JP2009248922A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリに異常がある場合でも可及的に操舵補助処理を継続することが可能な電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】操舵補助モータ20を制御するアシスト処理を実行するCPUと、CPUの作業領域となるRAM103と、アシスト処理の実行前または実行中にRAM103の故障検出を行い、故障を検出した場合に、その故障した領域に基づいて、アシスト処理を実行可能か否かを判定するメモリ故障検出・アシスト可否判定部211とを備え、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でアシスト処理を実行可能と判定された場合には、アシスト処理を開始または継続する一方、アシスト処理を実行不可能と判定された場合には、アシスト処理を停止する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関し、詳細には、メモリに故障(異常)が発生した場合でも操舵補助処理を継続することが可能な電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
乗用車やトラック等の車両の操舵力を軽減するため、操舵補助モータによって操舵を補助する、いわゆる電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)装置がある。電動パワーステアリング装置では、操舵補助モータの駆動力を、減速機を介してギヤまたはベルト等の伝送機構により、ステアリングシャフトまたはラック軸に補助力を付与するようになっている。かかる電動パワーステアリング装置は、操舵補助トルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティ比の調整で行っている。
かかる電動パワーステアリング装置を搭載する車両の大型化のため、電動パワーステアリング装置の高出力化が進み、操舵補助モータのモータトルクの増大・大電流化が加速している。従来、電動パワーステアリング装置に何らかの異常が発生した場合には、操舵アシストを停止していた。軽自動車等では、電動パワーステアリング装置が作動していない場合でもある程度の操舵が可能であるが、リッターカー以上では操舵に大きな力が必要になるため、異常発生後も電動パワーステアリング装置による操舵アシストを継続することが望まれる。
このような電動パワーステアリング装置の制御には、データの格納や演算処理のためにRAM等のメモリを使用しており、操舵性能と信頼性を向上させるためにメモリ容量も大きくなってきている。そして、電動パワーステアリング装置の安全性を高めるために、初期時においても、また、操舵アシスト中においてもシステムの信頼性を高めたり、安全性を図ることを目的としてメモリ診断機能を具備するようになっている。
例えば、特許文献1〜3では、メモリ診断機能を備えた電動パワーステアリング装置において、メモリの異常を検出した場合に、安全のために操舵アシストを停止する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1〜3では、メモリの異常を検出した場合には、
異常の軽重に拘わらず操舵アシストを停止する構成であるので、メモリに異常がある場合に操舵アシストを継続することができないという問題がある。
特開2006−331086号公報 特開2004−133635号公報 特開2003−323353号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、メモリに異常がある場合でも可及的に操舵補助処理を継続することが可能な電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置において、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段と、前記制御手段の作業領域となるメモリと、前記操舵補助処理の実行前または実行中に前記メモリの故障検出を行うメモリ故障検出手段と、前記メモリ故障検出手段でメモリの故障を検出した場合に、故障した領域に基づいて、
操舵補助処理を実行可能であるか否かを判定する操舵補助可否判定手段と、を備え、前記操舵補助可否判定手段で操舵補助処理を実行可能と判定した場合には、前記操舵補助処理を開始または継続する一方、前記操舵補助処理を実行不可能と判定した場合には、前記操舵補助処理を停止させることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリは、故障しても前記操舵補助処理を実行できる第1の領域と、故障した場合に前記操舵補助処理を実行できない第2の領域とを有し、前記アシスト可否判定手段は、前記第1の領域が故障した場合には操舵補助処理を実行可能と判定し、前記第2の領域が故障した場合には、前記操舵補助処理を実行不可能であると判定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリは、故障した場合にアシストトルクを制限することで前記操舵補助処理を継続できる第3の領域を有し、前記アシスト可否判定手段は、前記