JP2009245149A - 運転支援装置及び運転支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転操作を予測し、効率的で的確な運転支援を行うことを可能とする運転支援装置を提供する。
【解決手段】本発明の運転支援装置は、運転操作に係るデータを取得する運転操作データ取得手段と、運転状況に係るデータを取得する運転状況データ取得手段と、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係を確率的に定めたテーブルを更新するテーブル更新手段と、前記テーブル更新手段によって更新されたテーブルと現在の運転状況データとから運転操作を予測する運転操作予測手段と、を有すことを特徴とする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、自動車、ハイブリッドカーなどの車両に搭載され、ドライバ毎のドライバモデルを作成すると共に、作成されたドライバモデルに基づいてドライバに対して運転支援装置を行う運転支援装置及び運転支援方法に関する。
車両走行時、ドライバが車線変更を行う場合、ミラーでは確認することの出来ない死角が存在する。また、ドライバが直接目視する場合はミラーを確認する場合に比べて視線の移動量が大きく、前方以外を目視する時間が長くなるため危険性が高くなる。また、直接目視を行ったとしても、二輪車などの小型車両の場合はピラーの陰などで死角になる可能性が考えられる。
そこで、ドライバが車線変更を行う時に、ドライバに対して運転支援装置を行う運転支援装置が種々提案されている。例えば、特許文献1(特開2008−15758号公報)には、車両に設けられ自車線と異なる車線を含む後側方領域を撮影可能な撮影手段と、該撮影手段が撮影した映像を車両の乗員に視認可能に表示する表示手段とを備える運転支援装置であって、前記車線の自車両後側方の他車両の自車両に対する接近、もしくは離反する度合の少なくとも何れかを示す目印を前記映像に重畳表示する目印表示手段を備えることを特徴とする運転支援装置が開示されている。
特開2008−15758号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運転支援装置では、撮影手段を用いて周辺車両に関する警告をドライバに行うものであるが、通常の走行時において、隣の走行レーンに車両が存在する頻度は高く、単純に車両を撮影手段で撮像するのみで警告を行うことは利便性の面からも良くない。
上記問題点を解決するために、ドライバモデルによる行動予測を行い、ドライバが車線変更を行おうとしたときにのみ、例えば死角をカバーするようなカメラの映像を自動で表示し、また衝突の危険がある位置に他車両などが存在する場合は警告を行うことにより、安全に車線変更を行うための運転支援装置及び運転支援方法を提供するものである。
そのために、請求項1に係る発明は、運転操作に係るデータを取得する運転操作データ取得手段と、運転状況に係るデータを取得する運転状況データ取得手段と、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係を確率的に定めたテーブルを更新するテーブル更新手段と、前記テーブル更新手段によって更新されたテーブルと現在の運転状況データとから運転操作を予測する運転操作予測手段と、を有すことを特徴とする運転支援装置である。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の運転支援装置において、前記テーブル更新手段は、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係に加えて、運転操作や運転状況と関係のない生理状態データとの因果関係を含んだテーブルを更新することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の運転支援装置において、
前記生理状態データは、前記運転状況データから影響を受けるノードであって、前記運転操作データは、前記運転状況データ及び前記生理状態データから影響を受けるノードとなるネットワーク構造であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の運転支援装置において、前記ネットワーク構造の因果関係は、ベイジアンネットワークによって定められることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の運転支援装置において、前記運転操作予測手段の予測に基づいて運転者に警告などを報知する警告報知手段と、を有すことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の運転支援装置において、前記運転操作予測手段の予測に基づいて運転者に運転操作のアシストを行う運転操作アシスト手段と、を有すことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の運転支援装置において、前記運転状況データ取得手段は運転状況に係るデータを取得する運転状況データを複数取得することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、運転操作に係るデータを取得する運転操作データを取得する工程と、運転状況に係るデータを取得する運転状況データを取得する工程と、運転操作や運転状況と関係のない生理状態データと、運転操作データと、運転状況データと間の因果関係を、ベイジアンネットワークを用いることで確率的に定めたテーブルを更新する工程と、更新された最新のテーブルと現在の運転状況データとから運転操作を予測する工程と、を有することを特徴とする運転支援方法である。
本発明の請求項1に記載の運転支援装置によれば、因果関係を確率的に定めたテーブルによって、運転操作を予測するので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項2に記載の運転支援装置によれば、因果関係を確率的に定めたテーブルによって、運転操作を予測し、運転者に警告などを報知するので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項3に記載の運転支援装置によれば、因果関係を確率的に定めたテーブルによって、運転操作を予測し、運転者に運転操作のアシストを行うので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項4に記載の運転支援装置によれば、テーブル更新手段が、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係に加えて、運転操作や運転状況と関係のない生理状態データとの因果関係を含んだテーブルを更新するので、裕度を含んで運転操作を予測するので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項5に記載の運転支援装置によれば、運転状況データ取得手段は運転状況に係るデータを取得する運転状況データを複数取得するので、より的確に運転操作予測を行うことができるようになり、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項6に記載の運転支援装置によれば、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係はベイジアンネットワークによって定め、これに基づき運転操作予
