JP2009256052A - 帯状材の巻取制御方法、帯状材の巻取装置、電極巻取装置および捲回電極体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯状材の巻取速度を減速する工程において、帯状材の巻きずれを小さく抑える
【解決手段】この帯状材の巻取装置100は、巻取速度V1を減速させる減速工程Q3では、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速させる処理を行う(s21〜s23)。すなわち、巻取速度V1の減速工程において、送出速度V2の制御に対して巻取速度V1の制御が遅れ、巻取速度V1≧送出速度V2になる。
【選択図】図10
【解決手段】この帯状材の巻取装置100は、巻取速度V1を減速させる減速工程Q3では、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速させる処理を行う(s21〜s23)。すなわち、巻取速度V1の減速工程において、送出速度V2の制御に対して巻取速度V1の制御が遅れ、巻取速度V1≧送出速度V2になる。
【選択図】図10
Description
本発明は、供給リールから帯状材を巻取軸に巻き取る帯状材の巻取制御方法および帯状材の巻取装置、さらに帯状電極と帯状セパレータとをそれぞれ供給リールから送り出し、重ねて巻取軸に巻き取って捲回電極体を製造する捲回電極体の製造方法および電極巻取装置に関する。
帯状材の巻取装置は、例えば、特開平5−74445号公報に開示されている。同公報には、うず巻き型電池に関し、正及び負の帯状電極と2枚の帯状セパレータを巻取軸に巻き取る巻取方法が開示されている。帯状電極や帯状セパレータは、それぞれ供給リールにロール状に巻き取られており、供給リールから送出されて、正負の帯状電極の間に帯状セパレータを挟むようにして巻取軸に巻き取られる。同公報に開示された帯状材の巻取装置では、ダンサローラを備えており、ダンサローラの移動量に基づいて巻出軸の駆動装置を駆動させるフィードバック制御によって、巻取時に帯状材に常に一定の張力が作用している。
また、特開平10−310299号公報に開示されたテンション制御装置は、ダンサローラと供給リールとの間に、帯状材でループを形成するループ形成手段を備えている。そして、帯状材に作用する張力を制御する際、当該ループ形成手段で形成されるループの長さを調整することによって、ダンサローラの振れを軽減している。
また、特開平8−215749号公報に開示された張力制御装置は、巻取軸側における巻取トルクを検出するトルク検出手段と、巻取軸に巻き取られた帯状材の巻取長さを検出するための巻取量検出手段とを備えている。そして、トルク検出手段により検出された巻取トルクと、巻取量検出手段により検出された巻取長さとに基づいて、巻取時の張力が計算されている。
特開平5−74445号公報
特開平10−310299号公報
特開平8−215749号公報
上述したうず巻き型電池の捲回電極体のように、帯状電極と帯状セパレータとを重ねて捲回した捲回電極体を製造する場合には、帯状電極と帯状セパレータができるだけずれないように捲回したい。このため、帯状材の巻取装置は、巻き取られる帯状材に適当な張力を作用させて、帯状材を引っ張った状態で巻き取っている。例えば、特許文献1に開示された巻取装置では、ダンサローラの移動量に基づいて巻出軸の駆動装置を駆動させるフィードバック制御などによって、巻き取られる帯状材に適当な張力を作用させている。このように帯状材に適当な張力を作用させ、帯状材を引っ張った状態で巻き取ると、搬送ローラと帯状材との間に適当な摩擦力が作用し、帯状材が幅方向にずれるのを抑制できる。
ところで、帯状電極や帯状セパレータなどの帯状材を巻き取る巻取速度をさらに速くして巻取時間を短縮し、生産効率を向上させたい。捲回電極体の製造では、巻取速度は、巻取開始後に加速され、巻取完了前に減速される。巻取速度をさらに速くして巻取時間を短縮するには、巻取開始後に急激に加速し、巻取完了前に急激に減速する必要がある。上述したように、巻取装置では、帯状材に作用する張力を制御しているが、巻取速度の加速や減速の程度が大き過ぎるとすると、当該制御が遅れる場合が生じる。このため、帯状材の巻きずれをある程度小さく抑えることができる範囲内で可能な限り巻取速度を速くしており、さらなる巻取時間の短縮には限界があった。
本発明では、特に、巻取速度を減速する工程において、現状よりも急激に減速しても、帯状電極と帯状セパレータの巻きずれを小さく抑えることができる帯状材の巻取制御方法および巻取装置を提案する。
本発明に係る帯状材の巻取制御方法は、供給リールと巻取軸を制御して、供給リールから帯状材を巻取軸に巻き取る帯状材の巻取制御方法において、巻取速度を減速する時に、巻取軸よりも先に供給リールの回転を減速する制御を行なう。この巻取制御方法によれば、巻取速度を減速する時に、巻取軸よりも先に供給リールの回転を減速するので、巻取速度を急激に減速しても制御遅れの問題が生じず、巻取軸に巻き取られる帯状材に作用する張力を維持することができる。このため、帯状材の巻きずれを小さく抑えることができる。
この場合、供給リールの回転を減速した後、帯状材に作用する張力が大きくなったことを検知して、巻取軸の回転を減速する制御を行なってもよい。また、帯状材の巻取りを開始してから供給リールの回転を減速する制御を開始するまでは、巻取軸の回転を制御するとともに、帯状材に作用する張力の増減に基づいて供給リールの回転を制御してもよい。これにより、帯状材の巻きずれをより確実に小さく抑えることができる。
