JP2009258475A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009258475A
JP2009258475A JP2008108790A JP2008108790A JP2009258475A JP 2009258475 A JP2009258475 A JP 2009258475A JP 2008108790 A JP2008108790 A JP 2008108790A JP 2008108790 A JP2008108790 A JP 2008108790A JP 2009258475 A JP2009258475 A JP 2009258475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endless belt
heat
image forming
forming apparatus
heat source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008108790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5223437B2 (ja
Inventor
Hiroaki Takagi
広彰 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008108790A priority Critical patent/JP5223437B2/ja
Publication of JP2009258475A publication Critical patent/JP2009258475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223437B2 publication Critical patent/JP5223437B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 熱源からの熱伝導等の影響による温度上昇を効率よく防ぎ、熱膨張による無端ベルトの走行安定性を確保することができ、異常画像が発生するという不具合がなく、しかも冷却効率もよく、電力低減・騒音低減を行うことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 回転走行する無端ベルトを有する無端ベルト走行装置と、熱源を有し、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトに対して近接して配置された熱源装置と、を備えた画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトにおける前記熱源装置の熱源からの影響を受け易い範囲25の裏面側に、該無端ベルトの表面温度を冷却する冷却手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置に用いられる無端ベルトの表面温度を冷却する技術に係るものである。
今日、画像形成の分野、例えば電子写真装置では、市場要求の変化に伴い、カラー複写機やカラープリンタなど、カラーのものが多くなってきている。カラー電子写真装置には、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置でトナーを付着させて感光体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写してシート(例えば転写用紙)にカラー画像を記録する、いわゆる1ドラム型のものと、複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写してシートに合成カラー画像を記録する、いわゆるタンデム型のものとがある。
1ドラム型とタンデム型とを比較すると、前者は、感光体が1つであるから、比較的小型化でき、コストも低減できる利点はあるが、1つの感光体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフルカラー画像を形成するため、画像形成の高速化は困難である。後者は、逆に大型化し、コスト高となる欠点はあるが、画像形成の高速化が容易である利点がある。
最近は、フルカラーもモノクロ並みのスピード要求が望まれることから、タンデム型が注目されてきている。タンデム型の電子写真装置には、図16に示すように、各感光体1上で現像ローラ2により顕像化された画像を転写装置により、レジストローラ3によって送り出されるシート4をシート搬送ベルト5で搬送し、そのシート4に順次転写する直接転写方式のものと、図17に示すように、各感光体1上の画像を1次転写装置10により一旦中間転写ベルト11に順次転写して後、その中間転写ベルト11上の画像を2次転写装置12によりシート4に一括転写する間接転写方式のものとがある。2次転写装置12は図ではローラ形状であるが、ベルト形状のものもある。なお、図16において、7は定着装置を示し、図17において、13は中間転写ベルト駆動ローラ、14は中間転写ベルトクリーニング部、15は2次転写装置クリーニング部、16はスキャナ、17は感光体ドラムクリーニング部、18は書き込み装置をそれぞれ示す。
直接転写方式のものと、間接転写方式のものとを比較すると、前者は、搬送されるシート4に対して直接各感光体1から転写させるために、シート4の速度がシート搬送ベルト5上で変動してしまうと、各感光体1において書き込まれた画像がずれてしまう欠点がある。これに対し後者は、2次転写位置を比較的自由に設置することができ、また搬送するシート4の速度が変動してもシートに対して画像を転写する際は各感光体1によって書かれた画像は既に合致しており、シートの速度が変動しても画像がずれない長所がある。以上のようなことから、最近は、タンデム型電子写真装置の中の、特に間接転写方式のものが注目されてきている。