第3の領域が故障した場合には、前記アシストトルクを制限することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記第3の領域は、故障した場合のアシストトルクの制限量が異なる複数の領域に分割されていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリ故障検出手段は、前記操舵補助処理の実行中に前記メモリの故障検出を行う場合には、前記第1の領域の故障検出を行わないことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリはランダムアクセスメモリであることが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置のメモリ故障検出方法において、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、前記メモリの故障を検出した場合に、その故障した領域に基づいて、前記操舵補助処理を実行可能か否か判定する工程と、前記操舵補助処理を実行可能と判定された場合に、前記操舵補助処理を開始または継続させる工程と、前記操舵補助処理を実行不可能と判定された場合に、前記操舵補助処理を停止させる工程と、を含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置に搭載されるプログラムにおいて、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、前記メモリの故障を検出した場合に、その故障した領域に基づいて、前記操舵補助処理を実行可能か否か判定する工程と、前記操舵補助処理を実行可能と判定された場合に、前記操舵補助処理を開始または継続させる工程と、前記操舵補助処理を実行不可能と判定された場合には、前記操舵補助処理を停止させる工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置において、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段と、前記制御手段の作業領域となるメモリと、前記操舵補助処理の実行前または実行中に前記メモリの故障検出を行うメモリ故障検出手段と、前記メモリ故障検出手段でメモリの故障を検出した場合に、故障した領域に基づいて、操舵補助処理を実行可能であるか否かを判定する操舵補助可否判定手段と、を備え、前記操舵補助可否判定手段で操舵補助処理を実行可能と判定した場合には、前記操舵補助処理を開始または継続する一方、前記操舵補助処理を実行不可能と判定した場合には、前記操舵補助処理を停止させることとしたので、
メモリに異常がある場合でも可及的に操舵補助処理を継続することが可能な電動パワーステアリング装置を提供することが可能となるという効果を奏する。
以下に、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示す図である。図1において、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギヤ3、ユニバーサルジョイント4aおよび4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクTを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助する操舵補助モータ20が、減速ギヤ3を介してコラム軸2に連結されている。ここで、操舵補助モータ20は、例えば、ブラシレスモータやブラシモータである。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から内蔵の電源リレー13を経て電力が供給され、イグニションキー11からイグニション信号が供給される。また、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいて、操舵補助モータ20の電流指令値を演算し、操舵補助モータ20の電流検出値と電流指令値とに基づいて、操舵補助モータ20の電流検出値が電流指令値に追従するように操舵補助モータ20を駆動制御する。
図2は、図1のコントロールユニット30のハードウェア構成を示す図である。コントロールユニット30は、図2に示すように、MCU(マイクロコントロールユニット)100と、FETプリドライバ回路110と、モータ駆動回路(インバータ)120と、電流検出回路130と、位置検出回路140等を備えている。
MCU100は、CPU(制御手段)101、ROM102、RAM103、EEPROM(不揮発性メモリ)104、A/D変換器105、インターフェース106、バス107等を備えている。CPU101は、ROM102に格納されたプログラムを実行して電動パワーステアリング装置を制御する。
ROM102は、CPU101が実行する各種プログラムを格納する。具体的には、ROM102には、操舵補助(アシスト)を行う操舵補助モータ20を制御するアシスト処理(操舵補助処理)、およびRAM103の故障検出を行うメモリ診断処理(メモリ初期診断処理およびメモリ常時診断処理)を実行するための制御プログラム等が格納されている。
