JP2009248802A - 車両用室内灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造の簡素化を図りつつ、光源の光を複数の機能に分割して利用することのできる車両用室内灯を提供する。
【解決手段】ランプハウジングとアウタレンズとで灯室を画成し、当該灯室内に収容したLED光源から出射する光を前記アウタレンズを介して車室内に照射する車両用室内灯において、前記アウタレンズの前記LED光源から出射する光が入射する入射面に傾斜部を設け、当該傾斜部の傾斜面に入射する光の一部を前記アウタレンズ内で導光させる。
【選択図】図1
【解決手段】ランプハウジングとアウタレンズとで灯室を画成し、当該灯室内に収容したLED光源から出射する光を前記アウタレンズを介して車室内に照射する車両用室内灯において、前記アウタレンズの前記LED光源から出射する光が入射する入射面に傾斜部を設け、当該傾斜部の傾斜面に入射する光の一部を前記アウタレンズ内で導光させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車等で利用される室内灯に関するものであり、特に光源の光を複数の機能に分割して使用する車両用室内灯に関する。
従来より、この種の構造として、例えば、特許文献1に記載の車両用ルームランプ等が知られている。この特許文献1では、2つの灯室を有し、一方の灯室内にバルブを設置して、当該バルブの光をアウタレンズに透過させて室内を照明すると共に、他方の灯室内から車室側に露出した導光板を前記一方の灯室内のバルブに臨ませて、他方の灯室の端部を間接照明する構造となっている。
また、特許文献2には、同一の発光面を複数の異なる目的として使用する車両用灯具の構造が開示されている。特許文献2では、一方の機能に対応する第一の光源と、他方の機能に対応する第二の光源と、インナーレンズとを設け、当該インナーレンズの内面に第二の光源からの光を伝播させると共に、照射方向に向かわせる全反射カットを設け、第一の光源でアウターレンズを発光させた場合と、第二の光源でアウターレンズを発光させた場合で、アウターレンズの発光形状を異ならせた構造となっている。
実開昭59−151745
特開2000−251508
しかしながら、前記した従来の構成においては、導光用の光源を別に設けたりレンズ部材と導光部材とを別々に設けたりする必要があり、部品点数が嵩んでしまい構造が複雑となってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造の簡素化を図りつつ、光源の光を複数の機能に分割して利用することのできる車両用室内灯を提供することである。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ランプハウジングと当該ランプハウジングに取り付けられるアウタレンズとで灯室を画成し、当該灯室内に収容したLED光源から出射する光を前記アウタレンズを介して車室内に照射する車両用室内灯であって、前記アウタレンズの前記LED光源から出射する光が入射する入射面に傾斜部を設け、当該傾斜部の傾斜面に入射する光の一部を前記アウタレンズ内で導光させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用室内灯であって、前記アウタレンズ内を導光させた光を、前記ランプハウジングの周縁に照射することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用室内灯であって、前記LED光源から出射される光のうち当該LED光源の半値角以上の角度をもって出射された光が前記傾斜部の傾斜面から入射するように、当該傾斜部を前記入射面に設けると共に、前記アウタレンズの材質により決定される臨界角および前記LED光源の半値角に基づいて前記LED光源の光軸に垂直な平面に対する前記傾斜面の傾斜角度を設定することで、前記LED光源から当該LED光源の半値角以上の角度をもって出射して前記傾斜面に入射する光を前記アウタレンズ内で導光させるようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の車両用室内灯であって、前記アウタレンズ内を導光させた光を、カラーフィルターを介して前記ランプハウジングの周縁に照射することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、アウタレンズのLED光源から出射する光が入射する入射面に傾斜部を設け、当該傾斜部の傾斜面に入射する光の一部をアウタレンズ内で導光させる構造であるため、灯室内に導光用の光源や導光部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減することができると共に、簡素な構造で光源の光を複数の機能に分割して利用