JP2009250115A - デリバリパイプ用の継手装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】継手装置10において、エバポレーション漏洩を抑制または防止したうえで、デリバリパイプ5の周辺部材に干渉しにくくする。
【解決手段】継手装置10は、デリバリパイプ5のリターン孔5a内に螺合挿入されるユニオンボルト11と、その軸部21に外嵌された状態でユニオンボルト11の頭部22とリターン孔5aの開口側の端面との間に挟持されかつユニオンボルト11の中空穴23とリターンパイプ9とを連通させるアイユニオン12と、軸部21とリターン孔5aとの嵌合部分に介装されるシールリング13と、アイユニオン12の環状部31とデリバリパイプ5の開口側の端面および頭部22との間にそれぞれ圧縮変形される状態で介在されるシールリング14,15と、ユニオンボルト11の中空穴23内に設けられてデリバリパイプ5内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときにリターンパイプ9への燃料流出を許容するリリーフバルブ16とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁に燃料を供給するためのデリバリパイプにリターンパイプを連通連結する継手装置に関する。
燃料噴射弁を用いる内燃機関には、例えば吸気ポートに燃料を噴射させる形態と、燃焼室に燃料を直接噴射させる形態とがある。
このような内燃機関における燃料供給システムでは、燃料タンク内に貯留される燃料を高圧燃料ポンプに導入し、この高圧燃料ポンプで燃料を加圧してから、デリバリパイプに貯留させ、このデリバリパイプ内の高圧燃料を燃料噴射弁に供給して、この燃料噴射弁から内燃機関の吸気ポートまたは燃焼室に噴射させるようになっている(例えば特許文献1参照。)。
ところで、デリバリパイプ内の燃料圧力の過上昇を防止するために、デリバリパイプには、リリーフバルブおよびリターンパイプを介して燃料タンクが接続されるようになっている。
リリーフバルブは、例えばリターンパイプの途中部分に設置される。このリリーフバルブは、デリバリパイプ内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときに開弁して、デリバリパイプに蓄えられた高圧燃料の一部をリターンパイプに排出するものである。
従来、前記のデリバリパイプとリターンパイプとを連通連結するための構造については、いわゆるクイックコネクタを用いるようにしたり、あるいは、いわゆるファーツリータイプのコネクタを用いるようにしたりすることが一般的である。
なお、前記のファーツリータイプのコネクタとしては、特許文献2,3に示されている。このコネクタは、コネクタ本体からファーツリー部が外向きに突出して設けられており、ファーツリー部に適宜のパイプが外嵌装着されるようになっている。
特開2007−231742号公報 特開2004−52659号公報 特開2004−84647号公報
上記従来例で示すようなコネクタでは、そのファーツリー部が外向きに突出されていてパイプが外嵌装着されるようになっているので、当該ファーツリー部が外部に突出する分、連結部分の外形形状が大きくなってしまう。そのため、このコネクタが他の部材に干渉しやすくなることが懸念される。
しかも、仮に、上記従来例で示すようなコネクタをデリバリパイプとリターンパイプとの連通連結部分に用いる場合には、デリバリパイプ内に高圧燃料が貯留されている関係より、このデリバリパイプ内のエバポレーションが前記ファーツリー部とデリバリパイプとの嵌め合い部分から大気へ漏洩しやすくなることが懸念される。
ところで、実開平6−58163号公報に示されているような管継ぎ手装置が知られている。この管継ぎ手装置は、ユニオンボルトと、アイユニオンとを用いる構成であるが、燃料噴射式内燃機関において燃料供給管路と燃料デリバリパイプの導入側との連結部分に用いられるものであって、本発明のようにデリバリパイプとリターンパイプとの連結部分に用いるものとは、発明の対象が相違している。
