JPH1118652A - 釣 具 - Google Patents
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- JPH1118652A JPH1118652A JP18258797A JP18258797A JPH1118652A JP H1118652 A JPH1118652 A JP H1118652A JP 18258797 A JP18258797 A JP 18258797A JP 18258797 A JP18258797 A JP 18258797A JP H1118652 A JPH1118652 A JP H1118652A
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- fishing
- bait
- hook
- fishing tackle
- fish
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Abstract
(57)【要約】
【課題】餌の安易な流失および脱落を防止し、しかも容
易且つ確実に釣果を得ることが可能な釣具を提供する。 【解決手段】釣具30は、多数の孔部(半円孔部42、
円孔部46)を有する円筒状に形成された餌収容器31
と、前記餌収容器31を図示しない釣竿から垂下するテ
グス12とよりもどし52を介して結合する結合用糸5
0と、前記結合用糸50よりも長尺に構成され、一端が
前記結合用糸50と同様によりもどし52を介して前記
テグス12に結合され、前記孔部を介して前記餌収容器
31に変位自在に配設されるハリス54と、前記ハリス
54に緊締された複数の吸込み用釣針56および食わせ
用釣針58とから構成される。
易且つ確実に釣果を得ることが可能な釣具を提供する。 【解決手段】釣具30は、多数の孔部(半円孔部42、
円孔部46)を有する円筒状に形成された餌収容器31
と、前記餌収容器31を図示しない釣竿から垂下するテ
グス12とよりもどし52を介して結合する結合用糸5
0と、前記結合用糸50よりも長尺に構成され、一端が
前記結合用糸50と同様によりもどし52を介して前記
テグス12に結合され、前記孔部を介して前記餌収容器
31に変位自在に配設されるハリス54と、前記ハリス
54に緊締された複数の吸込み用釣針56および食わせ
用釣針58とから構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣具に関し、一層
詳細には、装填された餌の安易な流失および脱落を防止
し、しかも容易且つ確実に釣果を得ることが可能な釣具
に関する。
詳細には、装填された餌の安易な流失および脱落を防止
し、しかも容易且つ確実に釣果を得ることが可能な釣具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鯉等の魚を釣るための仕掛け
として、吸込み仕掛けが広く用いられている。この吸込
み仕掛け(以下、従来の吸込み仕掛けと記す)は、魚が
餌を食する時に吸い込みと吐き出しを繰り返す習性を利
用したもので、この仕掛けに取着された練り餌を魚が食
しようとする間に、自然に釣針が魚の口に引掛るように
構成されている。
として、吸込み仕掛けが広く用いられている。この吸込
み仕掛け(以下、従来の吸込み仕掛けと記す)は、魚が
餌を食する時に吸い込みと吐き出しを繰り返す習性を利
用したもので、この仕掛けに取着された練り餌を魚が食
しようとする間に、自然に釣針が魚の口に引掛るように
構成されている。
【0003】ここで、市販されている従来の吸込み仕掛
けの代表的な構造を図4に示す。すなわち、従来の吸込
み仕掛け10は、一端部にテグス12およびハリス14
を係着するための輪部22を有する針金と、この輪部2
2と一体的に構成され、他端部に近づくにしたがって直
径が徐々に大きくなるように、また、隣り合う針金同士
が所定の間隔を隔てるように針金を螺旋状に巻くことに
よって形成された螺旋状体20と、前記輪部22に係着
された複数のハリス14の先端に緊締される複数の釣針
16とから構成される。ここで、前記釣針16は、魚が
吸い込みやすいように、付け餌による釣り用の釣針より
も小さなサイズのものが用いられる。
けの代表的な構造を図4に示す。すなわち、従来の吸込
み仕掛け10は、一端部にテグス12およびハリス14
を係着するための輪部22を有する針金と、この輪部2
2と一体的に構成され、他端部に近づくにしたがって直
径が徐々に大きくなるように、また、隣り合う針金同士
が所定の間隔を隔てるように針金を螺旋状に巻くことに
よって形成された螺旋状体20と、前記輪部22に係着
