JP2009241980A - パウチ容器及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パウチ容器1の袋体5は、各胴シート2,3の下縁部7間をガセットシート4を介して繋げた一枚のシート部材からなり、前記各胴シート2,3は、前記下縁部7を除く外周部をヒートシールフランジとして互いに接着することで前記袋体5を形成すると共に、前記袋体5における前記各胴シート2,3の下縁部7の左端側には、該下縁部7を前記ガセットシート4と共に前記袋体5の外周側に延出して内容物の注出口6を形成する。
【選択図】図1
Description
他方、前記パウチ容器は使い捨てであることが多いことから、その構成の簡素化を図るために、前記袋体の外周にその一部を外周側に延出して内容物の注出口を形成し(例えば、特許文献3参照。)、該注出口を前記飲み口とすることも考えられる。
また、上記後者の構成において、通常は注出口の周囲にも各胴シート間を接着するためのヒートシールフランジが存在する。この注出口を開封する際には、その一側のヒートシールフランジから切れ込みを起点に先端側を切り裂くこととなる。このとき、切り裂き終点側のヒートシールフランジは切りっ放しとなるため、その角部(エッジ)が注出口をくわえた際に唇に当たる虞がある。
そこで本発明は、ガセットタイプの袋体の外周に内容物の注出口を一体形成したパウチ容器及びその製造方法において、さらなる構成の簡素化を図ると共に、注出口の開封後のエッジ感を無くすことを目的とする。
また、内容物の飲み口となる注出口を、各胴シートにおけるガセットシートと連なる一縁部をガセットシートと共に外周側に延出して形成することで、該注出口における前記一縁部側の部位からヒートシールフランジを無くすことができる。なお、前記一縁部とは、単一の直線状のものに限らず、屈曲状あるいは湾曲状のものも含む。すなわち、胴シートが平面視多角形状であれば二辺以上に跨る縁部も含み、かつ平面視で湾曲した縁部も含む。
注出口は、前記一縁部とは反対側のヒートシールフランジに設けた切れ込みを起点に先端側を切り裂くことで開封するが、切り裂き終点側(一縁部側)にはヒートシールフランジが存在しないことから、注出口の開封後にもその周囲にヒートシールフランジのエッジが発生せず、該注出口(飲み口)をくわえた際にヒートシールフランジのエッジが唇に当たることを防止できる。
さらに、各胴シートの一縁部にはヒートシールフランジが無いことから、内容物を注出するべく当該パウチ容器を握り込んだ際にも、その手に対するヒートシールフランジの食い込みを抑制できる。
図1,2に示すように、本実施例のパウチ容器1は、互いに対向する前後一対の胴シート2,3と、該前後胴シート2,3の下縁部7の間に折り畳み可能に介在するガセットシート4とを主にガセットタイプ(マチ付き)の袋体5を形成し、該袋体5の下部左側の外周部には、当該部位を袋体5の外周側(左方)に延出するようにしてやや先細りのノズル状の注出口6を形成したものである。なお、以下の説明では、特に記載が無ければ図1,2に示す向きを基準に前後、左右及び上下を用いる。
図6に示すように、積層体30は、外面側から少なくとも、最外層印刷基材フィルム層31と、バリア・シーラント層39とを接着層33を介してラミネーションして形成される。
前記バリア・シーラント層39は、少なくとも、保護層34、ガスバリア層36、シーラント層38を順次積層した構成である。
前記保護層34及びガスバリア層36は、通常、前記最外層印刷基材フィルム層31とシーラント層38だけでは当該パウチ容器1として機能を十分に果たすことができない場合などに設けられる。
また、後述の印刷層32の精度を上げるため、前記最外層印刷基材フィルム層31は伸縮の小さいものが良く、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムであれば、25μm以上が望ましい。
また、シーラント層38の厚さは、強度などの物性面、加工性を考慮すると、15〜200μmの範囲内であることが好ましく、30〜170μmの範囲内がより好ましい。
これらの中でも、アルミニウム箔、支持体フィルムにアルミニウム蒸着層、廃棄処分が容易な無機酸化物(酸化珪素、酸化アルミニウムなど)の蒸着薄膜層を設けたガスバリアフィルムが好ましいが、特に、近年の環境問題を考慮すると、使用後の廃棄処分が容易な前記無機酸化物を蒸着した無機酸化物蒸着フィルムがより好ましく多用されている。
例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステル、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などのポリオレフィン、ナイロン−6、ナイロン−66などのポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)などの無延伸あるいは延伸フィルムである。
