JP2009252950A - 積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リード線と伸縮性のある外部電極との接合強度を十分に確保できる積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】積層型圧電アクチュエータは、複数の圧電体層21と複数の内部電極層22とが交互に積層された圧電アクチュエータ本体2と、この圧電アクチュエータ本体2の側面に積層方向に延在して配設され、内部電極層22が一層置きに接続された外部電極3Lと、外部電極3Lに接合され、電源からの電力を外部電極3Lに供給するリード線4Lと、を備え、外部電極3Lは、複数の導電性線材を組み合わせることで積層方向に沿って伸縮可能に形成される。リード線4Lと外部電極3Lとの接合部分において、リード線4Lの少なくとも一部は、外部電極3Lのうち各導電性線材の間に形成された空隙部に入り込む。
【選択図】図1
【解決手段】積層型圧電アクチュエータは、複数の圧電体層21と複数の内部電極層22とが交互に積層された圧電アクチュエータ本体2と、この圧電アクチュエータ本体2の側面に積層方向に延在して配設され、内部電極層22が一層置きに接続された外部電極3Lと、外部電極3Lに接合され、電源からの電力を外部電極3Lに供給するリード線4Lと、を備え、外部電極3Lは、複数の導電性線材を組み合わせることで積層方向に沿って伸縮可能に形成される。リード線4Lと外部電極3Lとの接合部分において、リード線4Lの少なくとも一部は、外部電極3Lのうち各導電性線材の間に形成された空隙部に入り込む。
【選択図】図1
Description
本発明は、積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法に関する。詳しくは、燃料噴射弁(以下、「インジェクタ」という)において駆動源として用いられる積層型圧電アクチュエータと、その製造方法に関する。
従来、エンジンの燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタでは、インジェクタ内の燃料流路を切り換えたり、インジェクタのニードル弁を直接駆動したりするための駆動源として、所謂積層型圧電アクチュエータが用いられる。積層型圧電アクチュエータは、印加電圧に応じて変位する圧電体層とこの圧電体層に電圧を印加する内部電極層とを交互に積層して構成されたアクチュエータ本体を備える。このような積層型圧電アクチュエータは、応答速度が速く、精密なタイミング制御が要求される近年のインジェクタの駆動源では主流となっている。
ところで、このような積層型圧電アクチュエータでは、各内部電極に電圧を印加するために、本体の側面には積層方向に沿って延びる一対の外部電極が設けられる。しかしながら、本体は積層方向に沿って変位するため、外部電極は本体の変位に応じて伸縮可能に形成することが好ましい。例えば特許文献1に示された積層型圧電アクチュエータでは、複数の導電性線材を網状に編み合わせて板状に形成することにより、外部電極の伸縮性を確保している。
特開2001−210884号公報
しかしながら、特許文献1に示された積層型圧電アクチュエータでは、これら外部電極と電源からの電力を供給するリード線とは、半田付けにより接合される。このため、リード線と外部電極との接合部分における強度が低く、外部電極とリード線とが外れてしまう虞がある。また、上述のような網状の外部電極を用いた場合、平板状の電極を用いた場合と比較して、リード線と電極との総接触面積が小さくなるため、接合強度は特に小さくなってしまう。
本発明は、上述した点を考慮してなされたものであり、リード線と伸縮性のある外部電極との接合強度を十分に確保できる積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の圧電体層(例えば、後述の圧電体層21)と複数の内部電極層(例えば、後述の内部電極層22)とが交互に積層された圧電アクチュエータ本体(例えば、後述の圧電アクチュエータ本体2)と、当該圧電アクチュエータ本体の側面に積層方向に延在して配設され、前記内部電極層が一層置きに接続された外部電極(例えば、後述の外部電極3L,3R)と、前記外部電極に接合され、電源からの電力を当該外部電極に供給するリード線(例えば、後述のリード線4L,4R)と、を備え、前記外部電極は、複数の導電性線材を組み合わせることで積層方向に沿って伸縮可能に形成された積層型圧電アクチュエータ(例えば、後述の積層型圧電アクチュエータ1)であって、前記リード線の少なくとも一部は、前記外部電極のうち各導電性線材の間に形成された空隙部(例えば、後述の空隙部33)に入り込むことを特徴とする。
