JP4809099B2 - 受信回路及び受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおいて、マルチキャリア信号を受信する受信回路および受信方法に関わり、特にマルチバンド直交周波数分割多重方式の無線受信に関する受信回路および受信方法に関わる。
近年、近距離・大容量無線通信として、ウルトラワイドバンド(UWB)通信が注目されている。特に、マルチバンド直交周波数分割多重(MB−OFDM)方式のUWBシステムの提案が、最も注目されている。この方式は、IEEE802.15委員会のTG3aにより規格化が検討されているものであり、その詳細は、IEEE P802.15−03/268r1やIEEE P802.15−03/267r6に記載されている。
まず、OFDM方式(以後、単にOFDMとも称す)、MB−OFDM方式(以後、単にMB−OFDMとも称す)について説明する。OFDMとは、マルチキャリア方式と呼ばれる通信方式であり、複数のキャリア(搬送波)を使ってデータを伝送する方式である。OFDMでは、複数のキャリアを使って複数のビットが送受信されている。OFDMでは、この複数のキャリアをサブキャリアと呼び、この中心周波数が直交するようにこのサブキャリアを並べることで占有する周波数帯域を狭めている。
通常のOFDMでは、個々のサブキャリアを多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などで変調(サブキャリア変調)し、1つのサブキャリアで複数のビットを送れるようにしている。つまり、サブキャリアをm本用いてOFDM方式の通信を行っており、1つのサブキャリアがnビットのデータを送ることが可能だとすると一度に送られるデータはm*nビットということになる。OFDMでは、この1度に送られるデータのことを1シンボルと呼んでいる。
ここで、OFDMの変調、復調について説明する。図9は、OFDMの変調、復調を行う装置、つまり送信装置、受信装置を概念的に説明するための図である。まず、OFDMで変調する場合には、送信するデータがシリアルデータとして、送信側の装置に与えられる。送信装置内のシリアル・パラレル変換回路901が、このシリアルデータをパラレルデータへと変換する。このシリアル・パラレル変換は、OFDM方式が一度に複数のキャリアを用いて送信する方式であるために行われる。
その後、サブキャリア変調部902により、上記したサブキャリア変調が行われる。上記した多値QAMとは、振幅と位相を用いて複数のビットを示すものであり、複素平面を使ってそのデータが示されるものである。
サブキャリア変調が行われた信号は、サブキャリア周波数別の信号として離散逆フーリエ変換される。逆フーリエ変換器903によって、離散逆フーリエ変換され、合成された信号は、OFDM信号(マルチキャリア信号)としてD/A変換器904、アンテナなどを介して送信される。なお、詳細には、この他にも種々の処理があるが、ここでは割愛する。
このようにして変調された信号を復調する場合には、上記と逆の動作が行われる。受信装置では、受信した信号を検波し、OFDM信号を取り出す。このOFDM信号は、A/D変換器905でデジタル信号とされる。そして、フーリエ変換器906が、このデジタル信号を離散フーリエ変換し、サブキャリア別の信号とする。その後、サブキャリア復調回路907により、サブキャリア別の復調が行われる。その後、パラレル・シリアル変換回路908によりシリアルデータとされて、受信データとして出力される。
上記した、OFDM方式では、QAMなどでサブキャリア変調された信号を正確に復調するには、伝送路において混入するさまざまな雑音を、信号処理などによってできるだけ除去する必要がある。このような雑音の中で、送受信機のローカル周波数のゆらぎなどに起因する位相雑音を補正・除去するためには、あらかじめ受信シンボルにどれだけの位相回転量が発生しているかを求める必要がある。そのため、OFDMでは、複数のサブキャリアのうちいくつかのサブキャリアを、データを送信するのではなく、あらかじめ決められた(既知)信号を送信するパイロットサブキャリアとしている。受信装置側では、このパイロットサブキャリアから位相回転量を計算している。
MB−OFDM方式とは、上記のOFDM方式で行う通信において、1シンボルごとに複数のサブキャリアが占有する周波数帯域(バンド)を変化させながら通信する方式である。仮に、この複数のサブキャリアが占有する周波数帯域(バンド)の中心周波数をf、f、fとした場合、MB−OFDM方式では、1シンボルごとに中心周波数をf→f→f→f→・・・のように変化させて周波数帯域を変化させている。このような作業は、周波数ホッピングと呼ばれている。このように周波数ホッピングをさせながら送信されるシンボルを概念的に図10に示す。図10は、上記したバンドをBAND1→BAND2→BAND3の順でホッピングさせながら、シンボルD1〜D7を順次送信する例を示している。