また、本発明に係る帯状材の巻取装置は、供給リールから帯状材を巻取軸に巻き取る帯状材の巻取装置であって、供給リールと巻取軸を制御する制御部を備えている。制御部は、巻取速度を減速させる減速工程では、巻取軸よりも先に供給リールの回転を減速させる処理を行う。
この場合、巻取装置は、例えば、巻取軸に巻き取られる帯状材に作用する張力を検知する第1検知部を備えていてもよく、制御部は、減速工程において、第1検知部で帯状材に作用する張力が大きくなったことを検知してから巻取軸の回転を減速させる処理を行うとよい。また、巻取装置は、帯状材に作用する張力を保持するダンサローラを備えていてもよく、第1検知部は、ダンサローラの動作に基づいて、帯状材に作用する張力を検知するとよい。
また、ダンサローラは、例えば、一端を揺動支点として揺動可能に配設された揺動軸と、揺動軸を所定の揺動方向に付勢する付勢手段と、揺動軸に取り付けられ、前記供給リールから前記巻取軸に巻き取られる帯状材が掛け渡されるローラとを備えていてもよい。この場合、第1検知部は、揺動軸の揺動に基づいて、帯状材に作用する張力の増減を検知するとよい。また、この場合、第1検知部で検知された揺動軸の揺動角度に基づいて、巻取軸の回転の減速度が調整されてもよい。また、ダンサローラは、揺動軸に複数のローラが取り付けられていてもよい。また、制御部は、巻取りを開始した後、減速工程を開始するまでは、巻取軸の回転を制御するとともに、帯状材に作用する張力の増減に基づいて供給リールの回転を制御するように構成してもよい。
また、本発明に係る電極巻取装置は、帯状電極と帯状セパレータを、それぞれ供給リールから送り出し、重ねて巻取軸に巻取ることによって捲回電極体を製造する電極巻取装置であって、各供給リールと巻取軸を制御する制御部を備えている。制御部は、巻取速度を減速させる減速工程では、巻取軸よりも先に供給リールの回転を減速させる処理を行う。
この電極巻取装置によれば、巻取速度を減速する時に、巻取軸よりも先に供給リールの回転を減速するので、巻取速度を急激に減速しても制御遅れの問題が生じず、巻取軸に巻き取られる帯状材に作用する張力を維持することができる。このため、帯状電極と帯状セパレータの巻きずれを小さく抑えることができる。
かかる電極巻取装置は、巻取軸に巻き取られる帯状電極又は帯状セパレータに作用する張力を検知する第1検知部を備えていてもよい。この場合、制御部は、減速工程において、第1検知部で帯状電極と帯状セパレータの全てに作用する張力が大きくなったことを検知してから巻取軸の回転を減速させる処理を行うとよい。
また、制御部は、巻取りを開始した後、減速工程を開始するまでは、巻取軸の回転を制御するとともに、帯状電極又は帯状セパレータに作用する張力の増減に基づいて各供給リールの回転を制御してもよい。
また、本発明に係る捲回電極体の製造方法は、帯状電極と帯状セパレータとをそれぞれ供給リールから送り出し、重ねて巻取軸に巻き取って捲回電極体を製造する捲回電極体の製造方法において、巻取速度を減速する時に、巻取軸よりも先に各供給リールの回転を減速する。この場合、供給リールの回転を減速した後、帯状電極と帯状セパレータの全てに作用する張力が大きくなってから、巻取軸の回転を減速してもよい。また、巻取りを開始してから各供給リールの回転を減速するまでは、巻取軸の回転を制御するとともに、帯状電極または帯状セパレータに作用する張力の増減に基づいて各供給リールの回転を制御してもよい。
図1に捲回電極体を製造する電極巻取装置100Aの一例を示す。捲回電極体を製造する電極巻取装置100Aは、例えば、図1に示すように、供給リール21Aから送り出される帯状材11Aを巻取軸101Aに巻き取る装置である。
電極巻取装置100Aには、巻取軸101Aと供給リール21Aを制御する制御部400Aを備えている。また、帯状材11Aの軌道には、帯状材11Aに作用する張力を調整するダンサローラ410Aが取り付けられている。
制御部400Aは、巻取軸101Aによって巻き取られる帯状材11Aの巻取速度V1を制御している(s1)。そして、ダンサローラ410Aの揺動角度などに基づいて帯状材11Aに作用している張力の増減を検知して(s2)供給リールから送り出される帯状材11Aの送出速度V2を制御している(s3)。巻取軸101Aに巻き取られた帯状材11Aの量は、例えば、巻取速度V1に基づいて経時的に巻取量を積算することで算出することができる。
帯状材11Aに作用する張力の緩みは、ダンサローラ410Aなどで吸収することができる。さらに、制御部400Aによって、巻取速度V1を制御しており、帯状材11Aの張力の増減を検知し(s2)、送出速度V2を制御している(s3)。かかる制御によって巻き取られる帯状材11Aに緩みが生じるのを抑制できる。これによって、巻きずれを抑制することができる。この場合、例えば、検知部420Aがダンサローラ410Aの揺動角度を検知するピッチタイムを短くすれば、帯状材11Aに作用する張力の増減を検知する検知精度が向上し、帯状材11Aに緩みが生じるのを抑制でき、巻きずれを効果的に抑制することができる。例えば、巻取速度V1を遅くする(s1)と、帯状材11Aに作用する張力に緩みが生じるが、当該緩みをダンサローラ410Aで検知して(s2)、送出速度V2を遅くする制御(s3)によって当該張力の緩みを吸収することができる。
ところで、本発明者はさらなる生産効率の向上を図るため巻取時間を短縮することを考えている。巻取時間を短縮するためには、帯状材11Aの巻きずれを抑制しつつ、現状よりも急激に加速して巻取速度V1を速くし、巻取速度V1を減速する際にも現状よりも急激に減速したい。しかしながら、このように巻取速度V1を速くすると、特に、巻取速度V1を減速する減速工程において巻きずれが生じやすくなる。