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、アウタレンズ内を導光させた光をランプハウジングの周縁に照射する構造であるため、導光された光を間接照明光として利用し、ランプハウジングの周縁を照明することができるため、外部からの見栄えがよく、意匠性に優れた車両用室内灯を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、LED光源の半値角以上の角度をもって出射された光をレンズ内で導光するように構成されているため、LED光源における正面の主要な光は車室内の照明光として利用し、半値角以上の角度をもって出射された光をレンズ内で導光させることができるようになり、光の利用効率を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、アウタレンズ内を導光させた光を、カラーフィルターを介してランプハウジングの周縁に照射する構造であるため、間接照明光としてランプハウジングの周縁を色鮮やかに照明させることができ、さらに意匠性を向上させることができる。
以下、本発明の車両用室内灯について、図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の車両用室内灯1の断面図を示しており、例えば、自動車の天井3の中央部分に設置して利用され、車室内を照明する。
図1は、本実施形態の車両用室内灯1の断面図を示しており、例えば、自動車の天井3の中央部分に設置して利用され、車室内を照明する。
車両用室内灯1は、天井3に固定されると共に車室側に開口部7を有したランプハウジング4と、このランプハウジング4に固定されるアウタレンズ6とで形成された灯室内に、LED光源5を収容して構成されている。
ランプハウジング4の開口部7の周縁には、車室側に突出形成された立壁9が一体的に設けられており、当該立壁9の外壁部分に断面略コの字状に形成されたアウタレンズ6の接合部11を、例えば、弾性係合させることにより、ランプハウジング4とアウタレンズ6とが相互に固定される。
また、ランプハウジング4には、複数のLED光源5(本実施形態では、5つ)が取付けられたLED基板8がプレート13を介して固定されており、各LED光源5から出射された光が車室内の所定範囲を照明するようになっている。なお、アウタレンズ6は、樹脂製の光透過性の部材、例えば、アクリル等から構成されている。
そして、本実施形態の車両用室内灯1のアウタレンズ6には、LED光源5から出射される光が入射する内面(入射面)16に、当該出射光をアウタレンズ6内で導光させるための傾斜部10が設けられている。
この傾斜部10は、図1(b)に示すように、アウタレンズ6の内面16から灯室(上側)に向けて略円錐台状に突出させた突部18の頂面をアウタレンズ6の外面(出射面)17側に略円錐状に凹ませた形状をしている。すなわち、傾斜部10には、突部18の頂点の外周縁から中央にかけて、アウタレンズ6の外面17側に傾斜する傾斜面15が形成されている。
そして、当該傾斜部10をアウタレンズ6の内面16の略中央部分に設け、LED光源5から出射する光のうち当該LED光源5の半値角(正面の光度に比べて光度が半減する角度)θ以上の角度をもって出射された光を傾斜面15に入射できるようにしている。
さらに、本実施形態では、LED光源5から傾斜面15に入射された光がアウタレンズ6内を導光するように、LED光源5の光軸19に垂直な平面に対する傾斜面15の傾斜角度を設定している。
ところで、傾斜面15からアウタレンズ6内に入射された光をアウタレンズ6の外面17において全反射(入射光が境界面を透過せず、すべて反射する現象)させれば、傾斜面15からアウタレンズ6内に入射された光は、当該アウタレンズ6内を導光することが可能となる。
そして、傾斜面15から入射された光をアウタレンズ6の外面17において全反射させるには、傾斜面15からアウタレンズ6内へと入射された光を、当該アウタレンズ6の臨界角(全反射が起きる最も小さな入射角)以上の入射角でアウタレンズ6の外面17に入射させるようにすればよい。
この臨界角は、入射元の媒質(本実施形態では、アウタレンズ6の材質であるアクリル)の屈折率および入射先の媒質(本実施形態では、車室内の空気)の屈折率によって定まるものである。なお、空気の屈折率は真空の屈折率と略同一であるため、空気の屈折率は近似的に真空の屈折率(=1)に等しいとみなすことができる。そこで、以下では、空気の屈折率と真空の屈折率とが等しいものとして説明する。
すなわち、臨界角をγとし、アウタレンズ6の材質であるアクリルの屈折率をη、入射先の媒質である空気の屈折率を1とすると臨界角γは以下のように表される。
γ=arcsin(1/η)
このように、臨界角γはアウタレンズ6の材質であるアクリルの屈折率ηに基づいて求めることができる。
このように、臨界角γはアウタレンズ6の材質であるアクリルの屈折率ηに基づいて求めることができる。
