JP2009258123A - リスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐衝撃構造を備え、また、従来と比較して組立作業が容易となるリスト装置を提供する。
【解決手段】 時計ケース13と、時計ケース13の側部を囲むように設けられた外ベゼル15と、時計ケース13と外ベゼル15との間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する内ベゼル14と、外ベゼル15の側部に取り付けられ、時計ケース13と内ベゼル14と外ベゼル15を下方から支持するリブ部12cを有し、外部からの衝撃を緩衝する時計バンド12とを備え、内ベゼル14は、時計ケース13の上部縁部を被っていることを特徴とする腕時計である。
【選択図】 図4

Description

この発明は、使用者の手首に装着されるリスト装置に関する。
腕時計等のリスト装置において、電子モジュール等を内蔵する本体ケースの外側を金属等からなる外ケースで被ったものが知られている。従来、前記外ケースは、内部の本体ケースに対して、ビス等により直接固定する構造を採っていた。
しかしながら、上記のような外ケースと本体ケースとをビス等により直接固定した構造の場合、落下等により衝撃を受けた際、その衝撃が直接ビスや本体ケースに伝わり、本体ケースが金属製であればビスが折れたり、樹脂製であれば本体ケースにクラックが入るといった問題が生じていた。また、ビス止めは、組立作業が複雑になり、部品点数もその分多くなるので、なるべく少ない方が好ましい。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、耐衝撃構造を備え、また、従来と比較して組立作業が容易となるリスト装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、たとえば図4〜図11に示すように、使用者の手首に装着するためのリストバンドを備えたリスト装置(腕時計10,30,40,50,60,70,80,90)において、装置本体ケース(時計ケース13、93)と、この装置本体ケースの側部を囲むように設けられた外ケース(外ベゼル15,55,65,75,95)と、前記装置本体ケースと前記外ケースとの間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する第1の緩衝部材(内ベゼル14,64,74,94)と、前記外ケースの側部に取付けられ、外部からの衝撃を緩衝する第2の緩衝部材(時計バンド12,52,62,72、エンドピース31,92、先カンカバー42)とを備え、前記外ケース、前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材のうちの少なくとも一つは、前記装置本体ケースの上部縁部を被っており、前記第2の緩衝部材は、前記装置本体ケース、前記第1の緩衝部材および前記外ケースを下方から支持する弾性支持部(リブ部12c、31c、42c、52c、62c、72c、92c)を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外ケースと装置本体ケースとの間に第1の緩衝部材が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、第1の緩衝部材により衝撃が吸収・緩和されて、装置本体ケースに衝撃が伝わることを防止できる。また、第2の緩衝部材の弾性支持部が装置本体ケースと第1の緩衝部材と外ケースを下方から支持していることから、下から加えられる衝撃についてはこの弾性支持部によって吸収・緩和されて、装置本体ケースが保護される。さらに、外ケースと第1の緩衝部材と第2の緩衝部材のうちの少なくとも一つによって、装置本体ケースの上部縁部が被われ、かつ、第2の緩衝部材の弾性支持部によって装置本体ケースと第1の緩衝部材と外ケースが下方から支持されていることから、装置本体ケースは、第1の緩衝部材や外ケースに対してビス等により固定されなくても、上下方向に固定された状態となる。したがって、装置本体ケース、第1の緩衝部材、外ケース、および第2の緩衝部材を組み付けるだけで、装置本体ケースが固定された状態で容易に組み立てることができる。
請求項1に記載のリスト装置における第2の緩衝部材は、たとえば、請求項4に記載の発明のように、前記リストバンド(時計バンド12,52,62,72)のうち、前記外ケースの側部に当接する部位に設けられていてもよい。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、たとえば、図4〜図11に示すように、使用者の手首に装着するためのリストバンドを備えたリスト装置(腕時計10,30,40,50,60,70,80,90)において、装置本体ケース(時計ケース13,93)と、この装置本体ケースの側部を囲むように設けられた外ケース(外ベゼル15,55,65,75,95)と、前記装置本体ケースと前記外ケースとの間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する第1の緩衝部材(内ベゼル14,64,74,94)と、前記装置本体ケースが外部衝撃を受けた際に、その外部衝撃を緩衝するために前記装置本体ケースと前記外ケースとをケース軸方向に相対的に移動可能に弾性支持する第2の緩衝部材(時計バンド12,52,62,72、エンドピース31,92、先カンカバー42)と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、装置本体ケースが外部衝撃を受けた際に、その外部衝撃を緩衝するために装置本体ケースと外ケースとを相対的に移動可能に弾性支持する第2の緩衝部材を備えているので、外ケースに対する装置本体ケースの連結をフローティング構造とすることができる。このため、装置本体ケースと外ケースとをねじ等で剛体的に連結した場合と異なり、装置本体ケースが外部衝撃を受けた際に、その装置本体ケースに対する外的衝撃を効果的に緩衝することができる。
請求項1または請求項2において、第1の緩衝部材および第2の緩衝部材は、ウレタンやゴム等の軟質材料からなる。さらに、装置本体ケースとは、リスト装置の動作を制御・駆動するモジュール等を内蔵するケースのことである。また、装置本体ケースは必ずしも1つの部材からなるものでなくてもよく、側部、蓋、および底等がそれぞれ別の部材であって、それらが組み立てられてなるものでもよい。