この原因について、本発明者は以下のように考えた。すなわち、巻取速度V1を現状よりも急激に減速する場合には、ダンサローラ410Aで帯状材11Aの緩みを検知して(s2)送出速度V2を遅くする(s3)までに、巻取速度V1を遅くする制御によって巻取速度V1がさらに遅くなり、帯状材11Aに緩みが生じ、巻きずれが生じる。例えば、検知部420Aがダンサローラ410Aの揺動角度を検知するピッチタイムを短くするのには限界がある。また、ピッチタイムを短くしても、かかる制御遅れの問題を根本的に解決することにはならない。
本発明者は、かかる検討を基に、本発明に係る帯状材の巻取制御方法および当該巻取制御方法を具現化した帯状材の巻取装置を考えた。以下、本発明の一実施形態に係る帯状材の巻取制御方法および帯状材の巻取装置を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、帯状材の巻取装置は、リチウムイオン二次電池(lithium-ion secondary battery)などの捲回電極体を製造する電極巻取装置に採用されている。リチウムイオン二次電池などの捲回電極体10は、例えば、図2に示すように、帯状正極11と、第1帯状セパレータ12と、帯状負極13と、第2帯状セパレータ14とが、順に重ねられて巻き取られている。なお、以下の説明において、適宜、帯状電極11、13、帯状セパレータ12、14を総称して「帯状材」という。
帯状正極11は、この実施形態では、アルミニウム箔からなる帯状シート31(正極集電体)の両面にリチウムを含む電極材料32(正極活物質)が塗工されている。当該電極材料32としては、例えば、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)などが挙げられる。
帯状負極13は、この実施形態では、銅箔からなる帯状シート41(負極集電体)の両面に電極材料42(負極活物質)が塗工されている。当該電極材料42に含まれる好適な負極活物質としては、例えば、グラファイト(Graphite)やアモルファスカーボン(Amorphous Carbon)などの炭素系材料、リチウム含有遷移金属酸化物や遷移金属窒化物等などが挙げられる。
帯状セパレータ12、14は、イオン性物質が透過可能な膜であり、この実施形態では、ポリプロピレン製の微多孔膜を用いている。
正負の帯状電極11、13は、それぞれ帯状シート31、41に上述した電極材料32、42が塗工された帯状の電極体である。電極材料32、42は、帯状シート31、41の幅方向片側に偏って塗工されており、帯状シート31、41の幅方向反対側の縁部は、電極材料32、42が塗工されていない。正負の帯状電極11、13のうち、帯状シート31、41に電極材料32、42が塗工された部位を塗工部11a、13aといい、帯状シート31、41に電極材料32、42が塗工されていない部位を未塗工部11b、13bという。
図3は、帯状正極11と、第1帯状セパレータ12と、帯状負極13と、第2帯状セパレータ14とが順に重ねられた状態を示す幅方向の断面図である。帯状正極11の塗工部11aと帯状負極13の塗工部13aは、それぞれ帯状セパレータ12、14を挟んで対向している。図2および図3に示すように、捲回電極体10の捲回方向に直交する方向(巻き軸方向)の両側において、帯状正極11と帯状負極13の未塗工部11b、13bは、帯状セパレータ12、14からそれぞれはみ出ている。当該帯状正極11と帯状負極13の未塗工部11b、13bは、捲回電極体10の正極と負極の集電体11b1、13b1をそれぞれ形成している。
かかるリチウムイオン二次電池では、放充電時に、帯状正極11の塗工部11aと帯状負極13の塗工部13aの間で、帯状セパレータ12、14を通してリチウムイオンが行き来する。この際、リチウムイオンが析出するのを防止するため、帯状正極11の塗工部11aは、帯状負極13の塗工部13aからはみ出ないようにしたい。帯状正極11の塗工部11aは、帯状負極13の塗工部13aからはみ出ないように構成することによって、放充電時に、リチウムイオンの析出するのを防止することができる。
この実施形態では、図2および図3に示すように、帯状正極11の両側において、帯状正極11の塗工部11aの縁から帯状負極13の塗工部13aの縁がはみ出る距離d1、d2に、それぞれ予め定めた距離を確保している。
また、帯状正極11の塗工部11aと帯状負極13の塗工部13aが、それぞれ帯状セパレータ12、14からはみ出ないようにして内部短絡を防止している。帯状正極11の塗工部11aと帯状負極13の塗工部13aの幅については、製造上の誤差があったり、帯状正極11と帯状負極13、および、帯状セパレータ12、14が重ねられる際に幅方向にずれが生じたりする。このため、誤差やずれを許容するべく、帯状負極13の塗工部13aの幅bと帯状正極11の塗工部11aの幅aとの差分(b−a)、第1帯状セパレータ12と第2帯状セパレータ14の幅c1、c2と帯状負極13の塗工部13aの幅bとの差分((c1、c2)−b)に所要の距離を設定している。
この実施形態では、上述したように距離d1、d2、差分(b−a)および差分((c1、c2)−b)を設定することによって製造上の誤差や巻取時のずれを許容している。製造誤差や、巻取時のずれが大きい場合には、上述した距離d1、d2、差分(b−a)、および、差分((c1、c2)−b)を大きく設定する必要がある。また、製造誤差や、巻取時のずれを小さくすることができれば、差分(b−a)、差分((c1、c2)−b)を小さく設定することができ、それだけ原材料コストを低減することができる。このように、当該捲回電極体10の製造においては、帯状電極11、13と帯状セパレータ12、14の巻きずれを出来る限り小さくしたい。
