JP2009241909A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来に比べてベルト装着が容易な車両用シートベルト装置の提供。
【解決手段】車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員Pの上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体40を有する。そのため、ベルト非装着時、シート1に着席した乗員Pの車両前方側にタングプレート60を位置させることができる。そのため、シート1に着席している乗員Pは体をひねることなくタングプレート60を掴むことができる。そのため、体をひねってタングプレートを掴む場合に比べてベルト20を容易に装着することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用シートベルト装置に関する。
特許文献1は、2個のバックルと2個のタングプレートを有しており、乗員が上方に位置しているベルトを下方に移動させバックルとタングプレートを係合させることでベルト装着でき、乗員がバックルとタングプレートの係合を解除させベルトを上方に移動させることによりベルト装着を解除できる、車両用シートベルト装置を開示している。特許文献1では、ベルト装着解除時、ベルトがシートバックの真上または略真上にあり、タングプレートがシートバックの真上または略真上にある。
しかし、従来の車両用シートベルト装置にはつぎの問題点がある。
ベルト装着解除時、タングプレートがシートバックの真上または略真上にあるため、シートに着席した乗員よりも車両後方側にタングプレートが位置してしまう。そのため、シートに着席している乗員は体をひねらなければタングプレートを掴むことができず、ベルト装着性が悪い。
特開2000−16238号公報
本発明の目的は、従来に比べてベルト装着が容易な車両用シートベルト装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) ラップベルト部と左右のショルダベルト部とを備え装着時に乗員を拘束するベルトと、
シートバックの車両前方面より車両後方側に位置する車両のルーフまたはシートバックに設けられ前記ショルダベルト部を巻取り可能な巻取り部材と、
前記ショルダベルト部を覆っており、車両幅方向と直交する方向に弾性変形可能であり、車両後方側端部が前記巻取り部材またはその近傍に取付けられ、車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員の上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体と、
シートクッションの車両幅方向の一側またはその近傍に配置されるバックルと、
前記ベルトに設けられ前記弾性ベルト体の車両前方側端部を該弾性ベルト体の付勢力に抗して引き下げたときに前記バックルに係脱可能なタングプレートと、
を有する、車両用シートベルト装置。
(2) シートクッションの車両幅方向の他側またはその近傍に配置され前記ベルトを保持する保持部材を有する、(1)記載の車両用シートベルト装置。
(3) 前記バックルは前記シートクッションの車両幅方向の外側またはその近傍に配置されており、前記保持部材は前記シートクッションの車両幅方向の内側またはその近傍に配置されている、(2)記載の車両用シートベルト装置。
(4) 前記弾性ベルト体の車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられておらず上方に起き上がった状態にあるときに該弾性ベルト体の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制する抑制部材を有する、(1)記載の車両用シートベルト装置。
(5) 前記ショルダベルト部は、前記弾性ベルト体に対して前記ショルダベルト部の長手方向に摺動可能とされている、(1)記載の車両用シートベルト装置。
(6) 前記弾性ベルト体の、ベルト装着時に乗員に接触する部分の少なくとも一部は、ベルト装着時に乗員に接触しない部分に比べて幅広になっている、(1)記載の車両用シートベルト装置。
(7) 前記左右のショルダベルト部は、同一のウエビングで構成されており、前記ラップベルト部は、前記左右のショルダベルト部を構成するウエビングとは異なるウエビングで構成されている、(1)記載の車両用シートベルト装置。
(8) シートクッションの車両幅方向の他側またはその近傍に配置され前記ベルトを保持する保持部材を有しており、
前記ラップベルト部は、一端部で前記保持部材に繋がれ、該保持部材から前記タングプレート側に延び、該タングプレート部位にてUターンし、前記保持部材側に戻る、二重構造になっている、(7)記載の車両用シートベルト装置。
上記(1)の車両用シートベルト装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