これらの中でも、引き裂き性、強度、コストなどの面から、二軸方向に任意に延伸された二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(OPET)や二軸延伸ポリアミドフィルム(ON)を使用することが好ましい。
このような無機酸化物の蒸着薄膜層を形成する方法は、真空蒸着法、スパッタリング法などを使用することができるが、生産性、生産コスト面などを考慮すると、真空蒸着法が好ましい。
また、前記バリア・シーラント層39を構成する保護層34と、ガスバリア層36と、シーラント層38とを接着層35,37を介して順次積層する方法は、例えば、ドライラミネーション方法、ノンソルベントドライラミネーション方法、エクストルージョンラミネーション方法、及び該エクストルージョンラミネーション方法を利用したサンドイッチラミネーション方法などの公知の方法を使用することができるが、中でも接着強度に優れたドライラミネーション方法が好ましい。
まず、前後胴シート2,3をその下縁部7側の各折り曲げ線L1,L2を基端に起立させてその内面側を互いに対向させると共に、ガセットシート4を上方に凸の二つ折りにしてこれを前後胴シート2,3の下部間に挟み込む。
これにより、前後胴シート2,3の下縁部7間にマチを有する袋体5、及びその下部左側に突出する注出口6が形成されてパウチ容器1となる。
また、突出端シールフランジ16の上端部には、平面視半円状のツマミ部21が突設される。このツマミ部21の右側に隣接するように、突出上シールフランジ15の外周側には例えば平面視V字状の切れ込みKが形成される。
また、内容物の飲み口となる注出口6を、各胴シート2,3におけるガセットシート4と連なる下縁部7をガセットシート4と共に外周側に延出して形成することで、該注出口6における前記下縁部7側の部位からヒートシールフランジを無くすことができる。
注出口6は、前記下縁部7とは反対側のヒートシールフランジ(15)に設けた切れ込みKを起点に先端側を切り裂くことで開封するが、切り裂き終点側(下縁部7側)にはヒートシールフランジが存在しないことから、注出口6の開封後にもその周囲にヒートシールフランジのエッジが発生せず、該注出口6(飲み口)をくわえた際にヒートシールフランジのエッジが唇に当たることを防止できる。
さらに、各胴シート2,3の下縁部7にはヒートシールフランジが無いことから、内容物を注出するべく当該パウチ容器1を握り込んだ際にも、その手に対するヒートシールフランジの食い込みを抑制できる。
そして、上記実施例における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
2,3 胴シート
4 ガセットシート
5 袋体
6 注出口
7 下縁部(一縁部)
8 折り返し頂部
10 シート部材
11〜17 ヒートシールフランジ
22 接着部
L4 切断線
Claims (3)
- 互いに対向する一対の胴シートと、該各胴シートの一縁部間に折り畳み可能に介在するガセットシートとを主に袋体を形成し、該袋体の外周にはその一部を外周側に延出して内容物の注出口を形成したパウチ容器において、
前記袋体は、前記各胴シートの一縁部間を前記ガセットシートを介して繋げた一枚のシート部材からなり、
前記各胴シートは、前記一縁部を除く外周部をヒートシールフランジとして互いに接着することで前記袋体を形成すると共に、
前記袋体における前記各胴シートの一縁部の末端側には、該一縁部を前記ガセットシートと共に前記袋体の外周側に延出して前記注出口を形成することを特徴とするパウチ容器。 - 前記ガセットシートは、前記袋体の内周側に凸の二つ折りにされて前記各胴シート間に挟み込まれ、
該ガセットシートにおける前記二つ折りの折り返し頂部は、前記注出口における前記一縁部とは反対側のヒートシールフランジに接着され、
前記折り返し頂部における前記ヒートシールフランジとの接着部は、前記注出口の先端側を開封する際の切断線と交差することを特徴とする請求項1に記載のパウチ容器。 - 互いに対向する一対の胴シートと、該各胴シートの一縁部間に折り畳み可能に介在するガセットシートとを主に袋体を形成してなるパウチ容器の製造方法において、
前記各胴シートの一縁部間を前記ガセットシートを介して繋げた一枚のシート部材を形成し、
前記各胴シートをその一縁部側を基端に起立させて互いに対向させると共に、該各胴シート間には前記ガセットシートを折り畳んだ状態で挟み込み、
前記各胴シートにおける前記一縁部を除く外周部をヒートシールフランジとして互いに接着することで前記袋体を形成することを特徴とするパウチ容器の製造方法。
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