となる。
【0138】
したがって、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスがヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスより大きくても、ヒューズ群K1のヒューズプログラムアドレスがヒューズ群K2のヒューズプログラムアドレスより小さい場合と同様に、多段シフトデコード回路51a.nは、正常にシフト制御信号Sn<2:0>を設定可能である。その結果、多段シフトデコード回路51a.nは、2つのヒューズ群にプログラムされるヒューズプログラムアドレスの大小に関係なくスイッチ切替回路200を制御可能である。
【0139】
なお、多段シフトデコード回路51a.nは、データ読出し時およびデータ書込み時にアクセス対象となるデータ線に電気的に接続される欠陥メモリセルが存在するバンクに応じて、スイッチ切替回路200内のシフト状態をリアルタイムで切替える場合においても、使用可能である。その動作については、実施の形態1に従う半導体記憶装置1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0140】
以上説明したように、2つのヒューズ群にプログラムされる不良データ線アドレスの大小関係の制限をなくすことで、たとえば、ウエハ状態のテストでヒューズ群K1に不良データ線アドレス“100”をプログラム後、パッケージング後の出荷テストでさらに不良データ線アドレス“50”が検出されたとしても、もう1つのヒューズ群K2に不良コラムアドレスをプログラムすることが可能となる。したがって、実施の形態2に従う半導体記憶装置1000aは、実施の形態1に従う半導体記憶装置1000の奏する効果に加えて、さらなる歩留まりの向上を図ることができる。
【0141】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0142】
【発明の効果】
メモリセルアレイに含まれる複数の正規データ線およびスペアデータ線のうちの1つと入出力データをメモリセルアレイへ伝達するための複数のグローバルデータ線の1つとを選択的に接続する複数のスイッチを含むスイッチ切替回路と、プログラム回路に記憶されている不良アドレスをデコードするためのデコード回路をスイッチの数と同じ数だけ有するシフトデコーダを含む切替制御回路とを備えることにより、不良アドレスをパラレル処理で高速にデコードできる。したがって、複数のスイッチのシフト状態も高速に決定される。その結果、アクセス速度の低下をほとんど招くことなく、メモリセルへのアクセスごとに、複数のスイッチのシフト状態を切替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に従う半導体記憶装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】メモリアレイの複数のバンクのうちの1つの内部構成を示した概略図である。
【図3】プリデコーダの内部構成を示す回路図である。
【図4】デコード回路の構成を示す回路図である。
【図5】データ線アドレスとデコード回路への入力信号との関係を示す図である。
【図6】ヒューズプログラムアドレスとヒューズ信号およびシフト信号との関係を示す図である。
【図7】多段シフトデコード回路の構成を示すブロック図である。
【図8】多段シフトデコード回路の内部構成を示す回路図である。
【図9】スイッチ回路の構成を示す回路図である。
【図10】実施の形態1に従うスイッチ切替回路の動作を説明するための図である。
【図11】半導体記憶装置のメモリアレイ内に複数の欠陥メモリセルが存在する概念図を示す。
【図12】データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルが特定のバンク内でデータ線に接続される場合のスイッチ切替回路の状態を示した概略図である。
【図13】データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルが特定のバンク内でデータ線に接続される場合のスイッチ切替回路の状態を示した概略図である。
【図14】データ読出し時およびデータ書込み時に欠陥メモリセルが特定のバンク内でデータ線に接続される場合のスイッチ切替回路の状態を示した概略図である。
【図15】特定のバンク内に欠陥メモリセルが存在しない場合のスイッチ切替回路の状態を示した概略図である。
【図16】実施の形態2に従う半導体記憶装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図17】多段シフトデコード回路の内部構成を示す回路図である。
【図18】実施の形態2に従うスイッチ切替回路の動作を説明するための図である。
【図19】実施の形態2に従うスイッチ切替回路の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
11,12,13,14 ヒューズ回路、20 ヒューズ切替回路、25,26 リードアンプ/ライトドライバ回路、30,30# プリデコーダ、40,40# シフトデコーダ、41.0〜41.127,41#.0〜41#.127 デコード回路、50,50a 多段シフトデコーダ、51.0〜51.127,51a.0〜51a.127 多段シフトデコード回路、60 アドレスデコーダ、61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71,72,73 信号変換回路、74,76,79,90,96 NOR回路、75,77,80,81,82,85,87,89,91,92、93,95,97,98,99,102 インバータ、78 AND回路、83 OR回路、84,86,88,94,101 NAND回路、100 メモリアレイ、111,112,113,117,119 PチャネルMOSトランジスタ、114,115,116,118,120 NチャネルMOSトランジスタ、200 スイッチ切替回路、201#0〜201#127 スイッチ回路、201.0,201.1,201.2 スイッチ、IO0〜IO129,GIO0〜127 データ線、WL0〜WL31 ワード線、MC メモリセル、BLP ビット線対、K1,K2,L1,L2,M1,M2,N1,N2 ヒューズ群、300,300a 切替制御回路、1000,1000a 半導体記憶装置。

Claims (7)

  1. 複数のメモリセルが配置されたメモリセルアレイを備え、
    前記メモリセルアレイは、第1番目から第(L+M)番目に予め順序付けられた(L+M)本(L:2以上の整数、M:L未満の自然数)のローカルデータ線を含み、
    前記(L+M)本のローカルデータ線は、
    並列に入出力データを伝達するL本の正規データ線と、
    前記L本の正規データ線のうちの1本の正規データ線単位で不良を救済するために設けられたM本のスペアデータ線とを有し、