ここで、アクリルの屈折率ηより求めた臨界角γおよびLED光源5の半値角θに基づいて、LED光源5の光軸19に垂直な平面に対する傾斜面15の傾斜角度を設定し、LED光源5から当該LED光源5の半値角θ以上の角度をもって出射して傾斜面15に入射する光をアウタレンズ6の外面17において全反射させるようにした。
以下、傾斜面15の傾斜角度の算出方法について説明する。
まず、LED光源5から当該LED光源5の半値角θで出射した光が臨界角γでアウタレンズ6の外面17に入射する際の、LED光源5の光軸19に垂直な平面に対する傾斜面15の傾斜角度をχとし、LED光源5から当該LED光源5の半値角θで出射して傾斜面15に入射する光の当該傾斜面15に対する入射角をα、傾斜面15からアウタレンズ6内へ入射した光の傾斜面15における屈折角をβとすると、図2より、
α=θ−χ…[1]、β=γ−χ…[2]
となる。
α=θ−χ…[1]、β=γ−χ…[2]
となる。
また、スネルの法則より、入射角αと屈折角βの関係は、
(sinα)/(sinβ)=η、すなわち、(sinα)=η×(sinβ)…[3]
となる。
(sinα)/(sinβ)=η、すなわち、(sinα)=η×(sinβ)…[3]
となる。
ここで、式[3]のα、βに式[1]および式[2]を代入すると、
sin(θ−χ)=η×sin(γ−χ)…[4]
となる。
sin(θ−χ)=η×sin(γ−χ)…[4]
となる。
さらに、式[4]は、加法定理により、
sinθ×cosχ−cosθ×sinχ=η×(sinγ×cosχ−cosγ×sinχ)…[5]
と変形され、この式[5]を移行して整理すると、
(η×cosγ−cosθ)×sinχ=(η×sinγ−sinθ)×cosχ…[6]
となる。
sinθ×cosχ−cosθ×sinχ=η×(sinγ×cosχ−cosγ×sinχ)…[5]
と変形され、この式[5]を移行して整理すると、
(η×cosγ−cosθ)×sinχ=(η×sinγ−sinθ)×cosχ…[6]
となる。
そして、この式[6]をχについて整理すると、
tanχ=sinχ/cosχ=(η×sinγ−sinθ)/(η×cosγ−cosθ)…[7]
となる。
tanχ=sinχ/cosχ=(η×sinγ−sinθ)/(η×cosγ−cosθ)…[7]
となる。
この式[7]より、傾斜角χは、
χ=arctan{(η×sinγ−sinθ)/(η×cosγ−cosθ)}…[8]
となる。
χ=arctan{(η×sinγ−sinθ)/(η×cosγ−cosθ)}…[8]
となる。
ここで、アクリルの屈折率η=1.49より臨界角γ=42°とし、式[8]に臨界角γ=42°およびLED光源5の半値角θ=51.5°を代入すると、
傾斜角χ=約24°となる。
傾斜角χ=約24°となる。
以上より、本実施形態では、LED光源5の光軸19に垂直な平面に対する傾斜面15の傾斜角度を約24°に設定している。
このように、傾斜面15の傾斜角度を約24°とすることで、LED光源5から当該LED光源5の半値角θ以上の角度をもって出射され傾斜面15に入射した光は、臨界角γ、すなわち、42°以上の角度でアウタレンズ6の外面17に入射するため、傾斜面15に入射した光をアウタレンズ6の外面17において全反射させることができる。
アウタレンズ6の外面17において全反射させることで、図1(a)の光Lに示すように、アウタレンズ6の内部を導光させることができる。
そして、本実施形態では、導光させた光をアウタレンズ6の外周縁部の端面12からランプハウジング4の周縁の端部20や端部20近傍の天井3に照射させるようにしている。なお、ランプハウジング4の周縁の端部20に照射された光は、当該端部20で反射して天井3付近に照射される。
このように、傾斜部10の傾斜面15から入射してアウタレンズ6内を導光させる光は、ランプハウジング4の周縁を照明する間接照明光として利用される。
これに対して、LED光源5から当該LED光源5の半値角θ以下の角度をもって出射した光(主要光)は、アウタレンズ6に入射しても全反射は起こらずアウタレンズ6を透過して車室内に照射される。すなわち、LED光源5から出射される主要光については車室内の照明光として利用される。
なお、本実施形態では、ランプハウジング4に光拡散処理を施しており、LED光源5から出射してアウタレンズ6の内面16において反射した光は、ランプハウジング4の内部で拡散され、当該反射光の一部も傾斜部10から入射してアウタレンズ6内を導光するようになっている。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明した通り、本実施形態の車両用室内灯1は、アウタレンズ6のLED光源5から出射する光が入射する内面(入射面)16に傾斜部10を設け、当該傾斜部10の傾斜面15に入射する光の一部をアウタレンズ6内で導光させる構造である。そのため、灯室内に導光用の光源や導光部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減できると共に、簡素な構造で光源の光を複数の機能に分割して利用することができる。