測を行うことで、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項7に記載の運転支援方法によれば、因果関係を確率的に定めたテーブルによって、運転操作を予測するので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
以下、本発明の運転支援装置における好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(1)実施形態の概要
図1は本発明の実施の形態に係る運転支援装置の概念を示す図である。下向きの矢印は運転行動・運転環境を時系列的にイメージしたものである。矢印の左側はドライバモデルの学習に係る構成が、また、右側は車線変更の予測に係る構成が図示されている。
本実施形態の運転支援装置においては、ドライバが本実施形態の装置を搭載した車両を運転する毎に、ドライバ個人毎のドライバモデルを作成し、予め記憶されている標準的なドライバモデルに、現在進行形で作成されたドライバモデルを順次加味していき、個人毎のドライバモデルとして学習するようになっている。ドライバモデルの作成は、ドライバの運転中に運転状態のデータ(例えば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作量、車速、加速度、などの自車両情報、車間距離、道路の状況、交通量、天候などといった車両周辺の情報など)を収集することによって、これを行うものである。このようなドライバモデルを作成される際に収集され、作成のための基礎となるデータが「ドライバモデル学習データ」(図中A)である。このようなドライバモデルには、ドライバ個人毎の運転パターンや運転のクセといったものがそのパラメータに反映されることとなる。本発明の運転支援装置においては、このドライバモデルを作成する上では、ベイジアンネットワークと呼ばれるアルゴリズムを用いて、運転状態の個々のデータ間の因果律を定める。ドライバモデルに基づき車線変更などの運転操作行動を予測するときにおいて、このベイジアンネットワークを用いることで、収集された現在の「ドライバモデル学習データ」のうちに欠落するパラメータが存在していたとしても、運転操作行動を容易に推定し出力することができるようになる。
次に、ドライバモデルをドライバモデルのデータベースに記憶する際には、個人毎の車線変更時のパターンを記録した「車線変更ドライバモデルデータ」と、車線変更をする前の先行行動のパターンを記録した「車線変更先行行動ドライバモデルデータ」、先行行動を含む車線変更時以外の時のパターンを記録した「通常ドライバモデルデータ」の3つに振り分けて記憶される(図中B)。本実施形態においては、3つのドライバモデルを振り分ける際のアルゴリズムについても大きな特徴を有するものである。
本実施形態の運転支援装置では、上記のような振り分けによって、ドライバ個人毎について、「通常」時のドライバモデル、「車線変更」時のドライバモデル、「先行行動」時のドライバモデルが作成・記憶されるわけである(図中C)。
以上のようにして作成されたドライバモデルを利用して、次に車線変更の予測を行う(図中D)。この車線変更の予測を行うときには、収集された現在の「ドライバモデル学習データ」と、学習・蓄積されているドライバモデルとの双方が用いられる。また、この予測においては、ベイジアンネットワークと呼ばれるアルゴリズムが利用される。
さらに、本実施形態の運転支援装置では、車線変更が予測されたような場合には、ドライバに対してワーニングを行ったり、或いは必要に応じてドライバアシストをしたりするなどの運転支援を実行するようになっている(図中E)。本実施形態の運転支援装置で、
このような車線変更予測に基づいた警告を行うものであるので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
なお、本実施形態に係る運転支援装置では、ドライバの運転中に運転状態のデータ(自車両情報、例えば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作量、車速、車間距離、加速度など)を収集し、その運転状態データのうち、ドライバが車線変更を行おうしている部分を抽出して、「車線変更先行行動ドライバモデルデータ」とし、車線変更を実行しているときの部分を「車線変更ドライバモデルデータ」とし、それ以外の通常の運転を行っている部分を「通常ドライバモデルデータ」とする。これにより、ドライバに意識させることなく、車線変更などの運転パターンに係るドライバモデルを自動的に作成することができる。
また、本実施形態の運転支援装置では、例えば、片道3車線の国道で、信号が青の交差点を右折専用車線から右折する場合で、対向車があり、横断歩道に歩行者がおり、雨が降っており、ドライバが会話をしている場合、というように、走行中における自車両周辺環境の各場面(シチュエーション)毎にドライバモデルの学習がされる。
次に、本発明の運転支援装置のドライバモデルに用いるベイジアンネットワークの概要について説明する。図2は本発明の実施の形態に係る運転支援装置で用いられるベイジアンネットワークの概念を示す図である。ベイジアンネットワークとは、確率的な因果関係をグラフ構造で表現したモデルである。図2に示す各ノードX1、X2、X3、X4は確率変数を表し、それらの間の因果関係の有無を有向グラフで、また、確率変数の取りうる値のノード間での因果関係を条件付確率で表す。ノードX1とノードX2とは確率的な関係があることを、ノードX1からノードX2への矢印によって示している。ノードX2はノードX1、X3からの影響を、また、ノードX4はノードX3の影響を受ける関係となっており、このような因果関係を加味した確率テーブルが、図2中に示す条件付き確率テーブルである。これに対して、ノードX1、X3はどのノードからの影響も受けない親ノードであり、このときの確率テーブルは図中に示す事前確率テーブルのようになる。
図2示すものの場合、そのグラフの構造より、全ての確率変数の結合確率はP(X1,X2,X3,X4)=P(X1)P(X2|X1,X3)P(X3)P(X4|X3)となる。ベイジアンネットワークを利用した推論においては、この結合確率の周辺化により、周辺事後確率を求めることにより行われる。本発明の運転支援装置のドライバモデルでこのようなベイジアンネットワークをどのように用いるかについては後に説明する。
また、本発明に係る運転支援装置では、車線変更を自動で認識することにより、車線変更特有の先行行動を上記のようにドライバモデルとして学習する。そして、このドライバモデルを用いて車線変更の操作を事前に予測する。また、車載カメラなどにより、車両周辺の他車両の状態をセンシングし、近接位置に存在する他車両を把握する。また、左右斜め後方を撮影するカメラを備え、ドライバの死角となる部分の画像を提供する。これにより、自車の隣のレーンを走行するような、通常の走行では危険ではない位置に存在し、近接警報を行うことが出来ない車に関しても、車線変更を行おうとしたときにのみ車線変更先での衝突の危険性を考慮した警告を事前に行うことが可能となる。
(2)実施形態の詳細
図3は、車両に搭載する運転支援装置のブロック構成を表したものである。図2において、100はECU(電子制御装置)、200は自車両情報取得部、201はハンドル操舵角センサ、202はアクセルペダル位置センサ、203はブレーキペダル位置センサ、204は速度計、205は加速度センサ、206はエレキ動作状況取得部、207はウインカー、208はライト、210はドライバ情報取得部、211は顔カメラ、212は表情