この発明によれば、複数の導電性線材を組み合わせることで伸縮可能に形成された外部電極と、この外部電極に電源からの電力を供給するリード線との接合部分において、リード線の少なくとも一部が、外部電極のうち各導電性線材の間に形成された空隙部に入り込むように構成した。すなわち、リード線の一部が外部電極の導電性線材の間に引っ掛かることになる。これにより、リード線と外部電極との接合強度を向上することができる。
この場合、前記外部電極は、複数の導電性線材を交互に編むことで網状に形成され、前記外部電極の複数の導電性線材のうち前記リード線側に位置するものを最外層導電性線材(例えば、後述の最外層導電性線材31)とし、当該最外層導電性線材よりも前記圧電アクチュエータ本体側に位置するものを内側導電性線材(例えば、後述の内側導電性線材32)とすると、前記リード線の少なくとも一部は、前記最外層導電性線材に加えて、前記内側導電性線材にも接合されることが好ましい。
この発明によれば、複数の導電性線材を交互に編むことで、外部電極を網状に形成した。さらにこのような外部電極に対し、リード線の少なくとも一部は、リード線側に位置する最外層導電性線材に加えて、圧電アクチュエータ本体側に位置する内側導電性線材にも接合される。これにより、リード線と導電性線材との接触面積をさらに広げ、リード線と外部電極との接合強度をさらに向上できる。
この場合、前記外部電極の導電性線材の表面、及び、前記リード線の表面にはメッキ処理が施され、前記リード線の少なくとも一部のメッキ層(例えば、後述のメッキ層41)と、前記導電性線材のメッキ層(例えば、後述のメッキ層34)とは結合していることが好ましい。
この発明によれば、上述のようにして、リード線の一部を外部電極の導電性線材の間に引っ掛けることに加えて、各メッキ層同士を結合することにより、リード線と外部電極との接合強度をさらに向上することができる。
この場合、前記外部電極と前記リード線とは熱圧着により接合されることが好ましい。
この発明によれば、外部電極とリード線とを熱圧着により接合することで、リード線の一部が溶けて、外部電極の導電性線材の間に形成された空隙部に入り込むことにより、リード線と外部電極とが接合される。したがって、簡易な方法によりリード線と外部電極の接合強度を向上することができる。またここで、外部電極の導電性線材の表面と、リード線の表面とにメッキ層を形成した場合には、熱圧着で接合することにより、メッキ層同士を結合することができる。
この場合、前記外部電極は、熱圧着により前記リード線と接合された後に、前記圧電アクチュエータ本体の側面に固定されたことが好ましい。
この発明によれば、外部電極とリード線とを熱圧着で接合する際に、これら外部電極とリード線の接合部に加えられた熱、電流、及び圧力等が、圧電アクチュエータ本体に加わることがない。これにより、圧電アクチュエータ本体を損傷することなく、リード線と外部電極と圧電アクチュエータ本体とを固定することができる。
本発明は、複数の圧電体層(例えば、後述の圧電体層21)と複数の内部電極層(例えば、後述の内部電極層22)とが交互に積層された圧電アクチュエータ本体(例えば、後述の圧電アクチュエータ本体2)と、当該圧電アクチュエータ本体の側面に積層方向に延在して配設され、前記内部電極層が一層置きに接続された外部電極(例えば、後述の外部電極3L,3R)と、前記外部電極に接合され、当該外部電極に電源からの電力を供給するリード線(例えば、後述のリード線4L,4R)と、を備え、前記外部電極は、複数の導電性線材を組み合わせることで積層方向に沿って伸縮可能に形成された積層型圧電アクチュエータ(例えば、後述の積層型圧電アクチュエータ1)であって、前記外部電極と前記リード線との接合強度は、当該リード線の強度よりも大きいことを特徴とする。
上述のように、複数の導電性線材により伸縮可能に外部電極を構成した場合、リード線との総接触面積は、平板状の外部電極と比較して小さくなってしまう。このため、リード線と外部電極との接合部分は、積層型圧電アクチュエータにおいて特に強度が小さい部分となってしまう。
本発明では、このような積層型圧電アクチュエータにおいて、リード線と外部電極との接合強度をリード線の強度よりも大きくすることにより、積層型圧電アクチュエータの耐久信頼性を大きく向上することができる。また、リード線と外部電極とを、例えば上述のような従来の積層型圧電アクチュエータと同程度の接合強度で接合する場合には、従来と比較して接合領域を小さくすることもできる。
