JP2009251282A - 走査型画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影する画像の制御を容易にしつつ、光学系全体をコンパクト化しやすい走査型画像投影装置。
【解決手段】画像情報に基づいて変調された光束を射出する光源と、その光束を反射して2次元方向に偏向走査する偏向器と、その偏向器により反射された光束を投影方向に向けて射出し、2次元の投影画像を形成する投影光学系とを有し、投影光学系6は、投影画像の中心に至る光束の主光線21に対して傾いて配置された複数の反射面12、13を有し、複数の反射面13,14の中の少なくとも1つの反射面は、主光線21の介する位置にて凹形状の曲面反射面であり、画像の端に至る光束の主光線は、投影光学系6から射出する際に投影画像の中心に至る光束の主光線21から離れる方向に射出される走査型画像投影装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、走査型画像投影装置に関し、特に、光束を2次元走査することによって表示をする走査型画像投影装置に関するものである。
従来、光束走査型の画像投影装置として、映像信号に従って変調されたR(赤)G(緑)B(青)の3色の光束を偏向器にて反射偏向し、2次元走査することによって画像を投影する走査型の画像投影装置は、例えば特許文献1、2にて知られている。
特許文献1には、偏向器としてポリゴンミラーとガルバノミラーを用い、スクリーン上に光束を2次元走査することで画像を投影する走査型画像投影装置が開示されている。
特許文献2には、特許文献1の偏向器のような方式や、偏向器として可動ミラーが2軸のガルバノミラー、若しくは、直交するする1軸のガルバノミラーの組み合わせにより、スクリーン上に光束を2次元走査することで画像を投影する走査型画像投影装置が開示されている。
特開2003−84707号公報 特開2006−186243号公報
しかしながら、従来の映像信号によって変調されたRGB3色の光ビームを偏向器にて反射偏向しスクリーン上に2次元走査するものは、偏向器の偏向角に従って光ビームを走査するものだが、偏向器とスクリーンの間に光学素子がない。そのため、偏向器による偏向後の光束は偏向器に入射する前の光学系によってのみ制御される。
そのため、スクリーンにおける表示画面のディストーション補正、若しくは、偏向器を介した後の光ビームの径の制御等がされないため、投影する画像の全体形状の補正、及び、画像の高精細表示等に対応することができない。
本発明は従来技術のこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、投影する画像の制御を容易にしつつ、光学系全体をコンパクト化しやすい走査型画像投影装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の走査型画像投影装置は、画像情報に基づいて変調された光束を射出する光源と、
前記光束を反射して2次元方向に偏向走査する偏向器と、
前記偏向器により反射された光束を投影方向に向けて射出し、2次元の投影画像を形成する投影光学系とを有し、
前記投影光学系は、前記投影画像の中心に至る光束の主光線に対して傾いて配置された複数の反射面を有し、
前記複数の反射面の中の少なくとも1つの反射面は、前記投影画像の中心に至る光束の主光線の介する位置にて凹形状の曲面反射面であり、
前記画像の端に至る光束の主光線は、前記投影光学系から射出する際に前記投影画像の
中心に至る光束の主光線から離れる方向に射出されることを特徴とするものである。
このように構成することで、光源から発せられた光束は、偏向器で偏向走査され、投影光学系に入射する。
投影光学系を配置することで、偏向角に対応して走査倍率や光束径の大きさを決めることができるため、投影される画像の周辺での歪みを抑え、かつ、画面全体にコントラストを高めることが可能となる。
そして、投影画像の中心に至る光束の主光線に対して傾いて配置された複数の反射面を配置することで、投影光学系内の光路の確保と小型化に有利となる。
そして、複数の反射面の中の少なくとも1つの反射面は投影画像の中心に至る光束の主光線の介する位置にて凹形状とすることで、この反射面に正の光学パワーを持たせられ、小型化に有利な光学設計が可能となる。
そして、投影画像の端に至る光束の主光線が投影光学系から射出する際に投影画像の中心に至る光束の主光線から離れる方向に射出されるようにすることで、投影光学系に対する投影画像のサイズを大きくしやすくなる。
なお、以下、軸上主光線と記載したときは、投影画像の中心に至る光束の主光線を意味し、投影光学系による投影画像の中心と投影光学系の入射瞳の中心の双方を通る光線と定義する。
上述の発明において、さらには以下の何れかの構成を満足することがより好ましい。
すなわち、前記投影光学系中の前記曲面反射面の形状は非回転対称の非球面形状であることが望ましい。
このように構成すると、回転対称の反射面に比べ、偏心による収差の低減に有利となり、投影画像の歪みの低減やコントラストの向上に一層有利となる。
また、前記曲面反射面を第1の曲面反射面としたとき、前記投影光学系は前記第1の曲面反射面の他に第2の曲面反射面を有するものとしてもよい。
このように構成し、少なくとも2つの反射面をそれぞれ曲面反射面とすることで、偏心による収差の補正を行いやすくなり、投影光学系の小型化に有利となる。
その場合に、前記第1及び第2の曲面反射面のそれぞれの形状は、非回転対称の非球面形状であることが望ましい。
このように構成して、2つの非回転対称の非球面形状を用いることで、設計自由度が大幅に高くなるため、偏心による収差の補正、画像の歪みの低減、コントラストの向上に一層有利となり、小型化しやすくなる。
また、前記投影光学系は前記第1及び第2の曲面反射面を内面反射面としたプリズムを有することが望ましい。
このように構成すると、複数の曲面反射面の相対的な位置ズレを抑えやすくなり、製造誤差を軽減できる。特に、射出成形等で製造する場合には、プリズムの各面の形状、及び
、相対的な面の配置の製造誤差が小さく抑えられ、入射瞳位置となる偏向器と投影光学系の位置調整はプリズムを所望の位置に固定すればよく、調整工程を省略することができる。
また、入射側の屈折面の屈折作用により画像の端に至る光束と軸上主光線とのなす角を小さくできる。一方、射出側の屈折面の屈折作用により画像の端に向かう光束と軸上主光線とのなす角を大きくできるので、投影光学系の小型化と投影画角の確保の両立に有利となる。
この場合に、前記投影光学系中の前記プリズムは、透過作用を有する第1面、内部反射作用と透過作用を有する第2面、反射作用を有する第3面の3つの光学面を有し、前記第1面から前記第3面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器からの光束は前記第1面を透過してプリズム内部に入り、前記第2面で反射し、次いで前記第3面で反射され、次いで前記第2面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとるものとすることができる。
このように構成して、第2面である反射面を反射と透過の双方の機能を持たせることで、プリズム内の光路を確保しつつプリズムサイズを小さくできるので、小型化に有利となる。この構成は後記の実施例1が対応する。
