JP2009246433A - 携帯端末及び無線ネットワークシステム - Google Patents

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    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

【課題】セルラー網用通信インタフェース(以下、インタフェースをIFと称する)と、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信IFとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末の電力消費を抑制できるようにすることを目的とする。
【解決手段】携帯端末2は、セルラー網用通信IF401aとローカルネットワーク用通信IF(WMAN用通信IF401b、WLAN用通信IF401c)にそれぞれ電源を供給する電源部402を制御する制御部403に、当該携帯端末2がローカルネットワークに接続中に呼の発生の通知をローカルネットワーク用通信IFで受信したとき、セルラー網用通信IF401aに電源を供給させるよう通信IF制御部403bに指令するデータ解析部403cを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のネットワークと接続可能な携帯端末の電力消費の低減と、この携帯端末を用いた無線ネットワークシステムに関する。
従来の携帯端末として、特許文献1では、広範囲なエリアをカバーする第1のネットワーク(例えば、セルラー網)と、ホットスポット方式の第2のネットワーク(例えば、WLAN)の双方と接続が可能な携帯端末において、第2のネットワークエリア内に携帯端末が存在するときにだけ、第2のネットワーク用送受信部の電源をオンにすることが記載されている。なお、携帯端末が第2のネットワークエリア内に存在するか否かの判定は、携帯端末の位置検出部で得られた携帯端末位置情報と携帯端末自身または基地局が所有する第2のネットワークエリア情報とに基づいて行う。
特開2004−320473号公報
前記の従来の携帯端末では、第2のネットワークエリア内に携帯端末が存在するとき、第1のネットワークと通信していないときでも、第1のネットワーク用送受信部の電源がオンとなるようにしていた。即ち、第1ネットワーク用送受信部の電源を常時オンとなるようにしていた。電源を常時オンとなるようにした理由は、携帯端末が第2のネットワークと接続中でも、第1のネットワーク内の他の携帯端末からの着呼があったときに対応できるようにするためである。従って、第2のネットワークと接続中のとき、第2のネットワーク用送受信部だけでなく、第1のネットワーク用送受信部の電源をオンとしなければならないことにより、無駄な電力消費が発生する。よって、電力消費を抑制することができないという問題があった。
そこで本発明では、無駄な電力消費の発生を抑えることにより、電力消費を抑制することができる携帯端末及び携帯端末を用いた無線ネットワークシステムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、請求項1に係る携帯端末では、セルラー網用通信インタフェースと、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、前記電源部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続しているとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続中にセルラー網における呼の発生の通知を前記ローカルネットワーク用通信インタフェースで受信したとき、更に、前記セルラー網用通信インタフェースが停止していた場合に前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、所定のネットワークに接続中に呼が発生した場合、この呼の発生を契機にセルラー網用通信インタフェースを起動させることで、呼に対応することができる。
更に、請求項2に係る携帯端末では、セルラー網用通信インタフェースと、複数のローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する複数のローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、前記セルラー網用通信インタフェースと前記複数のローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、前記電源部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、当該携帯端末が所定のローカルネットワークに接続しているとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェースに電源が供給されるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、当該携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続中に受信した信号の電界強度または受信の安定度に基づき前記所定のネットワーク以外のローカルネットワークまたは前記セルラー網へのハンドオーバが必要であるか否かを判定し、ハンドオーバが必要であると判定したとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェース以外のローカルネットワーク用通信インタフェースまたは前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるよう前記通信インタフェース制御部に指令し、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェース以外のローカルネットワーク用通信インタフェースまたは前記セルラー網用通信インタフェースに電源供給後、前記所定のローカルネットワーク以外のローカルネットワークまたは前記セルラー網用通信インタフェースに接続したとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェースへの電源供給を停止させるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、携帯端末が他のネットワークの通信エリアに移動した場合、起動する通信インタフェースが移動元のネットワーク用の通信インタフェースから移動先のネットワーク用の通信インタフェースに切り換わることで、即ち、携帯端末の移動に伴い、最適なネットワーク用の通信インタフェースのみを起動させることができる。
更に、請求項3に係る携帯端末では、セルラー網用通信インタフェースと、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、前記セルラー網用通信インタフェースへ電源供給を行うか停止するかを設定する操作部と、前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源供給を停止する設定が前記操作部で行われたとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースへの電源供給を停止すると共に、前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、携帯端末がローカルネットワークに接続していないときには、セルラー網用通信インタフェースが起動することで、呼が発生した場合、呼に対応することができる。
更に、請求項4に係る携帯端末では、セルラー網用通信インタフェースと、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、前記電源部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、当該携帯端末が所定のローカルネットワークに接続しているとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェースに電源が供給されるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、当該携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続中に受信した信号の電界強度または受信の安定度に基づき前記所定のローカルネットワークから前記セルラー網へのハンドオーバが必要であるか否かを判定し、ハンドオーバが必要であると判定されたとき、前記セルラー網用通信インタフェースへの電源供給の開始と前記ローカルネットワーク用通信インタフェースへの電源供給の停止を前記通信インタフェース制御部に指令する指令部とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、携帯端末がローカルネットワークとの接続が不可能となったとき、セルラー網用通信インタフェースが起動することで、呼が発生した場合、呼に対応することができる。