された複数のハリス14の先端に緊締される複数の釣針
16とから構成される。ここで、前記釣針16は、魚が
吸い込みやすいように、付け餌による釣り用の釣針より
も小さなサイズのものが用いられる。
【0004】この従来の吸込み仕掛け10は、図示しな
い竿の先端から垂下するテグス12に結合され、釣り仕
掛けが構成される。ここで、この釣り仕掛けは、みゃく
釣り仕掛けとしても、うき釣り仕掛けとしても良く、さ
らには、投げ釣り仕掛けとしても良い。
い竿の先端から垂下するテグス12に結合され、釣り仕
掛けが構成される。ここで、この釣り仕掛けは、みゃく
釣り仕掛けとしても、うき釣り仕掛けとしても良く、さ
らには、投げ釣り仕掛けとしても良い。
【0005】前記従来の吸込み仕掛10への練り餌の取
着は、前記螺旋状体20および釣針16を図示しない練
り餌で覆うようにして団子状に固めることによって行
う。ここで、この練り餌を水中で程良く崩れる堅さに固
めることで、より良い釣果をあげられることが知られて
いる。
着は、前記螺旋状体20および釣針16を図示しない練
り餌で覆うようにして団子状に固めることによって行
う。ここで、この練り餌を水中で程良く崩れる堅さに固
めることで、より良い釣果をあげられることが知られて
いる。
【0006】しかし、練り餌を柔らかくすると、水中で
すぐに流失してしまい、また、ポイント(釣りの対象と
する魚がいる場所)が遠い場合には仕掛けを遠投するこ
とになるが、このとき、遠投の衝撃で練り餌が仕掛けか
ら外れてしまう可能性がある。従って、良い釣果をあげ
ることが期待される一方、餌の取着を頻繁に行う必要が
ある。
すぐに流失してしまい、また、ポイント(釣りの対象と
する魚がいる場所)が遠い場合には仕掛けを遠投するこ
とになるが、このとき、遠投の衝撃で練り餌が仕掛けか
ら外れてしまう可能性がある。従って、良い釣果をあげ
ることが期待される一方、餌の取着を頻繁に行う必要が
ある。
【0007】そこで、本発明者は、特願昭57−196
499号において、装填された練り餌が水中で適度に溶
け出すように構成された釣具を提案している。
499号において、装填された練り餌が水中で適度に溶
け出すように構成された釣具を提案している。
【0008】前記釣具は、円錐台状の筒体と、異なる長
さの釣り糸に緊締された釣針とから構成され、前記筒体
には、側壁部に条孔が設けられ、さらに、先端部には小
孔が、後端部には大きく開口する大孔が設けられるとと
もに、前記釣針は、釣り糸を介して前記筒体の頂部側壁
端部に設けられた孔に係着される。
さの釣り糸に緊締された釣針とから構成され、前記筒体
には、側壁部に条孔が設けられ、さらに、先端部には小
孔が、後端部には大きく開口する大孔が設けられるとと
もに、前記釣針は、釣り糸を介して前記筒体の頂部側壁
端部に設けられた孔に係着される。
【0009】ここで、前記筒体内に練り餌が装填された
前記釣具を水中に入れると、水流方向に対して小孔が上
流側を向き、大孔から練り餌が溶け出す。そして、練り
餌の臭気に引き寄せられた魚が練り餌を食しようとして
吸い込むと、前記釣針が魚の口に引掛ることになる。従
って、この釣具を用いることで、容易に釣果を得ること
ができる。
前記釣具を水中に入れると、水流方向に対して小孔が上
流側を向き、大孔から練り餌が溶け出す。そして、練り
餌の臭気に引き寄せられた魚が練り餌を食しようとして
吸い込むと、前記釣針が魚の口に引掛ることになる。従
って、この釣具を用いることで、容易に釣果を得ること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した釣具
においては、釣針を緊締した釣り糸が筒体に直接係着さ
れているため、魚が釣針を吸い込んだときに筒体も同時
に引っ張られる。そして、その重みが魚に伝わると、違
和感を感じた魚が釣針を吐き出してしまう。従って、魚
の警戒心が強いときには、釣果が落ちる懸念がある。
においては、釣針を緊締した釣り糸が筒体に直接係着さ
れているため、魚が釣針を吸い込んだときに筒体も同時
に引っ張られる。そして、その重みが魚に伝わると、違
和感を感じた魚が釣針を吐き出してしまう。従って、魚
の警戒心が強いときには、釣果が落ちる懸念がある。
【0011】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、餌の安易な流失および脱落を防止
し、しかも容易且つ確実に釣果を得ることが可能な釣具
を提供することを目的とする。
されたものであり、餌の安易な流失および脱落を防止
し、しかも容易且つ確実に釣果を得ることが可能な釣具
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る釣具は、餌を装填するための多数の