(i)車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員の上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体を有するため、ベルト非装着時、シートに着席した乗員の車両前方側にタングプレートを位置させることができる。そのため、シートに着席している乗員は体をひねることなくタングプレートを掴むことができる。そのため、体をひねってタングプレートを掴む場合に比べてベルトを容易に装着することができる。
(ii)車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員の上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体を有するため、ベルト非装着時にシートに着席し車両前方を向いている乗員の車両前方側にタングプレートを位置させることができる。そのため、シートに着席している乗員が体をひねらなければタングプレートを発見できない場合に比べて、乗員がベルト装着し忘れることを抑制できる。
(iii)弾性ベルト体が、車両幅方向と直交する方向に弾性変形可能であり、車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあるため、ベルト装着時、弾性ベルト体は上方に起き上がろうとする。そのため、ベルト装着時にベルトにより乗員が感じる圧迫感を軽減できる。
上記(2)の車両用シートベルト装置によれば、シートクッションの車両幅方向の他側またはその近傍に配置されベルトを保持する保持部材を有するため、ベルトが左右のショルダベルト部を備えている場合であっても(4点ベルトタイプのベルトであっても)、1個のタングプレートをシートクッションの車両幅方向の一側またはその近傍に配置される1個のバックルに係合させるだけでベルトを装着できる。そのため、2個のタングプレートを2個のバックルに係合させる場合に比べて、装着及び装着解除が容易である。
上記(3)の車両用シートベルト装置によれば、バックルがシートクッションの車両幅方向の外側またはその近傍に配置されており、保持部材がシートクッションの車両幅方向の内側またはその近傍に配置されているため、保持部材が設けられている場合であっても、タングプレートをバックルから離脱させ弾性ベルト体が上方に起き上がっている時に、シートに着席している乗員の車両幅方向の外側に保持部材と弾性ベルト体との間にわたって延びるベルトが位置しない。そのため、乗員が乗降するときに保持部材と弾性ベルト体との間にわたって延びるベルトが邪魔にならない。
上記(4)の車両用シートベルト装置によれば、弾性ベルト体の車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられておらず上方に起き上がった状態、すなわち、ベルト非装着状態にあるときに弾性ベルト体の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制する抑制部材を有するため、抑制部材が設けられていない場合に比べてベルト非装着状態にあるときに弾性ベルト体の車両前方側端部が下方に垂れ下がってしまうことを抑制できる。
上記(5)の車両用シートベルト装置によれば、ショルダベルト部が弾性ベルト体に対して摺動可能とされているため、ベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体の車両前方側端から車両前方側に位置するベルトがたるんでしまうことを抑制できる。そのため、乗員が乗降するときに弾性ベルト体の車両前方側端から車両前方側に位置するベルトが邪魔にならない。
上記(6)の車両用シートベルト装置によれば、弾性ベルト体の、ベルト装着時に乗員に接触する部分の少なくとも一部が、ベルト装着時に乗員に接触しない部分に比べて幅広になっているため、幅広になっていない場合に比べて、車両衝突時にベルトによる乗員の胸への力を分散することができる。
上記(7)の車両用シートベルト装置によれば、ショルダベルト部を構成するウエビングとラップベルト部を構成するウエビングとを分けているため、フォースリミッタ等でそれぞれに最適なコントロールが可能になり、拘束性能向上が得られる。
上記(8)の車両用シートベルト装置によれば、ラップベルト部を二重構造にしているため、衝突時に乗員が車両前方に移動し二重構造になっているラップベルトの上側のラップベルトが上方に引き上げられても、下側のラップベルトで腰を確実に拘束できるため、ラップベルト部が一重構造になっている場合に比べて腰の拘束が確実になる。
以下に、本発明実施例の車両用シートベルト装置を、図1〜図13を参照して、説明する。なお、図において、UPは上方を示し、FRは、車両前後方向の前方を示し、OUTは車両左右方向外側示す。
図1〜図5は、本発明実施例1の車両用シートベルト装置を示しており、図6は、本発明実施例1の第1変形例を示しており、図7は、本発明実施例1の第2変形例を示しており、図8は、本発明実施例2の車両用シートベルト装置を示しており、図9は、本発明実施例3の車両用シートベルト装置を示しており、図10は、本発明実施例4の車両用シートベルト装置を示しており、図11は、本発明実施例5の車両用シートベルト装置を示しており、図12は、本発明実施例6の車両用シートベルト装置を示しており、図13は、本発明実施例7の車両用シートベルト装置を示している。