    前記入出力データを前記メモリセルアレイへ伝達するためのL本のグローバルデータ線と、
    前記(L+M)本のローカルデータ線と前記L本のグローバルデータ線との間に設けられたスイッチ切替回路と、
    前記スイッチ切替回路を制御するための切替制御回路とをさらに備え、
    前記スイッチ切替回路は、前記L本のグローバルデータ線に対応してそれぞれ設けられるL個のスイッチ回路を含み、
    前記L個のスイッチ回路のうちの第J番目のスイッチ回路(J:L以下の自然数)は、指示されたシフト数K(K:0以上M以下の整数)に応じて、対応する第J番目のグローバルデータ線を前記(L+M)本のローカルデータ線のうちの第J番目から第(J+K)番目のローカルデータ線のうちの1本と選択的に接続し、
    前記切替制御回路は、
    前記L本の正規データ線のうちの前記不良に対応する正規データ線を特定する不良アドレスを、各々が記憶可能なM個のプログラム回路と、
    前記M個のプログラム回路にそれぞれ対応して設けられるM個の第1のデコーダと、
    前記M個のプログラム回路のM個の出力に応じて、前記L個のスイッチ回路のそれぞれに対して前記シフト数を指示する第2のデコーダとを含み、
    前記M個の第1のデコーダの各々は、対応するプログラム回路に記憶された前記不良アドレスに対応する前記正規データ線を救済する場合、前記L個のスイッチ回路のそれぞれに対応したシフトの要否に関するL個の判定結果を並列に出力し、
    前記第2のデコーダは、前記M個の第1のデコーダのそれぞれから出力されたM組の前記L個の判定結果に応じて、前記L個のスイッチ回路にそれぞれ対応するL個の前記シフト数を算出する、半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルアレイは、選択的にアクセス対象となるN個(N:2以上の整数)の領域に分割され、
    前記M個のプログラム回路は、前記N個の領域の各々に対応して設けられ、
    N組の前記M個のプログラム回路と前記M個の第1のデコーダとの間に設けられ、前記N組のM個のプログラム回路のうちの前記アクセス対象となった領域に対応する1組のM個のプログラム回路にそれぞれ記憶された前記不良アドレスを前記M個の第1のデコーダへそれぞれ伝達するための切替回路をさらに備える、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第J番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数は、前記第J番目のスイッチ回路に関して、前記M個の第1のデコーダのうち、前記シフトが必要であると判定した第1のデコーダの個数と等しい、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第J番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数は、前記第J番目のスイッチ回路に関して、前記M個の第1のデコーダのうちの前記シフトが必要であると判定した第1のデコーダの個数に対して、前記M個の第1のデコーダの前記M組のL個の判定結果のうちの前記L個のスイッチ回路のうちの第(J+1)番目のスイッチ回路に対応するM組の判定結果に応じた修正を加えて決定される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. Mは2であり、
    前記第2のデコーダは、前記L個のスイッチ回路にそれぞれ対応して設けられたL個のデコード回路を有し、
    前記L個のデコード回路の各々は、前記第J番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数が1に設定され、かつ、前記L個のスイッチ回路のうちの第(J+1)番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数が2に設定されているときには、前記第J番目のスイッチ回路における前記シフト数を2に修正する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. Mは2であり、
    前記M個のプログラム回路に記憶されているM個の前記不良アドレスのうちの値の大きい方の不良アドレスは、前記L本の正規データ線のうちの第I番目(I:2以上L以下の自然数)の正規データ線が、前記不良に対応する場合に、第(I−1)番目の正規データ線を特定するよう設定される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. Mは2であり、
    前記M個の第1のデコーダの各々は、L個の第1のデコード回路を有し、
    M組の前記L個の第1のデコード回路は、前記M組のL個の判定結果のうちの前記L個のスイッチ回路にそれぞれ対応するM組の判定結果をそれぞれ示す第1および第2の制御信号を出力し、
    前記第2のデコーダは、前記L個のスイッチ回路にそれぞれ対応して設けられたL個の第2のデコード回路を有し、
    前記L個の第2のデコード回路のうちの前記第J番目のスイッチ回路に対応する第J番目の第2のデコード回路は、
    前記第J番目の第2のデコード回路に対応する前記第1および第2の制御信号のレベルが所定の第1の組合せである場合に、前記第J番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数を0に設定する第1のシフト制御信号を生成する第1の論理回路と、
    前記第J番目の第2のデコード回路に対応する前記第1および第2の制御信号のレベルが所定の第2の組合せであり、かつ、前記L個のスイッチ回路のうちの第(J+1)番目のスイッチ回路に対応する前記第1および第2の制御信号のレベルが所定の第3の組合せ以外である場合に、前記第J番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数を1に設定する第2のシフト制御信号を生成する第2の論理回路と、
    前記第J番目の第2のデコード回路に対応する前記第1および第2の制御信号のレベルが所定の第3の組合せである場合、または、前記第J番目の第2のデコード回路に対応する前記第1および第2の制御信号のレベルが所定の第2の組合せであり、かつ、前記第(J+1)番目のスイッチ回路に対応する前記第1および第2の制御信号のレベルが前記所定の第3の組合せである場合において、前記第J番目のスイッチ回路に対して指示される前記シフト数を2に設定する第3のシフト制御信号を生成する第3の論理回路とを有する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
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