JP2009251773A - 足踏み式操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】足踏み式ペダルの踏面における踏み込み位置に応じた適切な反力を付与することが可能な足踏み式操作装置を提供する。
【解決手段】足踏み式操作装置は、運転者の踏力に応じてストローク可能な足踏み式ペダル(アクセルペダルなど)を備え、車両の運転操作に好適に利用される。反力付与制御手段は、足踏み式ペダルのストロークに対して反力を付与する制御を行う。具体的には、反力付与制御手段は、足踏み式ペダルの踏面上における踏力の入力位置(踏み込み位置)に応じて反力を変化させる。これにより、踏力の入力位置に応じて適切な反力を付与することができ、足踏み式ペダルの操作フィーリングを向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、運転者の踏力に応じてストローク可能な足踏み式ペダルを備え、車両の運転操作に使用される足踏み式操作装置に関する。
この種の技術が、例えば特許文献1に記載されている。具体的には、特許文献1には、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、アクセルペダルに反力を与える技術が記載されている。
特開2003−291682号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された技術では、同じアクセル開度であってもアクセルペダル踏面における踏み込み位置の違いによって、運転者の踏力が変化する傾向にあった。つまり、アクセルペダル踏面のどの位置を踏み込むかによって、アクセルペダルにおける回転軸からの距離が異なるため、所望の操作量を得るために必要な踏力が変化する傾向にあった。例えば、アクセルペダル回転軸に近い位置を踏み込んだ場合には、アクセルペダル回転軸に遠い位置を踏み込んだ場合に比して、大きな踏力を付与する必要があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、足踏み式ペダルの踏面における踏み込み位置に応じた適切な反力を付与することが可能な足踏み式操作装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、車両に付与する制駆動力を変化させるために運転者により操作され、前記運転者の踏力に応じてストローク可能な足踏み式ペダルと、前記足踏み式ペダルのストロークに対して反力を付与する制御を行う反力付与制御手段と、を備える足踏み式操作装置は、前記反力付与制御手段は、前記足踏み式ペダルの踏面上における前記踏力の入力位置に応じて、前記反力を変化させる。
上記の足踏み式操作装置は、運転者の踏力に応じてストローク可能な足踏み式ペダルを備え、車両の運転操作に好適に利用される。反力付与制御手段は、足踏み式ペダルのストロークに対して反力を付与する制御を行う。具体的には、反力付与制御手段は、足踏み式ペダルの踏面上における踏力の入力位置(踏み込み位置)に応じて、付与する反力を変化させる。これにより、踏力の入力位置に応じて適切な反力を付与することができ、足踏み式ペダルの操作フィーリングを向上させることが可能となる。
上記の足踏み式操作装置の一態様では、前記足踏み式ペダルは、前記踏面が回転軸を中心に回転するように構成され、前記反力付与制御手段は、前記踏力の入力位置が前記回転軸に近い場合には遠い場合よりも、前記反力を小さくする。これにより、踏力の入力位置が回転軸に近い場合であっても、このような反力の制御を行わない場合と比較して、小さい踏力で所望のストロークを得ることができる。
上記の足踏み式操作装置の他の一態様では、前記反力付与制御手段は、前記ストロークと前記踏力との関係が前記入力位置によらずに所定の関係となるように、前記反力を付与する。
この態様によれば、踏力の入力位置が異なる場合であっても、ストロークと踏力との関係を一定にすることができるため、運転者は常にイメージ通りの操作が可能となる。つまり、運転者の操作フィーリングの変化を少なくすることができる。また、車両の運転制御性も良好に確保することが可能となる。更に、上記の足踏み式操作装置によれば、運転者の体形(大柄な運転者や小柄な運転者など)や姿勢に影響されることなく、理想的なアクセル踏力特性を実現することが可能となる。
上記の足踏み式操作装置において好適には、前記踏力の入力位置は、前記踏面上における複数点への荷重入力の平均に基づいて求められる。
