JP2009253156A - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】占有面積の抑制が可能な半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板51に行列状に配された素子を有するメモリセルアレイ5と、メモリセルアレイ5の行又は列に沿って、メモリセルアレイ5上でライン&スペースのパターンを有して素子と接続したワード線21と、メモリセルアレイ5の外側に、ライン&スペースのパターンでワード線21が延在された第1の部分23a、これに平行でワード線21の幅より広い幅の第3の部分23c、第1の部分23aの端部にほぼ90度で接続しスペースに相当する長さを有して第3の部分23cの端部に接続する第2の部分23bを有し、第1の部分23aと第3の部分23cの対向内側の間隔がスペースに相当し、隣接する別の第1の部分23aの端部と第3の部分23cを隔てる間隔がスペースに相当するワード線引出部22と、第3の部分23cに接続されたワード線コンタクト25とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクトプラグ等を有する半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法に関する。
半導体記憶装置のうち、半導体不揮発性メモリ、とりわけ一括電気的消去及び書き込み可能なフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory、以下、フラッシュメモリ)は、利用分野の広がりと相まって、ビットコスト(1ビット当たりの価格)の低減が求められている。
ビットコストの低減に対応するため、メモリセルの微細化、最小加工寸法のライン・アンド・スペース(以下、ライン&スペースという)のパターンに基づくワード線の形成等が進められる。微細化に伴い、フォトリソグラフィの加工マージンは小さくなっており、異なる配線層間の接続部、つまり、コンタクトホールまたはビアホール(以下、コンタクトホールという)を形成して、導電体で埋め込んだコンタクトプラグまたはビアプラグ(以下、コンタクトプラグという)を確実に形成することは難しくなっている。
そこで、例えば、アレイ状の複数の素子から構成されるセルアレイと、セルアレイ上に配置されるライン&スペースのパターンを有する複数の導電線と、複数の導電線よりも上に形成される複数の引出線と、導電線と引出線とを接続するコンタクトホールとを備え、導電線の一端は、導電線のうちの一つから他の一つに向かうに従って、順次、セルアレイの端部から離れていき、コンタクトホールは、導電線の一端に配置され、コンタクトホールのサイズが導電線の幅よりも大きくなるようにフリンジが設けられた半導体集積回路すなわち半導体記憶装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
開示された方法は、一定の領域のセルアレイをまとめて、例えば、ブロックとして、連続する交互のブロック毎に、それぞれ反対方向にワード線引出エリアを設けて、ワード線引出部のライン幅及びスペースが、セルアレイ上のライン&スペースより拡大されて、ワード線ドライバと接続する技術である。そのために、ワード線引出エリアの面積が大きく必要であり、ビットコストの低減に限界があるという問題を有している。
特開2007−194496号公報(第7頁、図7)
本発明は、占有面積の抑制が可能な半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様の半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に行列状に配置された素子を有するセルアレイと、前記セルアレイの前記行または列に沿って、前記セルアレイ上でライン・アンド・スペースのパターンを有して前記素子と接続した第1の導電線と、前記セルアレイの外側の前記半導体基板の表面に、前記ライン・アンド・スペースのパターンを有して前記第1の導電線が延在された第1の部分、前記第1の部分に平行で前記第1の導電線の幅より広い幅の第3の部分、前記第1の部分の端部にほぼ90度をなして接続し前記スペースに相当する長さを有して前記第3の部分の端部に接続する第2の部分を有し、前記第1の部分と前記第3の部分の相対向する内側の間隔が前記スペースに相当し、隣接する別の第1の部分の端部と前記第3の部分を隔てる間隔が前記スペースに相当する第2の導電線と、前記第3の部分に接続されたコンタクトプラグとを備えていることを特徴とする。