上記したようにOFDM方式で情報を受信した場合、受信した情報を正確に再生するために、受信信号の位相回転量を計算しなければならない。この位相回転量の計算は、データサブキャリアの間に挿入されるパイロットサブキャリアを用いて行われる。ここで、位相回転量は、突発的なノイズやフェージング等の影響により直接補正に使うことは実質上問題がある。このため、周波数ホッピングを行わないシングルバンドOFDM方式では、計算された位相回転量を複数のOFDMシンボルにわたって平滑化する演算を行い、この平滑化された位相回転量を用いて受信されたシンボルを補正することが一般的に行われている。本明細書では、計算された位相回転量を複数のOFDMシンボルにわたって平滑化することを単に位相回転量を平滑化すると記述する。
しかしながら、MB−OFDM方式では、OFDMにおける1シンボルごとに周波数ホッピングが行われている。そのため、一つ前のタイミングで受信したOFDMのシンボルと、最も新しいタイミングで受信したOFDMのシンボルとでは、そのシンボルが占有する周波数帯域(バンド)が異なってしまう。
このようなMB−OFDM方式においても位相回転量を計算し、位相トラッキングを行うことが可能な受信装置のための受信回路、受信方法が望まれていた。そのために、本件発明者は、特願2006−91158において、MB−OFDM方式において、位相回転量を計算する受信回路について説明している。
MB−OFDM方式においても正確に位相回転量を計算し、位相トラッキングを行うことが可能な受信回路、受信方法が望まれていた。また、上記出願の受信回路では、1つのバンドに含まれる信号の位相回転量から他のバンドの位相回転量を計算していたため、例えば1つのバンドの周波数帯域にジャミングなどのノイズなどが多く含まれた場合、そのバンドの位相回転量から計算した他のバンドの位相回転量も変化してしまい、正確な計算ができなくなる場合があった。
IEEE P802.15−03/268r1 IEEE P802.15−03/267r6
本発明の1態様による受信回路は、マルチキャリア信号を用いて情報を受信する受信回路であって、第1および第2の周波数帯域に含まれるパイロットサブキャリアに基づいて、当該第1および第2の周波数帯域におけるマルチキャリア信号の第1、第2の位相回転量を検出する位相回転量計算部と、前記第1及び第2の位相回転量を保持する保持部と、前記第1の周波数帯域に含まれるマルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部に保持された第1の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算し、前記第2の周波数帯域に含まれるマルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部に保持された第2の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算する位相回転量計算部とを有する。
また、本発明の1態様による受信方法は、マルチキャリア信号を用いて情報を受信する受信方法であって、第1および第2の周波数帯域に含まれるパイロットサブキャリアに基づいて、当該第1および第2の周波数帯域におけるマルチキャリア信号の第1、第2の位相回転量を計算し、前記第1及び第2の位相回転量を保持し、前記第1の周波数帯域に含まれるマルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持された第1の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算し、前記第2の周波数帯域に含まれるマルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部に保持された第2の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算する。
MB−OFDM方式においても位相回転量を計算し、位相トラッキングを行うことが可能な受信回路、受信方法を提供することが可能となる。また、ある周波数帯域にジャミングなどのノイズが集中し、的確に位相回転量を推定できないような場合でも、その影響が他の周波数帯域に及ぶのを防ぐことが可能である。
