JP2009254297A - 釣りエサ用容器 - Google Patents

釣りエサ用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009254297A
JP2009254297A JP2008108238A JP2008108238A JP2009254297A JP 2009254297 A JP2009254297 A JP 2009254297A JP 2008108238 A JP2008108238 A JP 2008108238A JP 2008108238 A JP2008108238 A JP 2008108238A JP 2009254297 A JP2009254297 A JP 2009254297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing
wire
bait
container
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008108238A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Matsubara
正廣 松原
Toshinori Ishii
敏典 石井
Yoshinori Sato
義徳 佐藤
Taizo Itami
泰三 伊丹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COSMO SEIKI Inc
WATANABE KOGYO KK
Original Assignee
COSMO SEIKI Inc
WATANABE KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by COSMO SEIKI Inc, WATANABE KOGYO KK filed Critical COSMO SEIKI Inc
Priority to JP2008108238A priority Critical patent/JP2009254297A/ja
Publication of JP2009254297A publication Critical patent/JP2009254297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 目的魚がいる場所に到着する前に、釣り針に取り付けた釣りエサをエサ取りが食したりつつくことを防止又は減少させる釣りエサ用容器を提供する。
【解決手段】釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容し釣りエサを保護する釣りエサ用容器であって、分割された少なくとも2の部分を有して構成され、該釣り針を支持する釣り糸を貫通させる糸貫通孔を有する該内部空間と外部空間とを仕切る壁部と、該少なくとも2の部分が該壁部を形成するよう互いに固定する固定手段と、を備えてなり、固定手段が、水分と接触し所定時間が経過した後、該少なくとも2の部分の固定を解くものである、釣りエサ用容器である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容し釣りエサを保護する釣りエサ用容器に関し、より詳細には、釣り針に取り付けられた釣りエサを水中(例えば、海、湖、池又は川の中)に投げ入れた際、釣り上げることを意図しない魚(所謂、「エサ取り」。以後、エサ取りと言うこともある。)が該釣りエサをつついたり食べたりすることにより、釣り上げることを意図する目的魚を釣り上げることが妨害されることを防止又は減少させることができる釣りエサ用容器に関する。
釣りエサを取り付けた釣り針を水中に投入し、水中にいる魚を釣り上げる魚釣り(単に、「釣り」ということもある。)は、余暇の楽しみ(レジャー)としてや漁業として幅広く行われている。
かかる魚釣りにおいては、魚種や大きさ等により釣り上げることを意図する目的魚(例えば、体長30cm以上の鯛)をできる限り多く釣り上げたいと欲することがあり、そのためには釣り針に取り付けた釣りエサを目的魚にいかに食べさせるかが問題となる。
一方、目的魚がいる水中には、通常、釣り上げることを意図しない魚(エサ取り)もいるので、釣り針に取り付けた釣りエサをエサ取りが食したりつつくことにより、釣り針に取り付けた釣りエサが食べられてなくなったり脱落することが生じ得る。このように釣り針に取り付けた釣りエサをエサ取りが食すこと等により釣りエサがなくなってしまうと、目的魚が食すべき釣りエサが釣り針に着いていないので目的魚を釣り上げることはできない(このように釣りエサが釣り針に着いていない状態では目的魚が釣れる可能性はないので時間が無駄である。)。加えて、エサ取りが釣りエサを食べることで釣り針に係り、釣り上げられることもあるが、かかる場合、エサ取りを釣り針から取り外し、そして釣り針に新しい釣りエサを付け、再度、水中に投入する必要があるためやはり時間や釣りエサを無駄にすることになる。
このように釣り針に取り付けた釣りエサをエサ取りが食したりつつくことにより、目的魚を釣り上げることが妨害されることを防止又は減少させるための提案が種々なされてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の発明は、「タナに到達する前に餌取り魚に食わせ餌を取られたり、餌取り魚の釣り上げを回避すると共に、釣針が引っかかることなく確実に撒き餌と食わせ餌を付けた釣針を外部に放出できる魚釣用の撒き餌具を提供する。」(特許文献1中、要約中の課題)ためになされたものであり、具体的には、「上部に水は通過するが沈降中に撒き餌が通過しない通水部を有すると共に底部に撒き餌および釣針の通過できる開口部を有する筒状の本体と、該本体の上部に設けられた接続部を備え、前記本体に錘作用を持たせたことを特徴とする釣魚用撒き餌具。」(特許文献1中、請求項1)であり、それによって「かかる撒き餌具は、本体上部の接続部を道糸または天秤などの接続具に接続し、開口部から本体内部に撒き餌および食わせ餌を付けた釣針を収容することができる。