RAM103は、CPU101がプログラムを実行する場合にその作業領域として使用され、処理過程で必要とするデータや処理結果等が記憶されるものである。
EEPROM104は、電源遮断後においても記憶内容を保持可能な不揮発性メモリであり、CPU101が、電動パワーステアリング装置の制御で使用する制御データ等が格納される。なお、ここでは、不揮発性メモリとして、EEPROMを使用することとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、FLASH−ROM等の他の不揮発性メモリを使用することにしてもよい。
A/D変換器105は、トルクセンサ10からの操舵トルクT、電流検出回路130からの操舵補助モータ20の電流検出値Im、および位置検出回路140からのモータ回転角信号θ等を入力し、デジタル信号に変換する。インターフェース106は、車速センサ12からの車速V(パルス)をCAN通信で受け取るためのものである。
上記構成において、CPU101が、ROM102に格納されたプログラムを実行することにより、メモリ故障検出手段、アシスト可否判定手段、およびフェールセーフ処理手段として機能する。
FETプリドライバ回路110は、主MCU100から入力されるUVW各相のPWM制御信号を、各相正負の通電信号(Up、Un、Vp、Vn、Wp、Wn)に変換して、モータ駆動回路120に出力する。
モータ駆動回路120は、一対のFETスイッチング素子からなるブリッジ回路をU相用、V相用、W相用として3相分備えており、各FETスイッチング素子には還流ダイオードが並列接続されている。このブリッジ回路には、バッテリ14から電源リレー13を介して直流電圧が印加される。各FETスイッチング素子の制御端子(ゲート端子)には、FETプリドライバ回路110から通電信号が入力される。モータ駆動回路120に印加される直流電圧は、モータ駆動回路120内のFETスイッチング素子のスイッチング動作によって3相の交流電圧に変換され、それにより操舵補助モータ20が駆動される。このブリッジ回路には、シャント抵抗R1、R2が接続されている。このシャント抵抗R1、R2に電流検出回路130が接続され、これによって、操舵補助モータ20の電流検出値Imを検出するようになっている。
位置検出回路140は、位置センサ21からの出力信号をモータ回転角信号θとして、A/D変換器105に出力する。
上記のように構成される電動パワーステアリング装置では、アシスト処理の実行前または実行中に、RAM103の故障を検出した場合でも、可及的にアシスト処理を実行するために、RAM103の故障を検出した場合に、故障した領域に基づいて、アシスト処理を実行可能な故障か否かを判断し、アシスト処理を実行可能と判定した場合には、アシスト処理を開始または継続し、アシスト処理を実行不可能と判定した場合には、アシスト処理を停止するように構成されている。
図3は、RAM103のメモリ構成例を示す図である。同図に示すように、RAM103は、故障検出後の処理に応じて3つの領域に分割されており、故障しても正常時と同様にアシスト処理を継続(実行)できる領域A(第1の領域)103aと、故障した場合にアシストトルクを制限することでアシスト処理を継続(実行)できる領域B(第3の領域)103bと、故障した場合に、アシスト処理を継続(実行)できない領域C(第2の領域)103cとを備えている。
RAM103に記憶されるべきデータも、当該データが異常となった際にアシスト処理に及ぶ影響度に応じて、3つに分類されている。領域A103aには、異常となってもアシスト処理に影響を殆ど与えない影響度の低いデータが記憶される。領域B103bには、異常となってもアシストトルクを制限することでアシスト処理を継続できる影響度が中程度のデータが記憶される。領域C103cには、異常となった場合にはアシスト処理を継続できない影響度が高いデータが記憶される。
図4は、MCU100の機能構成図(CPU101が制御プログラムを実行することにより実現する機能構成)を示す図である。MCU100は、図4に示すように、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211と、フェールセーフ処理部212と、電流指令値制限部213とを備えている。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、RAM103の故障診断を行い、RAM103の故障を検出した場合に、その故障領域に基づいて、アシスト処理を実行可能か否かを判断し、判定結果に基づいて、電流指令値制限部213のアシスト制御ゲインを設定する。具体的には、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、故障アドレスが領域A103a(図3参照)である場合には、アシスト処理を実行可能と判断して電流指令値制限部213のアシスト制限ゲインを「1」に設定する。また、故障アドレスが領域B103b(図3参照)である場合には、アシスト処理をアシストトルクを制限して実行可能と判断して電流指令値制限部213のアシスト制限ゲインを「所定値(ただし、0≦所定値<1」に設定する。また、故障アドレスが領域C103c(図3参照)である場合には、アシスト処理を実行不可能と判断して、電流指令値制限部213のアシスト制限ゲインを「0」に設定すると共に、アシスト不能通知をフェールセーフ処理部212に出力する。