以下、図面に従って本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本発明が適用されるOFDM信号受信装置の概要について説明する。図1は、本発明に関わるMB−OFDM方式に基づいた受信装置を示すブロック図である。図1に示すように本実施の形態の受信装置は、RF部1、BB部2を有している。RF部1は、受信した無線信号を直交復調して複素ベースバンド信号(以下、ベースバンド信号と称す)を出力する。BB部2は、RF部1が出力したベースバンド信号から、デジタルベースバンド処理を行い、送信機から送り出されたデータを受信データとして出力する。
本実施の形態のRF部1は、バンドパスフィルタ(BPF)101、低ノイズアンプ(LNA)102、直交復調回路103、ローパスフィルタ(LPF)104、可変利得アンプ(VGA)105を有している。また、BB部2は、A/D変換器(ADC)201、AGC(Automatic Gain Control)回路(AGC)202、AFC(Automatic Frequency Control)回路(AFC)203、フーリエ変換回路(FFT)204、等化器(EQ)205、トラッキング回路(Tracking)206、復調軟判定回路207、ビタビ誤り訂正回路208、デスクランブル回路(De−Scrambler)209、リード・ソロモン誤り訂正回路210、マルチバンド制御回路211を有している。
バンドパスフィルタ101は、アンテナが受信した信号から所定帯域のみの信号を通過させるフィルタである。このバンドパスフィルタ101は、MB−OFDMで用いられる周波数帯域の信号のみを通過させる。
低ノイズアンプ102は、バンドパスフィルタを通過した信号を増幅させて出力する。この低ノイズアンプ102は、通常、受信した信号が微弱であるために受信した信号を増幅するために設けられている。
直交復調回路103は、受信した信号に対し、主搬送波に対応する正弦波、余弦波を乗算することでベースバンド帯域の信号に変換する。この直交復調回路103により、受信した信号は複素数表現を用いた場合の実数部にあたる同相成分(Iチャネル)と虚数部にあたる直交成分(Qチャネル)に分離される。なお、この時、主搬送波に対応する正弦波、余弦波を生成する部分には、後述するマルチバンド制御部211から制御信号が与えられている。直交復調に用いられる局部発振器は、この制御信号に基づいた周波数で発振している。この制御信号は、受信するOFDM信号のバンドの中心周波数によって決定される。なお、受信するOFDM信号の中心周波数は後述するキャリアセンス機能を有するAFC回路203によって検出される。
直交復調回路103によりベースバンド帯域の信号とされた受信信号は、ローパスフィルタ104によって、受信したデータの復調に必要な周波数帯域のみが取り出される。ローパスフィルタ104を通過した信号は、可変利得アンプ105によって増幅され、BB部2へと入力される。この時、可変利得アンプ105は、後述するAGC回路202から与えられる制御信号によってその増幅度が制御されている。
RF部1によって、受信したRF信号からベースバンド信号に変換された信号は、A/D変換器201によってデジタル信号とされる。A/D変換器201によってデジタル信号とされたベースバンド信号は、AFC回路203へと入力される。また、このA/D変換器201の出力は、AGC回路202に入力されている。AGC回路202は、A/D変換器201から出力された受信信号の電力に基づいて可変利得アンプの利得を制御することで、A/D変換器201のダイナミックレンジを有効活用できるようにしている。
AFC回路203は、キャリアセンス動作を行い、送信機と受信機の間の周波数誤差を補正する。また、このキャリアセンス動作で、マルチバンドOFDM信号のタイミング同期(ホッピング同期)を行うことで、RF信号の中心周波数を推定することができる。つまり、これにより、受信したOFDM信号のバンドが検出される。AFC回路203は、検出したバンドから、マルチバンド制御部211に周波数ホッピングの指示を行う信号を出力する。
AFC回路203によってキャリアセンス処理、周波数誤差の補正が行われた信号はフーリエ変換回路204へと入力される。フーリエ変換回路204では、デジタル化されたベースバンド信号に対して、離散フーリエ変換を行う。このフーリエ変換によって時間域の信号がサブキャリアによる周波数域の信号へと変換される。その後、周波数域の信号へと変換された信号は、等化器205によって、伝播路による歪みなどが補正される。
その後、トラッキング回路206において、AFC回路203で除去し切れなかった周波数誤差の補正や、送受信機のローカル周波数のゆらぎなどに起因する位相雑音などの送信側との位相歪みの補正を行う。ここで、周波数誤差及び位相歪みが補正された信号は復調軟判定回路207へと入力される。