本発明全実施例にわたって共通する部分には、本発明全実施例にわたって同じ符号を付してある。
〔実施例1〕(図1〜図5)
まず、本発明実施例1の構成を説明する。
本発明実施例1の車両用シートベルト装置(以下、単にシートベルト装置ともいう)10は、シート1に着席している乗員Pを保護(拘束)するために設けられており、図3に示すように、ベルト20と、巻取り部材30と、弾性ベルト体40と、バックル50と、タングプレート60と、保持部材70と、抑制部材80と、を有する。
シート1は、図2に示すように、乗員Pが着座するシートクッション1aと、シートクッション1aの車両後方側端部に配置され乗員Pの背もたれとして利用されるシートバック1bと、シートバック1bの上部に設けられ乗員Pの頭部を車両後方側から支持するヘッドレスト1cと、を備えている。
ベルト20は、装着時に乗員Pを拘束する。ベルト20は、図3に示すように、装着時に乗員Pの胸前に位置する左右のショルダベルト部21,22と、装着時に乗員Pの腰前部に位置するラップベルト部23と、を備えている。
左右のショルダベルト部21,22とラップベルト部23は、図1〜図5に示すように1本のウエビングで構成されている。
左右のショルダベルト部21,22の一方は、乗員Pがベルト20を装着しているとき(ベルト装着時)、車両幅方向外側かつ上方から車両幅方向内側かつ下方に延びており、左右のショルダベルト部21,22の他方は、ベルト装着時、車両幅方向内側かつ上方から車両幅方向外側かつ下方に延びている。そのため、左右のショルダベルト部21,22は、ベルト装着時、乗員Pの胸前で車両前後方向から見たときにX型になっている。
ラップベルト部23は、ベルト装着時の左右のショルダベルト部21,22の下端部同士を繋いでいる。ラップベルト部23と左右のショルダベルト部21,22との境部の一方にはタングプレート60が位置し、ラップベルト部23と左右のショルダベルト部21,22との境部の他方には保持部材70が位置する。
巻取り部材30は、リトラクタからなる。ただし、巻取り部材30は、モータからなっていてもよい。巻取り部材30は、左右のショルダベルト部21,22を巻取り、巻戻し(「ほどき」のことであり巻取りの反対の意味である。以下、同じ。)可能である。巻取り部材30は、図5に示すように、左右のショルダベルト部21,22のそれぞれを巻取り、巻戻し可能にするために2個設けられていてもよく、実施例1の変形例を示す図6,図7に示すように、左右のショルダベルト部21,22の一方をアンカ4に固定し左右のショルダベルト部21,22を他方からのみ巻取り、巻戻し可能にするために1個のみ設けられていてもよい。
巻取り部材30は、図2に示すように、車両のルーフ2またはシートバック1bに固定して設けられる。なお、図示例では、巻取り部材30がルーフ2に設けられる場合を示している。巻取り部材30は、車両のルーフ2に設けられる場合、上下方向でルーフ2の図示略の外板と天井内装材2aとの間に設けられ、ルーフ2に配置されるクロスメンバー2b等に固定されている。巻取り部材30は、シートバック1bの車両前方面より車両後方側に位置する車両のルーフ2またはシートバック1bに設けられる。
巻取り部材30には図示略のプリテンショナと図示略のフォースリミッタが設けられている。プリテンショナが設けられているため、衝突を感知した際に自動的に巻取り部材30でベルト20による乗員Pの拘束開始を早めることができる。また、フォースリミッタが設けられているため、衝突によりベルト20に所定の張力以上の張力がかかった際にそれ以上の張力がベルト20に発生しないようにベルト20の拘束を緩めることで、ベルト20から乗員Pにかかる負荷を軽減できる。
弾性ベルト体40は、複数部品を互いに固定しあうことで構成されていてもよく、一部品構成であってもよい。弾性ベルト体40は、車両幅方向と直交する方向(上下方向)に弾性変形可能である。弾性ベルト体40は、たとえば、車両幅方向と直交する方向の板厚が0.5〜1.0mm程度に薄くされた柔軟性のある樹脂製(たとえば塩化ビニル製、ポリカーボネート製)である。弾性ベルト体40が樹脂製の場合、車両幅方向と直交する方向に(上下方向に)樹脂弾性を利用して弾性変形可能である。弾性ベルト体40の剛性は、ベルト20を構成するウエビングの剛性より高くされている。
弾性ベルト体40は、図3に示すように、ショルダベルト部21,22の長手方向の少なくとも一部を全周にわたって覆っている。弾性ベルト体40には、覆っているベルト20の長手方向と同方向に延びる図示略のベルト筒路が形成されている。ショルダベルト部21,22は、弾性ベルト体40に対して、図示略のベルト通路内でショルダベルト部21,22の長手方向に摺動可能である。弾性ベルト体40がショルダベルト部21,22の長手方向の全部を覆っている場合、弾性ベルト体40は、さらにラップベルト部23のベルト装着時に乗員Pに接触する部分を含む一部を覆っていてもよい。弾性ベルト体40がショルダベルト部21,22の長手方向の一部のみを覆っている場合、弾性ベルト体40は、ショルダベルト部21,22の、車両後方側端部から、ショルダベルト部21,22のベルト装着時に乗員Pの胸に接触する部分までを覆っている。
