JP2009243866A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のタンクモジュール(給湯モジュール)を熱源機に接続した構成により、冷排熱の回収利用や利用熱源の温度に応じた複数のタンク沸き上げを可能とし、高効率なヒートポンプ給湯装置を提供する。
【解決手段】ヒートポンプ給湯装置100は、冷凍サイクルを備えた熱源機10と、熱源機10に着脱自在に接続されている第1給湯モジュール20と、熱源機10に着脱自在に接続されている第2給湯モジュール30と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ給湯装置に関するものである。
従来から、風呂の沸き上げや浴槽温水の排熱を回収して給湯タンクの沸き上げを行うようにしたヒートポンプ給湯装置が存在している。そのようなものとして、「圧縮機、給湯用熱交換器、第1の膨張弁、風呂用熱交換器、第2の膨張弁、及び熱源側熱交換器を配管で順に環状に接続し、圧縮機の吐出側配管と風呂用熱交換器の入口側配管とを接続して給湯用熱交換器及び第1の膨張弁をバイパスする第1のバイパス管と、風呂用熱交換器の出口側配管と圧縮機の吸入側配管とを接続して第2の膨張弁及び熱源側熱交換器をバイパスする第2のバイパス管とを有し、第1のバイパス管には第1の開閉弁を、第2のバイパス管には第2の開閉弁を備えたヒートポンプ装置」が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−309044号公報(第21頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載のヒートポンプ給湯装置のようなものでは、排熱回収の熱源としては、浴槽温水の利用に限られているため、通常のタンク沸き上げ運転で大気中に捨てられている冷排熱の回収ができず、エネルギーの有効利用ができていないといった問題があった。また、特許文献1に記載のヒートポンプ給湯装置のようなものでは、浴槽追焚き運転を行う際、膨張弁入口の冷媒温度が高く、特に二酸化炭素(CO2 )を冷媒として用いた冷凍サイクルではサイクル効率が著しく低下してしまうといった問題があった。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、複数のタンクモジュール(給湯モジュール)を熱源機に接続した構成により、冷排熱の回収利用や利用熱源の温度に応じた複数のタンク沸き上げを可能とし、高効率なヒートポンプ給湯装置を提供することを目的としている。
本発明に係るヒートポンプ給湯装置は、圧縮機、第1水−冷媒熱交換器、第1減圧装置、第2水−冷媒熱交換器、第2減圧装置、及び、大気熱交換器を搭載した熱源機と、第1タンク及び第1ポンプを搭載した第1給湯モジュールと、第2タンク及び第2ポンプを搭載した第2給湯モジュールと、備え、前記圧縮機と、前記第1水−冷媒熱交換器と、前記第1減圧装置と、前記第2水−冷媒熱交換器と、前記第2減圧装置と、前記大気熱交換器と、を順次接続して冷凍サイクルを形成し、前記第1タンクと、前記第1ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第1水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第1水回路を形成し、前記第2タンクと、前記第2ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第2水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第2水回路を形成し、前記第1給湯モジュール及び前記第2給湯モジュールは、前記熱源機に着脱自在に接続されていることを特徴とする。
また、本発明に係るヒートポンプ給湯装置は、圧縮機、第1水−冷媒熱交換器、第1減圧装置、第2水−冷媒熱交換器、第2減圧装置、及び、大気熱交換器を搭載した熱源機と、第1タンク及び第1ポンプを搭載した第1給湯モジュールと、第2タンク及び第2ポンプを搭載した第2給湯モジュールと、備え、前記圧縮機と、前記第1水−冷媒熱交換器と、前記第1減圧装置と、前記第2水−冷媒熱交換器と、前記第2減圧装置と、前記大気熱交換器と、を順次接続して冷凍サイクルを形成し、前記第1タンクと、前記第1ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第1水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第1水回路を形成し、前記第2タンクと、前記第2ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第2水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第2水回路を形成し、前記第1タンクの下部には、切替弁を介して給水配管が接続されており、前記切替弁を介して前記第2タンクの下部と前記給水配管とを接続する第1連結管と、前記第2タンクの上部と前記第1タンクの下部とを接続する第2連結管と、によって前記第1タンクと前記第2タンクとを接続し、前記第1給湯モジュール及び前記第2給湯モジュールは、前記熱源機に着脱自在に接続されていることを特徴とする。
本発明に係るヒートポンプ給湯装置によれば、第1給湯モジュール及び第2給湯モジュールを熱源機に対して着脱自在に構成しているので、必要に応じて第2給湯モジュールを追加することができ、様々な運転モードを実行することができる。すなわち、第1タンクの沸き上げ運転と同時に冷排熱を第2タンクに回収する排熱回収運転モードが可能となり、大気へのエネルギーの無駄な排出を無くすことができる。また、浴槽追焚き運転等において回収した冷排熱を利用して膨張弁(第2減圧装置)入口の冷媒を冷却する排熱利用運転モードが可能となり、サイクル効率を向上することができる。さらに、第1タンクの温水と第2タンクの冷水を冷熱源とすることで、冷排熱を利用した効率良い再熱除湿運転のモードが可能となる。
本発明に係るヒートポンプ給湯装置によれば、第1給湯モジュール及び第2給湯モジュールを熱源機に対して着脱自在に構成しているので、必要に応じて第2給湯モジュールを追加することができ、様々の運転モードを実行することができる。すなわち、第1タンクの沸き上げ温度と第2タンクの沸き上げ温度を異なる温度で沸き上げる2温度沸き上げ運転モードにより、利用側の必要温度に応じたタンク内温水温度の使い分けが可能となる。これにより、タンクの無駄な高温沸き上げや放熱の増加を抑制することができる。また、浴槽等の沸き上げにより生成した第2タンク内の中温水を利用して、第1タンクを高効率に沸き上げる第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを実行可能にしている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ給湯装置100のシステム構成を示す概略構成図である。図1に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100の回路構成(冷媒回路及び水回路)及び動作について説明する。このヒートポンプ給湯装置100は、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、水回路を導通する水を湯に沸き上げるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯装置100は、大きく分けて熱源機10と、第1給湯モジュール20と、第2給湯モジュール30と、で構成されている。熱源機10は、冷凍サイクルに冷媒を循環させることで水を湯に沸き上げる機能を有している。第1給湯モジュール20は、熱源機10で沸き上げられた湯を貯え、その湯を外部(蛇口や浴槽)に供給する機能を有している。第2給湯モジュール30は、冷凍サイクルを循環する冷媒に熱を与える機能を有している。そして、冷凍サイクルと第1水回路とは、第1水−冷媒熱交換器2を介して接続されており、冷凍サイクルと第2水回路とは、第2水−冷媒熱交換器4を介して接続されている。以下、各構成機器の構成及び機能について説明する。
