JP2009243298A - 遠心圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠心圧縮機1の作動域を拡大させつつ、設計点近傍域における遠心圧縮機1の効率の低下を抑制すること。
【解決手段】ケーシング3のシュラウド壁3fにおけるインペラブレード9の前縁位置よりも下流側に下流補助穴15が形成され、ケーシング3のシュラウド壁3fにおけるインペラブレード9の前縁位置よりも上流側に環状の上流補助通路17が形成され、ケーシング3の内部に下流補助穴15側から上流補助通路17側へガスの流れを許容する環状のトリートメントキャビティ19が形成され、下流補助通路17内に複数の可動フィン21が周方向に等間隔に配設され、各可動フィン21がハブ5の軸心に平行な軸心周りに揺動可能であって、複数の可動フィン21を同期して揺動させるフィン揺動装置37が設けられたこと。
【選択図】図1
【解決手段】ケーシング3のシュラウド壁3fにおけるインペラブレード9の前縁位置よりも下流側に下流補助穴15が形成され、ケーシング3のシュラウド壁3fにおけるインペラブレード9の前縁位置よりも上流側に環状の上流補助通路17が形成され、ケーシング3の内部に下流補助穴15側から上流補助通路17側へガスの流れを許容する環状のトリートメントキャビティ19が形成され、下流補助通路17内に複数の可動フィン21が周方向に等間隔に配設され、各可動フィン21がハブ5の軸心に平行な軸心周りに揺動可能であって、複数の可動フィン21を同期して揺動させるフィン揺動装置37が設けられたこと。
【選択図】図1
Description
本発明は、ターボチャージャー、ガスタービン、産業用空気設備等に用いられ、空気等のガスを遠心力を利用して圧縮する遠心圧縮機に関する。
近年、遠心圧縮機の作動域を拡大させるために種々の研究がなされており、作動域を拡大させた遠心圧縮機として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
以下、先行技術に係る遠心圧縮機について図7を参照して説明する。
ここで、図7は、先行技術に係る遠心圧縮機の模式的な縦断面図である。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
先行技術に係る遠心圧縮機101は、ケーシング103を備えており、このケーシング103は、内側に、シュラウド壁103fを有している。また、ケーシング103のシュラウド壁103f内には、ハブ105が配設されており、このハブ105は、軸心(ハブ105の軸心)を中心として回転可能である。更に、ハブ105の外周面には、複数(1つのみ図示)のインペラブレード107が周方向に沿って設けられており、各インペラブレード107の外縁は、ケーシング103のシュラウド壁103fにそれぞれ近接してある。
ケーシング103のシュラウド壁103fの上流側周縁部(前側周縁部)には、空気(ガスの一例)をインペラブレード107側へ給気する給気口109が形成されており、ケーシング103のシュラウド壁103fの下流側周縁部(後側周縁部)には、圧縮した空気を排気する環状の排気流路111が形成されている。また、ケーシング103のシュラウド壁103fにおけるインペラブレード107の前縁位置よりも下流側(後側)には、スリット状の下流補助穴113が形成されており、ケーシング103のシュラウド壁103fにおけるインペラブレード107の前縁位置よりも上流側(前側)には、スリット状の上流補助穴115が形成されている。そして、ケーシング103の内部には、下流補助穴113側から上流補助穴115側へ空気の流れを許容する環状のトリートメントキャビティ117が形成されている。
従って、遠心圧縮機101を運転する場合には、例えばタービンホイール(図示省略)の回転等によりハブ105を回転させて、複数のインペラブレード107を一体的に回転させる。これにより、給気口109からインペラブレード107側に給気した空気を遠心力を利用して圧縮することができ、圧縮した空気を排気流路111から排気することができる。
また、遠心圧縮機101の運転中において、遠心圧縮機101の圧力比が高くなると、インペラブレード107側へ給気した空気の一部が下流補助穴113から抽気されてトリートメントキャビティ117内に流入する。そして、トリートメントキャビティ117内に流入した空気は、インペラブレード107の回転方向と同方向の旋回流として上流補助穴115から流出し、再びインペラブレード107側に給気される。換言すれば、インペラブレード107側へ給気した空気の一部を下流補助穴113と上流補助穴115の間で循環させる。これにより、サージングを抑制して、遠心圧縮機101の作動域を拡大させることができる。
