JP2009248670A - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構成により、ドア閉操作時におけるストッパーゴム取付け部とサッシュ締結固定部とに作用する反対方向の力によりドアインナーパネルに生じる剪断応力に対する強度を向上でき、当該部分における亀裂の発生を防止可能な車両用ドア構造を提供する。
【解決手段】 ドアアウターパネル(2)とドアインナーパネル(3)とがそれらの周縁部で接合され、それらの中間部に昇降ガラス(14)を昇降可能に案内するサッシュ(15、16)を備え、前記ドアインナーパネルの前記サッシュの締結固定部(18)に隣接して、ドア(1)の閉操作時におけるオーバーストロークを防止するストッパーゴム(8)が取付けられている車両用ドア構造において、前記ドアインナーパネルに、前記サッシュの締結固定部(18、31)および前記ストッパーゴムの取付け部(8、32)に隣接しかつそれらの設置範囲に亘って延在するビード形状部(33、34)を設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両用ドア構造に関し、さらに詳しくは、ドアの閉操作時におけるオーバーストロークを防止するストッパーゴムの取付け部におけるドアインナーパネル構造に関する。
車両のドアを閉操作した時に、オーバーストロークによってドアパネルがサイドボディに接触するのを防止するために、ドアパネルの室内側の面となるドアインナーパネルにストッパーゴムが配設されている(特許文献1参照)。一般に、ドアパネルは、ドアアウターパネルとドアインナーパネルとが周縁部で接合された中空構造をなし、ドアアウターパネルとドアインナーパネルとの中間部には、昇降ガラスを上下方向に摺動可能に案内するサッシュが配設されており、このサッシュのドアインナーパネルへの締結固定部が、前述のストッパーゴムに近接して配設される場合がある。
このようなドア構造では、ドアの閉操作時におけるオーバーストロークによりドアパネルには、ストッパーゴムがサイドボディに当接することで発生する車両室外側に向かう反力(図4にRで示される)と、昇降ガラスおよびサッシュ構成部品の重量によって発生する車両室内側に向かう慣性力(図4にFで示される)とが作用することになる。これらの互いに反対方向の2つの力が、相互に近接したストッパーゴム取付け部とサッシュ締結固定部とに付加されることによって、これらの部位に局所的に大きな剪断応力が生じ、ドアインナーパネルに亀裂を生じる原因となることが懸念された。
特開2006−159987号公報
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡素な構成により、ドア閉操作時におけるストッパーゴム取付け部とサッシュ締結固定部とに作用する反対方向の力によりドアインナーパネルに生じる剪断応力に対する強度を向上でき、当該部分における亀裂の発生を防止可能な車両用ドア構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するため、本発明は、ドアアウターパネルとドアインナーパネルとがそれらの周縁部で接合され、それらの中間部に昇降ガラスを昇降可能に案内するサッシュを備え、前記ドアインナーパネルの前記サッシュの締結固定部に隣接して、ドア閉操作時におけるオーバーストロークを防止するストッパーゴムが取付けられている車両用ドア構造において、前記ドアインナーパネルに、前記サッシュの締結固定部と前記ストッパーゴムの取付け部とに隣接しかつそれらの設置範囲に亘って延在するビード形状部を設けた。
また、本発明において、前記ビード形状部が、前記サッシュの締結固定部と前記ストッパーゴムの取付け部とを挟んでそれらの両側に隣接して形成されているものとした。
本発明に係る車両用ドア構造は、上述の通り構成されているので、ビード形状部によってストッパーゴム取付け部とサッシュ締結固定部との間の剪断強度および剛性が高められ、これらの部位に作用する応力がビード形状部に分散することにより、ドアインナーパネルにおける亀裂の発生を防止可能である。しかも、ビード形状部は、ドアインナーパネルのプレス成形時に形成可能であるため、プレス型の僅かな変更のみで対応できる。
また、本発明において、前記ビード形状部が、前記サッシュの締結固定部と前記ストッパーゴムの取付け部とを挟んでそれらの両側に隣接して形成されている態様では、両側のビード形状部によってストッパーゴム取付け部とサッシュ締結固定部との間の剪断強度および剛性が一層高められ、かつ、これらの部位に作用する応力が両側のビード形状部に分散することにより、ドアの傾きや応力方向の変化に対しても安定的にオーバーストローク防止効果を発揮できる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るドア構造が実施されるドア1(フロントドア)を備えた自動車を示す側面図であり、図2は、ドア1を車室内側から見た側面図、図3はそのA部拡大図である。ドア1は、図3のB−B断面図である図4に示されるように、ドア1の車両室外側の面を形成するドアアウターパネル2と、ドア1の車両室内側の面を形成するドアインナーパネル3とが、それらの中間部を離間した状態で周縁部においてヘミング加工等で一体に接合された最中状構造をなすドアパネルから主に構成され、その上部に窓用開口10を画成するサッシュ部11が一体に形成されたサッシュ一体型ドアである。
図2に示すように、窓用開口10の前部は、パーティションサッシュ12によって区画され、固定式の三角窓13が設けられる一方、パーティションサッシュ12の後方は、上下方向に昇降して開閉可能な昇降ガラス14が配設されている。窓用開口10下方のインナーパネル3の室内側の面は、樹脂成形品などで形成されたドアトリム4で覆われ、さらに、ドアインナーパネル3の周縁部に沿ってウエザーストリップ5が周設されている。