本発明では、このような積層型圧電アクチュエータにおいて、リード線と外部電極との接合強度をリード線の強度よりも大きくすることにより、積層型圧電アクチュエータの耐久信頼性を大きく向上することができる。また、リード線と外部電極とを、例えば上述のような従来の積層型圧電アクチュエータと同程度の接合強度で接合する場合には、従来と比較して接合領域を小さくすることもできる。
本発明は、ハウジングと、当該ハウジングに形成された燃料噴射孔と、当該燃料噴射孔を開閉する弁体と、前記燃料噴射孔に連通する複数の燃料通路と、を備える車両用インジェクタであって、前記複数の燃料通路を切り換える駆動源、又は、前記弁体を駆動する駆動源として、上記積層型圧電アクチュエータを用いたことを特徴とする。
この発明によれば、上述のような外部電極とリード線との接合強度が高い積層型圧電アクチュエータを車両用インジェクタの駆動源として用いることにより、車両用インジェクタの耐久信頼性を向上することができる。
特に運転中の車両のエンジンには大きな振動が発生するため車両用インジェクタには高い耐久信頼性が要求される。このため、車両用インジェクタの駆動源は、本発明の積層型圧電アクチュエータの応用先として適している。
特に運転中の車両のエンジンには大きな振動が発生するため車両用インジェクタには高い耐久信頼性が要求される。このため、車両用インジェクタの駆動源は、本発明の積層型圧電アクチュエータの応用先として適している。
本発明は、積層型圧電アクチュエータ(例えば、後述の積層型圧電アクチュエータ1)の製造方法であって、複数の圧電体層(例えば、後述の圧電体層21)と複数の内部電極層(例えば、後述の内部電極層22)とを交互に積層して圧電アクチュエータ本体(例えば、後述の圧電アクチュエータ本体2)を製造する第1の工程と、複数の導電性線材を組み合わせることで伸縮可能な外部電極(例えば、後述の外部電極3L,3R)を製造する第2の工程と、電源からの電力を前記外部電極に供給するリード線(例えば、後述のリード線4L,4R)と、前記外部電極とを熱圧着により接合する第3の工程と、当該第3の工程において前記リード線が接合された外部電極を、前記第1の工程において製造された圧電アクチュエータ本体の側面に積層方向に延在するように固定し、複数の内部電極層に一層置きに接続する第4の工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、外部電極とリード線とを熱圧着で接合する。さらに、このようにリード線が接合された外部電極を、別工程で製造された圧電アクチュエータ本体に固定する。
このように、外部電極とリード線とを熱圧着により接合することで、リード線の一部が溶けて、外部電極の導電性線材の間に形成された空隙部に入り込むことにより、リード線と外部電極とが接合される。したがって、簡易な方法によりリード線と外部電極の接合強度を向上することができる。またここで、外部電極の導電性線材の表面と、リード線の表面とにメッキ層を形成した場合には、熱圧着で接合することにより、メッキ層同士を結合することができる。
またさらに、外部電極とリード線とを熱圧着で接合する際に、これら外部電極とリード線の接合部に加えられた熱、電流、及び圧力等が、圧電アクチュエータ本体に加わることがない。これにより、圧電アクチュエータ本体を損傷することなく、リード線と外部電極と圧電アクチュエータ本体とを固定することができる。
このように、外部電極とリード線とを熱圧着により接合することで、リード線の一部が溶けて、外部電極の導電性線材の間に形成された空隙部に入り込むことにより、リード線と外部電極とが接合される。したがって、簡易な方法によりリード線と外部電極の接合強度を向上することができる。またここで、外部電極の導電性線材の表面と、リード線の表面とにメッキ層を形成した場合には、熱圧着で接合することにより、メッキ層同士を結合することができる。
またさらに、外部電極とリード線とを熱圧着で接合する際に、これら外部電極とリード線の接合部に加えられた熱、電流、及び圧力等が、圧電アクチュエータ本体に加わることがない。これにより、圧電アクチュエータ本体を損傷することなく、リード線と外部電極と圧電アクチュエータ本体とを固定することができる。