更に、請求項5に係る携帯端末では、請求項1記載の携帯端末において、前記指令部に制御され、前記セルラー網用通信インタフェースに電源が供給されたとき、前記指令部からの指令で当該携帯端末を通話可能な状態とし、通話が終了したとき前記セルラー網用通信インタフェースへの電源供給を停止させるよう前記通信インタフェース制御部に指令する呼制御部を備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、通話が行われている期間のみ、前記セルラー網用通信インタフェースへの電源供給が行われるようにすることができる。
更に、請求項6に係る無線ネットワークシステムでは、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークと、前記セルラー網用通信インタフェース及び前記ローカルネットワーク用通信インタフェースを具備すると共に、前記セルラー網及び前記ローカルネットワークに接続可能な複数の携帯端末とを有する無線ネットワークシステムにおいて、前記セルラー網とバックボーンネットワークとに接続されると共に前記セルラー網内の全ての携帯端末を管理する第1の携帯端末記憶装置と、前記ローカルネットワークと前記バックボーンネットワークとに接続されると共に前記ローカルネットワークに接続している全ての携帯端末を管理する第2の携帯端末記憶装置とを備え、前記携帯端末は、前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、前記電源部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続しているとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、呼が発生して、前記呼の発生が、前記第1の携帯端末記憶装置から前記第2の携帯端末記憶装置へ前記バックボーンネットワークを介して通知され、更に、前記呼の発生が、前記第2の携帯端末記憶装置から前記携帯端末へ前記ローカルネットワークを介して通知され、前記呼の発生の通知を前記携帯端末の前記ローカルネットワーク用通信インタフェースで受信したとき、前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、前記ローカルネットワークの通信エリア内に存在する携帯端末への呼が発生したとき、この呼の発生を、セルラー網を介することなく、携帯端末に通知することができる。
更に、請求項7に係る無線ネットワークシステムでは、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する複数のローカルネットワークと、前記セルラー網及び前記複数のローカルネットワークに接続可能な複数の携帯端末とを有する無線ネットワークシステムにおいて、バックボーンネットワークと前記セルラー網と接続され、前記セルラー網内の全ての前記携帯端末を管理する第1の携帯端末記憶装置と、前記バックボーンネットワークと前記複数のローカルネットワークの内の所定のローカルネットワークとに接続され、前記所定のローカルネットワーク内の全ての前記携帯端末を管理すると共に、前記所定のローカルネットワーク内に移動した所定の携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続したとき、前記バックボーンネットワークを介して前記第1の携帯端末記憶装置へ、前記所定の携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続したことを報知する複数の第2の携帯端末記憶装置とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、携帯端末がハンドオーバを行うことで接続先のローカルネットワークが変更したときでも、前記第1の携帯端末記憶装置は、前記携帯端末の接続先であるローカルネットワークを把握することができる。
更に、請求項8に係る無線ネットワークシステムでは、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークと、前記セルラー網用通信インタフェース及び前記ローカルネットワーク用通信インタフェースを具備すると共に、前記セルラー網及び前記ローカルネットワークに接続可能な複数の携帯端末とを有する無線ネットワークシステムにおいて、バックボーンネットワークと前記セルラー網とに接続され、前記セルラー網内の全ての前記携帯端末を管理する第1の携帯端末記憶装置と、前記バックボーンネットワークと前記ローカルネットワークとに接続され、前記ローカルネットワーク内の全ての前記携帯端末を管理すると共に、呼が発生し、前記呼の発生が前記第1の携帯端末記憶装置から前記バックボーンネットワークを介して通知された際、前記呼の発生を、前記ローカルネットワークを介して前記ローカルネットワークに接続された前記携帯端末に通知し、前記通知により前記携帯端末が呼の受信が可能となったとき、前記バックボーンネットワークを介して前記第1の携帯端末記憶装置へ前記呼の受信が可能になった旨を通知する第2の携帯端末記憶装置とを備え、前記携帯端末は、前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェース部にそれぞれ電源を供給する電源部と、前記電源部を制御する制御部を備え、前記制御部は、当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続しているとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、前記呼の発生の通知を前記ローカルネットワーク用通信インタフェースで受信したとき、当該携帯端末が呼の受信が可能となるように前記セルラー網用通信インタフェースに電源が供給されるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、前記携帯端末が前記呼の受信が可能となったとき、前記呼の受信が可能となった旨の情報が前記第2の携帯端末記憶装置から前記バックボーンネットワークを介して前記第1の携帯端末記憶装置へ通知される。
請求項1記載の発明によれば、所定のネットワークの通信エリア内に携帯端末が存在するときに呼が発生した場合、この呼の発生を契機にセルラー網用通信インタフェースを起動させることで、呼に対応することができる。その結果、常時、セルラー網用通信インタフェースを起動させておかなくても、呼に対応することができることにより、無駄な電力消費の発生を抑えることができるため、電力消費を抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、携帯端末が他のネットワークの通信エリアに移動した場合、起動する通信インタフェースが移動元のネットワーク用の通信インタフェースから移動先のネットワーク用の通信インタフェースに切り換わることで、即ち、携帯端末の移動に伴い、最適なネットワーク用の通信インタフェースのみを起動させることができる。その結果、無駄な電力消費の発生を抑えることができるため、電力消費を抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、携帯端末がローカルネットワークに接続していないときには、セルラー網用通信インタフェースが起動するため、携帯端末がローカルネットワークに接続されていないとき、呼の発生に対して常時対応することができる。
請求項4記載の発明によれば、携帯端末がローカルネットワークとの接続が不可能となったときには、セルラー網用通信インタフェースが起動するため、携帯端末がローカルネットワークとの接続が不可能となったとき、呼の発生に対して常時対応することができる。