電極巻取装置100は、図4に示すように、巻取軸101に帯状正極11(第1帯状電極)と、第1帯状セパレータ12と、帯状負極13(第2帯状電極)と、第2帯状セパレータ14とを順に重ねて巻き取る装置である。
帯状電極11、13と帯状セパレータ12、14は、それぞれ供給リール21〜24に巻き取られており、当該供給リール21〜24から供給されている。電極巻取装置100は、巻取軸101の近くに、エッジ検知装置201〜204と、補正機構301〜304を備えている。
エッジ検知装置201〜204は巻取軸101に巻き取られる帯状材11〜14の縁部の位置をそれぞれ検知する装置である。補正機構301〜304は巻取軸101に巻き取られる帯状材11〜14の幅方向の位置を補正する機構である。なお、図4は、電極巻取装置100の一部、主にエッジ検知装置201〜204や補正機構301〜304を説明する図であり、電極巻取装置100の他の部分を省略している。
この電極巻取装置100は、制御部400を備えている。ここで、制御部400は、CPUなどからなる演算部と、不揮発性メモリーなどからなる記憶部とを備えており、予め設定されたプログラムに沿って、当該電極巻取装置100の種々の電子的な演算処理や各部位の制御を行う装置である。
この実施形態では、制御部400は、エッジ検知装置201〜204の検知信号に基づいて補正機構301〜304を制御している。帯状材11〜14は、当該補正機構301〜304によって幅方向の位置を補正されつつ巻取軸101に巻き取られている。
なお、かかる帯状電極11、13と帯状セパレータ12、14の幅方向の位置を補正する具体的な制御方法や、エッジ検知装置201〜204や、補正機構301〜304などの機械構成については、適宜種々の構成を採用することができる。
また、この実施形態では、電極巻取装置100は、各帯状材11〜14を巻き取る際に、帯状材11〜14に作用する張力を調整している。巻取軸101に巻き取られる帯状材11〜14に適切な張力を作用させることによって、搬送ローラと帯状材11〜14との間に適当な摩擦力が作用し、帯状材11〜14が軌道上で幅方向にずれるのを抑制できる。また、上述した帯状材11〜14の幅方向の位置を補正する制御についても所要の精度を確保することができる。
また、制御部400は、供給リール21〜24と巻取軸101を制御している。この実施形態では、巻取軸101と供給リール21〜24は、図4に示すように、それぞれ制御部400によって制御されて駆動する駆動モータ121〜124で駆動力を受けて回転する。これによって、制御部400は、帯状材11〜14の送出速度V2と巻取速度V1をそれぞれ制御することができる。
また、この実施形態では、電極巻取装置100は、図5に示すように、第1検知部401とダンサローラ410(dancer roller)を備えている。なお、ダンサローラ410はテンションレバーとも呼ばれている。
第1検知部401は、巻取軸101に巻き取られる帯状電極11、13又は帯状セパレータ12、14(帯状材11〜14)に作用する張力を検知する。この実施形態では、第1検知部401はダンサローラ410の動作に基づいて、帯状材11〜14に作用する張力を検知する。以下、ダンサローラ410を説明する。
ダンサローラ410は、巻き取られる帯状材11〜14に作用する張力を調整する装置である。この実施形態では、ダンサローラ410は、揺動軸411と、付勢手段412と、ローラ413、414とを備えている。揺動軸411は、一端を揺動支点415として揺動可能に配設された軸部材である。付勢手段412は、例えば、エアシリンダやばねで構成されており、揺動軸411を所定の揺動方向に付勢する。なお、この実施形態では、付勢手段412の付勢力は、制御部400によって制御され、当該付勢力を調整することによって帯状材11〜14に作用する張力が調整されている。この実施形態では、ローラ413、414は、揺動軸411の揺動端部と揺動軸411の中間位置に取り付けられている。
帯状材11〜14は、図5に示すように、供給リール21〜24から、固定的に配設されたテンションローラ421〜423と、ダンサローラ410のローラ413、414に掛け渡されている。図6および図7に示すように、ダンサローラ410は、帯状材11〜14に作用する張力が増減すると、これに応じて揺動軸411が揺動し、帯状材11〜14の軌道の長さを変化させて帯状材11〜14に作用する張力の増減を吸収する。
この実施形態では、図5に示すように、揺動軸411の揺動端部と揺動軸411の中間位置にローラ413、414が取り付けられており、テンションローラ421〜423を介して、揺動軸411に帯状材11〜14が複数回(この実施形態では、2回)掛け渡されている。このように、このダンサローラ410は、揺動軸411に複数のローラ413、414が取り付けられている。かかる構成によって、ダンサローラ410に掛け渡されている部分、すなわち、テンションローラ421〜423とダンサローラ410のローラ413、414に掛け渡されている部分の帯状材11〜14の軌道は長く確保されている。このため、このダンサローラ410は、揺動軸411の揺動に応じて調整できる帯状材11〜14の軌道が長く、帯状材11〜14の張力を調整できる能力が高い。
このダンサローラ410は、図5に示すように、帯状材11〜14の張力と付勢手段412の付勢力が釣り合っている場合には、揺動軸411は所定の揺動角度(中立位置)に維持されている。
