JP2009245224A - 光電式分離型煙感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置した壁面において傾斜等が発生しても正常な感度を維持することができる光電式分離型煙感知器を得る。
【解決手段】監視空間に照射する光源を有する送光部2と、送光部2からの照射光を受光する受光部1と、受光部1の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部11aと、を備え、送光部2または受光部1の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサ8と、送光部2または受光部1のいずれかに設けられ、傾斜信号を入力すると光軸調整異常による警報を禁止する警報制御部と、を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、煙検知用の送光部と受光部が分離した光電式分離型煙感知器に関し、特に、傾斜等が発生しても正常な感度を維持することができる光電式分離型煙感知器に関する。
従来の減光式感知器は、送光部と受光部を備えた発光受光ユニットの光学機構を、壁面に固定されるユニット筐体内の上部壁側を支点として光軸方向で揺動自在な振り子機構により吊り下げ状態に支持されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−208169号公報(段落0013〜0023、図1)
従来の減光式感知器は、発光ユニットおよび受光ユニットを含む光学機構が、振り子機構に吊り下げられており、回動部分が機械的に支持されているので、建物の構造物の膨張などで傾斜の進行速度が遅いときは、追従性が良くないという問題があった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、設置した壁面において傾斜等が発生しても正常な感度を維持することができる光電式分離型煙感知器を得ることを目的とする。
この発明の光電式分離型煙感知器は、監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、前記送光部または前記受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、前記送光部または前記受光部のいずれかに設けられ、前記傾斜信号を入力すると光軸調整異常による警報を禁止する制御部と、を備えたものである。
また、監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、前記送光部または前記受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、前記傾斜信号を入力すると、前記送光部または前記受光部の光軸調整を行う制御部と、を備えたものである。
また、監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、前記送光部または前記受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、前記傾斜信号を入力すると、前記送光部の光量調整または前記受光部の感度を補正する制御部と、を備えたものである。
また、監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、 前記送光部または前記受光部のいずれかに設けられ、前記基準値の変動量に基づいて、光軸調整異常による警報を禁止する制御部を備えたものである。
また、監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、前記基準値の変動量に基づいて、前記送光部または前記受光部の光軸調整を行う制御部を備えたものである。
また、監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、前記基準値の変動量に基づいて、前記送光部の光量調整または前記受光部の感度を補正する制御部を備えたものである。
この発明によれば、送光部または受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、送光部または受光部のいずれかに設けられ、傾斜信号を入力すると光軸調整異常による警報を禁止する制御部と、を備えたので、火災監視機能に影響を及ぼさない程度のわずかな傾斜状態においては、そのまま火災監視を継続できる。
また、送光部または受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、傾斜信号を入力すると、送光部または受光部の光軸調整を行う制御部と、を備えたので、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても 即座に、制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
また、送光部または受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、傾斜信号を入力すると、送光部の光量調整または受光部の感度を補正する制御部と、を備えたので、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても 即座に、制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