請求項2に記載のリスト装置において、前記第2の緩衝部材は、請求項3に記載の発明のように、前記リストバンドのうち、前記外ケースの側部に当接する当接部と前記装置本体ケースの裏面を下方から弾性支持する弾性支持部(リブ部12c、31c、42c、52c、62c、72c、92c)とを有するものであってもよい。
また、請求項1または2に記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、第2の緩衝部材が、前記外ケースに対して前記リストバンドを接続するための接続部材(エンドピース31,92、先カンカバー42)であってもよい。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のリスト装置において、たとえば、図4〜図7、図10、図11に示すように、前記装置本体ケース(時計ケース13,93)の上部縁部は前記第1の緩衝部材(内ベゼル14,94)によって被われていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、装置本体ケースの上部縁部が第1の緩衝部材によって被われていることから、上から加えられる衝撃については第1の緩衝部材によって吸収・緩和されて、装置本体ケースが保護され、より一層耐衝撃性が向上する。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか記載のリスト装置において、たとえば、図9に示すように、前記装置本体ケース(時計ケース13)の上部縁部は前記外ケース(外ベゼル75)によって被われていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、装置本体ケースの上部縁部は外ケースによって被われていることから、装置本体ケースの側部から上部縁部にかけて外ケースの材質で作られているように見えるので、外ケースが金属製であったり表面に金属膜が形成されているものであると、リスト装置に高級感を付与することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか記載のリスト装置において、たとえば図7に示すように、前記外ケース(外ベゼル55)の側部は前記第2の緩衝部材(時計バンド52)によって被われていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の効果に加えて、第2の緩衝部材によって外ケースの側部が被われているので、側部からの衝撃は第2の緩衝部材によって緩衝され、耐衝撃性がより一層向上する。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のリスト装置において、たとえば図8に示すように、前記外ケース(外ベゼル65)の側部から前記装置本体ケース(時計ケース13)の上部縁部にかけて前記第2の緩衝部材によって被われていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、第2の衝撃部材によって外ケースの側部とさらに装置本体ケースの上部縁部まで被われているので、側方のみならず上方からの衝撃についても、第2の衝撃部材によって緩衝され、耐衝撃性がより一層向上する。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか記載のリスト装置において、たとえば図10、図11に示すように、前記第2の緩衝部材(時計バンド12、エンドピース92)から前記装置本体ケースの裏面側に延びて当該装置本体ケースの裏面側を弾性的に支持する弾性支持部(リブ部12c、92c)は、前記装置本体ケースにねじ止めされていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9に記載の発明の効果に加えて、弾性支持部が装置本体ケースにねじ止めされていることから、めくれ止めされていることになり、リスト装置に上方から強い衝撃が加えられた際に装置本体ケースが脱落することを防止できる。
請求項11に記載の発明は、たとえば図13、図14に示すように、使用者の手首に装着される装置本体ケース(時計ケース113、123)と、この装置本体ケースの側部を囲むように設けられた外ケース(外ベゼル115、125)と、前記装置本体ケースと前記外ケースとの間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材(内ベゼル114、124)とを備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、外ケースと装置本体ケースとの間に緩衝部材が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、緩衝部材により衝撃が吸収・緩和されて、装置本体ケースに衝撃が伝わることを防止できる。
請求項1〜11のいずれか記載のリスト装置としては、各種小型電子機器が挙げられるが、たとえば、請求項12に記載の発明のように、装置本体ケースに時刻を指示または表示する時計部が設けられていれば、腕時計として使用することができる。
請求項1に記載の発明によれば、外ケースと装置本体ケースとの間に第1の緩衝部材が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、第1の緩衝部材により衝撃が吸収・緩和されて、装置本体ケースに衝撃が伝わることを防止できる。また、第2の緩衝部材の弾性支持部が装置本体ケースと第1の緩衝部材と外ケースを下方から支持していることから、下から加えられる衝撃についてはこの弾性支持部によって吸収・緩和されて、装置本体ケースが保護される。さらに、外ケースと第1の緩衝部材と第2の緩衝部材のうちの少なくとも一つによって、装置本体ケースの上部縁部が被われ、かつ、第2の緩衝部材の弾性支持部によって装置本体ケースと第1の緩衝部材と外ケースが下方から支持されていることから、装置本体ケースは、第1の緩衝部材や外ケースに対してビス等により固定されなくても、上下方向に固定された状態となる。したがって、装置本体ケース、第1の緩衝部材、外ケースを、および第2の緩衝部材組み付けるだけで、装置本体ケースが固定された状態で容易に組み立てることができる。