請求項5記載の発明によれば、通話が行われている期間のみ、前記セルラー網用通信インタフェースへの電源供給が行われるようにすることができることにより、無駄な電力消費の発生を抑えることができるため、電力消費を抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、携帯端末への呼が発生したとき、この呼の発生を、セルラー網を介することなく、携帯端末に通知することができることにより、携帯端末のセルラー網通信インタフェースを起動させておかなくても呼の発生を通知できることにより、携帯端末の無駄な電力消費の発生を抑えることができるため、電力消費を抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、携帯端末がハンドオーバを行うことで接続先のローカルネットワークが変更したときでも、前記第1の携帯端末記憶装置は、前記携帯端末の接続先であるローカルネットワークを把握することができることにより、前記第1の携帯端末記憶装置は、携帯端末のハンドオーバの有無に関らず、セルラー網内及び複数のローカルネットワーク内の通信エリア内の携帯端末を管理することができる。
請求項8記載の発明によれば、前記携帯端末が前記呼の受信が可能となったとき、前記呼の受信が可能となった旨の情報が前記第1の携帯端末記憶装置に通知され、通知後、前記携帯端末はセルラー網を介して通話を行うことができる。
<1.無線ネットワークシステムの構成>
本発明の一実施形態である携帯端末を利用した無線ネットワークシステムについて、図1、図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る携帯端末2(2A、2B、2C)を利用した無線ネットワークシステム1における各ネットワークの通信エリアを示す模式図である。図2は、本実施形態の携帯端末2(2A、2B、2C)を利用した無線ネットワークシステム1の全体構成を示す図である。
この無線ネットワークシステム1は、図1の通り、ネットワークとして、広範囲のエリアをカバーするセルラー網と、セルラー網の通信エリア内にセルラー網より狭い通信エリアを有するWMAN(Wireless Metropolitan Area Network)及びWLAN(Wireless Local Area Network)を有している。なお、図1において、100はセルラー網200の通信エリア、101はWMAN205の通信エリア、102はWLAN209の通信エリアである。
(1.1 セルラー網の構成)
セルラー網200は、図2の通り、携帯端末位置管理装置(以下、ロケータと称する)201、ユーザデータベース202、セルラー網200の通信エリア100内に配置された基地局203a、203b、203c、203dから構成されており、ロケータ201を介してバックボーンネットワーク(セルラー網とWMAN及びWLANとを結ぶネットワーク)204に接続されている。なお、基地局は、この無線ネットワークシステムでは4台あるが、通信エリア100をカバーするのであるのならば、3台以下でも、5台以上であっても良い。
ロケータ201は、セルラー網200の事業者と契約関係にある、WMAN205に接続中の全ての携帯端末2及びWLAN209に接続中の全ての携帯端末2を含め、セルラー網200の通信エリア100内の全ての携帯端末2を管理している。具体的には、セルラー網200の通信エリア100内の携帯端末2がそれぞれ如何なるネットワーク(セルラー網200、WMAN205、WLAN209)に接続されているかを管理している。ロケータ201の動作の詳細については後記する。
ユーザデータベース202は、ロケータ201に接続され、WMAN205に接続中の全ての携帯端末2及びWLAN209に接続中の全ての携帯端末2を含め、セルラー網200の通信エリア100内の携帯端末2がそれぞれ如何なるネットワーク(セルラー網200、WMAN205、WLAN209)に接続されているかに関する情報を蓄積している。ユーザデータベース202の動作の詳細については後記する。
基地局203a、203b、203c、203dは、ロケータ201にそれぞれ管理され、ロケータ201の管理下にある携帯端末2と通信を行うために、セルラー網200の通信エリア100内に配置される。
セルラー網200では、最大384kbpsのデータ伝送速度を実現し、高速移動にも対応可能なW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)セルラー方式移動通信システムを例に取り上げているが、本発明は、W−CDMAシステムに限定されるものではなく、GSM(Global System for Mobile Communication)などの他のセルラー方式システムを適用することが可能である。
(1.2 WMANの構成)
WMAN205は、図2の通り、ロケータ206、ユーザデータベース207、基地局208から構成されており、ロケータ206を介してバックボーンネットワーク204に接続されている。
ロケータ206は、WMAN205に接続している全ての携帯端末2を管理している。ロケータ206の動作の詳細については、後記する。
ユーザデータベース207は、ロケータ206に接続され、WMAN205に接続している全ての携帯端末2の携帯端末識別子を蓄積している。ユーザデータベース207の動作の詳細については後記する。
基地局208は、ロケータ206に接続され、ロケータ206の管理下にある携帯端末2と通信を行うため、即ち、WMAN205に接続している携帯端末2と通信を行うため、WMAN205の通信エリア101内に配置される。
(1.3 WLANの構成)
また、WLAN209も、図2の通り、ロケータ210、ユーザデータベース211、基地局212から構成されており、ロケータ210を介してバックボーンネットワーク204に接続されている。
ロケータ210は、WLAN209に接続している全ての携帯端末を管理している。ロケータ210の動作の詳細については、後記する。
ユーザデータベース211は、ロケータ210に接続され、WLAN209に接続している全ての携帯端末2の携帯端末識別子を蓄積している。ユーザデータベース211の動作の詳細については後記する。
基地局212は、ロケータ210に接続され、ロケータ210の管理下にある携帯端末2と通信を行うため、即ち、WLAN209に接続している携帯端末2と通信を行うため、WLAN209の通信エリア102内に配置される。
(1.4 携帯端末)
本実施形態に係る携帯端末2は、前記のセルラー網200、WMAN205、WLAN209と接続可能な携帯端末であり、セルラー網200との通信用インタフェース(以下、IFと称する)、WMAN205との通信用IF、WLAN209との通信用IFとして、それぞれ、セルラー網用通信IF、WMAN用通信IF、WLAN用通信IFを有している。なお、携帯端末の構成、動作については、後記する。
<2.ロケータ、ユーザデータベースの動作>
次に、本実施形態に係る携帯端末2を利用した無線ネットワークシステムにおけるロケータ、ユーザデータベースの動作について、説明する。前記の通り、ロケータ201は、セルラー網200の事業者と契約関係にある、WMAN205に接続中の全ての携帯端末2及びWLAN209に接続中の全ての携帯端末2を含め、セルラー網200内の通信エリア100内の全ての携帯端末2を管理している。そして、ユーザデータベース202は、WMAN205に接続中の全ての携帯端末2及びWLAN209に接続中の全ての携帯端末2を含め、セルラー網200の通信エリア100内の携帯端末2がそれぞれ如何なるネットワーク(セルラー網200、WMAN205、WLAN209)に接続されているかに関する情報を蓄積している。
なお、携帯端末2がそれぞれ如何なるネットワーク(セルラー網200、WMAN205、WLAN209)に接続されているかに関する情報を管理、蓄積するにあたり、各携帯端末2に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスを用いている。IPアドレスとは、携帯端末2が接続しているネットワークのアドレス(ネットワーク識別子)と、ネットワーク内での携帯端末2自身のアドレス(携帯端末識別子)から構成されるアドレスであるため、このIPアドレスを用いることにより、携帯端末2がそれぞれ如何なるネットワーク(セルラー網200、WMAN205、WLAN209)に接続されているかに関する情報を管理、蓄積することができる。
また、WMAN205の通信エリア101内に存在するロケータ206、WLAN209の通信エリア102内に存在するロケータ210も、同様にして、IPアドレスを用いることにより、それぞれ、WMAN205、WLAN209に接続中の全ての携帯端末2を管理する。更に、WMAN205の通信エリア101内に存在するユーザデータベース207、WLAN209の通信エリア102に存在するユーザデータベース211も、同様にして、IPアドレスを用いることにより、それぞれ、WMAN205、WLAN209にそれぞれ接続中の全ての携帯端末2の携帯端末識別子を蓄積している。
<3.無線ネットワークシステムの動作>
次に、本実施形態に係る携帯端末2を利用した無線ネットワークシステム1の動作について、説明する。まず、呼が発生したときの無線ネットワークシステム1の動作について、説明し、次に、携帯端末2がハンドオーバを行ったときの無線ネットワークシステム1の動作について、説明する。
