JP2009251566A - 表示装置 - Google Patents

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Norikazu Kaneda
憲和 金田
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Abstract

【課題】本発明は、補強部材が他の部材の取り付けられている状態であっても、補強部材に対する表示部材の取り付けの確認を容易にできる表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】デジタルカメラでは、画像を表示する表示面を表面に有する表示部材と、表示部材の背面に一部が接するように設けられ、表示部材を補強するための補強部材と、を備える。表示部材は、前記背面に設けられ、当該背面と相まって、補強部材の一部を挟む爪部と、当該背面の一部を突起させた凸部と、を有する。また、補強部材は、爪部を挿入可能に形成される切り欠き部と、凸部が係合される凹部と、を有する。そして表示部材は、爪部が切り欠き部に挿入された状態でスライドされると、爪部によって、補強部材の一部が挟まれると共に、凸部によって、補強部材の凹部が係合される。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像を表示可能な表示部材を備える表示装置に関する。
従来の表示装置としては、下記の特許文献1に記載されるようなものが存在する。
特許文献1に記載の表示装置は、液晶ユニットと、当該液晶ユニットの背面に設けられる補強部材とを有する。これによって、補強部材が、液晶ユニットのたわみを防止している。
特開平2−2641217号公報
ところで、デジタルカメラ等に用いられる表示装置では、図10のように、表示部材として、液晶ユニットと、バックライトユニットと、液晶ユニットおよびバックライトユニットを保持する保持部材(板金等)を有することが多い。このため、表示部材(保持部材)と補強部材とを機構で取り付けさせることが可能となる。
しかしながら、このような構成において、補強部材が他の部材に固定されている場合、表示部材と補強部材の取り付けが確認しにくい。すなわち、表示部材と補強部材の取り付け場所が、表示部材や他の部材で隠れてしまい確認しにくい。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、補強部材が他の部材の取り付けられている状態であっても、補強部材に対する表示部材の取り付けの確認を容易にできる表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、画像を表示する表示面を表面に有する表示部材と、前記表示部材の背面に一部が接するように設けられ、前記表示部材を補強するための補強部材と、を備える。前記表示部材は、前記背面に設けられ、当該背面と相まって、前記補強部材の一部を挟む爪部と、当該背面の一部を突起させた凸部と、を有する。また、前記補強部材は、前記爪部を挿入可能に形成される切り欠き部と、前記凸部が係合される凹部と、を有する。そして前記表示部材は、前記爪部が前記切り欠き部に挿入された状態でスライドされると、前記爪部によって、前記補強部材の一部が挟まれると共に、前記凸部によって、前記補強部材の凹部が係合される。
このようにすれば、表示部材を補強部材に取り付ける際に、凸部と凹部の係合によって、クリック感がでるため、表示部材と補強部材がしっかり取り付けられたことを容易に確認できる。また、凸部に凹部が係合されているので、簡単に表示部材と補強部材が外れてしまうといったことを防止できる。
また、好ましくは、前記凸部は、略半円形状に突起されている。
このようにすれば、表示部材を補強部材から取り外しも可能となる。例えば、表示部材が故障してしまった場合に、表示部材のみの取り外しが可能となるため、有効となる。他の故障した場合でも、取り外しが容易となるため、修理を容易にできるようになる。
さらに、好ましくは、前記表示部材の表面側に設けられるタッチパネルをさらに備える。
このようにすれば、使用者にタッチ操作される環境であっても、表示部材の背面に、補強部材を備えているので、表示部材のたわみを防止できる。
また、好ましくは、前記表示部材は、凸部に替えて、凹部を有し、前記補強部材は、凹部に替えて、凸部を有する。
すなわち、本発明は、補強部材が他の部材に取り付けられている状態であっても、補強部材に対する表示部材の取り付けの確認を容易にできる。
(実施の形態1)
1.構成
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態は、本発明の表示装置を、デジタルカメラ1に適用した例を説明する。