請求項2に記載の発明によれば、装置本体ケースが外部衝撃を受けた際に、その外部衝撃を緩衝するために装置本体ケースと外ケースとを相対的に移動可能に弾性支持する第2の緩衝部材を備えているので、外ケースに対する装置本体ケースの連結をフローティング構造とすることができる。このため、装置本体ケースと外ケースとをねじ等で剛体的に連結した場合と異なり、装置本体ケースが外部衝撃を受けた際に、その装置本体ケースに対する外的衝撃を効果的に緩衝することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の効果に加えて、装置本体ケースの上部縁部が第1の緩衝部材によって被われていることから、上から加えられる衝撃については第1の緩衝部材によって吸収・緩和されて、装置本体ケースが保護され、より一層耐衝撃性が向上する。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の効果に加えて、装置本体ケースの上部縁部は外ケースによって被われていることから、装置本体ケースの側部から上部縁部にかけて外ケースの材質で作られているように見えるので、外ケースが金属製であったり表面に金属膜が形成されているものであると、リスト装置に高級感を付与することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の効果に加えて、第2の緩衝部材によって外ケースの側部が被われているので、側部からの衝撃は第2の緩衝部材によって緩衝され、耐衝撃性がより一層向上する。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、第2の衝撃部材によって外ケースの側部とさらに装置本体ケースの上部縁部まで被われているので、側方のみならず上方からの衝撃についても、第2の衝撃部材によって緩衝され、耐衝撃性がより一層向上する。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9に記載の発明の効果に加えて、弾性支持部が装置本体ケースにネジ止めされていることから、めくれ止めされていることになり、リスト装置に上方から強い衝撃が加えられた際に装置本体ケースが脱落することを防止できる。
請求項11に記載の発明によれば、外ケースと装置本体ケースとの間に緩衝部材が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、緩衝部材により衝撃が吸収・緩和されて、装置本体ケースに衝撃が伝わることを防止できる。
請求項12に記載の発明によれば、装置本体ケースに時計部が設けられているので腕時計として使用できる。
本発明のリスト装置に係る第1の実施の形態例としての腕時計を示す斜視図である。 図1の腕時計の時計本体を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。 図1の腕時計の時計本体を示す図であり、(a)は上から見た平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。 図1の腕時計を概略的に示したもので、(a)は側断面図、(b)は時計本体と時計バンドの結合部分の背面図である。 本発明のリスト装置に係る第2の実施の形態例としての腕時計を概略的に示したもので、(a)は側断面図、(b)は時計本体とエンドピースの結合部分の背面図である。 本発明のリスト装置に係る第3の実施の形態例としての腕時計を概略的に示したもので、(a)は側断面図、(b)は時計本体と先カンカバーの結合部分の背面図である。 本発明のリスト装置に係る第4の実施の形態例としての腕時計の側断面図を概略的に示したものである。 本発明の第4の実施の形態例の変形例としての腕時計の側断面図を概略的に示したものである。 本発明のリスト装置に係る第5の実施の形態例としての腕時計の側断面図を概略的に示したものである。 本発明のリスト装置に係る第6の実施の形態例としての腕時計を概略的に示したもので、(a)は側断面図、(b)は時計本体と時計バンドの結合部分の背面図である。 本発明のリスト装置に係る第7の実施の形態例としての腕時計の側面から見た様子を示したもので、左半分は断面図、右半分は平面図である。 図11の腕時計を示したもので、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 本発明のリスト装置に係る第8の実施の形態例としての腕時計の一部断面図である。 本発明の第8の実施の形態例の変形例としての腕時計の一部断面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態例>
本発明に係る第1の実施の形態例を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本発明のリスト装置の第1の実施の形態例としての腕時計10を示す斜視図であり、この腕時計10は、時計本体11と時計バンド12,12とからなる。図2は時計本体11のみを示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。図3も同様であり、(a)は図2(a)の上方から見た平面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。さらに、図4(a)は腕時計1の側断面図の概略を示したもので、図4(b)は、図4(a)における時計本体11と時計バンド12との結合部分の背面図を一方のみ示したものである。
時計本体11は、図4に示すように、主に、断面視円形の箱体である時計ケース(装置本体ケース)13と、この時計ケース13の外側に設けられた内ベゼル(第1の緩衝部材)14と、外ベゼル(外ケース)15とからなる。時計ケース13は、円筒形状の側部13aと、円盤型の透明なガラスカバー19と、底蓋20とからなる。側部13aと底蓋20は、それぞれ、金属製あるいは樹脂製である。時計ケース13の中には、液晶表示素子等からなり時刻等の表示を行う表示部やこれを制御・駆動する電子回路および電池等を含む電子モジュール18が内蔵されている。電子モジュール18の側方および下方には、緩衝ゴム21,21,21が配設されており、外部から衝撃が加わったとしてもこの緩衝ゴム21,21,21によってその衝撃が緩和され電子モジュール18に直接伝わらないようになっている。そして、前記ガラスカバー19を介して、前記表示部に表示される時刻等が透視できるようになっている。