(3.1 呼が発生したときの無線ネットワークシステムの動作)
まず、呼が発生したときの無線ネットワークシステム1の動作について、図3を用いると共に図1を随時用いて説明する。図3は、呼が発生したときの無線ネットワークシステム1の動作を示すフローチャートである。WMAN205及びWLAN209の通信エリア外であると共にセルラー網200の通信エリア100内の携帯端末2Aが発呼側で、WLAN209に接続中の携帯端末2Bが着呼側である場合を例にして説明する。
呼が発生する(ステップS301)と、携帯端末2Aからロケータ201へ、発呼側である携帯端末2Aの携帯電話識別子の情報と着呼側である携帯端末2Bの携帯電話識別子の情報とが、基地局203aを介して送出される。両情報をロケータ201が受信すると、ユーザデータベース202に対して携帯端末2BのIPアドレス情報の送出を要求する(ステップS302)。この要求に対し、ユーザデータベース202は、携帯端末2BのIPアドレス情報をロケータ201に送出する。
なお、IPアドレスは、前記の通り、ネットワーク識別子と携帯端末識別子から構成していることにより、携帯端末2BのIPアドレス情報をユーザデータベース202から受信することで、ロケータ201は携帯端末2Bが接続しているネットワークが判明する(ステップS303)。即ち、携帯端末2Bが接続しているネットワークはWLAN209であることが判明する。
携帯端末2Bが接続しているネットワークが判明した後、ロケータ201は、携帯端末2Aからの呼の発生を、バックボーンネットワーク204を介して(IP伝送で)、WLAN209の通信エリア102内のロケータ210に通知する(ステップS304)。ロケータ210は、携帯端末2Aからの呼の発生の通知を受けた後、基地局212を介して、呼の発生を携帯端末2Bに通知する(ステップS305)。呼の発生が携帯端末2Bに通知された後、WLAN209に接続されていることでWLAN用通信IFを起動している携帯端末2Bは、セルラー網用通信IFも起動することで、呼の受信が可能な状態になる。なお、後記するが、携帯端末2は、所定のネットワークに接続しているとき、所定のネットワーク用通信IFを起動させている。
そして、携帯端末2Bが呼の受信が可能な状態になると、呼の受信が可能な状態になった旨の通知が、基地局212を介して、ロケータ210に送出され、更に、この通知が、ロケータ210からバックボーンネットワーク204を介してロケータ201に送出される。ロケータ201が呼の受信が可能な状態になった旨の通知を受信した後、この通知を携帯端末2Aに送出する。携帯端末2Aは、呼の受信が可能になった旨の通知を受信すると、呼出信号をセルラー網200を介して、携帯端末2Bに送出する。例えば、携帯端末2Bが基地局203の通信エリア内にある場合、携帯端末2Aからの呼出信号は、基地局203a、ロケータ201、基地局203c、携帯端末2Bに送出される。呼出信号を携帯端末2Bが受信すると、内蔵されたスピーカ(図示せず)で着信音を鳴らす。着信音が鳴ったことで携帯端末2Bの操作者が通話ボタン(図示せず)を押下すると、携帯端末2Bは、携帯端末2Aと通話可能な状態になる。
(3.2 携帯端末がハンドオーバを行ったときの無線ネットワークシステムの動作)
次に、携帯端末2がハンドオーバを行ったときの無線ネットワークシステム1の動作について、図1を用いて説明する。携帯端末2CがWMAN205の通信エリア101からWLAN209の通信エリア102に移動する場合を例にして説明する。
携帯端末2CがWMAN205の通信エリア101からWLAN209の通信エリア102に移動すると、この移動に伴って、携帯端末2Cが接続するネットワークが変化することにより、ネットワーク識別子が変化するため、携帯端末2CのIPアドレスが変化する。IPアドレスが変化したとき、携帯端末2Cは、自身のIPアドレス情報を、基地局212を介してロケータ210に送出する。ロケータ210は、携帯端末2CのIPアドレス情報を受信すると、携帯端末2CのIPアドレス情報をユーザデータベース211に記憶させると共に、バックボーンネットワーク204を介して(IP伝送で)、ロケータ201に送出する。更に、携帯端末2CがWLAN209の通信エリア102に移動した旨の通知を、バックボーンネットワーク204を介して、ロケータ206に送出する。
ロケータ201は、携帯端末2CのIPアドレス情報をロケータ210から受信すると、このIPアドレス情報をユーザデータベース202に記憶させると共に、ユーザデータベース202に蓄積されている携帯端末2CのもともとのIPアドレス情報を削除することで、携帯端末2CのIPアドレスを更新する。このIPアドレスの更新により、ロケータ201は携帯端末2CがWMAN205の通信エリア101からWLAN209の通信エリア102に移動したことを把握でき、更に、ユーザデータベース202は、携帯端末2Cの新たな接続先のネットワークがWLAN209であることが把握できる状態で、携帯端末CのIPアドレスが記憶される。
一方、ロケータ206は、携帯端末2CがWLAN209の通信エリア102に移動した旨の通知をロケータ210から受信すると、ユーザデータベース207に蓄積されている携帯端末2CのもともとのIPアドレス情報を削除する。即ち、ハンドオーバ先のロケータ210がハンドオーバ元のロケータ206から携帯端末2CがWLAN209の通信エリア102に移動した旨の通知を受信した後、ユーザデータベース207に蓄積されている携帯端末2CのもともとのIPアドレスを削除する。
なお、携帯端末2CがWLAN209の通信エリア102に移動する前に、携帯端末2Cがハンドオーバ先のWLAN209の通信エリア102に移動する旨の通知を、基地局208を介してハンドオーバ元のロケータ206へ送出し、この通知をハンドオーバ元のロケータ206が受信した後、ユーザデータベース207に蓄積されている携帯端末2CのもともとのIPアドレスを削除するようにしても良い。
そして、携帯端末2Cが逆にWLAN209の通信エリア102からWMAN205の通信エリア101に移動する場合も同様にして、ロケータ201は携帯端末2CがWLAN209の通信エリア102からWMAN205の通信エリア101に移動したことを把握でき、更に、ユーザデータベース202は、携帯端末2Cの新たな接続先のネットワークがWMAN205であることが把握できる状態で、携帯端末2CのIPアドレスが更新されて記憶される。更に、WLAN209の通信エリア102内のユーザデータベース211に蓄積されている携帯端末2CのもともとのIPアドレス情報が削除される。
携帯端末2がハンドオーバを行った際、携帯端末2のIPアドレスが変化するだけでなく、起動する通信用IFが切り換わる。ハンドオーバによる携帯端末2の通信用IFの切換については、後記する。
<4.携帯端末の構成>
次に、本発明の一実施形態に係る携帯端末2の構成について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の携帯端末2の構成を示すブロック図である。本実施形態の携帯端末2は、図4の通り、アンテナ部400、通信IF部401、電源部402、制御部403、操作・表示部406とから構成されている。
通信IF部401は、前記の通り、セルラー網用通信IF401a、WMAN用通信IF401b、WLAN用通信用IF401cを有している。そして、これらの各通信IF401a、401b、401cへの電源供給の制御は、制御部403内の通信IF制御部403bによって行われる。
電源部402は、制御部403内の通信IF制御部403bの制御により、各通信IF(セルラー網用通信IF401a、WMAN用通信IF401b、WLAN用通信IF401c)に電源供給を行う。
制御部403は、呼制御部403a、通信IF制御部403b、指令部403eを有し、指令部403eは、データ解析部403c、ハンドオーバ制御部403dを有する。
データ解析部403cは、アンテナ部400で受信したデータの解析を行い、解析結果に基づいて、呼制御部403a、通信IF制御部403bへ指令を出力する。例えば、データ解析部403cは、アンテナ部400で受信したデータの解析を行った結果、呼の通知であると判定した場合、呼制御部403aに対して携帯端末が通話可能な状態とするよう指令を出力すると共に、通信IF制御部403bに対してセルラー網通信IF401aを起動させるよう指令を出力する。
呼制御部403aは、呼の通知があるとデータ解析部403cで判定されたとき、携帯端末を通話処理が可能な状態にする。また、呼制御部403aは通話が終了したときに通信IF制御部403bに対して、セルラー網用通信IFを停止状態にするため電源部402に電源供給の停止処理の指示を送出する。