この際、図17に示すように、機械サイズを小型化する観点から機械内部の高密度化とともに、定着装置7を中間転写ベルト11の下側にもぐりこませるような構成となり、中間転写ベルト11に対して定着装置7が近接した配置となっていた。また、機械の高速化の流れから機械内部の発熱量も増大し、熱源装置である定着装置7によって画像形成部であるベルト装置が熱的影響を受け、色ずれ等の画像不具合が発生してしまうようになってきた。
更に両面印刷時は、より厳しい条件となる。ここでは間接転写方式の機械で説明するが、シート4の片面に画像形成を行った後、続けてその裏面に画像形成を行うことになる。つまり、定着装置7で加熱されたシート4が両面ユニットを通過し、再度2次転写装置12にて中間転写ベルト11に接触するため、シート4からの熱伝達により中間転写ベルト11の温度が上昇し、さらに中間転写ベルト11に接触している各感光体1、更には現像ローラ2にも熱が伝わり、ベルト変形による画像の不具合、及びトナーの固化等の不具合がより一層発生し易くなる。
そこで、熱源である定着装置と中間転写ユニットとの間にダクトを設けて空冷し、中間転写ベルトへの熱の影響を防ぐことも提案されているが、上記の機械サイズの小型化という要求に伴い、空冷を行う充分なスペースがなくなっていた。その対策として、特開2005−017552号公報(特許文献1)に示すような技術が提案されている。これは熱源である定着装置と中間転写ユニット間の断熱のためにヒートパイプを用いた例であるが、定着装置の発熱量の増大からヒートパイプでは定着装置と中間転写ユニットとの間を充分に断熱ができず、特に機械のいわゆる待機時においてヒートパイプの放熱部のファンを低騒音化のねらいから出力が下げられることにより、特に中間転写ベルトの定着装置に隣接した側のみが高温となり、厚み偏差が発生し、次の稼動時に異常画像が発生するという不具合があった。
また、特開2007−094353号公報(特許文献2)に示すように待機時での温度上昇による中間転写ベルトの変形を防ぐために所定の温度になるとベルトを駆動して影響の少ない場所に移動させるものも提案されているが、自然空冷のため、冷却効率が悪く、しかもベルトを駆動させるため、騒音が大きくなるという不具合があった。
特開2005−017552号公報 特開2007−094353号公報
そこでこの発明は、前記のような従来の問題を解決し、熱源からの熱伝導等の影響による温度上昇を効率よく防ぎ、熱膨張による無端ベルトの走行安定性を確保することができ、異常画像が発生するという不具合がなく、しかも冷却効率もよく、電力低減・騒音低減を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転走行する無端ベルトを有する無端ベルト走行装置と、熱源を有し、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトに対して近接して配置された熱源装置と、を備えた画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトにおける前記熱源装置の熱源からの影響を受け易い範囲の裏面側(内側)に、該無端ベルトの表面温度を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする。前記無端ベルト走行装置は、例えば無端ベルトと、該無端ベルトを張架し搬送するための駆動ローラと、該駆動ローラにより搬送される無端ベルトの走行により連れ回る性質を持つ1つ以上の従動ローラと、を有する構成となっている。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記冷却手段が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な受熱部と、放熱部と、前記受熱部と放熱部との間に熱輸送媒体を循環させる循環管路と、循環用の作動部材と、を有することを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記冷却手段が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な受熱部と、ヒートシンクと、このヒートシンクと前記受熱部とを結ぶヒートパイプと、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3において、前記接離機構が、受熱部を無端ベルトの裏面に近接する方向に付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢力に抗して離間する方向に移動させる接離カムと、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記無端ベルト走行装置が、熱源装置の熱源からの影響を受ける範囲の無端ベルトの表面温度を検知する少なくとも1つの温度検知手段と、制御手段と、を有し、前記制御手段が、前記温度検知手段の検知結果に基づいて冷却手段を制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記温度検知手段が、無端ベルトの幅方向に複数設けられていることを特徴とする。請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記温度検知手段が、無端ベルトの幅方向の一側縁部と他側縁部と対応する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかにおいて、前記無端ベルト走行装置が、熱源装置の熱源からの影響を受け難い範囲の無端ベルトの表面温度を検知する少なくとも1つの温度検知手段を有し、前記制御手段が、前記温度検知手段の検知結果に基づいて冷却手段を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2ないし8のいずれかにおいて、前記受熱部が、無端ベルトの幅方向に複数に分割されており、それぞれが接離機構によって単独で接離可能となっていることを特徴とする。