時計本体11の正面および側面には、図1〜図3に示すように、スイッチボタン17が設けられ、これらスイッチボタン17を操作することによって、前記電子モジュール18が駆動され、表示状態や表示される情報を変更できるようになっている。
内ベゼル14は、ウレタン等の軟質材料により環状に形成されており、図4に示すように、側部13aの外周面をほぼ被うように設けられている。この内ベゼル14の上端部14aは、内側に向かって延出するように形成され、時計ケース13の上部縁部を被った状態となっている。また、内ベゼル14の上部外側には、周方向に沿って、外ベゼル15の上端部15aによって係合される切欠き14bが形成されている。
外ベゼル15は、金属、セラミック、硬質樹脂等の硬質材料により前記内ベゼル14より大きな径で環状に形成され、その上端部15aは内側に向かって突出し、内ベゼル14の前記切欠き14bに係合している。外ベゼル15の下部には、外側に張り出し凹部15bが形成された張り出し部15dが、相対するように2個設けられている(図4(b)では一方のみ図示)。図4(b)に示すように、張り出し部15dの凹部15bを画成し互いに対向する面には、後述の結合部材22が填め込まれる結合孔15c、15cが設けられている。
時計バンド(リストバンド、第2の緩衝部材)12,12は、ウレタン等の軟質樹脂からなり、図4(b)に示すように、全体としては外ベゼルの張り出し部15d,15dの端の幅とほぼ同じ幅に形成されているが、端部12a、12aは前記凹部15b,15bの幅よりもわずかに細く形成されている。その端部12a、12aには幅方向に貫通孔12b、12bが形成されている。端部12a,12aは、前記凹部15b、15bにそれぞれ臨んでおり、この状態で、バネ棒やネジ等である結合部材22,22が、貫通孔12bを挿通し、かつ、その両端が前記結合孔15c、15cに係合することによって、時計バンド12が外ベゼル15に対して固定されるようになっている。また、時計バンド12の各端部12a,12aの下部から平板状のリブ部(弾性支持部)12cが延出しており、このリブ部12cは外ベゼル15、内ベゼル14、底蓋20の下面に当接しこれらを支持した状態になっている。
以上の腕時計10によれば、外側の外ベゼル15と時計ケース13との間に軟質材料からなる内ベゼル14が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、内ベゼル14により衝撃が吸収・緩和されて、時計ケース13に衝撃が伝わることを防止できる。また、時計ケース13の上部縁部を被った状態の内ベゼル14の上端部14aや、外ベゼル15、内ベゼル14、底蓋20を下方から支持する時計バンド12のリブ部12c、12cも緩衝機能を発揮し、上下方向からの衝撃に対しても、時計ケース13が保護され、この点においても高い耐衝撃性が得られる。また、内ベゼル14の上端部14aによって時計ケース13の上部縁部が被われ、時計バンド12のリブ部12cが外ベゼル15、内ベゼル14、および時計ケース13を支持していることから、時計ケース13は、内ベゼル14や外ベゼル15に対してビス等によりリジッドに固定されてはないが、上下方向に固定された状態となる。言い換えれば、腕時計10は、ビス等を用いなくても、時計ケース13、内ベゼル14、外ベゼル15、および時計バンド12、12を組み付けるだけで、容易に組み立てることができる。
<第2の実施の形態例>
以下に、本発明に係る第2の実施の形態例を図5に基づいて説明する。図5には、本発明を適用した第2の実施の形態例としての腕時計30を示した。図5において、35は時計本体、31はエンドピース、32は時計バンド、33は接続ピンである。腕時計30において、第1の実施の形態例の腕時計10と異なる点は、時計バンド32がエンドピース31を介して時計本体35に取り付けられている点のみであって、時計本体35の時計ケース13,内ベゼル14,外ベゼル15の構成や材質は第1の実施の形態例と全く同様であるので、同符号を付して説明は省略する。なお、図5(a)は腕時計30の側断面図の概略を示したもので、図5(b)は、図5(a)における時計本体35とエンドピース31と時計バンド32の結合部分の背面図を示したものである。
エンドピース(接続部材)31,31は、ウレタン等の軟質樹脂からなり、外ベゼル15の前記張り出し部15dに取り付けられ、時計本体35と時計バンド32,32の間を接続するもので、図5(b)に示すように平面視略矩形状に形成されている。エンドピース31,31の一方の端部31a、31aには、それぞれ幅方向に貫通孔31b、31bが形成されている。端部31a,31aは、外ベゼル15の凹部15d、15dにそれぞれ臨んでおり、この状態で、結合部材22,22が貫通孔31b、31bを挿通した状態で外ベゼル15の結合孔15c、15cに係合することによって、エンドピース31,31が外ベゼル15に対して取り付けられるようになっている。また、各エンドピース31の端部31aの下部からリブ部31cが延出しており、これらリブ部31c、31cは外ベゼル15、内ベゼル14、底蓋20の下面に当接しこれらを支持した状態になっている。エンドピース31,31の他端部には、後述する接続ピン33が挿通するためのピン孔31d、31dが幅方向に形成されている。
時計バンド32,32は、外ベゼルの張り出し部15d,15dの端の幅とほぼ同じ幅に形成されている。時計バンド32,32の材質は、ウレタン、皮等であり特に限定されない。各時計バンド32の端部には、エンドピース31とほぼ同じ幅でバンド凹部32aが形成されており、バンド凹部32aの両縁部にはピン孔32b、32bが設けられている。バンド凹部32aにエンドピース31の前記他端部が填め込まれた状態で、接続ピン33がエンドピース31のピン孔31dを挿通し、かつ、時計バンド32のピン孔32b、32bに係合することによって、時計バンド32はエンドピース31に取り付けられている。