通信IF制御部403bは、携帯端末2が接続するネットワーク(セルラー網200、WMAN205、WLAN209)に基づいて、対応する通信IFに電源を供給させるよう電源部402を制御する。例えば、WMAN205の通信エリア101内に携帯端末2が存在し、WMAN205に携帯端末2が接続するとき、WMAN用通信IF401bに電源を供給させるよう電源部402を制御する。同様にネットワークに接続していないときには対応する通信IFを停止させるように電源部402を制御する。
ハンドオーバ制御部403dは、現在接続しているローカルネットワーク(WMAN205、WLAN209)の基地局(基地局208、基地局212)からの受信信号の電界強度またはその受信の安定度に基づいて、ハンドオーバが必要であるか否かを判定し、ハンドオーバが必要であると判定したとき、通信IF制御部403bに対してハンドオーバ先の通信IFを起動させるよう指令を出力することにより、ハンドオーバを実施する。
操作・表示部406は、タッチパネルまたは操作ボタン等による操作と当該携帯端末搭載のモニターで表示を行うためのものであり、携帯端末2の操作者が操作およびサービスを受けるための操作・表示部である。
<5.携帯端末の動作>
(5.1 WMAN、WLANへの接続動作)
次に、本実施形態の携帯端末2の動作について、図5、図6を用いると共に、随時図1及び図4を用いて説明する。図5は、本実施形態の携帯端末2の動作を示すフローチャートの第1面である。図6は、本実施形態の携帯端末2の動作を示すフローチャートの第2面である。
操作者が操作・表示部406を操作することにより、携帯端末2の電源がONとなる(ステップS500)と、通信IF制御部403bは、電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aに電源を供給させることで、セルラー網用通信IF401aを起動させる(ステップS501)。
セルラー網用通信IF401aを起動後、WMAN205またはWLAN209への接続要求があったとき(ステップS502→Yes)、即ち、この接続要求のための操作が操作・表示部406で行われたとき、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bまたはWLAN用通信IF401cに電源を供給させるよう電源部402を制御する。接続要求のための操作が行われる以外でも、アンテナ部400で受信したWMAN205またはWLAN209への接続要求信号がセルラー網用通信IF401aを介してデータ解析部403cに送出され、データ解析部403cの解析により、接続要求信号と判定されたとき、データ解析部403cの指令で、通信IF制御部403bが、WMAN用通信IF401bまたはWLAN用通信IF401cに電源を供給させるよう電源部402を制御させるようにしても良い。
例えば、WMAN205への接続要求があったとき(ステップS503→Yes)、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bに電源を供給させるよう電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401bを起動させ(ステップS504)、基地局208を介してロケータ206にWMAN205への接続要求信号を送信させる(ステップS505)。
そして、携帯端末2がWMAN205の通信エリア101内に存在する場合、接続要求信号をロケータ206が受信し、ロケータ206は基地局208を介してWMAN205への接続を許可する旨の信号を携帯端末2に送信する。そして、携帯端末がWMAN205への接続を許可する旨の信号をアンテナ部400で受信する(ステップS506→Yes)と、この信号は、WMAN用通信IF401bを介して、データ解析部403cに送出され、データ解析部403cで解析される。そして、この解析によりWMAN205への接続を許可する旨の信号であると判定された後、WMAN205に接続する(ステップS508)と共に、データ解析部403cは、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにするよう通信IF制御部403bに指令する。この指令により、通信IF制御部403bは、セルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止させるよう、電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにする(ステップS509)。
逆に、携帯端末2がWMAN205の通信エリア101内に存在しない場合、接続要求信号をロケータ206が受信しないことにより、携帯端末2がWMAN205への接続を許可する旨の信号を受信することはない(ステップS506→No)が、この場合、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bへの電源供給を停止させるよう、電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401bの電源をOFFにする(ステップ507)。
一方、WLAN209への接続要求があったとき(ステップS502→Yes、ステップS503→No)、通信IF制御部403bは、WLAN用通信IF401cに電源を供給させるよう電源部402を制御することにより、WLAN用通信IF401cを起動させ(ステップS510)、基地局212を介してロケータ210にWLAN209への接続要求信号を送信させる(ステップS511)。
そして、携帯端末2がWLAN209の通信エリア102内に存在する場合、接続要求信号をロケータ210が受信し、ロケータ210は基地局212を介してWLAN209への接続を許可する旨の信号を携帯端末2に送信する。そして、携帯端末2がWLAN209への接続を許可する旨の信号をアンテナ部400で受信する(ステップS512→Yes)と、この信号は、WLAN用通信IF401cを介して、データ解析部403cに送出され、データ解析部403cで解析される。そして、この解析によりWLAN209への接続を許可する旨の信号であると判定された後、WLAN209に接続する(ステップS514)と共に、データ解析部403cは、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにするよう通信IF制御部403bに指令する。この指令により、通信IF制御部403bは、セルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止させるよう、電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにする(ステップS509)。
逆に、携帯端末2がWLAN209の通信エリア102内に存在しない場合、接続要求信号をロケータ210が受信しないことにより、携帯端末2がWLAN209への接続を許可する旨の信号を受信することはない(ステップS512→No)が、この場合、通信IF制御部403bは、WLAN用通信IF401cへの電源供給を停止させるよう、電源部402を制御することにより、WLAN用通信IF401cの電源をOFFにする(ステップS513)。
以上のステップS502〜ステップS514の処理により、WMAN205の通信エリア101内に携帯端末2が存在し、且つ、携帯端末2によるWMAN205への接続要求があったとき、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bに電源を供給させるように電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401bを起動させ、WMAN205に接続する。更に、セルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止させるように電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにする。
また、WLAN209の通信エリア102内に携帯端末2が存在し、且つ、携帯端末2によるWLAN209への接続要求があったとき、通信IF制御部403bは、WLAN用通信IF401cに電源を供給させるように電源部402を制御することにより、WLAN用通信IF401cを起動させ、WLAN209に接続する。更に、セルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止させるように電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにする。