孔部を有する円筒状に形成された餌収容器と、前記餌収
容器を釣竿から垂下するテグスと結合して懸吊保持する
結合用糸と、前記結合用糸よりも長尺に構成され、一端
が前記テグスと結合され、前記孔部を介して前記餌収容
器に変位自在に配設される複数のハリスと、前記ハリス
の他端に緊締された複数の釣針と、から構成される。
めに、本発明に係る釣具は、餌を装填するための多数の
孔部を有する円筒状に形成された餌収容器と、前記餌収
容器を釣竿から垂下するテグスと結合して懸吊保持する
結合用糸と、前記結合用糸よりも長尺に構成され、一端
が前記テグスと結合され、前記孔部を介して前記餌収容
器に変位自在に配設される複数のハリスと、前記ハリス
の他端に緊締された複数の釣針と、から構成される。
【0013】そして、本発明に係る釣具によれば、餌の
安易な流失および脱落を防止し、しかも容易且つ確実に
釣果を得ることが可能となる。
安易な流失および脱落を防止し、しかも容易且つ確実に
釣果を得ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る釣具の好適な
実施の形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、図4の構成要素と同一の構成要素には同一の
参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、図4の構成要素と同一の構成要素には同一の
参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0015】図1および図2に、本実施の形態に係る釣
具30を示す。すなわち、この釣具30は、練り餌を装
填するための円筒状に形成された餌収容器31と、前記
餌収容器31に配設される5本のハリス54と、前記ハ
リス54に緊締される3本の吸込み用釣針56および2
本の食わせ用釣針58と、前記餌収容器31を図示しな
い釣竿から垂下するテグス12と結合するための結合用
糸50とから構成される。
具30を示す。すなわち、この釣具30は、練り餌を装
填するための円筒状に形成された餌収容器31と、前記
餌収容器31に配設される5本のハリス54と、前記ハ
リス54に緊締される3本の吸込み用釣針56および2
本の食わせ用釣針58と、前記餌収容器31を図示しな
い釣竿から垂下するテグス12と結合するための結合用
糸50とから構成される。
【0016】前記餌収容器31は、円筒状に構成され、
該餌収容器31の円周方向の側壁を形成する側壁部32
を有し、この側壁部32の先端は前壁38によって閉塞
され、後端は開口されて開口部34として形成される。
ここで、この餌収容器31を構成する材質としては、塩
化ビニル等の合成樹脂が用いられるが、ステンレススチ
ール等の金属を用いるようにしてもよい。また、この餌
収容器31の大きさは、対象とする魚または環境に応じ
て適宜選択することができるが、好ましくは、長さが4
0mm、直径が40mm、厚さが2mmである。
該餌収容器31の円周方向の側壁を形成する側壁部32
を有し、この側壁部32の先端は前壁38によって閉塞
され、後端は開口されて開口部34として形成される。
ここで、この餌収容器31を構成する材質としては、塩
化ビニル等の合成樹脂が用いられるが、ステンレススチ
ール等の金属を用いるようにしてもよい。また、この餌
収容器31の大きさは、対象とする魚または環境に応じ
て適宜選択することができるが、好ましくは、長さが4
0mm、直径が40mm、厚さが2mmである。
【0017】前記側壁部32には、その上部に2つの孔
部40を形成し、該孔部40は、複数のハリス54およ
び結合用糸50を自由に通すことが可能な程度の大きさ
で形成される。
部40を形成し、該孔部40は、複数のハリス54およ
び結合用糸50を自由に通すことが可能な程度の大きさ
で形成される。
【0018】また、前記側壁部32は、側部および下部
に複数の半円孔部42を有する。この半円孔部42は、
後述する練り餌の脱落防止のために内方向に屈曲するこ
とによってその開口部が半円形状に形成される。この場
合、この半円孔部42は、餌収容器31内に装填された
練り餌が適度に溶け出される大きさとされ、好ましく
は、直径が約5mmの半円形状である。実際、本実施の
形態では、この半円孔部42は、前記側壁部32に12
個、等間隔に形成されている。
に複数の半円孔部42を有する。この半円孔部42は、
後述する練り餌の脱落防止のために内方向に屈曲するこ
とによってその開口部が半円形状に形成される。この場
合、この半円孔部42は、餌収容器31内に装填された