電流指令値制限部213は、電流指令値演算部540で決定された電流指令値Iref1に、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211により設定されるアシスト制限ゲインを乗算した電流指令値Iref2を減算部521に出力して、アシストトルクを制限する。
フェールセーフ処理部212は、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211からアシスト不能通知を受け取った場合に、フェールセーフ処理(アシスト処理を停止、操舵補助モータ20への通電を遮断、またはMCU100のリセット等)を実行する。
また、MCU100は、図4に示すように、操舵トルクTと車速Vに基づいて操舵補助トルク指令値を算出するトルク制御系モジュール500と、各種のトルク補償を行う補償制御系モジュール510と、モータ電流のFB(フィードバック)制御を行うモータ電流制御系モジュール520と、操舵補助モータ20のモータ電流のFF(フィードフォワード)制御を行うモータ電流補助制御系モジュール530等を備えている。つぎに、動作の概略を説明する。
まず、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと、車速センサ12で検出された車速Vとがアシストマップ501に入力され操舵補助指令値が算出される。さらに、補償制御系モジュール510で演算される補償値、例えば、収斂性、慣性、およびSATなどの補償値を、加算部502で操舵補助指令値に加算してトルク指令値Trefが決定される。トルク指令値Trefは、位相補償部503で位相補償された後、電流指令値演算部540に入力される。そして、トルク指令値Trefに基づいて電流指令値演算部540で電流指令値Iref1が決定される。なお、ブラシレスモータでは、トルク指令値Trefの他に回転子のロータ角度も電流指令値演算部540に入力して電流指令値Iref1が決定される。電流指令値Iref1は、電流指令値制限部213でアシスト制限ゲインが乗算されて、電流指令値Iref2となる。
一方、操舵補助モータ20のモータ電流は、電流検出値Imとして、電流検出回路130で検出され、電流指令値Iref2とともに減算部521へ入力される。減算部521では、それらの偏差ΔI=Iref2−Imが算出され、PI(比例積分)制御部522に入力される。PI(比例積分)制御部522では、偏差ΔIの比例積分出力として、電圧制御値Vrefが出力される。また、電流指令値Iref2は、補助値演算部531に入力される。補助値演算部531で演算される補助値、例えば、Dead Time、EMF(逆起電力)、および弱め界磁制御の補助値が、加算部535で電圧制御値Vrefに加算される。加算部535の出力は、PWM制御部550に入力されて、PWM処理され、UVW各相のPWM制御信号がFETプリドライバ回路110に出力され、FETプリドライバ回路110およびモータ駆動回路120を介して、操舵補助モータ20が駆動される。
図5は、MCU100の全体動作の概略を説明するためのフローチャートである。図5を参照して、MCU100の全体動作の概略を説明する。同図において、まず、IGがオンされると(ステップS1の「Yes」)、CPU101を初期化した後(ステップS2)、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211はメモリ初期診断処理を実行する(ステップS3)。メモリ初期診断処理では、後述するRAM103の故障診断を行う(図6参照)。なお、メモリ初期診断処理でRAM103の故障を検出した場合には、アシスト処理が実行可能か、実行不可能か、アシストトルクを制限して実行可能かを判定する。アシスト処理を実行不可能と判定した場合には、アシスト処理を開始せず、また、アシスト処理を実行可能と判断した場合には、通常のアシスト処理を開始し、また、アシストトルクを制限して実行可能と判定した場合には、アシストトルクを制限してアシスト処理を開始する。
つづいて、RAM103を初期化した後(ステップS4)、アシスト処理を開始する(ステップS5)、アシスト処理の実行中に、所定周期でメモリ常時診断処理を実行する(ステップS6)。メモリ常時診断処理は、メモリ初期診断処理と同様なRAM103の故障診断を行い(図6参照)、RAM103の故障を検出した場合に、アシスト処理を実行不可能な故障と判定した場合には、アシスト処理を停止させる。
この後、IGがOFFされていない場合には(ステップS7の「No」)、ステップS5に戻り、IGがOFFされた場合には(ステップS7の「Yes」)、操舵補助モータ20を停止させるための所定の停止処理を行って(ステップS8)、当該フローを終了する。