そして、帯状材11〜14の張力が付勢手段412の付勢力よりも大きくなると、図6に示すように、揺動軸411は図中2点鎖線で示す中立位置よりも図中左側に振れる。また、帯状材11〜14の張力が付勢手段412の付勢力よりも小さくなると、図7に示すように、揺動軸411は図中2点鎖線で示す中立位置よりも図中右側に振れる。なお、ここでは揺動軸411が振れる方向は、便宜上、図面上の方向で表現している。揺動軸411が振れる方向は、実際には、揺動軸411の配設方向により決まり、必ずしも左右に振れるとは限らない。
なお、図6に示すように、揺動軸411が左に振れると、ダンサローラ410に掛け渡されている部分において帯状材11〜14の軌道が短くなる。これにより、帯状材11〜14に作用する張力が緩和される。また、図7に示すように、揺動軸411が右に振れると、ダンサローラ410に掛け渡されている部分において帯状材11〜14の軌道が長くなり、帯状材11〜14に作用する張力が緩むのを抑制することができる。
第1検知部401は、揺動軸411の揺動に基づいて帯状材11〜14に作用する張力の増減を検知している。揺動軸411の揺動およびその揺動角度は、例えば、揺動軸411の揺動支点415に取り付けたエンコーダやポテンショメータに基づいて検知することができる。
この実施形態では、揺動軸411が左に振れたことを検知することによって、帯状材11〜14に作用する張力が大きくなったことを検知することができる。また、揺動軸411が右に振れたことを検知することによって、帯状材11〜14に作用する張力が減少したことを検知することができる。
この電極巻取装置100は、捲回電極体10を製造する際、帯状電極11、13と帯状セパレータ12、14を、巻取軸101に予め定められた長さ巻き取る。巻取速度V1は、巻取軸101が帯状材11〜14を巻き取る速度で規定される。また、供給リール21〜24が帯状材11〜14を送り出す送出速度V2は、必ずしも巻取速度V1に一致しない。巻取速度V1と送出速度V2は、例えば、帯状材11〜14が押し当てられて滑りなく回転するローラの回転速度および当該テンションローラの直径に基づいて算出することができる。巻取速度V1は、ダンサローラ410の下流側(ダンサローラ410と巻取軸101との間)で、計測するとよい。送出速度V2は、ダンサローラ410の上流側(ダンサローラ410と供給リール21〜24との間)で計測するとよい。
なお、巻取速度V1と送出速度V2の算出方法は、この方法に限らず種々の方法を採用することができる。例えば、巻取速度V1は、巻取軸101の回転速度と、巻取軸101に巻き取られた帯状材11〜14の直径に基づいて算出してもよい。また、送出速度V2は、供給リール21〜24の回転速度と、供給リール21〜24に巻き取られている帯状材11〜14の直径に基づいて算出してもよい。この方法では、巻取軸101に巻き取られた帯状材11〜14の直径、供給リール21〜24に巻き取られている帯状材11〜14の直径は、巻取開始後、徐々に変化する。このため、巻き取られた帯状材11〜14の長さや、送り出された帯状材11〜14の長さに基づいて推計するとよい。
この電極巻取装置100は、巻取軸101に帯状材11〜14をセットし、帯状材11〜14に所要の張力を作用させ、緩みがない状態で、帯状材11〜14の巻取りを開始する。この実施形態では、図8に示すように、巻取りを開始した後、巻取速度V1を加速させ、その後、巻取速度V1を所定の速度で一定に維持する。その後、巻取速度V1を減速させて巻取りを終える。
制御部400は、巻取りを開始した後、減速工程を開始するまでは、巻取軸101の回転を制御するとともに、帯状材11〜14に作用する張力の増減に基づいて供給リール21〜24の回転を制御する。
すなわち、この実施形態では、巻取りを開始する際、制御部400は、図9に示すように、巻取軸101を回転させてから供給リール21〜24を回転させる(s11〜s13)。巻取軸101が回転する(s11)と、帯状材11〜14に作用する張力が大きくなって揺動軸411が左に振れる。制御部400は、揺動軸411が左に振れたのを第1検知部401によって検知し(s12)、当該検知(s12)の後、供給リール21〜24を回転させる(s13)。
この電極巻取装置100は、図8および図9に示すように、巻取速度V1を加速させる加速工程Q1、および、巻取速度V1を維持する工程Q2において、巻取軸101を制御し(s11)、帯状材11〜14に作用する張力の増減を検知しつつ(s12)、当該検知結果を基に供給リール21〜24を制御する(s13)。特に、巻取速度V1の加速工程Q1においては、図8に示すように、巻取速度V1に対して送出速度V2は少し遅れて加速され、巻取速度V1≧送出速度V2の関係が保たれる。このため、帯状材11〜14に緩みが生じるのを抑制することができる。
また、この電極巻取装置100は、図8および図10に示すように、巻取速度V1を減速させる減速工程Q3では、上記制御手順を変え、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速させる処理を行う(s21〜s23)。すなわち、この実施形態では、制御部400は、図8および図10に示すように、巻取速度V1を遅くする減速工程Q3において、送出速度V2を遅くする第1処理(s21)を行った後、巻取速度V1を遅くする第2処理(s23)を行う。
この場合、例えば、送出速度V2を遅くする第1処理(s21)を行った後、第1検知部401で帯状電極11、13と帯状セパレータ12、14の全てに作用する張力が大きくなったことを検知(s22)してから、巻取速度V1を遅くする第2処理(s23)を行うとよい。