請求項10に記載の発明は、請求項9において、前記複数の受熱部のそれぞれに温度検知手段が設けられ、前記制御手段が、これら温度検知手段の温度検知結果に基づいて冷却手段を制御することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかにおいて、前記冷却手段が、無端ベルトの走行停止中のみに稼動するようになっていることを特徴とする。請求項12に記載の発明は、請求項2ないし11のいずれかにおいて、前記受熱部が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な受熱板であることを特徴とする。請求項13に記載の発明は、請求項2ないし11のいずれかにおいて、前記受熱部が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な従動ローラであることを特徴とする。請求項14に記載の発明は、請求項13において、従動ローラが、熱源装置の熱源からの影響を受け難い範囲に設けられていることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1ないし14のいずれかにおいて、前記無端ベルト走行装置が、中間転写ユニットであり、無端ベルトが中間転写ベルトであり、前記熱源装置が、定着装置であることを特徴とする。請求項16に記載の発明は、請求項15において、定着装置の熱源の影響を受け易い範囲が、中間転写ユニットの中間転写ベルトにおける2次転写装置より下流側領域であって、1次転写装置より上流側領域の任意の範囲であることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、回転走行する無端ベルトを有する無端ベルト走行装置と、熱源を有し、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトに対して近接して配置された熱源装置と、を備えた画像形成装置において、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトにおける前記熱源装置の熱源からの影響を受け易い範囲の裏面側に、該無端ベルトの表面温度を冷却する冷却手段を備えたので、前記冷却手段によって無端ベルトを必要に応じて冷却することにより、該ベルトの一部のみが高温となり、その結果熱膨張によって速度偏差が発生するのを防ぎ、品質のよい画像を提供することができるとともに、無端ベルトの走行を安定化させることができる。すなわち、無端ベルトの熱源装置に近接した側のみが高温となり、厚み偏差が発生し、次の稼動時に異常画像が発生するという不具合がなく、しかも冷却効率もよく、騒音も小さくなるという優れた効果がある。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略図である。この実施の形態1による画像形成装置は、従来の図17で示す画像形成装置と基本構成が同様である。そのため、同様な構成には同一符号を付して説明を簡略にし、以下には主として異なる構成について説明することとする。
すなわち、この画像形成装置は、いわゆる代表的なタンデム型の画像形成装置であり、感光体ドラム1、現像ローラ2、感光体ドラムクリーニング部17からなる作像部19と、中間転写ベルト駆動ローラ13、従動ローラ23、及びこれらローラに張架されて回転走行する中間転写ベルト11、そして中間転写ベルトクリーニング部14からなる中間転写ユニット20とを備えている。図1において、破線で囲んで示している符号25は、中間転写ベルト11のベルト領域のうち定着装置7からの熱の影響を受け易い範囲を示している。この熱の影響を受け易い範囲25は、中間転写ユニット20の中間転写ベルト11における2次転写装置12、より厳密には中間転写ベルトクリーニング部14より下流側領域であって、1次転写装置10、より厳密には駆動ローラ13と水平方向で対向する従動ローラ23より上流側領域の図示した範囲となっている。ただ、この図示した範囲は限定されたものではなく、それ以外に設定してもよい。作像部19及び中間転写ユニット20で重ね合わされたカラー画像が2次転写装置12においてレジストローラ3から搬送されてきたシート4に一括転写される。26は受熱部としての可動式の受熱板であり、中間転写ベルト11の熱の影響を受け易い範囲25を冷却するための冷却手段を後記する他の部材とともに構成している。前記の通り、実施の形態1では中間転写ユニット20が無端ベルト走行装置、定着装置7が熱源装置として機能する例である。
図2は、受熱板26の可動部を拡大した図であり、この図から明らかなように受熱板26は中間転写ベルト11を有する中間転写ユニット20の本体フレーム27に接離機構を構成する引っ張りスプリング28と接離カム29により支持されており、駆動モータ30によりカム29を回転することによりスプリング28の付勢力に抗して中間転写ベルト11の熱の影響を受け易い範囲25の裏面に対して近接する位置にもたらされ、あるいはカム29の力を解いてスプリング28の付勢力で離間する位置にもたらされて、矢印で示すように中間転写ベルト11との接離が可能となっている。カム29の位置を制御する駆動モータ30は、DCブラシレスモータからなっている。DCブラシレスモータの場合、カム位置の検出ができないので、図3に示すようにカム29の回転軸61の付近にセンサ62(透過型フォトインタラプタ)を設け、カム29がどのような状態にあるのか(受熱板26が近接する位置にある状態なのか離間する位置にある状態なのか)を検出し、例えば受熱板26が離間する位置にある状態のときその検知信号としてON信号が来るまでモータ30を駆動するようになっている。63はカム位置と連動する部材で、回転軸61に固定されて該回転軸と共に回り、その軸方向を向いた鍔部64がセンサ62の発光素子と受光素子間の溝の透過光を遮断又は透過させることによりセンサ62をON又はOFFする。65は回転軸61を回転させるギヤである。なお、ここでは駆動モータ30としてDCブラシレスモータを示したが、前記DCブラシレスモータに代えてステッピングモータを用いてもよく、この場合にはDCブラシレスモータがON信号が来るまでモータ30を駆動するのに対して、所定のステップ数までモータ30を駆動することになる。
