JP2013118822A - 撒き餌容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】刺し餌を容易に海底まで到達でき、しかも海底の環境を保全することを目的とした撒き餌容器を提供する。
【解決手段】撒き餌容器本体10を略コップ状に形成し、上面は開口し、下部の底部には上下に貫通する貫通口13を穿孔している。撒き餌容器本体10の両側には上方に至るほど拡開する略V字型のスリット14を切り欠き形成している。刺し餌7を付けた釣り針6を撒き餌容器本体10内に収納し、ハリス4に付けている浮玉5をスリット14に着脱自在に仮係止する。その後撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填し、撒き餌容器本体10を海中にハリス4を介して落下させる。落下途中で撒き餌8が散乱し、撒き餌容器本体10が海底に達すると、釣り竿1を上げて浮玉5をスリット14から外す。刺し餌7に目的魚である比較的大きな魚が食いつく。
【選択図】図5
【解決手段】撒き餌容器本体10を略コップ状に形成し、上面は開口し、下部の底部には上下に貫通する貫通口13を穿孔している。撒き餌容器本体10の両側には上方に至るほど拡開する略V字型のスリット14を切り欠き形成している。刺し餌7を付けた釣り針6を撒き餌容器本体10内に収納し、ハリス4に付けている浮玉5をスリット14に着脱自在に仮係止する。その後撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填し、撒き餌容器本体10を海中にハリス4を介して落下させる。落下途中で撒き餌8が散乱し、撒き餌容器本体10が海底に達すると、釣り竿1を上げて浮玉5をスリット14から外す。刺し餌7に目的魚である比較的大きな魚が食いつく。
【選択図】図5
Description
本発明は、釣り針に付けた刺し餌と撒き餌を一緒に詰めた容器を海底まで落としていき、海底付近にいる目的魚である比較的大きな魚を釣るための撒き餌容器に関するものである。
従来より、魚の釣り方で、筏の団子釣りや紀州釣りと呼ばれる団子使用のウキ釣りが行なわれている。この団子釣りは、水面(海面)から海底までの間に雑多な魚がいる中で目的の魚種を釣るための工夫として古くから行なわれているもので、現在でも効果のある釣り方であり、各地の釣り場で実行されている。
この釣り方に使用されている団子について地域によって異なるが、大半は山で採掘する赤土や、米ぬかをベースにした材料に各種の集魚剤や餌をブレンドして販売されている。
この釣り方に使用されている団子について地域によって異なるが、大半は山で採掘する赤土や、米ぬかをベースにした材料に各種の集魚剤や餌をブレンドして販売されている。
この材料に水(海水)を混ぜ合わせて適当な硬さに練り上げて団子が形成できるようにし、釣り仕掛けの最先端に位置する針に刺し餌をつけ前記材料で包んで団子状にして海中に投入する。投入された該団子は、仕掛けに連結されている無抵抗な状態の糸(道糸)を海中に引き込みながら海底に向かって落下していく。
この時、落下途中の団子に包まれた刺し餌は、目的外の小魚や他魚に奪われることなく海底に到達する。到達すると、ほぼ同時に団子が割れる、又は分解するように釣り人が水深に合わせて硬さを予め調整してあるので、該団子の分解と同時に団子の中の刺し餌が無傷のまま水中(海中)に放出される。
そして、海底付近にいる目的魚である比較的大きな魚が無傷の刺し餌に食いつくように釣り人が釣り竿を操作する。
そして、海底付近にいる目的魚である比較的大きな魚が無傷の刺し餌に食いつくように釣り人が釣り竿を操作する。
一方、従来のこの方式の釣り方では刺し餌を赤土団子やぬか団子で包んで海底まで届けることで餌取り(目的外の小魚)の干渉を防いでいるが、海底に残されるのは本来その環境にない赤土やぬかである。そのため、一日中、多数の釣り人が釣っている場所の海底では、その赤土団子やぬか団子の残骸が海底の環境を破壊している。
小舟を一定位置に固定したかかり釣りや、固定した筏に乗っての筏釣りでは、その海底に残された残骸が小山のようになっているし、水質も非常に悪化している。かかる状況における釣り場の海底はヘドロ状態で、一部的に生態系すら危うい危機的な状況になりつつある。
そこで、良心的な釣り場管理業者(漁師等)は、定期的に浚渫して環境の保全を図るようにしているが、それらは多大な経費がかかるために殆ど実行されないし野放し状態となっている。
そこで、良心的な釣り場管理業者(漁師等)は、定期的に浚渫して環境の保全を図るようにしているが、それらは多大な経費がかかるために殆ど実行されないし野放し状態となっている。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、刺し餌を容易に海底まで到達でき、しかも海底の環境を保全することを目的とした撒き餌容器を提供するものである。
そこで、本発明の請求項1に記載の撒き餌容器では、釣り竿1から送り出されているハリス4の先端の釣り針6に刺し餌7を付け、撒き餌8を撒きながら目的魚を釣るための撒き餌容器であり、
刺し餌7を付けた前記釣り針6を内部に収納する撒き餌容器本体10を形成し、
前記撒き餌容器本体10は上下に貫通しており、