この発明によれば、複数の導電性線材を組み合わせることで伸縮可能に形成された外部電極と、この外部電極に電源からの電力を供給するリード線との接合部分において、リード線の少なくとも一部が、外部電極のうち各導電性線材の間に形成された空隙部に入り込むように構成した。すなわち、リード線の一部が外部電極の導電性線材の間に引っ掛かることになる。これにより、リード線と外部電極との接合強度を向上することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層型圧電アクチュエータ1の構成を示す斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層型圧電アクチュエータ1の構成を示す斜視図である。
積層型圧電アクチュエータ1は、略四角柱状の圧電アクチュエータ本体2と、この圧電アクチュエータ本体2の対向する両側面に積層方向に延在して配設された一対の外部電極3L,3Rと、これら一対の外部電極3L,3Rに接合された一対のリード線4L,4Rと、を備える。
圧電アクチュエータ本体2は、複数の平板状の圧電体層21と、複数の平板状の内部電極層22とを交互に積層して形成される。
これら内部電極層22は、各外部電極3L,3Rに一層置きに接続されるようになっている。具体的には、圧電アクチュエータ本体2には、各内部電極層22と外部電極3L,3Rとを絶縁する複数の絶縁体23が、これら内部電極層22のうち外部電極3L,3Rが配設された側の両端部に、積層方向に沿って交互に設けられている。これにより、内部電極層22は、外部電極3Lに電気的に接続されたものと、外部電極3Rに電気的に接続されたものとが積層方向に沿って交互に配置される。
圧電体層21には、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛や、チタン酸バリウム等の圧電特性を有する圧電セラミックスが用いられる。
これら内部電極層22は、各外部電極3L,3Rに一層置きに接続されるようになっている。具体的には、圧電アクチュエータ本体2には、各内部電極層22と外部電極3L,3Rとを絶縁する複数の絶縁体23が、これら内部電極層22のうち外部電極3L,3Rが配設された側の両端部に、積層方向に沿って交互に設けられている。これにより、内部電極層22は、外部電極3Lに電気的に接続されたものと、外部電極3Rに電気的に接続されたものとが積層方向に沿って交互に配置される。
圧電体層21には、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛や、チタン酸バリウム等の圧電特性を有する圧電セラミックスが用いられる。
外部電極3L,3Rは、それぞれ、略矩形状の電極であり、複数の導電性線材を組み合わせることで、圧電アクチュエータ本体2の積層方向に沿って伸縮可能に形成される。具体的には、これら外部電極3L,3Rは、複数の導電性線材を交互に編むことで網状に形成される。
ここで、導電性線材の直径、導電性線材の材料、導電性線材の編み方、及び各導電性線材の間隔等は、圧電アクチュエータ本体2の伸縮に十分に追従できるように設計することが好ましい。これら外部電極3L,3Rの導電性線材には、ステンレスが用いられるが、これに限るものではない。また、これら導電性線材の表面には、Snメッキ処理が施される。
リード線4L,4Rは、それぞれ、その一端側が図示しない外部電源に電気的に接続され、他端側が外部電極3L,3Rに電気的に接続される。これにより、外部電源の電力を、これら外部電極3L,3Rを介して、各内部電極層22に供給し、各圧電体層21に印加することができる。これらリード線4L,4Rには、例えば、銅製の線材を用いる。また、リード線4L,4Rの表面には、上述の外部電極3L,3Rの導電性線材と同様に、Snメッキ処理が施される。
以上のような積層型圧電アクチュエータ1を製造する手順について説明する。
先ず、複数の圧電体層21と複数の内部電極層22とを準備し、これら複数の圧電体層21及び複数の内部電極層22を交互に積層することで圧電アクチュエータ本体2を製造する。
また、複数の導電性線材を組み合わせることで、伸縮可能な外部電極3L,3Rを製造する。
また、複数の導電性線材を組み合わせることで、伸縮可能な外部電極3L,3Rを製造する。
次に、電源からの電力をこれら外部電極3L,3Rに供給するためのリード線4L,4Rを準備し、外部電極3Lとリード線4L、並びに、外部電極3Rとリード線4Rを、それぞれ、熱圧着により接合する。
具体的には、外部電極3Lの一端側にリード線4Lの先端側を配置し、リード線4L側から外部電極3Lに向かって、熱圧着装置の電極体(図示せず)を所定の押圧力で押し付ける。さらに、この電極体を押し付けた状態で、電流を通電することで、電極体を加熱する。すると、この電極体で押し付けられた部分において、リード線4Lの一部が溶けて、リード線4Lと外部電極3Lとが互いに接合される。また同様にして、外部電極3Rとリード線4Rとを接合する。