そもそも、前記先行技術の管継ぎ手装置の場合、前記のように「デリバリパイプ内のエバポレーションがデリバリパイプとリターンパイプとの連通連結部分から漏洩する」といったことと無関係であるので、その不具合を解決する必要もない。そのことを裏付けるように、先行技術の管継ぎ手装置では、ユニオンボルトと燃料デリバリパイプとの螺合部分に、エバポレーション漏洩を防止するためのシール部材を介入させていないし、ユニオンボルトの中空穴内にリリーフバルブを設置していない。
このように、前記先行技術の管継ぎ手装置は、ユニオンボルトとアイユニオンとを用いる構成が本発明と同じであるので、提示しただけであって、本発明の従来技術には値しないものである。
本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁に燃料を供給するためのデリバリパイプにリターンパイプを連通連結する継手装置において、前記連結部分からのエバポレーション漏洩を抑制または防止したうえで、デリバリパイプの周辺部材に干渉しにくくすることを目的としている。
本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁に燃料を供給するためのデリバリパイプにリターンパイプを連通連結する継手装置であって、前記デリバリパイプのリターン孔内に螺合挿入されるユニオンボルトと、ユニオンボルトの軸部に外嵌された状態でユニオンボルトの頭部と前記デリバリパイプにおけるリターン孔の開口側の端面との間に挟持され、かつ前記ユニオンボルトの中空穴と前記リターンパイプとを連通させるアイユニオンと、前記ユニオンボルトの軸部の外周面において雄ねじの無い領域と前記リターン孔との嵌め合い部分に介装されるラジアルシールリングと、前記アイユニオンの環状部と前記デリバリパイプの開口側の端面との間およびアイユニオンの環状部とユニオンボルトの頭部との間にそれぞれ圧縮変形される状態で介在されるスラストシールリングと、前記ユニオンボルトの中空穴内に設けられて前記デリバリパイプ内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときに前記リターンパイプ側への燃料流出を許容するリリーフバルブとを含む、ことを特徴としている。
この構成では、ユニオンボルトの軸部の外周面において雄ねじの無い領域と前記リターン孔との嵌め合い部分にラジアルシールリングを介在させるようにしているから、デリバリパイプ内のエバポレーションが前記嵌め合い部分から漏洩することを抑制または防止することが可能になっている。
仮に、デリバリパイプ内のエバポレーションが、ユニオンボルトの軸部の外周面において雄ねじの無い領域と前記リターン孔との嵌め合い部分からラジアルシールリングを通過漏洩したとしても、この漏洩したエバポレーションは、アイユニオンの内部環状通路を経てリターンパイプに導かれることになるので、圧縮変形されているスラストシールリングを通過して大気へ漏洩することが抑制または防止されるようになる。
しかも、デリバリパイプ用の継手装置は、ユニオンボルトとアイユニオンを用いて構成されていて、従来例に示されているコネクタに比べて外向きに突出する部分が可及的に小さくて済むから、デリバリパイプとリターンパイプとの連結部分の全長が短くなり、デリバリパイプの周辺部材との干渉を避けるうえで有利となる。
好ましくは、前記リターンパイプは、燃料タンクから燃料を取り出すための高圧燃料ポンプの燃料導入側に接続される、ものとすることができる。
この構成では、デリバリパイプ内に貯留される燃料圧力の過上昇時に高圧燃料を燃料タンクではなく高圧燃料ポンプに導くようにしているから、内燃機関を車両前端側に、また、燃料タンクを車両後端側にそれぞれ設置するような場合において、リターンパイプの設置長さを可及的に短くするうえで有利となる。
好ましくは、前記ラジアルシールリングは、Oリングとされ、前記スラストシールリングは、ガスケットとされる。
本発明では、内燃機関用の燃料噴射弁に燃料を供給するためのデリバリパイプにリターンパイプを連通連結する継手装置において、前記連結部分からのエバポレーション漏洩を抑制または防止したうえで、デリバリパイプの周辺部材に干渉しにくくすることが可能になる。