前記撒き餌容器本体10の内部に前記刺し餌7を覆うようにして前記撒き餌8を充填し、
前記刺し餌7及び撒き餌8を一体化した撒き餌容器本体10を水中に落下させるようにしていることを特徴としている。
刺し餌7を付けた前記釣り針6を内部に収納する撒き餌容器本体10を形成し、
前記撒き餌容器本体10は上下に貫通しており、
前記撒き餌容器本体10の内部に前記刺し餌7を覆うようにして前記撒き餌8を充填し、
前記刺し餌7及び撒き餌8を一体化した撒き餌容器本体10を水中に落下させるようにしていることを特徴としている。
請求項2に記載の撒き餌容器では、前記撒き餌容器本体10の材料は、海底と同じ成分である砂、土、泥、石粉のいずれか、あるいは組み合わせからなり、
前記材料を結合して乾燥固化するための結合素材として、海底で自然に分解するように生分解性接着剤、生分解性プラスティックのいずれかを用いていることを特徴としている。
前記材料を結合して乾燥固化するための結合素材として、海底で自然に分解するように生分解性接着剤、生分解性プラスティックのいずれかを用いていることを特徴としている。
請求項3に記載の撒き餌容器では、前記撒き餌容器本体10は、上面が開口した略コップ形状であり、
底部12には上下に貫通する貫通口13が穿孔され、
前記撒き餌容器本体10の側部には上面及び両側面が開口したスリット14が少なくとも1つ切り欠き形成されており、
前記スリット14は上方に至るほど略V字型に拡開し、
前記スリット14にはハリス4に取り付けられている浮玉5が着脱自在に仮係止されるようにしていることを特徴としている。
底部12には上下に貫通する貫通口13が穿孔され、
前記撒き餌容器本体10の側部には上面及び両側面が開口したスリット14が少なくとも1つ切り欠き形成されており、
前記スリット14は上方に至るほど略V字型に拡開し、
前記スリット14にはハリス4に取り付けられている浮玉5が着脱自在に仮係止されるようにしていることを特徴としている。
請求項4に記載の撒き餌容器では、前記撒き餌容器本体10は、上面が開口した略コップ形状であり、
底部12には上下に貫通する貫通口13が穿孔され、
前記撒き餌容器本体10の側部には上面及び内側面が開口した溝15が少なくとも1つ凹設されており、
前記溝15は上方に至るほど略V字型に拡開し、
前記溝15にはハリス4に取り付けられている浮玉5が着脱自在に仮係止されるようにしていることを特徴としている。
底部12には上下に貫通する貫通口13が穿孔され、
前記撒き餌容器本体10の側部には上面及び内側面が開口した溝15が少なくとも1つ凹設されており、
前記溝15は上方に至るほど略V字型に拡開し、
前記溝15にはハリス4に取り付けられている浮玉5が着脱自在に仮係止されるようにしていることを特徴としている。
請求項5に記載の撒き餌容器では、前記撒き餌容器本体10は、上下に貫通する筒状であり、
前記撒き餌容器本体10の側部には、軸方向に全長にわたってスリット22が切り欠き形成されていることを特徴としている。
前記撒き餌容器本体10の側部には、軸方向に全長にわたってスリット22が切り欠き形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の撒き餌容器では、前記撒き餌容器本体10の断面を略楕円形状としていることを特徴としている。
請求項7に記載の撒き餌容器では、前記撒き餌容器本体10の少なくとも一方の端面を傾斜面21としていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の撒き餌容器によれば、刺し餌7を付けた前記釣り針6を内部に収納する撒き餌容器本体10を形成し、前記撒き餌容器本体10は上下に貫通しており、前記撒き餌容器本体10の内部に前記刺し餌7を覆うようにして前記撒き餌8を充填し、前記刺し餌7及び撒き餌8を一体化した撒き餌容器本体10を水中に落下させるようにしていることで、撒き餌容器本体10が落下していく途中で撒き餌8を散乱させていき、海底付近では、この撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
請求項2に記載の撒き餌容器によれば、前記撒き餌容器本体10の材料は、海底と同じ成分である砂、土、泥、石粉のいずれか、あるいは組み合わせからなり、前記材料を結合して乾燥固化するための結合素材として、海底で自然に分解するように生分解性接着剤、生分解性プラスティックのいずれかを用いていることで、撒き餌容器本体10が海底で分解しても、材料自体が海底に存在するものと同じであるので、環境破壊、自然破壊をすることはない。
請求項3に記載の撒き餌容器によれば、前記撒き餌容器本体10は、上面が開口した略コップ形状であり、底部12には上下に貫通する貫通口13が穿孔され、前記撒き餌容器本体10の側部には上面及び両側面が開口したスリット14が少なくとも1つ切り欠き形成されており、前記スリット14は上方に至るほど略V字型に拡開し、前記スリット14にはハリス4に取り付けられている浮玉5が着脱自在に仮係止されるようにしているので、撒き餌容器本体10が海底に到達すると、浮玉5が撒き餌容器本体10のスリット14から外れるように釣り人が釣り竿1を上げる。釣り竿1を上げると、スリット14は上方にいくほど略V字型に拡開しているので、浮玉5はスリット14から容易に外すことができる。また、同時に、刺し餌7を付けた釣り針6が上げられるので、撒き餌8も多くが海中に散乱する。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