その際、通水部が内部の空気や液体の通路となるので撒き餌が容易に且つスムースに充填できる。また、撒き餌具を水中に沈降させて目的とする魚種の回遊するタナまで到達させる途中においては、本体の錘作用および道糸の上向きの張力により本体は開口部を下側にして沈降する。そして内部に収容された撒き餌は下方からの水圧で内部に安定して保持され、さらに通水部から撒き餌が外部に散逸することもない。また食わせ餌を付けた釣針は本体内に収容されているので、食わせ餌を餌取り魚に食われたり、餌取り魚が釣れたりすることがない。そしてタナに到達した後は、道糸を僅かに上方へ引くことにより、あるいは通水部を通した水圧や水の流通により静止状態において、釣針などが本体に引っかかることなく、撒き餌および食わせ餌を付けた釣針を外部へ確実且つ円滑に放出することができる。」(特許文献1中、発明の詳細な説明の段落番号0009及び0010、)というものである。
特開2000−93059号公報(例えば、発明の詳細な説明の段落番号0002〜0010、0027及び0028、第1図、要約等)
確かに、特許文献1に開示された釣魚用撒き餌具によれば、「撒き餌具を水中に沈降させて目的とする魚種が回遊するタナまで到達させる際には、本体の錘作用および道糸の上向きの張力により本体は開口部を下側に沈降するが、内部に収容された撒き餌は下方からの水圧で内部に保持され、さらに通水部から外部への撒き餌の散逸もない。また、食わせ餌を付けた釣針は撒き餌と共に本体内に収容されるので、タナに達するまでに食わせ餌を餌取り魚に食われたり、餌取り魚が釣れたりすることもない。そしてタナに到達した後は、道糸を僅かに上方へ引くことにより、あるいは通水部を通した水圧や水の流通により静止状態において、釣針などが本体に引っかかることなく、撒き餌および食わせ餌を付けた釣針を外部へ確実且つ円滑に放出することができる。」(特許文献1中、発明の詳細な説明の段落番号0027後段部分及び0028)が、撒き餌と食わせ餌は、本体が開口部を下側に沈降する際に加わる下方からの水圧により内部に保持されるものであるので、撒き餌と食わせ餌が内部に収容される状態が保たれず、釣り人が意図しない場合に撒き餌と食わせ餌とが外部に放出され、撒き餌や食わせ餌がエサ取りに食われたりエサ取りが釣れることもある。例えば、道糸の上向きの張力が変動すると、本体が開口部を下側に安定して沈降しなくなったり沈降の速度が変動することにより、撒き餌と食わせ餌とを内部に保持するための該下方からの水圧が安定して加わらなくなって、タナに到達する前に撒き餌と食わせ餌とが外部に放出されることがある。そして、本体が沈降する水中の水流(例えば、潮の流れ)が速いような場合には、本体が開口部を下側に安定して沈降しなくなったり水流により生じる圧力により、撒き餌と食わせ餌とを内部に保持するための該下方からの水圧が安定して加わらなくなって、やはりタナに到達する前に撒き餌と食わせ餌とが外部に放出されることがある。
即ち、特許文献1に開示された発明では、目的魚がいる場所(特許文献1においてはタナ)に到着する前に、食わせ餌が外部に放出され、釣り針に取り付けた釣りエサ(食わせ餌)をエサ取りが食したりつつくことにより、目的魚を釣り上げることが妨害されることがある。
そこで、本発明においては、目的魚がいる場所に到着する前に、釣り針に取り付けた釣りエサをエサ取りが食したりつつくことを防止又は減少させることにより(エサ取りから釣りエサを保護する。)、目的魚を効果的に釣り上げることを可能ならしめる釣りエサ用容器を提供することを目的とする。
本発明の釣りエサ用容器(以下、「本容器」という。)は、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容し釣りエサを保護する釣りエサ用容器であって、分割された少なくとも2の部分を有して構成され、該釣り針を支持する釣り糸を貫通させる糸貫通孔を有する該内部空間と外部空間とを仕切る壁部と、該少なくとも2の部分が該壁部を形成するよう互いに固定する固定手段と、を備えてなり、固定手段が、水分と接触し所定時間が経過した後、該少なくとも2の部分の固定を解くものである、釣りエサ用容器である。
本容器は、壁部と固定手段とを備えてなる。
壁部は、内部空間と外部空間とを仕切る(壁部が内部空間と外部空間とを仕切ることで、外部空間に存する魚が、内部空間に収容された釣りエサを食すことができない。)。壁部は、釣りエサをつけた釣り針を支持する釣り糸を貫通させる糸貫通孔を有する。そして、壁部は、分割された少なくとも2の部分を有して構成される(少なくとも2の部分であるので、2の部分、3の部分、4の部分、5の部分・・・というふうに2以上の部分に壁部は分割されていれば足りる。)。
固定手段は、壁部を構成する分割された該少なくとも2の部分が壁部を形成するよう互いを固定する。そして、固定手段が、水分と固定手段が接触し所定時間が経過した後、内部空間と外部空間とを仕切る壁部を構成する該少なくとも2の部分の固定を解く。
このように本容器は、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容する保護容器であり、釣り針が取り付けられた釣り糸を壁部の糸貫通孔に貫通させ、壁部が外部空間と仕切る内部空間に釣りエサの少なくとも一部(無論、釣りエサの全部であってもよい。)を収容する(即ち、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部が該内部空間に収容され、該釣り針が取り付けられた釣り糸は壁部の糸貫通孔から該外部空間へ突出する。)ことで、釣り針に取り付けた釣りエサをエサ取りが食したりつつくことを防止又は減少させ、釣りエサを保護するものである。固定手段が、水分と接触し所定時間が経過すれば、壁部を構成する該少なくとも2の部分の固定を解くので、壁部の内部空間と外部空間との仕切りが解除可能になり、外部空間に存する魚が、釣り針に取り付けた釣りエサに接近可能(例えば、釣りエサを口でつついたり、釣りエサを食べたりすること)となる。即ち、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容した本容器を、該所定時間(固定手段が、水分と接触した後に該少なくとも2の部分の固定を解くまでの時間)が経過するまでに目的魚がいる場所に到着させることで、そこに到着する前に釣りエサをエサ取りが食したりつつくことを防止又は減少させ(釣りエサを保護する。)、該所定時間が経過した後は目的魚が釣りエサに接近可能(例えば、釣りエサを口でつついたり、釣りエサを食べたりすること)にすることで、目的魚を効果的に釣り上げることを可能ならしめるものである。
