JP2009256434A - 建物外壁の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物外壁表面の風合いを損なうことなく、外壁洗浄作業の作業性を向上させることのできる洗浄方法を提供すること。
【解決手段】本発明の建物外壁の洗浄方法は、透明なゲル状洗浄材料を建物の外壁表面の汚れ部分に直接塗布する工程と、汚れ部分を水洗することによりゲル状洗浄材料を取り除く工程とを有するものである。透明なゲル状洗浄材料を建物外壁の汚れ部分に直接塗布するようにしたことで、洗浄の進捗状況を直接目視で確認することができるため、作業性を向上させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建物外壁の洗浄方法に関する。
歴史的建造物、史跡、一般建造物の外壁には、石材が数多く使用されている。特に、歴史的建造物や史跡の石材は長期に亘る時間経過により、汚れのみならず石材表面の風化劣化が進んでいることが多い。そのため、外壁の洗浄を行う際に洗浄剤を用いる場合には、その洗浄効果及び石材に与える影響などを考慮し、外観の風合いを損なわないように汚れを落とす必要がある。
石材等の外壁を洗浄する方法として、例えば、洗浄剤を染み込ませたウエス等の布を外壁の汚れ部分に貼り付け、所定時間放置して洗浄成分を汚れ部分に浸透させた後、ウエスを取り外して洗浄剤を水で洗い流す方法が行われている(例えば特許文献1を参照)。
特開2004−237218号公報
上述した従来の洗浄方法では、洗浄剤の濃度やウエス貼り付け後の放置時間等は、作業者の経験的判断により行われる。このため、所定時間放置した後ウエスを取り外すと、十分に汚れが落ちていないこともあり得る。このような場合、再度ウエスを貼り付けて洗浄作業を行うこととなる。
すなわち、上述した洗浄方法では、ウエスを外壁の汚れ部分に貼り付けた後、洗浄の進捗状況を直接確認することができないため、いちいちウエスを取り外して汚れの落ち具合を確認しながら洗浄を繰り返しているのが現状である。このため、作業効率が悪い上、過洗浄により外壁表面が変質・劣化し、外観の風合いが損なわれるといった事態を招来する虞もある。
本発明は、上記の点に鑑み、建物外壁表面の風合いを損なうことなく、外壁洗浄作業の作業性を向上させることのできる洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る建物外壁の洗浄方法は、透明なゲル状洗浄材料を建物の外壁表面の汚れ部分に直接塗布する工程と、前記汚れ部分を水洗することにより前記ゲル状洗浄材料を取り除く工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る建物外壁の洗浄方法は、上記請求項1において、前記ゲル状洗浄剤が、洗浄剤及び増粘剤を混合することにより生成されるものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る建物外壁の洗浄方法は、上記請求項2において、前記増粘剤として水溶性セルロースエーテルを適用することを特徴とする。
本発明の建物外壁の洗浄方法によれば、透明なゲル状洗浄材料を建物の外壁表面の汚れ部分に直接塗布するようにしたことで、洗浄の進捗状況を直接目視で確認することができる。その結果、従来のウエスを用いた洗浄方法のように、洗浄の進捗状況を確認するためにウエスを取り外すといった面倒な作業が不要となり、作業性を向上させることができるとともに、過洗浄による外壁表面の変質・劣化を防止することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る建物外壁の洗浄方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態である建物外壁の洗浄方法の手順を示すフローチャートであり、図2は、図1に示す手順を模式的に示した図である。
本実施の形態である建物外壁の洗浄方法は、洗浄剤と増粘剤とを混合して透明なゲル状洗浄材料を作成する第1工程S1と、このゲル状洗浄材料を建物外壁の汚れ部分に直接塗布する第2工程S2と、洗浄の進捗状況(すなわち、時間経過とともに変化する汚れの分解状況、洗浄の程度)を目視で確認する第3工程S3と、流水によりゲル状洗浄材料を取り除く第4工程S4とから構成されるものである。以下、図1及び図2を参照しながら、外壁洗浄手順の詳細について説明する。
まず、第1工程S1において、洗浄剤と水を混合して液状の洗浄剤を作成し、この液状の洗浄剤に増粘剤を添加し、混合攪拌することにより液状の洗浄剤をゲル化させ、透明なゲル状洗浄材料を作成する。