認識部、213は視線認識部、214は顔向き認識部、215は皮膚電位センサ、216はマイクロフォン、220は車両周辺環境情報取得部、221は前方監視カメラ、222は後方監視カメラ、223は側方監視カメラ、224は車間距離レーダー、225はコーナーセンサー、230はカーナビゲーションシステム、231はGPS部、232は道路情報部、233は経路案内部、234は地図データベース、240は外部通信部、241は携帯電話通信部、242はVICS通信部、243は無線LAN通信部、244は車車間通信部、245は路車間通信部、246はデータ放送部、300はドライバモデルデータベース部、301は通常ドライバモデルデータ、302は車線変更ドライバモデルデータ、303は車線変更先行行動ドライバモデルデータ、310はドライバモデル学習データ記録部、311は自車両情報、312は車両周辺環境情報、313は位置情報、400は情報提示部、401はディスプレイ部、402は音声警告部、403はハザードランプ、500はパターンマッチング用データ保存部、501は平常時顔表情テンプレートデータ、502は歩行者テンプレートデータ、503は自転車テンプレートデータをそれぞれ示している。
なお、図3により説明する運転支援装置の構成については、その全てが必要ということではなく、本実施形態にけるドライバモデルの作成及び運転支援を行う為に使用可能な各部や装置について説明するものであり、採用する運転支援の機能等に応じて適宜選択して装置を構成することが可能であり、また、同様な機能を有する他の機器、装置を追加使用することが可能である。
運転支援装置は、ECU(電子制御装置)100、自車両情報取得部200、ドライバ情報取得部210、車両周辺環境情報取得部220、カーナビゲーションシステム230、外部通信部240、ドライバモデルデータベース部300、ドライバモデル学習データ記録部310、情報提示部400、パターンマッチング用データ保存部500を備えている。
ECU100は、CPU、ROM、RAM、インターフェイスなどの各部を備えた汎用のコンピュータシステムで構成されている。ECU100は、図示されているECU100と接続される各構成と協働・動作する。特に、ECU100は、本発明においては、主として、自車両情報取得部200の取得情報に基づくドライバ運転行動の監視、ドライバ情報取得部210の取得情報に基づく生理状態データである生体情報の変化の監視、ドライバモデルデータベース部300に学習・登録されているドライバモデルと自車両情報取得部200から得た運転操作情報の比較、ドライバモデルデータベース部300に基づく車線変更の兆候を示す情報の取得、情報提示部400によって車線変更の兆候に対する適切な情報と警告の提示を行うようになっている。また、ECU100は、ドライバモデルの作成、出力に必要なデータ処理を実行するようになっている。
自車両情報取得部200は、ハンドル操舵角センサ201、アクセルペダル位置センサ202、ブレーキペダル位置センサ203、速度計204、加速度センサ205、エレキ動作状況取得部206、ウインカー207、ライト208、その他のセンサを備えている。
図4は本発明の実施の形態に係る運転支援装置における自車両情報取得部200で取得する自車両情報を示す図である。ハンドル操舵角センサ201はハンドル操作量を、アクセルペダル位置センサ202はアクセルペダル操作量を、ブレーキペダル位置センサ203はブレーキペダル操作量を、速度計204は車両の速度を、加速度センサ205は車両の加速度を検出する。また、エレキ動作状況取得部206におけるウインカー207はウインカー動作状況を、ライト208はライト動作状況をそれぞれ検出する。
ドライバ情報取得部210は、顔カメラ211、表情認識部212、視線認識部213、顔向き認識部214、皮膚電位センサ215、マイクロフォン216を備えるものである。
図5は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバ情報取得部210で取得するドライバ情報を示す図である。顔カメラ211は車両を運転するドライバの撮像装置であり、当該撮像装置で取得した撮像データに基づいて画像認識を行う。表情認識部212はドライバの表情の画像認識を、視線認識部213はドライバの視線の画像認識を、顔向き認識部214はドライバの顔の向きの画像認識を行う。また、マイクロフォン216で取得される音声データによってドライバが会話しているか否かが判定される。また、皮膚電位センサ215は、車両運転席のステアリングなどに設けられ、ドライバの皮膚電位を検出するセンサである。この皮膚電位センサで取得される皮膚電位によれば、車線変更前のドライバの緊張状態などを検出できる可能性がある。
車両周辺環境情報取得部220は、前方監視カメラ221、後方監視カメラ222、側方監視カメラ223、車間距離レーダー224、コーナーセンサー225を備えてなるものである。ECU100はこれらのカメラ、レーダー、センサーによって車両周辺状況の把握を行う。特に、GPS部231による位置情報と地図データベース234の地図情報と、前方監視カメラ221、後方監視カメラ222で撮像された画像に基づいて解析される車線情報とを組み合わせることで、ECU100は現在車両がどのレーンを走行しているかなどの情報を取得することができる。
図6は本発明の実施の形態に係る運転支援装置における車両周辺環境情報取得部220で取得する車両周辺環境情報を示す図である。前方監視カメラ221は前方画像を撮像・取得し、後方監視カメラ222は後方画像を撮像・取得し、側方監視カメラ223は側方画像を撮像・取得する。また、車間距離レーダー224は前方を走行する車両などとの車間距離を測定し、コーナーセンサー225は車両の周辺に存在する障害物との距離を測定する。
カーナビゲーションシステム230は、車両の現在位置情報を検出するGPS部231や、検出した現在位置情報に対応する地図情報を記憶している地図データベース234を備えている。また、経路案内部233は、設定された目的地などに応じて、車両の現在位置からの経路を導出するものである。
図7は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるカーナビゲーションシステム230で取得するカーナビゲーションシステム情報を示す図である。カーナビゲーションシステム230では、位置情報として「緯度」、「経度」、「走行レーン」に係る情報を取得する。また、カーナビゲーションシステム230では、道路情報として「道路種別」、「道路形状」、「道路幅」、「交通規制」の中項目に分類されるデータを取得する。それぞれの中項目の下には図示される各小項目データが取得される。
外部通信部240は、携帯電話通信部241、VICS通信部242、無線LAN通信部243、車車間通信部244、路車間通信部245、データ放送部246を備えている。これらの各通信部において、車車間通信部244では自車両を走行する周辺車両との通信を行うものであり、路車間通信部245はITSなどのインフラシステムと車両との間の通信を行うものである。路車間通信部245では、周囲を走行する緊急車両に係る情報などを得るものとする。
図8は本発明の実施の形態に係る運転支援装置における外部通信部240で取得する情報を示す図である。外部通信部240で取得する、中項目に分類される情報としては「交
通情報」、「気象情報」、「路面情報」、「信号情報」、「周辺車両情報」、やその他の情報がある。それぞれの中項目の下には図示される各小項目データが取得される。
ドライバモデルデータベース部300には、車線変更時のドライバモデルを記憶する車線変更ドライバモデルデータ302と、その先行行動のドライバモデルを記憶する車線変更先行行動ドライバモデルデータ303と、それら以外の時のドライバモデルを記録する通常ドライバモデルデータ301とを有している。