また、本発明の別態様の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の表面の素子分離領域の上に、ライン・アンド・スペースのパターンを有して配置された第1の導電線を延長し、前記第1の導電線の幅で形成された互いに隣接する任意の第1の部分及び第1の隣接部分を有し、前記第1の隣接部分の端部が、前記第1の部分の端部に対して、前記第1の導電線の幅と前記第1の導電線間のスペースとの合計からなるピッチを超えた距離だけ前記第1の導電線に近い側にあり、前記第1の部分にほぼ垂直な前記第1の導電線の幅とほぼ同じ第2の部分が、前記第1の部分の端部から前記第1の隣接部分の側に張り出し、前記第2の部分にほぼ垂直な前記第1の導電線の幅より広い第3の部分が、前記第2の部分の端部から前記第1の部分に対して前記スペースを隔てて前記第1の隣接部分の端部に接続された導電線引出予定部を形成する工程と、前記第1の隣接部分の端部に隣接した前記第3の部分の一部を幅方向に除去し、前記スペースを形成して、前記第1の部分の端部に前記第2の部分及び残された前記第3の部分でL字形が形成された個々の導電線引出部を形成する工程と、前記導電線引出部を被うように層間絶縁膜を形成し、前記導電線引出部の前記第3の部分上に、前記層間絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、占有面積の抑制が可能な半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法を提供することが可能である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。各図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。
本発明の実施例に係る、例えば、NAND型フラッシュメモリである半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法について、図1乃至図4を参照しながら説明する。図1は半導体記憶装置の構造を模式的に示す図で、図1(a)はメモリセルアレイ及びワード線引出エリア等を示す平面図、図1(b)はワード線引出部先端の拡大図、図1(c)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。図2は半導体記憶装置の製造方法を工程順に模式的に示す部分的な平面図である。図3は、図2に続く、半導体記憶装置の製造方法を工程順に模式的に示す部分的な平面図である。図4は、図3に続く、半導体記憶装置の製造方法を模式的に示す部分的な平面図である。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、半導体基板51と、半導体基板51の表面に行列状に配置された素子であるメモリセル15を有するセルアレイであるメモリセルアレイ5と、ライン&スペースのパターンを有して配置された第1の導電線であるワード線21及び第2の導電線であるワード線引出部22と、ワード線引出部22の先端の第3の部分23cに接続されたコンタクトプラグであるワード線コンタクト25とを備えている。更に、ワード線コンタクト25は、他端を引出線27と接続されている。引出線27の他端は、選択されたワード線を駆動するワード線ドライバ9と接続されている。なお、ワード線ドライバ9は、一方の側(図面の右側)に配置される例を示すが、図面の左側に引出線を配してその先に接続されてもよいし、両側に配置されることも可能である。
半導体基板51は、例えば、シリコン基板であって、その表面には、メモリセル15となる素子が形成されている。メモリセル15は、周知の制御ゲート(図示略)と半導体基板51との間に浮遊ゲート(図示略)を設けた二重ゲート構造を有するMOS(Metal Oxide Semiconductor)型トランジスタ(図示略)である。
図1(a)に示すように、メモリセル15は、素子領域11とワード線21の交点位置の半導体基板51上に1つずつ配列されている。素子領域11は、ソースまたはドレイン等となる拡散領域等を有して、素子分離領域53で分離されている。ワード線21は、メモリセル15の制御ゲートを接続し、平面図的には素子領域11とほぼ直交する位置にある。ワード線21は、複数本が等しい幅及び等しいスペース(隣接する2本のワード線の対向する面の間隔をいう)で並行に配置されたライン&スペースのパターンをなしている。つまり、ワード線21は、連続する1つの幅及び1つスペースの和であるピッチが等しく配列されている。