[熱源機10]
この熱源機10は、圧縮機1と、放熱器としての第1水−冷媒熱交換器2と、第1減圧装置としての第1膨張弁3と、蒸発器としての第2水−冷媒熱交換器4と、第2減圧装置としての第2膨張弁5と、大気熱交換器6とが冷媒配管11で順次環状に接続された冷凍サイクルを備えている。また、熱源機10には、第2水−冷媒熱交換器4の出口側配管と圧縮機1の吸入側配管とを接続し、第2膨張弁5及び大気熱交換器6をバイパスするバイパス管8を設けている。つまり、バイパス管8は、第2膨張弁5及び大気熱交換器6と並列に配置されるように接続されている。このバイパス管8には、開閉弁である二方弁7が設けられている。さらに、熱源機10には、大気熱交換器6に空気を送風するファンなどの送風機9が設けられている。
圧縮機1は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものであり、たとえば容量制御可能なインバータ圧縮機などで構成するとよい。第1水−冷媒熱交換器2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒と、第1給湯モジュール20の接続配管25を導通する水との間で熱交換を行ない、接続配管25を導通する水の温度を上昇させるものである。第1膨張弁3は、第1水−冷媒熱交換器2で水の沸き上げを行った後の冷媒を減圧して膨張させるものであり、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁(LEV)等で構成するとよい。
第2水−冷媒熱交換器4は、第1膨張弁3で減圧された冷媒と、第2給湯モジュール30の接続配管35を導通する水との間で熱交換を行ない、冷凍サイクルを循環する冷媒の温度を上昇させるものである。第2膨張弁5は、第2水−冷媒熱交換器2で水の沸き上げを行った後の冷媒を減圧して膨張させるものであり、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。大気熱交換器6は、蒸発器として機能し、送風機9から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化するものである。二方弁7は、開閉制御されることでバイパス管8に冷媒を流入させたり、させなかったりするものである。
[第1給湯モジュール20]
この第1給湯モジュール20は、第1タンク21と、第1ポンプ22と、第1水−冷媒熱交換器2とが接続配管25(第1接続配管25a及び第2接続配管25b)で順次環状に接続された第1水回路を備えている。ただし、第1水−冷媒熱交換器2は熱源機10に搭載されているため、第1接続配管25aを、接続口26aを介して第1給湯モジュール20に、水側接続口2aを介して熱源機10にそれぞれ接続し、第2接続配管25bを、接続口26bを介して第1給湯モジュール20に、水側接続口2bを介して熱源機10にそれぞれ接続することで、熱源機10と第1給湯モジュール20とを接続するようになっている。
すなわち、第1給湯モジュール20は、接続口(接続口26a及び接続口26b)及び水側接続口(水側接続口2a及び水側接続口2b)を介して熱源機10に着脱自在になっている。また、第1給湯モジュール20は、第1タンク21の上部と、第1利用側ポンプ24と、第1利用側熱交換器23と、第1タンク21の下部とを順次接続した第1利用側回路を備えている。さらに、第1タンク21の下部には、第1タンク21に貯留するための水を第1タンク21に供給するための給水配管27が接続されており、第1タンク21の上部には、第1タンク21に貯留されている温水を浴槽や蛇口を介して供給するための給湯配管28が接続されている。なお、接続配管25は、水や温水を導通できるものであればよく、材質を特に限定するものではない。
第1タンク21は、給水配管27から供給される水や第1水−冷媒熱交換器2により加熱された湯を貯留するものである。第1ポンプ22は、第1タンク21に貯留されている水を第1タンク21の底部より吸引し、第1水−冷媒熱交換器2を介して、第1タンク21の上部に戻すものである。第1利用側ポンプ24は、第1タンク21に貯留されている温水を第1タンク21の上部より吸引し、第1利用側熱交換器23を介して、第1タンク21の下部に戻すものである。第1利用側熱交換器23は、後述する浴槽40等に蓄えられる水などと、第1利用側ポンプ24によって吸引され、後述する第1利用側水配管を導通する水との間で熱交換するものである。
[第2給湯モジュール30]
この第2給湯モジュール30は、第2タンク31と、第2ポンプ32と、第2水−冷媒熱交換器4とが接続配管35(第1接続配管35a及び第2接続配管35b)で順次環状に接続された第2水回路を備えている。ただし、第2水−冷媒熱交換器4は熱源機10に搭載されているため、第1接続配管35aを、接続口36aを介して第2給湯モジュール30に、水側接続口4aを介して熱源機10にそれぞれ接続し、第2接続配管35bを、接続口36bを介して第2給湯モジュール30に、水側接続口4bを介して熱源機10にそれぞれ接続することで、熱源機10と第2給湯モジュール30とを接続するようになっている。
すなわち、第2給湯モジュール30は、接続口(接続口36a及び接続口36b)及び水側接続口(水側接続口4a及び水側接続口4b)を介して熱源機10に着脱自在になっている。第2タンク31は、第2水−冷媒熱交換器4で冷媒に放熱することにより冷却された水、つまり第2水−冷媒熱交換器4で排熱を回収するための水を貯留するものである。第2ポンプ32は、第2タンク31に貯留されている水を第2タンク31の底部より吸引し、第2水−冷媒熱交換器4を介して、第2タンク31の上部に戻すものである。なお、接続配管35は、第1給湯モジュール20の接続配管25と同様に、水や温水を導通できるものであればよく、材質を特に限定するものではない。
図2は、ヒートポンプ給湯装置100の具体的なシステム構成例を示すシステム構成図である。図2に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100の具体的な構成例について説明する。ヒートポンプ給湯装置100は、上述したように、室外に設置され、送風機9が搭載されている熱源機10と、熱源機10と接続配管25を介して接続される第1給湯モジュール20と、熱源機10と接続配管35を介して接続される第2給湯モジュール30と、で構成されている。また、第1給湯モジュール20には、第1利用側水配管23a及び第1利用側水配管23bを介して浴槽40が接続されている。
ここで、ヒートポンプ給湯装置100の各運転モードについて説明する。
[通常沸き上げ運転モード]
図3は、ヒートポンプ給湯装置100が実行する通常の沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。図3に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100が実行する通常の沸き上げ運転モード(以下、通常沸き上げ運転モードと称する)について詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、冷凍サイクルにおける冷媒の流れ及び第1水回路における水の流れを太線で示している。