図9は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバモデルデータベース部300で記憶するデータ構造を示す図である。ドライバモデルデータベース部300は、車線変更時のドライバモデル、車線変更先行行動時のドライバモデル、車線変更時以外の時のドライバモデルのいずれのデータ構造も共通であり、図9はその共通の構造を示している。「連続ノードデータ」はドライバモデルそのものに係るデータであり、ガウス分布におけるパラメータである「離散」、「平均」、「分散」を有する。
情報提示部400は、予測される運転行動に基づいてドライバに報知・警告を行うものであり、ディスプレイ部401、音声警告部402、ハザードランプ403、その他の構成を有するものである。
また、パターンマッチング用データ保存部500は、平常時顔表情テンプレートデータ501、
歩行者テンプレートデータ502、自転車テンプレートデータ503の3つのパターンマッチング用のテンプレートデータを有する。これらのパターンマッチング用のデータは、数値化しにくいデータを扱うためのものである。図10は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるパターンマッチング用データ保存部500で記憶するテンプレートデータを示す図である。図10において、例えば「平常時顔表情テンプレートデータ」は平常時のドライバの顔表情の画像データである。このような基本となる画像データに基づけば、表情認識部212で認識される顔表情が平常であるか否かを導き出すことができる。テンプレートデータを用いることによって、種々の状況を離散データ化してベイジアンネットワークアルゴリズムに代入するようになっている。
ドライバモデル学習データ記録部310は、自車両情報311、車両周辺環境情報312、位置情報313などを記憶している。このドライバモデル学習データ記録部310の情報は、ドライバモデルの作成及び車線変更の予測に用いられる。ドライバモデル学習データ記録部310の情報は、例えば最新のものから10分間分程度ログとして記録されている。
「車線変更ドライバモデルデータ」や「車線変更先行行動ドライバモデルデータ」は、車線変更が完了した地点から過去に遡った先行行動を含めた形での作成しなければならない。このため、「車線変更ドライバモデルデータ」を作成する際には、前述のように10分間程度のログデータから、車線変更の起点となる点から終了する点までのデータによって「車線変更ドライバモデルデータ」を作成し、当該起点の一定期間前のデータから当該起点までのデータによって「車線変更先行行動ドライバモデルデータ」を作成する。
なお、各ドライバモデルの作成のため(より具体的には後に説明する確率テーブルを作成するため)には、Arthur Dempster, Nan Laird, and
Donald Rubin. “Maximum likelihood from incomplet
e data via the EM algorithm”. Journal of
th
e Royal Statistical Society, Series B, 39(1):1−38, 1977.などに示されているEMアルゴリズムを用いるものとする。
図11は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバモデル学習データ記録部310で記憶するデータ構造を示す図である。図11に示すように、ドライバモデル学習データ記録部310のデータは、ドライバの運転中に運転操作に係るデータ(アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作量)、及びそのときの周囲環境に係るデータ(道路の種類、交通量、ドライバの顔表情など)を含むものであり、これらのデータに基づいてドライバモデルが作成されると共に、ドライバモデル学習データ記録部310の最新のデータに基づいて、車線変更の予測が行われる。
次に、本発明の運転支援装置で用いるドライバモデルの具体的な構成について説明する。図12は本発明の実施の形態に係る運転支援装置で用いるドライバモデルのネットワーク構造を示す図である。本発明の運転支援装置で用いるドライバモデルは、(a)図12に示すベイジアンネットワークの構造、(b)条件付き確率テーブル、事前確率テーブル、(c)ガウス分布のパラメータから構成されるものである。これらの3つのうち(b)、(c)が学習によって常に最新のものに置き換えられていくようになっている。すなわち、ドライバモデルの学習時には条件付確率テーブルとガウス分布のパラメータを更新していくことになる。これに対して、ベイジアンネットワークの構造は最初の設計時に規定され、以降同じものが用い続けられる。
図12のベイジアンネットワークの構造において、□は離散ノードを、○は連続ノードを示しており、離散ノード内の数字は各ノードが取る状態の数を示している。例えば、「顔の表情Fc(2)」は、Fc=0(平常)、Fc=1(異常)の2つの状態をとるものである。本発明の運転支援装置においては、このような離散ノードを複数有する構成となっているので、より的確に運転操作予測を行うことができるようになり、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
図12のネットワーク構造において、上段に示されている顔の表情Fc(2)、視線Gz(4)、・・・交通量Td(3)の各ノード及び下段に示されている車速Sp(8)、車間距離Fd(8)、・・・車線変更Lc(3)の各ノードは親ノードであり、これらのノードが生理状態Ph(2)のノード、運転行動変数DBのノードに影響を与えているものと考える。また、ネットワーク構造において、生理状態Ph(2)のノードが運転行動変数DBのノードに影響を与えているものと考える。すなわち、生理状態データは、運転状況データから影響を受けるノードであって、運転操作データは、運転状況データ及び生理状態データから影響を受けるノードとなるネットワーク構造となっており、このネットワーク構造の因果関係は、ベイジアンネットワークによって定められている。生理状態データ、運転状況データ及び運転操作データのネットワーク構造は実験的にその効果を確かめたものであるが、このように設定した理由は次のとおりである。生理状態データは運転状況データから影響を受けるノードとなっているが、走行している周囲の車両の状況などによって運転者の生理状態が変化したりすることがあっても、運転者の生理状態の変化が走行している周囲の車両の状況に影響を与えることない。また、運転操作データは、運転状況データ及び生理状態データから影響を受けるノードとなっているが、走行している周囲の車両の状況と生理状態が運転操作に影響を及ぼすことがあっても、運転操作が走行している周囲の車両の状況と生理状態に及ぼすことがないためである。したがって、仮にこのネットワーク構造を異なる構造にした場合には、その予測は精度が著しく低下するものであり、本実施形態のネットワーク構造本運転支援装置には最適であり、そのネットワーク構造の因果関係をベイジアンネットワークによって定めた場合には特に好適である。
ここで、ネットワーク構造で上段に示されている顔の表情Fc(2)、視線Gz(4)、・・・交通量Td(3)の各ノード及び下段に示されている車速Sp(8)、車間距離Fd(8)、・・・車線変更Lc(3)の各ノードは図11に示されているように運転支援装置で取得されるドライバモデル学習データと対応しおり、運転行動変数DBは図11のドライバモデル学習データの連続データの行と対応している。連続データは、ガウス分布の「離散」、「平均」、「分散」の形で保有しておき、後に説明する方法によって所定の確率に置き換える。