複数本が配列されたワード線21の両外側には、選択トランジスタ(図示略)のゲート電極を接続した選択ゲート線31が、ワード線21同士の間隔と同様な間隔をおいて、ワード線21に並行に配列されている。選択ゲート線31は、ワード線21の幅より広い。選択ゲート線31の両外側には、それぞれ、ソースコンタクト13a及びビット線コンタクト13bが形成されて、上層の配線と接続されている。選択ゲート線31は、ワード線21では分離していた制御ゲートと浮遊ゲートとを電気的に接続した構成とすることが可能である。
メモリセルアレイ5は、メモリセル15、選択トランジスタ、選択ゲート線31、ソースコンタクト13a、及びビット線コンタクト13b等から構成される。
メモリセルアレイ5に隣接して、ワード線引出エリア7が配設されている。ワード線引出エリア7は、素子分離領域53上に形成されている。ワード線21は、平面図的には、ワード線引出エリア7に直線的に伸長して、ワード線引出部22となり、ワード線引出部22の端部は、L字形に形成されている。従って、ワード線引出部22の直線的に伸長した第1の部分23aの幅は、ワード線21の幅とほぼ同様であり、隣接するワード線引出部22とのスペースは、ワード線21のスペースとほぼ同様である。ワード線引出部22は、ワード線21では分離していた制御ゲートと浮遊ゲートとを電気的に接続した構成とすることが可能である。
図1(b)に示すように、ワード線引出部22の先端は、第1の部分23aの端部に接続し、第1の部分23aに対してほぼ90度をなし、長さがスペースに相当する第2の部分23bと、第2の部分23bに接続し、第2の部分23bに対してほぼ90度をなす第3の部分23cとで構成されるL字形をなしている。第3の部分23cは第1の部分23aの部分の幅より、例えば、10〜30%程度大きな幅を有する矩形であり、第2の部分23bは、第1の部分23aと第3の部分23cとを接続し、第1の部分23aの幅とほぼ同様な矩形である。第1の部分23aと第3の部分23cとの対向する内側の面の間隔は、ワード線引出部22のライン&スペースのスペースとほぼ等しい。
並列されたワード線引出部22のL字形の先端部は、第1の部分23aに対して、一方の側、例えば、図1(a)の平面図では、下側にL字の先端が張り出すように形成されている。隣接する2本のワード線引出部22の内、上側のワード線引出部22の第3の部分23cの内側の面は、下側のワード線引出部22の第1の部分23aの上側の側面の延長面上にほぼ存在している。つまり、上側のワード線引出部22は、下側のワード線引出部22より長く、その差は、上側の第3の部分23cと下側のワード線引出部22の第1の部分23aとを隔てるスペースに、上側の第3の部分23cの長さを加えた寸法にほぼ等しい。上側のワード線引出部22の第3の部分23cと下側のワード線引出部22の第1の部分23aとを隔てるスペースは、上下に並列されたワード線引出部22の第1の部分23aのスペース、すなわち、ワード線引出部22のライン&スペースのスペースとほぼ等しい。
ワード線引出部22の第3の部分23cは、ワード線コンタクト25を介して、上層にある引出線27の一端に接続されている。図1(c)に示すように、ワード線引出部22は、例えば、素子分離領域53の上に形成されており、素子分離領域53及びワード線引出部22等は、層間絶縁膜24で被われている。ワード線引出部22の第3の部分23cには、層間絶縁膜24を貫通したワード線コンタクト25が形成され、ワード線コンタクト25の他端は引出線27に接続されている。第3の部分23cは、ワード線引出部22の第1の部分23aの幅と同程度の大きさの径を有する円柱状のワード線コンタクト25に対して、余裕のある大きさを有しているので、ワード線コンタクト25の位置ずれに対して余裕度が大きく、接続不良を抑制することが可能である。なお、ワード線コンタクト25は、円柱状以外の、例えば、角柱状、楕円柱状等であってもよい。
ワード線引出部22の1段上層の配線層に形成された引出線27は、ワード線引出部22の第1の部分23aと同様な幅及びスペースを有して、ワード線引出部22の柄の部分と同様な方向に配設され、他端がワード線ドライバ9に接続されている。引出線27は、ワード線コンタクト25と一体的に形成されているので、加工位置が少しずれても、ワード線コンタクト25との接続が不安定になることは少ない。引出線27のワード線コンタクト25との接続部を第3の部分23cに相当する程度に大きく形成し、加工位置のずれに対して余裕を持たせることは可能である。
選択ゲート線31は、平面図的には、ワード線引出エリア7に直線的に伸長して、選択ゲート線引出部33となり、選択ゲート線引出部33の端部は、直線的な形状に形成されている。従って、選択ゲート線引出部33の幅は、選択ゲート線31の幅とほぼ同様であり、隣接するワード線引出部22とのスペースは、選択ゲート線31とワード線21とのスペースとほぼ同様である。