以上の通り、本実施形態の携帯端末2は、WMAN205の通信エリア101内に携帯端末2が存在するときにWMAN205への接続要求があった場合、WMAN用通信IF401bを起動させると共にセルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止する。更に、WLAN209の通信エリア102内に携帯端末2が存在するときにWLAN209への接続要求があった場合、WLAN用通信IF401cを起動させると共にセルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止する。
(5.2 呼が発生したときの動作)
そして、例えば、携帯端末2がWLAN209に接続中に呼が発生した場合(ステップS515)、即ち、他の携帯端末2からの着呼があった場合、前記の3.1に記載の通り、ロケータ201は、他の携帯端末2からの呼の発生を、バックボーンネットワーク204を介して(IP伝送)で、ロケータ210に通知する。通知後、ロケータ210は、基地局212を介して、呼の発生を携帯端末2に通知する。
なお、呼の発生の通知を携帯端末2がアンテナ部400で受信した際、この呼の発生の通知が起動中のWLAN通信IF401cを介して、データ解析部403cに送出される。受信した呼の発生の通知が、データ解析部403cでの解析により、呼の通知であると判定されると、データ解析部403cは、セルラー網用通信IF401aに電源を供給させるように通信IF制御部403bに指令すると共に、携帯端末2が通話可能な状態にするように呼制御部403aに対して指令する。通信IF制御部403bへの指令により、通信IF制御部403bは、セルラー網用通信IF401aに電源が供給されるように電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aを起動させる(ステップS516)。
セルラー網用通信IF401aを起動させることで呼の受信が可能な状態となったとき前記3.1に記載の通り、呼の受信が可能な状態になった旨の通知が、基地局212を介して、ロケータ210に送出され、更に、この通知が、ロケータ210からバックボーンネットワーク204を介してロケータ201に送出される。ロケータ201が呼の受信が可能な状態になった旨の通知を受信した後、この通知を発呼側の携帯端末2(前記に記載の他の携帯端末2)に送出する。発呼側の携帯端末2が呼の受信が可能となった旨の通知を受信すると、呼出信号をセルラー網200を介して携帯端末2に送出する。呼出信号を携帯端末2がアンテナ部400で受信すると、この呼出信号が起動中のセルラー網用通信IF401を介して、データ解析部403cに送出される。受信した呼出信号が、データ解析部403cでの解析により、呼出信号であると判定すると、データ解析部403cは、スピーカ(図示せず)に着信音を鳴らさせる。着信音が鳴ったことで、携帯端末2の操作者が操作・表示部406に設けられた通話ボタン(図示せず)を押下したとき、携帯端末2は、通話可能な状態になる。
通話が終了する(ステップS517)と、呼制御部403aは通信IF制御部403bに対して、セルラー網用通信IF401aへの電源供給を停止する指令を出力する。そして、通信IF制御部403bは、セルラー網用通信IF401aの電源供給を停止させるように電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aの電源をOFFにする(ステップS518)と共に、呼制御部403aは、携帯端末2の通話機能を停止させる。
以上の通り、本実施形態の携帯端末2は、WLAN209に接続中に呼が発生した場合、この呼の発生を契機にセルラー網通信IF401aを起動させることができることにより、呼に対応することができる。即ち、常時、セルラー網通信IF401aを起動させておかなくても、呼に対応することができるため、電力消費を抑制することができる。
更に、本実施形態の携帯端末2は、WMAN205に接続中に呼が発生した場合も、同様にして、この呼の発生を契機にセルラー網通信IF401aを起動させることができることにより、呼に対応することができる。即ち、常時、セルラー網通信IF401aを起動させておかなくても、呼に対応することができるため、電力消費を抑制することができる。
(5.3 ハンドオーバしたときの動作)
更に、携帯端末2が他の通信エリアに移動した場合、即ち、WMAN205の通信エリア101内からWLAN209の通信エリア102内に移動したかまたはWLAN209の通信エリア102内からWMAN205の通信エリア101内に移動した場合、移動先のネットワーク用の通信IFを起動させると共に移動元のネットワーク用の通信IFの電源をOFFにする。具体的には、WMAN205の通信エリア101内からWLAN209の通信エリア102内に移動した場合、WLAN用通信IF401cを起動させると共にWMAN用通信IF401bの電源をOFFにし、逆に、WLAN209の通信エリア102内からWMAN205の通信エリア101内に移動した場合、WMAN用通信IF401bを起動させると共にWLAN用通信IF401cの電源をOFFにする。
以下、携帯端末2が他のネットワークの通信エリアに移動するときに起動させる通信IFの切換動作について、即ち、ハンドオーバするときに起動させる通信IFの切換動作について、以下、詳細に説明する。携帯端末2がWMAN205の通信エリア101内からWLAN209の通信エリア102内に移動する場合を例に、詳細に説明する。
携帯端末2がWMAN205の通信エリア101内からWLAN209の通信エリア102内に移動すると、この移動に伴い、基地局208からの受信信号の電界強度または受信の安定度が小さくなる。そして、この受信信号の電界強度または受信の安定度が所定値以下になったとき(ステップS519→Yes)、WMAN205に接続中であるものの(ステップS520→Yes)、ハンドオーバ制御部403dはハンドオーバが必要であると判定する。即ち、起動させる通信IFをWMAN用通信IF401bからWLAN用通信IF401cに切り換える必要があると判定する。
この判定により、ハンドオーバ制御部403dは、通信IF制御部403bに対して、WLAN用通信IF401cを起動させるように指令を出力する。そして、通信IF制御部403bは、WLAN用通信IF401cに電源を供給させるように電源部402を制御することにより、WLAN用通信IF401cを起動させる(ステップS521)。そして、基地局212を介してロケータ210にWLAN209への接続要求信号を送信させる(ステップS522)。
そして、携帯端末2がWLAN209の通信エリア102に移動している場合、ロケータ210は基地局212を介して接続要求信号を受信することにより、ロケータ210は基地局212を介してWLAN209への接続を許可する旨の信号を携帯端末2へ送信する。携帯端末2は、WLAN209への接続を許可する旨の信号をアンテナ部400で受信すると(ステップS523→Yes)、この信号は、WLAN用通信IF401cを介して、データ解析部403cに送出され、データ解析部403cで解析される。そして、この解析によりWLAN209への接続を許可する旨の信号であると判定された後、WLAN209に接続させる(ステップS524)と共に、データ解析部403cは、WMAN用通信IF401bの電源をOFFするように通信IF制御部403bに指令する。この指令により、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bへの電源供給を停止させるように電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401bの電源をOFFにする(ステップS525)。
また、携帯端末2がWLAN209の通信エリア102内からWMAN205の通信エリア101内へ移動する場合も、この移動に伴い、基地局212からの受信信号の電界強度または受信の安定度が小さくなる。そして、この受信信号の電界強度または受信の安定度が所定値以下になったとき(ステップS519→Yes)、WLAN209に接続中であるものの(ステップ520→No)、ハンドオーバ制御部403dはハンドオーバが必要であると判定する。即ち、起動させる通信IFをWLAN用通信IF401cからWMAN用通信IF401bに切り換える必要があると判定する。
この判定により、ハンドオーバ制御部403dは、通信IF制御部403bに対して、WMAN用通信IF401bを起動させるよう指令を出力する。そして、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bに電源が供給させるように電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401bを起動させる(ステップS526)。そして、基地局208を介してロケータ206にWMAN205への接続要求信号を送信させる(ステップS527)。