復調軟判定回路207では、位相及び周波数補正が行われた信号から、デマッピング処理を行い受信したデジタル信号の軟判定が行われる。その後、ビタビ誤り訂正回路208において、デジタル信号のデインターリーブ処理及びビタビ復号が行われ、ビタビ復号による誤り訂正が行われる。ビタビ復号によって誤り訂正された信号は、デスクランブル回路209によって、送信時にかけられたスクランブルが除去される。その後、リード・ソロモン誤り訂正回路210によって、リード・ソロモン符号に基づいた誤り訂正が行われた後に、受信したデジタルデータとして出力される。
マルチバンド制御回路211は、AFC回路203によって判定されたバンドの中心周波数から、受信したシンボルの占有するバンドの中心周波数に対応した制御信号を直交復調回路103、等化器205、トラッキング回路206、復調軟判定回路207に出力している。
本実施の形態は、上記のように構成されたOFDM受信回路におけるトラッキング回路206に関している。そのため、ここで、OFDM方式における位相トラッキングについて説明する。上記したように、OFDM方式では、複数のビットを1つのサブキャリアで送信するために、サブキャリア変調が行われている。このサブキャリア変調には、サブキャリアの位相と振幅によって複数ビットを表現する多値QAMなどが用いられている。
位相が異なる4つの点で2ビットを表現したQPSKにおいて、複素平面を用いて、その4つの点を表した例を図2(a)に示す。QPSKでは、図2(a)に示すように、複素平面上、π/4、3π/4、5π/4、7π/4に相当する点が、それぞれ「00」、「01」、「10」、「11」を示すように定義される。16QAM、64QAMなどでは、これにさらに振幅の要素を加えて、1つのサブキャリアで、4ビット、6ビットのデータを送るようにしている(図2(b)参照)。このように、位相を利用してデータを示すため、位相ノイズなどにより受信装置側で受信した受信点の位相がずれてしまうと、受信側で間違って判定されてしまうおそれがある。そのために、受信側でこの位相回転量を算出し、補正を行うのがトラッキング回路206である。
本実施の形態のトラッキング回路206を図3に示す。本実施の形態のトラッキング回路は、パイロットサブキャリア抽出部301、位相回転量計算部302、位相保持部303、位相回転量決定部304、位相回転補正部305を有している。
パイロットサブキャリア抽出部301は、受信した信号に含まれるパイロットサブキャリアに対応する複数のサブキャリアを抽出する。位相回転量計算部302は、受信した信号(シンボル)中のパイロットサブキャリアに基づいて、受信したシンボルの位相回転量を計算する。この計算結果は、位相保持部303、位相回転量決定部304へと出力される。
位相保持部303は、位相回転量計算部302が計算した各バンドの位相回転量を保持する。位相回転量決定部304は、位相回転量計算部302の計算した計算結果と、位相保持部303に保持されたバンド毎の位相回転量から、受信したシンボルの最終的な位相回転量を決定する。位相回転補正部305は、位相回転量決定部304が決定した位相回転量に基づいて、等化器205が出力した信号の位相を回転させ、復調軟判定回路207へと出力する。このような構成によって本実施の形態では受信したシンボルと、受信したシンボルよりも前であって同じ周波数帯域(バンド)で受信したシンボル、それぞれの位相回転量とを使って、位相回転量算出を行なうことが可能となる。つまり本願発明により周波数ホッピングされ、異なる周波数帯域(バンド)で送信された複数のシンボルを、同じ周波数帯域(バンド)で送信されたシンボル同士から位相回転量を求めることができる。位相回転量の平滑化には、さまざまな方法が存在するが、本実施例では、周波数ホッピングされ、異なる周波数帯域(バンド)で送信された複数のシンボルから、同じ周波数帯域(バンド)で送信されたシンボル同士を用いて位相回転量の平滑化を位相回転量決定部304で行う。
なお、特にシングルバンドのOFDMでは、位相回転量の平滑化は一般的に次のように行われる。今回受信したシンボルがn番目のシンボルとすると、1シンボル分前(n−1シンボル)の換算された位相回転量(換算位相保持部304に格納されている)をΔθ(n−1)、今回受信したシンボルの位相回転量をΔθ(n)とした場合、両者の差分から1シンボル分の位相回転量Δθ_dif(n)を得ることが可能である。
Δθ_dif(n) = Δθ(n)−Δθ(n−1)
平滑化は、求められたΔθ_dif(n)の移動平均を求めることで実現する。
Δθ_dif_ave = f_ave{ Δθ_dif(n) }
ここで、f_ave{}は移動平均関数である。
移動平均関数の実現方法としては、多様なものが考案されているが、代表的なものとしては、数TAP(平均対象数)の単純移動平均法や、TAP数を動的に可変させる適応的移動平均法などがあるが、ここでは説明を割愛する。