選択ゲート線引出部33の端部は、選択ゲート線コンタクト35を介して、1段上層にある引出線37の一端に接続されている。選択ゲート線引出部33は、ワード線引出部22の幅より大きく、選択ゲート線コンタクト35の径に対して、余裕のある大きさを有しているので、選択ゲート線コンタクト35の位置ずれに対して余裕度は大きい。引出線37は、選択ゲート線コンタクト35との接続位置から、平面図的には、ワード線引出部22のL字形の張り出した方向と同じ方向に伸び、90度曲げて、引出線27と平行に伸びて、他端がワード線ドライバ9に接続されている。引出線37と引出線27とのスペースは、選択ゲート線引出部33とワード線引出部22とのスペースとほぼ同じである。
次に、半導体記憶装置1の製造方法について説明する。図2乃至図4に示す平面図は、図1(a)に2点鎖線で示す領域41のワード線引出部22、ワード線コンタクト25、及び引出線27等に対応する。
図2(a)に示すように、半導体基板51の表面の素子分離領域53の上に、ワード線引出部22となる予定の多結晶シリコン、タングステンシリサイド等の積層構造が形成され、積層構造の上に、図示を省略するが、マスク材となる、例えば、TEOS(Tetra Ethoxy Silane)系のシリコン酸化膜からなる絶縁膜及びレジストを形成し、レジストに、領域41の左上半部にライン&スペースとなるパターン、及び領域41の右下半部に階段状の抜きパターンを形成して、パターニングされたレジストをマスクとして、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)法で絶縁膜をエッチングし、その後、レジスト及び絶縁膜をマスクとして、RIE法でワード線引出層を同様な方法でエッチングする。そして、導電線引出予定部であるワード線引出予定部22aが形成される。
ワード線引出予定部22aは、隣接する2本のワード線引出部22となる予定の部分が互いに接続された状態である。つまり、一方のワード線引出部22の第3の部分23cと他方のワード線引出部22の第1の部分23aとが互いに接続された状態である。ただし、一方の端部、図2(a)の最下段のワード線引出部22となる予定の部分は、第3の部分23cまで接続されている。なお、メモリセルアレイ5のワード線21等の加工は、ワード線引出予定部22aの加工と同時に行うことが可能である。
領域41の左上半部のライン&スペースをなす部分は、工程能力の限界乃至限界に近い程度に微細化が可能である。領域41の右下半部の階段状をなす部分は、ライン&スペースをなす部分ほどには、加工精度を必要とせず、最終的なワード線引出部22が細くなり過ぎない程度に余裕を取って形成しておくことは可能である。
図2(b)に示すように、ワード線引出予定部22a等の上部に、TEOS系のシリコン酸化膜からなる絶縁膜及びレジスト61を形成し、互いに隣接する一方のワード線引出部22となる予定の第3の部分23cと、他方のワード線引出部22となる予定の第1の部分23aとを分離するために、または、第3の部分23cの長さを調整するために、縦長の矩形をなす開口62、すなわち、レジスト61の抜きパターンが、右上から左下方向に階段状に形成される。
開口62は、第3の部分23cの上に、縦長の矩形の対向する長辺がかかるように形成されている。つまり、開口62の縦長の矩形の一方の短辺は、対向する第1の部分23aの間のスペース上にあり、他方の短辺は、第2の部分23bまたは第3の部分23cのワード線21とは反対の外側上部、または、相当する位置にある。
図3(a)に示すように、パターニングされたレジスト61をマスクとして、例えば、RIE法で絶縁膜をエッチングし、その後、レジスト61及び絶縁膜をマスクとして、RIE法でワード線引出予定部22aをエッチングし、ワード線引出部22が形成される。接続されていたワード線引出予定部22aは、個々のワード線引出部22として分離される。その結果、メモリセルアレイ5と反対側のワード線引出部22の先端は、一方の先端がワード線21の方向を向いたL字形を有する形状に形成され、L字形の先端の第3の部分23cは、第1の部分23aの幅より10〜30%程度大きな縦横の寸法を有する矩形が形成される。なお、ワード線引出部22の上に絶縁膜が残されていても差し支えない。
図3(b)に示すように、ワード線引出部22等の上に、例えば、TEOS系のシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜24が形成され、層間絶縁膜24の表面が平坦化された後、層間絶縁膜24の表面から、第3の部分23cに至るワード線コンタクト25を形成するためのコンタクトホール25aが形成される。コンタクトホール25aは、図示を省略するが、例えば、層間絶縁膜24の表面にレジストを形成し、パターニングされたレジストをマスクとして、RIE法により異方性エッチングして形成される。