図1、図2は、実施の形態1にかかるデジタルカメラの一部分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る表示部材の背面およびレンズユニットに固定された補強部材の一面を示す平面図である。図4は、実施の形態1に係る補強部材の平面図である。図5は、実施の形態1に係る前面ケース内に設置されたレンズユニットを説明するための図である。以下、具体的に説明する。
デジタルカメラ1は、前面ケース15と、背面ケースを備える。デジタルカメラ1は、前面ケース15および背面ケース内に、表示部材11と、補強部材12と、回路基板13と、レンズユニット14と、を備える。
表示部材11は、画像を表示する表示面を表面に有するものである。すなわち、表示部材11は、回路基板13から出力された画像データを、表示画像として表示させるものである。したがって、表示部材11は、液晶ユニット113と、バックライトユニット114と、保持部材(板金)115で構成できる。
液晶ユニット113は、液晶ガラスや液晶ガラス用板金(液晶ガラスを押さえておくための板金)等を有して構成される。なお、液晶ユニット113には、液晶ユニット用フレキ116が接続されている。この液晶ユニット用フレキ116は、回路基板13とコネクタ等で接続されている。これによって、液晶ユニット113は、回路基板13から画像データ等を受信できるようしている。
バックライトユニット114は、光源および導光板、反射シート、拡散シート、第1偏光シート、第2偏光シート等を有して構成される。なお、バックライトユニット114には、バックライトユニット用フレキ117が接続されている。このバックライトユニット用フレキ117は、回路基板13とコネクタ等で接続されている。これによって、バックライトユニット114は、回路基板13から信号を受信して、補強部材12に対して光を照射させる。
保持部材(板金)115は、金属で構成され、爪部111と凸部112が形成されている。
爪部111は、表示部材11の背面、すなわち、保持部材(板金)115の背面に設けられ、保持部材115の背面と相まって、補強部材12の一部を挟むように構成したものである。この爪部111は、補強部材12の一部を挟むことによって、補強部材12を保持できるようにしている。ここで複数の爪部111は、補強部材12に対して一方向からスライドされ、保持部材(板金)115の背面と相まって、補強部材12の一部を挟むようにしている。また、爪部111は、断面が略L字形状で構成されている。そして爪部111の先端に、突起を設けるようにしている。なお、爪部111は、必ずしも断面が略L字形状である必要はなく、爪部111と、保持部材115の背面で、補強部材12を挟むことができるものであればどのような構成であってもかまわない。
また、凸部112は、表示部材11の背面、すなわち、保持部材(板金)115の背面の一部を突起させたものである。ここで凸部112は、補強部材12に対して爪部111をスライドする方向と逆の方向に、設けられる。すなわち、凸部112が設けられる位置は、補強部材12が爪部111に挟まれる位置と、爪部111で対向する。なお、凸部112は、図5のように、断面が略半円形状になるように突起させている。これによって、表示部材11が補強部材12に取り付けられた後でも、力を入れれば、簡単に取り外しができるようになる。なお、必ずしも図5のように断面が略半円形状になるように突起させる必要はなく、例えば、図9のように、断面を略直角三角形形状になるように突起させてもよい(凸部112a)。
なお、図11に示すように、表示部材11の表面に、タッチパネル16を設けるようにしてもよい。このようにすれば、使用者にタッチ操作される環境であっても、表示部材の背面に、補強部材を備えているので、表示部材のたわみを防止できる。
補強部材12は、表示部材11の背面に一部が接するように設けられ、表示部材11の補強をするための部材である。ここで補強部材12は、金属で構成され、切り欠き部121と凹部122とビス挿入孔123が形成されている。なお、補強部材12は、表示部材11の背面に収まる程度か、少しはみ出る程度の大きさで構成されることが好ましい。このようにすれば、表示部材を補強した場合であっても、表示装置のさらなる大型化を防ぐことができる。すなわち、表示部材を補強しつつも、表示装置を小型で構成できる。
切り欠き部121は、爪部111を挿入可能に構成されたものであって、この形態では、略台形形状を有している。これによって、爪部111の取り付け位置の位置決めを容易にしている。なお、切り欠き部121は、必ずしも略台形形状である必要はなく、略長方形状であってもよい。すなわち、切り欠き部121は、補強部材12の一部を切り欠いたものであればよい。