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。このとき使用する冷媒が、たとえば二酸化炭素(CO2 )のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以上となるものであれば、冷媒は、超臨界状態のまま気液相転移しないで温度低下して放熱する。また、使用する冷媒が、たとえばHC冷媒もしくはHFC冷媒のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以下であれば、冷媒は液化しながら放熱する。
第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を沸き上げていく。そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した低温・高圧の冷媒は、全開の第1膨張弁3及び第2水−冷媒熱交換器4を通過して第2膨張弁5に流入する。このとき、第2膨張弁5の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第2膨張弁5に流入した冷媒は、この第2膨張弁5を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。
第2膨張弁5を流出した低温・低圧の冷媒は、大気熱交換器6に流入する。大気熱交換器6に流入した冷媒は、送風機9により送風された空気と熱交換し、空気から吸熱して、蒸発ガス化される。大気熱交換器6で蒸発し、低圧となったガス冷媒は、大気熱交換器6から流出し、圧縮機1に再度吸入される。このようにして、冷凍サイクル内に冷媒を循環させることで、第1給湯モジュール20の第1タンク21に貯留する水を第1水−冷媒熱交換器2で沸き上げるようになっている。なお、図3に示すように、通常沸き上げ運転モードでは、第2水回路に水を循環させないようになっている。以上のように、ヒートポンプ給湯装置100は、通常沸き上げ運転モードを実行する。
[排熱回収沸き上げ運転モード]
図4は、ヒートポンプ給湯装置100が実行する排熱回収沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。図4に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100が実行する、排熱を回収した沸き上げ運転モード(以下、排熱回収沸き上げ運転モードと称する)について詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、冷凍サイクルにおける冷媒の流れ、第1水回路における水の流れ及び第2水回路における水の流れを太線で示している。
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。このとき使用する冷媒が、たとえば二酸化炭素のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以上となるものであれば、冷媒は、超臨界状態のまま気液相転移しないで温度低下して放熱する。また、使用する冷媒が、たとえばHC冷媒もしくはHFC冷媒のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以下であれば、冷媒は液化しながら放熱する。
第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を沸き上げていく。そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した低温・高圧の冷媒は、第1膨張弁3に流入する。このとき、第1膨張弁3の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第1膨張弁3に流入した冷媒は、この第1膨張弁3を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。そして、低圧気液二相の冷媒は、第2水−冷媒熱交換器4に流入する。
第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2ポンプ32によって第2タンク31から吸引され、第2接続配管35aを通って水側接続口4aより第2水−冷媒熱交換器4の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水から吸熱し、蒸発ガス化する。第2水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒に放熱することで、低温になり、第2ポンプ32によって第2タンク31の上部に戻ることになる。このように、第2タンク31内の水を低温に冷却し貯留することで、排熱(通常、大気熱交換器6で大気に放出していた冷排熱)を回収するようになっている。
そして、第2水−冷媒熱交換器4から流出した低圧のガス冷媒は、二方弁7を介してバイパス管8を導通し、圧縮機1に再度吸入される。すなわち、排熱回収沸き上げ運転モードにおいては、二方弁7が開制御されており、第2水−冷媒熱交換器4を流出した冷媒を第2膨張弁5及び大気熱交換器6を迂回させる冷凍サイクルを構成しているのである。このとき、第2膨張弁5は全閉状態に制御されている。このようにして、冷凍サイクル内に冷媒を循環させることで、第1給湯モジュール20の第1タンク21に貯留する水を第1水−冷媒熱交換器2で沸き上げるとともに、第2給湯モジュール30の第2タンク31に貯留する水を第2水−冷媒熱交換器4で冷却するようになっている。以上のように、ヒートポンプ給湯装置100は、排熱回収沸き上げ運転モードを実行する。
[排熱利用沸き上げ運転モード]
図5は、ヒートポンプ給湯装置100が実行する排熱利用沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。図5に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100が実行する、排熱を利用した沸き上げ運転モード(以下、排熱利用沸き上げ運転モードと称する)について詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、冷凍サイクルにおける冷媒の流れ、第1水回路における水の流れ及び第2水回路における水の流れを太線で示している。なお、排熱利用沸き上げ運転モードは、排熱回収沸き上げ運転モードにより冷却された第2タンク31内の低温水を利用した運転モードである。
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。このとき使用する冷媒が、たとえば二酸化炭素のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以上となるものであれば、冷媒は、超臨界状態のまま気液相転移しないで温度低下して放熱する。また、使用する冷媒が、たとえばHC冷媒もしくはHFC冷媒のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以下であれば、冷媒は液化しながら放熱する。
第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を沸き上げていく。そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した中温・高圧の冷媒は、第1膨張弁3に流入する。このとき、第1膨張弁3の開度を全開に設定しておく。したがって、第1膨張弁3に流入した冷媒は、この中温・高圧の状態のまま第1膨張弁3を通過する。そして、この中温・高圧の冷媒は、第2水−冷媒熱交換器4に流入する。