固定手段が前記少なくとも2の部分の固定を解くことで、前記少なくとも2の部分の少なくとも1が脱落又は回動が可能となり、該脱落又は該回動により前記外部空間に存する目的魚が前記釣りエサを食すことができる状態となるものであってもよい。
上述の如く本容器においては、固定手段が、水分と接触し所定時間が経過すれば、壁部を構成する前記少なくとも2の部分の固定を解き、壁部の内部空間と外部空間との仕切りが解除可能となることで、外部空間に存する魚が、釣り針に取り付けた釣りエサに接近可能(例えば、釣りエサを口でつついたり、釣りエサを食べたりすること)となる必要があるが、固定手段が前記少なくとも2の部分の固定を解くことで、前記少なくとも2の部分の少なくとも1(前記少なくとも2の部分の1又は2以上)が脱落又は回動が可能となるようにし、該脱落又は該回動により外部空間に存する目的魚が前記釣りエサを食すことができる状態(内部空間に収容されていた釣りエサの少なくとも一部が外部空間に脱出するか、又は目的魚が内部空間に口をつっこむことで内部空間に収容されている釣りエサの少なくとも一部を口でつついたり食べたりすることができる状態をいう。)となるようにすれば、固定手段が前記少なくとも2の部分の固定を解いた後、容易かつ確実に外部空間に存する魚が釣りエサに接近可能にすることができ、目的魚を効果的に釣り上げることを可能ならしめる。
前記固定手段が、前記分割された少なくとも2の部分を縛着し固定する線材を含んでなり、該線材の少なくとも一部が、水分に接触することで分断又は消滅する部材である水分分断消滅部材であってもよい(以下、「水分分断消滅部材保有本容器」という。)。
固定手段は、壁部を構成する分割された前記少なくとも2の部分が壁部を形成するよう互いに固定し、そして固定手段が水分と接触し所定時間が経過した後に該少なくとも2の部分の固定を解くものであればいかなるものであってもよく、何ら限定されるものではないが、分割された前記少なくとも2の部分を縛着し固定する線材を含んでなり、該線材の少なくとも一部が、水分に接触することで分断又は消滅する部材である水分分断消滅部材であるようにしてもよい。こうすることで、分割された前記少なくとも2の部分を線材によって縛り付けることで前記少なくとも2の部分が壁部を形成するよう容易かつ確実に互いに固定すると共に、線材の少なくとも一部である水分分断消滅部材が水分に接触することで分断又は消滅するので固定手段が水分と接触し所定時間が経過すると前記少なくとも2の部分の固定を確実に解くことができる。なお、この場合、線材の少なくとも一部が、水分に接触することで分断又は消滅する部材である水分分断消滅部材であればよいが、線材の全部が水分分断消滅部材であってもよい。
水分分断消滅部材保有本容器の場合、水分分断消滅部材が、水分に接触することで溶解するもの(以下、「水溶性部材保有本容器」という。)であってもよい。
こうすることで水分に接触することで溶解する数多くの材料によって水分分断消滅部材を形成することができるので、水分分断消滅部材が水分に溶解することで水分に接触して分断又は消滅し前記少なくとも2の部分の固定を確実に解くことができると共に、水分分断消滅部材を形成する材料を多くの水溶性材料から適宜選択することで前記所定時間(固定手段が、水分と接触した後に該少なくとも2の部分の固定を解くまでの時間)を目的に応じて調節することができる。
水溶性部材保有本容器の場合、水分分断消滅部材は、水分に接触することで溶解する材料で適宜形成されればよく何ら限定されるものではないが、例えば、ポリビニルアルコール又はポリ酢酸ビニルの部分ケン化物により形成される紐材であってもよい。ポリビニルアルコール又はポリ酢酸ビニルの部分ケン化物は、自然界の水中(例えば、海、湖、池又は川の中)に溶解しても低毒性でありかつ微生物等により分解されやすいため環境汚染を引き起こしにくい。そして、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物は、ケン化度によって水に対する溶解性を異ならせることができるので、ケン化度により溶解性を変化させることで前記所定時間(固定手段が、水分と接触した後に該少なくとも2の部分の固定を解くまでの時間)を所望のものに調節することができる。
水分分断消滅部材保有本容器の場合、前記線材が、水分分断消滅部材と、それ以外の残部と、を有してなり、該残部が、引き伸ばされることで水分分断消滅部材に張力を与える弾性部材を含んでなるものであってもよい。
水分分断消滅部材保有本容器の場合には、固定手段の線材が、分割された前記少なくとも2の部分を縛着し固定し、該線材の少なくとも一部である水分分断消滅部材が水分に接触することで分断又は消滅するが、水分分断消滅部材の円滑な分断を促すためには水分分断消滅部材に張力を与えておいてもよい。このような張力を水分分断消滅部材に与えておけば、水分分断消滅部材が水分に接触することで強度が低下して該張力に耐えられなくなると水分分断消滅部材が確実かつ円滑に分断することで、固定手段が水分と接触し前記所定時間が経過した後、前記少なくとも2の部分の固定を確実に解くことができる。このような張力を水分分断消滅部材に与えるには、線材が、水分分断消滅部材と、それ以外の残部と、を有してなり、該残部が、引き伸ばされることで水分分断消滅部材に張力を与える弾性部材を含んでなるようにしてもよい。なお、弾性部材としては、適当な張力を水分分断消滅部材に与えることができるものであればいかなるものであってもよく何ら限定されるものではないが、例えば、ゴム紐やばね(樹脂製や金属製)等を例示できる。
