JP2009246669A - テレビジョン受像機におけるスピーカ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の削減を図ると共に、小型スピーカボックスであっても有効に低音再生が得られるテレビジョン受像機におけるスピーカ構造を提供する。
【解決手段】テレビジョン受像機の前面側にフロントキャビネット1が配置され、後面側にバックカバー2が配置される。フロントキャビネット1とバックカバー2間にスピーカボックス3が配置される。スピーカボックス3内にスピーカユニット4を保持する。スピーカボックス3はスピーカユニット4の背面側を開放状とする開口部3aを有する。スピーカボックス3の開口部3aの一部を開放した状態でその開口部3aを塞ぐ吸音材6を備える。吸音材6はスピーカボックス3とバックカバー2との隙間に挟み込まれて保持される。スピーカユニット4からの音声出口をフロントキャビネット1に設ける。
【選択図】図2
【解決手段】テレビジョン受像機の前面側にフロントキャビネット1が配置され、後面側にバックカバー2が配置される。フロントキャビネット1とバックカバー2間にスピーカボックス3が配置される。スピーカボックス3内にスピーカユニット4を保持する。スピーカボックス3はスピーカユニット4の背面側を開放状とする開口部3aを有する。スピーカボックス3の開口部3aの一部を開放した状態でその開口部3aを塞ぐ吸音材6を備える。吸音材6はスピーカボックス3とバックカバー2との隙間に挟み込まれて保持される。スピーカユニット4からの音声出口をフロントキャビネット1に設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、テレビジョン受像機におけるスピーカ構造に関するものである。
従来、スピーカボックスはスピーカユニットの背面から出る音を遮断するため、スピーカユニットを取り付けて保持するためのスピーカ保持部品と背面側を覆うための蓋部品との最低でも2つの部品を使って密閉構造とし、前記背面から出る音を遮断している。
また、密閉ボックス内での共振防止や低音再生のために、スピーカボックス内部に吸音材を入れている。
一方、スピーカユニットを組み付けた別ピースを、テレビジョン受像機のキャビネット側面に取り付けることにより、別ピースとキャビネット側面でスピーカボックスとしてのドーム形状を構成する取付構造のテレビジョン受像機もある(例えば、特許文献1参照)。
一般に、テレビジョン受像機を構成するキャビネットにおいては、前面側にフロントキャビネットが配置され、後面側にバックカバーが配置されている。
そして、テレビジョン受像機内に前述のようなスピーカボックスが組み込まれた場合、スピーカボックスの前側にテレビジョン受像機のフロントキャビネットが位置され、スピーカボックスの後側にテレビジョン受像機のバックカバーが位置される。
従って、スピーカユニットの背面側は、スピーカボックスの蓋部品とテレビジョン受像機のバックカバーとの二重構造となっていた。
そこで、このような二重構造を止めて、テレビジョン受像機のバックカバーでスピーカユニットの蓋部品を兼用する構造とすれば、部品点数の削減が図れる。即ち、このような二重構造の改善策として、スピーカボックスを背面開放型の構造とし、スピーカボックスの背面側を覆うテレビジョン受像機のバックカバーとの隙間に、吸音材を挟み込む構造が考えられる。
しかしながら、背面開放型のスピーカボックスにおける背面の開口面積の100%を吸音材で塞ぐ構造とすると、低音が出難くく、特に、スピーカボックスの内容積が小さいと低音再生に不利であった。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、部品点数の削減を図ると共に、小型スピーカボックスであっても有効に低音再生が得られるテレビジョン受像機におけるスピーカ構造を提供することを目的とする。
本発明は、テレビジョン受像機の前面側に配置されるフロントキャビネットおよび後面側に配置されるバックカバーと、前記フロントキャビネットと前記バックカバー間に配置され、スピーカユニットを保持すると共に保持されたスピーカユニットの背面側を開放状とする開口部を有するスピーカボックスと、前記スピーカボックスの前記開口部の一部を開放した状態でその開口部を塞ぐ吸音材と、を備え、前記吸音材を、前記バックカバーまたは前記フロントキャビネットで保持して、前記スピーカユニットからの音声出口を前記フロントキャビネットまたは前記バックカバーに設けたことを特徴とするテレビジョン受像機におけるスピーカ構造にある。