第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2水回路を循環する低温循環水と熱交換する。つまり、第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2ポンプ32によって第2タンク31から吸引され、第2接続配管35aを通って水側接続口4aより第2水−冷媒熱交換器4の水側流路に流入した低温循環水に冷却されて、低温・高圧の冷媒となる。このように、第2タンク31に貯留されている低温水を利用することにより、冷凍サイクルを循環する冷媒を冷却するようになっている。そして、第2水−冷媒熱交換器4から流出した低温・高圧の冷媒は、第2膨張弁5に流入する。このとき、第2膨張弁5の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第2膨張弁5に流入した冷媒は、この第2膨張弁5を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。
第2膨張弁5を流出した低圧気液二相冷媒は、大気熱交換器6に流入する。大気熱交換器6に流入した冷媒は、送風機9により送風された空気と熱交換し、空気から吸熱して、蒸発ガス化される。大気熱交換器6で蒸発し、低圧となったガス冷媒は、大気熱交換器6から流出し、圧縮機1に再度吸入される。このようにして、冷凍サイクル内に冷媒を循環させることで、第1給湯モジュール20の第1タンク21に貯留する水を第1水−冷媒熱交換器2で沸き上げるとともに、第2給湯モジュール30の第2タンク31に貯留されている低温水を利用して第2水−冷媒熱交換器4で冷媒を冷却するようになっている。以上のように、ヒートポンプ給湯装置100は、排熱利用沸き上げ運転モードを実行する。
このように構成されたヒートポンプ給湯装置100においては、給湯モジュール(第1給湯モジュール20及び第2給湯モジュール30)を熱源機10に対して着脱可能にしたため、通常の貯湯タンク(第1タンク21)を有する第1給湯モジュール20に加え、第2給湯モジュール30を追加接続できるため、通常沸き上げ運転モードにおいて大気に放出していた冷排熱を第2タンク31に冷水として蓄えることが可能となり、大気へのエネルギーの無駄な排出を無くすことができる。
また、第1タンク21内に貯留されている温水を利用して浴槽40の追焚き運転を行うと、第1タンク21内の高温水は、40℃程度まで温度が低下した中温水で満たされることになる。この状態の第1タンク21内の中温水で通常沸き上げ運転モードを実行すると、冷媒が、たとえば超臨界状態となる二酸化炭素の場合、図6に示すP−H線図の実線のような動作状態となり、第1水−冷媒熱交換器2の出口の冷媒温度は40℃以上となり、大気熱交換器6の出入口エンタルピー差ΔH1が大きくとれないために、冷凍サイクルの効率が低下する。
しかしながら、第1タンク21内の中温水で排熱回収沸上げモードを実行することにより、第1水−冷媒熱交換器2を流出した40℃程度の高圧冷媒を、第2タンク31内に貯留する冷水で冷却すれば、たとえば20℃程度まで低温にすることが可能となり、大気熱交換器6の出入口エンタルピー差をΔH2と拡大することができる(図6に示すP−H線図の破線のような動作状態)。したがって、ヒートポンプ給湯装置100では、排熱回収沸き上げ運転モードを実行、つまり第2給湯モジュール30で排熱を回収することによって、排熱冷凍サイクルの効率が向上することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ給湯装置200のシステム構成を示す概略構成図である。図7に基づいて、ヒートポンプ給湯装置200の回路構成(冷媒回路及び水回路)及び動作について説明する。このヒートポンプ給湯装置200は、ヒートポンプ給湯装置100と同様に冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、水回路を導通する水を湯に沸き上げるものである。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
この実施の形態2では、第1給湯モジュール20と第2給湯モジュール30とが接続している点で実施の形態1と相違している。第2給湯モジュール30の第2タンク31の下部には第1連結管37が接続されており、この第1連結管37は第1タンク21の下部に接続している。また、第2給湯モジュール30の第2タンク31の上部には第2連結管39が接続されており、この第1連結管37は切替弁29を介して第1タンク21の下部に接続している給水配管27に接続している。さらに、第2給湯モジュール30は、第2タンク31の上部と、第2利用側ポンプ34と、第2利用側熱交換器33と、第2タンク31の下部とを順次接続した第2利用側回路を備えている。
切替弁29は、制御されることで水の流路を切り替えるものである。つまり、切替弁29は、給水配管27に、第2タンク31の下部を接続させるか、第1タンク21の下部を接続させるかを切り替えるものである。第2利用側ポンプ34は、第2タンク31に貯留されている水を第2タンク31の上部より吸引し、第2利用側熱交換器33を介して、第2タンク31の下部に戻すものである。第2利用側熱交換器33は、床暖房装置50周辺の空気などと、後述する第2利用側水配管を導通する水との間で熱交換するものである。
図8は、ヒートポンプ給湯装置200の具体的なシステム構成例を示すシステム構成図である。図8に基づいて、ヒートポンプ給湯装置200の具体的な構成例について説明する。ヒートポンプ給湯装置200は、基本的な構成についてはヒートポンプ給湯装置100と同様であるが、第2給湯モジュール30に床暖房装置50を接続している点で相違している。つまり、第2給湯モジュール30には、第2利用側水配管33a及び第2利用側水配管33bを介しては床暖房装置50が接続されている。
ここで、ヒートポンプ給湯装置200の各運転モードについて説明する。
[2温度沸き上げ運転モード]
図9は、ヒートポンプ給湯装置200が実行する2温度沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。図9に基づいて、ヒートポンプ給湯装置200が実行する、第1水回路の循環水及び第2水回路の循環水を沸き上げる運転モード(以下、2温度沸き上げ運転モードと称する)について詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、冷凍サイクルにおける冷媒の流れ、第1水回路における水の流れ及び第2水回路における水の流れを太線で示している。
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。このとき使用する冷媒が、たとえば二酸化炭素のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以上となるものであれば、冷媒は、超臨界状態のまま気液相転移しないで温度低下して放熱する。また、使用する冷媒が、たとえばHC冷媒もしくはHFC冷媒のように高圧側冷媒圧力が臨界圧以下であれば、冷媒は液化しながら放熱する。
第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を沸き上げていく。そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した中温・高圧の冷媒は、第1膨張弁3に流入する。このとき、第1膨張弁3の開度を全開に設定しておく。したがって、第1膨張弁3に流入した冷媒は、この中温・高圧の状態のまま第1膨張弁3を通過する。そして、この中温・高圧の冷媒は、第2水−冷媒熱交換器4に流入する。