また、前記投影光学系中の前記プリズムは、透過作用を有する第1面、内部反射作用を有する第2面、内部反射作用をする第3面、透過作用を有する第4面の4つの光学面を有し、前記第1面から前記第4面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器側からの光束は前記第1面を透過して媒質内部に入り、次いで前記第2面で反射し、次いで前記第3面で反射され、次いで前記第4面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとるものとすることができる。
このように構成して、第1面と第4面の屈折作用により、プリズムの小型化と投影画角の確保の両立に有利となる。また、第2面と第3面の曲面反射により光束の集光性や像の歪みの修正をバランスさせやすくなり、投影光学系内の光路の確保と小型化に有利となる。この構成は後記の実施例2が対応する。
この場合に、前記第2面と前記第3面はそれぞれ投影画像の中心に至る光束を鋭角で反射し、かつ、前記投影画像の中心に至る光束をプリズム内で交差させる位置に配置し、かつ、前記第2面と前記第3面は前記投影画像の中心に至る光束の主光線の介する位置が凹面であるようにすることが望ましい。
このように構成することで、入射瞳となる偏向器の偏向反射面からの光束はプリズム内の第2面で反射する光路と、第3面で反射して第4面から射出する光路とが対称的な配置となる。かつ、2つの反射面に正のパワーを分配するようにしたため、偏心した反射面での発生する収差を抑えやすくなる。この構成は後記の実施例2が対応する。
この場合、前記第4面は射出側に凹の面であることが望ましい。
このように構成して、射出面である第4面に負のパワーを与えることで、軸外収差である像面湾曲を抑える効果を得るのに有利となる。この構成は後記の実施例2が対応する。
また、前記第1の曲面反射面と前記第2の曲面反射面が共に凹面反射面であり、前記第1の曲面反射面と前記第2の曲面反射面の間の光路中に中間像を形成するようにすることが望ましい。
このように構成することで、偏向器からの光束を投影光学系内で一度集光させ、2次元の点の集まり、すなわち中間像(1次像)を形成する。その中間像を投影することで、投影倍率の制御が容易となる。中間像よりも偏向器側の光路に配置された凹面反射面は光束を集光し中間像を形成することに寄与し、中間像よりも投影側の光路に配置された凹面反射面は中間像からの光束の広がりを制御し光束径の調整や投影倍率の調整に寄与する。この構成は後記の実施例3〜5が対応する。
この場合に、前記第1の曲面反射面と前記第2の曲面反射面は前記中間像を間にはさみ向かい合って位置することが望ましい。
このように構成することで、中間像の直前直後に正パワーの凹面を配置することでの投影光学系の小型化に有利となる。この構成は後記の実施例3〜5が対応する。
そして、前記投影光学系内でかつ前記中間像よりも投影側に入射瞳と共役な瞳を形成するようにすることが望ましい。
このように、投影光学系内に中間像と瞳を形成することで、投影光学系内の光路の確保と小型化の両立に一層有利となる。この構成は後記の実施例3〜5が対応する。
また、前記投影光学系中の前記プリズムは、少なくとも4つの光学面を有し、前記プリズム内部で中間像を形成し、その中間像を拡大投影するようにすることが望ましい。
このように構成して、偏向器からの光束をプリズム内で一度集光させ、2次元の点の集まり、すなわち中間像(1次像)を形成する。その中間像を拡大投影することで、投影倍率を制御が容易となる。この構成は後記の実施例3〜5が対応する。
また、前記投影光学系中の前記プリズムは、透過作用と反射作用を有する第1面、内部反射作用を有する第2面、内部反射作用を有する第3面、透過作用を有する第4面の4つの光学面を有し、前記第1面と前記第4面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器から射出される光束は、前記第1面を透過してプリズム内部に入り、次いで前記第2面で反射し、次いで前記第1面で反射され、次いで前記第3面で反射し、次いで前記第4面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとり、前記第2面と前記第3面との間に前記中間像を形成するようにすることができる。
このような構成で、第1面は、投影光学系の入射瞳となる偏向器の反射面から射出した光束をプリズム内部に導入する透過面と、内部反射面である第2面で反射した光束を反射する2つの作用を有する面となっている。そのため、光路確保と投影光学系の小型化に有利となる。そして、光束は第3面で反射され、第4面で透過されて投影される。この構成は後記の実施例3、5が対応する。
また、第2面と第3面の間に中間像が形成されるので、投影光学系のコンパクト化や投影倍率の調整を行いやすくなる。
この場合に、前記プリズム内に瞳を形成するようにすることが望ましい。
このように構成すると、光路を細くできるのでプリズムの小型化に一層有利となる。
そして、前記瞳が前記中間像と前記第3面の間の光路に形成されることが望ましい。
このように構成すると、プリズムの小型化に一層有利となる。
また、前記第1面は、前記第2面で反射した光束が当たる位置に光束を反射する反射コートが施されているものとしてもよい。
すなわち、第1面の光束が反射する箇所の近傍にて中間像や瞳が形成されるため、第1面における反射領域は光が集まった状態になる。そのため、第1面の反射領域は狭い領域となり、透過領域とは別の領域に設定できるので、この箇所に反射コートを施しても透過領域への影響を軽減できる。
反射コートとしては、例えばアルミニウムをコーティングを行い、内部反射を行うことができる。
また、中間像と瞳との間の光路に第1面の反射面が位置することが、第1面の透過領域を確保する上でより好ましい。
また、4つの光学面で構成する場合、前記中間像は前記第2面から前記第1面への光路中に形成され、前記第2面と前記第1面は凹面反射面を持つものとすることができる。
このように構成すると、プリズムの小型化と光束の制御の両立が一層行いやすくなる。
また、前記第3面から前記第4面への光路が前記第1面から前記第2面への光路及び前記第2面から前記第1面への光路の双方と交差するようにすることができる。
このように構成して、光路の折り返しを繰り返すことで、プリズム内の光路の確保とプリズムの小型化の両立に有利となる。
また、少なくとも4つの光学面を有する場合、前記走査光学系の前記プリズムは、透過作用を有する第1面、内部反射作用を有する第2面、内部反射作用を有する第3面、内部反射作用を有する第4面と、透過作用を有する第5面の5つの光学面を有し、前記第1面と前記第5面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器から射出される光束は、前記第1面を透過して媒質内部に入り、次いで前記第2面で反射し、次いで前記第3面で反射し、次いで前記第4面で反射し、次いで前記第5面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとり、前記第2面と前記第4面との間に前記中間像を形成するものとすることができる。