請求項4に記載の撒き餌容器によれば、前記撒き餌容器本体10は、上面が開口した略コップ形状であり、底部12には上下に貫通する貫通口13が穿孔され、前記撒き餌容器本体10の側部には上面及び内側面が開口した溝15が少なくとも1つ凹設されており、前記溝15は上方に至るほど略V字型に拡開し、前記溝15にはハリス4に取り付けられている浮玉5が着脱自在に仮係止されるようにしているので、撒き餌容器本体10が海底に到達すると、浮玉5が撒き餌容器本体10の溝15から外れるように釣り人が釣り竿1を上げる。釣り竿1を上げると、溝15は上方にいくほど略V字型に拡開しているので、浮玉5は溝15から容易に外すことができる。また、同時に、刺し餌7を付けた釣り針6が上げられるので、撒き餌8も多くが海中に散乱する。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
請求項5に記載の撒き餌容器によれば、前記撒き餌容器本体10は、上下に貫通する筒状であり、前記撒き餌容器本体10の側部には、軸方向に全長にわたってスリット22が切り欠き形成されていることで、釣り針6に刺し餌7をセットし、次に、釣り針6を撒き餌容器本体10より下方に位置させた状態でハリス4を撒き餌容器本体10のスリット22から挿通させてハリス4を撒き餌容器本体10の内部に持っていく。そして、片手で撒き餌容器本体10を持った状態で、他方の手で持っているハリス4を引き上げていき、刺し餌7が撒き餌容器本体10の内部に位置させる。これにより、狭い撒き餌容器本体10の内部に釣り針6及び刺し餌7をスムーズに収納することができる。
請求項6に記載の撒き餌容器によれば、前記撒き餌容器本体10の断面を略楕円形状としているので、撒き餌容器本体10内で撒き餌8が左右に大きく振れることがなく、そのため、撒き餌8や釣り針6が撒き餌容器本体10の内面に引っかかることがなく、刺し餌7をスムーズに撒き餌容器本体10から引き上げることができる。
請求項7に記載の撒き餌容器によれば、前記撒き餌容器本体10の少なくとも一方の端面を傾斜面21としていることで、片手で撒き餌容器本体10を持って、他方の手で撒き餌8を撒き餌容器本体10内に詰めていき、ほぼ撒き餌8を詰めきった際に、撒き餌容器本体10を持っている手の親指で撒き餌8を押さえつつ撒き餌8の上面を傾斜面21に沿って滑らすことで、撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填し易く、且つ上面を綺麗に整えることができる。
特に、撒き餌容器本体10を持っている手の親指を該撒き餌容器本体10の端面に沿って前後に滑らす場合、傾斜面21の場合は、親指を前後に傾斜面21に沿って動かすので、親指を前後に動かすことがやり易くなり、スムーズに撒き餌8を詰めることができる。
しかし、撒き餌容器本体10の端面が傾斜面21ではなく、撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角になっていると、親指を前後に動かしにくくなり、スムーズに撒き餌8の充填作業や端面を整えることができず、時間がかかってしまうことになる。
特に、撒き餌容器本体10を持っている手の親指を該撒き餌容器本体10の端面に沿って前後に滑らす場合、傾斜面21の場合は、親指を前後に傾斜面21に沿って動かすので、親指を前後に動かすことがやり易くなり、スムーズに撒き餌8を詰めることができる。
しかし、撒き餌容器本体10の端面が傾斜面21ではなく、撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角になっていると、親指を前後に動かしにくくなり、スムーズに撒き餌8の充填作業や端面を整えることができず、時間がかかってしまうことになる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の撒き餌容器本体10を使って海底付近で泳いでいる比較的大きな魚(目的魚)を釣る場合の図を示している。釣り竿1の基部にはリール2が装着されており、このリール2から釣り竿1に沿って道糸3が錘(図示せず)まで垂下されている。
錘から接続されているハリス4の先端にセットされている浮玉5を介して釣り針6が取り付けられており、この釣り針6に目的魚を釣るための刺し餌7が付けられる。なお、浮玉5は、ゴム製あるいはプラスティック製である。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の撒き餌容器本体10を使って海底付近で泳いでいる比較的大きな魚(目的魚)を釣る場合の図を示している。釣り竿1の基部にはリール2が装着されており、このリール2から釣り竿1に沿って道糸3が錘(図示せず)まで垂下されている。
錘から接続されているハリス4の先端にセットされている浮玉5を介して釣り針6が取り付けられており、この釣り針6に目的魚を釣るための刺し餌7が付けられる。なお、浮玉5は、ゴム製あるいはプラスティック製である。