図4に示すように、コンタクトホール25aを埋めて、層間絶縁膜24の表面を被うように、例えば、タングステン及びタングステン化合物等からなる配線用のメタルが堆積され、配線用のメタルの表面が平坦化された後、図示を省略するが、例えば、配線用のメタルの表面にレジストを形成し、パターニングされたレジストをマスクとして、RIE法により異方性エッチングして引出線27が形成される。引出線27の一端は、コンタクトホール25aを埋めて形成されたワード線コンタクト25と一体的に接続され、他端がワード線ドライバ9方向に延長されている。引出線27は、ワード線引出部22の上層にあって、ワード線引出部22の第1の部分23aとほぼ平行に直線状に伸びている。なお、ワード線コンタクト25及び引出線27は、タングステン及びタングステン化合物の他に、銅、アルミニウム等の金属または金属化合物等で構成することが可能である。
なお、ワード線引出エリア7の中の領域41のワード線引出部22、ワード線コンタクト25、及び引出線27等の製造方法について説明したが、これらの工程は、半導体記憶装置1の他の部分の製造工程と整合を取りつつ進められるのはいうまでもない。
その後、周知の方法により、必要に応じた更なる配線、層間絶縁膜、表面保護膜、及びパッド部の形成等が行われ、半導体記憶装置1が完成する。
上述したように、幅が微細なワード線引出部22、間隔が微細なワード線引出部22間のスペース、及び隣接する一方のワード線引出部22の第3の部分23cと他方のワード線引出部22の第1の部分23aとの間のスペースは、ライン&スペースのパターンに基づいて形成されている。これは、フォトリソグラフィの光の回折の影響を受ける程度に微細化されると、パターンの、特に、エッジでは、マスク上のパターン形状を厳密に補正しないと、所望のパターンが得られなくなり、しかも、補正されたマスクパターンを持ってしても、微細なスペースを介して分離されるパターンの製造歩留を維持することが難しくなるという経験等に基づいている。
つまり、パターン形状の補正を比較的容易に行うことが可能なライン&スペースのパターンを使用して、まず、ワード線引出部22が接続された形状を有するワード線引出予定部22aを形成し、次に、ワード線引出部22を、ライン&スペースのパターンを使用して、しかも、再現性のよい矩形をなす開口62の長辺部分をパターンの分離に使用する方法を採用した。
その結果、隣接する一方のワード線引出部22のワード線引出部22の第3の部分23cは、他方のワード線引出部22の第1の部分23aとは、工程能力の限界乃至限界に近い程度に微細化されたスペースを隔てて、分離可能となる。しかも、分離の再現性が良い。第3の部分23cは、ワード線引出部22の幅より大きな寸法を有しているので、ワード線コンタクト25との接続はより確実に行うことが可能となる。つまり、ワード線引出エリア7の占有面積は抑制される。この小さな面積のワード線引出エリア7を有する半導体記憶装置1の占有面積も抑制されることになる。その上、フォトリソグラフィ工程での製造歩留が向上することによって、半導体記憶装置1の製造歩留の向上が可能となる。
また、ワード線引出部22の配列ピッチは、ワード線15の配列ピッチとほぼ同じに形成することが可能で、引出線27の配列ピッチもほぼ同じに形成でき、ワード線ドライバ9の占有面積も抑制することが可能となる。その結果、ワード線ドライバ9を素子領域11に対して、一方の側、例えば右側に形成することが可能となる。
また、2つの工程に分けられるので、2枚のマスクが必要となるが、それぞれのマスク作成において、複雑なOPC(Optical Proximity Correction、光近接効果補正)処理等が簡略化できるので、マスクパターン作成の時間短縮等が可能となる。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々、変形して実施することができる。
例えば、実施例では、ワード線引出部に適用する例を示したが、ライン&スペースのパターンをなして配列されるビット線またはソース/ドレインに接続されるビット線引出部またはソース/ドレイン引出部等に適用することは可能である。
また、実施例では、NAND型フラッシュメモリである半導体記憶装置に適用する例を示したが、ワード線等の導電線がライン&スペースのパターンをなして配列され、それぞれの端部にコンタクトを形成する構造等を有する他の半導体記憶装置、半導体装置等に適用することは可能である。