このように構成すると、第1面は、投影光学系の入射瞳となる偏向器の反射面から射出した光束をプリズム内部に導入する透過面であり、第1面を透過した光束は内部反射面である第2面、第3面、第4面で反射され、第5面で透過されて投影される。第2面と第4面の間に中間像が形成されるので、投影光学系のコンパクト化や投影倍率の調整を行いやすくなる。この構成は後記の実施例4が対応する。
この場合に、前記プリズム内に瞳を形成するようにすることが望ましい。
このように構成すると、光路を細くできるのでプリズムの小型化に一層有利となる。
そして、前記瞳が前記中間像と前記第4面の間の光路に形成されることが望ましい。
このように構成すると、プリズムの小型化に一層有利となる。
また、5つの光学面で構成する場合、前記中間像は前記第2面から前記第3面への光路中に形成され、前記第2面と前記第3面は凹面反射面を持つことが望ましい。
このように構成すると、プリズムの小型化と光束の制御の両立が一層行いやすくなる。
その場合、前記第4面が凸形状の反射面を有することが望ましい。
このように構成した場合、第2、第3面が正のパワーを持つため、第4面の反射面に負のパワーを持たせることで光学系全体のペッツバール和を小さくすることに寄与している。また、この負のパワーによって軸外光線のプリズムからの射出角を大きくし、投影画角拡大に有利となる。
また、前記第4面から前記第5面への光路が前記第1面から前記第2面への光路及び前記第2面から前記第3面への光路の双方と交差するようにすることができる。
このように構成すると、光路の折り返しを繰り返すことでプリズム内の光路の確保とプリズムの小型化の両立に有利となる。
以上において、前記偏向器は、互いに直交する2軸を回転軸とするミラーを有するものとすることができる。
このように構成すると、投影光学系における入射瞳が走査方向によらず略同じ位置にでき、入射瞳を投影光学系に近づけやすくなり、投影画角の確保と投影光学系の小型化の両立に有利となる。
また、前記光源と前記偏向器との間に、前記光源からの光束を所定形状の光束径に変換する変換光学系を有することが望ましい。
このように構成すると、変換光学系により光束径が制御されることで、投影される画像のコントラストを高めやすくなる。
また、前記光源がレーザー光源であることが望ましい。
このように光源としてレーザー光源を用いることで、投影画像の明るさの確保に有利となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、投影する画像の制御(例えば、投影画像のディストーション補正やスクリーン上における光束径の制御)を容易にしつつ、光学系全体をコンパクト化しやすい走査型画像投影装置を提供することができる。
以下に、本発明による走査型画像投影装置を実施例に基づいて説明する。
まず、以下の各実施例における基本構成を模式的に図1に示す。光源としてレーザー光源1を用いている。このレーザー光源は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色を発するレーザー光源2R、2G、2Bを備え、この3原色のレーザー光源2R、2G、2Bはそれぞれ画像情報に基づいて変調された光束を射出する。それぞれの光源2R、2G、2Bから射出した光束は、2つのダイクロイックミラー3a、3bにより合成され、レーザー光源1から射出する。
レーザー光源1から射出した光束は、変換光学系4により所定形状の光束径に変換され、略平行光束となって変換光学系4から射出する。変換光学系4は、レーザー光源1からの光束の広がりを調整するコリメーターレンズ系(不図示)と光束の形状を整える光束形状調整光学系(不図示)を備えている。
変換光学系4を射出した略平行の光束は、垂直方向と水平方向の互いに直交する2軸を回転軸とするジンバル形式の2軸式ガルバノミラー5で反射される。この2軸式ガルバノミラー5における反射方向とレーザー光源1から発する光束の色相、輝度は相関を持っており、光束が2軸式ガルバノミラー5により2次元的に走査された際に投影側に2次元の画像を形成するように制御される。
2軸式ガルバノミラー5で反射した光束は、投影光学系6に入射する。
投影光学系6に入射した光束は、投影光学系6内の複数の反射面で反射し、投影方向が制御される。また、投影光学系6の反射面はそれぞれが曲面で構成され(図1は模式図であり、投影光学系6の反射面は平面的に描かれいるが、後の実施例から明らかなように、自由曲面等の曲面で構成されている。)、光束のまとまりや投影画像の歪みを補正する機能を持つ。
本実施の形態では、偏向器として2軸式のガルバノミラー5を用いているが、1軸式のガルバノミラーを複数用いてもよい。また、ポリゴンミラーを用いてもよい。
図1では、レーザー光源1や変換光学系4、変調の方式は簡略化して示したが、従来技術に記載されるように、公知の構成、変調方式を用いることが可能である。
次に、上述の構成における投影光学系の具体例を示す。なお、以下の各投影光学系は単一のプリズムで構成しているが、補助的なレンズを追加する等の変更を行ってもよいのはもちろんである。
また、各投影光学系は、プリズムの小型化と投影画角の確保を有利とするために、入射瞳の位置が垂直方向、水平方向共に同じ位置となる構成としているが、垂直方向と水平方向で異なる位置であっても構わない。
また、各投影光学系は、入射瞳を通過する軸上主光線を回転対称軸として回転移動させた構成としてもよい。
各実施例における入射瞳の中心は、2軸式ガルバノミラー5(図1)のそれぞれの回転対称軸の交点とし、その交点に2軸式ガルバノミラー5に入射する光束の中心と反射面が重なるように構成されているものとする。
各実施例におけるY−Z平面は、投影画像の垂直方向となるが、Y−Z平面が投影画像の水平方向となるようにプリズムを配置してもよい。
以下、本発明の走査型画像投影装置に用いる投影光学系6の実施例1〜5について説明する。なお、各実施例の構成パラメータは後に示す。
まず、以下の実施例の説明で用いる座標系及び偏心面、自由曲面について説明する。
各実施例において、図3に示すように、軸上主光線21を入射瞳20(図1の2軸式ガ
ルバノミラー5の開口が対応する。)中心を通り、投影面22(図2)中心に到る光線で定義する。
そして、入射瞳20の中心を原点として、軸上主光線21に沿って進む方向をZ軸正方向とし、このZ軸と像面中心を含む平面をY−Z平面とし、原点を通りY−Z平面に直交し、紙面の手前から裏面側に向かう方向をX軸正方向とし、X軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をY軸とする。
実施例1〜5では、このY−Z平面内で各面の偏心を行っており、また、各回転非対称自由曲面の唯一の対称面をY−Z面としている。
偏心面については、光学系の原点の中心からその面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、その面の中心軸(自由曲面については、後記(a)式のZ軸、非球面については、後記(b)式のZ軸)のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、面の中心軸とそのXYZ直交座標系を、まずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した面の中心軸を新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させると共に1度回転した座標系もY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その2度回転した面の中心軸を新たな座標系の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系(平面反射プリズムを含む)を構成する場合には、面間隔が与えられており、その他、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