特開2006−342682号公報
特開2003−314496号公報
ところで、遠心圧縮機101にあっては、前述のように、サージングを抑制して、遠心圧縮機101の作動域を低流量側に拡大させることができるものの、作動点が設計点近傍域にあるときに、インペラブレード107側へ給気した空気の一部が下流補助穴113から抽気されると、エネルギー損失が増大して、設計点近傍域における遠心圧縮機101の効率(圧縮機効率)が低下するという問題がある。つまり、遠心圧縮機101にあっては、遠心圧縮機101の作動域を拡大させつつ、設計点近傍域における遠心圧縮機101の効率の低下を抑制して、遠心圧縮機101の性能を向上させることは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、ガスを遠心力を利用して圧縮する遠心圧縮機において、内側にシュラウド壁を有したケーシングと、前記ケーシングの前記シュラウド壁内に配設され、軸心を中心として回転可能なハブと、前記ハブの外周面に周方向に沿って設けられた複数のインペラブレードと、を備え、前記ケーシングの前記シュラウド壁の上流側周縁部にガスを前記インペラブレード側へ給気する給気口が形成され、前記ケーシングの前記シュラウド壁の下流側周縁部に圧縮したガスを排気する環状の排気流路が形成され、前記ケーシングの前記シュラウド壁における前記インペラブレードの前縁位置よりも下流側に下流補助穴が形成され、前記ケーシングの前記シュラウド壁における前記インペラブレードの前縁位置よりも上流側に環状の上流補助通路が形成され、前記ケーシングの内部に前記下流補助穴側から前記上流補助通路側へガスの流れを許容する環状のトリートメントキャビティが形成され、更に、前記ケーシングにおける前記上流補助通路内に周方向に等間隔に配設され、前記ハブの軸心に平行な軸心周りに揺動可能であって、前記上流補助通路を開閉する複数の可動フィンと、複数の前記可動フィンを同期して揺動させるフィン揺動装置と、を備えたことを要旨とする。
なお、特許請求の範囲及び明細書において、「上流側」とは、主流のガスの流れ方向から見て上流側のことであって、「下流側」とは、主流のガスの流れ方向から見て下流側のことである。
本発明の特徴によると、前記遠心圧縮機を運転する場合には、前記ハブを回転させて、複数の前記インペラブレードを一体的に回転させる。これにより、前記給気口から前記インペラブレード側に給気したガスを遠心力を利用して圧縮することができ、圧縮したガスを前記排気流路から排気することができる。
ここで、前記遠心圧縮機の運転中において、前記遠心圧縮機の作動点(作動状態)に応じて、前記フィン揺動装置によって複数の前記可動フィンを同期して揺動させる。
具体的には、前記遠心圧縮機の作動点がサージ近傍域にあるときには、前記フィン揺動装置によって前記上流補助通路を開くように複数の前記可動フィンを同期して揺動させる。これにより、前記インペラブレード側へ給気したガスの一部が前記下流補助穴から抽気されて前記トリートメントキャビティ内に流入する。そして、前記トリートメントキャビティ内に流入したガスは、前記上流補助通路から流出し、再び前記インペラブレード側に給気される。換言すれば、前記インペラブレード側へ給気したガスの一部を前記下流補助穴と前記上流補助通路の間で循環させることができる。
一方、前記遠心圧縮機の作動点が設計点近傍域にあるときは、前記フィン揺動装置によって前記上流補助通路を閉じるように複数の前記可動フィンを同期して揺動させる。これにより、前記インペラブレード側へ給気したガスの一部が前記下流補助穴から抽気されなくなり、設計点近傍域におけるエネルギー損失を低減することができる。
本発明によれば、前記遠心圧縮機の作動点がサージ近傍域のときに、前記インペラブレード側へ給気したガスの一部を前記下流補助穴と前記上流補助通路の間で循環させると共に、前記遠心圧縮機の作動点が設計点近傍域のときに、前記インペラブレード側へ給気したガスの一部が前記下流補助穴から抽気されなくなって、設計点近傍域におけるエネルギー損失を低減できるため、前記遠心圧縮機の作動域を拡大させつつ、設計点近傍域における前記遠心圧縮機の効率の低下を抑制して、前記遠心圧縮機の性能を十分に向上させることができる。