図4は、前記の冷却手段を示すものであり、この冷却手段31はいわゆる液冷による冷却法を受熱板に用いたものであり、方形の中空受熱板26と、この受熱板26の中空内部に液体を循環させる液体循環管路33と、この液体循環管路33の途中に設けられた液体を循環させる作動部材としてのポンプ34と、放熱部35とを有している。36は冷却ファンで、放熱部35のフィンが設けられた前面の前方に、これと対向して設けられている。37は液保管用のリザーブタンクである。また、それぞれの働きは以下のようになっており、液体は図4の経路を矢印のように循環する。
受熱板26は熱伝導性の高い部材で形成されており、前記のように中空に形成され、受熱板自体が管路を形成している。しかし、他にも液体循環管路33を受熱板26に貼り付け、あるいは受熱板26の内部に埋め込んでもよい。貼り付けや埋め込みの場合は液体循環管路33を例えば交互に蛇行させたりして配置するのが好ましい。これにより受熱板26では液体が長時間循環して受熱し易いようになる。そして、受熱板26は発熱源である定着装置7からの熱を受け、効率よく管路内の熱輸送媒体である液体に伝達する役割を果たす。この実施の形態ではプロピレングリコール系不凍液等が液体として用いられており、受熱板26から伝達された熱を放熱部35まで輸送する役割を果たす。液体循環管路33は前記のような液が循環する管であり、その使用場所により、アルミ管、ゴムチューブ等を選択して使用される。放熱部35からの放熱量に応じて冷却ファン36による強制空冷、または自然空冷がとられる。
受熱板26で受けた熱は、液体循環管路33内の液体に伝わり、該管路を通って放熱部35まで輸送され、排出される。液体の循環はポンプ34によって行われる。よって、定着装置7の発熱部の発熱量がより高発熱を有するものであっても、近接した発熱部と冷却対象部において、発熱部の熱が冷却対象部である中間転写ベルト11へ伝わることを防止することができる。
前記のような画像形成装置においては、各感光体1上で現像ローラ2によって顕像化された画像が1次転写装置10により一旦中間転写ベルト11に順次転写された後、その中間転写ベルト11上の画像が、レジストローラ3によって送り出されシート搬送ベルトで搬送されてくるシート4に2次転写装置12により一括転写される。そして、画像形成装置が稼動しない待機時、すなわち中間転写ベルト11の走行が止まった際に、定着装置7と近接する熱源からの影響を受け易い範囲25では中間転写ベルト11の温度上昇があるが、このような時に駆動モータ30を駆動してカム29を回転し、このカムの回転によりスプリング28の付勢力に抗して受熱板26を中間転写ベルト11に近接する位置とするとともに、冷却手段31を稼動する。これにより受熱板26はその内部において液体循環管路33を流れる液体によって冷却され、それに伴って受熱板26と対面する中間転写ベルト11自体も冷やされるため、次の稼動時に温度偏差による中間転写ベルト11表面の速度ムラを低減することができる。従来においては中間転写ベルト11の一部、定着装置7の熱の影響を受ける範囲が温度上昇もしくは温度上昇にともなう相対湿度の変化等から、膨張もしくは伸縮して異常画像を発生させることがあったが、このようなベルトの膨縮を防止することができ、中間転写ベルト11の速度ムラの低減を図って、異常画像の発生を抑止することが可能となり、常に品質のよい画像を提供することができる。再び画像形成装置を稼動する時は、駆動モータ30を駆動してカム29を回転し、カムの力を解く。これにより、スプリング28の付勢力が働き、受熱板26は中間転写ベルト11から離間した位置となる。また、冷却手段31の稼動も停止する。
図5は、冷却手段の別例であり、この冷却手段31’はいわゆるヒートパイプによる冷却方法を受熱板に用いたものであり、受熱板26’と、放熱部としてのヒートシンク38と、熱輸送のためのヒートパイプ39と、を有している。ヒートパイプ39は管の内壁に毛細管構造をもたせた金属製のパイプであり、内部は真空で、少量の水若しくは代替フロンなどが封入されている。そして、一端側が受熱板26’の内部に埋め込まれて配置され、端部が閉じられているとともに、他端側も同様にヒートシンク38の内部に埋め込まれて配置され、端部が閉じられている。ヒートパイプ39の埋め込みに際しては受熱面積を大きくとれるように受熱板26’内に蛇行して配置するのが好ましい。このような構成の冷却手段31’においても、受熱板26’の熱を外部へ導くことが可能になっている。
ヒートシンク38は定着装置7で発生した熱を、外部へ放熱するためのデバイスであり、一般的には空気による熱伝導を使って、発生した熱を空気中へ拡散させる(空冷)。ヒートシンク38には多数のフィンを付けて表面積を大きくした金属ブロックを使うのが好ましい。なお、発生する熱が、空気の自然対流だけで放熱できないときは、さらに電動ファンを使って強制的に空冷をしたりすることも可能である。
したがって、ヒートパイプ39が埋め込まれた受熱板26’では、パイプ内部の液体が蒸発して気化し、このとき潜熱(気化熱)として熱が取り込まれる。そして低温部であるヒートシンク38へ高速に移動し、そこで冷やされてまた液体に戻り、熱を放出する(凝縮潜熱による熱放出)。液体は毛細管構造を通って元の場所に戻るので、連続的に効率よく熱を移動させることができる。なお、このヒートパイプ39が埋め込まれた受熱板26’も前記したものと同様な接離機構により中間転写ベルト11に対して接離可能となっている。このような冷却手段31’を用いたときも前記と同様な効果が期待できる。
<実施の形態2>
図6は、実施の形態2を示し、この実施の形態2では中間転写ベルト11の熱の影響を受け易い範囲25と対向してその表面側に該範囲の中間転写ベルト11の表面温度を検知するための温度検知センサ40を搭載し、図7のフローチャートで示す制御のように所定の温度を越えた際に接離カム用の駆動モータ30を起動させる制御を行う。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