そして、携帯端末2がWMAN205の通信エリア101に移動している場合、ロケータ206は基地局208を介して接続要求信号を受信することにより、ロケータ206は基地局208を介してWMAN205への接続を許可する旨の信号を携帯端末2へ送信する。携帯端末2は、WMAN205への接続を許可する旨の信号をアンテナ部400で受信すると(ステップS528→Yes)、この信号は、WMAN用通信IF401bを介して、データ解析部403cに送出され、データ解析部403cで解析される。そして、この解析によりWMAN205への接続を許可する旨の信号であると判定された後、WMAN205に接続させる(ステップS529)と共に、データ解析部403cは、WLAN用通信IF401bの電源をOFFするよう通信IF制御部403bに指令する。この指令により、通信IF制御部403bは、WLAN用通信IF401cへの電源供給を停止させるよう電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401cの電源をOFFにする(ステップS530)。
以上の通り、本実施形態の携帯端末2は、WMAN205に接続中のとき、WMAN用通信IF401bのみを起動させると共に、WLAN209に接続中のとき、WLAN用通信IF401cのみを起動させるだけでなく、携帯端末2が他のローカルネットワークの通信エリアに移動した場合、移動先のローカルネットワーク用の通信IFのみを起動させることができる。従って、本実施形態の携帯端末2は、携帯端末自身が接続しているネットワーク以外のネットワーク用通信IFの電源を起動することが無いことにより、電力消費を抑制することができる。
(5.4 WMAN、WLANとの接続を断絶した際の動作)
更に、WMAN205またはWLAN209との接続を断絶する要求があったとき(ステップS531→Yes)、即ち、この接続を断絶するための操作が操作部406に対して行われたとき、通信IF制御部403bは、WMAN用通信IF401bまたはWLAN用通信IF401cへの電源供給を停止させるよう電源部402を制御することにより、WMAN用通信IF401bまたはWLAN用通信IF401cへの電源供給を停止する。即ち、WMAN205に接続していた場合には、WMAN用通信IF401bの電源をOFFにし、一方、WLAN209に接続していた場合には、WLAN用通信IF401cの電源をOFFにする(ステップS532)。
WMAN用通信IF401bまたはWLAN用通信IF401cの電源をオフした後、通信IF制御部403bは、電源部402を制御することにより、セルラー網用通信IF401aに電源を供給させることで、セルラー網用通信IF401aを起動させる(ステップS533)。起動後、携帯端末2の利用停止要求があったとき(ステップS534→Yes)、即ち、携帯端末2の利用を停止するための操作が操作・表示部406に対して行われたとき、携帯端末2の電源がOFFとなる(ステップS535)。
(5.5 まとめ)
以上の通り、本実施形態の携帯端末2及び本実施形態の携帯端末2を用いた無線ネットワークシステム1では、下記(1)〜(3)により、無駄な電力消費を抑えることができるため、電力消費を抑制することができる。
(1)WMAN205に接続しているかまたはWLAN209に接続しているときに呼が発生した場合、この呼の発生を契機にセルラー網通信IF401aを起動させることにより、呼に対応することで、常時、セルラー網通信IF401aを起動させておかなくても、呼に対応することができる。
(2)WMAN205に接続しているとき、WMAN用通信IF401bのみを起動させると共に、WLAN209に接続しているとき、WLAN用通信IF401cのみを起動させることにより、携帯端末自身が接続しているネットワーク以外のネットワークの通信IFの電源を起動することがない。
(3)携帯端末が他のネットワークの通信エリアに移動した場合、起動する通信IFが移動元のネットワーク用の通信IFから移動先のネットワーク用の通信IFに切り換わることにより、携帯端末の移動に伴い、最適なネットワーク用の通信インタフェースのみを起動させることができる。
なお、本実施形態の携帯端末2を用いた無線ネットワークシステム1とは異なり、ローカルネットワーク(WMAN、WLAN)の通信エリアがセルラー網の通信エリアからはみ出している無線ネットワークシステムでも、同様にして、セルラー網を介することなく携帯端末に呼の発生を通知することができる。更に、上記(1)〜(3)により、無駄な電力消費を抑えることができるため、電力消費を抑制することができる。
本発明の一実施形態の携帯端末を利用した無線ネットワークシステムにおける各ネットワークの通信エリアを示す模式図である。 本発明の一実施形態の携帯端末を利用した無線ネットワークシステムの全体構成を示す図である。 呼が発生したときの無線ネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の携帯端末の動作を示すフローチャートの第1面である。 本発明の一実施形態の携帯端末の動作を示すフローチャートの第2面である。
符号の説明
1 無線ネットワークシステム
2 携帯端末
2A 携帯端末
2B 携帯端末
2C 携帯端末
100 セルラー網の通信エリア
101 WMANの通信エリア
102 WLANの通信エリア
200 セルラー網
201 携帯端末位置管理装置(ロケータ)
202 ユーザデータベース
203a 基地局
203b 基地局
203c 基地局
203d 基地局
204 バックボーンネットワーク
205 WMAN
206 携帯端末位置管理装置(ロケータ)
207 ユーザデータベース
208 基地局
209 WLAN
210 携帯端末位置管理装置(ロケータ)
211 ユーザデータベース
212 基地局
400 アンテナ部
401a セルラー網用通信インタフェース
401b WMAN用通信インタフェース
401c WLAN用通信インタフェース
402 電源部
403 制御部
403a 呼制御部
403b 通信インタフェース制御部
403c データ解析部
403d ハンドオーバ制御部
403e 指令部
406 操作・表示部

Claims (8)

  1. セルラー網用通信インタフェースと、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、
    前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続しているとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、
    当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続中にセルラー網における呼の発生の通知を前記ローカルネットワーク用通信インタフェースで受信したとき、更に、前記セルラー網用通信インタフェースが停止していた場合に前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. セルラー網用通信インタフェースと、複数のローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する複数のローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、
    前記セルラー網用通信インタフェースと前記複数のローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    当該携帯端末が所定のローカルネットワークに接続しているとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェースに電源が供給されるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、
    当該携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続中に受信した信号の電界強度または受信の安定度に基づき前記所定のローカルネットワーク以外のローカルネットワークまたは前記セルラー網へのハンドオーバが必要であるか否かを判定し、
    ハンドオーバが必要であると判定したとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェース以外のローカルネットワーク用通信インタフェースまたは前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるよう前記通信インタフェース制御部に指令し、
