JP2009241568A - 金輪付き筆記具用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップ本体2に装着した金輪5が脱落し難く、また金輪5がキャップ本体2の円周方向に対して位置がズレ難い構造となる金輪付き筆記具用キャップ1を提供する。
【解決手段】金輪5に、キャップ本体2から露出する大径部5aとキャップ本体2の下方開口部に挿着する挿着部5bとを形成し、金輪5の挿着部5bの外周壁をキャップ本体2の下方開口部2aの内周壁2dに隣接させると共に、金輪5の挿着部5bおよび大径部5aの内周壁5dに対して樹脂材からなりキャップ本体2に固定した内筒6の外周壁6eを隣接させることにより、金輪5の挿着部5bをキャップ本体5の内周壁5dと内筒6の外周壁6eとで挟持させ、且つキャップ本体2と金輪5とが隣接する面に接着剤を塗布して、金輪5キャップ本体2の下方開口部2aに固着した。
【選択図】図2

Description

本発明は、筆記具の軸筒に装着する金輪付き筆記具用キャップに関し、さらに詳細には、非筆記時には筆記先端の保護やインクの乾燥を防止するために軸筒筆記端側へ嵌合させ、筆記時には軸筒尾端側へ嵌合できる筆記具用キャップに関する。
従来より、例えば特許第3789547号公報に記載があるような、キャップが軸筒の筆記端側と尾端側との両方へ嵌合できる構造は広く普及されており、特に外筒(本発明のキャップ本体に相当)にアルミニウム,ステンレスチール,真鍮,洋白等の比較的硬質な金属を用いた場合には、外筒の内部にポリエチレン,ポリプロピレン等の比較的軟質な合成樹脂からなる内筒を配設することにより、当該内筒で軸筒の尾端側との嵌合状態をよくしたり、キャップに嵌合させた際における軸筒の尾端側の表面の傷付きを防止できる構造が広く普及している。
特に高級な筆記具用キャップの中には、装飾効果やキャップ本体の端部の保護を目的として、キャップ本体の下方開口部に装飾用の金輪を装着する場合が多い。このような金輪をキャップ本体の下方開口部に装着する構造においては、金輪の内周壁にキャップ本体の下方外周壁が隣接するよう挿着するか、あるいは金輪に小径部を設けてキャップ本体の下方開口部に金輪の小径部を挿着することが多い。また金輪をキャップ本体に装着する場合には、キャップに対して抜き差しが行われる軸筒との接触によって金輪が脱落し難い構造が必要であり、一般的には圧入や接着や螺合構造が採用されることが多い。
尚、装飾効果のある金輪においては金輪の外表面に刻印や模様を施すことが多く、キャップ本体に付設したクリップと位置関係を合わせる場合や、キャップ本体の外表面に設けた刻印や模様との円周上における位置関係を合わせる場合には、円周方向に回転させて双方に形成した螺子を螺合させる構造は加工に高い精度が要求されることから不向きであり、キャップ本体と金輪とを軸心に沿った直線方向にスライドして接合ができる圧入や接着が一般的である。
しかしながら、特に装飾目的として金輪の一部がキャップ本体から露出される構造のものでは、金輪に対して外的な力が作用しやすく、キャップ本体との圧入状態に緩みが生じたり、キャップ本体との接着に剥がれが生じて金輪が脱落してしまうことが間々あった。
また、特許第3789772号公報には、キャップ本体内に固着した合成樹脂製の補助筒(本発明の内筒に相当)の側面に配置した真鍮製の固定環を、同じく真鍮製の金輪に食い込ませて金輪をキャップ本体に固定する構造が記載されている。特許第3789772号公報に記載の構造では、補助筒の側面に突出させて形成した尾端側段部に固定環を接触させた状態で配置することから、固定環が補助筒に対して抜け止め状態で装着され、固定環と一体となった金輪が補助筒から抜け落ちないようにした構造である。しかしながら、金輪に回転方向の力が掛かった場合には、合成樹脂製の補助筒の外周面に対して金属製の金輪および金輪と一体になった固定環のその内面が当接しているだけなので、金輪がキャップ本体に対して回転してしまいやすいという問題があった。
「特許第3789547号公報」 「特許第3789772号公報」
本発明はこうした問題を鑑みて、キャップ本体に装着した金輪が脱落し難く、また金輪がキャップ本体の円周方向に対して位置がズレ難い構造となる金輪付き筆記具用キャップを提供することを目的とする。