なお、ここで、求められたΔθ_dif_aveは1シンボル間の位相回転量であるため、n番目の受信シンボルの位相回転量をΔθ_correctとすると、
Δθ_correct = Δθ_dif_ave * n
であり、これはΔθ_dif_ave と n を乗算したものと等しい。
本願発明では、上述の位相回転量の平滑化を、周波数帯域(バンド)ごとに位相回転量決定部304で行う。なお、平滑化においてさまざまな方法がとられることは上記に述べたとおりであり、位相回転量の平滑化を上記以外の方法を利用してもよいことはもちろんである。本願発明の実施にあたっては、平滑化を周波数帯域(バンド)ごとに行うようにすればよい。
ここで、図3に示したトラッキング回路206の各部の動作について、詳細に説明する。パイロットサブキャリア抽出部301は、受信したシンボルに含まれるパイロットサブキャリアを抽出する。例えば、MB−OFDMでは、図4に示すように3.1〜10.6GHzの帯域間を、528MHzを単位として14の周波数帯域(バンド)に分割している。ここで、1つのバンドには128個のサブキャリアが割り当てられ、そのうち12個がパイロットサブキャリアとして割り当てられている。1シンボルは、この1バンドにわたるサブキャリアによって送信されるデータであるため、パイロットサブキャリア抽出回路301は、ある1シンボルを受信した場合に、そのバンド(第1の周波数帯域)に含まれる12個のパイロットサブキャリアを抽出する。
位相回転量計算部302は、受信したシンボルのOFDM信号に含まれるパイロットサブキャリアから、位相回転量を計算する。図5は、この位相回転量の計算を説明するための図である。ある一つのパイロットサブキャリアに対して、図5におけるZが本来のパイロットサブキャリアによる信号点であるとする。また、Zが受信したシンボルのパイロットサブキャリアによる信号点であったとする。図5に示す位相回転量Δθを求める場合は、以下のような計算を行う。
1)信号点と、受信点を複素除算し、位相差ベクトルを検出する。
2)求められた位相差ベクトルからアークタンジェントを計算し、位相差に変換する。
ここで、図5に示すようにZを複素平面上の(x,y)、Zを(x,y)で表し、Z=(x,y)=r・(cosθ+j・sinθ)、Z=(x,y)=r・(cosθ+j・sinθ)とすると以下の式が成立する。
Figure 0004809099
このようにして求められた位相差ベクトルから、アークタンジェントを用いて変換することにより、1つのパイロットサブキャリアに関しての位相回転量が求められる。上記したように、1バンドにわたるシンボルには複数のパイロットサブキャリアが含まれるため、パイロットサブキャリア数をn、k番目のパイロットサブキャリアの位相差ベクトルをΔPh_err(k)とすると、位相回転量計算部302が計算する位相回転量Δθofdmは、以下の式に相当する。
Figure 0004809099
位相保持部303は、位相回転量計算部302が計算した位相回転量を一時的に保持する保持部である。位相保持部303内には、MB−OFDMにおいて周波数ホッピングが行われる各バンドに対応して保持部が設けられている。ここで、位相保持部303が保持するデータと、位相保持部303が位相回転量決定部304に出力するデータとの関係について説明する。
図6は、位相保持部303のより詳細な構成を示した図である。位相保持部303は、位相記憶部601、ラッチ指示部602、セレクタ603を有している。
位相記憶部601は、ラッチ指示部602の指示に基づいて、位相回転量計算部302の出力を取り込んで記憶する。ラッチ指示部602は、受信したシンボルのバンドに基づいて、位相記憶部601に対して、どのバンドに対応する位相回転量を記憶するかを指示する。セレクタ603は受信したシンボルのバンドに基づいて、どのバンドに対応する位相回転量を出力するのかを選択する。ラッチ指示部602、セレクタ603には、マルチバンド制御部211より、受信したシンボルのバンドを示す受信バンド信号SBが入力されている。
図7は、複数のシンボルD1〜D7を受信した場合の各部の信号を示している。図7を参照して、位相保持部303が保持するデータと位相保持部303が出力するデータを説明する。図7では、BAND1→BAND2→BAND3→BAND1・・・と言う順で周波数ホッピングが行われたシンボルD1〜D7を連続して受信している場合を例に示している。
図7に示す時刻t1で、占有するバンドがBAND1のシンボルD1がトラッキング回路206に入力される。トラッキング回路206では、パイロットサブキャリア抽出部301、位相回転量計算部302により、シンボルD1の位相回転量θが計算される。位相保持部303には、このθが入力される(図6、7、SG1参照)。このとき、マルチバンド制御部211は、位相保持部303に対して、受信したシンボルD1が受信バンドBAND1のシンボルであることを示す受信バンド信号SBを入力している。