練り餌が適度に溶け出される大きさとされ、好ましく
は、直径が約5mmの半円形状である。実際、本実施の
形態では、この半円孔部42は、前記側壁部32に12
個、等間隔に形成されている。
【0019】また、前記側壁部32は、前記のように、
後端側上部が切り欠かれて開口部34が形成され、最後
端の隅角部に、2つの小孔部44を形成する。この小孔
部44は、ハリス54を自由に通すことができる程度の
大きさで形成する。
後端側上部が切り欠かれて開口部34が形成され、最後
端の隅角部に、2つの小孔部44を形成する。この小孔
部44は、ハリス54を自由に通すことができる程度の
大きさで形成する。
【0020】前記前壁38には、円形状に形成された複
数(例えば、4つ)の円孔部46が形成される。この円
孔部46は、前記半円孔部42と同じ直径で形成され
る。
数(例えば、4つ)の円孔部46が形成される。この円
孔部46は、前記半円孔部42と同じ直径で形成され
る。
【0021】前記結合用糸50は、一端がよりもどし5
2を介して図示しない釣竿から垂下するテグス12に結
合され、他端が孔部40に係着されることにより、餌収
容器31を懸吊保持する。そして、この結合用糸50
は、その上部においてゴム管53によって後述するハリ
ス54と一まとめにされる。ここで、この結合用糸50
には、ハリス54と同じ種類の釣り糸を用いてもよい。
また、この結合用糸50の長さは、好ましくは約15c
mである。
2を介して図示しない釣竿から垂下するテグス12に結
合され、他端が孔部40に係着されることにより、餌収
容器31を懸吊保持する。そして、この結合用糸50
は、その上部においてゴム管53によって後述するハリ
ス54と一まとめにされる。ここで、この結合用糸50
には、ハリス54と同じ種類の釣り糸を用いてもよい。
また、この結合用糸50の長さは、好ましくは約15c
mである。
【0022】前記ハリス54は、前記結合用糸50より
も長尺に構成され、前記結合用糸50と同様に、一端が
よりもどし52を介してテグス12に結合され、前記ゴ
ム管53によって一まとめにされる。そして、前記ハリ
ス54は、孔部40を通って餌収容器31内に導入さ
れ、そのうちの1本は、そのまま餌収容器31内に導入
された状態とし、また、他の2本は、開口部34を通っ
て餌収容器31外に導出された後、それぞれ小孔部44
を通って再び餌収容器31内に導入され、また、さらに
他の2本は、半円孔部42を通って餌収容器31外に導
出された状態とする。つまり、前記ハリス54は前記餌
収容器31に対して変位自在に構成されると共に、他端
は、常に餌収容器31の内部または周囲に互いに適度に
離間しながら散在するものとする。
も長尺に構成され、前記結合用糸50と同様に、一端が
よりもどし52を介してテグス12に結合され、前記ゴ
ム管53によって一まとめにされる。そして、前記ハリ
ス54は、孔部40を通って餌収容器31内に導入さ
れ、そのうちの1本は、そのまま餌収容器31内に導入
された状態とし、また、他の2本は、開口部34を通っ
て餌収容器31外に導出された後、それぞれ小孔部44
を通って再び餌収容器31内に導入され、また、さらに
他の2本は、半円孔部42を通って餌収容器31外に導
出された状態とする。つまり、前記ハリス54は前記餌
収容器31に対して変位自在に構成されると共に、他端
は、常に餌収容器31の内部または周囲に互いに適度に
離間しながら散在するものとする。
【0023】ここで、前記ハリス54のうち、半円孔部
42を通って餌収容器31外に導出される2本には、他
端に食わせ用釣針58が緊締され、他の3本には、他端
に吸込み用釣針56が緊締される。そして、後述する餌
の装着時には、前記吸込み用釣針56は開口部34から
餌収容器31内に導入された状態とされ、前記食わせ用
釣針58は餌収容器31から適度に離間して導出された
状態とされるので、前記ハリス54は、それぞれその目
的に応じた長さが選択される。
42を通って餌収容器31外に導出される2本には、他
端に食わせ用釣針58が緊締され、他の3本には、他端
に吸込み用釣針56が緊締される。そして、後述する餌
の装着時には、前記吸込み用釣針56は開口部34から
餌収容器31内に導入された状態とされ、前記食わせ用
釣針58は餌収容器31から適度に離間して導出された
状態とされるので、前記ハリス54は、それぞれその目
的に応じた長さが選択される。
【0024】前記吸込み用釣針56および食わせ用釣針
58は、前記ハリス54の他端に緊締され、前記餌収容
器31の内部または周囲に互いに適度に離間しながら散
在する。そして、前記吸込み用釣針56には、魚が吸い
込みやすいように、前記食わせ用釣針58よりも小さな