したがって、本発明によれば、燃料供給系を付設した内燃機関を車両に搭載する際の搭載性を向上することが可能になるとともに、燃料供給系からのエバポレーション排出量を可及的に削減することが可能になる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1から図4に本発明の一実施形態を示している。まず、図4を参照して、本発明の適用対象となる内燃機関用の燃料供給システムの概要を説明する。
図示例の燃料供給システムは、主として、燃料タンク1、フィードポンプ2、プレッシャレギュレータ3、高圧燃料ポンプ4、デリバリパイプ5、燃料噴射弁6、低圧燃料パイプ7、高圧燃料パイプ8、リターンパイプ9等を含む。
フィードポンプ2は、燃料タンク1から燃料を送り出すものである。プレッシャレギュレータ3は、低圧燃料パイプ7内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときに、低圧燃料パイプ7内の燃料を燃料タンク1に戻すことによって、この低圧燃料パイプ7内の燃料圧力を適正圧に維持する。
高圧燃料ポンプ4は、フィードポンプ2によって送り出された燃料を加圧してデリバリパイプ5に貯留させるものである。デリバリパイプ5は、内部に貯留される高圧燃料を燃料噴射弁6に供給するものである。
燃料噴射弁6は、デリバリパイプ5内の高圧燃料を図示していないが内燃機関の各燃焼室や吸気ポートにそれぞれ噴射供給するものである。燃料噴射弁6の数は、内燃機関の気筒数と同数とされる。
低圧燃料パイプ7は、燃料タンク1から高圧燃料ポンプ4に燃料を導くための燃料導入通路とされる。
この低圧燃料パイプ7には、高圧燃料ポンプ4の作動時における低圧燃料パイプ7内の燃圧脈動を抑制するためのパルセーションダンパ7aが設けられている。
高圧燃料パイプ8は、高圧燃料ポンプ4からデリバリパイプ5へ燃料を供給するための燃料供給通路とされる。
リターンパイプ9は、デリバリパイプ5内の圧力が過上昇したときにデリバリパイプ5内の高圧燃料を高圧燃料ポンプ4の燃料導入側つまり低圧燃料パイプ7に戻すための燃料リターン通路とされる。
そして、図1から図3を参照して、デリバリパイプ5とリターンパイプ9とを連通連結するための継手装置10を詳細に説明する。
継手装置10は、主として、ユニオンボルト11と、アイユニオン12と、ラジアルシールリングとしてのOリング13と、スラストシールリングとしてのガスケット14,15と、リリーフバルブ16とを含む構成になっている。
ユニオンボルト11は、公知のように、一般的なボルトの軸部21の中心に軸端から頭部22手前までの領域に中空穴23を設け、この中空穴23の奥側の円周数ヶ所に径方向内外に貫通する径方向孔24を設けたような構成になっている。
この軸部21の外周面において、その長手方向途中から軸端までの領域に雄ねじが設けられており、残りの領域には雄ねじが設けられていない。この外周面において雄ねじが設けられていない領域には、周溝25が設けられており、この周溝25内に、Oリング13が嵌入装着されている。
このOリング13は、適宜のゴム等の弾性体からなり、ユニオンボルト11をデリバリパイプ5のリターン孔5a内に螺合装着していないとき、図2に示すように、周溝25からはみ出る状態になっているが、ユニオンボルト11をデリバリパイプ5のリターン孔5a内に螺合装着すると、図1に示すように、弾性変形されて周溝25の溝底とリターン孔5aの内周面とに圧接されるようになって、密封性が高められるようになっている。
アイユニオン12は、内周面に径方向外向きに陥没する周溝32を有する環状部31の円周一ヶ所に、径方向に貫通する貫通孔33を設けた構成になっている。この貫通孔33には、リターンパイプ9の上流端が内嵌装着されており、このリターンパイプ9が前記周溝32に連通されるようになっている。
