JP2009255912A - 相対回転する自転車部品のアセンブリおよび該アセンブリを備える自転車 - Google Patents

相対回転する自転車部品のアセンブリおよび該アセンブリを備える自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP2009255912A
JP2009255912A JP2009100089A JP2009100089A JP2009255912A JP 2009255912 A JP2009255912 A JP 2009255912A JP 2009100089 A JP2009100089 A JP 2009100089A JP 2009100089 A JP2009100089 A JP 2009100089A JP 2009255912 A JP2009255912 A JP 2009255912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
bicycle
bearing element
interface
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009100089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5426222B2 (ja
Inventor
Mario Meggiolan
マリオ・メッジョラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Campagnolo SRL
Original Assignee
Campagnolo SRL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Campagnolo SRL filed Critical Campagnolo SRL
Publication of JP2009255912A publication Critical patent/JP2009255912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5426222B2 publication Critical patent/JP5426222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/62Selection of substances
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M3/00Construction of cranks operated by hand or foot
    • B62M3/003Combination of crank axles and bearings housed in the bottom bracket
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/20Land vehicles
    • F16C2326/28Bicycle propulsion, e.g. crankshaft and its support
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2164Cranks and pedals

Abstract

【課題】長期間の優れた動作円滑性を確実にする、相対回転する自転車部品のアセンブリ(例えばボトムブラケットアセンブリ)を提供する。
【解決手段】本発明の自転車部品アセンブリは、支持部材15と、前記支持部材15と回転可能に接続された回転部材5と、前記支持部材15と前記回転部材5との間に設けられた少なくとも1つの軸受20とを備え、前記軸受20が、前記支持部材15および前記回転部材5のうちの1つの部材と強固に結合した、少なくとも1つの軸受要素30,40を有しており、前記の軸受要素30,40と、前記軸受要素と強固に結合する前記支持部材15および前記回転部材5のうちの前記1つの部材とが、相互に結合した各々の界面36,38,42,44において、絶対値で、0.3ボルト以下の標準還元電位差を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、相対回転する自転車部品のアセンブリに関する。
本明細書および特許請求の範囲の記載を通して、「相対回転する自転車部品のアセンブリ」という用語は、ペダル動作時に互いに回転可能に接続された2つの自転車用部品で形成される、自転車のあらゆるアセンブリを示すのに用いられる。つまり、このようなアセンブリは、少なくとも1つの支持部材、この支持部材によって回転可能に支持された少なくとも1つの回転部材と、支持部材と回転部材との間に配置され、一方の部材と他方の部材との相対回転を可能にする少なくとも1つの部材とを備えている。このようなアセンブリの例として、ボトムブラケットアセンブリ、ハブアセンブリ、またはステアリングアセンブリがある。
本発明は、さらに、前述のアセンブリを備える自転車にも関する。好ましくは、このような自転車は競走用自転車である。
自転車の分野において、特に、競走用自転車の分野において、ペダル動作時に相対回転する部品の動作円滑性の問題について、常に研究が行われてきた。この研究は、自転車の性能を向上させるための継続的改良検討の一部としてなされてきた。
自転車のボトムブラケットアセンブリ、ハブまたはステアリングチューブにおける、他方の部品に対する一方の部品の回転は、典型的には、転がり軸受を用いて行われる。
互いに接続されて相対回転する自転車部品の初期の動作円滑性が、経時的に低下するものであり、一定の時間を経ると大幅に低下することが、これまでに判明している。この現象は、基本的に、軸受における大気中物質および/または汚染物質の蓄積によるものであった。
今日、競走用自転車では、この現象を抑えるために、絶縁性グリースを適用したボールベアリングが使用されている。実際、このグリースにより、腐食形成が防止される。グリースを保持し、軸受の内部を大気中物質および/または汚染物質の望ましくない作用から保護するために、特殊な保護スクリーンが使用される。
前述の対策にもかかわらず、自転車部品の動作円滑性の経時的低下はなおも確認される。
よって、本発明の基礎をなす技術的課題は、長期間の優れた動作円滑性が確実にされた、相対回転する自転車部品のアセンブリを提供することである。
本発明の第1の構成は、相対回転する自転車部品のアセンブリに関するものであり、この自転車部品アセンブリは、支持部材と、上記支持部材と回転可能に接続された回転部材と、上記支持部材と上記回転部材との間に設けられた少なくとも1つの軸受とを備え、当該少なくとも1つの軸受が、上記支持部材および上記回転部材のうちの1つの部材と強固に結合した第1の軸受要素を有しており、上記第1の軸受要素と、上記支持部材および上記回転部材のうちの上記1つの部材とが、相互に結合した各々の界面において、絶対値で、0.3ボルト(V)以下(本明細書および特許請求の範囲の記載において、「以下」は、その数量と同じ、またはそれよりも少ないこと意味する。)の標準還元電位差(standard reduction potential difference)を有することを特徴とする。