生理状態Ph(2)ノードは、図11に示されているドライバモデル学習データと対応するものではなく、これとは独立したノードである。この生理状態Ph(2)ノードは、一種の裕度として働くものであり、このノードが存在しない場合、本発明の運転支援装置が有効に動作しないことがあることが分かっている。これは、顔の表情Fc(2)、視線Gz(4)、・・・・・・、車線変更Lc(3)の各ノードの状態(運転状況の状態)が一意的に決定したとしても、運転行動変数DB(運転操作量の状態)が一意的に決まるわけではないことに起因している。本発明の運転支援装置では、生理状態Ph(2)ノードを導入することによって、不確定要素を含んだ因果律を扱うことができるようになる。また、生理状態Ph(2)ノードは、本発明の運転支援装置をコンピュータプログラムで実行する上で非常に重要となる。
図13はベイジアンネットワーク構造における生理状態Ph(2)がとる状態を示す図である。図13に示すように、本実施形態においては、生理状態Ph(2)は、Ph=0(平常)、Ph=1(異常)の2つの状態をとるものであるとしたが、本発明の運転支援装置では、生理状態Phを2以上の自然数の適当なものに設定することができる。
次に、本発明の運転支援装置において、ベイジアンネットワークによるドライバモデルを用いて確率計算を行い、車線変更を予測する方法について説明する。図12に示すドライバモデルのネットワーク構造はノード数が多く複雑であるので、簡単な例を用いて説明することとする。
図14は簡略化したドライバモデルのネットワーク構造を示す図である。図に示すような親ノードとして、顔の表情Fc(2)、車線変更Lc(3)の2つのノードを持つベイジアンネットワーク構造を下に検討する。
このとき、顔の表情Fc(2)ノード、車線変更Lc(3)ノードは図示するような事前確率テーブルを、また、生理状態Ph(2)ノードは図示するような条件付き確率テーブルを有しているものとする。これらの事前確率テーブル及び条件付き確率テーブルは、ドライバモデルの学習の積み重ねによって決定されるものであり、またこれらのテーブルにおける確率を求めるために前述のEMアルゴリズムが用いられている。
先のドライバモデルデータベース部300における車線変更ドライバモデルデータ302はLc=2のテーブルを、車線変更先行行動ドライバモデルデータ303はLc=1のテーブルを、通常ドライバモデルデータ301はLc=0のテーブルをそれぞれ保持しているものと考えることができる。
車線変更(Lc)のノードにおける事前確率の計算を例に、事前確率テーブルを求める方法について説明する。Nkが学習データ中の(Lc=k)というイベントの発生回とす
るとき、車線変更(Lc)の事前確率は次式(1)のように計算することができる。
Figure 2009245149
ただし、
Figure 2009245149
これと同様に、顔の表情(Fc)の事前確率テーブルを求めることができる。
生体状態Phノードを例に、条件付き確率テーブルの計算方法について説明する。
kが学習データ中の(Ph=k、Pa(Ph)=j)というイベントの発生回とすると
き、生体状態Phの事前確率は次式(3)のように計算することができる。
Figure 2009245149
ただし、
Figure 2009245149
また、運動行動変数DBに係る確率は、EMアルゴリズムで求められた離散、平均、分散によって、
Figure 2009245149
ただし、Nは正規分布関数、μは平均、Σは分散を表している。
図14に示すベイジアンネットワークの同時確率は次式を満たす。
Figure 2009245149
そこで、次にこの式を用いて、車線変更(Lc)の所定条件下における確率を求めることを考える。Lc以外の変数の状態が分かっており、そのときの、例えばLc=2である確率がどれだけあるかを求める。図15は、Ph=ph、DB=db、Fc=fcであるときの、Lc=lcの確率の計算の計算を示す図である。なお、ネットワークの同時確率式から、不要なLcを消去する作業を周辺化と称する。図に示すように、点線で囲まれている部分は確率テーブルの値を代入することができ、一点鎖線で囲まれている部分はガウス分布から計算することができる。このように、本発明の運転支援装置では、ドライバモデルによって、他のパラメータが分かっているときに、例えばLc=2である確率、すな
わち、車両が車線変更中である確率を求めることができるのである。
なお、以上に簡略的にベイジアンネットワークにより所定の確率を導く方法について説明したが、本発明の運転支援装置では、より詳しくは、
○Jensen, F. V., “Bayesian networks and decision graphs”, Springer, 2001.
○ David C. MacKay, “Information Theory, Inference and Learning Algorithms”, Cambridge University Press, 2003.
などに記載の方法を参照して援用するものとする。
次に、車線変更時のパターンを記録した「車線変更ドライバモデルデータ」と、車線変更をする前の先行行動のパターンを記録した「車線変更先行行動ドライバモデルデータ」、先行行動を含む車線変更時以外の時のパターンを記録した「通常ドライバモデルデータ」の3つに振り分けて学習するためのアルゴリズムについて説明する。
ドライバモデル学習データ記録部310の情報は、例えば最新のものから10分間分程度ログとして記録されているおり、前記したように、車線変更が終了したときから過去に遡って、車線変更の先行行動のデータなどを切り出すようにしている。
図16は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバモデル学習処理のフローチャートを示す図である。図16のフローチャートはECU100によって十分短い時間間隔で定期的に実行されるものである。また、実行においては必要に応じてループを抜けて他の処理を行うこともあり得る。
なお、図16のフローチャート中におけるT、Sなどの地点などは図20に準拠している。図20は、車線変更のタイミングなどを時系列に示す図である。
図16において、ステップS100で、ドライバモデル学習処理が開始されると、続いてステップS101に進み、自車両情報取得部200、車両周辺環境情報取得部220、カーナビゲーションシステム230、外部通信部240などにより自車両情報・周辺情報を取得する。
次に、ステップS102では、ドライバ情報取得部210でドライバの情報を取得する。ステップS103では、ドライバモデル学習データ記録部31からドライバモデル学習データ取得する。
ステップS104では、車線変更行動の終了地点Tを推定するサブルーチンを実行する。このサブルーチンについては後述する。
ステップS105では、終了地点Tが存在するか否かが判定される。ステップS105でYESと判定されるとステップS106に進み、ステップS105でNOと判定されるとステップS111に進む。
ステップS111では、ドライバモデルデータベース部300が学習データの先頭から一定時間Uまでの区間Aの情報を通常運転行動モデルとして学習する。
ステップS106では、車線変更動作の開始地点Sを推定するサブルーチンを実行し、次にステップS107に進む。このサブルーチンについては後述する。また、ステップS107においては、車線変更動作の先行動作の開始地点Rを推定するサブルーチンを実行
する。このサブルーチンについては後述する。
ステップS108では、ドライバモデルデータベース部300が車線変更の先行行動の開始地点Rから車線変更行動の開始地点Sまでの区間Cの情報を車線変更の先行行動のドライバモデルとして学習する。
ステップS109では、ドライバモデルデータベース部300が車線変更行動の開始地点Sから車線変更行動の終了地点Tまでの区間Dの情報を車線変更行動のドライバモデルとして学習する。
