JP2009239545A - 適応復調方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用されている変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができる適応復調方式を提供する。
【解決手段】 データビットをデジタル変調してシンボルを生成する複数の多値変調方式から通信に用いられた変調方式を判別する変調方式判別回路16と、前記判別された多値変調方式の多値度に基づいて、受信したシンボルの位相を補正するために用いる位相補正方式を複数の位相補正方式から選択する補正方式選択回路17と、受信したシンボルの位相を前記選択された位相補正方式を用いて補正する位相補正回路14と、前記判別された多値変調方式に基づいて、位相を補正されたシンボルからデータビットを判定する判定回路15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、適応復調方式に関するものである。
一般に、通信システムがおかれる環境(回線品質)に則して、最大の伝送効率を得ることができるように、通信システムに複数の多値変調方式を用意し、環境に応じて使用する多値変調方式を切り替える適応変調方式および適応復調方式が用いられている。複数の多値変調方式としては、ビットレートの異なるものが用いられ、例えばビットレートの低い方式から順に、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM(64Quadrature AmplitudeModulation)等の変調方式が用いられている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
一方、通信システムを構成する送信機、受信機は、水晶発信器を含んで構成される基準信号源を備えているが、水晶発信器の精度によって送信機、受信機の各基準信号源の発振周波数(以降、基準周波数と称す)は互いに誤差を含み、変調処理を行う送信機側の基準周波数と復調処理を行う受信機側の基準周波数との間にppmオーダの周波数誤差が生じる。この基準周波数の誤差は、受信機側で受信したデータの位相回転の原因となり、復調後のビット誤り率(Bit Error Rate:以下、BERと称す)に大きく影響を与えるため、受信機では、復調時において基準周波数の誤差による受信データの位相補正を行う必要がある。特に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)等のマルチキャリア変調方式を用いた場合、1シンボルの占有時間が大きくなるため、復調時の周波数誤差による位相回転の影響が大きくなる。
さらに、64QAM等の高多値度の多値変調方式においては、複素平面上の複素シンボルからビット配列を判定するための許容誤差角が小さく、シンボル毎に位相補正を行う必要がある。以下、QAM変調における許容誤差角について、16QAMを例にして説明する。
図7は、16QAMのビット配列[0000]〜[1111]に対する複素平面上のシンボル配置を示しており、ここではグレイ符号を前提にしている。図7中の仕切線L1は、ビット配列[1110]とビット配列[1010]の各シンボル点間を結ぶ線分の中点をQ(Quadrature-Phase)軸方向に通り、仕切線L2は、ビット配列[1010]とビット配列[1011]の各シンボル点間を結ぶ線分の中点をI(In-Phase)軸方向に通り、受信した複素シンボルが、ビット配列[1010]を含む仕切線L1,L2に囲まれた領域A12に存在する場合、受信した複素シンボルはビット配列[1010]を表す確立が高いと推定できる。しかしながら、実際には基準周波数に誤差が生じるため、本来、領域A12に存在するビット配列[1010]を表す複素シンボルが位相回転してこの領域A12を逸脱し、誤ったビット配列に判定されてしまうことがある。
受信した複素シンボルは、基準周波数の誤差がなければ、ビット配列[1010]を表すシンボル点を中心にガウス分布するので、このシンボル点が本来の領域を逸脱しないことを条件に各シンボル点の許容誤差角θ1を設定することに矛盾はない。したがって、16QAMの場合、許容誤差角θ1は[数1]のように表される。
Figure 2009239545
なお、図8に代表的なQAMの許容誤差角θ1を示しており、多値度が大きくなるにつれて許容誤差角θ1は小さくなる。
次に、OFDM変調方式において、基準周波数の誤差によるOFDMシンボル1個当たりの位相回転について検討する。OFDMシンボルの位相回転による位相誤差の要因は、(1)OFDMの復調処理に必要な搬送波周波数同期(周波数変換)時の誤差注入、(2)標本化周波数同期(FFT:高速フーリエ変換)時の誤差注入という2つの要因が考えられる。OFDMシンボル1個当たりの占有時間Taは、FFTのサンプル周波数をfs、FFTサイズをNポイント、ガードインターバルの時間Tgiとすると、[数2]のように表される。