第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2水回路を循環する低温循環水と熱交換する。つまり、第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2ポンプ32によって第2タンク31から吸引され、第2接続配管35aを通って水側接続口4aより第2水−冷媒熱交換器4の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。こうすることにより、第2水−冷媒熱交換器4で第2水回路の循環水を中温として、この循環水を第2タンク31の上部に戻すことで第2タンク31内の水を沸き上げていく。
そして、第2水−冷媒熱交換器4で第2水回路の循環水を加熱して、第2水−冷媒熱交換器4から流出した低温・高圧の冷媒は、第2膨張弁5に流入する。このとき、第2膨張弁5の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第2膨張弁5に流入した冷媒は、この第2膨張弁5を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。第2膨張弁5を流出した低圧気液二相冷媒は、大気熱交換器6に流入する。大気熱交換器6に流入した冷媒は、送風機9により送風された空気と熱交換し、空気から吸熱して、蒸発ガス化される。大気熱交換器6で蒸発し、低圧となったガス冷媒は、大気熱交換器6から流出し、圧縮機1に再度吸入される。
このようにして、冷凍サイクル内に冷媒を循環させることで、第1給湯モジュール20の第1タンク21に貯留する水を第1水−冷媒熱交換器2で沸き上げるとともに、第2給湯モジュール30の第2タンク31に貯留する水を第2水−冷媒熱交換器4で沸き上げるようになっている。つまり、この2温度沸き上げ運転モードでは、第1水−冷媒熱交換器2で第1水回路の循環水を高温に沸き上げ、第2水−冷媒熱交換器4で第2水回路の循環水を中温に沸き上げるようになっているのである。以上のように、ヒートポンプ給湯装置200は、2温度沸き上げ運転モードを実行する。
[高温沸き上げ運転モード]
図10は、ヒートポンプ給湯装置200が実行する高温沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。図3及び図10に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100が実行する、第1水回路の循環水及び第2水回路の循環水を高温に沸き上げる運転モード(以下、高温沸き上げ運転モードと称する)について詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、冷凍サイクルにおける冷媒の流れ及び第2水回路における水の流れを太線で示している。また、第1水回路の循環水を高温に沸き上げ(図3)と、第2水回路の循環水を高温に沸き上げ(図10)とを分けて説明する。
まず、図3に基づいて第1タンク21内に貯留する水を高温に沸き上げる場合について説明する。圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。
第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を高温に沸き上げていく。そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した低温・高圧の冷媒は、全開の第1膨張弁3及び第2水−冷媒熱交換器4を通過して第2膨張弁5に流入する。このとき、第2膨張弁5の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第2膨張弁5に流入した冷媒は、この第2膨張弁5を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。
第2膨張弁5を流出した低温・低圧の冷媒は、大気熱交換器6に流入する。大気熱交換器6に流入した冷媒は、送風機9により送風された空気と熱交換し、空気から吸熱して、蒸発ガス化される。大気熱交換器6で蒸発し、低圧となったガス冷媒は、大気熱交換器6から流出し、圧縮機1に再度吸入される。このようにして、冷凍サイクル内に冷媒を循環させることで、第1給湯モジュール20の第1タンク21に貯留する水を第1水−冷媒熱交換器2で高温に沸き上げるようになっている。
次に、図10に基づいて第2タンク31内に貯留する水を高温に沸き上げる場合について説明する。ヒートポンプ給湯装置200では、第1タンク21内に貯留する水を高温に沸き上げる運転が終了した後、第1ポンプ22を停止させ、第2ポンプ32を起動させて第2タンク31内に貯留する水を高温に沸き上げる運転に移行する。圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2及び全開の第1膨張弁3を通過し、第2水−冷媒熱交換器4に流入する。
第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2ポンプ32によって第2タンク31から吸引され、第2接続配管35aを通って水側接続口4aより第2水−冷媒熱交換器4の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。こうすることにより、第2水−冷媒熱交換器4で第2水回路の循環水を高温として、この循環水を第2タンク31の上部に戻すことで第2タンク31内の水を高温に沸き上げていく。
そして、第2水−冷媒熱交換器4で第2水回路の循環水を加熱して、第2水−冷媒熱交換器4から流出した低温・高圧の冷媒は、第2膨張弁5に流入する。このとき、第2膨張弁5の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第2膨張弁5に流入した冷媒は、この第2膨張弁5を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。第2膨張弁5を流出した低圧気液二相冷媒は、大気熱交換器6に流入する。大気熱交換器6に流入した冷媒は、送風機9により送風された空気と熱交換し、空気から吸熱して、蒸発ガス化される。大気熱交換器6で蒸発し、低圧となったガス冷媒は、大気熱交換器6から流出し、圧縮機1に再度吸入される。
[第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モード]
図11は、ヒートポンプ給湯装置200が実行する第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。図12は、第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを実行する際の冷媒の流れ及び水の流れを説明するためのシステム構成図である。図11及び図12に基づいて、ヒートポンプ給湯装置100が実行する、第2水回路の循環水の熱を利用して第1水回路の循環水を沸き上げる運転モード(以下、第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードと称する)について詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、第2給湯モジュール30における利用側回路における水の流れを太線で示している。
図11に示すように、この第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードは、第2タンク31内の中温水を第2利用側ポンプ34で吸引し、床暖房(図8で示す床暖房装置50)などの用途として第2利用側熱交換器33で利用し、再び第2タンク31に戻すことによって、第2タンク31内が中温水で満たされた状態で実行される。このようにして、ヒートポンプ給湯装置200は、第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを実行する。