すなわち、中間転写ベルト11の回転スタート時にベルト表面温度の初期値を測定する(ステップS601)。その後、温度検知センサ40によりベルトの表面温度を計測して(ステップS602)、その計測した温度が所定温度Xより上昇しているかどうかを図示しない制御手段で判定する。所定温度Xは中間転写ベルト11が熱により悪影響を受ける可能性のある任意の温度であり、初期値よりは大きい値に予め設定される。そして計測した中間転写ベルト11の表面温度が所定温度Xより上昇していれば(ステップS603/YES)、前記制御手段は接離カム29の駆動モータ30を前記センサ62からON信号が来るまで駆動し(ステップS604)、該カムにより受熱板26又は26’を中間転写ベルト11に近接する位置とし、冷却手段31又は31’による中間転写ベルト11の冷却作用を行わせ、1サイクルを終える一方、中間転写ベルト11の表面温度が所定温度Xより上昇していなければ(ステップS603/NO)、再度ベルトの表面温度の計測を繰り返すことになる。したがって、このような温度検知センサ40を搭載することにより、ベルト表面温度の管理と、それに基づく受熱板26又は26’の接離動作によるベルト冷却の自動制御化が可能となる。
図8は、中間転写ベルト11の表面温度を検知する温度検知センサの別例であり、この例で示す温度検知センサ41,42は図示のように中間転写ベルト11の熱の影響を受け易い範囲25であって、該ベルトの幅内の範囲で配置された受熱板26(又は26’)の中間転写ベルト11の幅方向の一側縁部と他側縁部にそれぞれ対向する表面側に配設されている。そして、図9のフローチャートで示す制御のように所定の温度差より大きくなった際に接離カム用の駆動モータ30を起動させる制御を行い、中間転写ベルト11上の温度偏差をなくす。
すなわち、温度検知センサ41,42を用いて中間転写ベルト11の幅方向の一側縁部と他側縁部の2箇所のベルト表面温度A・Bを計測する(ステップS801)。そして、計測した中間転写ベルト11の表面温度AとBの差の絶対値が所定の温度Xより大きいかどうかを図示しない制御手段で判定する。そして、表面温度AとBの差の絶対値が所定温度Xより大きければ(ステップS802/YES)、前記制御手段は接離カム29の駆動モータ30を前記センサ62からON信号が来るまで駆動し(ステップS803)、該カムにより受熱板26又は26’を中間転写ベルト11に近接する位置とし、冷却手段31又は31’による中間転写ベルト11の冷却作用を行わせ、1サイクルを終える一方、表面温度AとBの差の絶対値が所定温度Xより大きくなければ(ステップS802/NO)、再度ベルトの表面温度の計測を繰り返すことになる。
ところで、中間転写ベルト11の画像形成領域は中間転写ベルト11を張架支持するローラよりテンションが維持される。これに対して中間転写ベルト11の画像形成領域外となるベルト縁部はテンションが維持され難い。そのためベルト縁部にスケール部を設けた場合、スケール部のあるベルト縁部に熱膨張が生ずる場合がある。ベルト縁部に熱膨張が生ずると、図10に示すようにスケール部を光学的に読み取る反射型センサ(例えば前記温度検知センサ41,42)とベルト縁部との距離が変化してしまい、ベルト速度の検知に不具合が生じるとともに、ベルト縁部と中央部の周方向の長さに差があった際に、各色の色ずれ等の異常画像が発生することがある。しかし、前記のように受熱板26又は26’の中間転写ベルト11の幅方向の一側縁部と他側縁部にそれぞれ対応する表面側に温度検知センサ41,42を配設したものにおいては、このようなことがない。
<実施の形態3>
図11は、実施の形態3を示し、この実施の形態3では、実施の形態2の温度検知センサ40のほかに、定着装置7の熱源からの熱の影響を受け難い範囲である、中間転写ベルト駆動ローラ13と2次転写装置12間の中間転写ベルト11の裏面側にもベルトの表面温度を検知する温度検知センサ43を搭載している。そして、この温度検知センサ43の検知結果に基づき、図9のフローチャートで示す制御のように所定の温度差より大きくなった際に接離カム用の駆動モータ30を起動させる制御を行い、中間転写ベルト11上の温度偏差をなくす。
図12は、受熱板の別例を示し、この受熱板46,47は中間転写ベルト11の幅方向に2つに分割されている。この分割された受熱板46,47における温度検知センサ41,42の配置は図8に示すものとほぼ同様であり、中間転写ベルト11の幅方向の一側縁部と他側縁部にそれぞれ対応する表面側に配設されている。すなわち、図12では、受熱板46に対応する個所に温度検知手段41、受熱板47に対応する個所に温度検知手段42が配置されている。図では2箇所としているが、複数箇所であればその数は問わない。そして、この場合は受熱板46,47のそれぞれを図13のフローチャートで示す制御のように温度偏差の状況にしたがって個別に接離機構を作動させることで、中間転写ベルト上の温度偏差をなくす。
すなわち、温度検知センサ41,42を用いて中間転写ベルト11の幅方向の一側縁部と他側縁部の2箇所のベルト表面温度A1・B1を計測する(ステップS1201)。そして、計測した中間転写ベルト11の表面温度A1とB1の差の絶対値が所定の温度Xより大きいかどうかを図示しない制御手段で判定する。そして、表面温度A1とB1の差の絶対値が所定温度Xより大きければ(ステップ1202/YES)、今度はA1がB1より大きいかどうかを前記制御手段で判定する。表面温度A1とB1の差の絶対値が所定温度Xより大きくなければ(ステップ1202/NO)、再度ベルトの表面温度の計測を行う。そして、表面温度A1が表面温度B1より大きければ(ステップ1203/YES)、前記制御手段は受熱板46の接離カム29の駆動モータ30を前記センサ62からON信号が来るまで駆動し(ステップS1204)、該カムにより受熱板46を中間転写ベルト11に近接する位置とし、冷却手段31又は31’による中間転写ベルト11の冷却作用を行わせ、1サイクルを終える一方、表面温度A1が表面温度B1より大きくなければ(ステップ1203/NO)、受熱板47の接離カム29の駆動モータ30を前記センサ62からON信号が来るまで駆動し(ステップS1205)、冷却手段31又は31’による中間転写ベルト11の冷却作用を行わせ、再度ベルトの表面温度の計測を繰り返すことになる。