Figure 2009239545
上記(1)(2)による位相誤差は加法的であるため、OFDMシンボル1個当たりの位相誤差角θ2は[数3]のように表される。なお、搬送周波数をfcとし、変調および復調の両処理間の基準周波数誤差をeとする。
Figure 2009239545
例えば、非特許文献1の仕様(IEEE(米国電気電子学会)が定めた無線LANの規格IEEE 802.11a)にあるとおり、各基準信号源の基準周波数誤差を20ppm許容すると、変調および復調の両処理で40ppmの基準周波数誤差eとなる。搬送周波数fcの誤差については、受信機の自動周波数補正回路(AFC)によって、一般にfs/2の周波数誤差に収束する。したがって、上記[数3]は、[数4]に変形できる。
Figure 2009239545
このとき、OFDMシンボル1個当たりの位相誤差角θ2は、非特許文献1の仕様にしたがって[数4]を計算すればθ2=2.88°であり、図8によると64QAMでは4シンボルで許容誤差角θ1を超えてしまう。また、非特許文献1の仕様によれば、1パケットは最大1000バイトであることを要求しており、エラー訂正による冗長ビットを加えなければ、1パケットで送信可能なOFDMシンボルは約27シンボルになることから、4シンボルで許容誤差角θ1を超えてしまうようでは1パケットを復調できない。
そのため、非特許文献1では、図9に示すように全52本のサブキャリア中の4本を、データ伝送に関係ないパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4とし、残りの48本をデータ伝送に用いるサブキャリアSC0〜SC47にすることを規定しており、当該事業者は4本のパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4を用いてOFDMシンボル毎の位相補正を行っている(例えば、特許文献2参照)。
ところが、マルチパスフェージングの影響で信号の伝播特性に大きな周波数選択性が存在する場合、パイロットサブキャリアが埋め込まれた周波数のS/N比が極端に悪くなる虞があり、この場合はパイロットサブキャリアを用いた位相補正方式の補正誤差が大きくなって、特に多値度の高い変調方式では位相補正を施すことによってBERが却って悪くなることがある。例えば、図9ではパイロットサブキャリアPSC1付近で、周波数特性100が悪化しており、パイロットサブキャリアPSC1を用いた位相補正の精度が低下する。
このような周波数選択性が強い伝播環境においては、パイロットシンボルを用いた位相補正方式が有効である。パイロットシンボルは受信機および送信機の双方で既知のシンボルで構成されて、サブキャリア中に一定の時間間隔で埋め込まれており、当該事業者はパイロットシンボルを用いてサブキャリア毎の位相補正を行っている(例えば、特許文献3参照)。なお、パイロットシンボルを用いた具体的な位相補正方法は当該事業者によって異なる。
特開2007−150906号公報 特開2008−22339号公報 特開2006−352746号公報 IEEE 802.11a−1999
しかしながら、パイロットシンボルを用いた位相補正方式は、OFDMシンボル毎の逐次補正ではないため、許容誤差角θ1の異なる複数の多値変調方式を有する適応復調方式では全ての多値変調方式に対して満足できる位相補正を行うと、特に多値度の低い変調方式で伝送効率が低下する。例えば、64QAMでは、パイロットシンボルをサブキャリアに埋め込む間隔を3シンボル毎に設定しなければならないが、16QAMでは5シンボル毎にパイロットシンボルをサブキャリアに埋め込めば十分である。
また、パイロットシンボルを用いた位相補正は、補正間隔が長くなることから、高多値度の変調方式の場合、復調処理の途中で許容誤差角θ1を超えてしまう虞もある。
上記は一例であるが、従来、環境に応じて多値変調方式を切り替える適応復調方式において、変調方式毎に最適な位相補正が行われていなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができる適応復調方式を提供することにある。