この電極巻取装置100は、減速工程Q3において、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速させる。巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速させると、巻き取られる帯状材11〜14に作用する張力が大きくなる。このため、巻き取られる帯状材11〜14に作用する張力が維持された状態で巻取速度V1を遅くすることができる。これにより、帯状材11〜14が緩むことを抑制でき、帯状材11〜14が緩むことに起因して生じる巻きずれを抑制できる。
この実施形態では、減速工程Q3において、送出速度V2を先行して遅くし(s21)、第1検知部401で帯状電極11、13と帯状セパレータ12、14の全てに作用する張力が大きくなったことを検知(s22)してから、巻取軸101の回転を減速させる処理をしている(s23)。このため、減速工程Q3において、巻取速度V1≧送出速度V2に保つことができ、帯状材11〜14に作用する張力が緩むのをより確実に抑制することができる。
この実施形態では、電極巻取装置100は、図5に示すように、帯状材11〜14に作用する張力を保持するダンサローラ410を備えており、第1検知部401は、ダンサローラ410の動作に基づいて、帯状材11〜14に作用する張力の増加を検知している。また、ダンサローラ410は、一端を揺動支点415として揺動可能に配設された揺動軸411と、揺動軸411を所定の揺動方向に付勢する付勢手段412と、揺動軸411に取り付けられたローラ413、414とを備えている。
そして、供給リール21〜24から巻取軸101に巻き取られる帯状材11〜14は、ダンサローラ410のローラ413、414と、固定的に配設されたテンションローラ421〜423とに掛け渡されている。そして、第1検知部401は、かかる揺動軸411の揺動に基づいて、帯状電極11、13に作用する張力の増減を検知する。
このように、第1検知部401は、ダンサローラ410の揺動軸411の揺動に基づいて、帯状電極11、13に作用する張力の増減を検知する構成によって実現できる。
この場合、当該揺動軸411の揺動角度に基づいて、巻取速度V1の減速度(巻取速度V1を遅くする程度)を調整するとよい。この実施形態では、電極巻取装置100は、上述したように巻取速度V1を減速する減速工程Q3において、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転が減速する。巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転が減速すると、帯状材11〜14に作用する張力が大きくなる。
この実施形態では、揺動軸411の揺動角度に基づいて、巻取軸101の回転の減速度(巻取速度V1を遅くする程度)が調整されている。当該揺動軸411の揺動角度は、巻取速度V1と送出速度V2の差に起因しており、当該揺動軸411の揺動角度に基づいて、巻取速度V1の減速度を調整することによって、適切に巻取速度V1を制御することができる。
この実施形態では、図5に示すように、供給リール21〜24から巻取軸101に巻き取られる帯状材11〜14は、ダンサローラ410のローラ413、414と、固定的に配設されたテンションローラ421〜423とに掛け渡されている。
この実施形態では、送出速度V2を遅くして、帯状材11〜14に作用する張力が大きくなると、図11に示すように、揺動軸411が図中左に揺動し、帯状材11〜14の軌道が短くなる。
この際、揺動軸411の揺動角度θに基づいて帯状材の軌道が縮んだ長さΔXとの関係を求め、当該長さΔXが大きくなるにつれて、巻取速度V1の減速度が大きくなるように、巻取速度V1の制御値を算出するとよい。
例えば、図11に示すように、揺動軸411の揺動支点415から、揺動軸411の中間位置のローラ414までの長さをLaとし、揺動軸411の揺動端部のローラ413までの長さをLbとする。そして、揺動軸411の揺動支点415から、中間位置のローラ414の揺動支点415側の側面までの長さをc、当該ローラ414の揺動支点415の反対側の側面までの長さをd、揺動端部のローラ413の揺動支点415側の側面までの長さをe、当該ローラ413の揺動支点415の反対側の側面までの長さをfとする。揺動軸411の揺動角度θに基づいて帯状材の軌道が縮んだ長さΔXは、図11に示すように、揺動角度θを中心角とし、上記c、d、e、fの各長さを半径とした4つの扇形の円弧g、h、i、jを合わせた長さに相当する(以下の数式参照)。また、ローラ414の直径をra、ローラ413の直径をrbとし、g、h、i、jは、それぞれ算出する式を以下の数式に示す。
ΔX=g+h+i+j、
g=(La−ra/2)×θ、
h=(La+ra/2)×θ、
i=(Lb−rb/2)×θ、
j=(Lb+rb/2)×θ
当該ΔXは、送出速度V2を遅くしたことによって生じた巻取速度V1と送出速度V2の速度差(V1−V2)によって生じる。そこで、ΔXに応じて、V1を遅くする速度を決めると良い。この場合、例えば、当該ΔXを制御周期tで割って、1回の制御でV1遅くする速度ΔVを求める。巻取速度V1を(V1−ΔV)にするとよい。
g=(La−ra/2)×θ、
h=(La+ra/2)×θ、
i=(Lb−rb/2)×θ、
j=(Lb+rb/2)×θ
当該ΔXは、送出速度V2を遅くしたことによって生じた巻取速度V1と送出速度V2の速度差(V1−V2)によって生じる。そこで、ΔXに応じて、V1を遅くする速度を決めると良い。この場合、例えば、当該ΔXを制御周期tで割って、1回の制御でV1遅くする速度ΔVを求める。巻取速度V1を(V1−ΔV)にするとよい。