好適な実施例では、足踏み式ペダルとして、アクセルペダルやブレーキペダルを用いることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本実施形態に係る足踏み式操作装置20の概略構成図を示す。なお、図1においては、破線矢印は信号の入出力を示している。
足踏み式操作装置20は、主に、アクセルペダル1と、回転軸2と、反力付与装置4と、アクセル開度センサ5と、踏み込み位置検出センサ6と、コントローラ10と、を備える。足踏み式操作装置20は、車両に設けられる、詳しくは運転席の前方下方に設けられる。
アクセルペダル1は、足踏み式ペダルに相当し、車両に付与する駆動力(言い換えると、エンジン出力)を変化させるために運転者により操作される。アクセルペダル1は、白抜き矢印A2で示すような運転者の踏力(運転者の足による踏み込みにより、踏面1aを介して入力される力に相当する)に応じてストローク可能に構成されている。具体的には、アクセルペダル1は、回転軸2を中心軸にして、矢印A1で示すように揺動する。回転軸2には、アクセルペダル1のストローク量(踏み込み量)に相当するアクセル開度を検出可能なアクセル開度センサ5が設けられている。例えば、アクセル開度センサ5は、回転軸2の回転角度を検出可能なセンサによって構成される。なお、アクセル開度センサ5は、検出したアクセル開度に対応する検出信号をコントローラ10に供給する。基本的には、車両においては、アクセル開度に応じてスロットルバルブ(不図示)の開度を変更することで、エンジン出力の制御が行われる。
また、アクセルペダル1には、踏面1a上における踏力の入力位置(以下では、「踏み込み位置」とも呼ぶ。)を検出可能な踏み込み位置検出センサ6が設けられている。踏み込み位置検出センサ6は、例えば圧力センサなどを備えて構成され、踏面1a上における圧力中心を検出する。踏み込み位置検出センサ6は、検出した踏み込み位置に対応する検出信号をコントローラ10に供給する。
反力付与装置4は、アクセルペダル1のストロークに対して反力を付与可能に構成された装置である。ここでは、反力とは、白抜き矢印A3で示すように、アクセルペダル1を踏み込む際に運転者より作用される踏力とは反対方向の力に相当する。具体的には、反力付与装置4は、アクセルペダル1に対して付与する反力を可変に構成されている。例えば、反力付与装置4は、弾性体(バネなど)の剛性値を変化させたり、空気圧を変化させたり、モータにより付与させるトルクや力を変化させたりすることで、アクセルペダル1に対して付与する反力を変化させる。反力付与装置4は、コントローラ10から供給される制御信号によって制御される。つまり、反力付与装置4は、コントローラ10から供給される制御信号に応じた反力を発生する。なお、反力付与装置4及びコントローラ10は、本発明における反力付与制御手段に相当する。
コントローラ10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備えた電子制御ユニットである。本実施形態では、コントローラ10は、アクセルペダル1の踏面上における踏力の入力位置(踏み込み位置)に応じて、アクセルペダル1に付与する反力を変化させる制御を行う。具体的には、コントローラ10は、踏み込み位置検出センサ6から取得された踏み込み位置に基づいて、反力付与装置4に対して制御信号を供給する。なお、コントローラ10が行う制御・処理については、詳細は後述する。
ここで、図2を参照して、踏み込み位置を検出する方法の具体例について説明する。ここでは、アクセルペダル1の踏面1a上における複数点への荷重入力の平均に基づいて、踏面1a上の踏み込み位置(踏力の入力位置)を求める例について説明する。
図2は、主に、アクセルペダル1及び踏み込み位置検出センサ6を示している。具体的には、図2の左に側面図を示し、右に正面図を示している。図示のように、アクセルペダル1は2枚の板状部材1x、1yを備えており、踏み込み位置検出センサ6は、4つの圧力センサ6a〜6dを備えている。圧力センサ6a〜6dは、板状部材1x、1yの間に挟み込まれていると共に、板状部材1x、1yの4隅付近に配置されており、それぞれ付与される圧力(荷重)を検出する。なお、板状部材1yの上面が、アクセルペダル1の踏面1aに相当する。
ここで、回転軸2の中心軸と圧力センサ6c、6dの中心位置との距離を「L1」とし、圧力センサ6a、6bの中心位置と圧力センサ6c、6dの中心位置との距離を「L2」とする。また、圧力センサ6a、6b、6c、6dがそれぞれ検出した圧力を「p1」、「p2」、「p3」、「p4」とする。この場合において、運転者による踏み込み位置a(圧力中心に相当する点)を回転軸2の中心軸からの距離Laで表すと、当該距離Laは以下の式(1)より求められる。