請求項1の発明は、デジタル変調に用いられる周波数信号を発生する発振手段を具備し、当該周波数信号を用いて復調処理を行う適応復調方式において、データビットをデジタル変調してシンボルを生成する複数の多値変調方式から通信に用いられた変調方式を判別する変調方式判別手段と、前記判別された多値変調方式の多値度に基づいて、受信したシンボルの位相を補正するために用いる位相補正方式を複数の位相補正方式から選択する補正方式選択手段と、受信したシンボルの位相を前記選択された位相補正方式を用いて補正する位相補正手段と、前記判別された多値変調方式に基づいて、位相を補正されたシンボルからデータビットを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、使用されている多値変調方式の多値度に基づいて位相補正方式を選択するので、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記多値変調方式を一次変調方式とし、複数のサブキャリアにシンボルを各々変調するマルチキャリア変調方式を二次変調方式として、前記複数の位相補正方式は、受信したシンボルの位相誤差をサブキャリアに所定時間毎に変調されるパイロットシンボルを用いて検出する第1の位相補正方式と、受信したシンボルの位相誤差を複数のサブキャリアに含まれるパイロットサブキャリアを用いて検出する第2の位相補正方式とであり、前記補正方式選択手段は、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベルより低い場合、前記パイロットシンボルを用いた第1の位相補正方式を選択し、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベル以上の場合、少なくとも前記パイロットサブキャリアを用いた第2の位相補正方式を選択することを特徴とする。
この発明によれば、マルチキャリア通信システムにおいて、使用されている変調方式の多値度が所定レベルより低い場合は、周波数選択性が強い伝播環境においても位相補正効果が大きいパイロットシンボルを用いた位相補正を行い、使用されている変調方式の多値度が所定レベル以上の場合は、OFDMシンボル毎の逐次補正であり、且つ高い伝送効率を実現しやすいパイロットサブキャリアを用いた位相補正を行うので、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができる。
請求項3の発明は、請求項2において、前記補正方式選択手段は、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベルより低い場合、前記パイロットシンボルを用いた第1の位相補正方式を選択し、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベル以上の場合、前記パイロットシンボルを用いた第1の位相補正方式と前記パイロットサブキャリアを用いた第2の位相補正方式との両方を選択することを特徴とする。
この発明によれば、パイロットシンボルを用いた位相補正は常に行うので、位相補正手段の制御が簡単になる。さらに、パイロットシンボルを用いた位相補正はサブキャリア毎に位相補正を行うので、周波数選択性が強い伝播環境下でも、常に位相補正効果が大きくなる。
請求項4の発明は、請求項2または3において、前記所定レベルは、各位相補正方式を用いた場合における通信の伝送効率に基づいて設定されることを特徴とする。
この発明によれば、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うとともに、高い伝送効率を維持することができる。
以上説明したように、本発明では、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
まず、本実施形態における通信装置の構成について図2を参照して説明する。本実施形態の通信装置は送信機Txと受信機Rxで構成され、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)変調された信号(以下、OFDM信号と称す)によるパケット通信を行っている。但し、送信機Txから受信機Rxに信号を伝送するための伝送路については有線または無線の何れでも構わない。
送信機Txでは、入力された送信データ(情報ビット列)がエラー訂正符号化されて、各データビットを複素平面上のIQ信号(In-Phase成分:同相成分、Quadrature-Phase成分:直交成分)に変換して、サブキャリア毎に複素数でシンボル化し(シンボルマッピング)、各複素シンボルを順に逆離散フーリエ変換した後、並直列変換した時間信号(複素ベースバンドOFDM信号)の実部をデジタル/アナログ変換し、搬送波を掛け合わせることによる周波数変換を行って必要な周波数帯域にシフトしたOFDM信号(搬送波OFDM信号)を伝送路に送出する。さらに、一次変調方式として16QAMと64QAMを有しており、シンボルマッピングを行う際には、そのときの伝送路の状態に応じて、最も伝送速度の高い多値変調方式を選択する適応変調を行う。そして、送信機Txは水晶発信器を含んで構成される基準信号源を備えており、当該基準信号源が発する基準周波数を用いて、上記逆離散フーリエ変換処理や周波数変換処理等が行われる。なお、OFDM変調方式を用いた送信機の構成、適応変調方式は周知であるので、詳細な説明は省略する。