本明細書および特許請求の範囲の記載を通して、「強固に結合した」という表現は、結合した2つの部材間で相対的な運動が生じない結合部(coupling)のことを示すために用いられる。
本明細書および特許請求の範囲の記載を通して、「軸受」という用語は、第1の自転車部材と第2の自転車部材との間に配置され、一方の部材と他方の部材との相対回転を可能にする、あらゆる部材を示すために用いられる。このような部材は、2つのリングと、これら2つのリング間に設けられた複数の転動体とを備えた転がり軸受の典型的な形態をとってもよいし、例えばリングのうち1つが取り除かれ、相対回転する2つの自転車部材の一方に転動体の転動溝が直接形成された、類似な形態をとってもよい。
本明細書および特許請求の範囲の記載を通して、「標準還元電位値」(standard reduction potential value)という用語は、標準水素電極を基準として、温度が298ケルビン(K)、圧力が1気圧(atm)、および反応関与物の濃度が1Mである標準状態で測定した電極電位の数値を示すのに用いられる。
出願人は、2つの相対回転する自転車部品間の結合を、当該2つの自転車部品の一方と、これに強固に結合した軸受要素との間の結合界面について注意深く研究した結果、次のような驚くべき事実を見出した。互いに固定された部材間で、すなわち、相対運動をしない部材間で形成された結合であるため、動作円滑性には明らかに関係しないはずの上記結合が、実際には、このような動作円滑性に直接影響していたのである。実際に、互いに固定された部材間の前述した結合が経時的に腐食現象に曝されてしまい、これら固定結合された2つの部材間の結合状態、したがって相対回転する自転車部品間の接続状態が変化してしまうことを、出願人は確認している。詳細には、前述の腐食により、軸受要素が、当該軸受要素と固定結合した自転車部品に対して移動してしまい、アセンブリの他の部材との相互作用に影響を与えてしまうことを、出願人は確認している。
例えば、軸受における各要素の取付位置および相対的な予圧の完璧な調整が要求されるボールベアリングを使用した場合に、上述の腐食現象が特に悪影響を及ぼすことを、出願人は確認している。
さらに、相対回転する部材に腐食が直接及ばないように、グリースおよび保護スクリーンのような保護システムを用いた場合であっても、強固に結合した部材間の結合部における腐食が、円滑性に直接関係する可動要素、例えば転動体との界面にまで及ぶことによって、円滑性が低下してしまい、最悪の場合にはゼロになってしまうことを、出願人は確認している。
例えば、ボールベアリングを使用する場合において、リングと、このリングが強固に結合した自転車部品との間の界面に腐食が生じることがあり、この場合、この腐食は軸受内部にまで及び、ボール溝にまで達してしまい、ボールの正確な位置が変わってしまうことを出願人は確認している。
詳細には、アセンブリの強固に結合した部材間の界面における腐食の発生は、電食が主な原因であることを、出願人は確認している。この腐食は、当該アセンブリが動作する環境に存在する大気中物質および/または汚染物質の作用によって発生する。
本明細書および特許請求の範囲の記載を通して、「電食」という用語は、侵食性環境に置かれた、互いに接する2つの表面間で生じる腐食を示すのに用いられる。この場合、2つの表面の一方は陰極のように作用し、他方の表面は陽極のように作用する。これら表面間のイオン交換により、典型的な例では、陰極よりも陽極のほうが遥かに早く腐食する。
有利なことに、前述した界面の材料として、標準電位差が閾値の0.3ボルト(V)以下であるものを選択することにより、このような界面で腐食が生じることが困難となり、アセンブリ内部への腐食の進行が妨げられるので、基本的に、アセンブリの使用寿命を十分に長くできることを出願人は見出した。
前述の標準還元電位差は、絶対値で、0.2ボルト(V)以下であることが好ましい。
より好ましくは、前述の界面の各々は、+0.4〜−0.05ボルト(V)の範囲内で選ばれた標準還元電位値を有する。
上記第1の軸受要素と、上記支持部材および上記回転部材のうちの上記1つの部材との少なくとも一方が、対応する界面において、0.16〜0.18ボルト(V)(両端の数字を含む)の標準還元電位値を有するのが好ましい。前述の界面の少なくとも1つの材料が、上述の数値範囲内の標準還元電位値を有するように選択された場合、アセンブリの使用寿命が特に著しく長くなることを、出願人は確認している。
本発明のアセンブリの好ましい一実施形態において、上記第1の軸受要素の界面は、ステンレス鋼製である。この鋼はマルテンサイト系であるのが好ましく、より好ましくは、X20Cr13である。
上記支持部材および上記回転部材のうちの上記1つの部材の界面は、ステンレス鋼、陽極酸化処理されたアルミニウム合金、化学ニッケルメッキされた金属製材料、およびポリマーマトリックスに、絶縁性表面層で被覆された、例えば当該マトリックスと同一もしくは異なる高分子材料で被覆されたフィラーを組み込んだ複合材料、から選択される材料から製造されるのが好ましい。
前述のフィラーは、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、セラミック繊維、ボロン繊維、およびこれらの組合せで構成されるグループから選択される構造繊維を含んでいるのが好ましく、炭素繊維が特に好ましい。
上記高分子材料は熱硬化性材料であるのが好ましく、より好ましくは、エポキシ樹脂を含む。しかしながら、熱可塑性材料の使用を排除するものではない。
本発明のアセンブリの好ましい実施形態において、前述の軸受は、さらに、上記第1の軸受要素と回転可能に接続された第2の軸受要素を備えており、上記第1の軸受要素は上記回転部材と強固に結合し、上記第2の軸受要素は上記支持部材と強固に結合している。
第2の軸受要素および支持部材は、それぞれ、相互結合した界面を有している。第2の軸受要素の界面の材料は、前述の第1の軸受要素の界面の材料と同一であるのが好ましいが、異なる材料の使用を排除するものではない。
つまり、上記第2の軸受要素および上記支持部材も、相互に結合した各々の界面において、絶対値で、0.3ボルト(V)以下の標準還元電位差を有するのが好ましく、より好ましくは、絶対値で、0.2ボルト(V)以下の標準還元電位差を有している。
さらに、前述した第2の軸受要素の界面および支持部材の界面は、それぞれ、+0.4〜−0.05ボルト(V)の範囲内で選ばれた標準還元電位値を有しているのが好ましい。
より好ましくは、上記第2の軸受要素および上記支持部材のうちの少なくとも1つが、対応する界面において、0.16〜0.18ボルト(V)(両端の数字を含む)の標準還元電位値を有する。
本発明のアセンブリの好ましい実施形態において、上記第2の軸受要素の界面は、ステンレス鋼製である。
上記支持部材の界面は、ステンレス鋼、陽極酸化処理されたアルミニウム合金、化学ニッケルメッキされた金属製材料、およびポリマーマトリックスに、絶縁性表面層で被覆された、例えば当該マトリックスと同一もしくは異なる高分子材料で被覆されたフィラーを組み込んだ複合材料、から選択される材料から製造されるのが好ましい。