水分分断消滅部材保有本容器の場合、前記分割された少なくとも2の部分のうち少なくとも一が、前記線材が該線材の長手方向に対して垂直方向に移動することを制限する移動制限手段を有するもの(以下、「移動制限手段保有本容器」という。)であってもよい。
固定手段が、前記分割された少なくとも2の部分を縛着し固定する線材を含んでなる場合、前記分割された少なくとも2の部分に対してそれらを縛着する線材が、該線材の長手方向に対して垂直方向に移動することにより不意に壁部からずれたり脱落することが生じ得る。これを有効に防止又は減少させるため、該線材が該線材の長手方向に対して垂直方向に移動すること(即ち、線材が横方向にずれること)を制限する移動制限手段が前記分割された少なくとも2の部分のうち少なくとも一(無論、前記分割された少なくとも2の部分のうちの二以上の部分や全部であってもよい。)に形成されるようにしてもよい。
移動制限手段保有本容器の場合、前記移動制限手段が、前記垂直方向に前記線材が移動する際、前記垂直方向から前記線材に当接する凹部又は凸部であってもよい。
このように線材の長手方向に対する垂直方向に線材が移動する際、前記垂直方向から前記線材に当接する凹部又は凸部として前記移動制限手段を構成すれば、該線材が該線材の長手方向に対して垂直方向に不意に移動することを簡単な構成により確実に防止又は減少させることができる。
なお、前記垂直方向から前記線材に当接する凹部又は凸部とは、該線材が該線材の長手方向に対して垂直方向に不意に移動することを所望程度に防止又は減少させるものであれば足り、該線材の全長にわたって該線材に当接可能なものである必要は必ずしもなく(無論、該線材の全長にわたって該線材に当接可能なものであってもよい。)、該線材の長手方向に沿って破線状に設けられた凹部(溝)又は凸部(凸条)であっても、該線材の長手方向に沿った一部の領域のみに設けられた凹部(溝)又は凸部(凸条)であってもよい。
水分分断消滅部材保有本容器の場合、前記少なくとも2の部分が2の部分であり、前記線材が該2の部分の外面を巡るように該2の部分を縛着し固定するものであってもよい。
上記のように壁部は分割された前記少なくとも2の部分を有して構成され、前記少なくとも2の部分は2の部分、3の部分、4の部分、5の部分・・・といったように2以上の部分であればよいが、あまり壁部が多くの部分に分割されると前記少なくとも2の部分が該壁部を形成するよう互いに固定するのに手間取るので、前記少なくとも2の部分を2の部分とし、前記線材が該2の部分の外面を巡るように該2の部分を縛着し固定するようにすれば、前記少なくとも2の部分が該壁部を形成するよう容易に固定することができ、本容器を用いて釣りを効率的に行うことができる。
本容器における前記所定時間(固定手段が、水分と接触した後に前記少なくとも2の部分の固定を解くまでの時間)は、あまり短いと、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容した本容器を目的魚がいる場所に到着させる前に前記少なくとも2の部分の固定が解かれ、釣りエサをエサ取りが食したりつつく可能性を増加させる問題があり、逆に、あまり長いと、釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容した本容器を目的魚がいる場所に到着させた後も前記少なくとも2の部分の固定が解かれないので釣りの時間が無駄になる問題が生じうる。このため前記所定時間はこれらを両立する範囲とされることが好ましく、通常の釣りにおいては、好ましくは20秒以上であり、より好ましくは25秒以上であり、最も好ましくは30秒以上であり、そして好ましくは120秒以下であり、より好ましくは90秒以下であり、最も好ましくは60秒以下である(従って、好ましくは20秒以上120秒以下であり、より好ましくは25秒以上90秒以下であり、最も好ましくは30秒以上60秒以下である。)。
本容器においては、前記少なくとも2の部分が前記壁部を形成するよう互いに固定された際、前記少なくとも2の部分の接合部分に糸貫通孔が形成されるものであってもよい。
このように壁部を構成する前記少なくとも2の部分の接合部分に糸貫通孔が形成されれば、前記少なくとも2の部分の固定が解かれると、前記少なくとも2の部分のうち糸貫通孔を規定する部分が他の部分に対して脱落や回動等することで釣り糸が壁部を貫通する部分が広がる。この壁部を釣り糸が貫通する部分が広がることで、釣り糸の先に取りつけられた釣り針や該釣り針に取り付けられた釣りエサが内部空間から外部空間に脱出することを容易にし、外部空間に存する目的魚が釣りエサを一層食べやすくすることができるので、目的魚を効果的に釣り上げることができる。
本容器は、本容器を構成する壁部と固定手段とを一緒にして販売や流通がなされてもよいが、本容器の使用者の好みや目的によって、本容器の前記壁部と本容器の前記固定手段とを自由に組み合わせることができる等のために、本容器の前記壁部と、本容器の前記固定手段と、を別々に販売や流通がなされてもよい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
図1は、一実施形態の本発明の釣りエサ用容器(本容器)11を示す正面図であり、図2は本容器11の左側面図(図1中、矢印A方向から見たところを示している。)であり、図3は本容器11の平面図(図1中、矢印B方向から見たところを示している。)であり、図4は図2のC−C断面図(断面位置の理解を容易にするため、図3中にもC−C断面として示した。)であり、図5は後述する第1壁部分21及び第2壁部分41の断面図(断面位置を図1、図2及び図4にD−D断面として示した。また、理解を容易にするため、図5においては第1壁部分21と第2壁部分41とを離して図示した。)であり、図6は後述する第1壁部分21及び第2壁部分41の断面図(断面位置を図1、図2及び図4にE−E断面として示した。また、理解を容易にするため、図6においては第1壁部分21と第2壁部分41とを離して図示した。)であり、そして図7は後述する線材71の構造を示す詳細図である。図1乃至図7を参照して、本容器11について説明する。