二次変調方式であるOFDMは、変調処理を行う送信機Tx側の基準周波数と復調処理を行う受信機Rx側の基準周波数との間に100ppmの周波数誤差を許容し、非特許文献1の仕様からFFTのサンプル周波数fs=20MHz、OFDMシンボルの占有時間Ta=4μsec(うち、ガードインターバルの時間Tgi=0.8μsec)、FFTサイズN=64ポイントとする。
図3は、送信機Txから伝送路に送出されたOFDM信号の構造を示しており、シンボルタイミング同期を確立するために、送信機Tx、受信機Rxともに既知である同期パターンX(特定パターン)を基本周期T1=0.8μsec毎に10回(X1〜X10)繰り返して構成されたショートプリアンブルSPと、チャネル推定のために送信機Tx、受信機Rxともに既知である同期パターンYを基本周期T2=3.2μsec毎に2回(Y1,Y2)繰り返して構成されたロングプリアンブルLPと、データビットや変調方式の情報等が格納されるデータ伝送のための領域であるデータ部Dとで構成され、ショートプリアンブルSP、ロングプリアンブルLP、データ部Dの順に配置されている。また、ロングプリアンブルLPおよびデータ部Dには、各領域の後半の一部分をコピーしたガードインターバルGI1,GI2が各領域の先頭に付加され、マルチパスの影響を軽減させている。
一方、受信機Rxは、その構成を図1に示しており、自動周波数補正回路(AFC)11と、GI除去回路12と、高速フーリエ変換回路(FFT)13と、位相補正回路14と、判定回路15と、変調方式判別回路16と、補正方式選択回路17とを備え、位相補正回路14は、推定部14a、等化部14b、位相誤差除去部14cで構成される。
そして、自動周波数補正回路11は、水晶発信器を含んで構成される基準信号源が発する基準周波数に基づいて搬送波を生成し、伝送路を介して受信したOFDM信号に当該搬送波を掛け合わせることによってダウンコンバージョンし、ダウンコンバージョンされたベースバンド信号をアナログ/デジタル変換した後、ショートプリアンブルSPおよびロングプリアンブルLPを用いて、OFDMシンボル毎の位相回転を補正する。
ショートプリアンブルSPは、基本周期T1=0.8μsecの繰り返し信号で構成されており、自動周波数補正回路11は、まずこのショートプリアンブルSPを用いて、送信機Txと受信機Rxとの各基準周波数間の比較的大きな周波数誤差を検出する。この検出は、例えば受信信号を基本周期T1遅延させ、その共役複素数を基本周期T1後の受信信号に掛け合わせることで行われる。
次に、ロングプリアンブルLPを用いて、ショートプリアンブルSPと同様に周波数誤差検出を行えば、1/{2・T2}(=fs/{2・64})の比較的小さな周波数誤差を検出することができる。
このように、自動周波数補正回路11は、ショートプリアンブルSPおよびロングプリアンブルLPを用いて検出した周波数誤差の逆位相を受信信号に掛け合わせることで、位相補正(周波数補正)が可能となる。
次に、GI除去回路12は、送信機Txで付加されたガードインターバルGI1,GI2を除去し、高速フーリエ変換回路13が、基準周波数に基づくサンプル周波数でOFDMシンボルを離散フーリエ変換することで、複数のサブキャリア信号に分波するマルチキャリア復調を行い、位相補正回路14が周波数誤差による位相回転を補正した後に、判定回路15が複素シンボル毎のデータビット(ビット配列)を判定する。
以下、本実施形態の位相補正回路14による位相補正処理を説明する。
まず、高速フーリエ変換回路13によるOFDMシンボルの離散フーリエ変換後は、各サブキャリアの複素シンボルの成分が抽出されるため、推定部14aは、プリアンブルの既知データ(ショートプリアンブルSPの同期パターンXまたはロングプリアンブルLP同期パターンY)をパイロットシンボルとみなして、サブキャリア毎の伝送路の周波数領域のインパルス特性を推定する。すなわち、このインパルス特性がサブキャリア毎の伝播特性を表す。等化部14bは、プリアンブルに続く各サブキャリアの複素シンボルに対して、サブキャリア毎のインパルス応答の逆特性を掛け合わせることによって、サブキャリア毎に周波数領域の歪みを補正し、周波数誤差による位相回転を補正する。また、パイロットシンボルは全サブキャリアに埋め込んでもよいが、位相誤差が周波数方向に対して変化する度合に応じた間隔で複数のサブキャリアに埋め込み、パイロットシンボルを埋め込んでいないサブキャリアの伝播特性は、パイロットシンボルを埋め込んだサブキャリアの伝播特性から導出してもよい。すなわち、推定部14aおよび等化部14bは、受信したシンボルの位相誤差を、サブキャリアに所定時間毎に変調されたパイロットシンボルを用いて検出する第1の位相補正方式である。