ステップS110では、ドライバモデルデータベース部300が学習データの先頭から車線変更の先行行動の開始地点Rまでの区間Bの情報を通常運転行動のドライバモデルとして学習する。
ステップS112で、処理を終了する。
次に、ステップS104における車線変更行動の終了地点Tを推定するサブルーチンについて説明する。図17は本発明の運転支援装置における車線変更行動の終了地点Tを推定するサブルーチンのフローチャートを示す図である。図17のフローチャートに出現するθは、図21に示すものである。すなわち、θは自車両の方向と車線との境界の白線とのなす角度である。
ステップS200において、車線変更行動の終了地点Tを推定するサブルーチンが開始されると、次にステップS201に進み、前方監視カメラ221によって車両前方画像が取得される。
続くステップS202では、車線の認識を行い、車線中での自車両位置と車線と自車両のなす角度θを計算する。θの定義については図21に示す通りである。
ステップS203では、|θ|>閾値であるか否かが判定される。ステップD203の判定の結果がYESであるときにはステップS204に進み、ステップD203の判定の結果がNOであるときにはステップS213に進む。ステップS213では、戻り値として、「Tは存在しない」を得た上でリターンする。
ステップS204では、自車両が車線をまたいだかどうかが判定される。ステップD204の判定の結果がYESであるときにはステップS205に進み、ステップD204の判定の結果がNOであるときにはステップS213に進み、リターンする。
ステップS205では、前方監視カメラ221によって車両前方画像を取得する。続く、ステップS206では、車線の認識を行い、車線と自車両のなす角度θを計算する。
ステップS207では|θ|<閾値を満たすか否かが判定される。ステップS207の判定の結果がYESであるときにはステップS208に進み、ステップS207の判定の結果がNOであるときには再びステップS205に戻る。
ステップS208では、車線変更操作の終了地点Tを仮マークする。ステップS209では、地図情報から至近距離で右左折可能な交差点の情報と右左折先の道路情報を取得する。
ステップS210では、交差点を直進したか否かが判定される。ステップS210の判定の結果がYESであるときにはステップS212に進み、ステップS210の判定の結
果がNOであるときにはステップS214に進む。
ステップS211では、車両は車線変更を行わなかったこととなるので、仮定した車線変更操作の終了地点Tを破棄し、次のステップS214で、戻り値として「Tは存在しない」を得てリターンする。
ステップS212では、車両は車線変更を行ったこととなるので、仮定した車線変更操作の終了地点T位置を採用する。そして続くステップS215は、戻り値として、Tの位置を得てリターンする。
次に、ステップSS106における車線変更動作の開始地点Sを推定するサブルーチンについて説明する。図18は本発明の運転支援装置における車線変更動作の開始地点Sを推定するサブルーチンのフローチャートを示す図である。なお、図22は開始地点Sを推定するためのドライバの行為を示す図である。
ステップS300で、車線変更動作の開始地点Sを推定するサブルーチンの処理を開始すると、次に、ステップS301に進み、ドライバモデル学習データ記録部310から過去一定時間の車両周辺環情報・自車両情報・ドライバ情報を取得する。
ステップS302では、ウインカーを操作したか否かが判定される。ステップS302の判定の結果がYESであるときにはステップS308に進み、ステップS302の判定の結果がNOであるときにはステップS303に進む。ステップS308では、ウインカーを操作した地点を車線変更の探索開始位置として記録し、ステップS306に進む。
ステップS303では、ドライバがサイドミラーを見たか否かが判定される。ステップS303の判定の結果がYESであるときにはステップS307に進み、ステップS303の判定の結果がNOであるときにはステップS304に進む。ステップS307では、サイドミラーを見た地点を車線変更の探索開始位置として記録し、次にステップS305に進む。
ステップS304では、一定時間前を車線変更の探索開始位置として記録する。
ステップS305では、記録された探索開始位置から現在までの車線と自車両のなす角θを計算する。ステップS306では、なす角θが一定以上になった地点を車線変更行動の開始位置Sとして記録する。ステップS309では、戻り値としてSの位置を得てメインルーチンへリターンする。
次に、ステップS107における車線変更動作の先行動作の開始地点Rを推定するサブルーチンについて説明する。図19は本発明の運転支援装置における車線変更動作の先行動作の開始地点Rを推定するサブルーチンのフローチャートを示す図である。
ステップS400で、車線変更動作の先行動作の開始地点Rを推定するサブルーチンを開始すると、次にステップS401に進み、車線変更の開始位置から一定時間前を先行行動の開始位置Rとして記録する。ステップS402では、戻り値として、Rの位置を得て
リターンする。
次に、学習したドライバモデルなどに基づき、車線変更に係る運転操作行動を予測し、必要に応じてドライバに警告などをおこなうことについて説明する。図23は本発明の実施の形態に係る運転支援装置における車線変更支援処理のフローチャートを示す図である。なお、図23のフローチャートにおいて、現在の運転行動が車線変更行動である確率を
Pc、現在の運転行動が車線変更先行行動である確率をPp、現在の運転行動が通常運転行動である確率をPnと示すこととする。図23のフローチャートはECU100によって十分短い時間間隔で定期的に実行されるものである。また、実行においては必要に応じてループを抜けて他の処理を行うこともあり得る。
図23のフローチャートにおいて、ステップS500で、車線変更支援処理のフローが開始されると、次にステップS501に進み、ベイジアンネットワークによる前述の要領で確率Pn、Pc、Ppを計算する。
ステップS502では、Pp>PnかつPp>PcかつPp>閾値であるか否かが判定される。ステップS502における判定の結果がYESであるときにはステップS503に進み、判定の結果がNOであるときにはステップS501に戻る。
ステップS503では、カーナビゲーションシステム230から道路情報(交通標識情報など含む)を取り込む。続くステップS504では、車線変更が許可されているかが判定される。
ステップS504における判定結果がYESであるときにはステップS505に進み、ステップS504における判定結果がNOであるときにはステップS513に進む。ステップS513においては、情報提示部400によって、車線逸脱や車線逸脱の可能性についての警告を行う。なお、このような警告動作に代えて、車線逸脱をさせないような運転操作アシスト動作を行うようさせることもできる。或いは警告報知と運転操作アシストの両方を実行するようにしてもよい。
ステップS505では、車線変更の支援情報の提示を行う。図24は本発明の実施の形態に係る運転支援装置における支援情報提示方法の一例を示す図である。図24は自車両の後続車両2台を、自車両の運転席から確認するときにおける様子を示している。この支援情報提示方法では、運転席側のサイドミラー近傍に不図示の撮像装置を設けておき、当該撮像装置で撮影した画像を撮像装置撮影画像モニタで運転者に提示することによって、車線変更先の死角にある後続車両2を画面に表示する。
次に、ステップS506では、ベイジアンネットワークを用いた前述の要領で確率Pn、Pc、Ppを計算する。次のステップS507では、自車両情報取得部200によって自車両情報の取得を行う。