本容器11は、大まかには、第1壁部分21と、第2壁部分41と、第1壁部分21と第2壁部分41とを縛り付け固定する線材71と、を備えてなる。
第1壁部分21と第2壁部分41とは、いずれも同じ大きさ(同寸法)及び同じ材質(ここでは樹脂材料)にて形成された同一のものであり、具体的には、第1の楕円形をその短軸を中心に1回転させて形成される立体(以下、「第1楕円球」という。)から内部空間13(特に、図4参照)をくり抜いた中空の第1楕円球を、第1の楕円形の該短軸を含む平面P(仮想上での面)に沿って切断して形成される2の部分の一方が第1壁部分21であり他方が第2壁部分41である。このため第1壁部分21と第2壁部分41とを合わせると、図1乃至図4に示すように中空の立体(第1楕円球)の形状を形成する。なお、内部空間13は、第1の楕円形の中心を中心とする第2の楕円形であって、第2の楕円形の短軸は第1の楕円形の短軸よりも短くかつこれら両短軸は同一直線上に存すると共に、第2の楕円形の長軸は第1の楕円形の長軸よりも短くかつこれら両長軸は同一直線上に存するものである第2の楕円形を、第2の楕円形の短軸を中心に1回転させて形成される立体(以下、「第2楕円球」という。)の形状を略なしている。
そして、第1の楕円形の該短軸を含む直線に平行な直線に略垂直かつ平面Pに対して略平行に長手方向が向いた線材係合溝23(線分に沿って形成されている)が第1壁部分21に形成されると共に、第1の楕円形の該短軸を含む直線に平行な直線に略垂直かつ平面Pに対して略平行に長手方向が向いた線材係合溝43(線分に沿って形成されている)が第2壁部分41に形成されている(平面Pから線材係合溝23(の底)までの距離F1と、平面Pから線材係合溝43(の底)までの距離F2と、は略等しく、線材係合溝23と線材係合溝43とは略平行である。)。
さらに、前述の如く、内部空間13は、第2楕円球の形状を略なしており、平面Pによって第1壁部分21の内部である第1内部空間13aと第2壁部分41の内部である第2内部空間13bとに分割されている(特に、図4を参照されたい。換言すれば内部空間13は、第1内部空間13aと第2内部空間13bとを有してなる。)。
また、内部空間13を通過する第1の楕円形の前記短軸の一端(ここでは図1、図2及び図4においては上端)近傍には、第1の楕円形の前記短軸を軸とする略直円柱形状に糸貫通孔15が穿設されている。糸貫通孔15は、内部空間13と外部空間14とを連絡するように第1の楕円形の前記短軸に沿って形成されており、糸貫通孔15は平面Pにより分割されることができ、詳細には、第1壁部分21側に形成された半円柱形状の第1糸貫通孔15aと、第2壁部分41側に形成された半円柱形状の第2糸貫通孔15bと、を有してなる。この糸貫通孔15は、内部空間13に収容された釣り針91a、91b(特に、図4参照。実際は釣り針91a、91bは釣りエサ93の内部に包まれている。)を支持する釣り糸95を内部空間13から外部空間14へ貫通させるためのものである。なお、糸貫通孔15は釣り針91a、91bを通過させることができない程度の大きさに形成されている。
線材71は、第1の楕円形の前記短軸に対して略垂直な平面(ここでは第1の楕円形の前記長軸を該平面は略含む。)に沿って第1壁部分21と第2壁部分41とを巡るように縛りつけ固定している。
線材71は、水分に接触することで溶解する水溶性部分73と、柔軟なゴム紐(輪ゴム)によって形成された弾性部材75と、を有してなる。線材71が第1壁部分21と第2壁部分41とを巡るように縛りつけ固定した状態(図1〜図4の状態)では、弾性部材75は力が加わっていない自然な状態からやや引き伸ばされており、これによって弾性部材75は水溶性部分73に張力(ここでは約27g重)を与えている。図7(a)に示す通り、線材71は、ゴム紐(輪ゴム。例えば、株式会社共和製の商品名「オーバンド」の型番No.16等を用いることもできる。)によって形成された環状の弾性部材75と、水分に接触することで溶解する環状の糸により形成された水溶性部分73と、によって構成されており、図7(a)の状態から図7(b)のように弾性部材75と水溶性部分73とを交差させるようにして形成されている。また、水溶性部分73は、ここでは株式会社クラレ製の商品名「クラロンKーII」の型番WN2の20番手を2本重ね(図7においては、図示を容易にするため水溶性部分73は1本の線で描いているが、この描かれた1本の線に2本の糸が含まれる。)として用いた。
本容器11の使用方法について説明する。
本容器11の使用方法の第1ステップでは、図4に示したように、釣り糸95に支持された釣り針91(91a、91b)に釣りエサ93をつける。ここでは釣りエサ93として練り餌を用いているがこれに限定されるものではなく、他の釣りエサを用いてよいことは言うまでもなく、他の釣りエサの例を挙げれば、赤貝のむき身、ムール貝のむき身、イソメ類(例えば、アカムシ、イワムシ、スゴカイ、オニイソメ等)等の如きである。
本容器11の使用方法の第2ステップでは、図4に示したように、釣り針91(91a、91b)に第1ステップにて取りつけられた釣りエサ93を、第1壁部分21と第2壁部分41とを分離して開き内部空間13に収容すると共に、釣り糸95を内部空間13から外部空間14へ貫通させた状態で第1壁部分21と第2壁部分41とを第1楕円球を略なすように閉じる。
本容器11の使用方法の第3ステップでは、第2ステップにおいて内部空間13に釣りエサ93を収容した第1壁部分21と第2壁部分41とを図1乃至図4に示すように線材71によって縛りつけ固定する。このとき線材71の一部が図1乃至図4のように線材係合溝23及び線材係合溝43に長手方向に沿って嵌入されるようにすることで、線材71が(横方向にずれることなく)安定して第1壁部分21と第2壁部分41とを巡るように縛りつけ固定することができる。