凹部122は、凸部112を係合させる。凹部122は、凸部112を係合させるため、補強部材12に、略円形の孔を形成している。なお、凹部122は、必ずしも略円形の孔を形成する必要はなく、例えば、補強部材の一部を窪ませるようにしてもよい。すなわち、凸部を係合できるものであればどのような構成であってもかまわない。
ビス挿入孔123は、ビスを挿入可能に構成される。これによって、補強部材12が、レンズユニット14に設置された状態で、固定される。すなわち、補強部材12がレンズユニット14にビスで螺着される。なお、他の部材(たとえば、レンズユニット)への固定は、ビスによる螺着に限られず、機構構造で固定されるようにしてもよい。
回路基板13は、前面ケース15に設けられる基板である。回路基板13は、CPU、RAM、ROMなどの半導体回路や、コネクタなどを有している。これによって、回路基板13は、表示部材11に対して画像データを出力可能に構成されている。回路基板13は、ROMに記憶された画像データや、外部装置から取得した画像データを、表示部材11に対して出力可能である。
レンズユニット14は、前面ケース15に設けられるレンズ鏡筒である。レンズ鏡筒は、CCDや複数枚のレンズ、メカシャッタ等を備える。これによって、被写体像を撮像して、画像データを生成することができる。この画像データは、フレキシブルケーブル等を介して、回路基板13等に設けられる記憶媒体(ROM等)に記憶される。レンズユニット14は、ビス孔141を有し、補強部材12とビスで固定できるようにしている。
2.組み立て方法
次に、このように構成されたデジタルカメラの組み立て方法を説明する。ここで前面ケース15に対する回路基板13やレンズユニット14の取り付けについては、従来技術と同様であるため、説明を省略する。すなわち、図5のように、前面ケース15に回路基板13とレンズユニット14が設置された状態から説明を行なう。
まず、前面ケース15に設置された回路基板13のコネクタに対して、液晶ユニット用フレキ116とバックライトユニット用フレキ117を接続する。その後、前面ケース15に設置されたレンズユニット14のビス孔141に対して、補強部材12のビス挿入孔123を合致するように設置させる。この補強部材12がレンズユニット14に設置された状態で、ビスによって螺着(固定)する。要するに、図5に対して、図4の補強部材を設置する。
次に、補強部材12の切り欠き部121に、表示部材11の爪部111を挿入させる。すなわち、図7の状態から図8の状態にする。この後、表示部材11の爪部111が補強部材12の121に挿入された状態で、図8の矢印のように、表示部材11をスライドさせる。このように表示部材11をスライドさせると、図6のように、爪部111によって、補強部材12の一部が挟まれる。これと共に、図6のように、凸部112によって、補強部材12の凹部122が係合される。これによって、凸部112が凹部122に係合される際、爪部111によって背面方向に掛けられている力で、表示部材11の背面が補強部材12にたたき付けられ、クリック感が発生する。
この後、前面ケース15に背面ケースを設置して、ビス等で、前面ケース15と背面ケースを固定させる。なお、この際、必要であれば、表示部材を前面ケース15又は背面ケースにビス等で固定させる(例えば、図1の背面ケース用固定部材118を利用する)。
これによってデジタルカメラ1の組み立てが終了する。
3.まとめ
上述のようにデジタルカメラ1では、画像を表示する表示面を表面に有する表示部材11と、表示部材11の背面に一部が接するように設けられ、表示部材11を補強するための補強部材12と、を備える。表示部材11は、前記背面に設けられ、当該背面と相まって、補強部材12の一部を挟む爪部111と、当該背面の一部を突起させた凸部112と、を有する。また、補強部材12は、爪部111を挿入可能に形成される切り欠き部121と、凸部112が係合される凹部122と、を有する。そして表示部材11は、爪部111が切り欠き部121に挿入された状態でスライドされると、爪部111によって、補強部材12の一部が挟まれると共に、凸部112によって、補強部材12の凹部122が係合される。
このようにすれば、表示部材を補強部材に取り付ける際に、凸部と凹部の係合によって、クリック感がでるため、表示部材と補強部材がしっかり取り付けられたことを容易に確認できる。また、凸部に凹部が係合されているので、簡単に表示部材と補強部材が外れてしまうといったことを防止できる。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明は、実施の形態1に限定されず、他の実施の形態においても実現可能である。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。