位相保持部303では、受信した信号がBAND1を示している場合、BAND1についての位相回転量を保持している位相記憶部を上書きする。ここでは、θが出力されているので、そのデータを保持する(図6、7、SG2参照)。
その後、トラッキング回路206には、時刻t2において、シンボルD2が入力される。受信バンド信号がBAND2を示しているため、位相保持部303のBAND2についての位相回転量を保持している部分を上書きする(図6、7、SG3参照)。以後、同様に受信バンド信号に基づいて、各バンドに対応する位相回転量を上書き、保持していく。
ここで、時刻t4において、シンボルD4が入力された場合、位相記憶部はBAND1に対応する保持部の記憶する位相回転量をθに上書きすると共に、それまで保持していたBAND1に対応する位相回転量θを位相回転量決定部へと出力する(図6、7、SG2、SG8参照)。この出力の選択はセレクタ603によって行われる。同様にシンボルD5を受信した場合はθ2、シンボルD6を受信した場合はθ3を出力するという動作を繰り返す(図7参照)。
位相回転量決定部304には、位相回転量計算部302から出力された受信したシンボルに関しての位相回転量、及び位相保持部303から出力された受信したシンボルと同じバンドで受信したシンボルの位相回転量が入力されている。図7で示した例を元に説明すれば時刻t4で、位相回転量計算部302からはθが入力され、位相保持部303からはθが入力される。位相回転量決定部304は、これらを平滑化して、受信したシンボルの最終的な位相回転量を決定する。すなわち、周波数ホッピングされ、異なる周波数帯域(バンド)で送信された複数のシンボルから、同じ周波数帯域(バンド)で送信されたシンボル同士を用いて位相回転量の平滑化を位相回転量決定部304で行う。ここでは、受信したシンボルと、受信したシンボルよりも前であって同じ周波数帯域(バンド)で受信したシンボル、それぞれの位相回転量とを使って、位相回転量算出を行なうことが可能となる。また、位相回転量決定部304は、入力された位相回転量から補正値を計算し、この補正値を位相回転補正部305へと出力する。これら位相回転量の補正値の算出は位相回転量決定部304で周波数帯域(バンド)ごとに行われる。
位相回転補正部305は、位相回転量決定部304から出力された補正値を元に、等化器205が出力した信号に複素乗算をして位相歪みを補正する。
なお、上記の各部において、受信したシンボルのバンドに基づいて動作を行う位相保持部303、位相回転量決定部304には、図1に示したマルチバンド制御部211より、受信したシンボルのバンドに基づいた制御信号が与えられている。
以上に説明したトラッキング回路205が行っている位相トラッキングの方法を、以下にフローチャートを用いて説明する。図8は、トラッキング回路206が行っている位相トラッキングの方法を示したフローチャートである。
ステップ1〜ステップ3(S1、S2、S3)
受信回路が受信動作を開始した後、位相回転補正を行うシンボルが入力されるまでの間は、トラッキング回路205は、待機状態となっている(図8、S1、S2参照)。位相トラッキングを行うシンボルが受信され、フーリエ変換回路204、等化器205の処理が行われた信号データがトラッキング回路206に入力されると、パイロットサブキャリア抽出部301が、パイロットサブキャリアの抽出を行う(図8、S3参照)。
ステップ4(S4)
抽出されたパイロットサブキャリアを元に、位相回転量計算部302が受信したシンボルの位相回転量を計算する(図8、S4参照)。ここで計算された位相回転量は、位相保持部303、位相回転量決定部304に出力される。
ステップ5、ステップ6(S5、S6)
位相保持部303では、マルチバンド制御部211からの制御信号に基づいて、与えられた受信したシンボルのバンドを判定し(図8、S5参照)する。ここで計算された位相回転量は位相保持部303に入力され、受信したシンボルのバンドに対応する位相記憶部601に、保持される(図8、S6参照)。
ステップ7(S7)
位相回転量決定部304において、上記のS3で計算した信号の位相回転量(例えば図7のθ)および位相保持部303が保持している受信したシンボルよりも前のシンボルの位相回転量(例えば図7のθ)から受信したシンボルの位相回転量を決定する(図8、S7参照)。この時、受信したシンボルよりも前のシンボルとは、受信したシンボルと同じバンドで送信されたシンボルの中で、受信したシンボルに最も近いタイミングで受け取ったものとなる。したがって、図7に示した例では、3バンド間をホッピングするため、受信したシンボルよりも3シンボル前の位相回転量となる。そして、位相回転量決定部305は、決定された位相回転量から受信したシンボルに対する補正値を決定し出力する(図8、S7参照)。