ステップS508では、ウインカー207を作動させているか否かの判定が行われる。ステップS508における判定の結果がYESであるときにはステップS509に進み、ステップS508における判定の結果がNOであるときにはステップS514に進む。ステップS514においては、運転者に対して情報提示部400によってウインカーを出すように注意を行う。なお、このような注意を行う代わりに、自動的にウインカーを動作させるような運転操作アシストを実行させても良い。或いは注意報知と運転操作アシストを実行するようにしてもよい。
ステップS509では、車両周辺環境情報取得部220によって車両周辺環境情報の取得を行う。続く、ステップS510では、車線変更先で衝突の危険があるか否かの判定が行われる。
ステップS510の判定結果がYESであるときにはステップS515に進み、ステップS510の判定結果がNOであるときにはステップS511に進む。
衝突の危険があるときに進むステップS515においては、運転者に対して情報提示部400によって障害物が存在することの提示を行う。
続くステップS516では、Pc>Ppを満たすか否かが判定される。ステップS516の判定結果がYESであるときにはステップS517に進み、ステップS516の判定結果がNOであるときにはステップS511に進む。ステップS517では、運転者がレーンチェンジを行うことがより色濃く予想される状態であるので、運転者に対しては、ステップS515より強い、衝突の危険性の警告を行う。なお、このような警告動作に代えて、衝突を回避するような運転操作アシスト動作を実行させように構成することもできる。或いは警告報知と運転操作アシストの両方を実行するようにしてもよい。
ステップS511では、Pn>PcかつPn>Ppであるか否かが判定される。ステップS511の判定結果がYESであるときにはステップS512に進み、ステップS511の判定結果がNOであるときにはステップS506に戻る。
ステップS512では、車線変更支援を終了し、続くステップS518では、フローの処理を終了する。
以上のような本発明の構成によれば、運転状況データ(図12のネットワーク構造における上段に示されている顔の表情Fc(2)、視線Gz(4)、・・・交通量Td(3)の各ノード、下段に示されている車速Sp(8)、車間距離Fd(8)、・・・車線変更Lc(3)の各ノード)と運転操作データ(運転行動変数DB)と、これらに関係のない第3のデータ(生理状態Ph(2)のノード)の間の因果関係をベイジアンネットワークによって定め、これに基づき運転操作予測を行い、運転者に対して警告、アシストを行うので、効率的で的確な運転支援を行うことが可能となる。
次に、図13における「顔の表情Fc(2)」の各ノードを離散数値化するときのアルゴリズムについて説明する。「顔の表情Fc(2)」のノードでは、そのまま取得したデータを直接的に離散数値化することができないので、パターンマッチングを行うことによって、Fc=0(平常)、Fc=1(異常)の2つの状態のうちどちらかを判定する。このために、事前に平常時顔表情テンプレートデータ501に保存された平常時の顔画像を元にパターンマッチングを行い、Fc=0(平常)かFc=1(異常)かを判断する。
次に、図13における「歩行者・自転車・停車車両による妨害Ob(2)」の各ノードを離散数値化するときのアルゴリズムについて説明する。上記「歩行者・自転車・停車車両による妨害Ob(2)」のノードでは、そのまま取得したデータを直接的に離散数値化することができないので、パターンマッチングを行うことによって、これを行う。図25は本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるパターンマッチング処理のフローチャートを示す図である。この処理は、ECU100におけるメインルーチン処理で「歩行者・自転車・停車車両による妨害Ob(2)」の値が必要となったときのサブルーチンとして実行されるものである。また、この処理では、Ob=0(妨害なし)かOb=1(妨害あり)の値を得ることを目的とする。
図25において、ステップS600で、パターンマッチング処理のフローが開始されると、次に、ステップS601に進み、車両周辺環境情報取得部220によって車両周辺情報が取得される。
続くステップS602では、車間距離<閾値かつ|相対速度-車速|<閾値であるか否かが判定される。ステップS602における判定の結果がYESであるときにはステップS607に進み、ステップS602における判定の結果がNOであるときにはステップS603に進む。ステップS607では、戻り値としてOb=1(妨害あり)を得た上でリターンする。
ステップS603では、前方画像を取得し、ステップS604では、パターンマッチング用データ保存部500における歩行者テンプレートデータ502、自転車テンプレートデータ503(パターンマッチング用テンプレートデータ)が取得される。続く、ステップS605では、パターンマッチング処理が行われる。このパターンマッチング処理には従来周知の処理を用いることができる。
ステップS606では、一致データがあるか否かが判定される。ステップS606における判定結果がYESであるときにはステップS609に進み、ステップS606における判定結果がNOであるときにはステップS608に進む。ステップS608では、戻り値としてOb=0(妨害なし)を得た上でリターンする。また、ステップS609では、戻り値としてOb=1(妨害あり)を得た上でリターンする。
なお、本実施形態の運転支援装置に係る構成については、自動車、ハイブリッド車、電気自動車などの車両に搭載されることを一応想定しているが、その他の移動手段に搭載することも考えられる。
また、特許請求の範囲における「運転操作データ取得手段」は、運転状況データ(図12のネットワーク構造における上段に示されている顔の表情Fc(2)、視線Gz(4)、・・・交通量Td(3)の各ノード、下段に示されている車速Sp(8)、車間距離Fd(8)、・・・車線変更Lc(3)の各ノード)を取得するドライバ情報取得部210、車両周辺環境情報取得部220、カーナビゲーションシステム230、外部通信部240、パターンマッチング用データ保存部500及び取得されたデータを処置するECU(電子制御装置)100などの全体をいうものである。
また、特許請求の範囲における「運転状況データ取得手段」は、運転操作データ(運転行動変数DB)を取得する自車両情報取得部200及び取得されたデータを処置するECU(電子制御装置)100などの全体をいうものである。
また、特許請求の範囲における「テーブル更新手段」は、図12に示すベイジアンネットワークの構造の各ノードにおける条件付き確率テーブル、事前確率テーブル、及びガウス分布のパラメータなどのドライバモデルデータベース部300に記憶されるテーブルの更新処理を実行するECU(電子制御装置)100などの構成をいうものである。
また、特許請求の範囲における「運転操作予測手段」は、ドライバモデルデータベース部300に記憶される事前確率テーブル、及びガウス分布のパラメータなどに基づいて、運転操作予測のための演算処理を実行するECU(電子制御装置)100などの構成をいうものである。
以上、種々の実施形態について説明したが、それぞれの実施形態の構成要素を任意に組み合わせて構成される実施形態についても本発明の範疇に入るものである。