La=L2×p/p+L1 式(1)
式(1)において、「p=p1+p2+p3+p4」であり、「p=p1+p2」である。前述したコントローラ10は、圧力センサ6a〜6dが検出した圧力p1〜p4を式(1)に代入することによって、アクセルペダル1の踏面1a上の踏み込み位置a(即ち、距離La)を求める。
なお、上記のように踏面1a上における複数点(具体的には4点)への荷重入力の平均に基づいて、アクセルペダル1の踏面1a上の踏み込み位置aを求めることに限定されない。他の例では、踏面1aの圧力分布を検出可能なシート状の圧力センサを用い、当該圧力分布に基づいてアクセルペダル1の踏面1a上の踏み込み位置aを求めることができる。この場合には、踏面1aのサイズと概ね同一のサイズを有するシート状の圧力センサを板状部材1x、1yの間に挟み込み、当該シート状の圧力センサの出力により圧力中心を求めることで、踏み込み位置aを得ることができる。
[反力付与制御方法]
次に、本実施形態における反力付与制御方法について説明する。本実施形態では、アクセルペダル1の踏面1a上における踏力の入力位置(踏み込み位置)に応じて、アクセルペダル1に付与する反力を変化させる制御を行う。具体的には、コントローラ10は、アクセル開度と運転者による踏力との関係が踏み込み位置によらずに所定の関係となるように、反力付与装置4から反力を付与させる。つまり、コントローラ10は、踏面1aのどの位置を踏み込んでも、当該所定の関係よりアクセル開度から一義的に定まる踏力によってアクセル1が操作されるように反力を付与させる。例えば、踏み込み位置が回転軸2に近い場合には遠い場合よりも、アクセルペダル1に付与する反力を小さくする。こうすることにより、アクセルペダル1の踏み込み位置によらず、アクセル開度と踏力との関係を一定にすることができ、アクセルペダル1の操作フィーリングを向上させることが可能となる。
図3は、本実施形態における反力付与制御方法を具体的に説明するための図である。図3は、図1に対応する図である。ここでは、剛性値を変化させることで、アクセルペダル1に付与する反力を変化させる反力付与装置4を一例に挙げて説明する。
まず、アクセルペダル1に付与する反力を踏み込み位置に応じて変化させない場合について説明する。つまり、踏み込み位置によらず、剛性値を一定値にした場合について説明する。ここで、剛性値を「Kθ」とすると(剛性値Kθは一定値)、踏み込み位置b、cにおいてアクセルペダル1を同一のアクセル開度θに操作した場合に必要な踏力Fb、Fcは、それぞれ以下の式(2)、式(3)で表される。
Fb=Kθ/Lb×θ 式(2)
Fc=Kθ/Lc×θ 式(3)
式(2)中の「Lb」は、回転軸2の中心から踏み込み位置bまでの距離に相当し、式(3)中の「Lc」は、回転軸2の中心から踏み込み位置cまでの距離に相当する。図3に示すように、踏み込み位置bは踏み込み位置cよりも回転軸2に近い、即ち「Lb<Lc」である。そのため、式(2)及び式(3)より、「Fb>Fc」となることがわかる。つまり、踏み込み位置が回転軸2に近い場合には遠い場合よりも、所望の操作量(アクセル開度θ)を得るために必要な踏力が大きくなると言える。即ち、同じアクセル開度θであってもアクセルペダル1の踏面1aにおける踏み込み位置の違いによって、運転者の踏力が異なると言える。
したがって、本実施形態では、アクセル開度と運転者による踏力との関係が踏み込み位置によらずに所定の関係となるように、反力付与装置4から反力を付与させる。具体的には、コントローラ10は、回転軸2の中心から踏み込み位置までの距離に応じて、反力付与装置4における剛性値Kθを変化させる制御を行う。より具体的に説明すると、以下の通りである。
前述した踏み込み位置b、cにおいて同一のアクセル開度θに操作した場合に、踏力Fbと踏力Fcとを等しくすることを考える。つまり、剛性値Kθを変化させることで、踏力Fbと踏力Fcとを等しくすることを考える。こうするためには、踏み込み位置bでの剛性値を「Kθb」とし、踏み込み位置cでの剛性値を「Kθc」とすると、剛性値Kθbと剛性値Kθcとの間に、以下の式(4)が成立する必要がある。
θb=Lb/Lc×Kθc 式(4)
式(4)より、踏み込み位置bにおいて、踏み込み位置cでの剛性値Kθcに対して「Lb/Lc」倍した剛性値Kθbにて反力付与装置4から反力を付与させると(若しくは、踏み込み位置cにおいて、踏み込み位置bでの剛性値Kθbに対して「Lc/Lb」倍した剛性値Kθcにて反力付与装置4から反力を付与させる)、踏み込み位置b、cにおいてアクセル開度θに操作した場合に必要な踏力Fb、Fcが等しくなると言える。