また、送光部または受光部のいずれかに設けられ、基準値の変動量に基づいて、光軸調整異常による警報を禁止する制御部を備えたので、簡単な構成により、火災監視機能に影響を及ぼさない程度のわずかな傾斜状態においては、そのまま火災監視を継続できる。
また、基準値の変動量に基づいて、送光部または受光部の光軸調整を行う制御部を備えたので、簡単な構成により、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても 即座に、制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
また、基準値の変動量に基づいて、送光部の光量調整または受光部の感度を補正する制御部を備えたので、簡単な構成により、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても 即座に、制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す光電式分離型煙感知器のブロック図、図2は光電式分離型煙感知器の受光ユニットの概略図、図3は調整動作フローチャート、図4は 送光部と受光部間の光軸の状態を示す図である。
図1において、光電式分離型煙感知器は所定間隔でパルス光を受光部1へ照射する送光部2から構成され、受光部1は送光部2と分離して対向して配置されている。
受光部1は、フォトダイオードを用いた受光素子3、送光部2から送出されたパルス光を入射し、受光素子3に集光させるレンズ部4及びレンズ部4を駆動するレンズ駆動回路5からなる受光ユニット6と、受光ユニット6からの受光出力を増幅する増幅回路7と、受光部1の設置面が傾斜すると、傾斜信号を出力する傾斜センサ8と、傾斜センサ8からのアナログ信号をデジタル信号に変換する信号変換回路9と、受光部1と送光部2を接続するとともに受信機(図示せず)と接続する電源兼通信回路10と、増幅回路7で増幅された受光出力が一定時間毎にメモリ(図示せず)に記憶と更新をし、更新された受光出力が基準値に対して所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部11a、傾斜センサ8からの傾斜信号に基づいて各々受光ユニット6の光軸調整異常による警報を禁止する警報制御部11b、光軸調整を行う光軸制御部11c、増幅回路7の増幅率を変え、受光素子3の感度を補正する感度制御部11d及び電源兼通信回路10を介して送光部2または受信機への信号を出力する信号出力制御部11eを有する制御部(マイコン)11と、制御部11の警報制御部11b、光軸制御部11c、または、感度制御部11dのいずれかによる制御方法を設定するスイッチ(図示せず)と、から構成される。
傾斜センサ8は、加速度が加わったときのバネの変形による歪みゲージ式、セラミック圧電体が慣性力を受けると電荷を発生させる圧電式、ガラス管内の磁性流体を吸着した永久磁石の変位分をホール素子が検出することで加速度が分かる磁性流体式、常時、永久磁石を元に戻すようにコイルに電流を流すサーボ式、または、可動電極は中央のマス(おもり)が、スプリング状のビームによって両側から支えられた構造であり、加速度が加わるとこのマスが移動し、この時、可動電極の櫛歯と、固定電極の櫛歯の間の静電容量が変化する静電容量式等のいずれかが用いられる。
送光部2は、lEDを用いた発光素子12、発光素子12から送出されたパルス光を受光部1へ照射するレンズ部4及びレンズ部4を駆動するレンズ駆動回路5からなる発光ユニット13と、発光素子12の発光出力を所定の発光量に調整する発光出力調整回路14と、送光部2の設置面が傾斜すると、傾斜信号を出力する傾斜センサ8と、傾斜センサ8からのアナログ信号をデジタル信号に変換する信号変換回路9と、送光部2と受光部1を接続する電源兼通信回路10と、傾斜センサ8からの傾斜信号、傾斜センサ8からの傾斜信号に基づいて各々発光ユニット13の光軸調整異常による警報を禁止する警報制御部15a、光軸調整を行う光軸制御部15b、発光出力調整回路14の発光出力を制御して発光素子12の光量調整を行う光量制御部15c及び電源兼通信回路10を介して受光部1への信号を出力する信号出力制御部15dを有する制御部15と、から構成される。
図2において、受光ユニット6は、光学ケース17の底部の近傍に固定された受光素子3と、有底円筒状の光学ケース17の端部に固定されたプリズムレンズ19と、受光素子3とプリズムレンズ19の間に設けられ、電極に電圧を加えて屈折率および焦点距離を変えることができる液体レンズ20と、プリズムレンズ19の入射面に配置され、多数のプリズムを同一面上に集結したプリズムアレイ22と、光学ケース17およびプリズムレンズ19を周方向に回動するモーター23とから構成される。なお、送光部2の発光ユニット13は、受光素子3に代えて発光素子12を用いたものである。
次に、この発明の実施の形態1の光電式分離型煙感知器の動作について図1〜4により説明する。
図3において、ステップS1では、光電式分離型煙感知器の設置の時に、受光部1,送光部2の光軸調整および感度設定を行う。このとき、監視区域の壁面に対向設置されている送光部2と受光部1は、図示しない受信機から電源兼通信回路10を介して電源が供給されている。光軸調整前は、送光部2および受光部1ともに光学ケース17が任意方向に向き、受光部1の受光ユニット6の液体レンズ20の焦点は受光素子3の受光面24上に結像しており、送光部2の発光ユニット13の発光素子12の光は液体レンズ20を通して正しく照射しているものとする。