本発明の実施の形態に係る運転支援装置の概念を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置で用いられるベイジアンネットワークの概念を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置のブロック構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置における自車両情報取得部200で取得する自車両情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバ情報取得部210で取得するドライバ情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置における車両周辺環境情報取得部220で取得する車両周辺環境情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるカーナビゲーションシステム230で取得するカーナビゲーションシステム情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置における外部通信部240で取得する情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバモデルデータベース部300で記憶する情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるパターンマッチング用データ保存部500で記憶するテンプレートデータを示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバモデル学習データ記録部310で記憶するデータ構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置で用いるドライバモデルのネットワーク構造を示す図である。 ベイジアンネットワーク構造における生理状態Ph(2)がとる状態を示す図である。 簡略化したドライバモデルのネットワーク構造を示す図である。 Ph=ph、DB=db、Fc=fcであるときの、Lc=lcの確率の計算の計算を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるドライバモデル学習処理のフローチャートを示す図である。 本発明の運転支援装置における車線変更行動の終了地点Tを推定するサブルーチンのフローチャートを示す図である。 本発明の運転支援装置における車線変更動作の開始地点Sを推定するサブルーチンのフローチャートを示す図である。 本発明の運転支援装置における車線変更動作の先行動作の開始地点Rを推定するサブルーチンのフローチャートを示す図である。 車線変更のタイミングなどを時系列に示す図である。 角度θを定義する図である。 開始地点Sを推定するためのドライバの行為を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置における車線変更支援処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置における支援情報提示方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援装置におけるパターンマッチング処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
100・・・ECU(電子制御装置)、200・・・自車両情報取得部、201・・・ハンドル操舵角センサ、202・・・アクセルペダル位置センサ、203・・・ブレーキペダル位置センサ、204・・・速度計、205・・・加速度センサ、206・・・エレキ動作状況取得部、207・・・ウインカー、208・・・ライト、210・・・ドライバ情報取得部、211・・・顔カメラ、212・・・表情認識部、213・・・視線認識部、214・・・顔向き認識部、215・・・皮膚電位センサ、216・・・マイクロフォン、220・・・車両周辺環境情報取得部、221・・・前方監視カメラ、222・・・後方監視カメラ、223・・・側方監視カメラ、224・・・車間距離レーダー、225・・・コーナーセンサー、230・・・カーナビゲーションシステム、231・・・GPS部、232・・・道路情報部、233・・・経路案内部、234・・・地図データベース、240・・・外部通信部、241・・・携帯電話通信部、242・・・VICS通信部、243・・・無線LAN通信部、244・・・車車間通信部、245・・・路車間通
信部、246・・・データ放送部、300・・・ドライバモデルデータベース部、301・・・通常ドライバモデルデータ、302・・・車線変更ドライバモデルデータ、303・・・車線変更先行行動ドライバモデルデータ、310・・・ドライバモデル学習データ記録部、311・・・自車両情報、312・・・車両周辺環境情報、313・・・位置情報、400・・・情報提示部、401・・・ディスプレイ部、402・・・音声警告部、403・・・ハザードランプ、500・・・パターンマッチング用データ保存部、501・・・平常時顔表情テンプレートデータ、502・・・歩行者テンプレートデータ、503・・・自転車テンプレートデータ

Claims (8)

  1. 運転操作に係るデータを取得する運転操作データ取得手段と、
    運転状況に係るデータを取得する運転状況データ取得手段と、
    運転状況データと運転操作データとの間の因果関係を確率的に定めたテーブルを更新するテーブル更新手段と、
    前記テーブル更新手段によって更新されたテーブルと現在の運転状況データとから運転操作を予測する運転操作予測手段と、を有すことを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記テーブル更新手段は、運転状況データと運転操作データとの間の因果関係に加えて、運転操作や運転状況と関係のない生理状態データとの因果関係を含んだテーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記生理状態データは、前記運転状況データから影響を受けるノードであって、前記運転操作データは、前記運転状況データ及び前記生理状態データから影響を受けるノードとなるネットワーク構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記ネットワーク構造の因果関係は、ベイジアンネットワークによって定められることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の運転支援装置。
  5. 前記運転操作予測手段の予測に基づいて運転者に警告などを報知する警告報知手段と、を有すことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の運転支援装置。
  6. 前記運転操作予測手段の予測に基づいて運転者に運転操作のアシストを行う運転操作アシスト手段と、を有すことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の運転支援装置。
  7. 前記運転状況データ取得手段は運転状況に係るデータを取得する運転状況データを複数取得することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の運転支援装置。
  8. 運転操作に係るデータを取得する運転操作データを取得する工程と、
    運転状況に係るデータを取得する運転状況データを取得する工程と、
    運転操作や運転状況と関係のない生理状態データと、運転操作データと、運転状況データと間の因果関係を、ベイジアンネットワークを用いることで確率的に定めたテーブルを更新する工程と、
    更新された最新のテーブルと現在の運転状況データとから運転操作を予測する工程と、を有することを特徴とする運転支援方法。
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