本発明の実施の形態1では、液晶ユニット113を有する表示部材11を用いて説明したが、これに限られず、有機ELユニットを有する表示部材であってもよい。
また、本発明の実施の形態1では、表示部材11に凸部112を有し、補強部材12に凹部を設けるようにしたが、これに限られない。他の実施の形態は、表示部材に凹部を有し、補強部材に凸部を有するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態1では、保持部材115を金属で構成するようにしたが、これに限られず、樹脂で構成してもよい。
また、本発明の実施の形態1では、補強部材12を金属で構成するようにしたが、これに限られず、樹脂で構成してもよい。
また、本発明の実施の形態1では、補強部材12をレンズユニット14に固定させた。しかし、これに限られず、どのような部材に固定してもかまわない。すなわち、補強部材は、固定させる他の部材として、どのような部材であってもかまわない。
すなわち、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施できる。
本発明は、画像を表示可能な表示部材を備える表示装置に適用可能である。具体的には、表示部材を備えるデジタルカメラ、携帯電話、パソコン用モニター等に利用できる。
実施の形態1に係るデジタルカメラの一部分解斜視図 実施の形態1に係るデジタルカメラの一部分解斜視図 実施の形態1に係る表示部材の背面およびレンズユニットに固定された補強部材の一面を示す平面図 実施の形態1に係る補強部材の平面図 実施の形態1に係る前面ケース内に設置されたレンズユニットを説明するための図 実施の形態1に係る表示部材と補強部材の取り付け後を説明するための断面模式図 実施の形態1に係る表示部材と補強部材の取り付け前を説明するための断面模式図 実施の形態1に係る表示部材と補強部材の取り付け途中を説明するための断面模式図 他の実施の形態に係る凸部を説明するための図 実施の形態1に係る表示部材を説明するための一部断面図 他の実施の形態にかかるタッチパネルを備えた表示装置を説明するための図
符号の説明
1 デジタルカメラ
11 表示部材
111 爪部
112 凸部
113 液晶ユニット
114 バックライトユニット
115 保持部材(板金)
116 液晶ユニット用フレキ
117 バックライトユニット用フレキ
118 背面ケース用固定部材
12 補強部材
121 切り欠き部
122 凹部
123 ビス挿入孔
13 回路基板
14 レンズユニット
141 ビス孔
15 前面ケース
16 タッチパネル

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示面を表面に有する表示部材と、
    前記表示部材の背面に一部が接するように設けられ、前記表示部材を補強するための補強部材と、を備える表示装置であって、
    前記表示部材は、
    前記背面に設けられ、当該背面と相まって、前記補強部材の一部を挟む爪部と、当該背面の一部を突起させた凸部と、を有し、
    前記補強部材は、
    前記爪部を挿入可能に形成される切り欠き部と、前記凸部が係合される凹部と、を有し、
    前記表示部材は、
    前記爪部が前記切り欠き部に挿入された状態でスライドされると、
    前記爪部によって、前記補強部材の一部が挟まれると共に、
    前記凸部によって、前記補強部材の凹部が係合される、
    表示装置。
  2. 前記凸部は、略半円形状に突起されている、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部材の表面側に設けられるタッチパネルをさらに備える、
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記表示部材は、凸部に替えて、凹部を有し、
    前記補強部材は、凹部に替えて、凸部を有する、
    請求項1に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9226421B2 (en) 2012-07-17 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Electro-optical device with reinforcing structure and electronic apparatus having the electro-optical device

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