また、例えば、巻取速度V1および巻取軸101の制御を巻取軸101の角速度ω1で制御している場合では、ΔXに相当する巻取軸101の回転角Φを算出する。そして、当該Φを制御周期tで割って、1回の制御で遅くする角速度Δωを算出し、巻取軸101の角速度ω1を(ω1−Δω)にするとよい。まとめると以下の数式のとおりである。
ΔV=ΔX/t、
V1=(V1−ΔV)
ω1=(ω1−Δω)
なお、この場合、電極巻取装置100の装置構成等を考慮して、適切に巻取軸101を制御するとよい。また、ΔXに相当する巻取軸101の回転角Φを算出する際には、帯状材11〜14を含む巻取軸101の径に基づいて回転角Φを算出するとよい。帯状材11〜14を含む巻取軸101の径は、巻取軸101が帯状材11〜14を巻き取る間、随時大きくなる。このため、巻取軸101に巻き取られた帯状材11〜14を含む巻取軸101の径を計測する測定装置を設け当該、計測装置の測定値を基に、巻取軸101の径を規定するとよい。
V1=(V1−ΔV)
ω1=(ω1−Δω)
なお、この場合、電極巻取装置100の装置構成等を考慮して、適切に巻取軸101を制御するとよい。また、ΔXに相当する巻取軸101の回転角Φを算出する際には、帯状材11〜14を含む巻取軸101の径に基づいて回転角Φを算出するとよい。帯状材11〜14を含む巻取軸101の径は、巻取軸101が帯状材11〜14を巻き取る間、随時大きくなる。このため、巻取軸101に巻き取られた帯状材11〜14を含む巻取軸101の径を計測する測定装置を設け当該、計測装置の測定値を基に、巻取軸101の径を規定するとよい。
帯状電極11、13や帯状セパレータ12、14などの帯状材11〜14を巻き取る巻取速度V1をさらに速くして巻取時間を短縮し、生産効率を向上させる場合にも、巻取完了前に急激に減速される。
この電極巻取装置100は、巻取速度V1を減速する時に、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速する。すなわち、図8に示すように、巻取速度V1の減速工程Q3において、送出速度V2に対して巻取速度V1が遅れる。このため、帯状材11〜14に作用する張力が緩むのを抑制できる。
特に、この実施形態では、電極巻取装置100は、供給リール21〜24の回転を減速した後、帯状材11〜14に作用する張力が大きくなったことを検知して、巻取軸101の回転を減速する処理を行う。このため、巻取速度V1≧送出速度V2が維持され、巻取速度V1<送出速度V2になることがない。このため、帯状材11〜14に作用する張力を所定以上維持することができ、帯状材11〜14に作用する張力が緩むのを抑制でき、帯状材11〜14の幅方向の巻きずれをある程度小さく抑えることができる。更なる巻取速度の高速化および更なる巻取時間の短縮を実現することができる。
また、この電極巻取装置100によれば、制御部400は、図8に示すように、巻取りを開始した後、減速工程Q3を開始するまで(Q1、Q2の工程)は、巻取軸101の回転を制御するとともに、帯状電極11、13や帯状セパレータ12、14に作用する張力の増減に基づいて供給リール21〜24の回転を制御する。そして、上述したように減速工程Q3では、巻取軸101よりも先に供給リール21〜24の回転を減速し、帯状電極11、13や帯状セパレータ12、14の全てに作用する張力が大きくなったことを検知してから巻取軸101の回転を制御する。このため、この実施形態では、全工程(Q1〜Q3)において、巻取速度V1≧送出速度V2の関係を保つことができ、帯状電極11、13や帯状セパレータ12、14に緩みが生じるのを抑制することができる。
なお、本発明は、帯状材の巻取装置において、巻取速度V1を速くして巻取時間を短縮し、生産効率を向上させることを実現するが、減速工程における巻きずれを抑制することができる。この電極巻取装置100によれば、図2および図3に示すように、当該電極巻取装置100で製造される捲回電極体10において、帯状負極13の塗工部13aの幅bと帯状正極11の塗工部11aの幅aとの差分(b−a)や、第1帯状セパレータ12と第2帯状セパレータ14の幅c1、c2と帯状負極13の塗工部13aの幅bとの差分((c1、c2)−b)を小さく設定することができ、原材料コストを低減することに寄与することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る帯状材の巻取装置として電極巻取装置100および捲回電極体の製造方法を説明したが、本発明に係る帯状材の巻取装置は上述した実施形態に限定されない。
例えば、帯状材の巻取装置としての電極巻取装置100の装置構成は、上述した実施形態に限定されない。特に、ダンサローラの構成や、巻取軸および供給リールの制御手順等についても上述した実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。
また、上述した実施形態では、帯状材の巻取装置として、帯状電極と帯状セパレータを捲回する捲回電極体を製造する電極巻取装置を例示した。また、当該捲回電極体については、リチウムイオン二次電池に用いられる捲回電極体を例示したが、本発明に係る帯状材の巻取装置の用途についてもこれらに限定されない。帯状材としては、帯状電極や帯状セパレータに限定されず、種々の帯状材、例えば、帯状テープ、ロール紙、帯状のフィルムでもよく、本発明に係る帯状材の巻取装置は、これらの巻取装置に適用できる。
10 捲回電極体
11 帯状正極(帯状電極、帯状材)
12 帯状セパレータ(帯状材)
13 帯状負極(帯状電極、帯状材)
14 帯状セパレータ(帯状材)
21−24 供給リール