弾性ベルト体40の、ベルト装着時に乗員Pに接触する部分の少なくとも一部は、ベルト装着時に乗員Pに接触しない部分に比べて、幅広になっている(面積が大きくなっている)ことが望ましい。
なお、図3は、弾性ベルト体40がショルダベルト部21,22の長手方向の一部のみを覆っている場合であって、乗員Pの胸前に位置する部分のみが、その他の部分に比べて幅広になっている場合を示している。すなわち、弾性ベルト体40は、ベルト装着時に乗員Pの胸前でX型になっている左右のショルダベルト部21,22の交差部とその近傍を覆う幅広の幅広部41と、幅広部41に比べて幅が狭く幅広部41の上部から上方に行くにつれて互いの間隔が大きくなる上方延び部42と、を備えている。幅広部41は車両前後方向から見たとき、矩形状(略矩形状を含む)になっている。
弾性ベルト体40の車両後方側端部は、図2に示すように、巻取り部材30(その近傍を含む)に固定して取付けられている。弾性ベルト体40の車両前方側端部は、該車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられていないとき、上方に起き上がった状態にある。弾性ベルト体40の車両前方側端部は、該車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられていないとき、ヘッドレスト1cの上端部と同じかまたは該上端部より上方に位置している。
弾性ベルト体40の車両前方側端部は、該車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられていないとき、乗員Pの上体より車両前方側に位置している。弾性ベルト体40の車両前方側端部は、該車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられていないとき、シートクッション1aより車両前方側に位置している。
バックル50は、図1に示すように、1個のみ設けられており、シートクッション1aの車両幅方向の一側またはその近傍に配置されている。バックル50は、シートクッション1aの車両幅方向の外側またはその近傍に配置されている。バックル50は、シートクッション1aまたはシートクッション1aに対して固定される部材または車両ボデー3に、直接またはワイヤ51を介して固定して取付けられる。なお、図示例では、バックル50が車両ボデー3にワイヤ51を介して固定して取付けられる場合を示している。バックル50は、上下方向で、シートクッション1aの上面と同じかまたは略同じ位置に設けられている。
タングプレート60は、1個のみ設けられており、ベルト20に摺動可能に設けられる。タングプレート60は、バックル50とともに乗員Pがシートベルト装置10を装着、装着解除するために設けられる。
タングプレート60は、図2に示すように、ベルト非装着時の弾性ベルト体40の車両前方側端部より車両前方側に位置している。タングプレート60は、ベルト非装着時の弾性ベルト体40の車両前方側端部近傍に位置している。タングプレート60は、弾性ベルト体40の外部にあり、弾性ベルト体40の内側に進入不能とされている。タングプレート60は、弾性ベルト体40の車両前方側端部を弾性ベルト体40の付勢力に抗して引き下げたときにバックル50に係脱可能とされている。
保持部材70は、図1に示すように、シートクッション1aの車両幅方向の他側(バックル50が設けられていない側)またはその近傍に配置されている。保持部材70は、シートクッション1aの車両幅方向の内側またはその近傍に配置されている。保持部材70は、シートクッション1aまたはシートクッション1aに対して固定される部材または車両ボデー3に、直接またはワイヤ71を介して固定して取付けられる。なお、図示例では、保持部材70が車両ボデー3にワイヤ71を介して固定して取付けられる場合を示している。保持部材70は、上下方向で、シートクッション1aの上面と同じかまたは略同じ位置に設けられている。
保持部材70は、ベルト20を保持する。保持部材70は、図5に示すように、ベルト20を摺動可能に保持するスリップジョイントからなる。
抑制部材80は、弾性ベルト体40の車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられておらず上方に起き上がった状態、すなわちベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体40の車両前方側端部が自重、タングプレート50の重み等で下方に垂れ下がることを抑制する。
以上の構成は、本発明の全実施例に適用される。
本発明実施例1では、さらにつぎの構成を有する。