本発明は、
「1.キャップ本体の下方開口部に金輪を装着した筆記具用キャップであって、前記金輪に、キャップ本体から露出する大径部と前記キャップ本体の下方開口部に挿着する挿着部とを形成し、前記金輪の挿着部の外周壁を前記キャップ本体の下方開口部の内周壁に隣接させると共に、前記金輪の挿着部および大径部の内周壁に対して樹脂材からなり前記キャップ本体に固定した内筒の外周壁を隣接させることにより、前記金輪の挿着部を前記キャップ本体の内周壁と前記内筒の外周壁とで挟持させ、且つ前記キャップ本体と金輪とが隣接する面に接着剤を塗布して、当該金輪を該キャップ本体の下方開口部に固着したことを特徴とする金輪付き筆記具用キャップ。
2.前記内筒の外周壁の円周上に複数の凸部を形成し、前記金輪の内周壁に前記内筒の外周壁の凸部の径方向の先端を当接させて支持させることを特徴とする1項に記載の金輪付き筆記具用キャップ。」である。
尚、内筒をキャップ本体に固定する手段としては、内筒の上部に雌螺子部を設けてキャップ本体の上端に付設した頭冠に形成した雄螺子部と螺合させて固定したり、上部に雌螺子部を設けた中子を内筒の内部に収容し、頭冠と中子とを螺合させて締め上げた中子を内筒の内面に当接させることにより、間接的に固定させてもよい。あるいは、内筒の外側面に突起を設け、キャップ本体に形成した孔部に内筒の突起を嵌着させて固定してもよい。
1項に係る発明では、金輪の挿着部を、キャップ本体の内周壁とキャップ本体に固定した内筒の外周壁とで挟持させると共に接着剤で接着するので、キャップ本体に対して金輪を強固に固着することができる。また本発明では、金輪をキャップ本体の軸心に沿った直線方向にスライドさせながら装着することができる構造なので、金輪の外表面に刻印や模様を施した場合においても、キャップ本体の外表面の任意の位置に対して、金輪の外表面の任意の位置を位置合わせが行いやすいものとなる。
2項に係る発明では、金輪の内周壁を、内筒の外周壁の円周上に形成した複数の凸部で当接させて支持させる構造なので、内筒の外周壁と金輪の内周壁との隙間が、内筒の外周壁から一定に突出した凸部の高さで自動的に均一に形成することが容易となり、金輪の外周壁に対して内筒の内周壁が偏って配設されることなく、内筒の凸部の高さの分だけ生じた隙間に、均一な接着剤層を形成することができ、安定した接着強度を得ることができるものとなる。
キャップ本体に装着した金輪が脱落し難く、また金輪がキャップ本体の円周方向に対して位置がズレ難い構造となる金輪付き筆記具用キャップを実現した。
次に図面を参照しながら本実施例の説明を行う。本実施例の説明においては、キャップに筆記具の軸筒の筆記先端側を嵌合した際に、軸筒の筆記先端が向く側を上方と表現しその反対側を下方と表現する。図中の同じ部材、同じ部品については、同じ符号としてある。本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本実施例の金輪付き筆記具用キャップの斜視図である。図1に示すようにキャップ1は、キャップ本体2の側面にクリップ3を配し、キャップ本体2の上方部に頭冠4を装着してクリップ3の基部3aを固定し、またキャップ本体2の下方に装飾用の金輪5を装着してある。
図2は図1の縦断面図で、図3は図2のA−A線端面拡大図である。図4はキャップの分解図である。図2,図4に示すように金輪5は、キャップ本体2の下方へ露出する大径部5aと、大径部5aから上方に突出した小径の挿着部5bとを形成してある。またキャップ本体2の内部には、下方開口部2a側より挿通した樹脂材からなる内筒6を配設してあり、内筒6の上方部に形成した貫通孔6aに、中子7の上端面7aから突設させた突設部7bを嵌着させると共に、内筒6の内方へ膨出させた段部6bに中子7の上端面7aを当接させ、頭冠4のフランジ部4aの下方に形成した雄螺子部4bを、中子7の突設部7bに形成した雌螺子部7cに螺合させることで中子7を締め上げ、中子7の上端面7aと頭冠4のフランジ部4aとで、内筒6の内周面に形成した段部6bと、キャップ本体2の上端に形成した内向きの鍔部2bとを挟持して、キャップ本体2に内筒6を固定してある。また本実施例では、内筒6の上端にC形状の突起部6c(図4参照)を形成してあり、クリップ3の基部3aを内筒6の突起部6cの内側に配設し、クリップ3の基部3aに穿孔した丸孔3bに、頭冠4の雄螺子部4bを挿通すると共に、クリップ3の基部3aを、内筒6の突起部6cの切欠部6d(図4参照)とキャップ本体2の鍔部2bに形成した切欠部2c(図4参照)とに嵌めてクリップ3の回転を防止させる構造である。