そして、設置時の光軸調整および感度設定の前における受光素子3の出力信号を受光部1の制御部11からの増幅率制御信号により増幅回路7で増幅した初期値を制御部11のメモリに記憶させる。次に、送光部2の発光ユニット13の光学ケース17は、送光部2の制御部15からのレンズ制御信号によりモーター23で所定角度だけ回動された後に、受光素子3の出力値が所定の電圧範囲で最適となる位置で停止させる。次に、受光部1の受光ユニット6の光学ケース17は、受光部1の制御部11からのレンズ制御信号により,モーター23で所定角度だけ回動された後に、受光素子3の出力値が所定の電圧範囲で最適となる位置で停止させる。さらに、受光部1の液体レンズ20の印加電圧を変動させて液体レンズ20の形状が凸レンズから凹レンズまで自在に変えることで、プリズムレンズ19からのあらゆる屈折光に対しても焦点が受光素子3の受光面24上と合わせることができる。
一方、送光部2の発光ユニット13および受光部1の受光ユニット6の光学ケース17の回動だけで受光素子3の出力値が所定の電圧範囲を超えて飽和する場合は、制御部11により、受光素子3の出力値が所定の電圧範囲内となるように、液体レンズ20の焦点は受光素子3の受光面24の前後にずらしてもよい。これらの制御は、自動で行ってもよく、出力値を確認しながら手動で行ってもよい。
このように、光学ケース17を回動制御し、液体レンズ20の焦点を変動させることにより、送光部2と受光部1の設置位置が正確に対向していなくても光軸調整が行われる。
受光部1,送光部2の光軸調整が完了すると、ステップS2に進み、受光部1,送光部2の各制御部11,15の光軸制御部11cは、ステップS1で調整した後の、傾斜角度及びプリズムレンズ19の回転角度の初期値をメモリに記録する。
次に、上記のように調整された正常な状態で火災監視を行う(ステップS3)。火災監視時は、受光部1の制御部11が電源兼通信回路10を介してパルス光の発光指令信号を送光部2に送出し、送光部2では制御部15から発光出力調整回路14に発光出力制御信号を出力し発光素子12からパルス光を発光させる。受光部1は送光部2の発光素子12からの光を受光素子3で受光すると、受光出力を増幅回路7で増幅して制御部11の火災判断部11aに入力される。火災判断部11aは、例えば、約3秒周期で受光素子3からの受光信号を増幅回路7で増幅した受光レベルが所定の減光率を超えたかどうかを判断する動作を繰り返し、約1分毎(この場合、20回に1度)に受光レベル20回分の平均値を求め、それを新しい基準値に更新して制御部11のメモリに記憶させる。この記憶された基準値に対して所定の減光率以上であると、制御部11の火災判断部11aから火災信号を図示しない受信機に出力する。
次に、ステップS4に進み、受光部1,送光部2の各傾斜センサ8の検出信号を信号変換回路9により変換した検出信号を各制御部11,15に入力し、各制御部11,15はステップS2の傾斜センサ8の角度の初期値と比較し、角度変化があるかどうか判断する。このとき、通常、傾斜センサ8の検出動作は、火災監視の周期より長く、例えば、1分毎でもよいが、火災監視の周期と同じとしてもよい。そして、角度変化がなければ、ステップS3に戻り、変化があればステップS5に進む。
ステップS5では、角度の変動率が所定の光軸ずれ検出閾値をわずかに超えても、実際の火災監視に影響がないと考えられる場合は、制御部11,15により、ステップS6に進み、調整動作開始をせずに警報制御部11bからの光軸調整異常の警報出力を禁止して、ステップS3に戻り、そのまま火災監視を続ける。
角度の変動率が所定の光軸ずれ検出閾値を大きく超え、実際の火災監視に影響があると考えられる場合は、制御部11,15により調整動作開始をするためステップS7に進む。
ステップS7では、プリズムレンズ19で調整するかどうか判断する。
ここで、傾斜センサ8の角度変化の状態を図3により説明する。図3(a)は光軸が正常な場合であり、図3(b)は送光部2が傾き、光軸ズレがあると異常時の状態を示す。光軸ズレがあると、送光部2の発光ユニット13から照射された光が受光部1の受光ユニット6に傾いて入射するため、受光ユニット6の出力が低下し、火災監視が正確にできなくなる。
そのため、受光ユニット6の出力を正常な状態にするためには、傾いた側の発光ユニット13か受光ユニット6の光軸調整をするか、または、送光部2の発光ユニット13の発光量と受光部1の受光ユニット6の感度調整を行う。
そして、発光ユニット13か受光ユニット6の光軸調整をプリズムレンズ19の調整で開始するときは、制御部11,15により、ステップS8に進む。また、送光部2の発光ユニット13の発光量と受光部1の受光ユニット6の感度調整を開始するときは、制御部11,15により、ステップS13に進む。
ステップS8に進んだときは、ステップS2で記憶した受光部1,送光部2のプリズムレンズ19の回転角度の初期値と比較して、回転角の変動率(制御量)を演算する。この演算については、使用するプリズムレンズ19の形状や屈折率は既知であるので、プリズムレンズ19の初期位置から、初期光軸方向、すなわち、屈折して出て行く向きと入ってくる向きも決定される。また、この理由によりプリズムレンズ19の制御量と光軸の関係を幾何学的に演算可能である。
具体的には、受光部1,送光部2の各傾斜センサ8の傾斜出力信号に基づいて、それを打ち消す方向に光軸を調整するように最適な制御角を制御部11の光軸制御部11cで演算する。
次に、ステップS9に進み、ステップS8で演算された制御角からどちら側に何度回転させるかを受光部1,送光部2の光軸制御部11cで演算し、その結果により、制御部11、15はレンズ駆動回路5をレンズ制御信号で制御し、モーター23によりプリズムレンズ19を回転して粗調整を行う。