具体的には、外部電極3Lの一端側にリード線4Lの先端側を配置し、リード線4L側から外部電極3Lに向かって、熱圧着装置の電極体(図示せず)を所定の押圧力で押し付ける。さらに、この電極体を押し付けた状態で、電流を通電することで、電極体を加熱する。すると、この電極体で押し付けられた部分において、リード線4Lの一部が溶けて、リード線4Lと外部電極3Lとが互いに接合される。また同様にして、外部電極3Rとリード線4Rとを接合する。
以上のようにしてリード線4L,4Rを熱圧着により接合した後に、これら外部電極3L,3Rを、圧電アクチュエータ本体2の両側面に積層方向に延在するように、導電性の接着剤により固定し、これら外部電極3L,3Rと各内部電極層22とを一層置きに電気的に接続する。
図2は、外部電極3Lとリード線4Lの熱圧着後の構成を示す部分断面図であり、リード線4Lが延びる方向に沿った断面を示す。すなわち、図2中、左右方向は圧電アクチュエータ本体2の積層方向と平行である。この図2において、圧電アクチュエータ本体2とリード線4Lとの間には、外部電極3Lが配置される。
上述のように、外部電極3Lは、複数の導電性線材を交互に編み込んで、網状に形成される。したがって、外部電極3Lを構成する複数の導電性線材のうち、リード線4L側に位置するものを最外層導電性線材31とし、この最外層導電性線材31よりも圧電アクチュエータ本体2側に位置するものを内側導電性線材32とすると、外部電極3Lは、断面視で、これら最外層導電性線材31と内側導電性線材32とが積層方向に沿って交互配置される。
このような外部電極3Lにおいて、積層方向に沿って隣接する最外層導電性線材31と最外層導電性線材31との間は、リード線4Lを熱圧着する前では、空隙部33となっている。また、積層方向に沿って隣接する内側導電性線材32と内側導電性線材32との間は、外部電極3Lを圧電アクチュエータ本体2に接着剤24により固定する前では、空隙部35となっている。
図2に示すように、熱圧着によりリード線4Lと外部電極3Lとを接合すると、リード線4Lのうち外部電極3L側の一部が溶けて空隙部33に入り込む。これにより、リード線4Lの一部が最外層導電性線材31の外周面を覆うようにして接合するとともに、内側導電性線材32のリード線4L側の面に接合する。すなわち、リード線4Lの一部が外部電極3Lに引っ掛かることとなり、リード線4Lと外部電極3Lとが強固に接合する(以下、「アンカー接合」という)。
また、接着剤24により外部電極3Lと圧電アクチュエータ本体2とを固定すると、接着剤24の一部が空隙部35に入り込む。
また、接着剤24により外部電極3Lと圧電アクチュエータ本体2とを固定すると、接着剤24の一部が空隙部35に入り込む。
図3は、外部電極3Lとリード線4Lの熱圧着後の構成を示す部分断面図であり、図2の一部を拡大したものである。
上述のように、リード線4L及び外部電極3Lの導電性線材31の表面には、Snメッキ処理が施されている。これにより、図3に示すように、リード線4Lの表面、及び、導電性線材31の表面には、それぞれ、メッキ層41,34が形成される。
上述のように、リード線4L及び外部電極3Lの導電性線材31の表面には、Snメッキ処理が施されている。これにより、図3に示すように、リード線4Lの表面、及び、導電性線材31の表面には、それぞれ、メッキ層41,34が形成される。
このようなSnメッキ処理が施されたリード線4Lと導電性線材31を熱圧着により接合すると、リード線4Lのメッキ層41の一部と、導電性線材31のメッキ層34の一部が溶けて一体となる。したがって、図3中、破線3aに示すように、リード線4Lの表面のメッキ層41と、導電性線材31の表面のメッキ層34とが結合し、これによりリード線4Lと外部電極3Lとがより強固に接合する(以下、「メッキ接合」という)。
図4は、リード線と外部電極との接合部分における接合強度と、リード線の強度とを比較する図であり、所定の試験結果を示す図である。
図4では、左から順に、リード線と外部電極とをメッキ接合のみで接合した場合、アンカー接合のみで接合した場合、及び本実施形態のようにアンカー接合に加えてメッキ接合で接合した場合における、接合強度を示す。
図4では、左から順に、リード線と外部電極とをメッキ接合のみで接合した場合、アンカー接合のみで接合した場合、及び本実施形態のようにアンカー接合に加えてメッキ接合で接合した場合における、接合強度を示す。