また、アウタレンズ6の傾斜部10から入射された光を、アウタレンズ6内で導光してランプハウジング4の周縁に照射する構造であるため、間接照明光としてランプハウジング4の周縁が照明され、外部からの見栄えがよく、意匠性に優れた車両用室内灯を提供することができる。
また、傾斜部10の傾斜角が24°に設定されているため、LED光源5における正面の主要な光はアウタレンズ6を透過して車室内の照明光と利用でき、半値角θ以上の角度をもって出射された光はアウタレンズ6内を全反射させ間接照明光として利用できるため、光の利用効率を向上させることができる。
以下、その他の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成要素については共通の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態の車両用室内灯1Aを示している。本実施形態の車両用室内灯1Aは、上記実施形態の車両用室内灯1に対して、アウタレンズ6内を導光させるための傾斜部10Aの形状が異なるものである。
図3は、第2実施形態の車両用室内灯1Aを示している。本実施形態の車両用室内灯1Aは、上記実施形態の車両用室内灯1に対して、アウタレンズ6内を導光させるための傾斜部10Aの形状が異なるものである。
傾斜部10Aは、図3(a)、(b)に示すように、アウタレンズ6の内面16から円錐台状に切り取られた形状で傾斜面15を形成している点に最大の特徴が挙げられる。
このような傾斜部10Aの形状とすることで、傾斜面15以外の平らな部分で、より多くのLED光源5からの出射光を車室側に透過させることができるため、車室内の照明光を充分に確保できるという利点がある。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態の車両用室内灯1Bを示している。本実施形態の車両用室内灯1Bも、上記第1実施形態の車両用室内灯1に対して、傾斜部10Bの形状が異なるものである。
図4は、第3実施形態の車両用室内灯1Bを示している。本実施形態の車両用室内灯1Bも、上記第1実施形態の車両用室内灯1に対して、傾斜部10Bの形状が異なるものである。
傾斜部10Bは、図4(a)、(b)に示すように、アウタレンズ6の内面16から円錐状に切り取られた形状の傾斜面15をLED基板8の長手方向に沿って複数(この例では、3つ)設けた点に最大の特徴が挙げられる。
このような傾斜部10Bの形状とすることで、LED光源5から出射される光をより多く傾斜面15に入射させ、アウタレンズ6内で導光させ間接照明光として利用できるため、ランプハウジング4の周縁を充分に間接照明することができるという利点がある。
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態の車両用室内灯1Cを示している。本実施形態の車両用室内灯1Cは、上記実施形態の車両用室内灯1に対して、複数のLED光源5で構成されるLED基板8を1つ1つの光源に対して分割形成して、LED光源5の出射光の角度を異ならせたものである。
図5は、第4実施形態の車両用室内灯1Cを示している。本実施形態の車両用室内灯1Cは、上記実施形態の車両用室内灯1に対して、複数のLED光源5で構成されるLED基板8を1つ1つの光源に対して分割形成して、LED光源5の出射光の角度を異ならせたものである。
すなわち、車両用室内灯1Cは、図5に示すように、中央に配置されるLED光源5に対して、外側に配置されるLED光源5ほどその出射角度が内側を向くようにLED基板8Aを配置させている。傾斜部10は、アウタレンズ6の内面16の略中央部分に設けられているため、必然と間接照明光を充分に確保できるという利点がある。
また、アウタレンズ6を透過して車室内を照明する光は、主にアウタレンズ6の略中央部分を照明することとなるため、ランプハウジング4の周縁を照明する間接照明光を際立たせることができるという利点がある。
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態の車両用室内灯1Dを示している。本実施形態の車両用室内灯1Dも上記第4実施形態と同様、上記第1実施形態の車両用室内灯1に対して、LED光源5の出射角度を異ならせたものである。
図6は、第5実施形態の車両用室内灯1Dを示している。本実施形態の車両用室内灯1Dも上記第4実施形態と同様、上記第1実施形態の車両用室内灯1に対して、LED光源5の出射角度を異ならせたものである。
車両用室内灯1Dは、図6に示すように、中央に配置されるLED光源5に対して、外側に配置されるLED光源5ほどその出射角度が外側を向くようにLED基板8Bを配置させたものである。