ドアパネル(2、3)の内部、ドアアウターパネル2とドアインナーパネル3との中間部には、パーティションサッシュ12、リアサッシュ11bそれぞれの下方に続けて、ロアサッシュ15、16が上下方向に延設されている。これらサッシュ12、11b、15、16に嵌着したガラスラン17で案内されることにより、昇降ガラス14は昇降可能であるとともにドアパネルの内部に格納可能となっている。ロアサッシュ15、16は、それぞれ上下2箇所において締結部材(ボルト)によりドアインナーパネル3に固定されているが、このうち後方側のロアサッシュ16の下端部を固定する締結部材18のみが図2に示され、他の締結部材はドアトリム4で覆われた部分に配設されている。
上記のように構成されたドア1は、車両前方側の縁端部において、ヒンジ機構6、6を介して車体のドア開口部に開閉可能に取付けられ、閉位置では、前記ヒンジ機構6、6と反対側に位置した車両後方側の縁端部に配設されたロック機構7を、車体側に設けた図示しないストライカーに係合させることにより、閉状態に保持されるように構成されている。そして、ドアインナーパネル3のロック機構7の下方には、ドア1の閉操作時におけるオーバーストロークを防止するストッパーゴム8が取付けられている。
ストッパーゴム8は、ゴム等の可撓性弾性材料の成形品で構成され、図4および図5に示すように、略切頭円錐形をなす本体部の底面中央に先細円筒状の取付け部8bが突設されており、この取付け部8bをインナーパネル3の取付け座面32に穿設した取付け孔に差し込むことによりインナーパネル3に固定されている。
このストッパーゴム8の取付け座面32は、先述したロアサッシュ16の下端部を締結固定する締結部材18の締め付け座面31に隣接して設けられている。サッシュ締め付け座面31は、このストッパーゴム取付け座面32およびその周囲のドアインナーパネル平坦面3aに対して車両室外側に凹陥した凹陥面となっており、その中央に穿設された孔に挿通した締結部材18(ボルト)を、ロアサッシュ16の下端部に設けたブラケット16bの締結部16c(ナット)に螺合締結することにより、ロアサッシュ16の下端部はサッシュ締め付け座面31に固定されている。
上記のようにサッシュ締め付け座面31とストッパーゴム取付け座面32とが隣接配置されている構成により、図4に示すように、ドア1の閉操作時における昇降ガラス14およびサッシュ構成部品の慣性力Fに起因してサッシュ締め付け座面31に付加される衝撃荷重Fが、隣接配置されたストッパーゴム8に確実に伝達され、サイドボディ9で受圧することができる。しかし、サッシュ締め付け座面31とストッパーゴム取付け座面32との間には、それらの位置のずれに起因して、互いに反対方向に作用する衝撃荷重Fおよび反力Rによる剪断応力が生じることは既に述べた通りである。
そこで本発明のドア構造では、サッシュ締め付け座面31およびストッパーゴム取付け座面32の上側および下側に隣接して、前記各座面31、32の設置範囲に亘って延在するビード形状部33、34(凸形状)をドアインナーパネル3に設けている。
ビード形状部33、34は、いずれもドアインナーパネル3に対して車両室内側に突出した平坦な頂面と、その両側の傾斜面で構成されており、ドアインナーパネル3の中央側では、平坦面3aからサッシュ締め付け座面31を囲むように湾曲しつつ緩やかに立ち上がる一方、ドアインナーパネル3の周縁側では段差面3bで終端している。
上記ビード形状部33、34を設けたことにより、サッシュ締め付け座面31およびストッパーゴム取付け座面32の周囲の剛性が向上し、ドア1の閉操作時に前記各座面31、32の間に生じる剪断応力がビード形状部33、34に分散されるので、この部分における変形や亀裂の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、サッシュ締め付け座面31およびストッパーゴム取付け座面32の両側に隣接する2つのビード形状部33、34を設ける場合を示したが、ビード形状部を前記各座面31、32の上下いずれか一方にのみ設けることもできる。
本発明が実施されるドアを備えた自動車を示す側面図である。 本発明が実施されるドアを車室内側から見た側面図である。 図2のA部拡大図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC方向から見た要部斜視図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドアアウターパネル
3 ドアインナーパネル
4 ドアトリム
5 ウエザーストリップ
6 ヒンジ機構
7 ロック機構
8 ストッパーゴム
9 サイドボディ
10 窓用開口
11 サッシュ部
14 昇降ガラス
15、16 ロアサッシュ
17 ガラスラン
18 締結部材(ボルト、締結固定部)
31 サッシュ締め付け座面
32 ストッパーゴム取付け座面(取付け部)
33、34 ビード形状部

Claims (2)

  1. ドアアウターパネルとドアインナーパネルとがそれらの周縁部で接合され、それらの中間部に昇降ガラスを昇降可能に案内するサッシュを備え、前記ドアインナーパネルの前記サッシュの締結固定部に隣接して、ドア閉操作時におけるオーバーストロークを防止するストッパーゴムが取付けられている車両用ドア構造において、
    前記ドアインナーパネルに、前記サッシュの締結固定部と前記ストッパーゴムの取付け部とに隣接しかつそれらの設置範囲に亘って延在するビード形状部を設けたことを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記ビード形状部が、前記サッシュの締結固定部と前記ストッパーゴムの取付け部とを挟んでそれらの両側に隣接して形成されていることを特徴とする車両用ドア構造。
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