次に、本実施形態では、図9に示すように全52本のサブキャリア中の4本を、データ伝送に関係ないパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4とし、残りの48本をデータ伝送に用いるサブキャリアSC0〜SC47にしており、位相誤差除去部14cは、4本のパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4を用いてOFDMシンボル毎の位相補正を行う。位相誤差除去部14cは、パイロットサブキャリアPSC1〜PSC4上のシンボルは既知データであり、この既知シンボルから各パイロットサブキャリアにおける周波数誤差を検出することで、同一のOFDMシンボルから離散フーリエ変換された各複素シンボルの位相誤差を導出し、検出した位相誤差の逆位相を各複素シンボルに掛け合わせることで、周波数誤差による位相回転を補正する。すなわち、位相誤差除去部14cは、受信したシンボルの位相誤差を複数のサブキャリアに含まれるパイロットサブキャリアを用いて検出する第2の位相補正方式である。
そして、本実施形態の位相補正回路14は、受信したOFDM信号が一次変調方式として16QAMと、より多値度の高い64QAMとのいずれを用いているかによって、パイロットシンボルを用いた推定部14aおよび等化部14bによる位相補正と、パイロットサブキャリアを用いた位相誤差除去部14cによる位相補正とを選択的に使用する。
具体的には、まず、変調方式判別回路16が、送信機Txから受信したOFDM信号のデータ部Dに含まれる変調方式の情報に基づいて、OFDMシンボル毎の(同一のOFDMシンボルから離散フーリエ変換された各複素シンボルの)多値変調方式が16QAMと64QAMのいずれであるかを判別する。
そして、補正方式選択回路17は、変調方式判別回路16の判別結果が16QAMの場合、パイロットシンボルを用いた推定部14aおよび等化部14bによる位相補正を選択し、位相補正回路14は、当該選択結果に基づいてパイロットシンボルを用いた位相補正のみを行う。パイロットシンボルを用いた位相補正は、サブキャリア毎に位相補正を行うので周波数選択性が強い伝播環境においても位相補正効果が大きい。
ここで、OFDMシンボル1個当たりの位相誤差角θ2は、[数4]に基づいて2.88°であり、図4は、QPSK、16QAM,64QAMの各多値変調方式において、許容誤差角θ1をOFDMシンボル1個当たりの位相誤差角θ2=2.88°で割った値と、復調処理の途中で許容誤差角θ1を超えてしまわないようにパイロットシンボルをサブキャリアに埋め込む最小シンボル間隔M(θ1/θ2以下で最大の正の整数)と、最小シンボル間隔Mでパイロットシンボルをサブキャリアに埋め込んだ場合の伝送効率P1=[M/(M+1)]とを示す。すなわち図5に示すように、各多値変調方式においては、Mシンボル毎にパイロットシンボルPSをサブキャリアに埋め込むことで、復調処理の途中で許容誤差角θ1を超えることを防止できるとともに、伝送効率を最大限に設定でき、16QAMでは、5シンボル毎にパイロットシンボルPSをサブキャリアに埋め込む。
しかし、このパイロットシンボルを用いた位相補正は、等化部14bの等化パラメータが更新されるタイミングがMシンボル毎であるために補正間隔が長くなることから、高多値度の変調方式である64QAMの場合(最小シンボル間隔M=3)、シンボル間隔=5では復調処理の途中で許容誤差角θ1を超えてしまう虞がある。
そこで、補正方式選択回路17は、変調方式判別回路16の判別結果が64QAMの場合、パイロットサブキャリアPSC1〜PSC4を用いた位相誤差除去部14cによる位相補正を選択し、位相補正回路14は、当該選択結果に基づいてパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4を用いた位相補正のみを行う。パイロットサブキャリアPSC1〜PSC4を用いた位相補正は、OFDMシンボル毎の逐次補正であるため、OFDMシンボル毎に(同一のOFDMシンボルから離散フーリエ変換された各複素シンボルに対して)、最適な位相補正を行うことができ、高多値度の変調方式であっても、復調処理の途中で許容誤差角θ1を超えてしまうことを防止できる。