以上の腕時計30によれば、外側の外ベゼル15と時計ケース13との間に軟質材料からなる内ベゼル14が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、内ベゼル14により衝撃が吸収・緩和されて、時計ケース13に衝撃が伝わることを防止できる。また、内ベゼル14の上端部14aや、エンドピース31、31のリブ部31c、31cも緩衝機能を発揮し、上下方向からの衝撃に対しても、時計ケース13が保護され、この点においても高い耐衝撃性が得られる。また、内ベゼル14の上端部14aによって時計ケース13の上部縁部が被われ、リブ部31cが外ベゼル15、内ベゼル14、時計ケース13を支持していることから、時計ケース13は、内ベゼル14や外ベゼル15に対してビス等によりリジッドに固定された状態ではないが、上下方向に固定された状態となる。言い換えれば、腕時計30は、ビス等を用いなくても、時計ケース13、内ベゼル14、外ベゼル15、およびエンドピース31,31を組み付けるだけで、容易に組み立てることができる。
<第3の実施の形態例>
以下に、本発明に係る第3の実施の形態例を図6に基づいて説明する。図6には、本発明を適用した第3の実施の形態例としての腕時計40を示した。図6において、41は時計本体、42は先カンカバー、43は時計バンドである。腕時計40において、第1の実施の形態例の腕時計10と異なる点は、時計バンド43が先カンカバー42を通って時計本体35に取り付けられている引き通しタイプであるという点のみであって、時計本体41の時計ケース13,内ベゼル14,外ベゼル15の構成や材質は第1の実施の形態例と全く同様であるので、同符号を付して説明は省略する。なお、図6(a)は腕時計40の側断面図の概略を示したもので、図6(b)は、図6(a)における時計本体41と先カンカバー42との結合部分の背面図を示したものである。
先カンカバー(接続部材)42、42は、ウレタン等の軟質樹脂からなり、外ベゼル15の前記張り出し部15dに取り付けられ、時計バンド43を通すものである。図6(b)に示すように、各先カンカバー42には時計バンド43を通すための開口42dが設けられている。
各先カンカバー42の一方の端部42aには、それぞれ幅方向に貫通孔42bが形成されている。各端部42aは、外バゼル15の凹部15bにそれぞれ臨んでおり、この状態で、結合部材22,22が貫通孔42b、42bを挿通し、かつ、外ベゼル15の結合孔15c、15cに係合することによって、先カンカバー42、42が外ベゼル15に対して取り付けられるようになっている。また、各先カンカバー42の端部42aの下部からリブ部42cが延出しており、このリブ部42cは外ベゼル15、内ベゼル14、時計ケース13の下面に当接しこれらを支持する状態になっている。
時計バンド43は、先カンカバー42,42の開口42d、42dに通されることによって時計本体35に取り付けられるようになっている。時計バンド43の材質は特に限定されない。
以上の腕時計40によれば、外側の外ベゼル15と時計ケース13との間に軟質材料からなる内ベゼル14が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、内ベゼル14により衝撃が吸収・緩和されて、時計ケース13に衝撃が伝わることを防止できる。また、内ベゼル14の上端部14aや、先カンカバー42,42のリブ部42c、42cも緩衝機能を発揮し、上下方向からの衝撃に対しても、時計ケース13が保護され、この点においても高い耐衝撃性が得られる。また、内ベゼル14の上端部14aによって時計ケース13の上部縁部が被われ、リブ部42cが外ベゼル15、内ベゼル14、時計ケース13を支持していることから、時計ケース13は、内ベゼル14や外ベゼル15に対してビス等によりリジッドに固定された状態ではないが、上下方向に固定された状態となる。言い換えれば、腕時計40は、時計ケース13、内ベゼル14、外ベゼル15、および先カンカバー42,42を組み付けるだけで、容易に組み立てることができる。
<第4の実施の形態例>
以下に、本発明に係る第4の実施の形態例を図7に基づいて説明する。図7には、本発明を適用した第4の実施の形態例としての腕時計50を示した。図7において、51は時計本体、52は時計バンド、55は外ベゼルである。腕時計50において、第1の実施の形態例の腕時計10と異なる点は、外ベゼル55に突出部55bが形成され、時計バンド52がこの突出部55bを被っている点であって、時計ケース13,内ベゼル14の構成や材質は第1の実施の形態例と全く同様であるので、同符号を付して説明は省略する。なお、図7は腕時計50の側断面図の概略を示したものである。
外ベゼル(外ケース)55は、金属、セラミック、硬質樹脂等の硬質材料により内ベゼル14より大きな径で環状に形成され、その上端部55aは内側に向かって突出しており、内ベゼル14の切欠き14bに係合している。外ベゼル55には、2つの突出部55b、55bが対向する位置に設けられている。一方、ウレタン等の軟質材料からなる時計バンド52の端部は、図7に示すように、断面視において二股に分かれるような形状に形成され、二股を形成する上部52aと下部52dによって、前記突出部55bを挟み込んで被った状態となっている。
各下部52dには幅方向に貫通孔52bが形成されている。また、各下部52dの側部は、前記突出部55bの幅方向における両端から下方に延出する壁部(図7中の点線)によって挟まれた状態となっている。両壁部には図示しない結合孔が形成されており、結合部材22が、下部52dの貫通孔52bを挿通し、かつ、その両端が前記壁部の結合孔に係合することによって、外ベゼル55に対して時計バンド52が取り付けられるようになっている。また、時計バンド52の各下部52dからリブ部52cが延出しており、このリブ部52cは外ベゼル55、内ベゼル14、時計ケース13の下面に当接しこれらを支持する状態になっている。
以上の腕時計50によれば、外側の外ベゼル55と時計ケース13との間に軟質材料からなる内ベゼル14が介設されていることから、落下等により衝撃を受けても、内ベゼル14により衝撃が吸収・緩和されて、時計ケース13に衝撃が伝わることを防止できる。また、内ベゼル14の上端部14aや、時計バンド52のリブ部52cも緩衝機能を発揮し、上下方向からの衝撃に対しても、時計ケース13が保護され、この点においても高い耐衝撃性が得られる。さらに、ウレタン製の時計バンド52の二股を形成する上部52aが外ベゼル55の側部を被っている状態で、この上部52aも緩衝部材として機能するため、耐衝撃性がより一層向上する。