本発明の実施形態について図1から図6を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機の模式的な縦断面図、図2は、図1におけるII-II線に沿った図、図3は、図1におけるIII-III線に沿った図であって、インペラブレードの回転方向と反対方向を指向しつつ上流補助流路を開いた状態の複数の可動フィンを示す図、図4は、上流補助流路を閉じた状態の複数の可動フィンを示す図、図5は、インペラブレードの回転方向を指向しつつ上流補助流路を開いた状態の複数の可動フィンを示す図、図6は、圧縮機特性マップを示す図である。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機1は、ターボチャージャーに用いられ、空気(ガスの一例)を遠心力を利用して圧縮するものである。そして、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機1の具体的な構成は、以下のようになる。
遠心圧縮機1は、ケーシング3を備えており、このケーシング3は、内側に、シュラウド壁3fを有している。また、ケーシング3は、ターボチャージャーの別のケーシング(図示省略)に一体的に取付られている。
ケーシング3のシュラウド壁3f内には、ハブ5が配設されており、このハブ5は、外周面が下流方向に向かって拡径するように円錐台状に構成されている。また、ハブ5は、別のケーシングに回転可能に設けられたタービン軸7の一端部に一体的に連結されてあって、軸心(ハブ5の軸心、換言すれば、タービン軸7の軸心)を中心として回転可能である。なお、タービン軸7の他端部には、タービンホイール(図示省略)が一体的に連結されている。
ハブ5の外周面には、複数(1つのみ図示)のインペラブレード9が周方向に沿って設けられており、各インペラブレード9の外縁は、ケーシング3のシュラウド壁3fにそれぞれ近接してある。
ケーシング3のシュラウド壁3fの上流側周縁部(前側周縁部)には、空気をインペラブレード9側へ給気する給気口11が形成されており、ケーシング3のシュラウド壁3fの下流側周縁部(後側周縁部)には、圧縮した空気を昇圧して排気する環状のディフューザ流路(排気流路)13が形成されている。なお、ディフューザ流路13の周縁部には、スクロール流路(図示省略)が形成されており、このスクロール流路は、内燃機関の吸気マニホールド(図示省略)に接続されている。
ケーシング3のシュラウド壁3fにおけるインペラブレード9の前縁位置よりも下流側(後側)には、スリット状の下流補助穴15が形成されており、この下流補助穴15は、周方向に連続してあっても或いは周方向に不連続であっても構わない。また、ケーシング3のシュラウド壁3fにおけるインペラブレード9の前縁位置よりも上流側(前側)には、環状の上流補助通路(上流補助溝)17が形成されている。そして、ケーシング3の内部には、下流補助穴15側から上流補助通路17側へ空気の流れを許容する環状のトリートメントキャビティ19が形成されている。
図1から図3に示すように、上流補助通路17内には、複数の可動フィン21が周方向に等間隔に配設されており、複数の可動フィン21は、上流補助通路17を開閉するものである。また、各可動フィン21は、ハブ5の軸心に平行な軸心(可動フィン21の揺動軸23の軸心)周りに揺動可能である。
ケーシング3における上流補助通路17の上流側には、環状の収容キャビティ25が形成されてあって、この収容キャビティ25内には、複数の可動フィン21の揺動動作を同期させる同期機構27が配設されている。そして、同期機構27の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、収容キャビティ25内には、可動リング29がガイド部材31を介してハブ5と同心上に設けられており、この可動リング29は、軸心(換言すれば、ハブ5の軸心)周りに回動可能である。また、可動リング29の内側には、可動フィン21と同数の係合凹部33が等間隔に形成されている。そして、各可動フィン21には、伝達リンク35の基端部が一体的に設けられており、各伝達リンク35の先端部は、可動リング29における対応する係合凹部33に係合してある。
ケーシング3の適宜位置には、フィン揺動装置37が設けられており、このフィン揺動装置37は、可動リング29を回動させて、複数の可動フィン21を同期して揺動させるものである。また、フィン揺動装置37は、可動リング29を連結リンク(図示省略)等を介して回動させる流体圧シリンダ(図示省略)、又は可動リング29を複数のギア(図示省略)を介して回動させる電動モータ(図示省略)を備える他に、流体圧シリンダ等を制御するコントローラ(図示省略)を備えている。そして、コントローラの具体的な構成は、次のようになる。
