JP2009251413A - 銘板及びその製造方法 - Google Patents

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Yasuyuki Yoshii
康之 吉井
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】必要以上の塗料(着色剤)を使わず、凹部の必要な部分に必要な膜厚の塗料(着色剤)が適用でき、さらに、着色後に余分の塗料を剥す、あるいは、表面を修正処理するなどの複雑な工程を必要としない、簡略化された工程で得られる、凹部が着色した銘板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板に所定の文字や模様を彫刻して凹部を形成し、前記凹部を着色してなる銘板及びその製造方法において、前記凹部にディスペンサーを用いて塗料を該ディスペンサーのノズルヘッドから間歇的に吐出して、前記塗料を前記凹部の底面および側面に付着させることで、前記凹部内面を着色する。
【選択図】図1

Description

本発明は、凹部が着色したロゴバッチ、銘板及びその製造方法に関する。
従来、表札、サインパネル、ロゴバッチや銘板等(以下銘板で総称する)は、基材として木材、石、ガラス、陶磁器、セラミックス、金属板又はプラスチック板およびこれらを複合した材料が使われ、表面にインキや塗料等の着色剤を用いて、文字や絵柄を着色していた。耐久性や長期の屋外使用での耐候性、あるいは、デザインの独自性の表現等の理由で、彫刻あるいはエッチング等で凹部を形成し、その凹部に筆等で塗料を流し込んで着色することが古くから行われており、銘板にも凹部を着色するものが多用されていた。
たとえば、金属板を彫刻あるいはフォトエッチング法にてハーフエッチングした銘板の凹部を着色する際は、凹部が形成された金属板全体にスプレー等で塗料を全面吹付け塗装し、乾燥させ、凹部に塗料を残した状態で、凹部以外の金属板表面に付着した塗料を剥がすかあるいは削り取る方法がとられている。この場合、一般に、塗料をアルカリ溶液、溶剤等の薬品で弱くし、スクレーパーやプラスチックの板で擦り剥離或いは、研磨ローラーで表面研磨し塗装を剥離する。そのため、表面に傷が付くのでわざとヘアライン模様を付けるデザインとする、あるいは、剥離後の表面を磨く、さらに表面を着色、メッキ等で後処理していた。
また、金属板にレジストパターンを形成して、レジストパターンを耐エッチング層として金属板をハーフエッチングした後、レジストが付いた状態で、塗料を電着塗装し、その後レジストを剥離して製品とする方法がある。この場合は、レジストを剥すための剥離液に浸漬、あるいはスプレーする必要があり、さらに、電着塗装の場合は塗料の色が非常に少なく限定され、要求される色で着色できない場合もあった。
また、彫刻による凹部形成とは異なるが、特許文献1には、アルミニウムの表面に陽極酸化皮膜を形成し、その表面に所望の文字、図形、パターンを形成するためのレジスト塗布を行い、表面に染料を与えて非レジスト部部分の陽極酸化皮膜の微細孔内を染料で埋め、封孔処理する銘板の製法が開示されている。
また、彫刻部分に着色するプラスチックについては、特許文献2に、耐溶剤性を有しないプラスチックプレートの上に耐溶剤性塗膜を形成して乾燥してから、所定の文字や模様を彫刻し、この彫刻部分に有色ラッカーを塗り込んで乾燥し、最後に彫刻部分からはみ出したラッカー塗装部をラッカーシンナーで拭き取る製法が開示されている。
特許昭62−57719号公報 特開平7−306644号公報
上記した従来の銘板の製法によれば、着色塗料を多く必要とし、塗装後の工程が複雑であり、着色できる色の種類を含めてデザイン的な制約が多く、大量生産しにくい等の問題があった。
本発明の目的は、必要以上の塗料(着色剤)を使わず、凹部の必要な部分に必要な膜厚
の塗料(着色剤)が適用でき、さらに、着色後に余分の塗料を剥す、あるいは、表面を修正処理するなどの複雑な工程を必要としない、簡略化された工程で得られる、凹部が着色した銘板及びその製造方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、基板に所定の文字や模様を彫刻して凹部を形成し、前記凹部を着色してなる銘板の製造方法において、前記凹部にディスペンサーを用いて塗料を該ディスペンサーのノズルヘッドから間歇的に吐出して、前記塗料を前記凹部の底面および側面に付着させることで、前記凹部内面を着色することを特徴とする銘板の製造方法である。
また、本発明の請求項2に係る発明は、基板に所定の文字や模様を彫刻した凹部が形成され、前記凹部が着色されている銘板において、
前記凹部にディスペンサーを用いて塗料を該ディスペンサーのノズルヘッドから間歇的に吐出して、前記塗料を前記凹部の底面および側面に付着させることで、前記凹部内面が着色されていることを特徴とする銘板である。
本発明の銘板の製造方法によれば、塗料をディスペンサーのノズルヘッドから間歇的に吐出して、前記塗料を前記凹部の底面および側面に付着させることで、前記凹部内面を着色するために、必要以上の塗料がいらず、膜厚も均一にコントロールできるため省資源、省エネルギーとなる。また着色後、基板表面の塗料を剥したり、削り落としたり、あるいはレジストを剥したり洗浄する工程を必要としないため、工程が簡略化される。