そして、海面近くには小魚が浮遊しており、また、釣ろうとしている目的魚は小魚が浮遊している箇所よりもかなり深い海底近くで泳いでいることが多い。本発明の撒き餌容器本体10に刺し餌7を付けた釣り針6を仮固定すると共に、撒き餌容器本体10内に撒き餌を詰めて、撒き餌容器本体10を海底まで降ろしていく。そして、撒き餌容器本体10から釣り針6を外して、目的魚がいる海底付近で刺し餌7を流して目的魚を釣るものである。
以下、図2〜図4にて撒き餌容器本体10の詳細について説明する。図2は撒き餌容器本体10の斜視図を示し、図3は撒き餌容器本体10の平面図を示している。この撒き餌容器本体10は、略コップ状の形状に形成されており、内部の空間部分を撒き餌8(図4参照)を充填する撒き餌保持部11としている。
また、撒き餌容器本体10の底部12は、厚みを厚くしており、撒き餌容器本体10自体の重心を下部にし、撒き餌容器本体10を海中に降ろす場合に底部12を先端にして海底へと撒き餌容器本体10がふらつくことなくスムーズに降ろすことができるようにしている。
また、撒き餌容器本体10の底部12は、厚みを厚くしており、撒き餌容器本体10自体の重心を下部にし、撒き餌容器本体10を海中に降ろす場合に底部12を先端にして海底へと撒き餌容器本体10がふらつくことなくスムーズに降ろすことができるようにしている。
さらに、撒き餌容器本体10の底部12の略中央部分には上下に貫通する貫通口13が穿孔されている。この貫通口13は、撒き餌容器本体10の撒き餌保持部11内に充填した撒き餌8を、撒き餌容器本体10を海底に落下させていく際に海水が貫通口13から浸入して該海水により少しづつ海中に撒くためのものである。
また、撒き餌容器本体10の両側には上面を開口した略V字型のスリット14を切り欠き形成している。このスリット14は、上方へいくに従い拡開した形状としており、ハリス4に取り付ける浮玉5の大きさに応じて、つまり、小さな浮玉5でも、また大きな浮玉5でもスリット14に浮玉5が着脱自在に仮固定(仮係止)できるようにしているものである。
つまり、小さな浮玉5の場合は、スリット14の下部で、大きな浮玉5の場合は、スリット14の上部で浮玉5を仮固定でき、浮玉5の大きさが異なっても対応できるようにしている。
つまり、小さな浮玉5の場合は、スリット14の下部で、大きな浮玉5の場合は、スリット14の上部で浮玉5を仮固定でき、浮玉5の大きさが異なっても対応できるようにしている。
なお、スリット14の開口幅は浮玉5の大きさを考慮して任意に設定できるものである。また、スリット14の数も任意に設定することができる。もちろん、スリット14の数は1つでも良い。
次に、撒き餌容器本体10の材料について説明する。撒き餌容器本体10の材料は、海底に存在するものと同じ材料を用いるようにしており、砂、土、泥、石粉のいずれか、あるいはこれらを組み合わせた素材を用いている。これらのいずれかの素材に水(海水)を混入して混ぜるとと共に、存在を接着させると同時に、海底の中で約半日から約一日程度で分解するように生分解性接着剤、生分解性プラスティック等の結合素材を用いている。
そして、図2に示すような略コップ状に固めた後に乾燥させることで、図4に示すような固形の撒き餌容器本体10を製造することができる。
そして、図2に示すような略コップ状に固めた後に乾燥させることで、図4に示すような固形の撒き餌容器本体10を製造することができる。
本発明の撒き餌容器本体10は、使用後に海底で自然分解するように混合した材料で形成しているものであり、撒き餌容器本体10が海底で分解しても、材料自体が海底に存在するものと同じであるので、環境破壊、自然破壊をすることはない。
次に、撒き餌容器本体10の使用方法について説明する。先ず、図4に示すように、ハリス4の先端の釣り針6に刺し餌7を付け、釣り針6と刺し餌7を撒き餌容器本体10内に位置決めすると共に、浮玉5をスリット14の上部から下方へ挿入していき、浮玉5の大きさに合った位置まで下げた時点で浮玉5がスリット14内に仮固定される。次に、撒き餌容器本体10内に撒き餌8を充填する。
そして、図5に示すように、釣り竿1のリール2から道糸3、ハリス4を送り出して撒き餌容器本体10を海底に落下させていく。撒き餌容器本体10を落下させていく途中では、撒き餌容器本体10の下部の貫通口13から海水が浸入して撒き餌8を少しづつ撒いていく。この海中に放出された撒き餌8に小魚が食いつく。なお、撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填する場合、固めに充填するのではなく、海中に落下させる際に、貫通口13からの海水にて撒き餌8が撒かれる程度に少し緩めに充填するのが良い。
撒き餌容器本体10が海底に到達すると、図6に示すように、浮玉5が撒き餌容器本体10のスリット14から外れるように釣り人が釣り竿1を上げる。釣り竿1を上げると、スリット14は上方にいくほど略V字型に拡開しているので、浮玉5はスリット14から容易に外れると同時に、刺し餌7を付けた釣り針6が上げられるので、撒き餌8も多くが海中に散乱する。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