図4に示すように、メッキ接合のみによりリード線と外部電極とを接合した場合、接合部分における接合強度は、リード線の強度より小さい。
しかしながら、アンカー接合によりリード線と外部電極とを接合した場合、接合部分における接合強度は、リード線の強度よりも大きい。
またさらに、本実施形態のように、これらメッキ接合とアンカー接合と組み合わせてリード線と外部電極とを接合した場合、接合部分における接合強度は、リード線の強度よりもさらに大きくなる。
しかしながら、アンカー接合によりリード線と外部電極とを接合した場合、接合部分における接合強度は、リード線の強度よりも大きい。
またさらに、本実施形態のように、これらメッキ接合とアンカー接合と組み合わせてリード線と外部電極とを接合した場合、接合部分における接合強度は、リード線の強度よりもさらに大きくなる。
以上のように構成された積層型圧電アクチュエータ1は、例えば、エンジンの燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射弁としてのインジェクタの駆動源として用いることが好ましい。具体的には、ハウジングと、このハウジングの先端部に形成された燃料噴射孔と、この燃料噴射孔を開閉する弁体と、燃料噴射孔に連通する複数の燃料通路と、を備える車両用インジェクタにおいて、複数の燃料通路を切り換える駆動源、又は、弁体を直接駆動する駆動源として、積層型圧電アクチュエータ1は用いられる。
本実施形態によれば、以下のような作用効果がある。
(1)複数の導電性線材を組み合わせることで伸縮可能に形成された外部電極3L,3Rと、これら外部電極3L,3Rに電源からの電力を供給するリード線4L,4Rとの接合部分において、リード線4L,4Rの少なくとも一部が、外部電極3L,3Rのうち各導電性線材の間に形成された空隙部33に入り込むように構成した。すなわち、リード線4L,4Rの一部が外部電極3L,3Rの導電性線材の間に引っ掛かることになる。これにより、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとの接合強度を向上することができる。
(1)複数の導電性線材を組み合わせることで伸縮可能に形成された外部電極3L,3Rと、これら外部電極3L,3Rに電源からの電力を供給するリード線4L,4Rとの接合部分において、リード線4L,4Rの少なくとも一部が、外部電極3L,3Rのうち各導電性線材の間に形成された空隙部33に入り込むように構成した。すなわち、リード線4L,4Rの一部が外部電極3L,3Rの導電性線材の間に引っ掛かることになる。これにより、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとの接合強度を向上することができる。
(2)複数の導電性線材を交互に編むことで、外部電極3L,3Rを網状に形成した。さらにこのような外部電極3L,3Rに対し、リード線4L,4Rの少なくとも一部は、リード線4L,4R側に位置する最外層導電性線材31に加えて、圧電アクチュエータ本体2側に位置する内側導電性線材32にも接合される。これにより、リード線4L,4Rと導電性線材との接触面積をさらに広げ、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとの接合強度をさらに向上できる。
(3)上述のようにして、リード線4L,4Rの一部を外部電極3L,3Rの導電性線材の間に引っ掛けることに加えて、各メッキ層41,34同士を結合することにより、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとの接合強度をさらに向上することができる。
(4)外部電極3L,3Rとリード線4L,4Rとを熱圧着により接合することで、リード線4L,4Rの一部が溶けて、外部電極3L,3Rの導電性線材の間に形成された空隙部33に入り込むことにより、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとが接合される。したがって、簡易な方法によりリード線4L,4Rと外部電極3L,3Rの接合強度を向上することができる。またここで、外部電極3L,3Rの導電性線材の表面と、リード線4L,4Rの表面とにメッキ層34,41を形成した場合には、熱圧着で接合することにより、これらメッキ層34,41同士を結合することができる。
(5)外部電極3L,3Rとリード線4L,4Rとを熱圧着で接合する際に、これら外部電極3L,3Rとリード線4L,4Rの接合部に加えられた熱、電流、及び圧力等が、圧電アクチュエータ本体2に加わることがない。これにより、圧電アクチュエータ本体2を損傷することなく、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rと圧電アクチュエータ本体2とを固定することができる。