本容器11の使用方法の第4ステップでは、第3ステップにおいて線材71にて第1壁部分21及び第2壁部分41を縛着した本容器11を、図8に示すように目的魚201がいる水中301に投入する。本容器11が水中301に投入されると、線材71の一部を構成する水溶性部分73が水分に接触することで溶解を開始する。水溶性部分73が溶解し弾性部材75により加えられる張力に耐えられなくなると、図8に示すように水溶性部分73の一部が分断することで、線材71による第1壁部分21と第2壁部分41との固定(縛着)が解かれ、第1壁部分21と第2壁部分41とが釣りエサ93から脱落する。これにより釣りエサ93が内部空間13から外部空間14に露出し、外部空間14に存する目的魚201が釣りエサ93を食すことができるようになる。即ち、本容器11が水中301に投入されてから、水溶性部分73の一部が分断し線材71による第1壁部分21と第2壁部分41との固定(縛着)が解かれるまでは、釣りエサ93は水中301にいる魚(エサ取り)から保護されるので、線材71による第1壁部分21と第2壁部分41との固定(縛着)が解かれるまでに本容器11をエサ取りがいる場所から目的魚201がいる場所に到着させればよい。
以上のように、本容器11を用いれば、線材71による第1壁部分21と第2壁部分41との固定(縛着)が解かれるまでの時間に本容器11をエサ取りがいる場所から目的魚201がいる場所に到着させることで、目的魚201がいる場所に到る間にエサ取りが釣りエサ93を食したりつつくことを防止又は減少させ目的魚201を効果的に釣り上げることができる。
なお、線材71にて第1壁部分21及び第2壁部分41を縛着した本容器11を水中301に投入してから、水溶性部分73の一部が分断し線材71による第1壁部分21と第2壁部分41との固定(縛着)が解かれるまでの時間(以下「解放所要時間」という。)は、ここでは約49秒であった。
解放所要時間は、本容器11を目的魚201がいる場所に到着させるのに要する時間に応じて調整する必要が生じることがある。また、水中301の水温の変化や張力の変化により、解放所要時間が変化して所望範囲から外れることがあり、やはりこの場合も解放所要時間を調整する必要が生じる。
この解放所要時間の調整は、種々の方法によって行われてよく、何ら限定されるものではないが、例えば、(イ)水溶性部分73を形成する材質を変更すること(該材質の水溶性を高めれば解放所要時間は短くなり、該材質の水溶性を低めれば解放所要時間は長くなる。)、(ロ)水溶性部分73を形成する糸の太さを変更すること(該糸を太くすれば解放所要時間は長くなり、該糸を細くすれば解放所要時間は短くなる。)、(ハ)水溶性部分73を形成する糸の本数(上述の例では2本重ね)を変更すること(該本数を多くすれば解放所要時間は長くなり、該本数を少なくすれば解放所要時間は短くなる。)、(ニ)水溶性部分73の張力(上述の例では約27g重)を変更すること(該張力を小さくすれば解放所要時間は長くなり、該張力を大きくすれば解放所要時間は短くなる。)等によって行われてもよい。
例えば、(ロ)水溶性部分73を形成する糸の太さを変更するために、株式会社クラレ製の商品名「クラロンKーII」の型番WN2の40番手と20番手との両方を用い(上記の例では20番手を用いた。なお、40番手の方が20番手よりも細い。)、(ハ)水溶性部分73を形成する糸の本数を1、2、3、5、10本と変更して(上記の例では2本重ね)、水中301の水温約19℃にて解放所要時間を測定した。測定した解放所要時間を表1にまとめた。表1に示すように、株式会社クラレ製の商品名「クラロンKーII」の型番WN2の40番手及び20番手を1〜10本にして水溶性部分73を形成することで、解放所要時間を6〜93秒と広範に調整することができることが明らかになった。
(表1)測定した解放所要時間
1本 2本 3本 5本 10本
(20番手) 14秒 49秒 58秒 93秒 解放されず
(40番手) 6秒 30秒 43秒 54秒 72秒
以上説明したように、本容器11は、釣り針91(91a、91b)に取り付けられた釣りエサ93の少なくとも一部(ここでは全部)を内部空間13に収容し釣りエサ93を保護する釣りエサ用容器であって、分割された少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)を有して構成され、該釣り針91(91a、91b)を支持する釣り糸95を貫通させる糸貫通孔15を有する該内部空間13と外部空間14とを仕切る壁部(第1楕円球を略形成するように合わされた状態の第1壁部分21及び第2壁部分41)と、該少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)が該壁部(第1楕円球を略形成するように合わされた状態の第1壁部分21及び第2壁部分41)を形成するよう互いに固定する固定手段たる線材71と、を備えてなり、固定手段(線材71)が、水分と接触し所定時間が経過した後、(ここでは水溶性部分73の一部が分断することで)該少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)の固定を解くものである、釣りエサ用容器である。
本容器11においては、固定手段(線材71)が前記少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)の固定を解くことで、前記少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)の少なくとも1(ここでは第1壁部分21と第2壁部分41との両方)が脱落又は回動(ここでは脱落。図8参照)が可能となり、該脱落又は該回動(ここでは該脱落)により前記外部空間14に存する目的魚201が前記釣りエサ93を食すことができる状態(ここでは釣りエサ93が外部空間14に脱出する。)となるものである。
本容器11においては、前記固定手段(線材71)が、前記分割された少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)を縛着し固定する線材71を含んでなり、該線材71の少なくとも一部が、水分に接触することで分断又は消滅する部材である水分分断消滅部材たる水溶性部分73である。