図12に基づいて、第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを実行する際における冷凍サイクルを循環する冷媒の流れ、第1水回路を循環する水の流れ及び第2水回路を循環する水の流れについて説明する。圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。
第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を沸き上げていく。そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した低温・高圧の冷媒は、第1膨張弁3に流入する。このとき、第1膨張弁3の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第1膨張弁3に流入した冷媒は、この第1膨張弁3を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。そして、低圧気液二相の冷媒は、第2水−冷媒熱交換器4に流入する。
第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2ポンプ32によって第2タンク31から吸引され、第2接続配管35aを通って水側接続口4aより第2水−冷媒熱交換器4の水側流路に流入した中温循環水と熱交換し、加熱されて蒸発ガス化する。そして、第2水−冷媒熱交換器4から流出した低圧のガス冷媒は、二方弁7を介してバイパス管8を導通し、圧縮機1に再度吸入される。
[再熱除湿運転モード]
図13は、ヒートポンプ給湯装置200が実行する再熱除湿運転モードを説明するためのシステム構成図である。図14は、ヒートポンプ給湯装置200の具体的なシステム構成例を示すシステム構成図である。図13及び図14に基づいて、ヒートポンプ給湯装置200が実行する再熱除湿運転モードについて詳細に説明する。なお、説明を分かりやすくするために、冷凍サイクルにおける冷媒の流れ、第1水回路における水の流れ及び第2水回路における水の流れを太線で示している。この再熱除湿運転モードは、2つのタンク(第1タンク21及び第2タンク31)にそれぞれ高温水及び低温水を作り、これを用いた運転モードである。
図13に示すように、第1利用側熱交換器23及び第2利用側熱交換器33は、1つの再熱除湿ユニット60の中に並べて配置されるようになっている。また、再熱除湿ユニット60には、利用側送風機61が設けられている。そして、第1利用側熱交換器23及び第2利用側熱交換器33は、再熱除湿ユニット60の中で、利用側送風機61により送風される風の流れに対し、第1利用側熱交換器23が上流側に、第2利用側熱交換器33が下流側に配置されている。また、再熱除湿ユニット60は、図14に示すように、第1給湯モジュール20及び第2給湯モジュール30の利用側配管にそれぞれ接続された構成となる。
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、第1水−冷媒熱交換器2に流入する。第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第1水−冷媒熱交換器2に流入した冷媒は、第1ポンプ22によって第1タンク21から吸引され、水側接続口2bより第1水−冷媒熱交換器2の水側流路に流入した循環水と熱交換し、この循環水へ放熱しながら温度低下する。第1水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒から放熱された熱で、高温に沸き上げられ、第1ポンプ22によって第1タンク21の上部に戻ることになる。こうすることにより、第1タンク21内の水を沸き上げていく。
そして、第1水−冷媒熱交換器2から流出した低温・高圧の冷媒は、第1膨張弁3に流入する。このとき、第1膨張弁3の開度を小さく絞るように設定しておく。したがって、第1膨張弁3に流入した冷媒は、この第1膨張弁3を通過する際に、低圧気液二相の状態に減圧される。そして、低圧気液二相の冷媒は、第2水−冷媒熱交換器4に流入する。第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2水回路を循環する循環水と熱交換する。つまり、第2水−冷媒熱交換器4に流入した冷媒は、第2ポンプ32によって第2タンク31から吸引され、第2接続配管35aを通って水側接続口4aより第2水−冷媒熱交換器4の水側流路に流入した循環水から吸熱し、蒸発ガス化する。
そして、第2水−冷媒熱交換器4から流出した低圧のガス冷媒は、二方弁7を介してバイパス管8を導通し、圧縮機1に再度吸入される。一方、第2水回路を循環する水は、冷凍サイクルを循環する冷媒に放熱することで、低温になり、第2ポンプ32によって第2タンク31の上部に戻ることになる。このように、第2タンク31内の水を低温に冷却し貯留するようになっている。第2タンク31内に貯留された低温水は、第2利用側ポンプ34によって吸引され、第2利用側熱交換器33に流入する。
ここで再熱除湿ユニット60内の利用側送風機61によって、たとえば浴室等の高湿・空気が送風され、第2利用側熱交換器33内を流れる低温水と熱交換し、浴室の高湿空気は、第2利用側熱交換器33で凝縮して除湿され、低温・低湿の空気となる。一方、第1タンク21内に貯留された高温水は、第1利用側ポンプ24によって吸引され、第1利用側熱交換器23に流入し、第2利用側熱交換器33を通過した低温・低湿の空気を加熱して、高温・低湿の空気として再熱除湿ユニット60から浴室に送風される。
このように構成されたヒートポンプ給湯装置200においては、給湯モジュール(第1給湯モジュール20及び第2給湯モジュール30)を熱源機10に対して着脱可能にしたため、通常の貯湯タンク(第1タンク21)を有する第1給湯モジュール20に加え、第2給湯モジュール30を追加接続でき、どちらのモジュールも利用側熱源として利用可能な構成としたため、2温度沸き上げ運転モードによって、2つの異なる温水温度を同時に生成することができる。そのため、高温熱源が必要な浴槽追焚きや中温熱源で十分な床暖房などの用途に応じて利用熱源(第1タンク21内の温水、第2タンク内の温水)を選択的に使い分ける、つまり切り替えて利用することが可能となり、エネルギーの有効な利用が可能となる。
また、高温沸き上げ運転モードにより、第1給湯モジュール20と第2給湯モジュール30との両方を高温で沸き上げできるため、たとえば家族の人数が増加して給湯負荷が大きくなっても、後付けで第2給湯モジュール30を追加接続することにより、給湯負荷をまかなう(補填する)ことができる。さらに、長期の使用により、第1水−冷媒熱交換器2の水配管内部にスケールが堆積し使用不可となった場合でも、第2水−冷媒熱交換器4を用いて第2給湯モジュール30を高温に沸き上げることができるため、応急的な運転を実現することが可能となる。
第2給湯モジュール30の第2タンク31の温水を床暖房(床暖房装置50)などに利用して、第2タンク31内の温水温度が低下し、利用用途のない無駄な残湯となった場合でも、第2タンク31内の熱エネルギーを回収して第1給湯モジュール20の沸き上げに利用できる第2タンク熱利用第1タンク沸上げ運転モードを有するため、エネルギーの有効利用が可能となる。また、再熱除湿運転モードとして、大気に排熱することなく第1給湯モジュール20と第2給湯モジュール30とに温水と冷水とを同時に生成し、再熱除湿運転に利用できるため、効率の高い運転ができるとともに、たとえば浴室の除湿乾燥運転を行う場合、浴室の温度が低下せず、除湿速度を速くすることもできる。
実施の形態3.