また、図3に示すように、キャップ本体2の下方開口部2aに装着した金輪5は、挿着部5bの外周壁5cをキャップ本体2の下方開口部2aの内周壁2dに隣接させており、また金輪5の挿着部5bおよび大径部5a(図2参照)の内周壁5dを、内筒6の下方部の外周壁6eに隣接させ、互いが隣接する面に接着剤(図示せず)を塗布して固着してある。尚、本実施例では、内筒6の下方部の外周壁6eの表面円周上に、等間隔で配列させた軸心に沿った方向に延びる複数の等しい高さの凸部6fを形成してあり、凸部6fの径方向の先端を金輪5の内周壁5dに対して軸心に沿った方向で線接触するようにして、内筒6の外周壁6eと金輪5の内周壁5dとの間に凸部6fの高さで均一な隙間Sを形成し、その隙間Sに均一な接着剤層(図示せず)が形成されるようにした。
次に、本実施例のキャップの組立工程に関して、図5と図6を用いて簡単に説明を行う。図5は本実施例のキャップの組立工程の一部を示す状態図で、図6は図5の後の工程である。本実施例では図5に示すように、前もって接着を行った金輪5と内筒6とをキャップ本体2の下方開口部2aより挿通して装着させる。次いで図6に示すように、金輪5が装着された状態のキャップ本体2に対して、内筒6の空間部6gに中子7が収容されるよう挿通させ(図2参照)、前述した通り、クリップ3の基部3aを頭冠4のフランジ部4aで挟持するよう頭冠4の雄螺子部4bを中子7の雌螺子部7cに螺合させて完成する。
本発明による筆記具用キャップ構造は、筆記具以外にも、化粧具や塗布具等で金輪付きのキャップに用いることが可能である。
本実施例の金輪付き筆記具用キャップの斜視図である。 は図1の縦断面図である。 図2のA−A線端面拡大図である。 キャップの分解図である。 本実施例のキャップの組立工程の一部を示す状態図である。 図5の後の工程である。
符号の説明
1…キャップ、
2…キャップ本体、2a…下方開口部、2b…鍔部、2c…切欠部、2d…内周壁、
3…クリップ、3a…基部、3b…丸孔、
4…頭冠、4a…フランジ部、4b…雄螺子部、
5…金輪、5a…大径部、5b…挿着部、5c…外周壁、5d…内周壁、
6…内筒、6a…貫通孔、6b…段部、6c…突起部、6d…切欠部、6e…外周壁、
6f…凸部、6g…空間部、
7…中子、7a…上端面、7b…突設部、7c…雌螺子部。

Claims (2)

  1. キャップ本体の下方開口部に金輪を装着した筆記具用キャップであって、前記金輪に、キャップ本体から露出する大径部と前記キャップ本体の下方開口部に挿着する挿着部とを形成し、前記金輪の挿着部の外周壁を前記キャップ本体の下方開口部の内周壁に隣接させると共に、前記金輪の挿着部および大径部の内周壁に対して樹脂材からなり前記キャップ本体に固定した内筒の外周壁を隣接させることにより、前記金輪の挿着部を前記キャップ本体の内周壁と前記内筒の外周壁とで挟持させ、且つ前記キャップ本体と金輪とが隣接する面に接着剤を塗布して、当該金輪を該キャップ本体の下方開口部に固着したことを特徴とする金輪付き筆記具用キャップ。
  2. 前記内筒の外周壁の円周上に複数の凸部を形成し、前記金輪の内周壁に前記内筒の外周壁の凸部の径方向の先端を当接させて支持させることを特徴とする請求項1に記載の金輪付き筆記具用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109649044A (zh) * 2018-12-27 2019-04-19 真彩文具股份有限公司 便于脱卸笔帽的笔结构
CN110816121A (zh) * 2019-12-05 2020-02-21 李知微 一种便于清洗的钢笔帽

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