一方、撒き餌容器本体10は海底に残っているが、撒き餌容器本体10自体が自然に分解するように、撒き餌容器本体10を保形するための結合素材に生分解性接着剤や生分解性プラスティックを用いていることで、約半日から約一日から数日程度で分解することになる。
また、撒き餌容器本体10の材料としては、海底にもともと存在しているのと同じ材料である砂、土、泥、石粉等を用いているので、撒き餌容器本体10が分解しても海底の環境を破壊することもない。
また、撒き餌容器本体10の材料としては、海底にもともと存在しているのと同じ材料である砂、土、泥、石粉等を用いているので、撒き餌容器本体10が分解しても海底の環境を破壊することもない。
図7は撒き餌容器本体10の他の例を示し、本実施形態の撒き餌容器本体10は、底部12の厚みを少し薄くし、また、スリット14の数を1つとした場合である。本実施形態における撒き餌容器本体10の材料や、使い方、効果は先の実施形態と同様なので説明は省略する。
図8及び図9は撒き餌容器本体10の更に他の例を示し、撒き餌容器本体10の底部12の形状を略半球状にし、また、先の例のように両側に開口するスリット形状ではなく、撒き餌容器本体10の内側に開口する溝15を形成しているものである。
この溝15は、上方へいくに従い拡開しているものであり、先の実施形態と同様に浮玉5の大きさが異なる場合でも浮玉5を溝15内に容易に仮固定(仮係止)できるようにしている。この例においても撒き餌容器本体10の材料や使用方法、効果は先の実施形態と同様である。
この溝15は、上方へいくに従い拡開しているものであり、先の実施形態と同様に浮玉5の大きさが異なる場合でも浮玉5を溝15内に容易に仮固定(仮係止)できるようにしている。この例においても撒き餌容器本体10の材料や使用方法、効果は先の実施形態と同様である。
なお、上記実施形態において、撒き餌容器本体10のスリット14に浮玉5を係止して撒き餌容器本体10を海中に落下するようにしていたが、浮玉5をスリット14に必ずしも係止しなくても良い。
すなわち、浮玉5をスリット14に係止せずに、刺し餌7を付けた釣り針6を撒き餌容器本体10内に入れて、その上から撒き餌8を少し固めに充填することで、釣り針6が撒き餌容器本体10内である程度仮固定され、その状態でリール2から送り出される道糸3により海中に落下していく。また、この場合も貫通口13を介して海水が浸入していき、落下途中で撒き餌8を散乱させていく。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
すなわち、浮玉5をスリット14に係止せずに、刺し餌7を付けた釣り針6を撒き餌容器本体10内に入れて、その上から撒き餌8を少し固めに充填することで、釣り針6が撒き餌容器本体10内である程度仮固定され、その状態でリール2から送り出される道糸3により海中に落下していく。また、この場合も貫通口13を介して海水が浸入していき、落下途中で撒き餌8を散乱させていく。
そして、海底付近ではこの撒かれた撒き餌8を目指して海底付近にいる目的魚である大きさな魚が泳いできて、刺し餌7に魚が食いつくことで、目的魚を釣り上げることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施形態について図10以降の図面により説明する。図10(a)は本実施形態の撒き餌容器本体10の平面図を示し、図10(b)は撒き餌容器本体10の正面図を、図10(c)は撒き餌容器本体10の側面図をそれぞれ示している。
次に、第2の実施形態について図10以降の図面により説明する。図10(a)は本実施形態の撒き餌容器本体10の平面図を示し、図10(b)は撒き餌容器本体10の正面図を、図10(c)は撒き餌容器本体10の側面図をそれぞれ示している。
本実施形態の撒き餌容器本体10は、上下に貫通した略円筒状に形成されており、両側の面は傾斜面21が形成されている。また、この撒き餌容器本体10の大きさは片手で握ることができる程度の大きさである。
また、この撒き餌容器本体10の側面には上下及び内部と外側に開口するスリット22が形成されており、撒き餌容器本体10の側面から見た場合の形状は、略C字型となっている。なお、後述するがこの撒き餌容器本体10のスリット22は、先の実施形態のスリット14とは機能を異にしている。
また、この撒き餌容器本体10の側面には上下及び内部と外側に開口するスリット22が形成されており、撒き餌容器本体10の側面から見た場合の形状は、略C字型となっている。なお、後述するがこの撒き餌容器本体10のスリット22は、先の実施形態のスリット14とは機能を異にしている。
なお、図11はスリット22側から見た撒き餌容器本体10の斜視図を示し、図12はスリット22を背面側にした場合の斜視図を示している。
本実施形態の撒き餌容器本体10への釣り針6や撒き餌8のセットの仕方や、使い方については後述するが、先に撒き餌容器本体10の形状の例を説明する。図13は他の例の撒き餌容器本体10の正面図を示している。この撒き餌容器本体10は、一方の端部に先の例と同様に傾斜面21を形成し、他方の端部は傾斜面21は形成せずに撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角にカットした場合の例である。