ステップ8、ステップ9(S8、S9)
位相回転補正部306において、上記S9で決定された補正値に基づいて、受信したシンボルに対する位相補正が行われる(図8、S8参照)。受信した全てのシンボルに関して位相補正が行われた場合、位相トラッキングの動作を終了する。シンボルが連続して入力され、位相補正を行っていない次のシンボルがある場合にはS3に戻り、処理を繰り返す(図8、S9参照)。
以上、詳細に説明したように本発明によれば、1シンボルごとに周波数ホッピングを行いながらデータが送信されるMB−OFDM方式であっても、受信したシンボルの位相回転量を計算し、受信したシンボルに対する位相補正を行うことが可能となる。また、受信するバンドの中である周波数帯域におけるジャミングなどによるノイズが大きいような場合でも各バンドに対して的確に位相回転量を補正することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り種々の変形が可能である。例えば図6に位相記憶部903は、受信するバンド数に応じて設ける必要はなく、受信バンド数以上を設け、受信するバンドを示す信号の変化に基づいて、ラッチする情報、出力を適宜切り替えながら使用する構成としてもよい。このように本発明は、その主旨を逸脱しない限り、当業者において種々の変形が可能である。
本発明が適用される受信回路を示すブロック図である。 QPSK、多値QAMを説明する複素平面図である。 本発明の実施の形態に関わるトラッキング回路を示すブロック図である。 MB−OFDM方式のバンド構造を説明する図である。 受信点と信号点の模様を示す図である。 位相保持部の具体的な構成を示す図である。 図6に示した位相保持部の各部の信号を示す図である。 本発明の実施の形態の位相トラッキング方法を示すフローチャートである。 OFDMの通信装置を示す概略図である。 MB−OFDMを概念的に示す図である。
符号の説明
1 RF部
2 BB部
101 バンドパスフィルタ
102 低ノイズアンプ
103 直交復調回路
104 ローパスフィルタ
105 可変利得アンプ
201 A/D変換器
202 AGC回路
203 AFC回路
204 フーリエ変換回路
205 等化器
206 トラッキング回路
207 復調軟判定回路
208 ビタビ誤り訂正回路
209 デスクランブル回路
210 リード・ソロモン誤り訂正回路
211 マルチバンド制御回路
301 パイロットサブキャリア抽出部
302 位相回転量計算部
303 バンド換算部
303 位相保持部
304 位相回転量決定部
305 位相回転補正部
601 位相記憶部
602 ラッチ指示部
603 セレクタ

Claims (9)

  1. 周波数ホッピングを用いて送信されたマルチキャリア信号のデータサブキャリアの間に挿入されたパイロットサブキャリアに基づいて位相回転量の補正を行うトラッキング回路であって、
    第1および第2の周波数帯域に含まれる前記パイロットサブキャリアに基づいて、当該第1および第2の周波数帯域における前記マルチキャリア信号の第1、第2の位相回転量を検出する位相回転量計算部と、
    前記第1及び第2の位相回転量を保持する保持部と、
    前記第1の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部に保持された前記第1の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算し、前記第2の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部に保持された前記第2の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算する位相回転量決定部とを有するトラッキング回路。
  2. 前記トラッキング回路は、前記第1の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部が保持する第1の位相回転量を、入力された前記第1の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号に基づいて更新し、前記第2の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持部が保持する第2の位相回転量を、入力された前記第2の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号に基づいて更新することを特徴とする請求項1に記載のトラッキング回路。