このような原理を一般化する。基準とする踏み込み位置(以下、「基準踏み込み位置」と呼ぶ。)での剛性値を「Kθ0」とし、回転軸2の中心から基準踏み込み位置までの距離を「L0」とすると、回転軸2の中心から距離Lだけ離れた踏み込み位置において設定すべき剛性値Kθ は、以下の式(5)で表される。なお、基準踏み込み位置は、基準としている位置であり、例えばアクセルペダル1の踏面1aの中心位置付近に設定される。また、剛性値Kθ0は、基準踏み込み位置においてアクセル開度と踏力との理想的な関係(アクセル踏力特性)が得られるような値に設定されている。
θ =L/L0×Kθ0 式(5)
式(5)より、回転軸2の中心から距離Lが小さくなるほど剛性値Kθ が小さくなり、距離Lが大きくなるほど剛性値Kθ が大きくなることがわかる。つまり、踏み込み位置が回転軸2に近い場合には遠い場合よりも、剛性値Kθ が小さくなる。こうすることで、踏み込み位置が回転軸2に比較的近い場合には、上記のように剛性値Kθ を変化させない場合に比して、同一のアクセル開度を得るために必要な踏力を小さくすることができる。
前述したコントローラ10は、踏み込み位置検出センサ6が検出した踏み込み位置に対応する距離Lを式(5)に代入することによって、剛性値Kθ を求める。そして、コントローラ10は、当該剛性値Kθ にて反力付与装置4を制御する。つまり、反力付与装置4から剛性値Kθ に応じた反力が付与されるように制御する。この場合、剛性値Kθ 及びアクセル開度に応じた反力が反力付与装置4から付与されることとなる。
図4は、上記のように踏み込み位置に応じて剛性値Kθ を制御した場合の、アクセル開度(横軸)と踏力(縦軸)との関係を示している。これより、アクセル開度と踏力との関係が踏み込み位置によらずに一定となっていることがわかる。つまり、アクセルペダル1の踏面1aのどの位置を踏み込んでも、アクセル開度と踏力との理想的な関係が得られていると言える。なお、このように剛性値Kθ を制御しなかった場合には、踏み込み位置によって、アクセル開度と踏力との関係が複数生じることとなる。
なお、上記では、アクセル開度と踏力との関係が直線(つまり、一次関数)となるように剛性値Kθ を設定する例を示したが、これに限定はされない。他の例では、剛性値Kθ をアクセル開度の関数に設定して、アクセル開度に応じて剛性値Kθ を変化させることができる。例えば、踏力がアクセル開度に対して二次関数的に変化するように、剛性値Kθ を設定することができる。
ここで、図5を参照して、本実施形態における剛性値の制御処理について説明する。図5は、本実施形態における剛性値の制御処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、コントローラ10によって繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、コントローラ10は、運転者によりアクセルペダル1が操作されているか否かを判定する。具体的には、運転者によってアクセルペダル1が踏み込まれているか否かを判定する。例えば、コントローラ10は、アクセル開度センサ5からの検出信号に基づいて判定を行う。アクセルペダル1が操作されている場合(ステップS101;Yes)、処理はステップS102に進み、アクセルペダル1が操作されていない場合(ステップS101;No)、処理は当該フローを抜ける。
ステップS102では、コントローラ10は、アクセル開度センサ5よりアクセル開度を取得すると共に、踏み込み位置検出センサ6から踏み込み位置を取得する。例えば、コントローラ10は、踏み込み位置検出センサ6から取得されたセンサ値を前述した式(1)に代入することによって、踏み込み位置を求める。そして、処理はステップS103に進む。
ステップS103では、コントローラ10は、ステップS102で取得された踏み込み位置に応じた剛性値Kθ を求める。具体的には、コントローラ10は、踏み込み位置に対応する距離Lを前述した式(5)に代入することによって、剛性値Kθ を求める。そして、処理はステップS104に進む。
ステップS104では、コントローラ10は、ステップS103で求められた剛性値Kθ にて反力付与装置4を制御する。つまり、反力付与装置4から剛性値Kθ に応じた反力が付与されるように制御する。これにより、剛性値Kθ 及びアクセル開度に応じた反力が反力付与装置4から付与されることとなる。以上の処理が終了すると、処理は当該フローを抜ける。