本発明のテレビジョン受像機におけるスピーカ構造によれば、テレビジョン受像機の前面側に配置されるフロントキャビネットおよび後面側に配置されるバックカバーと、フロントキャビネットとバックカバー間に配置され、スピーカユニットを保持すると共に保持されたスピーカユニットの背面側を開放状とする開口部を有するスピーカボックスと、スピーカボックスの開口部の一部を開放した状態でその開口部を塞ぐ吸音材と、を備え、吸音材を、バックカバーまたはフロントキャビネットで保持して、スピーカユニットからの音声出口をフロントキャビネットまたはバックカバーに設けた構造とされており、前述従来構造のようなスピーカボックスの蓋部品を無くして、スピーカユニットの背面側を吸音材とテレビジョン受像機のバックカバーまたはフロントキャビネットで塞いでいるため、構造の簡素化による部品点数の削減が図れる。
また、スピーカユニットの背面側に対応するスピーカボックスの開口部を、その一部に開放した部分を残して吸音材で塞ぐ構造としているため、その開放した部分より低音を出すことによって、小型スピーカボックスであっても有効に低音再生が可能となる。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1を図面に基づいて説明すると、図1ないし図3に示されるように、テレビジョン受像機の前面側に対応してフロントキャビネット1が配置され、テレビジョン受像機の後面側に対応してバックカバー2が配置されている。
以下、本発明の実施の形態1を図面に基づいて説明すると、図1ないし図3に示されるように、テレビジョン受像機の前面側に対応してフロントキャビネット1が配置され、テレビジョン受像機の後面側に対応してバックカバー2が配置されている。
そして、このフロントキャビネット1とバックカバー2との相互間に、背面開放型とされたスピーカボックス3が配置される構造とされている。
即ち、スピーカボックス3の背面側を開放状とする開口部3aを通じて、スピーカユニット4がスピーカボックス3内に挿入されると共に、スピーカボックス3内のバッフル部3bにネジ固定等により取り付けられて保持される。
また、図2や図3に示されるように、スピーカボックス3の開口部3aにおける下部に、一部を開放した一部開放領域5を残した状態で、他の部分を吸音材6で塞ぐように、スピーカボックス3の背面側に吸音材6が貼り付けられている。
そして、図2に示されるように、フロントキャビネット1の内面側に、スピーカボックス3が取り付けられ、スピーカボックス3とバックカバー2との隙間に吸音材6が挟み込まれるように保持して、バックカバー2が組み付けられている。
この組み付け状態において、スピーカユニット4の前面側には、スピーカボックス3の前面開口3cからフロントキャビネット1の開口1aに通じる音声出口路8aが構成され、スピーカユニット4の背面側には、スピーカボックス3の背面側の開口部3aにおける一部開放領域5から、スピーカボックス3の下部外面とバックカバー2の内面との隙間を通じてフロントキャビネット1の開口1aに至る音声出口路8bが構成されている。
そして、この本実施の形態のスピーカ構造によれば、スピーカユニット4の前面側からの音声は一方の音声出口路8aを通じて出され、スピーカユニット4の背面側からの音声は他方の音声出口路8bを通じて出される。この際、一部開放領域5の開放面積は、スピーカユニット4のボックス容積やスピーカ特性等に合わせて調整することにより、一部開放領域5から低音だけを出す構造とすることにより、小型スピーカボックス3であっても低音再生が可能となる。
以上のように、本実施の形態においては、背面開放型のスピーカボックス3における背面側を、吸音材6とバックカバー2で塞ぐ構造としているため、従来構造における蓋部品をバックカバー2で兼用した構造となり、ここに蓋部品を省略して二重構造を無くし、構造の簡素化による部品点数の削減が図れる。
また、スピーカボックス3の背面側における開口部3aを、一部開放領域5を残して、吸音材6で塞ぐ構造としているため、一部開放領域5を通じて低音を出す構造とすることができ、小型スピーカボックス3であっても有効に低音再生が可能となる利点がある。
そして、スピーカボックス3の小型化が有効に図れるため、テレビジョン受像機全体の小型化も有効に図れる。