抑制部材80は、図2に示すように、シートバック1bの車両前面より車両後方側に位置する車両のルーフ2またはシートバック1bに固定して設けられる(図2では抑制部材80がルーフ2に設けられる場合を示している)。抑制部材80は、弾性ベルト体40の長手方向中間部を摺動可能に支持する。
抑制部材80は、車両のルーフ2またはシートバック1bの上面に設けられる開口81からなる。開口81の長手方向(車両幅方向)の長さは、弾性ベルト体40の車両後方側端部の幅より僅かに大きく設定されている。開口81の長手方向と直交する方向の長さは、弾性ベルト体40の車両後方側端部の幅方向と直交する方向の厚みより僅かに大きく設定されている。
ここで、本発明実施例1における、ベルト20を装着するとき、ベルト20を装着解除するとき、を説明する。
(a)乗員Pがベルト20を装着していないとき(ベルト装着前)
図1、図2に示すように、ベルト20が保持部材70に保持された状態で、巻取り部材30がショルダベルト部21,22を巻取った状態にある。ベルト20のうち弾性ベルト体40の外部に位置する部分は、たるむことなく(無視できる程度のたるみを含む)弾性ベルト体40の車両前方側端部から保持部材70に向かって延びている。弾性ベルト体40の車両前方側端部は、上方に起き上がった状態にある。弾性ベルト体40の車両前方側端部は、乗員Pの上体より車両前方側に位置している。タングプレート60は、バックル50と係合しておらず弾性ベルト体40の車両前方側端部近傍に位置している。
(b)乗員Pがベルト20を装着するとき(ベルト装着時)
乗員Pがシート1に着席し車両前方を向いている乗員Pの車両前方側に位置しているタングプレート60を、下方に移動させると、ベルト20が巻取り部材30から巻き戻される(巻取り部材30からベルト20が引っ張り出される)とともに弾性ベルト体40が弾性変形して弾性ベルト体40の車両前方側端部が下方に移動する。
図3、図4に示すように、下方に移動させたタングプレート60をバックル50に係合させることでベルト装着が完了する。ベルト装着完了したとき、左右のショルダベルト部21,22は乗員Pの胸前に位置し、ラップベルト部23は乗員Pの腰前部に位置しており、弾性ベルト体40の一部は、乗員Pの胸に接触している。
(c)乗員Pがベルト20を装着解除するとき(ベルト装着解除時)
乗員Pがタングプレート60をバックル50から係合解除(離脱)させることにより、巻取り部材30がショルダベルト部21,22を巻き取るとともに弾性ベルト体40の付勢力で弾性ベルト体40の車両前方側端部が上方に起き上がる。巻取り部材30がベルト20を巻取るとともに弾性ベルト体40の車両前方側端部が上方に起き上がるため、タングプレート50が上方に移動する。
上記(a)の状態(ベルト装着前の状態、図1、図2の状態)になるまで、巻取り部材30がベルト20を巻取るとともに弾性ベルト体40の車両前方側端部が上方に起き上がったとき、ベルト20の装着解除が完了する。
上記(a)、(b)、(c)は、本発明実施例1だけでなく、本発明全実施例に適用される。
つぎに、本発明実施例1の作用を説明する。
本発明実施例1では、つぎの作用を得ることができる。
(i)車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員Pの上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体40を有するため、ベルト非装着時、シート1に着席した乗員Pの車両前方側にタングプレート60を位置させることができる。そのため、シート1に着席している乗員Pは体をひねることなくタングプレート60を掴むことができる。そのため、体をひねってタングプレートを掴む場合に比べてベルトを容易に装着することができる。
(ii)車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員Pの上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体40を有するため、ベルト非装着時にシート1に着席し車両前方を向いている乗員Pの車両前方側にタングプレート60を位置させることができる。そのため、シートに着席している乗員が体をひねらなければタングプレートを発見できない場合に比べて、乗員Pがベルト装着し忘れることを抑制できる。
(iii)弾性ベルト体40が、車両幅方向と直交する方向に弾性変形可能であり、車両前方側端部が乗員Pにより下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあるため、ベルト装着時、弾性ベルト体40は上方に起き上がろうとする。そのため、ベルト装着時にベルト20により乗員Pが感じる圧迫感を軽減できる。
(iv)ショルダベルト部21,22を覆う弾性ベルト体40を有するため、ベルト装着時に弾性ベルト体40で乗員Pの胸を拘束することができる。そのため、弾性ベルト体40を有しておらずショルダベルト部21,22のみで乗員Pの胸を拘束する場合に比べて車両用シートベルト装置10と乗員Pの胸との接触面積を広くすることができる。そのため、車両衝突時にベルト20による乗員Pの胸への力を分散することができる。