そして、ユニオンボルト11は、その軸部21がデリバリパイプ5のリターン孔5a内に螺合挿入されるようになっており、アイユニオン12は、ユニオンボルト11の軸部21に外嵌された状態でユニオンボルト11の頭部22とデリバリパイプ5におけるリターン孔5aの開口側の端面との間に挟持されるようになっている。
このアイユニオン12の環状部31の一側面とデリバリパイプ5の開口側の端面との間、およびアイユニオン12の環状部31の他側面とユニオンボルト11の頭部22との間に、それぞれガスケット14,15が介在されている。
このガスケット14,15は、例えば銅または銅合金等の軟質金属からなり、ユニオンボルト11の締め込み圧力(螺合時の締付軸力)に応じて圧縮変形されるようになっていて、当該ガスケット14,15の当接相手との当接面における密封性が高められるようになっている。
さらに、ユニオンボルト11の中空穴23内には、リリーフバルブ16が設けられている。
このリリーフバルブ16は、デリバリパイプ5内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときに開弁状態となり、デリバリパイプ5に蓄えられた高圧燃料の一部を、リターンパイプ9を介して低圧燃料パイプ7に導くことにより、デリバリパイプ5内の燃料圧力の過上昇を防止するものである。
詳しくは、リリーフバルブ16は、主として、弁体としてのボール41と、バルブシート42と、コイルスプリング43と、フィルタ44とを含んで構成されている。
バルブシート42は、ユニオンボルト11の中空穴23の長手方向途中に圧入等により嵌合装着されている。
コイルスプリング43は、ユニオンボルト11の中空穴23の奥壁面とバルブシート42との間に圧縮状態で挿入されており、その弾性復元力によりボール41がバルブシート42の弁座面に圧接されてバルブシート42の通孔45を塞ぐようになっている。
フィルタ44は、有底円筒形に形成されるケースの円周数ヶ所に設けられる窓に濾過部材が設けられた構成になっている。このフィルタ44のケースがユニオンボルト11の中空穴23の開口端に圧入等により嵌合装着されている。
次に、デリバリパイプ5からリターンパイプ9への燃料戻し動作を説明する。
つまり、デリバリパイプ5内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときに、この燃料圧力がコイルスプリング43の押圧力に打ち勝ち、図3に示すように、リリーフバルブ16のボール41がユニオンボルト11の中空穴23の奥へ変位されることになって、バルブシート42の通孔45を開放することになる。
これにより、デリバリパイプ5内の高圧燃料が、フィルタ44、バルブシート42の通孔45を経て、ユニオンボルト11の中空穴23の奥へと通過し、ユニオンボルト11の径方向孔24からアイユニオン12の周溝32を経てリターンパイプ9へと流出される。
このとき、ユニオンボルト11の径方向孔24からアイユニオン12の周溝32を経てリターンパイプ9へと流出する高圧燃料は、高圧側から低圧側へと流通する関係より、アイユニオン12の周溝32からガスケット14,15を通過して大気へと漏洩しにくくなる。
しかも、内燃機関の運転中は、上述した燃料戻し状態に限らず、デリバリパイプ5内のエバポレーションが、デリバリパイプ5のリターン孔5aと、ユニオンボルト11の軸部21において雄ねじの無い領域との嵌め合い部分に浸入しても、Oリング13の高い密封作用によって堰き止められるようになる。
仮に、前記エバポレーションがOリング13を僅かに通過漏洩したとしても、このエバポレーションは、ガスケット14の内径側を通過してアイユニオン12の周溝32から低圧側のリターンパイプ9へと吸引されることになって、ガスケット14から大気へと放出されずに済むようになる。
以上説明したように、本発明の特徴を適用した実施形態では、継手装置10をユニオンボルト11とアイユニオン12とを用いて構成していて、従来例に示されているコネクタに比べて外向きに突出する部分が可及的に小さくて済むから、デリバリパイプ5とリターンパイプ9との連結部分の全長が短くなり、デリバリパイプ5の周辺部材との干渉を避けるうえで有利となる。