前記のようにベルトの幅方向に複数個の検知センサ41,42を設けた場合であって、1枚ものの受熱板26にあっては中間転写ベルト11の幅方向に高温部と低温部があるとき、図14に示すようにその温度偏差がなくなって正常な良質画像が形成できるまで、冷却開始からの時間が線Oで示すようにかかってしまう。つまり温度偏差が小さくなるまで時間がかかってしまうのに対して、受熱板46,47のように2つに分割したものにあっては同図に線Pで示すように温度偏差の状況に応じて温度上昇の大きな箇所の受熱板のみ接離させることにより温度偏差を小さくすることができる。
<実施の形態4>
図15は、実施の形態4を示し、この実施の形態4では、受熱板に代えて、受熱部が従動ローラ50からなっていて、熱源からの熱の影響を受け易い範囲25とは離れた個所の中間転写ベルト11の裏面側に離間可能に設けられている。すなわち、前記において離れた個所とは定着装置7の熱源からの影響を受け難い範囲のことであり、より具体的には中間転写ベルト11における2次転写装置12より上流側領域であって、1次転写装置10より下流側領域の図示した範囲である。この従動ローラ50からなる受熱部の接離機構は、例えばローラ軸を支持する軸受を図2で示す接離カム29と引っ張りスプリング28で支持して構成することが可能であるし、それ以外の構成としてもよい。また、従動ローラ50からなる受熱部の冷却手段も任意のもので構成することが可能である。このような実施の形態においても前記実施の形態と同様な効果が期待できる。
尚、前記実施の形態は、好ましい一例を示したにすぎず、この発明は例示した実施の形態に限定されるものではない。受熱板26,26’,46,47や受熱ローラとしての従動ローラ50は受熱部の一例であるし、冷却手段31,31’や接離機構も図示したものに限定されるものではない。
次に特許請求の範囲の請求項2以下に記載した発明の特有な効果について説明する。
請求項2に記載の発明によれば、冷却手段が、受熱部と、放熱部と、熱輸送媒体が循環する管路と、循環用の作動部材とを有するため、熱源からの熱伝導等の影響による温度上昇を効率よく防ぎ、熱膨張による無端ベルトの走行安定性を確保することができる。請求項3に記載の発明によれば、冷却手段が、受熱部と、放熱部であるヒートシンクと、熱輸送手段であるヒートパイプとを有するため、請求項2に記載の発明と同様に熱源からの熱伝導等の影響による温度上昇を効率よく防ぎ、熱膨張による無端ベルトの走行安定性を確保することができる。請求項4に記載の発明によれば、接離機構を構成する付勢部材と接離カムにより、受熱部を無端ベルトの裏面に対して近接する位置とそれから離間する位置に確実に接離可能させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、温度検知手段の検知結果に応じて冷却手段の稼動を制御することにより、温度が高い時のみ冷却手段を稼動させることができるため、電力低減・騒音低減を確保することができる。請求項6に記載の発明によれば、温度検知手段の検知結果に応じて無端ベルトの幅方向の温度偏差が所定の温度差を超えたときのみに、冷却手段を稼動させることで、電力低減・騒音低減、及び無端ベルトの走行安定性を確保することができる。請求項7に記載の発明によれば、無端ベルトの幅方向の一側縁部と他側縁部に熱膨張が生ずる場合にも効果的に対応することができる。請求項8に記載の発明によれば、無端ベルトの熱源の影響を受け易い箇所と受け難い箇所に設けられた温度検知手段から得られた温度検知結果の差が所定の温度差を越えたときのみに、冷却手段を稼動させることで、電力低減・騒音低減、及び無端ベルトの走行安定性を確保することができる。請求項9に記載の発明によれば、複数の受熱部のうち最も温度変化の大きい受熱部のみを個別に接離させることで、温度偏差を小さくすることができる。請求項10に記載の発明によれば、複数の受熱部のそれぞれに対応した箇所に設けた温度検知手段の2つ以上の温度検知結果に応じて冷却手段の稼動を制御することで、より効果的に温度偏差を小さくすることができる。
請求項11に記載の発明によれば、無端ベルトの走行が止まった際に熱源装置と隣接する範囲の温度上昇があるため、冷却手段を無端ベルトの走行停止中、すなわち、待機時にのみ稼動させることで、次の稼動時に温度偏差による無端ベルト表面の速度ムラを低減することができる。請求項12に記載の発明によれば、受熱部を離間可能な受熱板とすることで、熱源からの熱を面で受熱することができる。請求項13に記載の発明によれば、受熱部を離間可能な従動ローラとすることで、稼動中においても無端ベルト上に温度偏差があった際に均一化することができる。請求項14に記載の発明によれば、従動ローラを熱源からの影響を受け難い範囲に設けることにより、非稼動時に受熱部自体が温度上昇することで冷却効果が低減することを防ぐ。請求項15に記載の発明によれば、画像形成装置の中間転写ユニットの中間転写ベルトにおいて、定着装置からの一般的な熱による悪影響(例えば、トナー固着、異常画像、低寿命化)を防止することができる。請求項16に記載の発明によれば、定着装置の熱源の影響を受け易い範囲での効率的な冷却が可能となり、中間転写ベルト上のトナー画像への影響を防ぐことができる。