100 電極巻取装置(帯状材の巻取装置)
101 巻取軸
121−124 駆動モータ
201−204 エッジ検知装置
301−304 補正機構
400 制御部
401 第1検知部
410 ダンサローラ
411 揺動軸
412 付勢手段
413、414 ローラ
415 揺動支点
421−423 テンションローラ
Q1 加速工程
Q2 巻取速度を維持する工程
Q3 減速工程
V1 巻取速度
V2 送出速度
11 帯状正極(帯状電極、帯状材)
12 帯状セパレータ(帯状材)
13 帯状負極(帯状電極、帯状材)
14 帯状セパレータ(帯状材)
21−24 供給リール
100 電極巻取装置(帯状材の巻取装置)
101 巻取軸
121−124 駆動モータ
201−204 エッジ検知装置
301−304 補正機構
400 制御部
401 第1検知部
410 ダンサローラ
411 揺動軸
412 付勢手段
413、414 ローラ
415 揺動支点
421−423 テンションローラ
Q1 加速工程
Q2 巻取速度を維持する工程
Q3 減速工程
V1 巻取速度
V2 送出速度
Claims (16)
- 供給リールと巻取軸を制御して、前記供給リールから帯状材を巻取軸に巻き取る帯状材の巻取制御方法において、
巻取速度を減速する時に、前記巻取軸よりも先に前記供給リールの回転を減速する制御を行なう、帯状材の巻取制御方法。 - 前記供給リールの回転を減速した後、前記帯状材に作用する張力が大きくなったことを検知して、前記巻取軸の回転を減速する制御を行なう、請求項1に記載の帯状材の巻取制御方法。
- 前記帯状材の巻取りを開始してから前記供給リールの回転を減速する制御を開始するまでは、前記巻取軸の回転を制御するとともに、前記帯状材に作用する張力の増減に基づいて前記供給リールの回転を制御する、請求項1または2に記載の帯状材の巻取制御方法。
- 供給リールから帯状材を巻取軸に巻き取る帯状材の巻取装置であって、
前記供給リールと前記巻取軸を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
巻取速度を減速させる減速工程では、前記巻取軸よりも先に前記供給リールの回転を減速させる処理を行う、帯状材の巻取装置。 - 前記巻取軸に巻き取られる帯状材に作用する張力を検知する第1検知部を備え、
前記制御部は、
前記減速工程において、前記第1検知部で帯状材に作用する張力が大きくなったことを検知してから前記巻取軸の回転を減速させる処理を行う、請求項4に記載の帯状材の巻取装置。 - 前記帯状材に作用する張力を保持するダンサローラを備え、前記第1検知部は、前記ダンサローラの動作に基づいて、前記帯状材に作用する張力を検知する、請求項5に記載の帯状材の巻取装置。
- 前記ダンサローラは、
一端を揺動支点として揺動可能に配設された揺動軸と、
前記揺動軸を所定の揺動方向に付勢する付勢手段と、
前記揺動軸に取り付けられ、前記供給リールから前記巻取軸に巻き取られる帯状材が掛け渡されるローラと
を備えており、
第1検知部は、前記揺動軸の揺動に基づいて、前記帯状材に作用する張力の増減を検知する、請求項6に記載の帯状材の巻取装置。 - 前記第1検知部で検知された揺動軸の揺動角度に基づいて、前記巻取軸の回転の減速度が調整される、請求項7に記載の帯状材の巻取装置。
- 前記ダンサローラは、前記揺動軸に複数のローラが取り付けられている、請求項7または8に記載の帯状材の巻取装置。
- 前記制御部は、
巻取りを開始した後、前記減速工程を開始するまでは、
前記巻取軸の回転を制御するとともに、前記帯状材に作用する張力の増減に基づいて前記供給リールの回転を制御する、請求項4から9の何れかに記載の帯状材の巻取装置。 - 帯状電極と帯状セパレータを、それぞれ供給リールから送り出し、重ねて巻取軸に巻取ることによって捲回電極体を製造する電極巻取装置であって、
前記各供給リールと前記巻取軸を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
巻取速度を減速させる減速工程では、前記巻取軸よりも先に前記供給リールの回転を減速させる処理を行う、電極巻取装置。 - 前記巻取軸に巻き取られる帯状電極又は帯状セパレータに作用する張力を検知する第1検知部を備え、
前記制御部は、
前記減速工程において、前記第1検知部で帯状電極と帯状セパレータの全てに作用する張力が大きくなったことを検知してから前記巻取軸の回転を減速させる処理を行う、請求項11に記載の電極巻取装置。 - 前記制御部は、
巻取りを開始した後、前記減速工程を開始するまでは、
前記巻取軸の回転を制御するとともに、前記帯状電極又は帯状セパレータに作用する張力の増減に基づいて前記各供給リールの回転を制御する、請求項11または12の何れかに記載の電極巻取装置。 - 帯状電極と帯状セパレータとをそれぞれ供給リールから送り出し、重ねて巻取軸に巻き取って捲回電極体を製造する捲回電極体の製造方法において、
巻取速度を減速する時に、前記巻取軸よりも先に前記各供給リールの回転を減速する、捲回電極体の製造方法。 - 前記供給リールの回転を減速した後、前記帯状電極と帯状セパレータの全てに作用する張力が大きくなってから、前記巻取軸の回転を減速する、請求項14に記載の捲回電極体の製造方法。
- 巻取りを開始してから前記各供給リールの回転を減速するまでは、前記巻取軸の回転を制御するとともに、前記帯状電極または帯状セパレータに作用する張力の増減に基づいて前記各供給リールの回転を制御する、請求項14または15に記載の捲回電極体の製造方法。
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