  3. 周波数ホッピングを用いて送信されたマルチキャリア信号のデータサブキャリアの間に挿入されたパイロットサブキャリアに基づいて位相回転量の補正を行うトラッキング回路であって、
    前記パイロットサブキャリアに基づいて位相回転量を算出する位相回転量計算部と、
    前記マルチキャリア信号を第1の周波数帯域で受信した場合に前記位相回転量を第1の位相回転量として保持する第1の保持部と、
    前記マルチキャリア信号を第2の周波数帯域で受信した場合に前記位相回転量を第2の位相回転量として保持する第2の保持部と、
    前記マルチキャリア信号を第1の周波数帯域で受信した場合に前記第1の保持部に保持された前記第1の位相回転量を出力信号として出力すると共に、前記マルチキャリア信号を第2の周波数帯域で受信した場合に前記第2の保持部に保持された前記第2の位相回転量を前記出力信号として出力するセレクタと、
    前記出力信号と前記位相回転量とに基づいて補正値を算出する位相回転量決定部と、
    前記補正値に基づいて前記マルチキャリア信号の補正を行う位相回転量補正部と、を有するトラッキング回路。
  4. 前記マルチキャリア信号は、直交周波数分割多重された信号であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトラッキング回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトラッキング回路と、
    前記トラッキング回路に対して、受信した前記マルチキャリア信号の周波数帯域に基づいた制御信号を出力する制御部と、を有する受信回路。
  6. 周波数ホッピングを用いて送信されたマルチキャリア信号のデータサブキャリアの間に挿入されたパイロットサブキャリアに基づいて位相回転量の補正を行う受信方法であって
    第1および第2の周波数帯域に含まれる前記パイロットサブキャリアに基づいて、当該第1および第2の周波数帯域における前記マルチキャリア信号の第1、第2の位相回転量を計算し、
    前記第1及び第2の位相回転量を保持し、
    前記第1の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持された前記第1の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算し、
    前記第2の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持された前記第2の位相回転量と当該マルチキャリア信号の位相回転量とから補正量を計算する受信方法。
  7. 前記受信方法は、
    前記第1の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持された第1の位相回転量を、入力された前記第1の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号に基づいて更新し、
    前記第2の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号が入力された場合は、前記保持された第2の位相回転量を、入力された前記第2の周波数帯域に含まれる前記マルチキャリア信号に基づいて更新することを特徴とする請求項6に記載の受信方法。
  8. 周波数ホッピングを用いて送信されたマルチキャリア信号のデータサブキャリアの間に挿入されたパイロットサブキャリアに基づいて位相回転量の補正を行う受信方法であって、
    前記パイロットサブキャリアに基づいて位相回転量を算出し、
    前記マルチキャリア信号を第1の周波数帯域で受信した場合に前記位相回転量を第1の位相回転量として保持し、
    前記マルチキャリア信号を第2の周波数帯域で受信した場合に前記位相回転量を第2の位相回転量として保持し、
    前記マルチキャリア信号を第1の周波数帯域で受信した場合に前記保持された前記第1の位相回転量を出力信号として出力し、
    前記マルチキャリア信号を第2の周波数帯域で受信した場合に前記保持された前記第2の位相回転量を前記出力信号として出力し、
    前記出力信号と前記位相回転量とに基づいて補正値を算出し、
    前記補正値に基づいて前記マルチキャリア信号の補正を行う受信方法。
  9. 前記マルチキャリア信号は、直交周波数分割多重された信号であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の受信方法。
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