サイズの釣針が用いられる。本実施の形態では、吸込み
用釣針56は3つ、食わせ用釣針58は2つ用いるよう
にしているが、それぞれの釣針の数は適宜に選択するこ
とが可能なことは言うまでもない。
58は、前記ハリス54の他端に緊締され、前記餌収容
器31の内部または周囲に互いに適度に離間しながら散
在する。そして、前記吸込み用釣針56には、魚が吸い
込みやすいように、前記食わせ用釣針58よりも小さな
サイズの釣針が用いられる。本実施の形態では、吸込み
用釣針56は3つ、食わせ用釣針58は2つ用いるよう
にしているが、それぞれの釣針の数は適宜に選択するこ
とが可能なことは言うまでもない。
【0025】次に、本実施の形態に係る釣具30の使用
形態を説明する。
形態を説明する。
【0026】図3に示すように、餌収容器31への練り
餌60の装填は、適当な堅さに練られた練り餌60を、
吸込み用釣針56を包み込むようにして開口部34から
充填することによって行う。また、食わせ用釣針58に
は、生き餌(ミミズ等)や芋切干等の付け餌62が取着
される。
餌60の装填は、適当な堅さに練られた練り餌60を、
吸込み用釣針56を包み込むようにして開口部34から
充填することによって行う。また、食わせ用釣針58に
は、生き餌(ミミズ等)や芋切干等の付け餌62が取着
される。
【0027】練り餌60が装填された釣具30を水中に
入れると、この練り餌60が開口部34、半円孔部42
および円孔部46から適度に溶け出す。ここで、前記練
り餌60は餌収容器31内に装填されているため、安易
に流失することがない。また、前記半円孔部42の内方
向に屈曲する部位によって、前記練り餌60の脱落が防
止される。
入れると、この練り餌60が開口部34、半円孔部42
および円孔部46から適度に溶け出す。ここで、前記練
り餌60は餌収容器31内に装填されているため、安易
に流失することがない。また、前記半円孔部42の内方
向に屈曲する部位によって、前記練り餌60の脱落が防
止される。
【0028】そして、前記練り餌60の臭気を感じて魚
が集まり、開口部34から露呈したこの練り餌60を食
しようとして、練り餌60と同時に吸込み用釣針56も
吸い込むことにより、吸込み用釣針56が魚の口に引掛
る。
が集まり、開口部34から露呈したこの練り餌60を食
しようとして、練り餌60と同時に吸込み用釣針56も
吸い込むことにより、吸込み用釣針56が魚の口に引掛
る。
【0029】また、前記食わせ用釣針58には付け餌6
2が取着されているため、これによって前記練り餌60
に集まった大型の魚を狙うことが可能となる。
2が取着されているため、これによって前記練り餌60
に集まった大型の魚を狙うことが可能となる。
【0030】ここで、吸込み用釣針56および食わせ用
釣針58を緊締するハリス54は、餌収容器31には係
着されずにテグス12に直接結合されているため、魚に
違和感を与えることなく吸込み用釣針56または食わせ
用釣針58を餌と共に吸い込ませることができる。すな
わち、魚の吸い込み量に応じて吸込み用釣針56または
食わせ用釣針58は吸い込まれるに至るが、従来技術の
ものでは筒体側壁部から釣針までの距離が短く、魚の吸
い込み程度によっては釣針の吸い込みが十分ではなかっ
たのに対し、本発明では、よりもどし52に釣針56、
58の基点があるため、相当な距離吸い込ませることが
できる。また、魚信はハリス54、テグス12、釣竿を
介して直接釣り人に伝わるため、釣り人は容易にあわせ
を行うことができる。
釣針58を緊締するハリス54は、餌収容器31には係
着されずにテグス12に直接結合されているため、魚に
違和感を与えることなく吸込み用釣針56または食わせ
用釣針58を餌と共に吸い込ませることができる。すな
わち、魚の吸い込み量に応じて吸込み用釣針56または
食わせ用釣針58は吸い込まれるに至るが、従来技術の
ものでは筒体側壁部から釣針までの距離が短く、魚の吸
い込み程度によっては釣針の吸い込みが十分ではなかっ
たのに対し、本発明では、よりもどし52に釣針56、
58の基点があるため、相当な距離吸い込ませることが
できる。また、魚信はハリス54、テグス12、釣竿を
介して直接釣り人に伝わるため、釣り人は容易にあわせ
を行うことができる。
【0031】以上、本発明に係る釣具の実施の形態を説
明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおい
て、種々の変更、改良等を加えることができる。
明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおい
て、種々の変更、改良等を加えることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る釣具によれば、餌の安易な