図15は、本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ給湯装置を構成する第1給湯モジュール20a及び第2給湯モジュール30aの概略構成を示す概略構成図である。図15に基づいて、第1給湯モジュール20a及び第2給湯モジュール30aの構成について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図15に示すように、第1給湯モジュール20aを収容する箱体及び第2給湯モジュール30aを収容する箱体の内部(内周壁)にはそれぞれ真空断熱材70が配設されている。この真空断熱材70は、第1給湯モジュール20aと第2給湯モジュール30aとの隣接する壁面の内側に配設されている。なお、真空断熱材70は、たとえばガスバリア性のアルミ箔ラミネートフィルムなどで構成された外包材の中に粉末や発泡体、繊維体などを芯材として挿入し、その内部を数Pa(パスカル)の真空度に保つように構成されたものであればよい。
このように構成されたヒートポンプ給湯装置においては、第1給湯モジュール20aと第2給湯モジュール30aの間に断熱性能が高い真空断熱材70を配設しているため、たとえば排熱回収沸き上げ運転モードのように、第1給湯モジュール20a内の第1タンク21内に高温水、第2給湯モジュール30a内の第2タンク31内に冷水を貯溜するようなタンク間の温度差が大きい状態においても、第1タンク21から第2タンク31への熱伝導による熱ロスを低減可能となり、第1モジュール20aと第2モジュール30aの間隔を空けることなく省スペースで設置が可能となる。なお、この実施の形態3を実施の形態1及び実施の形態2に適用することが可能であるものとする。
実施の形態1に係るヒートポンプ給湯装置のシステム構成を示す概略構成図である。 ヒートポンプ給湯装置の具体的なシステム構成例を示すシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する通常の沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する排熱回収沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する排熱利用沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。 冷凍サイクルの圧力とエンタルピとの関係を示すP−H線図である。 実施の形態2に係るヒートポンプ給湯装置のシステム構成を示す概略構成図である。 ヒートポンプ給湯装置の具体的なシステム構成例を示すシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する2温度沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する高温沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを説明するためのシステム構成図である。 第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを実行する際の冷媒の流れ及び水の流れを説明するためのシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置が実行する再熱除湿運転モードを説明するためのシステム構成図である。 ヒートポンプ給湯装置の具体的なシステム構成例を示すシステム構成図である。 実施の形態3に係るヒートポンプ給湯装置を構成する第1給湯モジュール及び第2給湯モジュールの概略構成を示す概略構成図である。
符号の説明
1 圧縮機、2 第1冷媒熱交換器、2a 水側接続口、2b 水側接続口、3 第1膨張弁、4 第2冷媒熱交換器、4a 水側接続口、4b 水側接続口、5 第2膨張弁、6 大気熱交換器、7 二方弁、8 バイパス管、9 送風機、10 熱源機、11 冷媒配管、20 第1給湯モジュール、20a 第1給湯モジュール、21 第1タンク、22 第1ポンプ、23 第1利用側熱交換器、23a 利用側水配管、23b 利用側水配管、24 第1利用側ポンプ、25 接続配管、25a 第1接続配管、25b 第2接続配管、26a 接続口、26b 接続口、27 給水配管、28 給湯配管、29 切替弁、30 第2給湯モジュール、30a 第2給湯モジュール、31 第2タンク、32 第2ポンプ、33 第2利用側熱交換器、33a 利用側水配管、33b 利用側水配管、34 第2利用側ポンプ、35 第1接続配管、35a 第2接続配管、35b 接続配管、36a 接続口、36b 接続口、37 第1連結管、39 第2連結管、40 浴槽、50 床暖房装置、60 再熱除湿ユニット、61 利用側送風機、70 真空断熱材、100 ヒートポンプ給湯装置、200 ヒートポンプ給湯装置。

Claims (18)

  1. 圧縮機、第1水−冷媒熱交換器、第1減圧装置、第2水−冷媒熱交換器、第2減圧装置、及び、大気熱交換器を搭載した熱源機と、
    第1タンク及び第1ポンプを搭載した第1給湯モジュールと、
    第2タンク及び第2ポンプを搭載した第2給湯モジュールと、備え、
    前記圧縮機と、前記第1水−冷媒熱交換器と、前記第1減圧装置と、前記第2水−冷媒熱交換器と、前記第2減圧装置と、前記大気熱交換器と、を順次接続して冷凍サイクルを形成し、
    前記第1タンクと、前記第1ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第1水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第1水回路を形成し、
    前記第2タンクと、前記第2ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第2水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第2水回路を形成し、
    前記第1給湯モジュール及び前記第2給湯モジュールは、前記熱源機に着脱自在に接続されている
    ことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 前記第1タンクには、