また、パイロットシンボルを用いる位相補正では、高多値度の変調方式でサブキャリアに埋め込むパイロットシンボルの間隔を短くする必要があるため、伝送効率が比較的低くなりやすく、最小シンボル間隔Mでパイロットシンボルをサブキャリアに埋め込んだ場合の伝送効率P1=M/(M+1)は、16QAMでP1=0.83、64QAMでP1=0.75となる(図4参照)。一方、パイロットサブキャリアを用いた位相補正は、図9に示すように全52本のサブキャリア中の4本を、データ伝送に関係ないパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4とし、残りの48本をデータ伝送に用いるサブキャリアSC0〜SC47にしており、その伝送効率P2は0.92(=48本/52本)となり、高い伝送効率を実現しやすい。
そして、判定回路15は、変調方式判別回路16が判別した多値変調方式に基づいて、上記のように補正された各複素シンボルをデマッパにより軟判定値に変換して、受信機Rx内または受信機Rx外の図示しないデータ処理回路へ情報ビット列を出力する。
したがって、本実施形態の適応復調方式では、マルチキャリア通信システムにおいて、使用されている変調方式(16QAMまたは64QAM)の多値度が所定レベル(=64QAM)より低い場合、パイロットシンボルを用いた位相補正を行い、使用されている変調方式の多値度が所定レベル(=64QAM)以上の場合は、パイロットサブキャリアを用いた位相補正を行うので、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態の適応復調方式は、一次変調方式として16QAMと64QAMとを有しており、変調方式判別回路16が、送信機Txから受信したOFDM信号のデータ部Dに含まれる変調方式の情報に基づいて、OFDMシンボル毎の(同一のOFDMシンボルから離散フーリエ変換された各複素シンボルの)多値変調方式が16QAMと64QAMのいずれであるかを判別する。
そして、補正方式選択回路17は、使用されている多値変調方式が16QAMの場合、パイロットシンボルを用いた位相補正を選択し、使用されている多値変調方式が64QAMの場合、パイロットシンボルを用いた位相補正とパイロットサブキャリアを用いた位相補正の両方を選択する。
したがって、本実施形態の適応復調方式では、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うとともに、パイロットシンボルを用いた位相補正は常に行うので、位相補正回路14の制御が簡単になる。さらには、パイロットシンボルを用いた位相補正はサブキャリア毎に位相補正を行うので、周波数選択性が強い伝播環境下でも、常に位相補正効果が大きくなる。
なお、他の構成は実施形態1と同様であり説明は省略する。
(実施形態3)
本実施形態の適応復調方式は、一次変調方式としてQPSKと16QAMと64QAMとを有しており、変調方式判別回路16が、送信機Txから受信したOFDM信号のデータ部Dに含まれる変調方式の情報に基づいて、OFDMシンボル毎の(同一のOFDMシンボルから離散フーリエ変換された各複素シンボルの)多値変調方式がQPSKと16QAMと64QAMのいずれであるかを判別する。さらに、補正方式選択回路17は、受信したOFDM信号がいずれの多値変調方式を用いているかによって、パイロットシンボルを用いた推定部14aおよび等化部14bによる位相補正と、パイロットサブキャリアを用いた位相誤差除去部14cによる位相補正とのいずれかを選択し、位相補正回路14は、当該選択結果に基づいて位相補正を行う。なお、他の構成は実施形態1と同様であり説明は省略する。
ここで、OFDMシンボル1個当たりの位相誤差角θ2は、[数4]に基づいて2.88°であり、図4は、QPSK、16QAM,64QAMの各多値変調方式において、許容誤差角θ1をOFDMシンボル1個当たりの位相誤差角θ2=2.88°で割った値と、復調処理の途中で許容誤差角θ1を超えてしまわないようにパイロットシンボルをサブキャリアに埋め込む最小シンボル間隔M(すなわち、θ1/θ2以下で最大の正の整数)と、最小シンボル間隔Mでパイロットシンボルをサブキャリアに埋め込んだ場合の伝送効率P1=[M/(M+1)]とを示す。すなわち、Mシンボル毎にパイロットシンボルPSをサブキャリアに埋め込み(図5参照)、このパイロットシンボルを用いた位相補正を行った場合、QPSK、16QAM,64QAMの各伝送効率P1は、0.97,0.83,0.75となる。
一方、パイロットサブキャリアを用いた位相補正は、図9に示すように全52本のサブキャリア中の4本を、データ伝送に関係ないパイロットサブキャリアPSC1〜PSC4とし、残りの48本をデータ伝送に用いるサブキャリアSC0〜SC47にしており、その伝送効率P2は0.92(=48本/52本)となる。