また、本発明で用いる自由曲面とは、以下の式(a)で定義されるものである。なお、その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
Z=(r2 /R)/[1+√{1−(1+k)(r/R)2 }]
66
+Σ Cj m n
j=1
・・・(a)
ここで、(a)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項である。
球面項中、
R:頂点の曲率半径
k:コーニック定数(円錐定数)
r=√(X2 +Y2
である。
自由曲面項は、
66
Σ Cj m n
j=1
=C1
+C2 X+C3
+C4 2 +C5 XY+C6 2
+C7 3 +C8 2 Y+C9 XY2 +C103
+C114 +C123 Y+C132 2 +C14XY3 +C154
+C165 +C174 Y+C183 2 +C192 3 +C20XY4
+C215
+C226 +C235 Y+C244 2 +C253 3 +C262 4
+C27XY5 +C286
+C297 +C306 Y+C315 2 +C324 3 +C333 4
+C342 5 +C35XY6 +C367
・・・・・・
ただし、Cj (jは1以上の整数)は係数である。
上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではXの奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例えば、上記定義式(a)においては、C2 、C5 、C7 、C9 、C12、C14、C16、C18、C20、C23、C25、C27、C29、C31、C33、C35・・・の各項の係数を0にすることによって可能である。
また、Yの奇数次項を全て0にすることによって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例えば、上記定義式においては、C3 、C5 、C8 、C10、C12、C14、C17、C19、C21、C23、C25、C27、C30、C32、C34、C36・・・の各項の係数を0にすることによって可能である。
また上記対称面の方向の何れか一方を対称面とし、それに対応する方向の偏心、例えば、Y−Z面と平行な対称面に対して光学系の偏心方向はY軸方向に、X−Z面と平行な対称面に対しては光学系の偏心方向はX軸方向にすることで、偏心により発生する回転非対称な収差を効果的に補正しながら同時に製作性をも向上させることが可能となる。
また、上記定義式(a)は、前述のように1つの例として示したものであり、本発明は、対称面を1面のみ有する面対称自由曲面を用いることで偏心により発生する回転非対称な収差を補正し、同時に製作性も向上させるということが特徴であり、他のいかなる定義式に対しても同じ効果が得られることは言うまでもない。
なお、データの記載されていない自由曲面に関する項は0である。屈折率については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。
図2は、実施例1の投影光学系6の軸上主光線21を含むY−Z断面図であり、図3は、図2の投影光学系6を構成する偏心プリズム10の拡大図である。この光学系は、入射瞳20より表示面側の偏心プリズム10と、表示面22よりなり、入射瞳20の前には、図示していないレーザー光源1と変換光学系4とコリメーターレンズ系と光束形状調整光学系とが配置され、コリメーターレンズ系によって略平行光とし、光束形状調整光学系(ビーム整形手段)によってレーザ光を所望のビーム形状にされている。そして、入射瞳20の位置に2軸式のガルバノミラー5が位置し、ミラーの外形形状が入射瞳20を構成する。偏心プリズム10は、入射面である透過作用を有する第1面11と、反射作用と透過作用を兼ねた第2面12と、反射作用を有する第3面13とからなる屈折率が1.3よりも大きい媒質で形成されており、入射瞳20を通った物体(光源)からの光線は、第1面11を透過して媒質内部に入り、第2面12で全反射され、次いで第3面13で反射され、今度は第2面12を透過して偏心プリズム10の外へ出て、表示面22に結像する。
そして、偏心プリズム10の第1面11、第2面12、第3面13は何れもY−Z面を唯一の対称面とする自由曲面からなり、光束にパワーを与えかつ偏心により発生する収差を補正する回転非対称な面形状を有するように構成されている。偏心により発生する収差
を補正するために、特に反射面にこのような面形状をとることは有効である。
このように、走査型画像投影装置の投影光学系6に、3面の中少なくとも1面は回転非対称面で構成されている偏心プリズム10を用いることで、部品点数が少ない簡単な構成で、画角を広くとっても周辺の解像力が高く歪みの少ない投影光学系を構成することができる。
上記実施例1の投影光学系の横収差図を図4〜図6に示す。これらの横収差図において、括弧内に示された数字は(X方向画角、Y方向画角)を表し、その画角における横収差を示す。以下、同じである。
なお、実施例1の光学系の仕様は、
画角 40°×30.52°(水平、垂直)
入射瞳径 φ2.0mm
である。
図7は、実施例2の投影光学系6の軸上主光線21を含むY−Z断面図であり、図8は、図7の投影光学系6を構成する偏心プリズム10の拡大図である。この光学系は、入射瞳20より表示面側の偏心プリズム10と、表示面22よりなり、入射瞳20の前には、図示していないレーザー光源1と変換光学系4とコリメーターレンズ系と光束形状調整光学系とが配置され、コリメーターレンズ系によって略平行光とし、光束形状調整光学系(ビーム整形手段)によってレーザ光を所望のビーム形状にされている。そして、入射瞳20の位置に2軸式のガルバノミラー5が位置し、ミラーの外形形状が入射瞳20を構成する。偏心プリズム10は、入射面である透過作用を有する第1面11と、反射作用を有する第2面12と、反射作用を有する第3面13と、透過作用を有する第4面14からなり、屈折率が1.3よりも大きい媒質で形成されており、入射瞳20を通った物体(光源)からの光線は、第1面11を透過して媒質内部に入り、第2面12で反射され、次いで第3面13で反射され、今度は第4面14を透過して偏心プリズム10の外へ出て、表示面22に結像する。そして、第2面12と第3面13はそれぞれ軸上主光線21を鋭角で反射し、かつ、第1面11から第2面12への光路と第3面13から第4面14への光路とをプリズム内で交差させる位置に配置されている。