また、内ベゼル14の上端部14aによって時計ケース13の上部縁部が被われ、リブ部52cが外ベゼル55、内ベゼル14、時計ケース13を支持していることから、時計ケース13は、内ベゼル14や外ベゼル55に対してビス等によりリジッドに固定された状態ではないが、上下方向に固定された状態となる。言い換えれば、腕時計50は、時計ケース13、内ベゼル14、外ベゼル55、および時計バンド52を組み付けるだけで、容易に組み立てることができる。
(第4の実施の形態の変形例)
上記第4の実施の形態例では、時計バンドにより外ベゼルの一部を被う構成としたが、さらに図8に示すように時計バンドにより時計ケースの上部縁部まで被う構成としてもよい。図8には、本発明の第4の実施の形態例の変形例としての腕時計60を示す。図8の腕時計60において、図7の腕時計50と異なる点は、時計バンドが外ベゼル、内ベゼル、さらには時計ケースの縁部まで被う構成である点のみであり、時計ケースやその内部構造については全く同様であるので同符号を付して説明は省略する。図8において、61は時計本体、62は時計バンド、64は内ベゼル、65は外ベゼルである。時計バンド62、内ベゼル64、外ベゼル65の材質については腕時計50と全く同様である。
内ベゼル(第1の緩衝部材)64は環状であって、図8に示すように、その上端が時計ケース13の側部13aよりも低くなるように形成されている。外ベゼル65は、内ベゼル64より大きな径で環状に形成され、その上端が内ベゼル64の上端とほぼ同じ高さになっている。また、外ベゼル65は、図7の外ベゼル55同様に互いに対向する2つの突出部65b、65bを有する。
時計バンド(リストバンド、第2の緩衝部材)62は、図7の時計バンド52同様に断面視において二股に分かれた形状に形成され、二股を形成する上部62aと下部62dによって、突出部65bを挟み込んで被った状態となっている上に、さらに先端部62eが内ベゼル64、時計ケース13の上部縁部を被っている。時計バンド62は、図7の腕時計50同様に、時計バンド62に形成された貫通孔62bを挿通する結合部材22を介して、外ベゼル65に対して取り付けられている。
上記の腕時計60によれば、腕時計50同様の効果を有することは勿論のこと、時計バンド62が、外ベゼル65、内ベゼル64、時計ケース13の上部縁部まで被っているので、上方から衝撃が加えられても時計バンド62によりその衝撃が吸収・緩和され、耐衝撃性がより一層高くなる。
<第5の実施の形態例>
以下に、本発明に係る第5の実施の形態例を図9に基づいて説明する。図9には、本発明を適用した第5の実施の形態例としての腕時計70を示した。図9において、71は時計本体、72は時計バンド、74は内ベゼル、75は外ベゼルである。腕時計70において、第1の実施の形態例の腕時計10と異なる点は、外ベゼル75が内ベゼル74を被っている点であって、時計ケース13については第1の実施の形態例と全く同様であるので、同符号を付して説明は省略する。また、時計バンド72、内ベゼル74、外ベゼル75それぞれの材質については、第1の実施の形態例と全く同様である。
内ベゼル(第1の緩衝部材)74は、時計ケース13の側部13aをほぼ被うように設けられており、この内ベゼル74の上端部74aは、内側に向かって延出するように形成され、時計ケース13の上部縁部を被った状態となっている。外ベゼル(外ケース)75は、内ベゼル74より大きな径で環状に形成され、その上端部75aは、内ベゼル74を完全に被った状態で時計ケース13の上部縁部にまで達するように形成されている。外ベゼル75の下部は、第1の実施の形態例の外ベゼル15と全く同様に、結合孔を有する張り出し部75d、75dが形成されている。
時計バンド(リストバンド、第2の緩衝部材)72は、時計バンド12と全く同様であり、端部72aに貫通孔72bが形成され、この貫通孔72bを挿通する結合部材22を介して、外ベゼル75の張り出し部75d、75dに取り付けられている。また、時計バンド72には、外ベゼル75、内ベゼル74、時計ケース13の下面に当接しこれらを支持するリブ部(弾性支持部)72cが形成されている。
上記腕時計70によれば、第1の実施の形態例の腕時計10同様の効果を有することが勿論のこと、外ベゼル75が内ベゼル74を完全に被い時計ケース13の上部縁部まで及んでいることから、軟質材料からなる内ベゼル74が外観上見えず、全体が硬質材料からなる外ベゼル75の材質からなるように見えるので、外ベゼル75が金属製であったり表面に金属膜が形成されているものであると、低コストで腕時計70に高級感を持たすことができる。
<第6の実施の形態例>
以下に、本発明に係る第6の実施の形態例を図10に基づいて説明する。図10には、本発明を適用した第6の実施の形態例としての腕時計80を示した。図10において、81は時計本体であり、23はネジである。腕時計80において、第1の実施の形態例の腕時計10と異なる点は、時計バンド12のリブ部12cを2本のネジ23,23により固定している点のみであって、その他については第1の実施の形態例とほぼ同様であるので、各部材については同符号を付し、以下においては第1の実施の形態例と異なる点のみ説明する。なお、図10(a)は腕時計80の側断面図の概略を示したもので、図10(b)は、図10(a)における時計本体81と時計バンド12との結合部分の背面図を示したものである。
図10(a)の内ベゼル14の下端部14cは内側の厚みが薄くなるように形成されており、一方、時計ケース13の側部13aの下端部13bは、前記下端部14cの内側に形成される空間に張り出すように外側に厚くなっている。時計本体81の裏側においては、図10(b)に示すように、時計バンド12の各リブ部12cが時計ケース13に対してネジ23,23によって固定されている。
以上の腕時計80によれば、前記第1の実施の形態例における腕時計10と同様の効果を有することは勿論のこと、各リブ12cがネジ23,23によって時計ケース13に対して固定されていることから、リブ部12cがめくれにくくなり、ガラスカバー19側より強い衝撃が加えられた際に時計ケース13が脱落することを防止できる。
上記第1〜第6の実施の形態例で挙げた構成は、必ずしもそれぞれ単独で適用するものではなく、適宜組み合わせてもよい。次に、第2,第4,第6の実施の形態例を組み合わせた第7の実施の形態例について説明する。