図14は、更に他の例の撒き餌容器本体10を示し、図14(a)は撒き餌容器本体10の斜視図を、図14(b)は撒き餌容器本体10の正面図をそれぞれ示している。この撒き餌容器本体10の両側の端部には傾斜面21を形成せずに、両側とも撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角にカットした場合である。
なお、図13及び図14に示す撒き餌容器本体10は、略円筒状であり、図10(a)に示すような形状となっている。
なお、図13及び図14に示す撒き餌容器本体10は、略円筒状であり、図10(a)に示すような形状となっている。
図15〜図17は撒き餌容器本体10の断面形状を略楕円形状とした場合の例を示している。この例では、撒き餌容器本体10の両側の端部にはそれぞれ傾斜面21を形成している場合である。また、図18の例では撒き餌容器本体10の両側の端部には傾斜面21を形成していない場合であるが、一方の端部に傾斜面21を形成するようにしても良い。
図19〜図21は断面形状を略三角形状にした場合であり、また両側の端部には傾斜面21を形成している場合である。図22は撒き餌容器本体10の端部に傾斜面21を形成していない場合であるが、一方の端部に傾斜面21を形成するようにしても良い。
また、図示はしていないが、撒き餌容器本体10の断面形状を略四角形状や、五角形状等の形状とし、両側に傾斜面21を形成しても、形成しない場合でも良い。
また、図示はしていないが、撒き餌容器本体10の断面形状を略四角形状や、五角形状等の形状とし、両側に傾斜面21を形成しても、形成しない場合でも良い。
次に、上記各例で傾斜面21を形成している場合の利点について説明する。詳しくは後述するが、本実施形態の撒き餌容器本体10においても刺し餌7を付けた釣り針6を該撒き餌容器本体10内に入れた状態で撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填する。
その際、片手で撒き餌容器本体10を持って、他方の手で撒き餌8を撒き餌容器本体10内に詰めていき、ほぼ撒き餌8を詰めきった際に、撒き餌容器本体10を持っている手の親指で撒き餌8を押さえつつ撒き餌8の上面を傾斜面21に沿って滑らすことで、撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填し易く、且つ上面を綺麗に整えることができる。
その際、片手で撒き餌容器本体10を持って、他方の手で撒き餌8を撒き餌容器本体10内に詰めていき、ほぼ撒き餌8を詰めきった際に、撒き餌容器本体10を持っている手の親指で撒き餌8を押さえつつ撒き餌8の上面を傾斜面21に沿って滑らすことで、撒き餌8を撒き餌容器本体10内に充填し易く、且つ上面を綺麗に整えることができる。
特に、撒き餌容器本体10を持っている手の親指を該撒き餌容器本体10の端面に沿って前後に滑らす場合、傾斜面21の場合は、親指を前後に傾斜面21に沿って動かすので、親指を前後に動かすことがやり易くなり、スムーズに撒き餌8を詰めることができる。
しかし、撒き餌容器本体10の端面が傾斜面21ではなく、撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角になっていると、親指を前後に動かしにくくなり、スムーズに撒き餌8の充填作業や端面を整えることができず、時間がかかってしまうことになる。
しかし、撒き餌容器本体10の端面が傾斜面21ではなく、撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角になっていると、親指を前後に動かしにくくなり、スムーズに撒き餌8の充填作業や端面を整えることができず、時間がかかってしまうことになる。
撒き餌容器本体10の端面に傾斜面21を設けていなくても良いが、傾斜面21を設けておく方が好適例である。
図23は両側に傾斜面21を設けた撒き餌容器本体10の製造方法を示し、上述の砂や結合素材を混合して混ぜ合わせた材料を成型器31に供給し、成型器31では押し出し成型によりスリット22を形成した略円筒状の製品が送り出されていく。そして、成型器31より送り出された直後にカッター32にて斜めに裁断していくことで、両側に傾斜面21を設けた撒き餌容器本体10が形成される。
なお、カッター32の角度を変えることで、任意に傾斜を備えた傾斜面21を形成でき、また、撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角にも切断することができる。
なお、カッター32の角度を変えることで、任意に傾斜を備えた傾斜面21を形成でき、また、撒き餌容器本体10の軸方向に対して直角にも切断することができる。
図24(a)は押し出し成型直後に製作された撒き餌容器本体10の側面図を、図24(b)は撒き餌容器本体10の正面図をそれぞれ示している。成型器31により押し出し成型直後に製作された撒き餌容器本体10は、まだ固まってはおらず、柔らかい状態となっている。