また、本発明の銘板は、凹部内の着色塗料の膜厚を底面および側面で均一にコントロールすることが可能であるため、膜厚を必要最低限に薄くすることが可能であり、着色剤の隠蔽力が不足している場合でも底面凹部内、特に底面と側壁面での着色のバラツキがなく、淡い色の使用も可能であり、下地となる基材の色に影響されないデザイン表現が可能となる。
本発明の銘板を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の銘板の一例を示す概略図であり、(a)は断面で説明する概略図、(b)は平面で見た場合の概略図である。フォトエッチング法によるハーフエッチングあるいは彫刻により基材2に形成された凹部6に、ディスペンサーのノズルヘッド5から塗料4を凹部形状に同調させて間歇的に吐出されることで、塗料が凹部6の底面および側面に付着して、凹部6が均一に着色された銘板1が得られる。また、図1(c)に断面の概略図を示すように、凹部の着色層の上にさらに透明樹脂層7を設けることもディスペンサーのノズルヘッドを交換することで簡便に得ることができる。
本発明に用いる銘板の基材としては、木材、石、ガラス、陶磁器、セラミックス、金属板又はプラスチック板およびこれらを複合した材料を用いることができる。形状も、平面プレート状、曲面を有した板状、あるいは棒状のもの等が使用でき特に制限されない。なお、本発明の簡略化された工程で、効果的なデザイン表現の銘板作成の特徴を生かす上では、絵柄と同調した機械彫刻が可能で後処理を省略できる、平面状又は円筒状のプラスチックあるいは金属プレートが最も適している。
また、本発明で用いる銘板の基材に、文字や絵柄、パターンなどを彫刻して凹部を形成する方法としては、基材を直接切削して機械的に彫刻する方法以外に、基材全面にレジス
ト膜を適用して、文字や絵柄、パターンに対応するよう部分的にレジスト膜を除去して基材表面を露出させ、液体あるいは気体で化学的にエッチング処理する方法、あるいは、サンドブラスト等の手段で機械的に彫刻する方法、さらには、これらを組み合わせた彫刻方法がある。本発明では、凹部の形成に上記した方法あるいは別の方法を用いてもかまわない。
以下に、本発明の銘板の製造方法の具体的実施例を説明する。
まず、公知の自動彫刻機によって、0.3mm厚のステンレス(SUS304)基材に所定の文字と模様を彫刻し、最深部が50μmの凹部を形成した。次に、切削用ヘッドの替わりに、塗料を供給するディスペンサーのノズルヘッドを付け替えて、彫刻された文字と模様に同調させる形でノズルヘッドから顔料を配合したアミノアルキド樹脂塗料を凹部内にのみ間歇的に吐出させて膜厚20μmで着色した。彫刻時の切削ヘッドの動作データと、ノズルヘッドの動きおよび塗料の供給・吐出機構を同期させることで、基板をはずすことなくそのままにセットして効率的な凹部のみの着色を行うことができた。
別に凹部が形成された基板を用いて、上記した自動彫刻機にセットし、彫刻された文字や模様をカメラで画像認識しながら、ディスペンサーのノズルヘッドで凹部をスキャニングしながら、同様に塗料を間歇的に吐出して着色したが、同様に着色可能であった。
基材凹部に着色層を形成した後、基板を自動彫刻機からはずして、130℃20分間塗料を乾燥し、断裁、面取り加工を行い、本発明の銘板を得た。従来の製造方法に比べて塗料のムダがなく、凹部内で特に底面と側壁面での着色濃度のばらつきのないステンレス銘板を、簡略化された工程で得ることができた。
以上述べたように、本発明によって、従来の方法では、複雑な工程を繰り返さなければ得られなかった銘板が簡単に得ることができ、デザイン表現の自由度も大幅に広がった。
本発明の銘板の一例を、断面および平面で説明する概略図。
符号の説明
1・・・銘板 2・・・基材 3・・・着色層 4・・・塗料(着色剤)
5・・・ディスペンサーのノズルヘッド 6・・・凹部(彫刻部)
7・・・透明樹脂層

Claims (2)

  1. 基板に所定の文字や模様を彫刻して凹部を形成し、前記凹部を着色してなる銘板の製造方法において、
    前記凹部にディスペンサーを用いて塗料を該ディスペンサーのノズルヘッドから間歇的に吐出して、前記塗料を前記凹部の底面および側面に付着させることで、前記凹部内面を着色することを特徴とする銘板の製造方法。
  2. 基板に所定の文字や模様を彫刻した凹部が形成され、前記凹部が着色されている銘板において、
    前記凹部にディスペンサーを用いて塗料を該ディスペンサーのノズルヘッドから間歇的に吐出して、前記塗料を前記凹部の底面および側面に付着させることで、前記凹部内面が着色されていることを特徴とする銘板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236132A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Chokoku Idea Sha:Kk 彫刻文字塗装装置および方法
CN105551373A (zh) * 2016-01-30 2016-05-04 安徽星光标识系统有限公司 一种仿古铜色工艺标牌的制作方法

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