また、弾性ベルト体40の、ベルト装着時に乗員Pに接触する部分の少なくとも一部が、ベルト装着時に乗員Pに接触しない部分に比べて幅広になっているため、さらに車両衝突時にベルト20による乗員Pの胸への力を分散することができる。
(v)シートクッション1aの車両幅方向の他側またはその近傍に配置されベルト20を保持する保持部材70を有するため、ベルト20が左右のショルダベルト部21,22を備えている場合であっても(4点ベルトタイプのベルト20であっても)、1個のタングプレート60をシートクッション1aの車両幅方向の一側またはその近傍に配置される1個のバックル50に係合させるだけでベルト装着できる。そのため、2個のタングプレートを2個のバックルに係合させる場合に比べて、装着及び装着解除が容易である。
(vi)バックル50がシートクッション1aの車両幅方向の外側またはその近傍に配置されており、保持部材70がシートクッション1aの車両幅方向の内側またはその近傍に配置されているため、タングプレート60をバックル50から離脱させ弾性ベルト体40が上方に起き上がっている時に、シート1に着席している乗員Pの車両幅方向の外側に保持部材70と弾性ベルト体40との間にわたって延びるベルト20が位置しない。そのため、乗員Pが乗降するときに保持部材70と弾性ベルト体40との間にわたって延びるベルト20が邪魔にならない。
(vii)ベルト非装着状態にあるときに弾性ベルト体40の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制する抑制部材80を有するため、抑制部材80が設けられていない場合に比べてベルト非装着状態にあるときに弾性ベルト体40の車両前方側端部が下方に垂れ下がってしまうことを抑制できる。
(viii)ショルダベルト部21,22が弾性ベルト体40に対して摺動可能とされているため、ベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体40の車両前方側端から車両前方側に位置するベルト20がたるんでしまうことを抑制できる。そのため、乗員Pが乗降するときに弾性ベルト体40の車両前方側端から車両前方側に位置するベルト20が邪魔になることを抑制できる。
上記作用(i)〜(viii)は、本発明実施例1だけでなく、本発明の他の実施例にも適用される。
(xi)抑制部材80が弾性ベルト体40の長手方向中間部を摺動可能に支持するため、弾性ベルト体40は、巻取り部材30と抑制部材80との間で巻取り部材30と抑制部材80とを結ぶ直線状に延びた姿勢を維持しようとする。そのため、弾性ベルト体40のうち抑制部材80より車両前方側に位置する部分が下方に撓みにくくなる。その結果、ベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体40の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制できる。
つぎに、実施例1の変形例を説明する。
〔実施例1の第1変形例〕(図6)
実施例1の第1変形例は、図6に示すように、左右のショルダベルト部21,22とラップベルト部23が2本のウエビングで構成されている場合の一例を示している。
左右のショルダベルト部21,22は、同一のウエビングで構成される。ラップベルト部23は、左右のショルダベルト部21,22を構成するウエビングとは異なるウエビングで構成される。
左右のショルダベルト部21,22は、ベルト装着時、車両前後方向から見たときに上方に開放するU型またはV型(略U型または略V型を含む)になっている。
ラップベルト部23は、ベルト装着時、一端部が保持部材70に繋がれており、他端部がタングプレート60に繋がれており、長手方向中間部が乗員Pの腰前部に位置しており、車両前後方向から見たときに下方に開放するU型(略U型を含む)になっている。
弾性ベルト体40は、ショルダベルト部21,22だけでなく、ラップベルト部23の一部も覆っている。すなわち、弾性ベルト体40は、ベルト装着時、車両前後方向から見たときに上方に開放するU型またはV型(略U型または略V型を含む)になっている部分でショルダベルト部21,22を覆っており、車両前後方向から見たときに下方に開放するU型(略U型を含む)になっている部分でラップベルト部23を覆っており、ショルダベルト部21,22を覆う部分の下端部とラップベルト部23を覆う部分の上端部とが繋がっている構成になっている(略X型になっている)。
弾性ベルト体40は、ショルダベルト部21,22を構成するウエビングだけでなく、ラップベルト部23を構成するウエビングの一部をも、摺動可能に支持している。
保持部材70は、ベルト20(ラップベルト23)を巻取り、巻戻し可能なリトラクタまたはモータからなる。
実施例1の第1変形例では、ショルダベルト部21,22を構成するウエビングとラップベルト部23を構成するウエビングとを分けているため、図示略のフォースリミッタ等でそれぞれに最適なコントロールが可能になり、拘束性能向上が得られる。