この場合においても、前述のフィラーは、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、セラミック繊維、ボロン繊維、およびこれらの組合せで構成されるグループから選択される構造繊維を含んでいるのが好ましく、炭素繊維が特に好ましい。
この場合においても、上記高分子材料は熱硬化性材料であるのが好ましく、より好ましくは、エポキシ樹脂を含む。しかしながら、熱可塑性材料の使用可能性を排除するものではない。
本発明のアセンブリの特に好ましい一実施形態において、上記第1の軸受要素および上記第2の軸受要素はそれぞれリングであり、上記軸受は、当該リング間に配置された複数の転動体を備えている。
上記転動体はセラミック材料から製造されるのが好ましい。当該セラミック材料は電気的に不活性であるので有利であり、これにより、軸受内部で腐食が始まることが防止される。
使用される上記セラミック材料の密度は、鋼の密度以下であるのがより好ましく、さらに好ましくは、5グラム/立方センチメートル(gr/cm)以下である。このようにして、有利なことに、鋼からなる従来の転動体と比べて軽量化が達成できる。
セラミック製の転動体を備える転がり軸受は、潤滑剤を有さないのが好ましい。これにより、潤滑剤が使用される従来の方式と比べて円滑性が増大される。
グリースが適用されたボールベアリングが使用される従来の方式では、このようなグリースが引き起こす粘性摩擦により、所望の円滑性の一部が犠牲になることを、本出願人は実際に確認している。また、保護スクリーンを使用すると、このようなスクリーンと回転する部材との間に摺動摩擦が生じてしまい、所望の円滑性がさらに低下してしまう。つまり、有利なことに、本発明のアセンブリにおいて潤滑剤の欠如は、円滑性の増大を意味する。さらに、本発明のアセンブリを用いることにより、アセンブリの回転部を定期的に点検して、当該アセンブリが動作する環境から由来する腐食性物質で充満された場合に、潤滑剤を再充填したり、潤滑剤を交換したりする必要がなくなる。このような利点は、メンテナンス作業が多くの自転車運転者が有さない経験を必要とすることを踏まえると、特に重要である。
本発明のアセンブリは、自転車のボトムブラケットアセンブリ、自転車のハブアセンブリまたは自転車のステアリングアセンブリであるのが好ましい。
本発明の第2の構成は、上述した型のアセンブリを少なくとも1つ備える自転車に関するものである。
このような自転車は、本発明のアセンブリに関して上述した構造的特性および機能的特性の全てを、個別に、または組合せで有しているのが好ましく、したがって、前述した利点の全て有している。
本発明のボトムブラケットアセンブリの長手方向断面図である。 図1のボトムブラケットアセンブリの細部の拡大図である。 本発明の自転車ハブの長手方向断面図である。 本発明のステアリングアセンブリの長手方向断面図である。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面を参照してなされる、いくつかの好ましい実施形態の説明からより明らかになる。しかし、これは例示的なものであり本発明を限定するものではない。
図1には、相対的に回転運動する自転車部品のアセンブリの第1の例が示されている。詳細には、この第1の例は、全体が符号1で示されたボトムブラケットアセンブリに関する。
ボトムブラケットアセンブリ1は、自転車のフレームのハウジングボックス10内で回転可能に支持されたシャフト5を備えている。ボトムブラケットアセンブリ1は、さらに、ハウジングボックス10の両端部に螺合した一対のアダプタ15と、各アダプタ15とシャフト5の対応する端部との間に設けられたボールベアリング20とを備えている。
図1に示された例において、アダプタ15は、シャフト5を支持する支持部材として機能しており、他方、シャフト5は、ボトムブラケットアセンブリ1の回転部材となっている。
当業者であれば、後述する内容が、図1に示された実施形態の変形例にも同じく適用可能であり、例えば、アダプタ15が使用されない、および/または図示かつ説明されるボールベアリング20と異なる種類の軸受が使用される実施形態にも適用可能であることを難なく理解できるであろう。
図1に示されたボトムブラケットアセンブリ1の特定の実施形態において、シャフト5は、ハース型(Hirth type)の前方歯部6および固定ねじ8によって互いに接続された2つのシャフト部材5a,5bで形成されている。各シャフト部材5a,5bは、さらに、上記ハース型の歯部が設けられた端部と反対側の端部において、対応するクランクアーム25と螺合接続されている。
上記と同じようにこの場合においても、当業者であれば、後述する内容が、図1に示された実施形態の変形例にも同じく適用可能であり、例えば、シャフト5が一体品である実施形態、一方または両方のクランクアームが対応するシャフト部材と一体形成されている実施形態、またはシャフトもしくは半片シャフトであるシャフト部材とクランクアームとのカップリングが、例えば締め嵌合(interference)または溝付きの表面によるなど、異なる方法でなされている実施形態においても適用可能であることを難なく理解できるであろう。
図2に詳細に示されているように、ボールベアリング20の、シャフト5に強固に結合している軸受要素は、軸受の内側リング30である。このような結合は、圧入結合(forced coupling)のような任意の公知の方式で、および/またはシャフト5に形成された当接用の肩部32と、ベアリング20に対して肩部32の反対側でシャフト5に設けられたストッパ要素34とによってなされるものであってもよい。
図2に詳細に示されているように、内側リング30およびシャフト5は、互いに結合するための界面36および38をそれぞれ有している。
軸受の内側リング30の界面36およびシャフト5の界面38を構成する材料は、腐食に対して、好ましくは、電食に対して、優れた耐性を有している。
内側リング0の全体が、その界面36と同一の材料から製造されるのが好ましい。同様に、シャフト5の全体が、その界面38と同一の材料から製造される。
界面36の材料と界面38の材料との標準還元電位差の絶対値は0.3ボルト(V)以下である。標準還元電位差とは、互いに直接接触する材料間の電位差であり、2つの接触部材の一方の表面に酸化層または被覆層が設けられている場合、このような層の標準還元電位値を考慮することが必要になることを理解されたい。酸化層または被覆層の層厚は、1〜40ミクロン(両端の数字を含む)であるのが好ましい。
界面36および38の材料は、標準還元電位値がそれぞれ+0.4〜−0.05ボルト(V)の範囲内にあって、標準還元電位差の絶対値が0.2ボルト(V)以下、好ましくは、0.2ボルト(V)に等しくなるように選択されるのが好ましい。詳細には、内側リング0の界面36は0.16〜0.18ボルト(V)(両端の数字を含む)の標準還元電位値を有しており、したがって、シャフト5の界面38の標準還元電位値は−0.04〜+0.38ボルト(V)(両端の数字を含む)となるのが好ましい。
内側リング30の界面36の材料およびシャフト5の界面38の材料の例として、内側リング30の界面36にはステンレス鋼(好ましくはマルテンサイト系、好ましくはX20Cr13)、シャフト5の界面38には、
ステンレス鋼(好ましくはマルテンサイト系、好ましくはAISI630)、
陽極酸化処理されたアルミニウム合金、
化学ニッケルメッキされた金属製材料、または、
絶縁性表面層で被覆された、例えば当該マトリックスと同一もしくは異なるポリマーで被覆されたフィラーをポリマーマトリックスに組み込んだ複合材料が挙げられる。
複合材料とは、ポリマーマトリックスおよびフィラーを含む少なくとも2つの成分を備える材料のことをいう。
前述の複合材料は、構造用複合材料であるのが好ましい。しかしながら、変形例として、前述の複合材料は、強化複合材料であってもよい。
構造用複合材料とは、5ミリメートル超の長さを有する構造繊維を含む材料のことをいい、他方、強化複合材料とは、5ミリメートル以下の長さを有する繊維、および/または粉末、および/または顆粒により充填されたポリマーマトリックスを備える材料のことをいう。上述した寸法は、完成品にみられる繊維の長さについてのものである。
本発明のアセンブリに複合材料を用いる場合、構造用複合材料が使用されるのが好ましいが、強化複合材料の使用を排除するものではない。
構造繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、セラミック繊維、ボロン繊維、およびこれらの組合せから選択されるのが好ましい。炭素繊維が特に好ましい。
ポリマー材料中における構造繊維の配置は、構造繊維の小片もしくはシートのランダム配置、繊維がほぼ一方向に並んだ配置、繊維がほぼ二方向に並んだ配置、またはこれらの組合せであってもよい。
上記高分子材料は熱硬化性であるのが好ましく、より好ましくは、エポキシ樹脂を含む。しかしながら、熱可塑性材料の使用の可能性を排除するものではない。
ボールベアリング20の内側リング30、シャフト5およびこれらの相互結合部について上述した内容は、これらと鏡面対称的関係にある、ボールベアリング20の外側リング40、アダプタ15およびこれらの相互結合部についても有効である。詳細には、外側リング40およびアダプタ15は、腐食に対して、好ましくは、電食に対して優れた耐性を有する材料から製造された界面42および44をそれぞれ有している。
上記の材料は、絶対値で、0.3ボルト(V)以下の標準還元電位差を有するのが好ましく、より好ましくは、0.2ボルト(V)以下の標準還元電位差を有する。特に、外側リング40の界面42またはアダプタ15の界面44は、0.16〜0.18ボルト(V)(両端の数字を含む)の標準還元電位値を有している。外側リング40の界面42は、内側リング30の界面36と同一の材料から作られるのがさらに好ましいのに対して、アダプタ15の界面44は、シャフト5の界面38について上述した材料のうちの1つから製造される。
外側リング40の全体が、その界面42と同一の材料から製造されるのが好ましい。同様に、アダプタ15の全体が、その界面44と同一の材料から製造される。
ねじ8(図1)によって加えられる予圧により、外側リング40はアダプタ15に強固に結合されており、このねじ8の押圧によって、外側リング40はアダプタ15に形成された肩部46に当接している。
リング30および40は、それぞれ、複数のボール50が転動する転動溝48a,48bを備えている。
ボール50は、セラミック材料製であるのが好ましい。適切なセラミック材料の例には、シリコン窒化物およびアルミナがある。このようなセラミック材料の密度は、鋼の密度と等しいか、これよりも低いのが好ましく、より好ましくは、5グラム/立方センチメートル(gr/cm)以下である。
図3には、本発明による、相対的に回転運動する自転車部品のアセンブリの第2の例が示されている。詳細には、この第2の例は、全体が符号201で示されたハブアセンブリに関する。
ハブアセンブリ201は、シャフト205と、アウターシェル215と、軸受220とを備えている。この場合、自転車のフレームに固定状態のシャフト205は支持部材として機能し、他方、シャフト205に対して回転するアウターシェル215は、軸受220の介在によって回転可能に支持された部材として機能する。
シャフト205である支持部材およびアウターシェル215である回転部材の配置が、上述したボトムブラケットアセンブリ1に対して逆になっているが、リング230および240とこれらの部材との結合部は、上述のものと同一の特性を有している。
図4には、本発明による、相対的に回転運動する自転車部品のアセンブリの第3の例が示されている。詳細には、この第3の例は、全体が符号301で示されたステアリングアセンブリに関する。
ステアリングアセンブリ301は、リング330,340が設けられた対をなす軸受320の介在により、自転車のフレームのステアリングコラム315と回転可能に接続されたステアリングチューブ305を備えている。この場合、支持部材はステアリングコラム315であり、他方、回転部材はステアリングチューブ305である。軸受320とステアリングコラム315とのカップリングは直接接触結合によるものであるので、上述した標準還元電位差の特性を有するのが好ましい。
上記では、ボールベアリングについてのみ説明した。しかしながら、あらゆる種類の軸受を使用してもよく、ローラのような、異なる形状を有する転動体を備えた軸受を使用してもよいし、より大まかに言えば、転がり軸受と同様な方法で成形した部材を使用してよい。
軸受が、ステンレス鋼製のリングと、セラミック材料製の転動体とを備える場合、軸受において潤滑剤は使用しないのが好ましい。
当然ながら、当業者であれば、特定の要望および将来起こり得る要望を充足させるために、上述したアセンブリに数々の変更を行ってもよく、いずれにせよ、これらの変更は、特許請求の範囲によって定義される本発明の保護範囲内に含まれる。
1,201,301 自転車部品のアセンブリ
5,215,305 回転部材
15,205,315 支持部材
20,220,320 軸受
30,240,340,40,230,330 軸受要素
36,38,42,44 界面









Claims (17)

  1. 相対回転する自転車部品のアセンブリであって、
    支持部材(15,205,315)と、
    前記支持部材(15,205,315)と回転可能に接続された回転部材(5,215,305)と、
    前記支持部材(15,205,315)と前記回転部材(5,215,305)との間に設けられた少なくとも1つの軸受(20,220,320)と、
    を備え、前記少なくとも1つの軸受(20,220,320)が、前記支持部材(15,205,315)および前記回転部材(5,215,305)のうちの1つの部材と強固に結合した第1の軸受要素(30,240,340,40,230,330)を有する自転車部品アセンブリにおいて、
    前記第1の軸受要素(30,240,340,40,230,330)と、前記支持部材(15,205,315)および前記回転部材(5,215,305)のうちの前記1つの部材とが、相互に結合した各々の界面(36,38,42,44)において、絶対値で、0.3ボルト以下の標準還元電位差を有することを特徴とする自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  2. 請求項1において、前記標準還元電位差が、絶対値で、0.2ボルト以下である自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  3. 請求項1または2において、前記界面(36,38,42,44)の各々が、+0.4〜−0.05ボルトの範囲の中から選ばれた標準還元電位値を有する自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  4. 請求項3において、前記第1の軸受要素(30,240,340)と、前記支持部材(15,205,315)および前記回転部材(5,215,305)のうちの前記1つの部材(5,205,315)との少なくとも一方が、対応する界面(36,38)において、0.16〜0.18ボルト(両端の数字を含む)の標準還元電位値を有する自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記第1の軸受要素(30,240,340)の界面(36)が、ステンレス鋼製である自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、前記支持部材(15,205,315)および前記回転部材(5,215,305)のうちの前記1つの部材の界面(38)が、ステンレス鋼、陽極酸化処理されたアルミニウム合金、化学ニッケルメッキされた金属製材料、または、絶縁性表面層で被覆されたフィラーをポリマーマトリックスに組み込んだ複合材料から製造されている、自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、前記の軸受(20,220,320)が、前記第1の軸受要素(30,240,340)と回転可能に接続された第2の軸受要素(40,230,330)を備えており、前記第1の軸受要素(30,240,340)は前記回転部材(5,215,305)と強固に結合し、前記第2の軸受要素(40,230,330)は前記支持部材(15,205,315)と強固に結合した、自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  8. 請求項7において、前記第2の軸受要素(40,230,330)と前記支持部材(15,205,315)とが、相互に結合した各々の界面(42,44)を有しており、この界面(42,44)における標準還元電位差が、絶対値で、0.3ボルト以下である自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  9. 請求項8において、前記第2の軸受要素(40,230,330)および前記支持部材(15,205,315)のうちの少なくとも1つが、対応する界面(42,44)において、0.16〜0.18ボルト(両端の数字を含む)の標準還元電位値を有する自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項において、前記第2の軸受要素(40,230,330)の界面(42)が、ステンレス鋼製である自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項において、前記支持部材(15,205,315)の界面(44)が、ステンレス鋼、陽極酸化処理されたアルミニウム合金、化学ニッケルメッキされた金属製材料、または絶縁性表面層で被覆されたフィラーをポリマーマトリックスに組み込んだ複合材料から製造されている、自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  12. 請求項7〜11のいずれか一項において、前記第1の軸受要素(30,240,340)および前記第2の軸受要素(40,230,330)はそれぞれリングであり、前記軸受(20,220,320)が、さらに、前記リング間に設けられた複数の転動体を備えている、自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  13. 請求項12において、前記転動体がセラミック材料製である自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  14. 請求項13において、前記セラミック材料の密度が、鋼の密度以下である自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  15. 請求項12〜14のいずれか一項において、前記の軸受(20,220,320)に潤滑剤が塗布されていない自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項において、前記アセンブリがボトムブラケットアセンブリ(1)、ハブアセンブリ(201)またはステアリングアセンブリ(301)である、自転車部品アセンブリ(1,201,301)。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の自転車部品アセンブリ(1,201,301)を少なくとも1つ備える自転車。
JP2009100089A 2008-04-17 2009-04-16 相対回転する自転車部品のアセンブリおよび該アセンブリを備える自転車 Active JP5426222B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08425259.2A EP2110301B1 (en) 2008-04-17 2008-04-17 Assembly of bicycle components in mutual rotation and bicycle comprising such an assembly
EP08425259.2 2008-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009255912A true JP2009255912A (ja) 2009-11-05
JP5426222B2 JP5426222B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=39790397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009100089A Active JP5426222B2 (ja) 2008-04-17 2009-04-16 相対回転する自転車部品のアセンブリおよび該アセンブリを備える自転車

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8066293B2 (ja)
EP (1) EP2110301B1 (ja)
JP (1) JP5426222B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1792820B1 (en) 2005-12-02 2010-06-16 Campagnolo S.R.L. Crank assembly for a bicycle bottom bracket, shaft and pedal crank thereof
ATE524374T1 (de) * 2006-02-20 2011-09-15 Campagnolo Srl Fahrradtretlager
DE602006019544D1 (de) * 2006-03-03 2011-02-24 Campagnolo Srl Fahrradtretkurbellager-Anordnung und ein Adapter für eine derartige Anordnung
JP2007297040A (ja) 2006-05-04 2007-11-15 Campagnolo Spa 自転車のクランクアーム・アセンブリ
ITMI20070406U1 (it) 2007-12-05 2009-06-06 Campagnolo Srl Assieme di movimento centrale di bicicletta ed albero per un tale assieme
EP2110301B1 (en) 2008-04-17 2014-12-24 CAMPAGNOLO S.r.l. Assembly of bicycle components in mutual rotation and bicycle comprising such an assembly
US8267417B1 (en) * 2011-08-12 2012-09-18 Shimano Inc. Bicycle bottom bracket assembly
EP3133011B1 (en) 2012-01-16 2019-04-10 Campagnolo S.R.L. Bottom bracket assembly of a bicycle
ITVI20120306A1 (it) * 2012-11-12 2014-05-13 Mario Giuseppe Moresco Assieme pedivella per biciclette e macchine a pedali
FR3007382B1 (fr) * 2013-06-24 2019-04-12 Bernard Git Pedalier a axe cannele multi positions pour cycles
US9228613B2 (en) * 2014-02-24 2016-01-05 Shimano Inc. Bicycle bottom bracket assembly
US9248884B2 (en) * 2014-05-21 2016-02-02 Ming-He Shih Children's tricycle
US10562588B2 (en) 2015-09-01 2020-02-18 The Hive Global, Inc Bicycle cassette with locking connection
US11142280B2 (en) 2016-03-24 2021-10-12 The Hive Global, Inc. Bicycle crank with spindle attachment structure
ITUA20163214A1 (it) * 2016-05-06 2017-11-06 Campagnolo Srl Movimento centrale di bicicletta
US11351815B2 (en) 2017-08-21 2022-06-07 The Hive Global, Inc. Bicycle cassette with clamping connection
US10787225B2 (en) * 2018-09-21 2020-09-29 Chang Hui Lin Fitting structure of bottom bracket shell of bicycle
US11932351B2 (en) 2020-07-17 2024-03-19 The Hive Global, Inc. Conical bicycle cassette sprocket structure

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742742A (ja) * 1993-08-02 1995-02-10 Koyo Seiko Co Ltd リンク機構
JP2004505219A (ja) * 2000-08-01 2004-02-19 ザ ティムケン カンパニー 高速アンギュラコンタクト玉軸受
JP2006153052A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Jtekt Corp 車輪用軸受装置
JP2006153051A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Jtekt Corp 車輪用軸受装置
US20070207631A1 (en) * 2006-03-03 2007-09-06 Campagnolo S.R.I. Bicycle bottom bracket assembly and adapter device for such an assembly

Family Cites Families (81)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US593562A (en) * 1897-11-16 Crank-shaft hanger
US596846A (en) * 1898-01-04 Willis s
US529110A (en) * 1894-11-13 Crank-shaft and bearing for velocipedes
US594109A (en) * 1897-11-23 Crank for bicycles
US535706A (en) * 1895-03-12 Crank-shaft for velocipedes
US590695A (en) * 1897-09-28 John s
US602049A (en) * 1898-04-12 Bicycle crank-shaft
US648077A (en) * 1898-08-22 1900-04-24 Daniel R Taylor Crank-shaft.
US658624A (en) * 1899-02-06 1900-09-25 Giuseppe Egger Bottom bracket.
US846239A (en) * 1906-12-06 1907-03-05 Frank M Osborne Crank-hanger.
US951137A (en) * 1907-04-29 1910-03-08 Miami Cycle And Mfg Co Crank-shaft and crank-shaft bearing for bicycles.
US1235530A (en) * 1917-05-23 1917-07-31 Francis M Jones Bicycle-crank hanger.
US1449235A (en) * 1921-06-08 1923-03-20 Mead Cycle Company Crank-hanger assembly
FR623094A (fr) 1926-06-26 1927-06-15 Fahrradwerke Bismarck Schutte Dispositif d'appui pour les moyeux des roues et pour l'arbre de pédalier des bicyclettes
US2136125A (en) * 1936-02-26 1938-11-08 Gen Motors Corp Locking device for bearings and the like
FR863610A (fr) 1939-09-20 1941-04-05 Montage des manivelles pour pédaliers de cycles et similaires
FR934104A (fr) 1946-10-02 1948-05-12 Terrot Ets Perfectionnements aux pédaliers de bicyclettes, ou autres cycles
DE1257613B (de) 1959-11-03 1967-12-28 Raleigh Cycle Co Ltd Tretkurbelanordnung fuer Fahrraeder
US3306101A (en) * 1964-12-02 1967-02-28 Oscar C Holderer Composite force measuring assembly
US3347112A (en) * 1965-06-08 1967-10-17 Alfred Thun & Co Gmbh Fa Low bicycle pedal
US3578829A (en) * 1968-11-26 1971-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd Bottom bracket for bicycle
DE20003398U1 (de) 2000-02-24 2000-04-20 Scheffer Design & Engineering Wälzlagergelenk
DE2359437A1 (de) 1973-11-09 1975-06-05 Alfred Thun Fahrrad-tretkurbel
US3888136A (en) * 1974-06-04 1975-06-10 Fernand S Lapeyre Adjustable pedal and crank system for foot propelled vehicles
FR2329504A1 (fr) * 1975-10-30 1977-05-27 Roulements Soc Nouvelle Moyeu de pedalier pour cycles
DE2737666A1 (de) * 1977-08-20 1979-02-22 Ver Baubeschlag Gretsch Co Drehlageranordnung
FR2428561A1 (fr) * 1978-06-12 1980-01-11 Shimano Industrial Co Pedalier de bicyclette
US4331043A (en) * 1979-05-10 1982-05-25 Shimano Industrial Company, Limited Gear crank for a bicycle
US4406504A (en) * 1981-12-17 1983-09-27 Gazelle Rijwielfabriek B.V. Device for fastening an axle with rolling bearings in cylindrical tubing
US4704919A (en) * 1984-11-28 1987-11-10 Durham Roger O Two-piece crankshaft for bicycles
US5067370A (en) * 1989-06-13 1991-11-26 Lemmens Joseph R Variable crank pedal drive for bicycles and the like
JP3708526B2 (ja) 2003-02-18 2005-10-19 株式会社シマノ 自転車用クランク組立体
US6755095B2 (en) * 2001-11-23 2004-06-29 Shimano, Inc. Bicycle crank assembly and assembly tools
JP2558537Y2 (ja) * 1991-05-02 1997-12-24 株式会社シマノ 自転車用クランク軸ユニット
JPH05319349A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Jitensha Sangyo Shinko Kyokai 自転車用ボールレスハンガセット
US5624519A (en) * 1992-05-29 1997-04-29 Trek Bicycle, Corp. Method making a composite bicycle frame using composite lugs
US6116114A (en) * 1993-08-23 2000-09-12 Edwards; Craig H. Rotatable spindle assembly utilizing two-piece spindle
US5493937A (en) * 1993-08-23 1996-02-27 Edwards; Craig H. Light-weight bicycle crankshaft assembly utilizing two-piece axle integrally joined to crank arms
JP3526683B2 (ja) 1995-08-04 2004-05-17 株式会社シマノ 自転車用クランク組立体、自転車用組立工具および自転車組立用補助具
JP3646467B2 (ja) * 1996-07-31 2005-05-11 日本精工株式会社 転がり軸受
JP3149373B2 (ja) * 1996-12-27 2001-03-26 株式会社シマノ 自転車用中空クランク軸ユニット
US6443033B1 (en) * 1997-04-11 2002-09-03 Timothy Eugene Brummer Two-piece bicycle crankset
US6192300B1 (en) * 1997-06-27 2001-02-20 Echowell Electronic Ltd. Bicycle computer
DE29715373U1 (de) 1997-08-27 1998-08-13 Schuldt Erwin Innenlager für Fahrradtretkurbeln
JP3585373B2 (ja) * 1997-12-10 2004-11-04 株式会社シマノ 部品組立体
SG80003A1 (en) * 1997-12-10 2001-04-17 Shimano Kk Mechanical assembly with incompatible metallic materials
US5984528A (en) * 1998-07-01 1999-11-16 Shimano Inc. Bearing assembly for bicycle parts
US6829965B1 (en) 1999-05-28 2004-12-14 Bruno Mombrinie Two-piece bicycle crank set
JP2000342127A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Shimano Inc 塗装部品
FR2801863A3 (fr) 1999-12-03 2001-06-08 Douglas Chiang Ensemble de manivelles pour bicyclette
EP1120336A3 (en) 2000-01-26 2002-08-07 Cannondale Corporation Integrated crank assembly and components therefor
US6581494B2 (en) * 2000-03-21 2003-06-24 Terry L. Sechler Bicycle riding trainer
TW534067U (en) * 2000-12-22 2003-05-21 Yi-Cheng Ji Improved structure for spindle featuring with easy assembly and high stability
US6983672B2 (en) * 2001-01-19 2006-01-10 Truvativ Int'l Co., Ltd. Bicycle crank axle bearing assembly
JP2003021225A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Koyo Seiko Co Ltd プーリユニット
DE10227971A1 (de) * 2002-06-22 2004-01-08 Zf Sachs Ag Nabenring, Abdeckblech und Kupplungsscheibe
US6564675B1 (en) * 2002-07-23 2003-05-20 Cheng-Xun Jiang Crank arm for bicycles
US7503239B2 (en) * 2003-01-30 2009-03-17 Shimano Inc. Bicycle crank arm assembly
EP1486412B1 (en) * 2003-06-10 2014-05-07 Campagnolo S.R.L. Bicycle pedal crank
US20050011304A1 (en) * 2003-07-14 2005-01-20 Douglas Chiang Crank structure of bicycle
US6899402B2 (en) * 2003-08-18 2005-05-31 Tien Hsin Industries Co., Ltd Combination of crank and axle in bottom bracket
US20050081678A1 (en) * 2003-10-20 2005-04-21 Smith Garrett A. Bicycle crank assembly
WO2005058682A2 (en) 2003-12-16 2005-06-30 Truvativ Int'l Co. Ltd Bicycle crank assembly
JP2005289166A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sumitomo Metal Ind Ltd 自転車用クランクとその製造方法
FR2870508B1 (fr) 2004-04-26 2009-01-09 Jean Yves Delale Mecanisme de pedalier et derailleur associe, pour cycle ou bicyclette
EP1617093A1 (en) * 2004-07-16 2006-01-18 Ab Skf Bearing with light weight metal and ceramic material
DE102004045014B4 (de) * 2004-09-15 2007-06-28 Ab Skf Tretlager- oder Radnabenlageranordnung
US7784378B2 (en) * 2004-11-17 2010-08-31 Raphael Schlanger Bicycle crank assembly
JP2006151158A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Shimano Inc 自転車用クランク軸受組立体
JP2006151159A (ja) 2004-11-29 2006-06-15 Shimano Inc 自転車用クランクの固定構造
EP1726517A1 (en) 2005-05-27 2006-11-29 Campagnolo Srl Asymmetrical coupling profile between a central axle of a bottom bracket of a bicycle transmission and a pedal crank
EP1726518A1 (en) 2005-05-27 2006-11-29 Campagnolo Srl Coupling profile between a central axle of a bottom bracket of a bicycle transmission and a pedal crank
US7267030B2 (en) * 2005-07-19 2007-09-11 Bear Corporation Bicycle crank assembly
EP1792820B1 (en) 2005-12-02 2010-06-16 Campagnolo S.R.L. Crank assembly for a bicycle bottom bracket, shaft and pedal crank thereof
EP1792821A1 (en) 2005-12-02 2007-06-06 CAMPAGNOLO S.r.l. Bottom bracket assembly of a bicycle
EP1792818A1 (en) 2005-12-02 2007-06-06 Campagnolo S.R.L. Shaft element and pedal crank of a Bicycle bottom bracket, crank assembly comprising such a shaft element and pedal crank and method for assembling the crank assembly
ATE524374T1 (de) * 2006-02-20 2011-09-15 Campagnolo Srl Fahrradtretlager
JP2007297040A (ja) 2006-05-04 2007-11-15 Campagnolo Spa 自転車のクランクアーム・アセンブリ
ITMI20070406U1 (it) 2007-12-05 2009-06-06 Campagnolo Srl Assieme di movimento centrale di bicicletta ed albero per un tale assieme
EP2110301B1 (en) 2008-04-17 2014-12-24 CAMPAGNOLO S.r.l. Assembly of bicycle components in mutual rotation and bicycle comprising such an assembly
US8944690B2 (en) * 2009-08-28 2015-02-03 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Corrosion resistant bushing

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742742A (ja) * 1993-08-02 1995-02-10 Koyo Seiko Co Ltd リンク機構
JP2004505219A (ja) * 2000-08-01 2004-02-19 ザ ティムケン カンパニー 高速アンギュラコンタクト玉軸受
JP2006153052A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Jtekt Corp 車輪用軸受装置
JP2006153051A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Jtekt Corp 車輪用軸受装置
US20070207631A1 (en) * 2006-03-03 2007-09-06 Campagnolo S.R.I. Bicycle bottom bracket assembly and adapter device for such an assembly

Also Published As

Publication number Publication date
EP2110301A1 (en) 2009-10-21
JP5426222B2 (ja) 2014-02-26
US8066293B2 (en) 2011-11-29
US20090261553A1 (en) 2009-10-22
EP2110301B1 (en) 2014-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5426222B2 (ja) 相対回転する自転車部品のアセンブリおよび該アセンブリを備える自転車
US8998501B2 (en) Bearing component for a rolling bearing or for a sliding bearing
US3578828A (en) Split-race bearing construction
TW384363B (en) Self-lubricated bearing and method of fabrication of the same
JP4897343B2 (ja) 軸受部材
EP2048389B1 (fr) Rotule légère d'articulation et procédé de fabrication d'une telle rotule
GB2501926A (en) A sliding bearing having a plastics polymer-based composite layer
JP2015224793A (ja) 新規の円錐ころ軸受および当該軸受を用いた新規のシャフトシステム
JP2013145052A (ja) 滑り軸受
JP2007292203A (ja) 駆動車輪用軸受装置
KR102321561B1 (ko) 스티어링 조립체
EP2657551A1 (en) Ball joint
US20080056450A1 (en) X-ray tubes and methods of making the same
JP2011220526A (ja) 軸受組立体
JP4794907B2 (ja) 流体軸受装置およびこれを備えたモータ
JP2006055894A (ja) 輪体成形方法およびその装置
EP3556900B1 (en) Corrosion-resistant member
EP3578839A1 (en) Rolling bearing
RU2432508C2 (ru) Подшипник скольжения
JP2008203668A (ja) 定着装置
JP4989128B2 (ja) 転がり軸受
JP2007309351A (ja) 転がり軸受
JPS62258224A (ja) 軸受
JP2004204989A (ja) すべりねじ装置
JP2006509975A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5426222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250