図6は、図5のメモリ初期診断処理S3およびメモリ常時診断処理S6におけるRAM診断処理の具体的な内容を説明するためのフローチャートである。同図において、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、まず、初期診断であるか否かを判断する(ステップS21)。初期診断である場合には(ステップS21の「Yes」)、RAM103の領域A103aの先頭アドレスを診断アドレスに設定する一方(ステップS22)、初期診断でない場合(ステップS21の「No」)、すなわち、常時診断である場合には、RAM103の領域B103bの先頭アドレスを診断アドレスに設定する(ステップS27)。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、診断アドレスを設定した後、RAM103の診断アドレスのビットの診断を行って(ステップS23)、故障があるか否かを判定する(ステップS24)。診断アドレスに故障があるか否かの判断は、例えば、基準データを診断アドレスにライト/リードして、その一致を判断して、故障か否かを判定することができる。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、診断アドレスに故障がない場合には(ステップS24の「Yes」)、ステップS25に移行する一方、診断アドレスに故障がある場合には(ステップS24の「No」)、診断アドレスをRAM103の故障アドレスに設定して、アシスト可否判定処理(図7参照)を実行する(ステップS29)。このアシスト可否判定処理では、後述するように、RAM103の故障した領域に基づいて、アシスト処理の継続が可能か、アシストトルクを制限してアシスト処理を継続可能か、または、アシスト処理の継続が不可能でアシスト停止かを判定する。メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、アシスト可否判定処理の判定結果がアシスト継続またはアシスト制限であるか否かを判断する(ステップS30)。アシスト継続またはアシスト制限でない場合には(ステップS30の「No」)、アシスト不能通知をフェールセーフ処理部212に出力する。フェールセーフ処理部212は、アシスト不能通知を受け取ると、フェールセーフ処理を実行した後(ステップS31)、当該フローを終了する。他方、アシスト可否判定処理の判定結果がアシスト継続またはアシスト制限である場合には(ステップS30の「Yes」)、ステップS25に移行する。
ステップS25では、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、RAM103の次のアドレスを診断アドレスに設定し、診断アドレス>RAM103の最終アドレスであるか否かを判断する(ステップS26)。診断アドレス>RAM103の最終アドレスでない場合には(ステップS26の「No」)、ステップS23に戻り、当該診断アドレスの診断を行って故障ビットがあるか否かを判断し(ステップS24)、診断アドレス>RAM103の最終アドレスとなるまで(ステップS26の「Yes」)、同じ処理(ステップS23〜S25)を繰り返し実行する。
図7は、上記図6のステップS29のアシスト可否判定処理の詳細な内容を説明するためのフローチャートである。同図において、まず、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、故障アドレスは、RAM103の領域A103a(図3参照)であるか否かを判断する(ステップS41)。故障アドレスが領域A103aである場合には(ステップS41の「Yes」)、判定結果=アシスト継続として(ステップS42)、電流指令値制限部213のアシスト制限ゲイン=1に設定する(ステップS43)。これにより、アシストトルクが制限されていない通常のアシスト処理が行われる。
ステップS41において、故障アドレスがRAM103の領域A103aでない場合には(ステップS41の「No」)、故障アドレスがRAM103の領域B103bであるか否かを判断する(ステップS44)。故障アドレスがRAM103の領域B103bである場合には(ステップS44の「Yes」)、判定結果=アシスト制限として(ステップS45)、電流指令値制限部213のアシスト制限ゲイン=所定値(ただし、0≦所定値<1)に設定する(ステップS46)。これにより、アシストトルクが制限されたアシスト処理が行われる。
他方、ステップS44において、故障アドレスがRAM103の領域B103bでない場合(ステップS44の「No」)、すなわち、故障アドレスがRAM103の領域C103cである場合には、判定結果=アシスト停止として(ステップS47)、電流指令値制限部213のアシスト制限ゲイン=0に設定する(ステップS48)。これにより、操舵補助モータ20に駆動信号が出力されなくなるため、アシスト処理が停止する。
以上説明したように、実施例1によれば、操舵補助モータ20を制御するアシスト処理を実行するCPU101と、CPU101の作業領域となるRAM103と、アシスト処理の実行前または実行中にRAM103の故障検出を行い、故障を検出した場合に、その故障した領域に基づいて、アシスト処理を実行可能か否かを判定するメモリ故障検出・アシスト可否判定部211とを備え、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でアシスト処理を実行可能と判定された場合には、アシスト処理を開始または継続する一方、アシスト処理を実行不可能と判定された場合には、アシスト処理を停止することとしたので、RAMに故障がある場合でも可及的にアシスト処理を継続することが可能となる。