本発明の実施例に係る半導体記憶装置の構造を模式的に示す図で、図1(a)はメモリセルアレイ及びワード線引出エリア等を示す平面図、図1(b)はワード線引出部先端の拡大図、図1(c)は図1(a)のA−A線に沿った断面図。 本発明の実施例に係る半導体記憶装置の製造方法を工程順に模式的に示す部分的な平面図。 本発明の実施例に係る半導体記憶装置の図2に続く製造方法を工程順に模式的に示す部分的な平面図。 本発明の実施例に係る半導体記憶装置の図3に続く製造方法を模式的に示す部分的な平面図。
符号の説明
1 半導体記憶装置
5 メモリセルアレイ
7 ワード線引出エリア
9 ワード線ドライバ
11 素子領域
13a ソースコンタクト
13b ビット線コンタクト
15 メモリセル
21 ワード線
22 ワード線引出部
23a 第1の部分
23b 第2の部分
23c 第3の部分
24 層間絶縁膜
25 ワード線コンタクト
27、37 引出線
31 選択ゲート線
33 選択ゲート線引出部
35 選択ゲート線コンタクト
41 領域
51 半導体基板
53 素子分離領域
61 レジスト
62 開口

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に行列状に配置された素子を有するセルアレイと、
    前記セルアレイの前記行または列に沿って、前記セルアレイ上でライン・アンド・スペースのパターンを有して前記素子と接続した第1の導電線と、
    前記セルアレイの外側の前記半導体基板の表面に、前記ライン・アンド・スペースのパターンを有して前記第1の導電線が延在された第1の部分、前記第1の部分に平行で前記第1の導電線の幅より広い幅の第3の部分、前記第1の部分の端部にほぼ90度をなして接続し前記スペースに相当する長さを有して前記第3の部分の端部に接続する第2の部分を有し、前記第1の部分と前記第3の部分の相対向する内側の間隔が前記スペースに相当し、隣接する別の第1の部分の端部と前記第3の部分を隔てる間隔が前記スペースに相当する第2の導電線と、
    前記第3の部分に接続されたコンタクトプラグと、
    を備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板の表面の素子分離領域の上に、ライン・アンド・スペースのパターンを有して配置された第1の導電線を延長し、前記第1の導電線の幅で形成された互いに隣接する任意の第1の部分及び第1の隣接部分を有し、前記第1の隣接部分の端部が、前記第1の部分の端部に対して、前記第1の導電線の幅と前記第1の導電線間のスペースとの合計からなるピッチを超えた距離だけ前記第1の導電線に近い側にあり、前記第1の部分にほぼ垂直な前記第1の導電線の幅とほぼ同じ第2の部分が、前記第1の部分の端部から前記第1の隣接部分の側に張り出し、前記第2の部分にほぼ垂直な前記第1の導電線の幅より広い第3の部分が、前記第2の部分の端部から前記第1の部分に対して前記スペースを隔てて前記第1の隣接部分の端部に接続された導電線引出予定部を形成する工程と、
    前記第1の隣接部分の端部に隣接した前記第3の部分の一部を幅方向に除去し、前記スペースを形成して、前記第1の部分の端部に前記第2の部分及び残された前記第3の部分でL字形が形成された個々の導電線引出部を形成する工程と、
    前記導電線引出部を被うように層間絶縁膜を形成し、前記導電線引出部の前記第3の部分上に、前記層間絶縁膜を貫通する貫通孔を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  3. 前記第1の部分及び前記第1の隣接部分を形成するパターンは、端部が一定方向に傾いた線に沿って配列されたライン・アンド・スペースを有するマスクを使用して形成されることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記第1の隣接部分の端部に隣接した前記第3の部分の一部を幅方向に除去するパターンは、端部が一定方向に傾いた線に沿って配列されたライン・アンド・スペースを有するマスクを使用して形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記貫通孔を埋めて、前記導電線引出部と接続される上層の引出線を形成するパターンは、端部が一定方向に傾いた線に沿って配列されたライン・アンド・スペースを有するマスクを使用して形成されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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