以上より、本実施形態によれば、アクセルペダル1のどこを踏み込んでも、アクセル開度と踏力との関係がほとんど変化しないため、運転者は常にイメージ通りのアクセル操作が可能となる。つまり、アクセルペダル1の操作フィーリングを向上させることが可能となる。また、アクセルペダル1の踏み込み位置によらず、アクセル開度と踏力との関係を一定にすることができるため、車両の運転制御性も良好に確保することが可能となる。更に、本実施形態によれば、運転者の体形(大柄な運転者や小柄な運転者など)や姿勢に影響されることなく、理想的なアクセル踏力特性を実現することが可能となる。
[変形例]
上記では、所謂オルガン式ペダルで構成されたアクセルペダル1を示したが(図1参照)、本発明の適用はこれに限定されない。本発明は、所謂アーム式ペダルなど種々のアクセルペダルに対して適用することができる。
また、上記ではアクセルペダル1を足踏み式ペダルの例として示したが、本発明の適用は、アクセルペダル1に限定されない。本発明は、アクセルペダル1だけでなく、ブレーキペダルに対しても適用可能である。
更に、上記では踏み込み位置に応じて剛性値を変化させることによって反力を制御する例を示したが、これに限定はされない。言い換えると、上記では剛性値を変化させて付与する反力を変化させる反力付与装置4を示したが、これに限定はされない。他の例では、空気圧を変化させることで反力を変化させるような反力付与装置を用いた場合には、踏み込み位置に応じて空気圧を変化させることによって反力を制御することができる。更に他の例では、モータにより付与させるトルクや力を変化させることで反力を変化させるような反力付与装置を用いた場合には、踏み込み位置に応じてモータの出力などを制御することによって反力を制御することができる。
本実施形態に係る足踏み式操作装置の概略構成図を示す。 踏み込み位置を検出する方法の一例を説明するための図である。 本実施形態における反力付与制御方法を説明するための図である。 本実施形態に係る制御を行った場合の、アクセル開度と踏力との関係を示す図である。 本実施形態における剛性値の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 アクセルペダル
1a 踏面
2 回転軸
4 反力付与装置
5 アクセル開度センサ
6 踏み込み位置検出センサ
10 コントローラ
20 足踏み式操作装置

Claims (6)

  1. 車両に付与する制駆動力を変化させるために運転者により操作され、前記運転者の踏力に応じてストローク可能な足踏み式ペダルと、前記足踏み式ペダルのストロークに対して反力を付与する制御を行う反力付与制御手段と、を備える足踏み式操作装置であって、
    前記反力付与制御手段は、前記足踏み式ペダルの踏面上における前記踏力の入力位置に応じて、前記反力を変化させることを特徴とする足踏み式操作装置。
  2. 前記足踏み式ペダルは、前記踏面が回転軸を中心に回転するように構成され、
    前記反力付与制御手段は、前記踏力の入力位置が前記回転軸に近い場合には遠い場合よりも、前記反力を小さくする請求項1に記載の足踏み式操作装置。
  3. 前記反力付与制御手段は、前記ストロークと前記踏力との関係が前記入力位置によらずに所定の関係となるように、前記反力を付与する制御を行う請求項1又は2に記載の足踏み式操作装置。
  4. 前記踏力の入力位置は、前記踏面上における複数点への荷重入力の平均に基づいて求められる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の足踏み式操作装置。
  5. 前記足踏み式ペダルは、アクセルペダルとして構成される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の足踏み式操作装置。
  6. 前記足踏み式ペダルは、ブレーキペダルとして構成される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の足踏み式操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018055316A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社デンソー ペダル装置
WO2019087817A1 (ja) * 2017-11-02 2019-05-09 株式会社デンソー ペダル装置

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