この柔らかい状態のまま図25に示すように、上下方向に略楕円形状とした受け台34に載せる。図26(a)は受け台34に撒き餌容器本体10を載せた状態を示しており、この状態で撒き餌容器本体10を乾燥させるが、押し出し成型直後に製作された撒き餌容器本体10は柔らかい状態なので、撒き餌容器本体10の両側の部分が弛んでいって図26(b)の示すように、略楕円形状になり乾燥硬化する。
この柔らかい状態のまま図25に示すように、上下方向に略楕円形状とした受け台34に載せる。図26(a)は受け台34に撒き餌容器本体10を載せた状態を示しており、この状態で撒き餌容器本体10を乾燥させるが、押し出し成型直後に製作された撒き餌容器本体10は柔らかい状態なので、撒き餌容器本体10の両側の部分が弛んでいって図26(b)の示すように、略楕円形状になり乾燥硬化する。
撒き餌容器本体10が硬化すると、図27に示すように、撒き餌容器本体10を受け台34から取り外す。このようにして略楕円形状の撒き餌容器本体10を容易に製作することができる。
先の例では、撒き餌容器本体10を乾燥させるのに、該撒き餌容器本体10とほぼ同じ長さの受け台34の場合について説明したが、図28に示すように、長尺物の受け台34を形成し、この受け台34に複数の撒き餌容器本体10を載せて乾燥させるようにしても良い。
先の例では、撒き餌容器本体10を乾燥させるのに、該撒き餌容器本体10とほぼ同じ長さの受け台34の場合について説明したが、図28に示すように、長尺物の受け台34を形成し、この受け台34に複数の撒き餌容器本体10を載せて乾燥させるようにしても良い。
図29は、例えば、多数の撒き餌容器本体10を販売する場合のケース36を示し、このケース36内には長く形成した受け台34を複数並設した場合を示し、図28で乾燥させた撒き餌容器本体10を受け台34に載せた状態でケース36内に入れるようにしている。なお、図29では撒き餌容器本体10は図示していないが、製造工程で乾燥させた撒き餌容器本体10を受け台34のまま入れて、それをケース36ごとワンセットとして販売するものである。
なお、上記の例では、略楕円形状とした撒き餌容器本体10の場合について説明が、図23に示す押し出し成型後に、撒き餌容器本体10の内径より少し小さな外径のパイプに撒き餌容器本体10を載せていき、乾燥させることで、略円形の撒き餌容器本体10を製造することができる。
次に、本実施形態の撒き餌容器本体10の使い方について説明する。撒き餌容器本体10は略円筒状のために上下に貫通しており、この開口面が上述の傾斜面21となっている。先ず、図30に示すように、釣り針6に刺し餌7をセットし、次に、図31(a)に示すように、釣り針6を撒き餌容器本体10より下方に位置させた状態でハリス4を撒き餌容器本体10のスリット22から挿通させてハリス4を撒き餌容器本体10の内部に持っていく。
そして、図31(b)に示すように、片手で撒き餌容器本体10を持った状態で、他方の手で持っているハリス4を引き上げていき、刺し餌7が撒き餌容器本体10の内部に位置させる。これにより、狭い撒き餌容器本体10の内部に釣り針6及び刺し餌7をスムーズに収納することができる。
撒き餌容器本体10の中に入った刺し餌7が内部にある状態で、他に用意している分解型の練り餌や同種の撒き餌8をハリス4側から指で適当な力を加えて押し込んでいき、刺し餌7を撒き餌容器本体10の内部に安定した状態で位置させる。そして、撒き餌8を撒き餌8内にいっぱい入れた状態で、上述したように撒き餌容器本体10の傾斜面21を利用して親指を前後に動かして撒き餌8の上面を整える。
この状態の撒き餌容器本体10を図32に示すように、静かに海中に投入していき、図33は撒き餌容器本体10が海底に到達して倒れている状態を示している。また、撒き餌容器本体10内の撒き餌8は撒き餌容器本体10の下部の開口部分から海水が浸入することで、撒き餌容器本体10の落下途中で撒き餌8が少し放出され、この放出された撒き餌8に目的魚ではない小魚が食いつき、小魚が刺し餌7を食べるのを防止できる。
海底に達した撒き餌容器本体10は、通常は横になっているので、図34に示すように、釣り竿1を少し立ててやると、図35に示すように、撒き餌容器本体10が直立する。
そして、そのまま釣り竿1を引くと、図36に示すように、撒き餌容器本体10に押し込まれていた撒き餌8が水分を含んで分解寸前となっているために海中に撒かれると同時に撒き餌容器本体10内の刺し餌7が該撒き餌容器本体10から目的魚の生息域の海中に放出されるものであり、しかも小魚が散ったタイミングに合わせて目的魚が刺し餌7に食いつき易くなる。
そして、そのまま釣り竿1を引くと、図36に示すように、撒き餌容器本体10に押し込まれていた撒き餌8が水分を含んで分解寸前となっているために海中に撒かれると同時に撒き餌容器本体10内の刺し餌7が該撒き餌容器本体10から目的魚の生息域の海中に放出されるものであり、しかも小魚が散ったタイミングに合わせて目的魚が刺し餌7に食いつき易くなる。
なお、撒き餌容器本体10を略楕円形状としていることで、撒き餌容器本体10内で撒き餌8が左右に大きく振れることがなく、そのため、撒き餌8や釣り針6が撒き餌容器本体10の内面に引っかかることがなく、刺し餌7をスムーズに撒き餌容器本体10から引き上げることができる。