そして、偏心プリズム10の第1面11、第2面12、第3面13、第4面14は何れもY−Z面を唯一の対称面とする自由曲面からなり、光束にパワーを与えかつ偏心により発生する収差を補正する回転非対称な面形状を有するように構成されている。偏心により発生する収差を補正するために、特に反射面にこのような面形状をとることは有効である。
このように、走査型画像投影装置の投影光学系6に、4面の中少なくとも1面は回転非対称面で構成されている偏心プリズム10を用いることで、部品点数が少ない簡単な構成で、画角を広くとっても周辺の解像力が高く歪みの少ない投影光学系を構成することができる。
上記実施例2の投影光学系の横収差図を図9〜図11に示す。
なお、実施例2の光学系の仕様は、
画角 30°×22.72°(水平、垂直)
入射瞳径 φ1.0mm
である。
図12は、実施例3の投影光学系6の軸上主光線21を含むY−Z断面図であり、図13は、図12の投影光学系6を構成する偏心プリズム10の拡大図である。この光学系は、入射瞳20より表示面側の偏心プリズム10と、表示面22よりなり、入射瞳20の前には、図示していないレーザー光源1と変換光学系4とコリメーターレンズ系と光束形状調整光学系とが配置され、コリメーターレンズ系によって略平行光とし、光束形状調整光学系(ビーム整形手段)によってレーザ光を所望のビーム形状にされている。そして、入射瞳20の位置に2軸式のガルバノミラー5が位置し、ミラーの外形形状が入射瞳20を構成する。偏心プリズム10は、入射面である透過及び反射作用を有する第1面11と、反射作用を有する第2面12と、反射作用を有する第3面13と、透過作用を有する第4面14からなり、屈折率が1.3よりも大きい媒質で形成されており、入射瞳20を通った物体からの光線は、第1面11を透過して媒質内部に入り、第2面12で反射され、次いで再び第1面11のミラーコーティングされている領域で反射され、第3面13で反射され、今度は第4面14を透過して偏心プリズム10の外へ出て、表示面22に結像する。そして、第1面11と第2面12と第3面13とはそれぞれ軸上主光線21を鋭角で反射し、かつ、第3面13から第4面14への光路が第1面11から第2面12への光路及び第2面12から第1面11への光路の双方と交差するように配置されている。
また、第2面12の反射面と第1面11の反射面の間の光路中に光源の中間像Aを形成するようになっており、さらには、偏心プリズム10内でかつ中間像Aよりも投影側に入射瞳20と共役な瞳Bを形成するように配置されている。そして、その中間像Aはその後にある正のパワーを有する第1面11、第3面13の反射面と射出面である第4面14を介して表示面22に結像する。
そして、偏心プリズム10の第1面11、第2面12、第3面13、第4面14は何れもY−Z面を唯一の対称面とする自由曲面からなり、光束にパワーを与えかつ偏心により発生する収差を補正する回転非対称な面形状を有するように構成されている。偏心により発生する収差を補正するために、特に反射面にこのような面形状をとることは有効である。
このように、走査型画像投影装置の投影光学系6に、4面の中少なくとも1面は回転非対称面で構成されている偏心プリズム10を用いることで、部品点数が少ない簡単な構成で、画角を広くとっても周辺の解像力が高く歪みの少ない投影光学系を構成することができる。
上記実施例3の投影光学系の横収差図を図14〜図16に示す。
なお、実施例3の光学系の仕様は、
画角 30°×22.72°(水平、垂直)
入射瞳径 φ1.0mm
である。
図17は、実施例4の投影光学系6の軸上主光線21を含むY−Z断面図であり、図18は、図17の投影光学系6を構成する偏心プリズム10の拡大図である。この光学系は、入射瞳20より表示面側の偏心プリズム10と、表示面22よりなり、入射瞳20の前には、図示していないレーザー光源1と変換光学系4とコリメーターレンズ系と光束形状調整光学系とが配置され、コリメーターレンズ系によって略平行光とし、光束形状調整光学系(ビーム整形手段)によってレーザ光を所望のビーム形状にされている。そして、入射瞳20の位置に2軸式のガルバノミラー5が位置し、ミラーの外形形状が入射瞳20を構成する。偏心プリズム10は、入射面である透過作用を有する第1面11と、反射作用を有する第2面12、第3面13、第4面14と、透過作用を有する第5面15からなり
、屈折率が1.3よりも大きい媒質で形成されており、入射瞳20を通った物体からの光線は、第1面11を透過して媒質内部に入り、第2面12で反射され、次いで第3面13で反射され、第4面14で反射し、第5面15を透過して偏心プリズム10の外へ出て、表示面22に結像する。そして、第2面12と第3面13と第4面14とはそれぞれ軸上主光線21を鋭角で反射し、かつ、第4面14から第5面15への光路が第1面11から第2面12への光路及び第2面12から第3面13への光路の双方と交差するように配置されている。
また、第2面12の反射面と第3面13の反射面の間の光路中に光源の中間像Aを形成するようになっており、さらには、偏心プリズム10内でかつ中間像Aよりも投影側に入射瞳20と共役な瞳Bを形成するように配置されている。そして、その中間像Aはその後にある正のパワーを有する第3面13、第4面14の反射面と射出面である第5面15を介して表示面22に結像する。
そして、偏心プリズム10の第1面11、第2面12、第3面13、第4面14(第55面は平面)は何れもY−Z面を唯一の対称面とする自由曲面からなり、光束にパワーを与えかつ偏心により発生する収差を補正する回転非対称な面形状を有するように構成されている。偏心により発生する収差を補正するために、特に反射面にこのような面形状をとることは有効である。
このように、走査型画像投影装置の投影光学系6に、5面の中少なくとも1面は回転非対称面で構成されている偏心プリズム10を用いることで、部品点数が少ない簡単な構成で、画角を広くとっても周辺の解像力が高く歪みの少ない投影光学系を構成することができる。
上記実施例4の投影光学系の横収差図を図19〜図21に示す。
なお、実施例4の光学系の仕様は、
画角 30°×22.72°(水平、垂直)
入射瞳径 φ1.0mm
である。
図22は、実施例5の投影光学系6の軸上主光線21を含むY−Z断面図であり、図23は、図22の投影光学系6を構成する偏心プリズム10の拡大図である。この光学系は、入射瞳20より表示面側の偏心プリズム10と、表示面22よりなり、入射瞳20の前には、図示していないレーザー光源1と変換光学系4とコリメーターレンズ系と光束形状調整光学系とが配置され、コリメーターレンズ系によって略平行光とし、光束形状調整光学系(ビーム整形手段)によってレーザ光を所望のビーム形状にされている。そして、入射瞳20の位置に2軸式のガルバノミラー5が位置し、ミラーの外形形状が入射瞳20を構成する。偏心プリズム10は、入射面である透過及び反射作用を有する第1面11と、反射作用を有する第2面12と、反射作用を有する第3面13と、透過作用を有する第4面14からなり、屈折率が1.3よりも大きい媒質で形成されており、入射瞳20を通った物体からの光線は、第1面11を透過して媒質内部に入り、第2面12で反射され、次いで再び第1面11のミラーコーティングされている領域で反射され、第3面13で反射され、今度は第4面14を透過して偏心プリズム10の外へ出て、表示面22に結像する。そして、第2面12と第1面11と第3面13とはそれぞれ軸上主光線21を鋭角で反射し、かつ、第3面13から第4面14への光路が第1面11から第2面12への光路及び第2面12から第1面11への光路の双方と交差するように配置されている。