このような構成とすることで、アウタレンズ6を全面に亘って略均一に発光することができると共に、LED光源5の半値角θからの出射光を効率よく傾斜部10に入射させて間接照明光として利用することができ、光の利用効率を向上することができるという利点がある。
なお、図5ならびに図6に示す車両用室内灯1C、1Dは、上記実施形態の車両用室内灯1に対して、ランプハウジング4の周縁を照明するアウタレンズ6の端面12Aの形状も異なっている。
図5、図6に示すように、車両用室内灯1C、1Dは、ランプハウジング4の端部20Aとアウタレンズ6の外周縁部とを結合させて、端面12Aを車室側(図面横方向)に配置させて、アウタレンズ6の端面12Aのみで発光させるようにしたものである。
(変形例)
同じく図7に示す図は、ランプハウジング4の周縁を照明するアウタレンズ6の端面12の変形例を示している。
同じく図7に示す図は、ランプハウジング4の周縁を照明するアウタレンズ6の端面12の変形例を示している。
図7(a)に示す変形例では、アウタレンズ6の外周縁部を天井3に結合させている。そして、上記第4、第5実施形態と同様に、車室側(図面横方向)に端面12Bを配置させて、天井3と端面12Bとで発光させるように構成したものである。
図7(b)に示す変形例では、端面12Cを天井3方向に照射させるように配置させている。そして、端面12Cを傾斜させて、天井3とランプハウジング4と端面12Cとで発光させるように構成したものである。
このように、ランプハウジング4の周縁を間接照明するアウタレンズ6の端面12、12A、12B、12Cの形状は、種々の変形が可能であり、例えば、間接照明光を強くしたい場合には、導光された光が反射される反射面(天井3、ランプハウジング4など)にミラーや拡散部を設けたり、白色塗装を施したりするのが好適である。
また、端面12、12A、12B、12Cにカラーフィルターを設け、当該カラーフィルターを介してランプハウジング4の周縁を照明することで、間接照明光としてランプハウジング4の周縁を色鮮やかに照明させることができ、車両用室内灯1の意匠性をさらに向上させることができるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、傾斜部として、断面V字状の溝を設けるようにしてもよい。
1、1A、1B、1C、1D 車両用室内灯
4 ランプハウジング
5 LED光源
6 アウタレンズ
10、10A、10B 傾斜部
15 傾斜面
16 内面(入射面)
4 ランプハウジング
5 LED光源
6 アウタレンズ
10、10A、10B 傾斜部
15 傾斜面
16 内面(入射面)
Claims (4)
- ランプハウジングと当該ランプハウジングに取り付けられるアウタレンズとで灯室を画成し、当該灯室内に収容したLED光源から出射する光を前記アウタレンズを介して車室内に照射する車両用室内灯であって、
前記アウタレンズの前記LED光源から出射する光が入射する入射面に傾斜部を設け、当該傾斜部の傾斜面に入射する光の一部を前記アウタレンズ内で導光させたことを特徴とする車両用室内灯。 - 前記アウタレンズ内を導光させた光を、前記ランプハウジングの周縁に照射することを特徴とする請求項1に記載の車両用室内灯。
- 前記LED光源から出射される光のうち当該LED光源の半値角以上の角度をもって出射された光が前記傾斜部の傾斜面から入射するように、当該傾斜部を前記入射面に設けると共に、
前記アウタレンズの材質により決定される臨界角および前記LED光源の半値角に基づいて前記LED光源の光軸に垂直な平面に対する前記傾斜面の傾斜角度を設定することで、
前記LED光源から当該LED光源の半値角以上の角度をもって出射して前記傾斜面に入射する光を前記アウタレンズ内で導光させるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用室内灯。 - 前記アウタレンズ内を導光させた光を、カラーフィルターを介して前記ランプハウジングの周縁に照射することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の車両用室内灯。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015002127A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 東芝ライテック株式会社 | 照明装置 |
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2008
- 2008-04-08 JP JP2008100312A patent/JP2009248802A/ja active Pending
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