洗浄剤は、酸性洗浄剤やアルカリ性洗浄剤など、外壁の材質や汚れの種類に応じて適宜選択して用いられる。増粘剤は、セルロース系、寒天系、澱粉系、シリコーン系等のゲル形成成分から構成されるゲル化材料であり、ゲル化した状態で透明性に優れるものが用いられる。本実施の形態では、安価及び取り扱いが容易であるという観点から、上記増粘剤として水溶性セルロースエーテルを用いている。なお、水溶性セルロースエーテルは、セルロース(パルプ)を原料とし、これを苛性ソーダで処理した後、エーテル剤と反応させることにより、水素結合を消失させて水溶性とした公知の増粘剤である。
洗浄剤を増粘剤と混合させる際には、塗布面積や外壁の汚れの程度に応じて、洗浄剤の分量及び濃度を計量する。そして、鉛直に立設した外壁面にゲル状洗浄材料を塗布した際に流れ落ちることがなく、汚れ部分に滞留する程度の粘度となるように増粘剤の分量を計量し、ゲル状洗浄材料を調製する。
次に、第2工程S2において、ブラシ等の塗布手段を用いて、ゲル状洗浄材料を外壁の汚れ部分に直接塗布する。なお、外壁にゲル状洗浄材料を塗布する前に、外壁の汚れ部分に散水しておくのが好ましい。上述したようにゲル状洗浄材料は所定の粘性を有しているため、図2に示すように外壁の汚れ部分に滞留する。この状態で所定時間放置し、ゲル状洗浄材料の洗浄成分を汚れ部分に持続的に浸透させる。
ゲル状洗浄材料は透明性に優れるものであるため、図2に示すように、ゲル状洗浄材料を汚れ部分に塗布した状態で汚れ部分を目視することができる。従って、時間の経過とともに変化する汚れの分解状況(洗浄の進捗状況)あるいは外壁表面が洗浄成分に反応して変質・劣化していないかどうかを、随時、目視で確認することが可能である。
所定時間が経過した後、汚れの分解状況及び壁面の表面変化を確認する(第3工程S3)。図2に示すように、目標とすべき状態まで汚れが分解された段階で、流水により汚れ部分を洗い流し、ゲル状洗浄材料を除去する(第4工程S4)。
(実施例)
増粘剤として信越化学工業株式会社製「メトローズ」を用い、酸性洗浄剤としてタイホー工業株式会社製「S−10」を用いた。なお、上記増粘剤は、セルロースを原料とした、非イオン性の水溶性セルロースエーテルである。上記酸性洗浄剤1に対し水3(体積比)を混ぜて液状の酸性洗浄剤を作成した。この液状の酸性洗浄剤に上記増粘剤を混合してゲル化させ、透明なゲル状洗浄材料を作成した。石材の汚れが顕著な部分に、ブラシを用いてゲル状洗浄材料を塗布し、30分放置した。この間、汚れ部分の分解状況を目視で確認することができた。目標とすべき状態まで汚れが落ち、且つ、石材に痛みがないことを目視で確認した後、水圧50kg/cm程度の流水でゲル状洗浄材料を洗い流し、作業を完了させた。
以上説明したように、本実施の形態である建物外壁の洗浄方法によれば、透明なゲル状洗浄材料を建物の外壁表面の汚れ部分に直接塗布するようにしたことで、洗浄の進捗状況を直接目視で確認することができる。その結果、従来のウエスを用いた洗浄方法のように、洗浄の程度を確認するためにいちいちウエスを取り外すといった面倒な作業が不要となり、作業性を向上させることができるとともに、過洗浄による外壁表面の変質・劣化を防止することができる。
特に、歴史的建造物等の外壁石材に本実施の形態の洗浄方法を適用した場合、洗浄成分による石材の痛みを最小限度に抑え、汚れのみを効果的に洗浄することが可能となる。
また、本実施の形態である建物外壁の洗浄方法によれば、洗浄剤と増粘剤とを混合する際に、塗布面積や汚れの程度に応じて洗浄剤の分量・濃度を計量することで、洗浄剤を定量的に管理することが可能となる。
また、本実施の形態である建物外壁の洗浄方法によれば、増粘剤として安価で取り扱いの容易な水溶性セルロースエーテルを適用するようにしたことで、さらに作業性に優れたものとすることができる。
なお、本発明の建物外壁の洗浄方法は、歴史的建造物や史跡の石材のみならず、一般的な建物の種々の壁材、例えば、ガラス、タイル、コンクリート、土材等の洗浄に適用することができる。
本実施の形態である建物外壁の洗浄方法の手順を示すフローチャートである。 図1に示す手順を模式的に示した図である。

Claims (3)

  1. 透明なゲル状洗浄材料を建物の外壁表面の汚れ部分に直接塗布する工程と、
    前記汚れ部分を水洗することにより前記ゲル状洗浄材料を取り除く工程と、
    を有することを特徴とする建物外壁の洗浄方法。
  2. 前記ゲル状洗浄剤は、
    洗浄剤と増粘剤とを混合することによって生成されるものであることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁の洗浄方法。
  3. 前記増粘剤として水溶性セルロースエーテルを適用することを特徴とする請求項2に記載の建物外壁の洗浄方法。
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