そして、補正方式選択回路17は、パイロットシンボルを用いた場合の伝送効率P1=M/(M+1)が、パイロットサブキャリアを用いた位相補正の伝送効率P2=0.92より高効率となる多値変調方式に対して、パイロットシンボルを用いた位相補正を選択する。すなわち、伝送効率P1[M/(M+1)]=0.97であるQPSKの場合にパイロットシンボルを用いた位相補正を選択する。一方、パイロットシンボルを用いた場合の伝送効率P1=M/(M+1)が、パイロットサブキャリアを用いた位相補正の伝送効率P2=0.92より低い16QAM,64QAMの場合は、パイロットサブキャリアを用いた位相補正を選択する。
このように、本実施形態の適応復調方式では、パイロットシンボルを用いた位相補正とパイロットサブキャリアを用いた位相補正を切り替える多値度のレベルを、伝送効率に基づいて設定している。つまり、使用されている多値変調方式(QPSKまたは16QAMまたは64QAM)の多値度が伝送効率に基づく所定レベル(=16QAM)より低い場合、パイロットシンボルを用いた位相補正を行い、使用されている多値変調方式の多値度が伝送効率に基づく所定レベル(=16QAM)以上の場合は、パイロットサブキャリアを用いた位相補正を行うので、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うとともに、高い伝送効率を維持することができる。
なお、本実施形態においても、パイロットシンボルを用いた位相補正を常に行うようにすれば、さらに実施形態2と同様の効果も奏し得る。
(実施形態4)
本実施形態は、シングルキャリア通信システムに関するものであり、送信機Txでは、入力された送信データ(情報ビット列)がエラー訂正符号化されて、各データビットを複素平面上のIQ信号(In-Phase成分:同相成分、Quadrature-Phase成分:直交成分)に変換して複素数でシンボル化した後(シンボルマッピング)、搬送波を掛け合わせることによる周波数変換を行って必要な周波数帯域にシフトしたデジタル変調信号を伝送路に送出する。さらに、一次変調方式としてQPSKと16QAMを有しており、シンボルマッピングを行う際には、そのときの伝送路の状態に応じて、最も伝送速度の高い多値変調方式を選択する適応変調を行う。そして、送信機Txは水晶発信器を含んで構成される基準信号源を備えており、当該基準信号源が発する基準周波数を用いて上記周波数変換処理等が行われる。なお、シングルキャリア変調方式を用いた送信機の構成、適応変調方式は周知であるので、詳細な説明は省略する。
図6は、典型的なシングルキャリア通信システムの受信機Rxの構成を示し、A/D変換回路21と、FIRフィルタ22と、ダウンサンプリング回路23と、位相補正回路24と、判定回路25と、変調方式判別回路26と、補正方式選択回路27とを備え、位相補正回路24は、位相誤差除去部24a、変調器24b、位相推定部24cで構成される。
そして、A/D変換回路21は、水晶発信器を含んで構成される基準信号源が発する基準周波数で搬送波を生成して、伝送路を介して受信した信号に当該搬送波を掛け合わせることによってダウンコンバージョンし、ダウンコンバージョンされたベースバンド信号をアナログ/デジタル変換する。
ダウンサンプリング回路23は、FIRフィルタ22を介して受信した信号をダウンサンプリングした後、位相補正回路24に出力し、位相補正回路24が周波数誤差による位相回転を補正した後に、判定回路25が複素シンボル毎のデータビット(ビット配列)を判定する。
以下、本実施形態の位相補正回路24による位相補正処理を説明する。
位相補正回路24は、後述する2つの位相補正方式を選択的に用いており、受信したOFDM信号が一次変調方式としてQPSKと、より多値度の高い16QAMとのいずれを用いているかによって、2つの位相補正方式からいずれかを選択する。
具体的には、まず、変調方式判別回路26が、送信機Txから受信した信号に含まれる変調方式の情報に基づいて、パケット毎の多値変調方式がQPSKと16QAMのいずれであるかを判別する。
そして、補正方式選択回路27は、変調方式判別回路26の判別結果がQPSKの場合、位相誤差除去部24a、変調器24b、位相推定部24cによる再変調を用いた位相補正方式を選択し、位相補正回路24は、当該選択結果に基づいて位相補正を行う。まず、位相誤差除去部24aは、ダウンサンプリング回路23の出力をそのまま判定回路25に送信し、変調器24bは、判定回路25が判定したビット配列を複素平面上のIQ信号に変換して複素数でシンボル化する再変調を行い、位相推定部24cは、変調器24bが出力する再変調信号とダウンサンプリング回路23の出力との積を演算することで、位相誤差を検出する。そして位相誤差除去部24aは、検出した位相誤差の逆位相(位相係数)を各複素シンボルに掛け合わせることで、周波数誤差による位相回転を補正する。そして、位相補正回路24は、定期的に位相誤差を導出し、この導出した位相誤差に基づいて位相係数を更新することで定期的に位相補正を行う。