この発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略図である。 同上の受熱板の接離機構を拡大して示す図である。 同上のカム位置の検出を司るセンサ等を示す概略図である。 同上の冷却手段を示す概略図である。 別の冷却手段を示す概略図である。 実施の形態2に係る画像形成装置を示す概略図である。 同上の制御フローチャートである。 中間転写ベルトの表面温度を検知する温度検知センサの別の例を示す概略図である。 同上の制御フローチャートである。 スケール部のあるベルト端部に熱膨張が生ずることを説明する図面である。 実施の形態3に係る画像形成装置を示す概略図である。 受熱板の別の例を示す概略図である。 同上の制御フローチャートである。 同上において温度偏差が小さくなるまで時間がかかってしまうことを説明する図面である。 実施の形態4に係る画像形成装置を示す概略図である。 従来の画像形成装置を示す概略図である。 従来の画像形成装置を示す概略図である。
符号の説明
1 感光体
2 現像ローラ
3 レジストローラ
4 シート
7 定着装置(熱源装置)
10 1次転写装置
11 中間転写ベルト
12 2次転写装置
13 中間転写ベルト駆動ローラ
14 中間転写ベルトクリーニング部
15 2次転写装置クリーニング部
16 スキャナ
17 感光体ドラムクリーニング部
18 書き込み装置
19 作像部
20 中間転写ユニット(無端ベルト装置)
25 熱の影響を受け易い範囲
26,26’,46,47 受熱板(受熱部)
27 本体フレーム
28 引っ張りスプリング(付勢部材)
29 接離カム
30 駆動モータ(駆動部材)
31,31’ 冷却手段
33 液体循環管路
34 ポンプ(作動部材)
35 放熱部
36 冷却ファン
37 リザーブタンク
38 ヒートシンク
39 ヒートパイプ
40,41,42,43 温度検知センサ
50 従動ローラ(受熱部)

Claims (16)

  1. 回転走行する無端ベルトを有する無端ベルト走行装置と、
    熱源を有し、前記無端ベルト走行装置の無端ベルトに対して近接して配置された熱源装置と、を備えた画像形成装置において、
    前記無端ベルト走行装置の無端ベルトにおける前記熱源装置の熱源からの影響を受け易い範囲の裏面側に、該無端ベルトの表面温度を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記冷却手段が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な受熱部と、放熱部と、前記受熱部と放熱部との間に熱輸送媒体を循環させる循環管路と、循環用の作動部材と、を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記冷却手段が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な受熱部と、ヒートシンクと、このヒートシンクと前記受熱部とを結ぶヒートパイプと、を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記接離機構が、受熱部を無端ベルトの裏面に近接する方向に付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢力に抗して離間する方向に移動させる接離カムと、を有する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記無端ベルト走行装置が、熱源装置の熱源からの影響を受ける範囲の無端ベルトの表面温度を検知する少なくとも1つの温度検知手段と、制御手段と、を有し、前記制御手段が、前記温度検知手段の検知結果に基づいて冷却手段を制御する請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記温度検知手段が、無端ベルトの幅方向に複数設けられている請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記温度検知手段が、無端ベルトの幅方向の一側縁部と他側縁部と対応する位置に設けられている請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記無端ベルト走行装置が、熱源装置の熱源からの影響を受け難い範囲の無端ベルトの表面温度を検知する少なくとも1つの温度検知手段を有し、前記制御手段が、前記温度検知手段の検知結果に基づいて冷却手段を制御する請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記受熱部が、無端ベルトの幅方向に複数に分割されており、それぞれが接離機構によって単独で接離可能となっている請求項2ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記複数の受熱部のそれぞれに温度検知手段が設けられ、前記制御手段が、これら温度検知手段の温度検知結果に基づいて冷却手段を制御する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記冷却手段が、無端ベルトの走行停止中のみに稼動するようになっている請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記受熱部が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な受熱板である請求項2ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記受熱部が、接離機構によって無端ベルトの裏面に対して近接する位置と離間する位置とに接離可能な従動ローラである請求項2ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記従動ローラが、熱源装置の熱源からの影響を受け難い範囲に設けられている請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記無端ベルト走行装置が、中間転写ユニットであり、無端ベルトが中間転写ベルトであり、前記熱源装置が、定着装置である請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記定着装置の熱源の影響を受け易い範囲が、中間転写ユニットの中間転写ベルトにおける2次転写装置より下流側領域であって、1次転写装置より上流側領域の任意の範囲である請求項15に記載の画像形成装置。