また、RAM103は、故障してもアシスト処理を実行できる領域A103aと、故障した場合にアシスト処理を実行できない領域C103cとを有し、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、領域A103Aが故障した場合にはアシスト処理を実行可能と判定し、領域C103Cが故障した場合には、アシスト処理を実行不可能であると判定することとしたので、RAMの特定の領域に故障があった場合でもアシスト処理を継続させることが可能となる。
また、RAM103は、故障した場合にアシストトルクを制限することでアシスト処理を実行できる領域B103bを有し、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、領域B103bが故障した場合には、アシストトルクを制限してアシスト処理を継続させることとしたので、RAMの特定の領域に故障があった場合でもアシストトルクを制限することで、アシスト処理を継続させることが可能となる。
また、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、アシスト処理の実行中にRAM103の故障検出を行う場合には(メモリ常時診断処理)、領域A103aの故障検出を行わないこととしたので、メモリ診断に要する時間を短縮してCPUの負荷を軽減することが可能となる。
実施例2に係る電動パワーステアリング装置を図8を参照して説明する。図8は、実施例2に係るRAM103の構成例を示す図である。実施例2に係る電動パワーステアリング装置では、実施例1のRAM103の領域B103bをさらにアシストトルク制限量に応じて複数に分割した構成である。
図8において、RAM103の領域B103bは、アシストトルク制限量に応じて3つの領域に分割されており、アシストトルク制限量が小のB−1領域201と、アシストトルク制限量が中のB−2領域202と、アシストトルク制限量が大のB−3領域203とを備えている。上述したように、領域B103bには、異常となってもアシストトルクを制限することでアシスト処理を継続できる影響度が中程度のデータが記憶されるが、その影響度が中程度のデータのうち、影響度の小さいデータがB−1領域201に、影響度が中程度のデータがB−2領域202に、影響度の高いデータがB−3領域にそれぞれ記憶される。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、RAM103の故障アドレスが領域B103bである場合には、さらに、B−1領域201、B−2領域202、B−3領域203のいずれの領域であるかを判断し、B−1領域201の場合にはアシスト制限ゲイン=所定値1(アシストトルク制限量小)を、B−2領域202の場合にはアシスト制限ゲイン=所定値2(アシストトルク制限量中)を、B−3領域203の場合にはアシスト制限ゲイン=所定値3(アシストトルク制限量大)を設定する(ただし、所定値1>所定値2>所定値3)。
実施例2によれば、RAM103の領域B103bは、故障した場合にアシストトルクの制限量が小さいB−1領域201と、故障した場合にアシストトルクの制限量が中程度のB−2領域202と、故障した場合にアシストトルクの制限量が大きいB−3領域とを有しているので、アシスト処理に及ぶ影響度に応じて、影響度の小さいデータから順にそれぞれ記憶することが可能となる。
なお、上記実施例では、RAM103を領域A〜領域C103a〜103cの3つの領域に分割することとしたが、分割数はこれに限られるものではなく、2または4以上の領域に分割することにしてもよい。
また、上記実施例では、領域B103bを、B−1〜B−3領域201〜203の3つの領域に分割することとしたが、分割数はこれに限られるものではなく、2または4以上の領域に分割することにしてもよい。
また、上記実施例では、アシストトルクを制限する場合に、電流指令値のゲインを変更することとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、他の制御値(例えば、補償値、補助値、PWMデューティ値等)のゲインを変更してアシストトルクを変更することにしてもよい。
また、上記実施例では、RAM103の故障検出を一例として説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、CPUの作業領域として使用されるレジスタについても同様な方法でアシスト可能な故障か否かを判定することができる。
また、上記実施例では、メモリ故障検出・アシスト可否判定およびフェールセーフ処理をCPU101で実行することとしたが、別個のデバイスで実施することにしてもよい。
本発明に係る電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムは、CPUが作業用領域として使用するメモリが故障した場合でも、可及的に操舵補助処理を継続する場合に有用である。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示す図である。 図1のコントロールユニットのハードウェア構成を示す図である。 RAMのメモリ構成例を示す図である。 MCUの機能構成図(CPUが制御プログラムを実行することにより実現する機能構成)を示す図である。 MCUの動作の概略を説明するためのフローチャートである。 メモリ初期診断処理およびメモリ常時診断処理におけるRAM診断処理を説明するためのフローチャートである。 アシスト可否判定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 実施例2に係るRAMの構成例を示す図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギヤ
4a、4b ユニバーサルジョイント
5 ピニオンラック機構
6 タイロッド
10 トルクセンサ
12 車速センサ
14 バッテリ
20 操舵補助モータ
30 コントロールユニット
100 MCU(マイクロコントロールユニット)
101 CPU(制御手段)
102 ROM
103 RAM
103a 領域A
103b 領域B
103c 領域C
104 EEPROM
105 A/D変換器
106 インターフェース
107 バス
110 FETプリドライバ回路
120 モータ駆動回路(インバータ)
130 電流検出回路
140 位置検出回路
201 B−1領域
202 B−2領域
203 B−3領域
211 メモリ故障検出・アシスト可否判定部
212 フェールセーフ処理部
213 電流指令値制限部

Claims (8)

  1. 車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置において、
    前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段と、
    前記制御手段の作業領域となるメモリと、
    前記操舵補助処理の実行前または実行中に前記メモリの故障検出を行うメモリ故障検出手段と、
    前記メモリ故障検出手段でメモリの故障を検出した場合に、故障した領域に基づいて、前記操舵補助処理を実行可能であるか否かを判定する操舵補助可否判定手段と、
    を備え、
    前記操舵補助可否判定手段で前記操舵補助処理を実行可能と判定した場合には、前記操舵補助処理を開始または継続する一方、前記操舵補助処理を実行不可能と判定した場合には、前記操舵補助処理を停止させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記メモリは、故障しても前記操舵補助処理を実行できる第1の領域と、故障した場合に前記操舵補助処理を実行できない第2の領域とを有し、
    前記アシスト可否判定手段は、前記第1の領域が故障した場合には前記操舵補助処理を実行可能と判定し、前記第2の領域が故障した場合には、前記操舵補助処理を実行不可能であると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記メモリは、故障した場合にアシストトルクを制限することで前記操舵補助処理を実行できる第3の領域を有し、
    前記アシスト可否判定手段は、前記第3の領域が故障した場合には、前記アシストトルクを制限することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記第3の領域は、故障した場合のアシストトルク制限量が異なる複数の領域に分割されていることを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記メモリ故障検出手段は、前記操舵補助処理の実行中に前記メモリの故障検出を行う場合には、前記第1の領域の故障検出を行わないことを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記メモリはランダムアクセスメモリであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置のメモリ故障検出方法において、
    前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、
    前記メモリの故障を検出した場合に、その故障した領域に基づいて、前記操舵補助処理を実行可能か否か判定する工程と、
    前記操舵補助処理を実行可能と判定された場合に、前記操舵補助処理を開始または継続させる工程と、
    前記操舵補助処理を実行不可能と判定された場合に、前記操舵補助処理を停止させる工程と、
    を含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置のメモリ故障検出方法。
  8. 車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置に搭載されるプログラムにおいて、
    前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、
    前記メモリの故障を検出した場合に、その故障した領域に基づいて、前記操舵補助処理を実行可能か否か判定する工程と、
    前記操舵補助処理を実行可能と判定された場合に、前記操舵補助処理を開始または継続させる工程と、
    前記操舵補助処理を実行不可能と判定された場合には、前記操舵補助処理を停止させる工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
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