また、第2面12の反射面と第1面11の反射面の間の光路中に光源の中間像Aを形成
するようになっており、さらには、偏心プリズム10内でかつ中間像Aよりも投影側に入射瞳20と共役な瞳Bを形成するように配置されている。そして、その中間像Aはその後にある正のパワーを有する第1面11、第3面13の反射面と射出面である第4面14を介して表示面22に結像する。
そして、偏心プリズム10の第1面11、第2面12、第3面13、第4面14は何れもY−Z面を唯一の対称面とする自由曲面からなり、光束にパワーを与えかつ偏心により発生する収差を補正する回転非対称な面形状を有するように構成されている。偏心により発生する収差を補正するために、特に反射面にこのような面形状をとることは有効である。
このように、走査型画像投影装置の投影光学系6に、4面の中少なくとも1面は回転非対称面で構成されている偏心プリズム10を用いることで、部品点数が少ない簡単な構成で、画角を広くとっても周辺の解像力が高く歪みの少ない投影光学系を構成することができる。
上記実施例5の投影光学系の横収差図を図24〜図26に示す。
なお、実施例5の光学系の仕様は、
画角 20°×15.07°(水平、垂直)
入射瞳径 φ1.0mm
である。
この実施例では、偏向器による走査角よりも投影する走査角が広くした一例である。偏心プリズム10への入射角は上記のように水平及び垂直の全角が20°×15.07°であったものが、偏心プリズム10から射出する光束は水平及び垂直の全角が38.35°×27.29°の投影角で射出される。
以下に上記実施例1〜5の構成パラメータを示す。これら表中の“FFS”は自由曲面、“RS”は反射面、“HPP”は仮想面を示す。なお、下記データ中、“E-00n (n は整数)”は“×10-n”を意味する。

実施例1
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り面)
2 FFS[1] 偏心(1) 1.5254 56.2
3 FFS[2] (RS) 偏心(2) 1.5254 56.2
4 FFS[3] (RS) 偏心(3) 1.5254 56.2
5 FFS[2] 偏心(2)
6 ∞(HPP) 580.79 偏心(4)
像 面 ∞
FFS[1]
4 7.8211e-004 C6 -3.0540e-003 C8 7.9638e-005
FFS[2]
4 2.4895e-004 C6 5.2606e-004 C8 5.9100e-006
10 -7.4194e-006
FFS[3]
4 5.9881e-004 C6 2.4684e-003 C8 -1.1941e-006
10 -8.5629e-006
偏心(1)
X 0.00 Y 13.28 Z 7.14
α 12.60 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 1.10 Z 10.30
α -49.22 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 0.12 Z -21.19
α -69.80 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α -6.85 β 0.00 γ 0.00 。

実施例2
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り面) 偏心
2 FFS[1] 偏心(1) 1.5254 56.2
3 FFS[2] (RS) 偏心(2) 1.5254 56.2
4 FFS[3] (RS) 偏心(3) 1.5254 56.2
5 FFS[4] 偏心(4)
像 面 ∞ 偏心(5)
FFS[1]
4 3.2336e-003 C6 3.4762e-004 C8 1.7106e-004
10 -1.0704e-003 C11 1.8307e-006 C13 -6.7084e-005
15 1.2066e-004
FFS[2]
4 1.0143e-004 C6 -5.5935e-004 C8 -4.3497e-005
10 -7.2330e-005
FFS[3]
4 -4.0301e-005 C6 -1.3377e-004 C8 -3.7990e-005
10 -8.8667e-005 C11 -1.2060e-006 C13 2.0679e-006
15 -3.2127e-006
FFS[4]
4 1.3919e-003 C6 7.9802e-004 C8 -8.2113e-005
10 -1.6745e-004 C11 -1.9684e-006 C13 1.1748e-005
偏心(1)
X 0.00 Y -2.00 Z 3.13
α 3.25 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -1.05 Z 13.01
α -20.86 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 5.00 Z 8.87
α -68.91 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -2.46 Z 6.85
α -92.64 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -523.02 Z -49.46
α -96.28 β 0.00 γ 0.00 。

実施例3
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り面)
2 FFS[1] 偏心(1) 1.5254 56.2
3 FFS[2] (RS) 偏心(2) 1.5254 56.2
4 FFS[1] (RS) 偏心(1) 1.5254 56.2
5 FFS[3] (RS) 偏心(3) 1.5254 56.2
6 FFS[4] 偏心(4)
像 面 ∞ 偏心(5)
FFS[1]
4 -1.8864e-003 C6 2.6799e-002 C8 -5.1216e-003
10 3.3812e-003 C11 2.4721e-004 C13 2.6888e-004
15 -2.7287e-004
FFS[2]
4 -2.4378e-002 C6 -4.1927e-002 C8 -6.1601e-004
10 2.2410e-004
FFS[3]
4 -3.2053e-002 C6 -1.1008e-002 C8 -1.5706e-003
10 1.1238e-003 C11 6.1963e-005 C13 1.1598e-005
15 9.4628e-005
FFS[4]
4 7.1494e-002 C6 -6.1509e-003 C8 -4.0304e-003
10 1.0843e-003 C11 -5.8804e-004 C13 -1.4946e-004
偏心(1)
X 0.00 Y -0.15 Z 3.95
α 35.34 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 1.82 Z 11.51
α 7.10 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 7.19 Z 5.60
α 78.93 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -1.97 Z 9.13
α 124.49 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -651.28 Z -28.48
α 86.73 β 0.00 γ 0.00 。

実施例4
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り面)
2 FFS[1] 偏心(1) 1.5254 56.2
3 FFS[2] (RS) 偏心(2) 1.5254 56.2
4 FFS[3] (RS) 偏心(3) 1.5254 56.2
5 FFS[4] (RS) 偏心(4) 1.5254 56.2
6 ∞ 偏心(5)
像 面 ∞ 偏心(6)
FFS[1]
4 4.4321e-003 C6 -1.4428e-002 C8 -3.0159e-003
10 2.8753e-003 C11 1.0928e-003 C13 8.6408e-004
15 -4.2448e-004
FFS[2]
4 -2.1923e-002 C6 -3.8514e-002 C8 -4.4917e-004
10 -6.1158e-005 C11 -7.9019e-006 C13 -7.1068e-005
15 1.6403e-005
FFS[3]
4 2.1281e-002 C6 3.4223e-002 C8 4.9564e-004
10 2.0107e-004 C11 1.0048e-004 C13 1.9023e-004
15 -3.5865e-006
FFS[4]
4 -1.8124e-002 C6 3.8989e-003 C8 -7.3645e-007
10 7.3406e-005 C11 2.1544e-004 C13 7.7401e-005
15 -5.4784e-005
偏心(1)
X 0.00 Y -0.72 Z 3.35
α 1.19 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 1.01 Z 16.15
α -15.06 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 9.40 Z 5.53
α -62.34 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -2.98 Z 6.02
α -98.08 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y 6.88 Z 11.70
α 63.99 β 0.00 γ 0.00
偏心(6)
X 0.00 Y 492.64 Z 269.61
α 62.08 β 0.00 γ 0.00 。

実施例5
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 絞り面
2 FFS[1] 偏心(1) 1.5254 56.2
3 FFS[2] (RS) 偏心(2) 1.5254 56.2
4 FFS[1] (RS) 偏心(1) 1.5254 56.2
5 FFS[3] (RS) 偏心(3) 1.5254 56.2
6 FFS[4] 偏心(4)
像 面 ∞ 偏心(5)
FFS[1]
4 -1.4999e-002 C6 3.7510e-002 C8 -7.3349e-003
10 3.1467e-003 C11 3.0604e-004 C13 -2.9467e-004
15 5.5794e-005
FFS[2]
4 -2.5781e-002 C6 -2.7720e-002 C8 -1.1244e-003
10 2.8792e-004
FFS[3]
4 -5.2913e-002 C6 -2.7602e-002 C8 -1.5934e-004
10 -7.4192e-004 C11 -1.1320e-004 C13 1.2255e-004
15 2.1700e-006
FFS[4]
4 6.8149e-002 C6 9.4781e-003 C8 -2.6667e-003
10 2.0910e-004 C11 -4.3883e-004 C13 -1.7984e-004
偏心(1)
X 0.00 Y 0.89 Z 4.02
α 25.73 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 2.46 Z 12.17
α 4.34 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y 7.41 Z 5.02
α 73.68 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -2.87 Z 7.35
α 119.32 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -620.53 Z -157.53
α 74.99 β 0.00 γ 0.00 。
本発明の走査型画像投影装置の各実施例における基本構成を模式的に示す図である。 実施例1の投影光学系の軸上主光線を含むY−Z断面図である。 図2の投影光学系を構成する偏心プリズムの拡大図である。 実施例1の投影光学系の横収差図である。 実施例1の投影光学系の横収差図である。 実施例1の投影光学系の横収差図である。 実施例2の投影光学系の軸上主光線を含むY−Z断面図である。 図7の投影光学系を構成する偏心プリズムの拡大図である。 実施例2の投影光学系の横収差図である。 実施例2の投影光学系の横収差図である。 実施例2の投影光学系の横収差図である。 実施例3の投影光学系の軸上主光線を含むY−Z断面図である。 図12の投影光学系を構成する偏心プリズムの拡大図である。 実施例3の投影光学系の横収差図である。 実施例3の投影光学系の横収差図である。 実施例3の投影光学系の横収差図である。 実施例4の投影光学系の軸上主光線を含むY−Z断面図である。 図17の投影光学系を構成する偏心プリズムの拡大図である。 実施例4の投影光学系の横収差図である。 実施例4の投影光学系の横収差図である。 実施例4の投影光学系の横収差図である。 実施例5の投影光学系の軸上主光線を含むY−Z断面図である。 図22の投影光学系を構成する偏心プリズムの拡大図である。 実施例5の投影光学系の横収差図である。 実施例5の投影光学系の横収差図である。 実施例5の投影光学系の横収差図である。
符号の説明
1…レーザー光源
2R、2G、2B…レーザー光源
3a、3b…ダイクロイックミラー
4…変換光学系
5…2軸式ガルバノミラー
6…投影光学系
10…偏心プリズム
11…第1面
12…第2面
13…第3面
14…第4面
15…第5面
20…入射瞳
21…軸上主光線
22…投影面
A…中間像
B…入射瞳と共役な瞳

Claims (28)

  1. 画像情報に基づいて変調された光束を射出する光源と、
    前記光束を反射して2次元方向に偏向走査する偏向器と、
    前記偏向器により反射された光束を投影方向に向けて射出し、2次元の投影画像を形成する投影光学系とを有し、
    前記投影光学系は、前記投影画像の中心に至る光束の主光線に対して傾いて配置された複数の反射面を有し、