JP2008108790A 2008-04-18 2008-04-18 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5223437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108790A JP5223437B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108790A JP5223437B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009258475A true JP2009258475A (ja) 2009-11-05
JP5223437B2 JP5223437B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=41385973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008108790A Expired - Fee Related JP5223437B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5223437B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006656A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2005283984A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007193005A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Toshiba Corp 画像形成装置およびベルト駆動機構ならびにベルト体駆動方法
JP2007298848A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及びこれに用いられる定着装置
JP2008046263A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Ricoh Co Ltd ベルト走行装置及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006656A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2005283984A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007193005A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Toshiba Corp 画像形成装置およびベルト駆動機構ならびにベルト体駆動方法
JP2007298848A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及びこれに用いられる定着装置
JP2008046263A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Ricoh Co Ltd ベルト走行装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5223437B2 (ja) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9423730B2 (en) Cooling device and image forming apparatus including same
JP5880998B2 (ja) 冷却装置、画像形成装置
JP5257753B2 (ja) 画像形成装置
US20120263491A1 (en) Cooling device and image forming apparatus including same
JP2011186203A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011128291A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7769334B2 (en) Fixing unit and image forming apparatus including the same
JP6061183B2 (ja) 冷却装置、及び画像形成装置
JP2012048058A (ja) 画像形成装置
JP4566042B2 (ja) 画像形成装置
JP5223437B2 (ja) 画像形成装置
JP2001318577A (ja) 画像形成装置
JP4554413B2 (ja) 画像形成装置及びその機内温度制御方法
JP5818131B2 (ja) 冷却装置及び画像形成装置
JP5186838B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6566312B2 (ja) 冷却装置、及び、画像形成装置
JP5273549B2 (ja) 画像形成装置
JP2005258116A (ja) 画像形成装置
JP4890996B2 (ja) ベルト走行装置及び画像形成装置
JP2006082249A (ja) 画像形成装置
JP2007248897A (ja) 定着装置
JP4434878B2 (ja) 画像形成装置の冷却装置、及び画像形成装置
JP2004138813A (ja) ベルト装置および画像形成装置
JP4927649B2 (ja) 画像形成装置
JP2014174531A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees