JP2009255323A - 装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップ - Google Patents

装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップ Download PDF

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Abstract

【課題】リングに設けた装飾部とクリップの挟持片との位置関係がずれることのない装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップを提供する。
【解決手段】装飾リング5の挿着部5bに、上端が開口したスリット5eを軸心に沿って形成し、キャップ本体2の内部に、外周部には装飾リング5のスリット5eに係止させる凸部6fを形成し且つ上部にはクリップ基部3aを係止させる係止受部60を形成した内筒6を配設する。
【選択図】図5

Description

本発明は、筆記具の軸筒に装着する筆記具用キャップに関し、さらに詳しくは、装飾リングの外表面に設けた印刷や刻印などの装飾部と、キャップ本体の側面に配したクリップの挟持片との位置関係を特定し固定した構造の筆記具用キャップに関する。
従来より、例えば特許第3822519号公報に記載があるように、キャップ本体の開口部に、飾り用のリングを装着する構造は広く普及されており、また、キャップ本体から露出された装飾リングの外表面に対して印刷や刻印などの装飾部を設けて、筆記具の装飾的価値を向上させたものも数多くある。
ところで、特許第3822519号公報に記載の飾りリングのように、リングの外表面の円周上に多数個の細かい模様を設けたものは、リング円周上における模様の配置が明確でないことから、軸筒に配設したクリップの挟持片と模様との位置関係は特に気にならないものであるが、例えばリングの外表面の円周上における1箇所、あるいはリングの外表面の円周上の数箇所に等間隔に印刷や刻印などの装飾部を設けた場合には、クリップの挟持片とリングの装飾部と位置関係を合わせて、見栄えをよくすることが必要になってくる。
そのため、キャップ本体にリングを装着する構造として、リングを回転させながら装着させる螺合構造は、螺子成形する際の精度によっては位置合わせする際に狂いが生じることから不適当であり、多くはキャップ本体に対して金輪を圧入する方法を用いたり、キャップ本体に対してリングを接着する方法が採用されている。しかしながら、キャップ本体に対してクリップの挟持片とリングの装飾部との位置関係を合わせながら、キャップ本体にリングを装着する作業は手間がかかり、特にリングが金属製の金輪である場合には、接着剤が硬化するまでは自重でずれが発生しやすいことから、次の作業工程に移行するまでに充分な放置時間を必要としていた。また、外部に露出している装飾リングは、使用時において外的要因で圧入状態や接着状態に緩みが生じやすく、結果的にリングが回転してしまい、製造工程で位置合わせを行ったクリップの挟持片とリングの装飾部との位置関係がずれてしまうという問題が生じていた。
「特許第3822519号公報」
本発明はこうした問題を鑑みて、リングに設けた装飾部とクリップの挟持片との位置関係がずれることのない装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップを提供することを目的とする。
本発明は、
「キャップ本体の下方開口部に、前記キャップ本体の下方開口部に挿着する挿着部と該キャップ本体から露出する大径部とを形成した装飾リングを装着し、前記キャップ本体の上方開口部に、前記キャップ本体の側面に配したクリップの挟持片の上部より垂設したクリップ基部を装着し、前記装飾リングの大径部の外表面に設けた装飾部と前記クリップの挟持片との位置関係を固定した装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップにおいて、前記装飾リングの挿着部に、上端が開口したスリットを軸心に沿って形成し、前記キャップ本体の内部に、外周部には前記装飾リングのスリットに係止させる凸部を形成し且つ上部には前記クリップ基部を係止させる係止受部を形成した内筒を配設することを特徴とした装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップ」である。
本発明によると、内筒の外周部に形成した凸部が装飾リングとの位置関係を規制し、内筒の上部に形成した係止受部がクリップのクリップ基部との位置関係を規制するので、組み立て時において装飾リングの装飾部とクリップの挟持片との位置関係は必然的に特定され組み立てやすく、また使用時においては、経時的に装飾リングの圧入状態や接着状態が緩んだとしても、内筒の外側部の凸部が装飾リングの挿着部のスリットに係止され、クリップのクリップ基部が内筒の係止受部に係止され固定されていることから、内筒が、装飾リングとクリップとの相対的な回転を防止させ、クリップの挟持片と装飾リングの装飾部との周方向における位置関係がずれることのないものとなる。
キャップ本体に装着した装飾リングの装飾部とクリップの挟持片との周方向における位置関係がずれることのない構造の装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップを実現した。
次に図面を参照しながら本実施例の説明を行う。本実施例の説明においては、キャップに筆記具の軸筒の筆記先端側を嵌合した際に、軸筒の筆記先端が向く側を上方と表現しその反対側を下方と表現する。図中の同じ部材、同じ部品については、同じ符号としてある。尚、本実施例では、装飾部を設けた装飾リングとして、外表面の円周上に90度毎の位置関係で4箇所に縦長の装飾凹部を設けた金輪を採用したが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本実施例の筆記具用キャップの斜視図である。図1に示すようにキャップ1は、キャップ本体2の側面にクリップ3を配し、キャップ本体2の上方部に頭冠4を装着してクリップ3のクリップ基部3aを挟持し、またキャップ本体2の下方に装飾用の金輪5を装着してある。
図2は図1の縦断面図で、図3は図2のA−A線端面拡大図である。図4は図2のB−B線端面拡大図である。図5はキャップの分解図である。図2と図4に示すように金輪5は、上下が開口するキャップ本体2の下方より露出する大径部5aと、大径部5aから上方に突出した小径の挿着部5bとを形成してあり、大径部5aの外表面の円周上には等間隔に配置した軸心に沿った方向に長手を有する4つの装飾凹部50を刻設してある。またキャップ本体2の内部には、下方開口部2a側より挿通した樹脂材からなる内筒6を配設してあり、内筒6の上方部に形成した貫通孔6aに、中子7の上端面7aから突設させた突設部7bを嵌着させると共に、内筒6の上部内方へ膨出させた段部6b(図2参照)に中子7の上端面7aを当接させ、頭冠4のフランジ部4aの下方に形成した雄螺子部4bを、中子7の突設部7bに形成した雌螺子部7cに螺合させることで中子7を締め上げ、中子7の上端面7aと頭冠4のフランジ部4aとで、内筒6の段部6bと、キャップ本体2の上端に形成した内向きの鍔部2bとを挟持して、キャップ本体2に内筒6を固定してある。
図6は本実施例の筆記具用キャップの上部の構成を解りやすく示したものである。本実施例では、内筒6の上部に、クリップ基部3aを係止させる係止受部60を構成するC形状の突起部6cおよびその切欠部6dを形成してあり、クリップ基部3aに穿孔した丸孔3bに、頭冠4の雄螺子部4bを挿通させると共に、クリップ基部3aを内筒6の係止受部60に係止させ、クリップ3の回転を防止させている。また、クリップ基部3aはキャップ本体2の上端を切り欠いた切欠部2cにも係止させて、キャップ本体2に対してもクリップ3の回転を防止させている。
また、図5に示すように、キャップ本体2の下方開口部2aに装着する金輪5は、挿着部5bの外周部5cをキャップ本体2の下方開口部2aの内周部2dに隣接させ、また金輪5の挿着部5bおよび大径部5a(図2参照)の内周部5dを、内筒6の下方部の外周部6eに隣接させ、互いが隣接する面に接着剤(図示せず)を塗布して固着する。尚、本実施例では、内筒6の下方部の外周部6eの円周上に凸部6fを形成してあり、金輪5の挿着部5bに軸心に沿って形成した上端が開口したスリット5eに係止させ、金輪5の回転を防止している。
次に、本実施例のキャップの組立工程に関して、前述の図5および図7〜図8を用いて簡単に説明を行う。図7は本実施例のキャップの組立工程の一部を示す状態図で、図8は図7の後の工程である。本実施例では図7に示すように、前もって凸部6fをスリット5eに係止させると共に接着を行った金輪5と内筒6とを、キャップ本体2の下方開口部2aより挿通して装着する。次いで図8に示すように、金輪5が装着された状態のキャップ本体2に対して、内筒6の空間部6gに中子7が収容されるよう挿通させ(図2参照)、前述した通り、クリップ3のクリップ基部3aを、頭冠4のフランジ部4aで挟持するよう頭冠4の雄螺子部4bを中子7の雌螺子部7cに螺合させて完成する。
尚、本実施例では図5に示すように、内筒6の上部に設けた係止受部60の切欠部6d位置に対して、内筒6の外周部6eの円周上における凸部fの位置を一致させており、また金輪5における挿着部5bに形成したスリット5eの位置に対して、大径部5aに形成した装飾凹部50の一つを一致させてあることから、組み立て時において必然的にクリップ3の挟持片3cと金輪5の装飾凹部50との位置関係が特定され、またその位置関係は、クリップ3が内筒6と且つ内筒6が金輪5と係止され周方向における位置関係が特定されて固定されることから、経時的にもクリップ3の挟持片3cと金輪5の装飾凹部50とが位置ずれしてしまうことのないものとなった。
本発明による筆記具用キャップ構造は、筆記具以外にも、化粧具や塗布具等で金輪付きのキャップに用いることが可能である。
本実施例の金輪付き筆記具用キャップの斜視図である。 は図1の縦断面図である。 図2のA−A線端面拡大図である。 図2のB−B線端面拡大図である。 キャップの分解図である。 本実施例の筆記具用キャップの上部の構成を示す図である。 本実施例のキャップの組立工程の一部を示す状態図である。 図7の後の工程である。
符号の説明
1…キャップ、
2…キャップ本体、2a…下方開口部、2b…鍔部、2c…切欠部、
2d…内周部、
3…クリップ、3a…基部、3b…丸孔、3c…挟持片、
4…頭冠、4a…フランジ部、4b…雄螺子部、
5…金輪、5a…大径部、5b…挿着部、5c…外周部、5d…内周部、
5e…スリット、50…装飾凹部、
6…内筒、6a…貫通孔、6b…段部、6c…突起部、6d…切欠部、
6e…外周部、6f…凸部、6g…空間部、60…係止受部、
7…中子、7a…上端面、7b…突設部、7c…雌螺子部。

Claims (1)

  1. キャップ本体の下方開口部に、前記キャップ本体の下方開口部に挿着する挿着部と該キャップ本体から露出する大径部とを形成した装飾リングを装着し、前記キャップ本体の上方開口部に、前記キャップ本体の側面に配したクリップの挟持片の上部より垂設したクリップ基部を装着し、前記装飾リングの大径部の外表面に設けた装飾部と前記クリップの挟持片との位置関係を固定した装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップにおいて、前記装飾リングの挿着部に、上端が開口したスリットを軸心に沿って形成し、前記キャップ本体の内部に、外周部には前記装飾リングのスリットに係止させる凸部を形成し且つ上部には前記クリップ基部を係止させる係止受部を形成した内筒を配設することを特徴とした装飾リングとクリップとを備えた筆記具用キャップ。
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