そして、本容器11においては、水分分断消滅部材たる水溶性部分73が、水分に接触することで溶解するものであり、さらに水分分断消滅部材たる水溶性部分73が、ポリビニルアルコール又はポリ酢酸ビニルの部分ケン化物により形成される紐材(ここではポリ酢酸ビニルの部分ケン化物により形成される紐材)である。
本容器11においては、前記線材71が、水分分断消滅部材たる水溶性部分73と、それ以外の残部たる弾性部材75と、を有してなり、該残部たる弾性部材75が、引き伸ばされることで水分分断消滅部材たる水溶性部分73に張力を与える弾性部材75を含んでなるものである。
本容器11においては、前記分割された少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)のうち少なくとも一(ここでは第1壁部分21と第2壁部分41との両方)が、前記線材71が該線材71の長手方向に対して垂直方向に移動すること(横方向にずれること)を制限する移動制限手段たる線材係合溝23及び線材係合溝43を有するものである。また、前記移動制限手段たる線材係合溝23及び線材係合溝43が、前記垂直方向に前記線材71が移動する際、前記垂直方向から前記線材71に当接する凹部又は凸部(ここでは凹部である溝)である。
本容器11においては、前記少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)が2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41との2の部分)であり、前記線材71が該2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)の外面を巡るように該2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)を縛着し固定するものである。
本容器11においては、前記所定時間(固定手段(線材71)が、水分と接触した後、該少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)の固定を解くまでの時間)が20秒から120秒(ここでは約49秒)である。
本容器11においては、前記少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)が前記壁部(第1楕円球を略形成するように合わされた状態の第1壁部分21及び第2壁部分41)を形成するよう互いに固定された際、前記少なくとも2の部分(第1壁部分21と第2壁部分41)の接合部分(平面P上)に糸貫通孔15が形成されるものである。
一実施形態の本発明の釣りエサ用容器(本容器)を示す正面図である。 本容器の左側面図である。 本容器の平面図である。 図2のC−C断面図である。 第1壁部分及び第2壁部分のD−D断面図である。 第1壁部分及び第2壁部分のE−E断面図である。 線材の構造を示す詳細図である。 本容器の使用方法を示す図である。
符号の説明
11 本容器
13 内部空間
13a 第1内部空間
13b 第2内部空間
14 外部空間
15 糸貫通孔
15a 第1糸貫通孔
15b 第2糸貫通孔
21 第1壁部分
23 線材係合溝
41 第2壁部分
43 線材係合溝
71 線材
73 水溶性部分
75 弾性部材
91、91a、91b 釣り針
93 釣りエサ
95 釣り糸
201 目的魚
301 水中

Claims (13)

  1. 釣り針に取り付けられた釣りエサの少なくとも一部を内部空間に収容し釣りエサを保護する釣りエサ用容器であって、
    分割された少なくとも2の部分を有して構成され、該釣り針を支持する釣り糸を貫通させる糸貫通孔を有する該内部空間と外部空間とを仕切る壁部と、
    該少なくとも2の部分が該壁部を形成するよう互いに固定する固定手段と、
    を備えてなり、
    固定手段が、水分と接触し所定時間が経過した後、該少なくとも2の部分の固定を解くものである、釣りエサ用容器。
  2. 固定手段が前記少なくとも2の部分の固定を解くことで、前記少なくとも2の部分の少なくとも1が脱落又は回動が可能となり、該脱落又は該回動により前記外部空間に存する目的魚が前記釣りエサを食すことができる状態となるものである、請求項1に記載の釣りエサ用容器。
  3. 前記固定手段が、前記分割された少なくとも2の部分を縛着し固定する線材を含んでなり、
    該線材の少なくとも一部が、水分に接触することで分断又は消滅する部材である水分分断消滅部材である、請求項1に記載の釣りエサ用容器。
  4. 水分分断消滅部材が、水分に接触することで溶解するものである、請求項3に記載の釣りエサ用容器。
  5. 水分分断消滅部材が、ポリビニルアルコール又はポリ酢酸ビニルの部分ケン化物により形成される紐材である、請求項4に記載の釣りエサ用容器。
  6. 前記線材が、水分分断消滅部材と、それ以外の残部と、を有してなり、
    該残部が、引き伸ばされることで水分分断消滅部材に張力を与える弾性部材を含んでなるものである、請求項3乃至5のいずれか1に記載の釣りエサ用容器。
  7. 前記分割された少なくとも2の部分のうち少なくとも一が、前記線材が該線材の長手方向に対して垂直方向に移動することを制限する移動制限手段を有するものである、請求項3乃至6のいずれか1に記載の釣りエサ用容器。
  8. 前記移動制限手段が、前記垂直方向に前記線材が移動する際、前記垂直方向から前記線材に当接する凹部又は凸部である、請求項7に記載の釣りエサ用容器。
  9. 前記少なくとも2の部分が2の部分であり、前記線材が該2の部分の外面を巡るように該2の部分を縛着し固定するものである、請求項3乃至8のいずれか1に記載の釣りエサ用容器。
  10. 前記所定時間が20秒から120秒である、請求項1乃至9のいずれか1に記載の釣りエサ用容器。