    前記複数の反射面の中の少なくとも1つの反射面は、前記投影画像の中心に至る光束の主光線の介する位置にて凹形状の曲面反射面であり、
    前記画像の端に至る光束の主光線は、前記投影光学系から射出する際に前記投影画像の中心に至る光束の主光線から離れる方向に射出されることを特徴とする走査型画像投影装置。
  2. 前記投影光学系中の前記曲面反射面の形状は非回転対称の非球面形状であることを特徴とする請求項1記載の走査型画像投影装置。
  3. 前記曲面反射面を第1の曲面反射面としたとき、前記投影光学系は前記第1の曲面反射面の他に第2の曲面反射面を有することを特徴とする請求項1又は2記載の走査型画像投影装置。
  4. 前記第1及び第2の曲面反射面のそれぞれの形状は、非回転対称の非球面形状であることを特徴とする請求項3記載の走査型画像投影装置。
  5. 前記投影光学系は前記第1及び第2の曲面反射面を内面反射面としたプリズムを有することを特徴とする請求項3又は4記載の走査型画像投影装置。
  6. 前記投影光学系中の前記プリズムは、透過作用を有する第1面、内部反射作用と透過作用を有する第2面、反射作用を有する第3面の3つの光学面を有し、前記第1面から前記第3面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器からの光束は前記第1面を透過してプリズム内部に入り、前記第2面で反射し、次いで前記第3面で反射され、次いで前記第2面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとることを特徴とする請求項5記載の走査型画像投影装置。
  7. 前記投影光学系中の前記プリズムは、透過作用を有する第1面、内部反射作用を有する第2面、内部反射作用をする第3面、透過作用を有する第4面の4つの光学面を有し、前記第1面から前記第4面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器側からの光束は前記第1面を透過して媒質内部に入り、次いで前記第2面で反射し、次いで前記第3面で反射され、次いで前記第4面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとることを特徴とする請求項5記載の走査型画像投影装置。
  8. 前記第2面と前記第3面はそれぞれ投影画像の中心に至る光束を鋭角で反射し、かつ、前記投影画像の中心に至る光束をプリズム内で交差させる位置に配置し、かつ、前記第2面と前記第3面は前記投影画像の中心に至る光束の主光線の介する位置が凹面であることを特徴とする請求項7記載の走査型画像投影装置。
  9. 前記第4面は射出側に凹の面であることを特徴とする請求項8記載の走査型画像投影装置。
  10. 前記第1の曲面反射面と前記第2の曲面反射面が共に凹面反射面であり、前記第1の曲面反射面と前記第2の曲面反射面の間の光路中に中間像を形成することを特徴とする請求項3又は4記載の走査型画像投影装置。
  11. 前記第1の曲面反射面と前記第2の曲面反射面は前記中間像を間にはさみ向かい合って位置することを特徴とする請求項10記載の走査型画像投影装置。
  12. 前記投影光学系内でかつ前記中間像よりも投影側に入射瞳と共役な瞳を形成することを特徴とする請求項10又は11記載の走査型画像投影装置。
  13. 前記投影光学系中の前記プリズムは、少なくとも4つの光学面を有し、前記プリズム内部で中間像を形成し、その中間像を拡大投影することを特徴とする請求項5記載の走査型画像投影装置。
  14. 前記投影光学系中の前記プリズムは、透過作用と反射作用を有する第1面、内部反射作用を有する第2面、内部反射作用を有する第3面、透過作用を有する第4面の4つの光学面を有し、前記第1面と前記第4面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器から射出される光束は、前記第1面を透過してプリズム内部に入り、次いで前記第2面で反射し、次いで前記第1面で反射され、次いで前記第3面で反射し、次いで前記第4面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとり、前記第2面と前記第3面との間に前記中間像を形成することを特徴とする請求項13記載の走査型画像投影装置。
  15. 前記プリズム内に瞳を形成することを特徴とする請求項14記載の走査型画像投影装置。
  16. 前記瞳が前記中間像と前記第3面の間の光路に形成されることを特徴とする請求項15記載の走査型画像投影装置。
  17. 前記第1面は、前記第2面で反射した光束が当たる位置に光束を反射する反射コートが施されていることを特徴とする請求項16記載の走査型画像投影装置。
  18. 前記中間像は前記第2面から前記第1面への光路中に形成され、前記第2面と前記第1面は凹面反射面を持つことを特徴とする請求項14から17の何れか1項記載の走査型画像投影装置。
  19. 前記第3面から前記第4面への光路が前記第1面から前記第2面への光路及び前記第2面から前記第1面への光路の双方と交差することを特徴とする請求項14から18の何れか1項記載の走査型画像投影装置。
  20. 前記走査光学系の前記プリズムは、透過作用を有する第1面、内部反射作用を有する第2面、内部反射作用を有する第3面、内部反射作用を有する第4面と、透過作用を有する第5面の5つの光学面を有し、前記第1面と前記第5面の間の光路が1.3よりも大きい屈折率を持つ媒質で満たされ、前記偏向器から射出される光束は、前記第1面を透過して媒質内部に入り、次いで前記第2面で反射し、次いで前記第3面で反射し、次いで前記第4面で反射し、次いで前記第5面を透過してプリズム外に射出する反射光路をとり、前記第2面と前記第4面との間に前記中間像を形成することを特徴とする請求項13記載の走査型画像投影装置。
  21. 前記プリズム内に瞳を形成することを特徴とする請求項20記載の走査型画像投影装置。
  22. 前記瞳が前記中間像と前記第4面の間の光路に形成されることを特徴とする請求項21記載の走査型画像投影装置。
  23. 前記中間像は前記第2面から前記第3面への光路中に形成され、前記第2面と前記第3面は凹面反射面を持つことを特徴とする請求項20から22の何れか1項記載の走査型画像投影装置。
  24. 前記第4面が凸形状の反射面を有することを特徴とする請求項23記載の走査型画像投影装置。
  25. 前記第4面から前記第5面への光路が前記第1面から前記第2面への光路及び前記第2面から前記第3面への光路の双方と交差することを特徴とする請求項20から24の何れか1項記載の走査型画像投影装置。
  26. 前記偏向器は、互いに直交する2軸を回転軸とするミラーを有することを特徴とする請求項1から25の何れか1項記載の走査型画像投影装置。
  27. 前記光源と前記偏向器との間に、前記光源からの光束を所定形状の光束径に変換する変換光学系を有することを特徴とする請求項1から26の何れか1項記載の走査型画像投影装置。
  28. 前記光源がレーザー光源であることを特徴とする請求項27記載の走査型画像投影装置。
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