即ち、コントローラは、流量センサ(図示省略)と回転数センサ(図示省略)からの検出値、又は回転数センサと吐出圧力センサ(図示省略)からの検出値に基づいて遠心圧縮機1の作動点(作動状態)が図6に示す圧縮機特性マップのどの位置にあるかを判断し、遠心圧縮機1の作動点がサージ近傍域にあるときに、図3に示すように、流体圧シリンダ等を制御してインペラブレード9の回転方向と反対方向を指向しつつ上流補助通路17を開くように複数の可動フィン21を同期して揺動させるものである。また、コントローラは、遠心圧縮機1の作動点が設計点近傍域(ピーク効率近傍域)にあるときに、流体圧シリンダ等を制御して上流補助通路17を閉じるように複数の可動フィン21を同期して揺動させるものである。ここで、図6中において、Na,Nb,Nc,Ndは、遠心圧縮機1の回転数であって、Na<Nb<Nc<Ndの関係になっている。
なお、コントローラは、遠心圧縮機1の回転数がNa以下の場合であって、遠心圧縮機1の作動点がサージ近傍域にあるときに、図5に示すように、流体圧シリンダ等を制御してインペラブレード9の回転方向と同方向を指向しつつ上流補助通路17を開くように複数の可動フィン21を同期して揺動させても構わない。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
遠心圧縮機1を運転する場合には、例えばタービンホイール(図示省略)の回転等によりハブ5を回転させて、複数のインペラブレード9を一体的に回転させる。これにより、給気口11からインペラブレード9側に給気した空気を遠心力を利用して圧縮することができ、圧縮した空気を昇圧してディフューザ通路13から排気することができる。
ここで、遠心圧縮機1の運転中において、遠心圧縮機1の作動点に応じて、フィン揺動装置37によって複数の可動フィン21を同期して揺動させる。
具体的には、遠心圧縮機1の作動点がサージ近傍域にあるときには、コントローラによって流体圧シリンダ等を制御してインペラブレード9の回転方向と反対方向を指向しつつ上流補助通路17を開くように複数の可動フィン21を同期して揺動させる。これにより、インペラブレード9側へ給気した空気の一部が下流補助穴15から抽気されてトリートメントキャビティ19内に流入する。そして、トリートメントキャビティ19内に流入した空気は、インペラブレード9の回転方向と反対方向の旋回流として上流補助通路17から流出して、再びインペラブレード9側に給気される。換言すれば、インペラブレード9側へ給気した空気の一部を下流補助穴15と上流補助通路17の間で循環させることができる。
一方、遠心圧縮機1の作動点が設計点近傍域にあるときは、コントローラによって流体圧シリンダ等を制御して上流補助通路17を閉じるように複数の可動フィン21を同期して揺動させる。これにより、インペラブレード9側へ給気した空気の一部が下流補助穴15から抽気されなくなって、設計点近傍域におけるエネルギー損失を低減することができる。
なお、遠心圧縮機1の回転数がNa以下の場合であって、遠心圧縮機1の作動点がサージ近傍域にあるときに、コントローラによって流体圧シリンダ等を制御してインペラブレード9の回転方向と同方向を指向しつつ上流補助通路17を開くように複数の可動フィン21を同期して揺動させても構わない。
従って、本発明の実施形態によれば、遠心圧縮機1の作動点がサージ近傍域のときに、インペラブレード9側へ給気した空気の一部を下流補助穴15と上流補助通路17の間で循環させると共に、遠心圧縮機1の作動点が設計点近傍域のときに、インペラブレード9側へ給気した空気の一部が下流補助穴15から抽気されなくなって、設計点近傍域におけるエネルギー損失を低減できるため、遠心圧縮機1の作動域を拡大させつつ、設計点近傍域における遠心圧縮機1の効率の低下を抑制して、遠心圧縮機1の性能を十分に向上させることができる。
また、遠心圧縮機1の作動点がサージ近傍域にあるときに、トリートメントキャビティ19内に流入した空気がインペラブレード9の回転方向と反対方向の旋回流として上流補助通路17から流出するようになっているため、インペラブレード9の仕事量の低下を抑制して、遠心圧縮機1の圧力比を十分に確保することができ、遠心圧縮機1の性能をより一層向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1 遠心圧縮機
3 ケーシング
3f シュラウド壁
5 ハブ
9 インペラブレード