海底に残った撒き餌容器本体10は、何時間かの後に自然に分解する。撒き餌容器本体10が分解しても先の実施形態と同様に、撒き餌容器本体10自体の材料が海底にある成分と同じであるために、海底の環境を破壊することはない。
1 釣り竿
3 道糸
4 ハリス
5 浮玉
6 釣り針
7 刺し餌
8 撒き餌
10 撒き餌容器本体
12 底部
13 貫通口
14 スリット
15 溝
21 傾斜面
22 スリット
3 道糸
4 ハリス
5 浮玉
6 釣り針
7 刺し餌
8 撒き餌
10 撒き餌容器本体
12 底部
13 貫通口
14 スリット
15 溝
21 傾斜面
22 スリット
Claims (7)
- 釣り竿(1)から送り出されているハリス(4)の先端の釣り針(6)に刺し餌(7)を付け、撒き餌(8)を撒きながら目的魚を釣るための撒き餌容器であり、
刺し餌(7)を付けた前記釣り針(6)を内部に収納する撒き餌容器本体(10)を形成し、
前記撒き餌容器本体(10)は上下に貫通しており、
前記撒き餌容器本体(10)の内部に前記刺し餌(7)を覆うようにして前記撒き餌(8)を充填し、
前記刺し餌(7)及び撒き餌(8)を一体化した撒き餌容器本体(10)を水中に落下させるようにしていることを特徴とする撒き餌容器。 - 前記撒き餌容器本体(10)の材料は、海底と同じ成分である砂、土、泥、石粉のいずれか、あるいは組み合わせからなり、
前記材料を結合して乾燥固化するための結合素材として、海底で自然に分解するように生分解性接着剤、生分解性プラスティックのいずれかを用いていることを特徴とする請求項1に記載の撒き餌容器。 - 前記撒き餌容器本体(10)は、上面が開口した略コップ形状であり、
底部(12)には上下に貫通する貫通口(13)が穿孔され、
前記撒き餌容器本体(10)の側部には上面及び両側面が開口したスリット(14)が少なくとも1つ切り欠き形成されており、
前記スリット(14)は上方に至るほど略V字型に拡開し、
前記スリット(14)にはハリス(4)に取り付けられている浮玉(5)が着脱自在に仮係止されるようにしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撒き餌容器。 - 前記撒き餌容器本体(10)は、上面が開口した略コップ形状であり、
底部(12)には上下に貫通する貫通口(13)が穿孔され、
前記撒き餌容器本体(10)の側部には上面及び内側面が開口した溝(15)が少なくとも1つ凹設されており、
前記溝(15)は上方に至るほど略V字型に拡開し、
前記溝(15)にはハリス(4)に取り付けられている浮玉(5)が着脱自在に仮係止されるようにしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撒き餌容器。 - 前記撒き餌容器本体(10)は、上下に貫通する筒状であり、
前記撒き餌容器本体(10)の側部には、軸方向に全長にわたってスリット(22)が切り欠き形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撒き餌容器。 - 前記撒き餌容器本体(10)の断面を略楕円形状としていることを特徴とする請求項5に記載の撒き餌容器。
- 前記撒き餌容器本体(10)の少なくとも一方の端面を傾斜面(21)としていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の撒き餌容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011266986A JP2013118822A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 撒き餌容器 |
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JP2013118822A true JP2013118822A (ja) | 2013-06-17 |
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Family Applications (1)
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JP2011266986A Pending JP2013118822A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 撒き餌容器 |
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JP (1) | JP2013118822A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109122613A (zh) * | 2018-09-07 | 2019-01-04 | 湖北第二师范学院 | 一种智能钓鱼装置 |
-
2011
- 2011-12-06 JP JP2011266986A patent/JP2013118822A/ja active Pending
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