    前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェース以外のローカルネットワーク用通信インタフェースまたは前記セルラー網用通信インタフェースに電源供給後、前記所定のローカルネットワーク以外のローカルネットワークまたは前記セルラー網用通信インタフェースに接続したとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェースへの電源供給を停止させるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  3. セルラー網用通信インタフェースと、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、
    前記セルラー網用通信インタフェースへ電源供給を行うか停止するかを設定する操作部と、
    前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、
    前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源供給を停止する設定が前記操作部で行われたとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースへの電源供給を停止すると共に、前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  4. セルラー網用通信インタフェースと、少なくとも1つのローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備し、所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークとに接続可能な携帯端末において、
    前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    当該携帯端末が所定のローカルネットワークに接続しているとき、前記所定のローカルネットワーク用通信インタフェースに電源が供給されるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、
    当該携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続中に受信した信号の電界強度または受信の安定度に基づき前記所定のローカルネットワークから前記セルラー網へのハンドオーバが必要であるか否かを判定し、
    ハンドオーバが必要であると判定されたとき、前記セルラー網用通信インタフェースへの電源供給の開始と前記ローカルネットワーク用通信インタフェースへの電源供給の停止を前記通信インタフェース制御部に指令する指令部と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  5. 請求項1記載の携帯端末において、
    前記指令部に制御され、前記セルラー網用通信インタフェースに電源が供給されたとき、前記指令部からの指令で当該携帯端末を通話可能な状態とし、通話が終了したとき前記セルラー網用通信インタフェースへの電源供給を停止させるよう前記通信インタフェース制御部に指令する呼制御部を備えたことを特徴とする携帯端末。
  6. 所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークと、前記セルラー網用通信インタフェース及び前記ローカルネットワーク用通信インタフェースを具備すると共に、前記セルラー網及び前記ローカルネットワークに接続可能な複数の携帯端末とを有する無線ネットワークシステムにおいて、
    前記セルラー網とバックボーンネットワークとに接続されると共に前記セルラー網内の全ての前記携帯端末を管理する第1の携帯端末記憶装置と、
    前記ローカルネットワークと前記バックボーンネットワークとに接続されると共に前記ローカルネットワークに接続している全ての前記携帯端末を管理する第2の携帯端末記憶装置とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとにそれぞれ電源を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続しているとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、
    呼が発生して、前記呼の発生が、前記第1の携帯端末記憶装置から前記第2の携帯端末記憶装置へ前記バックボーンネットワークを介して通知され、
    更に、前記呼の発生が、前記第2の携帯端末記憶装置から前記携帯端末へ前記ローカルネットワークを介して通知され、前記呼の発生の通知を前記携帯端末の前記ローカルネットワーク用通信インタフェースで受信したとき、
    前記セルラー網用通信インタフェースに電源を供給させるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部と
    を備えたことを特徴とする無線ネットワークシステム。
  7. 所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する複数のローカルネットワークと、前記セルラー網及び前記複数のローカルネットワークに接続可能な複数の携帯端末とを有する無線ネットワークシステムにおいて、
    バックボーンネットワークと前記セルラー網とに接続され、前記セルラー網内の全ての前記携帯端末を管理する第1の携帯端末記憶装置と、
    前記バックボーンネットワークと前記複数のローカルネットワークの内の所定のローカルネットワークとに接続され、前記所定のローカルネットワーク内の全ての前記携帯端末を管理すると共に、
    前記所定のローカルネットワーク内に移動した所定の携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続したとき、前記バックボーンネットワークを介して前記第1の携帯端末記憶装置へ、前記所定の携帯端末が前記所定のローカルネットワークに接続したことを報知する複数の第2の携帯端末記憶装置と
    を備えたことを特徴とする無線ネットワークシステム。
  8. 所定の通信エリアを有するセルラー網と、前記セルラー網の通信エリア内に前記セルラー網の通信エリアより狭い通信エリアを有する少なくとも1つのローカルネットワークと、前記セルラー網用通信インタフェース及び前記ローカルネットワーク用通信インタフェースとを具備すると共に、前記セルラー網及び前記ローカルネットワークに接続可能な複数の携帯端末とを有する無線ネットワークシステムにおいて、
    バックボーンネットワークと前記セルラー網とに接続され、前記セルラー網内の全ての前記携帯端末を管理する第1の携帯端末記憶装置と、
    前記バックボーンネットワークと前記ローカルネットワークとに接続され、前記ローカルネットワーク内の全ての前記携帯端末を管理すると共に、
    呼が発生し、前記呼の発生が前記第1の携帯端末記憶装置から前記バックボーンネットワークを介して通知された際、前記呼の発生を、前記ローカルネットワークを介して前記ローカルネットワークに接続された前記携帯端末に通知し、
    前記通知により前記携帯端末が呼の受信が可能となったとき、前記バックボーンネットワークを介して前記第1の携帯端末記憶装置へ前記呼の受信が可能になった旨を通知する第2の携帯端末記憶装置とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記セルラー網用通信インタフェースと前記ローカルネットワーク用通信インタフェース部にそれぞれ電源を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    当該携帯端末が前記ローカルネットワークに接続しているとき、前記ローカルネットワーク用通信インタフェースに電源を供給させるように前記電源部を制御する通信インタフェース制御部と、
    前記呼の発生の通知を前記ローカルネットワーク用通信インタフェースで受信したとき、当該携帯端末が呼の受信が可能となるように前記セルラー網用通信インタフェースに電源が供給されるように前記通信インタフェース制御部に指令する指令部と
    を備えたことを特徴とする無線ネットワークシステム。
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