また、低音を出すための一部開放領域5の開口面積の調整は、スピーカボックス3における開口部3aを吸音材6で塞ぐ際に、その塞ぐ面積を開口部3aにおける開口面積の60〜95%の範囲で調整することにより、容易に調整することができる。
<他の実施の形態>
なお、上記の実施の形態1においては、スピーカボックス3の開口部3a周縁部に対して吸音材6を貼り付け、さらに、スピーカボックス3とバックカバー2との相互間で吸音材6を挟んで保持する構造としているが、単にスピーカボックス3とバックカバー2との相互間の隙間に吸音材6を挟み込むことによって、吸音材6を保持する構造としてもよい。この場合、より構造の簡素化が図れる。
なお、上記の実施の形態1においては、スピーカボックス3の開口部3a周縁部に対して吸音材6を貼り付け、さらに、スピーカボックス3とバックカバー2との相互間で吸音材6を挟んで保持する構造としているが、単にスピーカボックス3とバックカバー2との相互間の隙間に吸音材6を挟み込むことによって、吸音材6を保持する構造としてもよい。この場合、より構造の簡素化が図れる。
そして、このような吸音材6としては、例えば、スポンジや不織布や発泡ウレタン等を採用することができる。
また、上記の実施の形態1においては、フロントキャビネット1に音声出口となる開口1aを形成した構造を示しているが、スピーカボックス3が前後反転した状態で、フロントキャビネット1とバックカバー2との相互間に配置される場合には、スピーカボックス3の開口部3a周縁部とフロントキャビネット1内面との隙間で吸音材6を挟み込む構造とし、バックカバー2に音声出口となる開口を形成する構造とすればよい。
さらに、フロントキャビネット1やバックカバー2やスピーカボックス3の形状や構造は、何ら実施の形態の形状や構造に限られず、必要に応じて適宜変更すればよい。
1 フロントキャビネット、2 バックカバー、3 スピーカボックス、3a 開口部、4 スピーカユニット、6 吸音材。
Claims (5)
- テレビジョン受像機の前面側に配置されるフロントキャビネットおよび後面側に配置されるバックカバーと、
前記フロントキャビネットと前記バックカバー間に配置され、スピーカユニットを保持すると共に保持されたスピーカユニットの背面側を開放状とする開口部を有するスピーカボックスと、
前記スピーカボックスの前記開口部の一部を開放した状態でその開口部を塞ぐ吸音材と、
を備え、
前記吸音材を、前記バックカバーまたは前記フロントキャビネットで保持して、前記スピーカユニットからの音声出口を前記フロントキャビネットまたは前記バックカバーに設けたことを特徴とするテレビジョン受像機におけるスピーカ構造。 - 前記スピーカボックスにおける前記開口部の開口面積の60〜95%を前記吸音材で塞ぐことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機におけるスピーカ構造。
- 前記吸音材をスポンジとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレビジョン受像機におけるスピーカ構造。
- 前記吸音材を不織布としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレビジョン受像機におけるスピーカ構造。
- 前記吸音材を発泡ウレタンとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレビジョン受像機におけるスピーカ構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013251665A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Funai Electric Co Ltd | スピーカー装置 |
EP3540590A1 (en) | 2009-10-27 | 2019-09-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing system, print system, and method and program for controlling information processing system |
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2008
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