    利用側ポンプを介して利用側熱交換器が接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 前記第2水−冷媒熱交換器の出口側配管と前記圧縮機の吸入側配管とを開閉弁を介して接続するものであって、前記第2膨張弁及び前記大気熱交換器を並列に配置されたバイパス管を設けている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 前記開閉弁を閉塞、前記第1減圧装置の開度を全開、及び、前記第2減圧装置の開度を絞るように制御するとともに、前記第1ポンプを駆動させて、前記第1水−冷媒熱交換器で前記第1水回路の循環水を沸き上げる通常沸き上げ運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 前記開閉弁を開放、前記第2減圧装置の過度を全閉、及び、前記第1減圧装置の開度を絞るように制御するとともに、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動させて、前記第1水−冷媒熱交換器で前記第1水回路の循環水を沸き上げ、前記第2水−冷媒熱交換器で前記第2水回路の循環水に冷排熱を回収する排熱回収沸き上げ運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 前記開閉弁を閉塞、前記第1減圧装置の開度を全開、及び、前記第2減圧装置の開度を絞るように制御するとともに、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動させて、前記第1水−冷媒熱交換器で前記第1水回路の循環水を沸き上げ、前記第2水−冷媒熱交換器で前記第2水回路の循環水に回収した冷排熱を前記冷凍サイクルを循環する冷媒に与える排熱利用沸き上げ運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. 圧縮機、第1水−冷媒熱交換器、第1減圧装置、第2水−冷媒熱交換器、第2減圧装置、及び、大気熱交換器を搭載した熱源機と、
    第1タンク及び第1ポンプを搭載した第1給湯モジュールと、
    第2タンク及び第2ポンプを搭載した第2給湯モジュールと、備え、
    前記圧縮機と、前記第1水−冷媒熱交換器と、前記第1減圧装置と、前記第2水−冷媒熱交換器と、前記第2減圧装置と、前記大気熱交換器と、を順次接続して冷凍サイクルを形成し、
    前記第1タンクと、前記第1ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第1水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第1水回路を形成し、
    前記第2タンクと、前記第2ポンプと、前記熱源機に搭載されている前記第2水−冷媒熱交換器と、を順次接続して第2水回路を形成し、
    前記第1タンクの下部には、切替弁を介して給水配管が接続されており、
    前記切替弁を介して前記第2タンクの下部と前記給水配管とを接続する第1連結管と、前記第2タンクの上部と前記第1タンクの下部とを接続する第2連結管と、によって前記第1タンクと前記第2タンクとを接続し、
    前記第1給湯モジュール及び前記第2給湯モジュールは、前記熱源機に着脱自在に接続されている
    ことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  8. 前記第1タンクには、
    第1利用側ポンプを介して第1利用側熱交換器が接続され、
    前記第2タンクには、
    第2利用側ポンプを介して第2利用側熱交換器が接続されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のヒートポンプ給湯装置。
  9. 前記第2水−冷媒熱交換器の出口側配管と前記圧縮機の吸入側配管とを開閉弁を介して接続するものであって、前記第2膨張弁及び前記大気熱交換器を並列に配置されたバイパス管を設けている
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のヒートポンプ給湯装置。
  10. 前記開閉弁を閉塞、前記第1減圧装置の開度を全開、前記第2減圧装置の開度を絞るように制御するとともに、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動させて、前記第1水−冷媒熱交換器で前記第1水回路の循環水を沸き上げ、前記第2水−冷媒熱交換器で前記第2水回路の循環水を前記第1水回路の循環水と異なる温度に沸き上げる2温度沸き上げ運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項9に記載のヒートポンプ給湯装置。
  11. 前記第1利用側熱交換器及び前記第2利用側熱交換器の必要温度に応じて、
    前記第1タンクに貯留されている温水と、前記第2タンクに貯留されている温水と選択的に切り替えて利用可能としている
    ことを特徴とする請求項10に記載のヒートポンプ給湯装置。
  12. 前記開閉弁を閉塞、前記第1減圧装置の開度を全開、及び、前記第2減圧装置の開度を絞るように制御するとともに、前記第1ポンプを駆動させて、前記第1水−冷媒熱交換器で前記第1水回路の循環水を沸き上げてから、前記第1ポンプを停止させ、前記第2ポンプを駆動させて、前記第2水−冷媒熱交換器で前記第2水回路の循環水を沸き上げる高温沸き上げ運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項9に記載のヒートポンプ給湯装置。
  13. 前記開閉弁を開放、前記第2減圧装置の開度を全閉、及び、前記第1減圧装置の開度を絞るように制御するとともに、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを駆動させて、前記第1水−冷媒熱交換器で前記第1水回路の循環水を沸き上げ、前記第2水−冷媒熱交換器で前記第2水回路の循環水の熱を前記冷凍サイクルを循環する冷媒に与える第2タンク熱利用第1タンク沸き上げ運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項9に記載のヒートポンプ給湯装置。
  14. 前記第1利用側熱交換器及び前記第2利用側熱交換器を同一ユニット内に並設し、
    前記ユニット内に前記第1利用側熱交換器及び前記第2利用側熱交換器に空気を供給する利用側送風機を設け、
    前記利用側送風機により送風される空気の流れに対して、前記第1利用側熱交換器を上流側に、前記第2利用側熱交換器を下流側に配置している
    ことを特徴とする請求項7〜13のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。
  15. 前記第2利用側熱交換器で凝縮された空気を、前記第1利用側熱交換器を通して前記利用側送風機により前記ユニット外に送風する再熱除湿運転モードを実行可能にしている
    ことを特徴とする請求項14に記載のヒートポンプ給湯装置。
  16. 前記第1給湯モジュール及び前記第2給湯モジュールを箱体に収容し、
    前記箱体の内周壁に真空断熱材を配設した
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。
  17. 前記第1給湯モジュールを収容した箱体と前記第2給湯モジュールを収容した箱体とを隣接して配置し、
    前記真空断熱材を、前記箱体の隣接する壁面の内側に配設した
    ことを特徴とする請求項16に記載のヒートポンプ給湯装置。
  18. 前記冷凍サイクルを循環する冷媒として、
    二酸化炭素、炭化水素もしくはHFCのいずれかを適用した
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。
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