しかも、上述したように、ユニオンボルト11の軸部21の外周面において雄ねじの無い領域とデリバリパイプ5のリターン孔5aとの嵌め合い部分にラジアルシールリングとしてのOリング13を介在させるようにしているから、デリバリパイプ5内のエバポレーションが前記嵌め合い部分から漏洩することを抑制または防止することが可能になる。
仮に、デリバリパイプ5内のエバポレーションが、ユニオンボルト11の軸部21の外周面において雄ねじの無い領域とデリバリパイプ5のリターン孔5aとの嵌め合い部分からラジアルシールリングとしてのOリング13を通過漏洩したとしても、この漏洩したエバポレーションは、アイユニオン12の内部環状通路を経てリターンパイプ9に導かれることになるので、圧縮変形されているスラストシールリングとしてのガスケット14,15を通過して大気へ漏洩することが抑制または防止されるようになる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。
例えば上記実施形態において、内燃機関の気筒数は任意であり、また、内燃機関はガソリンエンジンやディーゼルエンジン等のいずれであってもよい。本発明を適用することが可能である。
本発明に係るデリバリパイプ用の継手装置の一実施形態で、下半分を断面にした図である。 図1の継手装置を分解して模式的に示す斜視図である。 図1の継手装置においてリリーフバルブが開弁した状態であり、全体の断面図である。 本発明に係るデリバリパイプ用の継手装置を適用した内燃機関の燃料供給システムの概要を示す構成図である。
符号の説明
1 燃料タンク
4 高圧燃料ポンプ
5 デリバリパイプ
5a デリバリパイプのリターン孔
6 燃料噴射弁
9 リターンパイプ
10 継手装置
11 ユニオンボルト
12 アイユニオン
13 Oリング
14,15 ガスケット
16 リリーフバルブ
21 ユニオンボルトの軸部
22 ユニオンボルトの頭部
23 ユニオンボルトの中空穴
24 ユニオンボルトの径方向孔
31 アイユニオンの環状部
32 アイユニオンの周溝

Claims (3)

  1. 内燃機関用の燃料噴射弁に燃料を供給するためのデリバリパイプにリターンパイプを連通連結する継手装置であって、
    前記デリバリパイプのリターン孔内に螺合挿入されるユニオンボルトと、
    ユニオンボルトの軸部に外嵌された状態でユニオンボルトの頭部と前記デリバリパイプにおけるリターン孔の開口側の端面との間に挟持され、かつ前記ユニオンボルトの中空穴と前記リターンパイプとを連通させるアイユニオンと、
    前記ユニオンボルトの軸部の外周面において雄ねじの無い領域と前記リターン孔との嵌め合い部分に介装されるラジアルシールリングと、
    前記アイユニオンの環状部と前記デリバリパイプの開口側の端面との間およびアイユニオンの環状部とユニオンボルトの頭部との間にそれぞれ圧縮変形される状態で介在されるスラストシールリングと、
    前記ユニオンボルトの中空穴内に設けられて前記デリバリパイプ内の燃料圧力が所定の閾値以上になったときに前記リターンパイプ側への燃料流出を許容するリリーフバルブとを含む、ことを特徴とするデリバリパイプ用の継手装置。
  2. 請求項1に記載のデリバリパイプ用の継手装置において、
    前記リターンパイプは、燃料タンクから燃料を取り出すための高圧燃料ポンプの燃料導入側に接続される、ことを特徴とするデリバリパイプ用の継手装置。
  3. 請求項1または2に記載のデリバリパイプ用の継手装置において、
    前記ラジアルシールリングは、Oリングとされ、前記スラストシールリングは、ガスケットとされる、ことを特徴とするデリバリパイプ用の継手装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013064351A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Daihatsu Diesel Mfg Co Ltd 内燃機関の流出燃料回収機構

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