次に、ステップS10に進み、プログラムによる補正により微調整を行う。 プログラムによる補正を行うのは、例えば、受光部1の受光レベルを4.0Vに調整する場合、一般的に、プリズムレンズ19の回転角制御や電気部品の定数設定だけで調整しようとするのは難しい。その理由は、例えば、レンズ制御角による変動が歯車の関係などで一定とならず、また、抵抗値は全ての値が連続して存在するわけでなく飛び飛びの値しか選択できないためである。そこで、ステップS9の粗調時に 3.9Vまたは4.1V とできるが、4.0Vに調整できない場合、制御部11は、調整プログラムにおけるアンプ(図示せず)の倍率による演算を行い4.0Vと微調整を行う。
このように、粗調整と微調整を併用して受光レベルを最適値に設定する。
次に、受光部1の受光レベルを計測する(ステップS11)。
次に、ステップS11での計測値が、あらかじめ設定した範囲内であれば、調整完了であり、ステップS2に戻る。一方、範囲内でなければ、ステップS7に戻り調整動作を繰り返す(ステップS12)。
ステップS7で、プリズムレンズ19で調整せずに、ステップS13に進むときは、ステップS13で送光部2の発光量調整と受光部1の受光感度の粗調整を行う。発光量調整は、ボリュームやスイッチなど(図示せず)で抵抗値を調整し、制御部15のD/Aコンバータ出力(電圧出力)により調整することにより、発光素子12に流す電流量を増減し調整する。また、受光部1の受光感度の調整は、ボリュームやスイッチなどで抵抗値を調整し、アンプの倍率を増減し調整する。なお、発光量調整と受光部1の受光感度の調整の両方を行ってもよく、いずれか一方を行ってもよい。そして、次に、ステップS10に進む。
以上のように、送光部2または受光部1の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサ8と、送光部2または受光部1のいずれかに設けられ、傾斜信号を入力すると光軸調整異常による警報を禁止する警報制御部15aまたは11bと、を備えたので、火災監視機能に影響を及ぼさない程度のわずかな傾斜状態においては、そのまま火災監視を継続できる。
また、送光部2または受光部1の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサ8と、傾斜信号を入力すると、送光部2または受光部1の光軸調整を行う光軸制御部15bまたは11cと、を備えたので、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても即座に、制御部11または15が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
また、送光部2または受光部1の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサ8と、傾斜信号を入力すると、送光部2の光量調整する光量制御部15cまたは受光部1の感度を補正する感度制御部11dと、を備えたので、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても即座に、制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
なお、本実施の形態では、受光部1,送光部2の制御部11,15に各々警報制御部11b、15aを設けたが、送光部または受光部のいずれかに設けてもよい。
また、プリズムレンズ19による調整と、受光量または受光感度の補正と、を一巡の調整フローの中に併用してもよい。
また、光学ケース17に集光レンズおよび光学素子を配置し、水平および垂直方向の光軸調整機構を個別に設けた一般の光電式分離型煙感知器でも使用できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、傾斜センサ8を設け、角度変化に基づいて光軸調整異常の警報禁止、送光部2または受光部1の光軸調整及び送光部2の発光量増加または受光部1の感度補正の制御を行い、正常な感度を維持する光電式分離型煙感知器を示したが、本実施の形態は、傾斜センサ8を設けずに、受光部1の受光レベルの変動率に基づいて制御を行うものである。
図5はこの発明の実施の形態2を示す光電式分離型煙感知器の動作フローチャートである。この発明の実施の形態2の光電式分離型煙感知器の構成は、実施の形態1の図1において、送・受光部の傾斜センサ及び信号変換回路を各々省いたものであり、他は同じなので説明を省略する。
図5において、実施の形態1の図3との相違は、ステップS2a,S4a,S5a,S8a、S11aなので、これについて説明する。
ステップS1で受光部1,送光部2の光軸調整が完了すると、ステップS2aに進み、送・受光部の各制御部11,15の光軸制御部11c、15cは、ステップS1で調整した後のプリズムレンズ19の回転角度と受光レベルの初期値をメモリに記録する。
ステップS4aでは、ステップS2aにおいての受光レベルの初期値と比較し、一定時間の受光レベルの変動率が所定の光軸ずれ検出の閾値を超えたかどうか判断し、閾値を超えなければ、ステップS3に戻り、閾値を超えたときはステップS5aに進む。
ステップS5aでは、受光レベルの変動率が所定の光軸ずれ検出閾値を超えても、実際の火災監視に影響がないと考えられる場合は、各制御部11,15により、ステップS6に進み、調整動作開始をせずに光軸調整異常の警報出力を禁止して、ステップS3に戻り、そのまま火災監視を続ける。受光レベルの変動率が所定の光軸ずれ検出閾値を超え、実際の火災監視に影響があると考えられる場合は、各制御部11,15により調整動作開始をするためステップS7に進む。