(6)積層型圧電アクチュエータ1において、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとの接合強度をリード線4L,4Rの強度よりも大きくすることにより、積層型圧電アクチュエータ1の耐久信頼性を大きく向上することができる。また、リード線4L,4Rと外部電極3L,3Rとを、例えば上述のような従来の積層型圧電アクチュエータと同程度の接合強度で接合する場合には、従来と比較して接合領域を小さくすることもできる。
(7)上述のような外部電極3L,3Rとリード線4L,4Rとの接合強度が高い積層型圧電アクチュエータ1を車両用インジェクタの駆動源として用いることにより、車両用インジェクタの耐久信頼性を向上することができる。特に運転中の車両のエンジンには大きな振動が発生するため車両用インジェクタには高い耐久信頼性が要求される。このため、車両用インジェクタの駆動源は、積層型圧電アクチュエータ1の応用先として適している。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、一対の外部電極3L,3Rを、複数の導電性線材を交互に編むことで網状に形成したが、これに限らない。例えば、複数の導電性線材を不規則に編み込んで構成し、伸縮可能に構成してもよい。
また、上記実施形態では、一対の外部電極3L,3Rを、最外層導電性線材31と内側導電性線材32との2層構造としたが、これに限らない。例えば、内側導電性線材32を2層以上にした多層構造であってもよい。
上記実施形態では、一対の外部電極3L,3Rを、複数の導電性線材を交互に編むことで網状に形成したが、これに限らない。例えば、複数の導電性線材を不規則に編み込んで構成し、伸縮可能に構成してもよい。
また、上記実施形態では、一対の外部電極3L,3Rを、最外層導電性線材31と内側導電性線材32との2層構造としたが、これに限らない。例えば、内側導電性線材32を2層以上にした多層構造であってもよい。
1…積層型圧電アクチュエータ
2…圧電アクチュエータ本体
21…圧電体層
22…内部電極層
3L,3R…外部電極
31…最外層導電性線材
32…内側導電性線材
33…空隙部
34…メッキ層
4L,4R…リード線
41…メッキ層
2…圧電アクチュエータ本体
21…圧電体層
22…内部電極層
3L,3R…外部電極
31…最外層導電性線材
32…内側導電性線材
33…空隙部
34…メッキ層
4L,4R…リード線
41…メッキ層
Claims (8)
- 複数の圧電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された圧電アクチュエータ本体と、
当該圧電アクチュエータ本体の側面に積層方向に延在して配設され、前記内部電極層が一層置きに接続された外部電極と、
前記外部電極に接合され、電源からの電力を当該外部電極に供給するリード線と、を備え、
前記外部電極は、複数の導電性線材を組み合わせることで積層方向に沿って伸縮可能に形成された積層型圧電アクチュエータであって、
前記リード線の少なくとも一部は、前記外部電極のうち各導電性線材の間に形成された空隙部に入り込むことを特徴とする積層型圧電アクチュエータ。 - 前記外部電極は、複数の導電性線材を交互に編むことで網状に形成され、
前記外部電極の複数の導電性線材のうち前記リード線側に位置するものを最外層導電性線材とし、当該最外層導電性線材よりも前記圧電アクチュエータ本体側に位置するものを内側導電性線材とすると、
前記リード線の少なくとも一部は、前記最外層導電性線材に加えて、前記内側導電性線材にも接合されることを特徴とする請求項1に記載の積層型圧電アクチュエータ。 - 前記外部電極の導電性線材の表面、及び、前記リード線の表面にはメッキ処理が施され、
前記リード線の少なくとも一部のメッキ層と、前記導電性線材のメッキ層とは結合していることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型圧電アクチュエータ。 - 前記外部電極と前記リード線とは熱圧着により接合されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の積層型圧電アクチュエータ。
- 前記外部電極は、熱圧着により前記リード線と接合された後に、前記圧電アクチュエータ本体の側面に固定されたことを特徴とする請求項4に記載の積層型圧電アクチュエータ。