<第7の実施の形態例>
図11、図12には、本発明を適用した第7の実施の形態例としての腕時計90を示した。腕時計90は、上記に述べた、第2、第4、および第6の実施の形態例を具体的に適用したものである。図11は、腕時計90の側面方向からの様子を左半分は断面図、右半分は平面図で示したもので、図12(a)は正面図、図12(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。図11および図12において、91は緩衝ゴム、92はエンドピース、93は時計ケース、94は内ベゼル、95は外ベゼル、96はネジ、98は電子モジュール、99はスイッチボタンであり、これら各部材の材質および機能は、第2、第4、第6の実施の形態例におけるものと全く同様である。
以下では、本発明に係わる腕時計90の特徴について説明する。時計ケース92は、側部93a、ガラスカバー97、底蓋100とからなり、電子モジュール98を内蔵する。内ベゼル(第1の緩衝部材)93は、時計ケース93の側部93aをほぼ被うように環状に形成されている。この内ベゼル94の外側に設けられている外ベゼル95は、図11に示すように外側に突出する突出部95bを有する。腕時計90は、エンドピース(接続部材)92,92を介して、時計本体に対して時計バンド(図示せず)を取り付けるようになっている。エンドピース92,92は、図11に示すように、断面視において二股に分かれる形状に形成されており、その上部92aと下部92bとにより前記突出部95bを挟んで被った状態となっている。各エンドピース92には、第2の実施の形態例におけるエンドピース31同様に、外ベゼル95に取り付けるための貫通孔92e、および時計バンドを接続するためのピン孔92dが形成されている。
また、各エンドピース92のリブ部92cは、前記第6の実施の形態例同様に、ネジ96、96(図11ではそれぞれ一方のみ図示)によって、時計ケース93を構成する底蓋100に固定されている。なお、時計ケース93、内ベゼル94、外ベゼル95は、いずれも環状に形成されているものであるが、高さ(図11の上下方向)や断面視における形状は、図11および図12に示すように、場所によって適宜異なるように形成されている。
以上の腕時計90によれば、第2の実施の形態例における腕時計30同様の効果を有するのは勿論のこと、エンドピース92,92の上部92a、92aが外ベゼル95の一部を被っている状態で、この上部92a、92aも緩衝部材として機能するため、耐衝撃性がより一層向上する。また、各リブ92cがネジ96、96によって底蓋100に固定されていることから、リブ部92cがめくれにくくなり、ガラスカバー97側より強い衝撃が加えられた際に時計ケース93が脱落することを防止できる。
<第8の実施の形態例>図13には、本発明の第8の実施の形態例としての腕時計110の一部断面図を示した。図13において、113は時計ケース、114は内ベゼル、115は外ベゼル、116はビスである。時計ケース(装置本体ケース)113は、電子モジュール(図示省略)を内蔵するもので、円筒状の側部113aとガラスカバー111と底蓋112とからなる。側部113aと底蓋112はそれぞれ金属または硬質樹脂により形成されている。側部113aには、周方向に沿って3カ所以上に、凹部113aが形成されている。
内ベゼル(緩衝部材)114は、ウレタン等の軟質材料により環状に形成され、図13に示すように側部113aをほぼ被うように設けられている。内ベゼル114には、前記凹部113aに対応するように凸部114aが形成され、凹部113aに凸部114aが填め込まれている。凸部114aには、係合穴114bが形成されている。外ベゼル(外ケース)115は、金属、セラミック、硬質樹脂等の硬質材料により内ベゼル114より大きな径で環状に形成され、その上端部115bは、内ベゼル114を被うように形成されている。外ベゼル115には、内ベゼル114の前記凸部114aに対応する箇所にビス穴115aが形成されており、該ビス穴115aを介して前記係合穴114bにビス116を填め込むことによって、外ベゼル115は内ベゼル114に対して固定されている。
以上の腕時計110によれば、外側の外ベゼル115と時計ケース113との間に軟質材料からなる内ベゼル114が介設されていることから、外ベゼル115を固定するビス116が内ベゼル114内にあって、落下等で衝撃を受けても、内ベゼル114により衝撃が吸収・緩和されて、時計ケース113に衝撃が伝わることを防止できる。また、ビス116が填め込まれている内ベゼル114の凸部114aが、時計ケース113の凹部113aに填め込まれた状態で、ビス116が凹部113aが形成されている深さにまで達していることから、外ベゼル115が強固に固定される。
さらに、外ベゼル115が内ベゼル114を完全に被っていることから、軟質材料からなる内ベゼル114が外観上見えず、全体が硬質材料からなる外ベゼル115の材質からなるように見えるので、外ベゼル115が金属製であったり表面に金属膜が形成されているものであると、低コストで腕時計110に高級感を持たすことができる。
(第8の実施の形態例の変形例)
図14には、上記第8の実施の形態例の変形例として腕時計120の一部断面図を示した。図14において、123は時計ケース、124は内ベゼル、125は外ベゼル、126はビスである。時計ケース(装置本体ケース)123は、電子モジュール(図示省略)を内蔵するもので、円筒状の側部123aとガラスカバー121と底蓋122とからなる。側部123aと底蓋122はそれぞれ金属または硬質樹脂により形成されている。側部123aには、周方向に沿って3カ所以上に、ビス126が係合する係合穴123aが形成されている。
内ベゼル(緩衝部材)124は、ウレタン等の軟質材料により環状に形成され、図14に示すように時計ケース123の側部123aをほぼ被うように設けられている。内ベゼル124には、前記係合穴123aに対応する箇所に、ビス126が挿通するための挿通孔を有する突出部124aが設けられている。外ベゼル(外ケース)125は、金属、セラミック、硬質樹脂等の硬質材料により内ベゼル124よりも大きな径で環状に形成され、その上端部125bは、内ベゼル124を被うように形成されている。外ベゼル125には、内ベゼル124の前記突出部124aに対応する箇所に係合穴125aが形成されており、突出部124aを係合穴125aに填め込むことによって、内ベゼル124に対して外ベゼル125が固定される。そして、前記突出部124aの挿通孔を介してビス126を係合穴123aに填め込むことによって、外ベゼル125および内ベゼル124は、時計ケース123の側部123aに対して固定される。