〔実施例1の第2変形例〕(図7)
実施例1の第2変形例は、図7に示すように、図6の第1変形例と略同じであり、ラップベルト23が二重構成となっている点のみが図6の第1変形例と異なる場合を示している。
ラップベルト部23は、ベルト装着時、一端部で保持部材70に繋がれており、保持部材70からタングプレート60側に延び、タングプレート60部位に位置するUターン部23aでUターンし、保持部材70側に戻り、他端部で保持部材70の近傍のシートクッション1aまたはシートクッション1aに対して固定される部材または車両ボデー3(図示例ではボデー3)に固定されている。ラップベルト部23が、Uターンする構造になっているため、図6の第1変形例の場合と異なり二重構造になっている。
二重構造になっているラップベルト部23のうち、一端部とUターン部23aとの間に位置する部分(二重構造になっているラップベルト部23の一方、上側)のみが弾性ベルト体40に摺動可能に支持されており、二重構造になっているラップベルト部23のうちUターン部23aと他端部との間に位置する部分(二重構造になっているラップベルト部23の他方、下側)は弾性ベルト体40に摺動可能に支持されておらず弾性ベルト体40の外部に位置している。
実施例1の第2変形例では、実施例1の第1変形例で得られる効果を得ることができるだけでなく、更につぎの効果を得ることができる。
ラップベルト部23を二重構造にしているため、ラップベルト部23が一重構造になっている場合(第1変形例の場合)に比べて構造が若干複雑でコストアップになる。しかし、衝突時に乗員が車両前方に移動し二重構造になっているラップベルト23の上側のラップベルト23が上方に引き上げられても、下側のラップベルト23で腰を確実に拘束できるため、ラップベルト部23が一重構造になっている場合に比べて更に腰の拘束が確実になる。
上記の実施例1の第1、第2変形例は、全ての実施例に適用され得るものである。
〔実施例2〕(図8)
つぎに、本発明実施例2の、主に本発明実施例1と異なる部分を説明する。
抑制部材80は、弾性ベルト体40の長手方向中間部を摺動可能に支持する支持部82と、車両のルーフ2に設けられ弾性ベルト体40の車両前方側端部を起き上がらせる方向に支持部82を付勢する付勢バネ83と、を備える。
支持部82は弾性ベルト体40をがたつきなく摺動可能に支持する。
本発明実施例2では、つぎの作用を得ることができる。
支持部82と付勢バネ83を用いて弾性ベルト体40を引っ張り上げることができる。そのため、ベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体40の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制できる。
〔実施例3〕(図9)
つぎに、本発明実施例3の、主に本発明実施例1と異なる部分を説明する。
抑制部材80は、車両のルーフ2に固定して設けられるリール部84と、リール部84と弾性ベルト体40の長手方向中間部とを繋ぐ繋ぎ部85と、を備える。リール部84は、繋ぎ部材85を巻取り、巻戻し可能とされている。
本発明実施例3では、つぎの作用を得ることができる。
リール84で繋ぎ部材85を巻取ることで弾性ベルト体40を引っ張り上げることができる。そのため、ベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体40の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制できる。
〔実施例4〕(図10)
つぎに、本発明実施例4の、主に本発明実施例1と異なる部分を説明する。
抑制部材80は、車両のルーフ2に固定して設けられる。抑制部材80は、ベルト非装着状態にあるときに、弾性ベルト体40より車両前方側に位置するベルト20を引っ掛け可能なフック86を備える。
本発明実施例4では、つぎの作用を得ることができる。
ベルト20をフック86に引っ掛けることでベルト20が下方に移動してしまうことを抑制でき、その結果、弾性ベルト体40が下方に移動してしまうことを抑制できる。
また、フック86を設けるだけであるため、抑制部材80のためのコストが安価である。
〔実施例5〕(図11)
つぎに、本発明実施例5の、主に本発明実施例1と異なる部分を説明する。
抑制部材80は、車両のルーフ2に固定して設けられる。抑制部材80は、ベルト非装着状態にあるときに、金属製のタングプレート60を引着可能な磁石87を備える。
本発明実施例5では、つぎの作用を得ることができる。
タングプレート60を磁石87に引着させることでタングプレート60が下方に移動してしまうことを抑制でき、その結果、弾性ベルト体40が下方に移動してしまうことを抑制できる。
また、磁石87を設けるだけであるため、抑制部材80のためのコストが安価である。
〔実施例6〕(図12)
つぎに、本発明実施例6の、主に本発明実施例1と異なる部分を説明する。
抑制部材80は、車両のルーフ2に固定して設けられる。抑制部材80は、ベルト非装着状態態にあるときに、タングプレート80を係脱可能なバネ体88を備える。