しかし、16QAMの場合は、複素平面上のシンボル間距離が短く、各シンボル点の許容誤差角θ1がQPSKに比べて小さいため、上記QPSKと同様の位相補正方式を用いると、復調後のビット配列に誤りを多く含んでしまい、再変調後の複素シンボルが正しいとは限らない。
そこで、補正方式選択回路27は、変調方式判別回路26の判別結果が16QAMの場合、位相誤差除去部24aによるパイロットシンボルを用いた位相補正方式を選択し、位相補正回路24は、当該選択結果に基づいて位相補正を行う。すなわち、位相誤差除去部24aは、受信したシンボルの位相誤差を、サブキャリアに所定時間毎に変調されたパイロットシンボルを用いて検出し、サブキャリア毎に周波数領域の歪みを補正して、周波数誤差による位相回転を補正する。
したがって、本実施形態の適応復調方式では、シングルキャリア通信システムにおいて、使用されている変調方式(QPSKまたは16QAM)の多値度が所定レベル(=16QAM)より低い場合、再変調を用いた位相補正を行い、使用されている変調方式の多値度が所定レベル(=16QAM)以上の場合は、パイロットシンボルを用いた位相補正を行うので、使用されている多値変調方式に応じて最適な位相補正を行うことができる。
実施形態1の受信機の構成を示す図である。 同上の通信システムの構成を示す図である。 OFDM信号の構造を示す図である。 変調方式毎の各特性を示す図である。 パイロットシンボルの埋め込み構造を示す図である。 実施形態4の受信機の構成を示す図である。 16QAMのシンボル配置を示す図である。 変調方式毎の許容誤差角を示す図である。 サブキャリアとパイロットサブキャリアの配置を示す図である。
符号の説明
Rx 受信機
13 高速フーリエ変換回路
14 位相補正回路
14a 推定部
14b 等化部
14c 位相誤差除去部
15 判定回路
16 変調方式判別回路
17 補正方式選択回路

Claims (4)

  1. デジタル変調に用いられる周波数信号を発生する発振手段を具備し、当該周波数信号を用いて復調処理を行う適応復調方式において、
    データビットをデジタル変調してシンボルを生成する複数の多値変調方式から通信に用いられた変調方式を判別する変調方式判別手段と、
    前記判別された多値変調方式の多値度に基づいて、受信したシンボルの位相を補正するために用いる位相補正方式を複数の位相補正方式から選択する補正方式選択手段と、
    受信したシンボルの位相を前記選択された位相補正方式を用いて補正する位相補正手段と、
    前記判別された多値変調方式に基づいて、位相を補正されたシンボルからデータビットを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする適応復調方式。
  2. 前記多値変調方式を一次変調方式とし、複数のサブキャリアにシンボルを各々変調するマルチキャリア変調方式を二次変調方式として、
    前記複数の位相補正方式は、受信したシンボルの位相誤差をサブキャリアに所定時間毎に変調されるパイロットシンボルを用いて検出する第1の位相補正方式と、受信したシンボルの位相誤差を複数のサブキャリアに含まれるパイロットサブキャリアを用いて検出する第2の位相補正方式とであり、
    前記補正方式選択手段は、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベルより低い場合、前記パイロットシンボルを用いた第1の位相補正方式を選択し、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベル以上の場合、少なくとも前記パイロットサブキャリアを用いた第2の位相補正方式を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の適応復調方式。
  3. 前記補正方式選択手段は、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベルより低い場合、前記パイロットシンボルを用いた第1の位相補正方式を選択し、前記変調方式判別手段が判別した多値変調方式の多値度が所定レベル以上の場合、前記パイロットシンボルを用いた第1の位相補正方式と前記パイロットサブキャリアを用いた第2の位相補正方式との両方を選択することを特徴とする請求項2記載の適応復調方式。
  4. 前記所定レベルは、各位相補正方式を用いた場合における通信の伝送効率に基づいて設定されることを特徴とする請求項2または3記載の適応復調方式。
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