ステップS8aでは、受光レベルの変動率を打ち消す方向に光軸を調整するように最適な制御角を制御部11,15の光軸制御部11c、15cで演算する。
ステップS11aでは、受光レベルの計測を感度制御部11dで行い、ステップ12ではステップS11での結果、変動がなければ、調整完了であり、ステップS2に戻る。受光レベル変動があれば、ステップS7に戻り調整を繰り返す。
以上のように、送光部2または受光部1のいずれかに設けられ、基準値の変動量に基づいて、光軸調整異常による警報を禁止する警報制御部15aまたは11bを備えたので、簡単な構成により、火災監視機能に影響を及ぼさない程度のわずかな傾斜状態においては、そのまま火災監視を継続できる。
また、基準値の変動量に基づいて、送光部2または受光部1の光軸調整を行う光軸制御部15bまたは11cを備えたので、簡単な構成により、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても即座に、制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
また、基準値の変動量に基づいて、送光部2の光量調整する光量制御部15cまたは受光部1の感度を補正する感度制御部11dを備えたので、簡単な構成により、設置した壁面に進行速度が遅い傾斜が発生しても即座に制御部が光学的または電気的に元の状態に近づけるため、監視機能に影響を及ぼすことがない。
この発明の実施の形態1を示す光電式分離型煙感知器のブロック図である。 この発明の実施の形態1を示す光電式分離型煙感知器の受光部の受光ユニットの概略図である。 この発明の実施の形態1を示す光電式分離型煙感知器の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1を示す光電式分離型煙感知器の送光部と受光部間の光軸の状態を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す光電式分離型煙感知器の動作フローチャートである。
符号の説明
1 受光部、2 送光部、3 受光素子、4 レンズ部、6 受光ユニット、8 傾斜センサ、11 制御部、11a 火災判断部、11b 警報制御部、 11c 光軸制御部、11d 感度制御部、12 発光素子、13 発光ユニット、15 制御部、15a 警報制御部 、15b 光軸制御部、15c 光量制御部、19 プリズムレンズ。

Claims (6)

  1. 監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、
    前記送光部または前記受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、
    前記送光部または前記受光部のいずれかに設けられ、前記傾斜信号を入力すると光軸調整異常による警報を禁止する制御部と、
    を備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知器。
  2. 監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、
    前記送光部または前記受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、前記傾斜信号を入力すると、前記送光部または前記受光部の光軸調整を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知器。
  3. 監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、
    前記送光部または前記受光部の設置状態における傾斜状態を検出すると傾斜信号を出力する傾斜センサと、前記傾斜信号を入力すると、前記送光部の光量調整または前記受光部の感度を補正する制御部と、
    を備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知器。
  4. 監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、
    前記送光部または前記受光部のいずれかに設けられ、前記基準値の変動量に基づいて、光軸調整異常による警報を禁止する制御部を備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知器。
  5. 監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、
    前記基準値の変動量に基づいて、前記送光部または前記受光部の光軸調整を行う制御部を備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知器。
  6. 監視空間に照射する光源を有する送光部と、該送光部からの照射光を受光する受光部と、該受光部の受光出力が所定の減光率以上であると火災信号を出力する火災判断部と、を備える光電式分離型煙感知器において、
    前記基準値の変動量に基づいて、前記送光部の光量調整または前記受光部の感度を補正する制御部を備えたことを特徴とする光電式分離型煙感知器。
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