本発明実施例6では、つぎの作用を得ることができる。
タングプレート60をバネ体88に係合させることでタングプレート60が下方に移動してしまうことを抑制でき、その結果、弾性ベルト体40が下方に移動してしまうことを抑制できる。
また、バネ体88を設けるだけであるため、抑制部材80のためのコストが安価である。
〔実施例7〕(図13)
つぎに、本発明実施例7の、主に本発明実施例1と異なる部分を説明する。
抑制部材80は、車両のルーフ2に固定して設けられるバネ体88と、弾性ベルト体40の車両前方側端部またはその近傍または長手方向中間部に固定して設けられベルト非装着状態にあるときにバネ体88に係脱可能な係脱部89と、を備える。
本発明実施例7では、つぎの作用を得ることができる。
係脱部89をバネ体88に係合させることで弾性ベルト体40が下方に移動してしまうことを抑制できる。
本発明実施例1の車両用シートベルト装置の、ベルトが1本のウエビングで構成されている場合の、ベルト装着解除時の正面模式図である。 本発明実施例1の車両用シートベルト装置の、ベルトが1本のウエビングで構成されている場合の、ベルト装着解除時の側面模式図である。 本発明実施例1の車両用シートベルト装置の、ベルトが1本のウエビングで構成されている場合の、ベルト装着時の正面模式図である。 本発明実施例1の車両用シートベルト装置の、ベルトが1本のウエビングで構成されている場合の、ベルト装着時の側面模式図である。 本発明実施例1の車両用シートベルト装置の、ベルトが1本のウエビングで構成されている場合の、概略骨格図である。 本発明実施例1の第1変形例の車両用シートベルト装置の、ベルトが2本のウエビングで構成されている場合の、概略骨格図である。 本発明実施例1の第2変形例の車両用シートベルト装置の、ベルトが2本のウエビングで構成されている場合の、概略骨格図である。 本発明実施例2の車両用シートベルト装置の、抑制部材とその近傍のみを示す概略図である。 本発明実施例3の車両用シートベルト装置の、抑制部材とその近傍のみを示す概略図である。 本発明実施例4の車両用シートベルト装置の、抑制部材とその近傍のみを示す断面図である。 本発明実施例5の車両用シートベルト装置の、抑制部材とその近傍のみを示す断面図である。 本発明実施例6の車両用シートベルト装置の、抑制部材とその近傍のみを示す断面図である。 本発明実施例7の車両用シートベルト装置の、抑制部材とその近傍のみを示す概略図である。
符号の説明
1 シート
1a シートクッション
1b シートバック
1c ヘッドレスト
2 ルーフ
2a 天井内装材
2b クロスメンバー
3 車両ボデー
10 車両用シートベルト装置
20 ベルト
21、22 左右のショルダベルト部
23 ラップベルト部
30 巻取り部材
40 弾性ベルト体
50 バックル
60 タングプレート60
70 保持部材
80 抑制部材
81 開口
82 支持部
83 付勢バネ
84 リール部
85 繋ぎ部材
86 フック
87 磁石
88 バネ体
89 係脱部
P 乗員

Claims (5)

  1. ラップベルト部と左右のショルダベルト部とを備え装着時に乗員を拘束するベルトと、
    シートバックの車両前方面より車両後方側に位置する車両のルーフまたはシートバックに設けられ前記ショルダベルト部を巻取り可能な巻取り部材と、
    前記ショルダベルト部を覆っており、車両幅方向と直交する方向に弾性変形可能であり、車両後方側端部が前記巻取り部材またはその近傍に取付けられ、車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられていないとき上方に起き上がった状態にあり乗員の上体より車両前方側に位置する弾性ベルト体と、
    シートクッションの車両幅方向の一側またはその近傍に配置されるバックルと、
    前記ベルトに設けられ前記弾性ベルト体の車両前方側端部を該弾性ベルト体の付勢力に抗して引き下げたときに前記バックルに係脱可能なタングプレートと、
    を有する、車両用シートベルト装置。
  2. シートクッションの車両幅方向の他側またはその近傍に配置され前記ベルトを保持する保持部材を有する、請求項1記載の車両用シートベルト装置。
  3. 前記バックルは前記シートクッションの車両幅方向の外側またはその近傍に配置されており、前記保持部材は前記シートクッションの車両幅方向の内側またはその近傍に配置されている、請求項2記載の車両用シートベルト装置。
  4. 前記弾性ベルト体の車両前方側端部が乗員により下方に引き下げられておらず上方に起き上がった状態にあるときに該弾性ベルト体の車両前方側端部が下方に垂れ下がることを抑制する抑制部材を有する、請求項1記載の車両用シートベルト装置。
  5. 前記ショルダベルト部は、前記弾性ベルト体に対して前記ショルダベルト部の長手方向に摺動可能とされている、請求項1記載の車両用シートベルト装置。
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