  11. 前記少なくとも2の部分が前記壁部を形成するよう互いに固定された際、前記少なくとも2の部分の接合部分に糸貫通孔が形成されるものである、請求項1乃至10のいずれか1に記載の釣りエサ用容器。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1に記載の釣りエサ用容器を構成する前記壁部。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1に記載の釣りエサ用容器を構成する前記固定手段。
JP2008108238A 2008-04-17 2008-04-17 釣りエサ用容器 Pending JP2009254297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108238A JP2009254297A (ja) 2008-04-17 2008-04-17 釣りエサ用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108238A JP2009254297A (ja) 2008-04-17 2008-04-17 釣りエサ用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009254297A true JP2009254297A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41382555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008108238A Pending JP2009254297A (ja) 2008-04-17 2008-04-17 釣りエサ用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009254297A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055558A1 (ja) 2009-11-05 2011-05-12 三菱重工業株式会社 船舶の船尾構造
CN102396437A (zh) * 2011-08-05 2012-04-04 张绍康 钓饵袋
CN104839101A (zh) * 2015-05-27 2015-08-19 陆永柱 富氧型浮钓装置
CN107853255A (zh) * 2017-11-07 2018-03-30 曾德元 鱼笼

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055558A1 (ja) 2009-11-05 2011-05-12 三菱重工業株式会社 船舶の船尾構造
EP2821334A2 (en) 2009-11-05 2015-01-07 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Stern structure of ship
CN102396437A (zh) * 2011-08-05 2012-04-04 张绍康 钓饵袋
CN104839101A (zh) * 2015-05-27 2015-08-19 陆永柱 富氧型浮钓装置
CN107853255A (zh) * 2017-11-07 2018-03-30 曾德元 鱼笼
CN107853255B (zh) * 2017-11-07 2020-09-15 曾德元 鱼笼

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7475510B2 (en) Quick change fishing implement
US7841129B2 (en) Snag-proof multi-purpose fishing tackle
JP6791968B2 (ja) 誘引物質を用いた釣り用人工餌
US20070294934A1 (en) Safeslide bobber apparatus
US20080047192A1 (en) Fishhook
JP2009254297A (ja) 釣りエサ用容器
JP2007117028A (ja) 底蓋及び引っ掛け金具を有する中通し撒き餌カゴを用いた釣り具及び釣り方
US6922939B2 (en) Fishing lure
JP2006223288A (ja) 釣り針、その仕掛け、その使用方法
US8683736B1 (en) Casting float with a separation member to retain the casting float in a partially opened condition, which also retains a hook and bait during casting and which fully opens when the casting float hits a body of water
GB2310349A (en) Fishing bait capsule
JP5436916B2 (ja) 複合ルアー
JP2013118822A (ja) 撒き餌容器
JP3208886U (ja) テンヤ
US20140041280A1 (en) Buoyant fishing device
CN104378977A (zh) 钓鱼装置
US8919032B1 (en) Top hook and line-through configuration for swim baits
JP2005168478A (ja) 釣り用サシエガードカプセル
JP3241371U (ja) 泳がせ釣り用投げ釣りカゴ
JP2005065668A (ja) 配合餌装着ルァー
JPH0928256A (ja) まき餌収容機能付き沈みうき
JP2005348716A (ja) 一網打尽カニ取り君
JPH1118652A (ja) 釣 具
JP2002112681A (ja) 釣り針
JP2006280315A (ja) 釣り用仕掛け

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110309

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20120711