11 給気口
13 ディフューザ流路(排気通路)
15 下流補助穴
17 上流補助通路(上流補助溝)
19 トリートメントキャビティ
21 可動フィン
25 収容キャビティ
27 同期機構
37 フィン揺動装置
3 ケーシング
3f シュラウド壁
5 ハブ
9 インペラブレード
11 給気口
13 ディフューザ流路(排気通路)
15 下流補助穴
17 上流補助通路(上流補助溝)
19 トリートメントキャビティ
21 可動フィン
25 収容キャビティ
27 同期機構
37 フィン揺動装置
Claims (3)
- ガスを遠心力を利用して圧縮する遠心圧縮機において、
内側にシュラウド壁を有したケーシングと、
前記ケーシングの前記シュラウド壁内に配設され、軸心を中心として回転可能なハブと、
前記ハブの外周面に周方向に沿って設けられた複数のインペラブレードと、を備え、
前記ケーシングの前記シュラウド壁の上流側周縁部にガスを前記インペラブレード側へ給気する給気口が形成され、前記ケーシングの前記シュラウド壁の下流側周縁部に圧縮したガスを排気する環状の排気流路が形成され、
前記ケーシングの前記シュラウド壁における前記インペラブレードの前縁位置よりも下流側に下流補助穴が形成され、前記ケーシングの前記シュラウド壁における前記インペラブレードの前縁位置よりも上流側に環状の上流補助通路が形成され、前記ケーシングの内部に前記下流補助穴側から前記上流補助通路側へガスの流れを許容する環状のトリートメントキャビティが形成され、
更に、前記上流補助通路内に周方向に等間隔に配設され、前記ハブの軸心に平行な軸心周りに揺動可能であって、前記上流補助通路を開閉する複数の可動フィンと、
複数の前記可動フィンを同期して揺動させるフィン揺動装置と、を備えたことを特徴とする遠心圧縮機。 - 前記フィン揺動装置は、作動点がサージ近傍域にあるときに前記上流補助通路を開きかつ作動点が設計点近傍域にあるときに前記上流補助通路を閉じるように、複数の前記可動フィンを同期して揺動させることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
- 前記フィン揺動装置は、作動点がサージ近傍域にあるときに前記インペラブレードの回転方向と反対方向を指向しつつ前記上流補助通路を開くように、複数の前記可動フィンを同期して揺動させることを特徴とする請求項2に記載の遠心圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008088337A JP2009243298A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 遠心圧縮機 |
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JP2008088337A JP2009243298A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 遠心圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2009243298A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012036782A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Ihi Corp | 圧縮機 |
JP2012041826A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-01 | Ihi Corp | ターボ圧縮機 |
WO2018198808A1 (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-01 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機 |
CN113217464A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-08-06 | 江苏科技大学 | 一种组合式压气机机匣结构 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008088337A patent/JP2009243298A/ja active Pending
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