流失および脱落を防止することができるため、餌の頻繁
な装填が不要となり、また、魚に違和感を与えることな
く釣針を吸い込ませることができるため、容易且つ確実
に釣果を得ることが可能となる。
流失および脱落を防止することができるため、餌の頻繁
な装填が不要となり、また、魚に違和感を与えることな
く釣針を吸い込ませることができるため、容易且つ確実
に釣果を得ることが可能となる。
【図1】本実施の形態に係る釣具を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る釣具の開口部側から見た正
面図である。
面図である。
【図3】本実施の形態に係る釣具に餌を装着した状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】従来の吸込み仕掛けを示す斜視図である。
10…従来の吸込み仕掛け 12…テグス 14…ハリス 16…釣針 20…螺旋状体 22…輪部 30…釣具 31…餌収容器 32…側壁部 34…開口部 38…前壁 40…孔部 42…半円孔部 44…小孔部 46…円孔部 50…結合用糸 52…よりもどし 53…ゴム管 54…ハリス 56…吸込み用釣
針 58…食わせ用釣針 60…練り餌 62…付け餌
針 58…食わせ用釣針 60…練り餌 62…付け餌
Claims (1)
- 【請求項1】餌を装填するための多数の孔部を有する円
筒状に形成された餌収容器と、 前記餌収容器を釣竿から垂下するテグスと結合して懸吊
保持する結合用糸と、 前記結合用糸よりも長尺に構成され、一端が前記テグス
と結合され、前記孔部を介して前記餌収容器に変位自在
に配設される複数のハリスと、 前記ハリスの他端に緊締された複数の釣針と、 から構成されることを特徴とする釣具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18258797A JPH1118652A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 釣 具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18258797A JPH1118652A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 釣 具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1118652A true JPH1118652A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16120904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18258797A Pending JPH1118652A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 釣 具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1118652A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6594943B1 (en) * | 2001-08-13 | 2003-07-22 | Line Twist Solutions, Inc. | Fishing line twist removal apparatus and method |
CN102388094A (zh) * | 2009-04-06 | 2012-03-21 | 日立化成工业株式会社 | 丝素蛋白多孔质体的制造方法 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18258797A patent/JPH1118652A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6594943B1 (en) * | 2001-08-13 | 2003-07-22 | Line Twist Solutions, Inc. | Fishing line twist removal apparatus and method |
CN102388094A (zh) * | 2009-04-06 | 2012-03-21 | 日立化成工业株式会社 | 丝素蛋白多孔质体的制造方法 |
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