- 複数の圧電体層と複数の内部電極層とが交互に積層された圧電アクチュエータ本体と、
当該圧電アクチュエータ本体の側面に積層方向に延在して配設され、前記内部電極層が一層置きに接続された外部電極と、
前記外部電極に接合され、当該外部電極に電源からの電力を供給するリード線と、を備え、
前記外部電極は、複数の導電性線材を組み合わせることで積層方向に沿って伸縮可能に形成された積層型圧電アクチュエータであって、
前記外部電極と前記リード線との接合強度は、当該リード線の強度よりも大きいことを特徴とする積層型圧電アクチュエータ。 - ハウジングと、
当該ハウジングに形成された燃料噴射孔と、
当該燃料噴射孔を開閉する弁体と、
前記燃料噴射孔に連通する複数の燃料通路と、を備える車両用インジェクタであって、
前記複数の燃料通路を切り換える駆動源、又は、前記弁体を駆動する駆動源として、請求項1から6の何れかに記載の積層型圧電アクチュエータを用いたことを特徴とする車両用インジェクタ。 - 積層型圧電アクチュエータの製造方法であって、
複数の圧電体層と複数の内部電極層とを交互に積層して圧電アクチュエータ本体を製造する第1の工程と、
複数の導電性線材を組み合わせることで伸縮可能な外部電極を製造する第2の工程と、
電源からの電力を前記外部電極に供給するリード線と、前記外部電極とを熱圧着により接合する第3の工程と、
当該第3の工程において前記リード線が接合された外部電極を、前記第1の工程において製造された圧電アクチュエータ本体の側面に積層方向に延在するように固定し、複数の内部電極層に一層置きに接続する第4の工程と、を含むことを特徴とする積層型圧電アクチュエータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008098172A JP2009252950A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008098172A JP2009252950A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009252950A true JP2009252950A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41313379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008098172A Pending JP2009252950A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009252950A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013065709A1 (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-10 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置、燃料噴射システム |
WO2022149548A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 富士フイルム株式会社 | 圧電フィルム |
-
2008
- 2008-04-04 JP JP2008098172A patent/JP2009252950A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013065709A1 (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-10 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置、燃料噴射システム |
JPWO2013065709A1 (ja) * | 2011-10-31 | 2015-04-02 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子およびこれを備えた圧電アクチュエータ、噴射装置、燃料噴射システム |
WO2022149548A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 富士フイルム株式会社 | 圧電フィルム |
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