以上の腕時計120によれば、外側の外ベゼル125と時計ケース123との間に軟質材料からなる内ベゼル124が介設され、外ベゼル125を時計ケース123に対して固定するビス126が内ベゼル124を挿通した状態であることから、落下等により衝撃を受けても、内ベゼル124により衝撃が吸収・緩和されて、時計ケース123に伝わる衝撃を小さくすることができる。さらに、外ベゼル125が内ベゼル124を完全に被っていることから、軟質材料からなる内ベゼル124が外観上見えず、全体が硬質材料からなる外ベゼル125の材質からなるように見えるので、外ベゼル125が金属製であったり表面に金属膜が形成されているものであると、低コストで腕時計120に高級感を持たすことができる。
前記第8の実施の形態例および変形例においては、前記第1〜第7の実施の形態例のように、外ベゼルに時計バンド、エンドピース、あるいは先カンカバーを取り付けて、さらに耐衝撃性を高めるような構造としてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態例1〜8に限定されることはなく、適宜変更可能であることは勿論である。たとえば、第7の実施の形態例において、第2、第4、第6の実施の形態例を組み合わせた例について挙げたが、他の実施例を組み合わせてもよい。
10,30,40,50,60,70,80,90 腕時計(リスト装置)
110,120 腕時計(リスト装置)
13,93,113,123 時計ケース(装置本体ケース)
14,64,74,94 内ベゼル(第1の緩衝部材)
114,124 内ベゼル(緩衝部材)
15,55,65,75,95,115,125 外ベゼル(外ケース)
12,52,62,72,92 時計バンド(第2の緩衝部材、リストバンド)
12c,52c,62c,72c,92c リブ部(弾性支持部)
31,92 エンドピース(第2の緩衝部材、接続部材)
23,96 ネジ
31c,92c リブ部(弾性支持部)
42 先カンカバー(第2の緩衝部材、接続部材)
42c リブ部(弾性支持部)
116、126 ビス

Claims (12)

  1. 使用者の手首に装着するためのリストバンドを備えたリスト装置において、装置本体ケースと、この装置本体ケースの側部を囲むように設けられた外ケースと、前記装置本体ケースと前記外ケースとの間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する第1の緩衝部材と、前記外ケースの側部に取付けられ、外部からの衝撃を緩衝する第2の緩衝部材とを備え、前記外ケース、前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材のうちの少なくとも一つは、前記装置本体ケースの上部縁部を被っており、前記第2の緩衝部材は、前記装置本体ケース、前記第1の緩衝部材および前記外ケースを下方から支持する弾性支持部を有することを特徴とするリスト装置。
  2. 使用者の手首に装着するためのリストバンドを備えたリスト装置において、装置本体ケースと、この装置本体ケースの側部を囲むように設けられた外ケースと、前記装置本体ケースと前記外ケースとの間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する第1の緩衝部材と、前記装置本体ケースが外部衝撃を受けた際に、その外部衝撃を緩衝するために前記装置本体ケースと前記外ケースとをケース軸方向に相対的に移動可能に弾性支持する第2の緩衝部材と、を備えたことを特徴とするリスト装置。
  3. 前記第2の緩衝部材は、前記リストバンドのうち、前記外ケースの側部に当接する当接部と前記装置本体ケースの裏面を下方から弾性支持する弾性支持部とを有することを特徴とする請求項2に記載のリスト装置。
  4. 前記第2の緩衝部材は前記リストバンドのうち、前記外ケースの側部に当接する部位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリスト装置。
  5. 前記第2の緩衝部材は、前記外ケースに対して前記リストバンドを接続するための接続部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のリスト装置。
  6. 前記装置本体ケースの上部縁部は前記第1の緩衝部材によって被われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリスト装置。
  7. 前記装置本体ケースの上部縁部は前記外ケースによって被われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のリスト装置。
  8. 前記外ケースの側部は前記第2の緩衝部材によって被われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のリスト装置。
  9. 前記外ケースの側部から前記装置本体ケースの上部縁部にかけて前記第2の緩衝部材によって被われていることを特徴とする請求項8に記載のリスト装置。
  10. 前記第2の緩衝部材から前記装置本体ケースの裏面側に延びて当該装置本体ケースの裏面側を弾性的に支持する弾性支持部は、前記装置本体ケースにねじ止めされていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載のリスト装置。
  11. 使用者の手首に装着される装置本体ケースと、この装置本体ケースの側部を囲むように設けられた外ケースと、前記装置本体ケースと前記外ケースとの間に介設され、外部からの衝撃を緩衝する緩衝部材とを備えることを特徴とするリスト装置。
  12. 前記装置本体ケースには、時刻を指示または表示する時計部が設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか記載のリスト装置。
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